JPH074299B2 - 化粧製品の製法 - Google Patents
化粧製品の製法Info
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- JPH074299B2 JPH074299B2 JP2175654A JP17565490A JPH074299B2 JP H074299 B2 JPH074299 B2 JP H074299B2 JP 2175654 A JP2175654 A JP 2175654A JP 17565490 A JP17565490 A JP 17565490A JP H074299 B2 JPH074299 B2 JP H074299B2
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Description
ようにして収容されている化粧製品の製造方法に関する
ものである。
(a)に示すように、まず金属製の中皿9に粉末状ある
いは粘土状の化粧料3を充填し、その状態で、第2図
(b)に示すように、表面が微細凹凸面になっている薄
紙5を載せ、ついでこの薄紙5の上からプレス盤6でプ
レスして化粧料3を固め、そののち薄紙5を除去するこ
とにより製造されている。
に、化粧料3の表面が中皿9の上端面よりも下がった状
態となるため、化粧料の量目が不足しているような印象
を消費者に与える。また、化粧料3は強いプレス圧によ
って中皿9内に固着させなければならないため、硬い状
態で収容される。このような硬い板状となった化粧料は
化粧用パフを強く押しつけないと移し取りないため、強
い押圧の繰り返しによるひび割れ等が早期に生じ、やが
ては板状化粧料が割れて細片状になって中皿から脱落
し、最後まで使用することができないという問題が生じ
る。
面一にすることのできる化粧製品の製造方法として、第
3図に示す方法をすでに提案している。(実願平1−12
8671号)。この方法では、まず、あらかじめ予備成形し
た化粧料8を用意する。この化粧料8は、粉末状あるい
は粘土状の化粧料を枠等に入れて板状に成形し、この板
状に成形した化粧料を四角枠状の抜形機によって略四角
形に成形して打ち抜くことにより作製されたものであ
る。また、この方法に用いる形材として、第3図に示す
中皿4を準備する。この中皿4は、内周面にひだ状段部
10が形成された略四角形のプラスチック製枠体2と、こ
の枠体2の底部開口を塞ぐ略四角形の底板1とから構成
されており、この底板1には、その外周部に、上記枠体
2の内周面に形成されたひだ状段部10と移動自在に係合
しうる突起1aが形成されている。
して化粧製品を製造することができる。すなわち、ま
ず、台(図示せず)の上面に薄紙5を載せ、ついで、こ
の薄紙5の上に枠体2を裏返しにして載せ、その状態
で、第3図(a)に示すように、枠体2の内部に化粧料
8を投入する。つぎに、底板1を枠体2の底部開口に載
せ、そののち、第3図(b)に示すように、底板1の底
面をプレス盤6で押圧して底板1を下降させ化粧料8を
プレス成形する。これにより、上記台の台面上におい
て、化粧料8の表面が枠体2の上端面2aと面一になる。
また、化粧料8の側面8aがプレス圧力によって枠体2の
ひだ状段部の間に入り込み、枠体2に固着される。
機によって略四角形に予備成形した化粧料8を用いてい
るため、プレス成形時に、化粧料8の側面8aが枠体2の
ひだ状段部10の間に入り込みにくく、枠体2に充分に固
着しない。したがって、プレス成形時におけるプレス圧
を強くしなければならず、これにより得られた化粧品は
硬質なものとなる。このため、この方法によっても、得
られた化粧製品には、依然として早期にひび割れ等が生
じ、最後まで使用することができないという問題が残っ
ている。しかも、この方法では、化粧料8はあらかじめ
予備成形する必要があるため、この予備成形のための工
程が増えるという問題もある。
粧料の表面が中皿の上端面と面一な状態になっていると
ともに、その収容された化粧料がいわばソフトなケーキ
状になっている化粧製品の製法の提供をその目的とす
る。
は、内周面にひだ状段部を有する枠体と、外周部の接触
摩擦で移動自在に上記枠体内に取着される底板とを準備
する工程と、吸引孔が開口する台面に通気性シートを介
して上記枠体をその底部を上側にした状態で載置する工
程と、上記枠体の内部に粉末状あるいは粘土状の化粧料
を充填する工程と、上記吸引口から真空吸引することに
より枠体内部を減圧するとともに上記充填された化粧料
の底部側から上記底板を下降させることにより上記充填
された化粧料をプレス成形する工程とを備えるという構
成をとる。
状段部を有する枠体と、外周部の接触摩擦で移動自在に
上記枠体内に取着される底板とを準備し、吸引孔が開口
する台面に通気性シートを介して上記枠体をその底部を
上側にした状態で載置し、上記枠体の内部に粉末状ある
いは粘土状の化粧料を充填し、上記吸引口から真空吸引
することにより枠体内部を減圧するとともに上記充填さ
れた化粧料の底部側から上記底板を下降させることによ
り上記充填された化粧料をプレス成形して化粧製品を製
造するようにしている。
状のものを用いる場合には、プレス成形時に、化粧料が
中皿を構成する枠体のひだ状段部の間に隙間なく入り込
むうえ、プレス成形時における真空吸引による作用も加
わって、従来例のように化粧料を強くプレスして中皿に
固着させなくても、軽いプレス圧によって化粧料の固定
がなされる。その結果、化粧料をソフトでかつ緻密なケ
ーキ状に収容することが可能となり、パフ等で化粧料を
容易に取り得ると同時に、割れや脱落等を防止できるよ
うになる。しかも、予備成形のための工程が省略できる
という利点もある。また、この発明により得られる化粧
製品は化粧料の表面と枠体の上端面とが面一な状態にな
る。
る。
ている。この実施例では、化粧料3として、粉末状もし
くは粘土状のものを用いるようにしている。また、この
実施例に用いる台12には、真空ポンプ(図示せず)と連
通する吸引口11を穿設し、これにより、プレス成形時に
枠体2内を真空引きできるようにしている。それ以外の
部分は、第3図に示す従来例と同様であり、同様の部分
には同じ符号が付している。
ようにして化粧品を製造することができる。すなわち、
まず、上記台12の台面に薄紙5を載せ、ついで、枠体2
を裏返しにして薄紙5上に載せ、その状態で、第1図
(a)に示すように、枠体2の内部に化粧料3を注入す
る。つぎに、底板1を中皿4の底部開口の上に載せ、第
1図(b)に示すように、中皿4内を真空吸引しながら
底板1の底面をプレス盤6で軽く押圧して底板1を下降
させプレス成形する。これにより、上記台12の台面上に
おいて、第1図(c)に示すように、上記化粧料3の表
面が枠体2の上端面2aと面一となる。この場合、化粧料
3は粉末状あるいは粘土状であるため、化粧料3が枠体
2の内周面に形成されたひだ状段部10間に隙間なく入り
込み、プレス盤6によるプレス圧を軽く設定しても化粧
料3が枠体2に強く固着される。
のものを用いているため、従来例のように予備成形品を
作製する必要がなく、製造工程が簡略化されるうえ、そ
のための設備を省略することができる。また、得られた
化粧製品は、化粧料3の表面が中皿4を構成する枠体2
の上端面と面一な状態となっている。また、化粧料3は
真空吸引による負圧によってその内部に含まれる空気が
抜けるとともに、軽いプレスによって固められているた
め、ソフトでかつ緻密なケーキ状の化粧料3に形成され
ている。
ものではなく、ファンデーション、口紅、アイシャド
ウ、頬紅等のいずれであっても差し支えない。
るものが用いられているが、これに限定するものではな
く、ひだ状段部に摩擦接触しやすいものであれば、アル
ミニウム製、鉄製等であっても差し支えない。
粧料として、粉末状あるい粘土状のものを用いているた
め、プレス成形時に、化粧料が中皿を構成する枠体のひ
だ状断部の間に隙間なく入り込むうえ、プレス成形時に
おける真空吸引による作用も加わって、従来例のように
化粧料を強くプレスして中皿に固着させなくても、軽い
プレス圧によって化粧料の固定がなされる。その結果、
化粧料をソフトでかつ緻密なケーキ状に収容することが
可能となり、パフ等で化粧料を容易に取り得ると同時
に、割れや脱落等の損傷を防止できるようになる。しか
も、予備成形のための工程が省略できるという利点もあ
る。また、この発明により得られる化粧製品は化粧料の
表面と枠体の上端面とが面一な状態になる。
例の製造工程を示した縦断面図、第2図(a),(b)
および(c)は従来の製造工程を示した縦断面図、第3
図(a),(b)および(c)は従来のほかの製造工程
を示した縦断面図である。 1……底板、2……枠体、3……化粧料、5……薄紙、
10……ひだ状段部、11……吸引孔、12……台
Claims (1)
- 【請求項1】内周面にひだ状段部を有する枠体と、外周
部の接触摩擦で移動自在に上記枠体内に取着される底板
とを準備する工程と、吸引孔が開口する台面に通気性シ
ートを介して上記枠体をその底部を上側にした状態で載
置する工程と、上記枠体の内部に粉末状あるいは粘土状
の化粧料を充填する工程と、上記吸引口から真空吸引す
ることにより枠体内部を減圧するとともに上記充填され
た化粧料の底部側から上記底板を下降させることにより
上記充填された化粧料をプレス成形する工程とを備える
ことを特徴とする化粧製品の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2175654A JPH074299B2 (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | 化粧製品の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2175654A JPH074299B2 (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | 化粧製品の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0464306A JPH0464306A (ja) | 1992-02-28 |
JPH074299B2 true JPH074299B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=15999880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2175654A Expired - Fee Related JPH074299B2 (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | 化粧製品の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074299B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4498763B2 (ja) * | 2004-01-29 | 2010-07-07 | 紀伊産業株式会社 | 化粧料容器 |
JP4498764B2 (ja) * | 2004-01-29 | 2010-07-07 | 紀伊産業株式会社 | 化粧料容器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3068807U (ja) * | 1999-11-09 | 2000-05-26 | 太田化成工業株式会社 | 外反母趾矯正具 |
-
1990
- 1990-07-02 JP JP2175654A patent/JPH074299B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0464306A (ja) | 1992-02-28 |
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