JPH0799830B2 - 広域ネットワークに組み込んだ統計的データ多重化装置用の通信プロトコル - Google Patents

広域ネットワークに組み込んだ統計的データ多重化装置用の通信プロトコル

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JPH0799830B2
JPH0799830B2 JP2109938A JP10993890A JPH0799830B2 JP H0799830 B2 JPH0799830 B2 JP H0799830B2 JP 2109938 A JP2109938 A JP 2109938A JP 10993890 A JP10993890 A JP 10993890A JP H0799830 B2 JPH0799830 B2 JP H0799830B2
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サン シン クウァイ
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ディジタル イクイプメント コーポレーション
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/2854Wide area networks, e.g. public data networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L9/00Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
    • H04L9/40Network security protocols

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は、一般にコンピュータ・ネットワークに、特に
広域ネットワークに組込んだデータ多重化装置用のプロ
トコルに関するものである。
〔発明の背景〕
コンピュータ・ユーザは、ネットワークによって情報交
換の資源の共有を実現し、ユーザ組織の全コンピュータ
能力を利用することができるようになる。典型的な形で
は、一つの建物或いは建物群の中で高速のデータ転送が
必要なときには、コンピュータ資源はローカル・エリア
・ネットワーク(LAN)に組込まれる。
しかし、広く利用されている標準的なイーサネットLAN
では、最も遠い二つのノードの間の距離が2800mという
制約がある。この距離は、LANブリッジと呼ばれる仕組
みを用いていわゆる拡張LANを構成すれば、数kmに延ば
すことができる。ブリッジは、外部契約電話回線、光ケ
ーブル、マイクロ波リピータなどの、二つのLANを結合
する適当な媒体を用いるものである。ブリッジは、ま
た、LANのある部分の通信を他の部分の通信と分離する
のにも用いられ、この場合ブリッジは、LANの性能を向
上させる手段ともなる。
さらに長距離でのデータ伝送を実現するには、外部契約
電話回線と専用モデムにより遠隔地点すなわちステーシ
ョン間を接続する。地理的に離れた都市に事務所を有し
ながら一つのLANの中と同様の自由な相互接続性を得た
いと望む組織体は、そのコンピュータをいわゆる広域ネ
ットワーク(WAN)に組込むことが多い。WANは、外部契
約電話回線、公衆データ・ネットワーク、マイクロ波無
線、衛星通信など種々の長距離通信媒体を使用する。
大規模な組織体では、今やいろいろな形のLAN、拡張LA
N、WANを持つことがまったく普通のこととなっている。
このような組織体にとって理想的な方式とは、ユーザが
組織のネットワーク機能全体を、ネットワークがLAN、
拡張したLAN、WANのいずれであるかに拘らず、また、こ
れらのネットワークがどのように相互接続されているか
と関係なく、一体のものとして見るようにさせるもので
ある。
明らかに、一つの広域ネットワークには、多数の機器を
接続でき、その形式と数は時とともに変化する。これを
適確に運用するには、別々の地点にある機器間の通信メ
ッセージの中に、メッセージの宛先の地点と個別機器を
表示するなんらかの信号を含んでいなければならない。
さらに、それぞれの地点は、それがメッセージにより指
定された宛先であるかどうかを決定する能力を持たなけ
ればならない。加えて、ネットワークの構成が変化する
ことがあるので、いろいろな地点にある機器は、ネット
ワークに接続された他のすべてまたは多数の機器の地点
と個体判別の情報を保有していなければならない。
これら「上記の機能」をすべて持たせるには、周波数帯
の犠牲がかなり大きく、一方、間接的管理情報でなく実
際のデータ伝送に使える周波数帯の割合をできるだけ大
きくすることがもちろん重要である。また、実際の端末
装置に対するインタフェース機器のハードウェアコスト
の割合を、なるべくは標準化によって、できるだけ低く
保つことが望ましい。しかし、プロトコルによっては、
ある機器が自分に向けられたメッセージを広域ネットワ
ークの中の他の機器に向けられたメッセージと区別でき
るために、ステーション及び/または機器に固有のなん
らかの回路機構を必要とすることがある。
ネットワークス・アンド・コミュニケーション・バイヤ
ーズ・ガイド(ディジタル・エクィプメント社、1988年
7−9月)2,110〜2,114ページ及び2,157〜2,158ページ
には、遠隔端末サーバと多重化装置、特にMUXサーバとD
ECmux IIが発表されている。MUXサーバ100は、16基まで
の遠隔端末を、電話線と2基のモデムによりLANに接続
可能とするものである。各DECmux II多重化装置は、8
基までの遠隔機器を1基のMUXサーバ100に接続できる。
しかし、1基のDECmuxに2基を超えるMUXサーバを接続
できる仕組みは提供されていない。
ブラウンの米国特許4,628,504には、複数のステーショ
ンが共通のチャネル上で通信できる順序を定めるため
の、時分割多重アクセス・コントロール・システムが発
表されている。
手島らの米国特許4,736,371には、複数のステーション
が通信チャネルを共有する多重アクセス通信システムが
発表されている。この技術によると、チャネル・タイム
・スロットの空きを生じない。
鈴木の米国特許4,799,215には、データ・リンク・レイ
ヤーとネットワーク・レイヤを含むフロー・コントロー
ルのプロトコルを有するパケット交換通信システムが発
表されている。
チューの米国特許4,082,922には、共有通信チャネル上
への多数のポートからのデータを多重化するシステムが
発表されている。
チューの米国特許4,093,823には、空き時間の割り付け
を生じるタイム・スロットは一つもないように、バッフ
ァを使用して一時的にメッセージを蓄える統計的多重化
システムが発表されている。
エステバンらの米国特許4,455,649では、多数のポート
から共通チャネルにアクセスできるようにするため、ス
プリット・バンド・エンコーディング技法を用いてい
る。
ダムブラッカスらの米国特許4,494,232には、ある周波
数帯が必要でないときには、その周波数帯を割当てから
外す統計的多重化装置が発表されている。
〔本発明の概要〕
複数のステーションを連鎖的に接続するネットワークと
なるよう接続するのに適したネットワークステーション
であって、更に、宛先表示と共に、そこからスロットデ
ータを受け取るために、前記スロットデータの宛先とさ
れているような他の1つのステーションにおいて、そこ
と関連するデバイスに接続するのに適しているものであ
り、このネットワークステーションが、下記の手段を備
えることを特徴とするものであることにある。
A. スロットデータと、所定の初期値を含む距離フィー
ルドと、宛先ステーションに到達する前にメッセージが
通り抜けなければならないステーションの数を表示する
ような値を含んだ宛先フィールドと、を含むメッセージ
を形成する手段、 B. 前記ネットワーク上でこのように形成されたメッセ
ージを転送する手段、 C. 前記ネットワーク上で距離フィールドを含むメッセ
ージを受信する手段、 D. 受信したメッセージの距離フィールドの値に上乗せ
して、距離フィールドと宛先フーイルドとを含む前記受
信メッセージを、前記距離フィールドと前記宛先フーイ
ルドとが一致しない場合にのみ送信する手段。
ここに述べるように、広域ネットワーク上を伝送される
それぞれのメッセージを距離フィールドを有しており、
これは、発信元ステーションで、ある初期値、通常はゼ
ロ、に設定され、これに続くそれぞれのステーション
で、連鎖型広域ネットワーク内の次のステーションにメ
ッセージを転送する前に、上乗せされる。受信ステーシ
ョンは、このフィールドを調べることによって、メッセ
ージを発信したステーションを判別できる。
ネットワーク上のすべてのステーションに向けたメッセ
ージではなく、特定の宛先ステーションに向けたメッセ
ージには、さらに、発信元ステーションと宛先ステーシ
ョンの間の距離を「行程」数で示す値を有する宛先フィ
ールドを含む。ある受信ステーションが、受け取ったメ
ッセージの宛先ステーションであるかどうかを決定する
ためには、その受信ステーションは、宛先フィールドと
距離フィールドを比較するだけで良い;両者が合致すれ
ば、その受信ステーションはメッセージの宛先ステーシ
ョンである。両者が合致しなければ、その受信ステーシ
ョンは、距離フィールドに上乗せし、連鎖型ネットワー
ク内の次のステーションにメッセージを転送する。
したがって、番地付けは相対的なものである;ある一つ
のステーションを指定するのに用いられる宛先フィール
ド値は、メッセージを発信するステーションによって異
なり、ある一つの発信ステーションを指定するのに用い
られる距離フィールド値は、メッセージを発信するステ
ーションによって異なる。この間接的番地付け体系使用
の結果、プロトコルのこの部分実行に関わるハードウェ
アは、どのステーションも同一である;なんらかの独自
のステーション判別コードを、ステーションのハードウ
ェアの一部として組み込む必要はない。
後に詳細に述べる望ましい実施例の中では、ある一つの
ステーションに宛てられたメッセージの中に複数のデー
タ・「スロット」を含むことができ、それぞれのスロッ
トは宛先ステーションの別々の機器に関係付けされる。
スロットの内容の対象である機器を指定するためには、
個々のスロットに機器判別コードを持たせずに、メッセ
ージにスロット・ビット・マスクを持たせるだけとして
あり、この中に、宛先ステーションに存在い得るそれぞ
れの機器ごとに1ビットを持たせてある。例えば、ある
特定のステーションが機器A、B、C、Dを有している
ものとし、スロット・ビット・マスクの二番目と四番目
のビットがスロットの存在を示しており、他のビットか
そうでないなら、そのメッセージの受信ステーション
は、メッセージ内の二つのスロットのうち、始めのもの
は機器B宛てであり、二つ目のものは機器Dに向けたも
のであることを「知る」。この簡単な機構により、周波
数帯を浪費するマルチ・ビット機器判別コードが必要な
いだけでなく、メッセージ内に関係データを含まない機
器のための、ブラック・ポジション保持スロットも必要
ない。
〔付図による実施例の詳細な説明〕
本発明の前述の利点及びその他の利点は、添付図面を参
照してなされる実施例の以下の説明から、より良く理解
されよう。
以下、本発明の詳細な説明では、まず広域ネットワーク
(WAM)の形態を詳述し、次にプロトコル・レイヤ及び
メッセージ形式を詳述する。その後、このプロトコルに
従って運用される例示のWANステーションのサーキット
・レイヤについて記述する。説明の中で、共通の参照番
号は全図を通じて同様の部分を示すもので、数字のみで
は総括的にある部分を示し、文字を添えた数字では、数
字のみで総括的に示した部分の特定の例を示す。
さて、本プロトコルが働くWANの仕組みを理解するに
は、特に第1図に注目されたい。WAN10は、地理的に離
れた多数のステーション12a、12b、12c、……12f(全体
的にステーション12として参照)に置かれた機器を相互
接続する。WAN10は、二重化した連鎖型ネットワークで
あり、ステーション12間は、二重化モデム14と同期デー
タ・リンク15で接続されている。したがって、例示のス
テーション12bは、二つのモデムを有する−−上のモデ
ム14bは隣接のステーション12cに接続され、下のモデム
14aはもう一つの隣接のステーション12aに接続されてい
る。ステーション12bは、データ・リンク15aを通じてス
テーション12aと、データ・リンク15bを通じてステーシ
ョン12cと通信する。ステーション12aと12fのようにチ
ェーンの末端にあるステーションは、一つの隣接ステー
ションとだけ通信すれば良いのでモデム14を一つだけ使
用する。
ステーション12aとステーション12bは、「隣接」と表現
されているが、実際にはこれらは何千キロメータも離れ
ているかもしれない−−そして、ステーション12dが、
実際にはステーション12bに対するよりもステーション1
2aに対して物理的に近いところに位置しているのかもし
れない。WANプロトコルは、データ・リンク15に異なる
速度を持たせることができる。連鎖内のデータ・リンク
15の数−−したがってWAN10の中のステーション12の数
−−の制約は後に説明するように、ある制御メッセージ
の番地フィールドの長さだけで決まる。
データ・リンク15としては、外部契約電話回線など、長
距離にわたってデータを伝送するのに適した媒体なら何
を使っても良い。データ・リンク15上の伝送を統合管理
するには、ハイ・レベル・データ・リンク(HDLC)のよ
うな適当な同期データ・リンク・プロトコルを用いる。
各ステーション12では、データ集約装置が多数のユーザ
機器19を、同数のポート18を通してWAN10に接続する。
たとえばステーション12bでは、統計的多重化装置(STA
T−MUX)17bのようなデータ集約装置が機器19a、19b、
……19cから発するデータを一体にしてデータ・リンク1
5に載せる。統計的多重化装置17bは、また、ステーショ
ン12bにある機器19のうちの一つに向けられた両側のデ
ータ・リンク15上のデータを識別して、これを適切な機
器19に振分ける。例示の機器19は、パーソナル・コンピ
ュータ19a、データ端末19b、プリンタ19cである。ホス
ト・コンピュータなど、その他の型の機器も取付けられ
る。機器19は、型式としては同期型の通信機器である。
例示した統計的多重化装置17bは、機器19からのデータ
・ストリームをスロットと呼ばれる短いバイトのグルー
プに分けるデマンド多重化体系に従って、データを多重
化する。各機器19に割当てられるスロットの長さは、異
なる機器19の必要に応じて、既知の技術により決定され
る。統計的多重化装置は、そのポートを周期的にスキャ
ンし、各ポートで得られるデータから別々のスロットを
形成する。それから、同一のステーションに向けられた
一群のスロットが、メッセージに組立てられ、メッセー
ジはWAN10上への伝送の待ち行列に入る。あるポートに
信号がないときがあれば、メッセージの中にそのポート
に対応するスロットは割当てられず、WAN10が、空きの
機器を待って時間を無駄にすることはない。
WAN10に用いられるプロトコルは、このデマンド多重化
体系を遵守するものである。
別のステーション12gのようなステーションでは、統計
的多重化装置17と各種端末機器19でなく統計的多重化装
置17と端末サーバ19dから成る多重化サーバ(MUXサー
バ)16aを使用しており、結合されたポート18gをトラン
シーバ22を介してLAN20に接続する。MUXサーバ16aは、L
AN20に対して端末サーバ・ノードとなるが、WAN10に対
して多重パート18を有する単一のステーション12とな
る。
第2図に示すように、WAN10のプロトコル・レイヤに
は、少なくとも、フィジカル・レイヤ31、データ・リン
ク・レイヤ32、サーキット・レイヤ33、スロット・レイ
ヤ34を含む。最下部のフィジカル・レイヤ31は、第一の
機器Aと第二の機器Bの間の物理的な相互接続である。
フィジカル・レイヤは、国際標準化機構(ISO)が提案
している開放型システム間相互接続(OSI)モデルに準
拠したもので、構造化されていないビット・ストリーム
の物理的媒体上での伝送に関するものであり、媒体にア
クセスするための機械的、電気的仕様を含む。使用する
フィジカル・レイヤの型式は、本発明の実施に当り特に
重要ではない。
データ・リンク・レイヤ32は、OSIモデルにおけると同
じく、機器AとBの間の低レベル論理的相互結合30は提
供するものである。データ・リンク・レイヤ32は、リン
ク上で信頼性のある情報伝達を達成するために必要なエ
ラー回復処置、フロー・コントロール、同期化を行ない
つつ、フレーム42と呼ばれるデータのブロックを送るも
のである。ここでも、使用するデータ・リンク・レイヤ
の型式は、本発明の実施に当り特に重要ではない。広く
使われている高レベル・データ・リンク・コントロール
(HDLC)も、適当なプロトコルである。
サーキット・レイヤ33及びスロット・レイヤ34は、二つ
合わせて、ディジタル・エクィップメント社(DEC)の
ディジタル・ネットワーク・アーキテクチャ(DNA)の
中などではルーティング・レイヤとも呼ばれている、OS
Iモデルにおけるネットワーク・レイヤの機能を果たす
ものである。ネットワーク・レイヤは、ネットワーク内
で使われるデータ伝送・交換技術からの独立性の提供に
関するものである;これにより、ネットワーク上にデー
タを通している間、接続を確立、維持する。OSIモデル
のトランスポート、セッション、プレゼンテーション、
アプリケーションの各レイヤ、あるいはDNAのトランス
ポート、セッション・コントロール、ネットワーク・ア
プリケーション、ユーザの各レイヤなど、さらに付け加
わるレイヤは、ネットワーク・レイヤの上に置かれるこ
とになる。
本発明によるネットワーク・レイヤは、二つの独立した
レイヤを含む。サーキット・レイヤ33は、ステーション
12相互間の接続とデータ振り分けに関するものである。
また、レイヤ34は、ポート18及び/またはチャネル22相
互間の接続とデータ振り分けに関するものである。すぐ
に理解されるように、スロット・レイヤ34の働きは、デ
ータ・リンク・レイヤ32とサーキット・レイヤ33の両方
からは見えない。同様に、サーキット・レイヤ33の働き
は、データ・リンク・レイヤ32とスロット・レイヤ34か
らは見えない。
サーキット・レイヤ33で扱う基本的データ単位は、メッ
セージ43である。スロット・レイヤ34の基本的データ単
位は、スロット44である。前述のように、メッセージ43
は、同一の宛先ステーションにある諸機器に伝送される
一連のスロットで構成されており、任意のメッセージの
スロットの数は、宛先ステーションのポートの数に依存
する。宛先ステーションのポートの数のデータは、発言
元ステーションのポートが持っている。
許容される種々のメッセージ及びスロット型式について
述べる前に、サーキット・レイヤ33とスロット・レイヤ
34の働きについて、一般的な説明を加えるのが良かろ
う。再び第1図を簡単に参照して、ステーション12が、
サーキット・レイヤ33上のメッセージ交換を利用して、
リンク15で形成されている連鎖型ネットワークを共有し
ていると考える。詳述すれば、メッセージの振り分けに
は仮想回路体系が用いられ、個々のステーション12と他
の個々のステーションすべてとの間には個別に仮想の回
路が設けられている。第5a、5b図を参照して、より詳細
に述べるが、リンク15の確立に際し、仮想回路を自動的
に接続したり、切断したりする手段も備わっている。
この仮想回路の手法は、ある特定のステーションに向け
たメッセージにそれぞれ発言元と宛先の番地を持たせ、
メッセージがいつも一つずつ順番に伝送される−−した
がって、受信される−−ようにすることによって可能と
なる。リンクの一つたとえばリンク15aから、特定のス
テーション12bでそれぞれのメッセージが受信される
と、メッセージは後に説明するような方法でチェックさ
れ、この受信したステーションがメッセージの最終宛先
であるかどうかが判定される。そうであれば、メッセー
ジはスロットに分解され、スロットは適当なポート18に
振り分けられる。そうでなければ、メッセージは、ステ
ーション12bに結合したもう一つのリンク15bに載せてWA
N10に送り返される。こうして、どのメッセージも、幾
つかのステーションを通過し(すなわち、幾つかの「行
程」を重ね)なければならないかもしれないが、最終的
にはその宛先に到着する。
発信元と宛先の番地は相対的なもので、これにより、WA
Nのメッセージ通信の取扱いが大幅に単純化される。相
対的番地付け体系は、一つ一つのステーションに結び付
く複数の仮想回路−−したがって、これらの回路の反対
の末端にある複数のステーション−−を、これらを結合
するデータ・リンクに合わせて二つのグループに分割す
る。たとえば、ステーション12bに結び付く仮想回路グ
ループの一方はデータ・リンク15aに、もう一方はデー
タ・リンク15bに載っている。
宛先番地が“0"のメッセージは、WAN10上に送るもので
なく、同じステーション12bの他の機器19に向けたもの
である。番地“1"は、1行程飛んだところのステーショ
ンを示し、番地“2"は、その次を示し、以下同様とな
る。したがって、ステーション12によって特定の仮想回
路に与えられた数値は、その仮想回路の反対の末端にあ
る相手ステーションまで距離を、行程数で示している。
たとえば、ステーション12bにより仮想回路に与えられ
た番地なら、データ・リンク15bに係わる仮想回路番地
“2"はデータをステーション12gに送るのに用いる仮想
回路を意味し、データ・リンク15aに係わる仮想回路番
地“1"はステーション12aへの仮想回路を意味するとい
う具合である。
各メッセージは、宛先の相対番地の他に、距離指標の形
で発言元相対番地を有しており、受信ステーションはこ
れを宛先相対番地と関連付けて利用し、その受信ステー
ションが宛先であるかどうかを判定する。詳述すれば、
メッセージがWAN10を回っていくにつれて、この距離指
標が、メッセージを転送する各ステーションによって上
乗せされる。この方法により、距離指標から、発信元が
何行程向こうにあるかが分かり、また、メッセージが目
的の宛先に達したとき、この値が宛先番地と等しくな
る。この機構により、ステーションのハードウェアが単
純化される;各ステーションの接続機構に固有の番地レ
ジスタを持たせる必要がなく、それゆえ、たとえば、各
ステーションともまったく同一の接続機構を用いること
ができる。
それぞれのメッセージは、一つのステーションだけに属
する一つまたはそれ以上のポートからのデータから成
り、このデータは、他の一つのステーションだけに属す
る一つまたはそれ以上のポートに向けられるものでなけ
ればならない。さらに、メッセージは、常に、受信され
た順序で処理される。その結果、メッセージ・レベルで
の一連番号は使用していないし、必要でもない。
プロトコルについてさらに詳しく説明するため、第3A図
から第3C図に、三つのメッセージ例を示す。各メッセー
ジは多数のフィールドから成り、ひとつのフィールド内
のビット数はその機能により異なる。
各メッセージの最初の部分には、種別フィールド53があ
る。種別フィールド53は、メッセージの種類を規定し、
それにより、以下に続くフィールドの形式を規定する。
どのメッセージにも距離フィールド54があり、メッセー
ジが受信されたときに各ステーションでこれが上乗せさ
れる。距離フィールド54には幾つかの機能がある:メッ
セージが目的のステーションに達したかどうかを示すこ
と、メッセージを他のステーション12に転送する待ち行
列に入れること、メッセージの発言元を判別すること、
である。
それぞれの種別フィールド53は、少なくとも2ビットを
有し、1ビット(第3A図から第3C図の例の中で最上位ビ
ット)は、メッセージが放送メッセージ、すなわち全ス
テーションに向けたものであるか、回路別メッセージ、
すなわち特定のステーションに向けたものであるかを示
す。
メッセージが放送メッセージであれば、種別フィールド
の二番目のビットは、「制御またはデータ」指標であ
り、その意味は後に説明する。回路別メッセージでは、
種別フィールドの二番目のビットは、「サーキット・ス
ロット・ビット・マスク」で、これは、このメッセージ
が、ステーションにある個々の機器への情報を含む通常
の「チャネル・スロット」の他に、宛先ステーション自
体への情報を含む「サーキット・スロット」を持ってい
るかどうかを示す。
放送メッセージ50の用途の一つは、あるステーション12
が、WAN10上の他のすべてのステーション12に対して、
その可用性を宣言する機構を提供することにある。放送
メッセージは、また、ネットワーク構成データやサービ
ス情報など、その他の情報を配布するのにも使うことが
できる。放送メッセージ50を発信するステーション12
は、WAN10上の各ステーションが必ず放送メッセージ50
を受けるように、ステーション12が接続されている両方
のリンク15にメッセージを送り出さねばならない。
第3A図は、制御型放送メッセージ51を説明するものであ
る。メッセージ51は、コマンド・応答フィールド55と放
送パラメータ・フィールド56を含む。放送制御メッセー
ジ51は、コマンドか応答かのどちらかでしかない;プロ
トコルに従って、発信元ステーションからコマンド型放
送制御メッセージを受信したステーションは、応答型放
送制御メッセージをそのステーションに返す。コマンド
・応答フィールド55は、ある特定のメッセージがコマン
ドであるか、応答であるかを示す。
放送パラメータ・フイールド56は、プロトコルによりあ
らかじめ定められた意味を持つ内容を有する。放送パラ
メータ・フィールド56の1ビットは、放送制御・メッセ
ージ51が回路接続コマンドか、回路切断コマンドかを示
すもので、他のビットは、たとえば、回路接続コマンド
を発信したステーションで使えるポート18の数を示す。
回路切断コマンドでは、他のパラメータ・ビットは切断
コマンドの理由を示す。回路接続と回路切断過程のさら
に詳しい内容は、第5A、5B図を参照して説明する。
第3B図は、放送データ・メッセージ52の形式を説明する
ものである。既に説明した種別及び距離フィールド53、
54に加えて、放送データ・メッセージ52は、カウント・
フィールド57と放送データ・フィールド58を有する。カ
ウント・フィールド57は、放送データ・フィールド58の
長さ(バイト数などによる)を示す;放送データ・メッ
セージ52の全長は可変である。放送データ・メッセージ
52は、WAN全体にわたるステータスと構成の情報を全ス
テーション12に配布するものである。パラメータ・フィ
ールド56同様、放送データ・フィールドには全ステーシ
ョンの情報を有するが、その内容の意味付けはユーザが
行なうもので、プロトコルによってあらかじめ定められ
てはいない。
第3C図に、回路別メッセージ(サーキット・データ・メ
ッセージ)62の形式を示す。ここには、種別フィールド
53、距離フィールド54、宛先フィールド63を含む。距離
フィールド54と宛先フィールド63は、前述した相対番地
付け機構に従って、メッセージを目的の宛先だけに送り
付ける手段を提供する。
メッセージ62には、フィールド63が指定する宛先ステー
ションに向けた回路レベル・データをも含む。各サーキ
ット・データ・メッセージは、前に説明したように、一
つまたはそれ以上のポートに向けたデータを含むことが
できる。したがって、サーキット・データ・メッセージ
62は、それぞれ複数のポート別スロット・メッセージ70
を含むことができる。これは、スロット・マスク・フィ
ールド68、複数のスロット・ヘッダ・フィールド及び対
応する数のスロット・データ・フィールドを持つことに
より可能となるもので、これらはそれぞれ宛先ステーシ
ョンの一つずつのポートに対応する。したがって、例示
したスロット・メッセージ70bは、一つのスロット・ヘ
ッダ・フィールド72bと一つのスロット・データ・フィ
ールド73bを持つ。スロット・マスク68のビット数は、
各サーキット・データ・メッセージ62に持つことができ
るチャネル・スロット・メッセージ70の最大数と同じで
ある。この最大数は、個々のステーションに接続できる
ポート18の数と同一であることが望ましい。したがっ
て、スロット・マスク68が1バイトの長さであれば、各
ステーション12には8コのポート18を持たせられる。ス
ロット・マスク68にビットが立てられると、そのサーキ
ット・データ・メッセージ62はこのビットに対応するポ
ート18に向けたスロット・メッセージ70を有することを
受信ステーションに対して示す。
スロット・マスク68を使うことによって、各サーキット
・データ・メッセージ62は、それぞれのポート向けた一
つのスロット・メッセージ70を含むことができ、しか
も、必要な場合には、使われていないスロットにスペー
スを割り付けることなく、各スロット・メッセージの長
さをメッセージごとに変えることが可能になる。これに
より、オーバヘッドは最小になり、また、サーキット・
レイヤ33はスロット・レイヤ34で使うメッセージ形式の
詳細と係わらなくて良いようになる。スロット・マスク
方式は、スロット・データの向け先である各ポートの判
別コードをメッセージに持たせる必要をなくすることに
よっても、オーバヘッドを最小にしている;スロット・
マスクは、メッセージの中にデータが含まれる宛先ポー
トを判別するのに、対象となり得る一つのステーション
・ポート当り1ビットしか使わない。
スロット・ヘッダは、固定長で、スロット・マスク68の
後ろにまとめて、番号の昇順に配置してある。ここに関
連のないプロトコル拡張の可能性を考慮して、スロット
・データ・フィールドは、サーキット・データ・メッセ
ージ62の右端から始めて、逆順に配置してある。メッセ
ージ内の最初のスロットのスロット・データである「ス
ロット・データ1」は、対応する「スロット・ヘッダ
1」から読み取ったフィールド長にもとずいて配置さ
れ、他のスロットのスロット・データも同様にして配置
される。
スロット・ヘッダは二種類ある:ヘッダ72bのようなサ
ーキット・スロット・ヘッダと、ヘッダ72aのようなチ
ャネル・スロット・ヘッダである。サーキット・スロッ
ト・ヘッダは、中間/最終指標74とスロット・データ・
カウント・フィールド76を持つのに対し、チャネル・ス
ロット・ヘッダは、スロット・データ種別フィールド75
とスロット・データ・カウント・フィールド76を持つ。
中間/最終指標74は、受信ステーション12に対し、その
スロットが宛先機器へのデータ・ストリームの中での最
終のデータを含むものかどうかを示す:すなわち、中間
/最終指標の値が“0"であれば、そのスロットはデータ
・ストリームの中の最初または中間のセグメントであ
り、中間/最終指標74の値が“1"であれば、そのスロッ
トが最後のものであることを示す。スロット・データ・
カウント76は、各スロット・メッセージ70の長さを伝え
る手段となる。
スロット・データ種別フィールド75は、高レベルのプロ
トコル情報を、トランスポート・レイヤ・プロトコル、
セッション・レイヤ・プロトコルなどの上位レイヤに送
ることを可能にするものである。詳しくは、スロット・
データ種別75が「00」とは、ユーザ・データを示す。ス
ロット・データ種別75が「01」とは、ユーザ・データと
同調すべきアウト・オブ・バンド制御データを示す。ス
ロット・データ種別75が「10」とは、セッション接続に
用いる割り込みデータを示す。スロット・データ種別75
が「11」とは、データ圧縮などの管理機能を示す。この
ようなプロトコルの例としては、1989年4月18日公告の
グレイの米国特許4,823,122に記述された、ディジタル
・エクィプメント社のローカル・エリア・ネットワーク
・トランスポート(LAT)・プロトコルがあり、ここに
これを参照としてあげる。種別「00」はLATのデータa
ストリームに相当し;種別「01」はLATのデータbスト
リームに相当し;種別「10」はLATのアテンション・デ
ータに相当する。
第4図は、本プロトコルのサーキット及びスロット・レ
イヤを実現するための、各ステーション12にある装置80
の詳細ブロック・ダイヤグラムである。図示した装置
は、ステーション12bの一部である統計的多重化装置17b
についてのものである;同様の装置が、他のすべての統
計的多重化装置17(第1図)に入っている。
第4図に示すように、ステーション12bは、同期インタ
フェース80を有する。同期インタフェース80は、2基の
モデムに結合されており、下のモデム14aはステーショ
ン12bをデータ・リンク15aに、上のモデム14bはステー
ション12bをデータ・リンク15bに接続している。モデム
14は、完全二重で、したがって、例示のモデム14aは、
データ・リンク15aからの受入れデータ(すなわち、ス
テーション12が受信したデータ)を、モデム出力バス91
aに送り、モデム入力バス98aからの送出データ(すなわ
ち、ステーション12のデータ出力)を、データ・リンク
15aに送る。同様に、上のモデム14bは、データ・リンク
15bからの受入れデータを、モデム出力バス91bに送り、
モデム入力バス98bからの送出データを、データ・リン
ク15bに送る。モデム14は、データ・レイヤ32の機能を
果たすもので、したがって、送出メッセージの形式を整
えてフレームに当てはめる作業と、受入れフレームから
フレーム情報を外して受入れメッセージとする作業を処
理する。
同期インタフェース80には、二つの入力待ち行列82aと8
2b、二つの転送待ち行列83aと83b、二つの入力メッセー
ジ多重化復元装置84aと84b、一つのメッセージ分解・振
り分け装置85、一つのメッセージ組立て・振り分け装置
86、一つの構成・制御回路87及び複数のスロット待ち行
列89を有する。
入力待ち行列82aは、モデム出力バス91aから受入れデー
タを受信し、これを入力待ち行列バス92aに送り出す。
入力待ち行列82aは、先入れ・先出し(FIFO)メモリで
あり、受入れメッセージの入力バッファとして働く。入
力待ち行列バス92a上の受入れメッセージは、次に、入
力メッセージ多重化復元装置84aで処理される。入力メ
ッセージ多重化復元装置84aは、データ・リンク15aから
のどの受入れメッセージがステーション12b宛てのもの
かを判断する。前述したように、サーキット・メッセー
ジ62(第3C図)の中の距離フィールド54と宛先フィール
ド63を比較することにより行なわれる。このようにして
宛先に達したと判定されたメッセージ60は、いずれもそ
の後の処理のために、ローカル・サーキット・メッセー
ジ・バス93aに送られる。このステーション12b向けでな
かったメッセージは、連鎖状に接続された次のステーシ
ョン12に向けて転送されるように、転送サーキット・メ
ッセージ・バス94bに送られる。入力メッセージ多重化
復元装置84aは、ステーション12へのすべての放送メッ
セージ50を振分けて、自動的にローカル・サーキット・
メッセージ・バス93aに送るとともに、転送サーキット
・メッセージ・バス94bにも送って次のステーション12
に転送する。
同様に、入力待ち行列82bと入力メッセージ多重化復元
装置84bは、データ・リンク15bから受信した受入れサー
キット・メッセージ60と受入れ放送メッセージ50を、ロ
ーカル・サーキット・メッセージ・バス93bと転送サー
キット・メッセージ・バス94aに振分ける。
メッセージ分解・振り分け装置85は、したがって、ロー
カル・サーキット・メッセージ・バス93のどちらからメ
ッセージが入ってきても、これを処理する。サーキット
・データ・メッセージ62は、第3C図を参照して前述した
ように、スロット・メッセージ70に分解される。スロッ
ト・メッセージ70は、それから、スロット・マスク68の
指定に対応するポート18に向けて、スロット出力バス95
に送り出される。ステーション12bで使えるポート18に
は、それぞれ双方向スロット待ち行列89が結合されてい
る。
前に説明したように、サーキット・メッセージの種別フ
ィールド53の二番目のビットは、サーキット・スロット
・ビット・マスクである。このビットがを“1"であるな
ら、このメッセージは、内容が機器19のいずれか向けで
はなくステーション自体の制御回路向けであるスロット
を有している。このようなスロットは、制御回路87に振
り向けられる。ここには、各仮想回路のステータス情報
が保持されている。放送メッセージ50も制御回路87に廻
され、これがコマンドを、メッセージ分解・振り分け装
置85またはメッセージ組立て・振り分け装置86に転送す
る。制御回路87は、モデム14a、14bからそれぞれ出力さ
れたステータス・ライン90a、90bからのリンク・ステー
タス情報をも受入れる。こうして、制御回路87は、リン
ク確立に際し回路接続コマンドを自動的に発行し、ま
た、リンクが切断されるときには、切断コマンドを自動
的に発行することができる。
ステーション12からの送出メッセージは、下記のように
組み立てられ、処理される。メッセージ組立て・振り分
け装置86が周期的に各ポート18のスロット待ち行列89を
スキャンし、サーキット・メッセージ62を第3C図の形式
に組み立てる。スロット待ち行列89を1回スキャンする
と幾つかのメッセージの組立てが必要となろうが、その
数は、メッセージの向け先である別々の宛先ステーショ
ンの数、並びに、それぞれの仮想回路で許容されるメッ
セージ長により決まる。スロット待ち行列からの情報に
はその情報の送り先ポート18が指定されているので、メ
ッセージ組立て・振り分け装置86は、制御回路87から送
り込まれた情報により、この宛先ポートのステーション
に割り付けられた宛先番地を見出だし、サーキット・メ
ッセージ62の宛先フィールド63にこの番地を入れる。メ
ッセージ組立て・振り分け装置86は、送出放送メッセー
ジ50或いは制御回路87からの回路制御メッセージ61も受
け入れる。
同一のステーション12bにある二つのポート18の間で移
動するだけでWAN10に送り出す必要のないメッセージ
は、内部回路バス90によりメッセージ分解・振り分け装
置85に送られる。
メッセージ組立て・振り分け装置86で作成された、遠隔
機器19向けのメッセージは、宛先ステーションが上方の
データ・リンク15bでアクセスされるか、下方のデータ
・リンク15aでアクセスされるかによって、新メッセー
ジ転送バス97bまたは97aの一方に送り出される。制御回
路87は、この情報を、回路確立手順の一部としてメッセ
ージ組立て・振り分け装置86に一括送入する。
例示した転送待ち行列83aには、多数の送出メッセージ
待ち行列88があって、これらはそれぞれ、必要なすべて
のメッセージ距離フィールドと値と別々に関係付けられ
ている。待ち行列の総数は、WAN10に存在するステーシ
ョン12の数に等しい。転送待ち行列83aは、転送サーキ
ット・メッセージ・バス94a、新メッセージ転送バス97a
の両方からメッセージを受け入れる。
転送待ち行列83aで受け入れたメッセージはすべて、距
離フィールド54をチェックされる。ついで、メッセージ
は、その距離フィールド54に関係付けされた送出メッセ
ージ待ち行列88の末尾に置かれる。つまり、そのとき、
特定の発信元ステーションから受けたメッセージは、い
つも同じ送出メッセージ待ち行列88に入れられる。
送出メッセージ待ち行列88は、次に、同期的にスキャン
されて、その出力は、タイム・デマンドで多重化され、
モデム入力バス98aに送られる。詳しくは、各送出メッ
セージ待ち行列88は順番にチェックされ、メッセージを
含むそれぞれの待ち行列から一つずつのメッセージが抽
出されて、モデム入力バス98aに入れられる。送出メッ
セージ待ち行列88にメッセージがなければ、それを飛び
越し、タイム・スロットは送出データを有する次の送出
メッセージ待ち行列88に割り付けられる。
転送待ち行列83aは、送り出すべきメッセージを有する
各ステーションから一つずつのメッセージが順繰りに伝
送されるようにする。これによって、ポート18のどれか
に送出データがある限り、結合されたリンク15aはいつ
も遊ぶことがなく、しかも、発信元がこのステーション
12aであろうと他のステーション12であろうと関係な
く、すべてのメッセージ発信元となり得るステーション
に対して、データ・リンク15aを公平に共有させること
となる。
制御回路87は、特に、各メッセージが走るリンクの速度
に合わせてメッセージ通信量を割り当てるものであり、
また、特に、各仮想回路が最初に接続されたときに、そ
れぞれに許容されるメッセージ長を調整するだけで、こ
れを実現するものである。メッセージ長は、最大長メッ
セージの回路遅延時間(すなわち、伝送時間)がリンク
速度の影響を受けないように選定される。速度の速いリ
ンクほど長いメッセージを送ることができ、遅いリンク
は短いメッセージを送らねばならない。任意の仮想回路
における最大メッセージ長は、その仮想回路上のメッセ
ージが通らなければならないすべてのリンク15について
の、最も小さい最大メッセージ長で決定される。制御回
路は、特に、本発明のプロトコルとは別の、ユーザが提
供するファームウェアの制御の下で送られるサーキット
・メッセージのサーキット・スロットまたはデータ型放
送メッセージから、リンク速度についての必要な情報を
得る。
論理リンクの確立に当たっては、モデム14a(第4図)
のようなモデムがライン90aに信号を送って、新しいリ
ンクが存在することを制御回路87に報せる。そうする
と、回路接続コマンド放送メッセージがステーション12
bにより発行される。回路接続メッセージは、放送制御
メッセージ51(第3A図)で、その中の放送パラメータ56
がそのメッセージが回路接続メッセージであることを示
すものであるが、また、その発信元ステーションで使え
るポートの数をも示すことが望ましい。リンクの消滅に
際しては、ライン90a上の信号が、制御回路87に消滅を
通告し、それに従ってステーション12が回路切断コマン
ド・メッセージを放送する。回路接続コマンドは、常に
コマンド/応答が組となって存在する。
第5A、5B図は、それぞれ、仮想回路の接続、切断手段の
フロー・チャートである。トランスポート・レイヤ及び
それ以上高次のレイヤ(第2図)にとっては、仮想回路
の確立と切断はリンクの確立と切断とともに自動的に行
なわれる。ポートを使っているユーザ相互間の連絡は必
要ない。
各ステーション12の制御回路87は、第5A図に示した方式
で回路接続メッセージを処理する。第5A図のブロック10
1と107に示すように、受信ステーションと発信元ステー
ションの間にすでに仮想回路が存在すれば、距離フィー
ルド54は上乗せされ、回路接続メッセージは、もう一方
のリンク、すなわち、メッセージが入ってきたリンクで
はない方のリンク上に転送される。
回路が存在しなければ、ステップ102で回路接続メッセ
ージは再度チェックされる。詳述すれば、コマンド/応
答フィールド55にメッセージはコマンドであるとの表示
があれば、ステップ106に示すように、受信ステーショ
ンは仮想回路の終端を設定し、回路接続コマンドを送っ
てきたリンク上に回路接続応答メッセージを発信する。
応答メッセージは、コマンド発信元のステーションに対
し、そのステーションと応答を送ったステーションの間
に確立されようとしている仮想回路の終端を設定するよ
う通告する。受信した回路接続コマンドが応答であれ
ば、手段はステップ105に進み、受信ステーションは応
答発信元ステーションとの仮想回路の終端を設定する。
ネットワークの末端にないステーションは、処理手順の
方でどういう処理をしたかとは別に、必ずステップ107
に進み、受信メッセージの距離指標に上乗せして、これ
をもう一方のリンクに転送し、WAN10の他のステーショ
ンに報せる。これは、そのステーションがコマンド・メ
ッセージの発信元ステーションで、受信したメッセージ
が応答である場合でも、同じである。その理由は、新し
いリンクの確立は、接続コマンドを発信したステーショ
ンだけでなく、その先の他の多数のステーションをも付
け加えることになり得るからである。両側のリンクから
受信した応答を転送することによって、コマンドを発し
たリンクは、すべてのステーションに他のすべてのステ
ーションの存在の情報が伝えられるようにする。
回路切断メッセージの処理は、第5B図に示したように行
なわれる。まず、正しい宛先で回路切断メッセージを受
信すると、ステップ112で、制御回路87がもはや通信の
存在しないその仮想回路を切断する。詳しくは、受信ス
テーションとコマンドを発した回路の向こう側にあるス
テーションを接続している各仮想回路が切断されねばな
らず、制御回路87はその報せを受ける。そこで、制御回
路87は、回路番号が距離フィールドの内容値より1以上
大きい回路をすべて切断する。次にステップ114で、関
係付けされた送出メッセージ待ち行列88にこの切断が通
告される。最後に、距離指標が上乗せされ、回路切断メ
ッセージは、もう一方のリンクに転送され、他のステー
ションにこの仮想回路のステータスを通告する。
上記の説明は、本発明の特定の実施例に限られるもので
ある。しかし、本発明の効果の一部または全部を保持し
ながら、本発明に変更或いは修正を加えることも可能で
あろうとみられる。したがって、特許請求の範囲におい
て定義するように、特許請求の範囲の対象は、本発明の
範囲に入るような変更或いは修正をすべて含むものとす
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるデータ交換プロトコルが作用す
る広域ネットワーク(WAN)のブロック、ダイヤグラム
であり; 第2図は、本プロトコルの種々のレイヤを示す図であ
り; 第3A図から第3C図は、本発明の望ましい実施例による、
種々のメッセージ形式を示す図であり; 第4図は、本プロトコルに従って運用されるWANステー
ションのブロック・ダイヤグラムであり; 第5A図と第5B図は、それぞれ、回路接続及び回路切断メ
ッセージを受信したときのWANステーションの作用のフ
ローチャートである。 10……広域ネットワーク(WAN)、 12……ステーション、14……二重化モデム、 15……同期データ・リンク、 17b……統計的多重化装置、 18……ポート、19……ユーザ機器、 20……LAN、22……トランシーバ、 80……同期インタフェース、 84a,84b……入力メッセージ多重化復元装置、 85……メッセージ分解・振り分け装置、 86……メッセージ組立て・振り分け装置、 87……構成・制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 INTERNATIONAL CONF ERENCE IN COMPUTERS AND COMMUNICATION S,24March89,US P.214〜218 T・Y・CHUNG etal“A R outing Scheme for D atagram and Virtual Circuit Services i n the MSN"

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のステーションを連鎖的に接続するネ
    ットワークとなるよう接続するのに適したネットワーク
    ステーションであって、更に、宛先表示と共に、そこか
    らスロットデータを受け取るために、前記スロットデー
    タの宛先とされているような他の1つのステーションに
    おいて、そこと関連するデバイスに接続するのに適して
    いるような、ネットワークステーションにおいて、前記
    ネットワークステーションは、 A. スロットデータと、所定の初期値を含む距離フィー
    ルドと、宛先ステーションに到達する前にメッセージが
    通り抜けなければならないステーションの数を表示する
    ような値を含んだ宛先フィールドと、を含むメッセージ
    を形成する手段と、 B. 前記ネットワーク上でこのように形成されたメッセ
    ージを転送する手段と、 C. 前記ネットワーク上で距離フィールドを含むメッセ
    ージを受信する手段と、 D. 受信したメッセージの距離フィールドの値に上乗せ
    して、距離フィールドと宛先フーイルドとを含む前記受
    信メッセージを、前記距離フィールドと前記宛先フーイ
    ルドとが一致しない場合にのみ送信する手段と、 を備えることを特徴とするネットワークステーション。
  2. 【請求項2】複数のステーションを連鎖的に接続するネ
    ットワークとなるよう接続するのに適したネットワーク
    ステーションであって、更に、スロットデータと宛先表
    示をそこから受け取るために、前記スロットデータの宛
    先とされているような他の1つのステーションにおい
    て、そこと関連するデバイスに接続するのに適している
    ような、ネットワークステーションにおいて、前記ネッ
    トワークステーションは、 A. スロットデータと、宛先ステーションに到達する前
    にメッセージが通り抜けなければならないステーション
    の数を表示するような値を含んだ宛先フィールドと、所
    定の初期値を含んだ距離フィールドと、を含むメッセー
    ジを形成する手段と、 B. 前記ネットワーク上でこのように形成されたメッセ
    ージを転送する手段と、 C. 前記ネットワーク上で距離を含んだメッセージを受
    信する手段と、 D. 受信したメッセージの距離フィールドの値に上乗せ
    して、それをネットワークに沿って送信する段階と、 E. そこに接続された関連デバイスへ、距離フィールド
    と宛先フーイルドとを含む受信メッセージ中のスロット
    データを、前記宛先フィールドと前記距離フィールドと
    が一致する場合にのみ送信する手段と、 を備えることを特徴とするネットワークステーション。
  3. 【請求項3】請求項1記載のネットワークステーション
    において、前記ステーションの中の少なくとも1つのス
    テーションは、ネットワークとこのステーションに関連
    する複数のデバイスとの間に通信を提供するものであっ
    て、前記ネットワークステーションは、更に、(a)
    (i)他の1つのステーションにおける複数のデバイ
    ス、及び、(ii)各スロットの宛先とされているような
    前記ステーションの中の1つにおける複数の宛先の各宛
    先表示、を宛先とするような複数のスロットを、そこか
    ら受け取るために、及び、(b)前記ネットワークから
    受信したデータのスロットをそこへ送信するために、そ
    こと関連した複数のステーションへの接続に適している
    ような、ネットワークステーションにおいて、前記ネッ
    トワークステーションは、 E. 複数のメッセージを形成する手段であって、各メッ
    セージが、 (i) デバイスから受信された複数のデータスロット
    であって、その各々の内容が、前記ネットワークのいづ
    れかの場所に配置された1つのネットワークステーショ
    ンと関連しているような異なるデバイスを宛先としてい
    る、データスロットと、 (ii)それが受け取った宛先表示によって表示される宛
    先に対応して各スロットの存在を表示するスロットマス
    クと、 を備えているような、手段と、 F. 前記ネットワーク上でそのように形成されたメッセ
    ージを送信する手段と、 G. スロットマスクと、その内容が前記複数の関連する
    デバイスを宛先としているような複数のスロットに構成
    されたデータと、を含むメッセージを、前記ネットワー
    クから受信する手段と、 H. 受信したメッセージのスロットの内容をスロットマ
    スクの内容に従って関連するデバイスに送信する手段
    と、 を備えることを特徴とするネットワークステーション。
  4. 【請求項4】ネットワーク(10)において他のネットワ
    ークステーション(12)と相互接続を行なうのに適した
    ネットワークステーション(12b)において、前記ネッ
    トワーク(10)は、連鎖された複数のデータリンク(1
    5)を用いてネットワークステーション(12)を相互接
    続することによって形成されており、前記ネットワーク
    ステーション(12b)は、回路別メッセージ(62)を前
    記データリンク(15)上で交換することによって他のネ
    ットワークステーション(12)と通信を行っており、前
    記ネットワークステーション(12b)は、複数のターミ
    ナルポート(18b)にも接続されており、前記ネットワ
    ークステーション(12b)は、こうして、複数のターミ
    ナルポート(18b)を他のネットワークステーション(1
    2)と関連する他のターミナルポート(18)に接続して
    おり、更に、前記ターミナルポート(18b)は、スロッ
    ト別メッセージ(70)を交換することによって互いに通
    信を行っているような、ネットワークステーション(12
    b)において、前記ネットワークステーション(12b)
    は、 A. 複数のターミナルポート(18b)からスロット別メ
    ッセージ(70)を受け取って、そこから回路別メッセー
    ジ(62)を組立てるために接続された手段(86)(89)
    を備えており、前記回路別メッセージ(62)は各々、1
    つの宛先ネットワークステーション(12)と関連する1
    つ若しくはそれ以上のターミナルポート(18)に転送さ
    れる予定であるスロット別メッセージを含んでおり、前
    記回路別メッセージ(62)は各々、宛先アドレスフィー
    ルド(63)と距離表示フィールド(54)とを含んでお
    り、前記宛先アドレスフィールド(63)は、宛先ネット
    ワークステーション(18)に到達するために前記回路別
    メッセージ(62)が通過しなければならない連鎖された
    ネットワークステーション(12)の数を表示するような
    ものであり、 前記ネットワークステーション(12b)は、更に、 B. 回路別メッセージを組立てる手段(86)(89)によ
    って組み立てられた回路別メッセージ(62)を、データ
    リンク(15a)(15b)の1つへ振り分ける手段(86)
    (83)(14)と、 C. データリンク(15)の1つから回路別メッセージ
    (62)を受け取って、回路別メッセージ(62)をスロッ
    ト別メッセージ(70)に分解し、且つ、スロット別メッ
    セージ(70)をターミナルポート(18b)に提供するた
    めに接続された手段(82)(84)(85)と、を備えてお
    り、ここで、前記回路別メッセージ(70)は、前記ネッ
    トワークステーション(12b)とが宛先ネットワークス
    テーションであるようなものである、 ことを特徴とするネットワークステーション。
  5. 【請求項5】広域ネットワーク(10)において他のネッ
    トワークステーション(12)と相互接続を行なうのに適
    したネットワークステーション(12b)において、前記
    ネットワーク(10)は、連鎖された複数のデータリンク
    (15)を用いてネットワークステーション(12)を相互
    接続することによって形成されており、前記ネットワー
    クステーション(12b)は、回路別メッセージ(62)を
    前記データリンク(15)上で交換することによって他の
    ネットワークステーション(12)と通信を行っており、
    前記ネットワークステーション(12b)は、複数のター
    ミナルポート(18b)にも接続されており、前記ネット
    ワークステーション(12b)は、こうして、複数のター
    ミナルポート(18b)を他のネットワークステーション
    (12)と関連する他のターミナルポート(18)に接続し
    ており、更に、前記ターミナルポート(18b)は、スロ
    ット別メッセージ(70)を交換することによって互いに
    通信を行っているような、ネットワークステーション
    (12b)において、前記ネットワークステーション(12
    b)は、 A. 複数のターミナルポート(18b)からスロット別メ
    ッセージ(70)を受け取って、そこから回路別メッセー
    ジ(62)を組立てるために接続された手段(86)(89)
    を備えており、前記回路別メッセージ(62)は各々、1
    つの宛先ネットワークステーション(12)と関連する1
    つ若しくはそれ以上のターミナルポート(18)に転送さ
    れる予定であるようなスロット別メッセージ(70)を含
    んでおり、前記スロット別メッセージ(70)は、ターミ
    ナルポート(18)間で交換されるローカルエリアネット
    ワークプロトコル命令を含んだスロットメッセージ種別
    フィールド(75)を含んでおり、前記回路別メッセージ
    (62)は各々、宛先アドレスフィールド(63)とスロッ
    トマスク(68)とを含んでおり、前記宛先アドレスフィ
    ールド(63)は、宛先ネットワークステーション(12)
    のアドレスを表示しており、前記スロットマスク(68)
    は、宛先ネットワークステーション(12)に関連するど
    のポート(18)がスロット別メッセージ(70)のどのメ
    ッセージを受け取るべきであるかを表示しており、 前記ネットワークステーション(12b)は、更に、 B. 回路別メッセージを組立てる手段(89)(86)によ
    って組み立てられた回路別メッセージ(62)をデータリ
    ンク(15)の1つへ振り分ける手段と、 C. データリンク(15)の1つから回路別メッセージ
    (62)を受け取って、その回路別メッセージ(62)をス
    ロット別メッセージ(70)に分解し、且つ、スロット別
    メッセージ(70)をターミナルポート(18)に提供する
    ために接続された手段(82)(84)(85)と、を備えて
    おり、ここで、前記回路別メッセージ(62)は、前記ネ
    ットワークステーション(18b)が宛先ネットワークス
    テーションであるようなものである、 ことを特徴とするネットワークステーション。
  6. 【請求項6】2つ若しくはそれ以上のステーション(1
    2)を連鎖的に接続するネットワーク(10)において、
    各ステーション(12)は、複数のポート(18)からのス
    ロットデータ(70)と、該スロットデータ(70)に対す
    る宛先ポート(18)の表示と、を受け取るようにして接
    続するのに適しており、前記ネットワーク(10)は、 A. スロットデータ(70)と、宛先ステーションに到達
    する前にメッセージが通り抜けなければならないステー
    ションの数を表示するような値を含んだ宛先フィールド
    (60)と、所定の初期値を含む距離フィールド(54)
    と、を含むメッセージ(62)を形成するための送信ステ
    ーション手段(86)(14a)と、 B. ネットワーク上で、前記送信ステーション(86)
    (14a)から受信ステーション(14b)(85)へメッセー
    ジを送るリンク手段(15)と、 C. 距離フィールド(54)と宛先フィールド(63)とを
    含むメッセージ(62)を受信して、前記距離フィールド
    (54)の値に上乗せし、前記距離フィールドと前記宛先
    フーイルドとが一致しない場合にのみ前記メッセージ
    (62)をネットワーク(10)に沿って送信するような受
    信ステーション手段(14b)(85)と、 を備えることを特徴とするネットワーク。
JP2109938A 1989-04-28 1990-04-25 広域ネットワークに組み込んだ統計的データ多重化装置用の通信プロトコル Expired - Lifetime JPH0799830B2 (ja)

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