JPH0799638A - ハイビジョン映像の表示方法及びテレビジョン受像機 - Google Patents

ハイビジョン映像の表示方法及びテレビジョン受像機

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JPH0799638A
JPH0799638A JP5242281A JP24228193A JPH0799638A JP H0799638 A JPH0799638 A JP H0799638A JP 5242281 A JP5242281 A JP 5242281A JP 24228193 A JP24228193 A JP 24228193A JP H0799638 A JPH0799638 A JP H0799638A
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JP
Japan
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video signal
screen
horizontal
deflection
current
Prior art date
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Pending
Application number
JP5242281A
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English (en)
Inventor
Tsunehiko Takahama
恒彦 高浜
Hiroshi Yamaga
博史 山鹿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常のテレビジョン受信機の画面全部に、ハ
イビジョンの映像信号を違和感なく映す。 【構成】 一対の水平偏向コイルには、映像信号によっ
て制御され電子ビームを偏向させる偏向回路1が接続さ
れている。偏向回路1内の偏向コイル2には、補正コン
デンサ5が直列に接続され、偏向コイル2と補正コンデ
ンサ5の間には、切換えスイッチ50が設けられている。
切換えスイッチ50は、ハイビジョン映像信号受信時の場
合にはOFFになり、偏向コイル2との時定数は下がる
為、水平偏向電流波形はS字状となる。かかる偏向電流
で、電子ビームを偏向すれば、画面には中央部は正常
で、両端部が圧縮されて映し出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハイビジョン映像信号
により変調された電子ビームを偏向させる偏向回路を具
えて、ハイビジョン映像を普通サイズのテレビジョン画
面に表示する方法及びテレビジョン受像機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受信機は、図1に示すよう
に、互いに対向した一対の垂直偏向コイル片(9)(9)及
び水平偏向コイル片(8)(8)を有する偏向装置を具え
る。垂直偏向コイル片(9)(9)及び水平偏向コイル片
(8)(8)には、夫々のこぎり波電流が流され、各偏向コ
イル間には電界が形成される。各偏向コイル間を通った
電子ビームは、二点鎖線で示すように、垂直方向及び水
平方向に偏向されて、蛍光板(7)に達する。従来の放送
方式では、受信した映像信号で制御されている電子ビー
ムを偏向し、1秒間に525本の走査線を、ブラウン管
の画面左端から右側下方に走査することで、蛍光板(7)
の画面に映像を映し出す。走査線は横縦比4:3の画面
を形成するように決められ、ブラウン管の蛍光板(7)の
横縦比も、4:3に設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、高解像度のニー
ズに合わせて、1秒間に1125本の走査線によって画
面を形成する、いわゆるハイビジョンが提案されてい
る。該ハイビジョンの走査線は、横縦比16:9に設定
されている。故に、ハイビジョンの走査線をそのまま従
来の普通サイズのブラウン管に映そうとする場合は以下
の問題がある。 (1)、蛍光板(7)の画面の水平方向全てに映像を映そう
とし、かつ画面の中央部を歪ませないようにしようとす
ると、ブラウン管の横縦比は、4:3即ち16:12で
あるから、画面の垂直方向全てには、映像が表示されな
い。従って、図6(a)で示すように、画面の上下部に帯
状のブランキングがかかった状態となり、違和感のある
画面となる。 (2)、蛍光板(7)の画面の垂直方向全てに映像を映そう
とすると、ブラウン管の横縦比は、4:3即ち12:9
であるから、水平方向には映像が一部表示されない。従
って、図6(b)に示すように、水平方向両端の映像信号
情報がカットされた状態となる。 本発明は、従来のブラウン管蛍光板にハイビジョンの映
像信号を全て、かつ違和感なく表示することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決する為の手段】テレビジョン受像機には、
のこぎり歯状の水平偏向電流を発生する水平偏向回路が
設けられている。水平偏向回路の偏向コイル(2)には、
補正コンデンサ(5)が直列接続され、偏向コイル(2)と
補正コンデンサ(5)との間には、ハイビジョン映像信号
受信時にOFFとなる切換えスイッチ(50)が設けられて
いる。
【0005】
【作用及び効果】両端部がS字状に歪んだ水平偏向電流
によって、電子ビームを偏向させることで、ハイビジョ
ン映像信号を画面に表示したときは、画面両側部が圧縮
されて映し出される。即ち、ハイビジョン方式の信号が
有する水平方向の情報の両端部を圧縮して、画面上に全
て表示することができる。また、両端部を圧縮するの
で、画面の中央部を歪ませることがなく、違和感のない
映像となる。また、偏向回路(1)に設けられた偏向コイ
ル(2)と補正コンデンサ(5)との間に設けられた切換え
スイッチ(50)は、ハイビジョン映像信号受信時には、O
FFとなる。即ち、切換えスイッチ(50)を操作すること
によって、通常の映像信号とハイビジョン映像信号の受
信を切換え、1つのテレビジョン画面に通常の映像信号
も、ハイビジョン映像信号も映し出すことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図面に沿っ
て詳述する。図1に示すように、偏向装置には、一対の
水平偏向コイル片(8)(8)及び垂直偏向コイル片(9)
(9)が、公知の如く設けられている。各偏向コイル片
(8)(8)、(9)(9)には、電子ビームを偏向させる偏向
回路が接続しているが、垂直偏向コイル片(9)(9)に接
続している偏向回路は、従来と同様である。以下では水
平偏向コイル片(8)(8)に接続する偏向回路について説
明する。
【0007】図3に水平偏向コイル片(8)(8)に接続さ
れる偏向回路(1)を示す。偏向回路(1)はのこぎり波電
流を発生し、これを水平偏向コイル片(8)(8)に流すこ
とで、映像信号によって制御された電子ビームを偏向
し、蛍光板(7)の画面上に走査線を走らせる。図4(c)
は時間と、のこぎり波の関係を示す図であり、時間経過
とともに緩やかに上昇する区間t1-t2(直線走査)の部分
では、電子ビームは画面の左側から右側に向かって走査
され、急激に下降する区間t2-t4(帰線区間)の部分で、
電子ビームは画面の右側から左側に向かって戻される。
【0008】以下に偏向回路(1)の構成を示す。図3に
示すように、水平出力トランジスタ(4)には、フライバ
ックトランス(10)とノイズ除去コンデンサ(11)が、直列
に接続されている。フライバックトランス(10)の一端に
は、直流を供給する電源(12)が接続されている。水平出
力トランジスタ(4)とフライバックトランス(10)の間
に、ダイオード(6)、共振コンデンサ(3)、偏向コイル
(2)が夫々並列に接続されている。コンデンサ(51)と補
正コンデンサ(5)は並列に接続された状態で、偏向コイ
ル(2)に直列に接続されている。補正コンデンサ(5)と
偏向コイル(2)の間には、切換えスイッチ(50)が設けら
れている。切換えスイッチ(50)は、ハイビジョン映像信
号に含まれる制御信号を検知して動作し、通常の映像信
号を受信した場合にはONになり、ハイビジョン映像信
号を受信した場合にはOFFとなる。コンデンサ(51)及
び補正コンデンサ(5)は夫々CS、CS´の電気容量を有
している。
【0009】水平出力トランジスタ(4)は、ベースに加
えられる方形波の極性によって、またダイオード(6)は
共振コンデンサ(3)に充電される電流の極性によって導
通する。偏向コイル(2)はコイルのインダクタンスLと
抵抗rが直列になったものであるが、抵抗rが小さいの
で、L/rで表わされる時定数が極めて大きく設定され
ている。図4(a)及び図4(c)に示すように、水平出力ト
ランジスタ(4)のベースに正電流が加わった期間である
t1からt2では、水平出力トランジスタ(4)はONの状態
になる。切換えスイッチ(50)は当初ONになっている。
かかる状態で、電源(12)からコンデンサ(51)、補正コン
デンサ(5)に電圧が供給され、電荷が蓄積される。
【0010】(走査期間)通常の映像信号を受信した場合
には、コンデンサ(51)及び補正コンデンサ(5)は、偏向
コイル(2)の抵抗rを通して、電源(12)によって充電さ
れる。コンデンサ(51)及び補正コンデンサ(5)の両端に
かかる電圧eと電源(12)からの供給電圧Eとの関係は、
S+CS´=Cとして、以下のように時間tの関数で表わ
されることが公知である。 e=E×(1−1/EXP(t/(r×C)) また、同様にして、ハイビジョン映像信号を受信し、切
換えスイッチ(50)がOFFになったときに、コンデンサ
(51)の両端にかかる電圧e´と供給電圧Eとの関係は、
以下のように時間tの関数で表わすことができるのは、
公知である。 e´=E×(1−1/EXP(t/(r×CS)) かかる電圧e´、eを抵抗Rで除すれば、フライバック
トランス(10)を通じて、水平偏向コイル片(8)(8)に印
加される電流i´、iが夫々求まる。CSを小さく設定
し、CS´を大きく設定すれば、時間t1からt2に於い
て、電流i´は時定数が小さいために、図2(a)に示す
ように波形の山部及び谷部が歪んだ略S字状の軌跡を描
く。電流iは図2(b)に示すように、時間の経過ととも
に直線状に上昇する軌跡を描く。かかる状態で、電子ビ
ームはハイビジョン映像信号受信時には、走査開始期間
及び走査終了期間において遅く走査され、通常の映像信
号受信時には、略一定速度で走査される。
【0011】(帰線区間)t2からt4までの間は、電子ビー
ムの帰線期間を示す。図4(a)に示すように、t2で水平
出力トランジスタ(4)に負のベース電流が加わると、該
トランジスタ(4)のコレクタ及びエミッタには電流は流
れない。かかる電流が急激に遮断された状態では、図5
(a)に示すように、偏向コイル(2)と共振コンデンサ
(3)、コンデンサ(51)及び補正コンデンサ(5)の共振に
より、偏向コイル(2)に共振電流が生じる。図4(b)に
示すように、t3にて共振電流は0になり、t2からt3にか
けて共振コンデンサ(3)には、電荷が蓄積される。
【0012】その電荷はt3以降、偏向コイル(2)に向か
って放電する。図5(b)に示すように、偏向コイル(2)
にはt2-t3間で生じた共振電流とは逆向きの電流が流れ
る。電流は図4(c)に示すように、t4で最大となり、か
かる状態で電子ビームは走査開始状態に戻される。図4
(a)に示すように、t4から水平出力トランジスタ(4)が
再びONとなり、コンデンサ(51)及び補正コンデンサ
(5)の両端には、上記の式で表わされる電流が印加され
る。かくして、のこぎり波が形成され、フライバックト
ランス(10)を通じて水平偏向コイル片(8)(8)に供給さ
れる。
【0013】上記のように、ハイビジョン映像信号受信
時には、図2に示すように、走査期間の開始直後及び終
了直前に水平偏向電流を歪ませ、走査開始直後及び走査
終了直前の走査速度を遅らせて緩やかにすることで、映
像信号の水平方向の情報を全て、蛍光板(7)の画面に表
示する。かかる場合に画面の両端部には、図2(c)に示
すように、歪んだ映像信号が映し出されるが、画面中央
部の表示は歪まないので、視覚上の違和感が殆んどな
い。また、垂直偏向回路は、従来と同様である。従っ
て、画面の上下方向全てに映像信号を映し出しながら、
水平方向に両端部が歪んだ映像信号を映すことで、画面
全体にハイビジョン映像信号を映すことができる。
【0014】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。尚、上記の説明では、切換えスイッチ(50)
は、ハイビジョン信号に含まれる制御信号を感知して、
自動的に動作する構造としたが、例えばハイビジョン専
用チャンネルへの切換えスイッチ(50)を連動させる構造
や、テレビジョン受信機外部に切換えスイッチ(50)を手
動式で設ける構成も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】偏向装置の斜視図である。
【図2】(a)はハイビジョン方式の映像信号を受信中の
水平偏向電流を示す状態図であり、(b)は従来の映像信
号を受信中の偏向電流を示す状態図であり、(c)は偏向
電流を歪ませて、ハイビジョン方式の映像信号を、従来
のブラウン管に映した場合の画面と偏向電流の状態図で
ある。
【図3】偏向回路の構成図である。
【図4】(a)、(b)、(c)は、偏向回路の構成要素
に、夫々流れる電流と時間との関係を示す図である。
【図5】(a)、(b)、(c)は、時間経過毎の偏向回
路に流れる電流の流路を示す図である。
【図6】(a)、(b)は従来の蛍光板にハイビジョンの
映像信号を映した場合の状態図である。
【符号の説明】
(1) 偏向回路 (2) 偏向コイル (3) 共振コンデンサ (5) 補正コンデンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平偏向電流のこぎり波形の直線状走査
    部分の上下両端の傾斜を、略S字状に歪ませ、ハイビジ
    ョン映像信号によって制御される電子ビームを、上記略
    S字状に歪んだ水平偏向電流によって水平走査し、ハイ
    ビジョン映像信号をブラウン管の中央部では正常に、左
    右の両側部では圧縮して表示する映像信号表示方法。
  2. 【請求項2】 水平偏向回路の偏向コイル(2)に補正コ
    ンデンサ(5)を直列接続して、偏向コイル(2)の時定数
    を下げ、水平走査時に両端部が歪んだ略S字状の軌跡を
    描くのこぎり歯状の水平偏向電流波形によって、水平走
    査をするテレビジョン受像機。
  3. 【請求項3】 補正コンデンサ(5)と偏向コイル(2)の
    間に、ハイビジョン映像信号受信時にOFFとなる切換
    えスイッチ(50)を設けたことを特徴とする請求項2に記
    載のテレビジョン受像機。
JP5242281A 1993-09-29 1993-09-29 ハイビジョン映像の表示方法及びテレビジョン受像機 Pending JPH0799638A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105140089A (zh) * 2010-07-28 2015-12-09 通用电气公司 用于电子束的磁控制的设备和方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105140089A (zh) * 2010-07-28 2015-12-09 通用电气公司 用于电子束的磁控制的设备和方法
CN105140089B (zh) * 2010-07-28 2018-05-15 通用电气公司 用于电子束的磁控制的设备和方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030114