JPH0799037A - メタルハライドランプ - Google Patents
メタルハライドランプInfo
- Publication number
- JPH0799037A JPH0799037A JP26306693A JP26306693A JPH0799037A JP H0799037 A JPH0799037 A JP H0799037A JP 26306693 A JP26306693 A JP 26306693A JP 26306693 A JP26306693 A JP 26306693A JP H0799037 A JPH0799037 A JP H0799037A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal halide
- halide lamp
- seal portion
- shaped
- sectional shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シール部における密着性と機械的強度の両者
を考慮し、ランプ色温度やランプ効率のばらつきが少な
く、かつ、シール部の破壊の少ないメタルハライドラン
プを提供する。 【構成】 偏平なシール部２を具えた発光管１と、その
発光管１内に配置された一対の電極３と、メタルハライ
ドを含む放電用封入物と、電極３に電気的に連なり、前
記シール部２に埋設された金属箔４と、この金属箔４に
接続された外部リード６とからなるメタルハライドラン
プにおいて、前記シール部２の断面形状は電極３に近い
方の部分においては長方形であり、外部リード棒に近い
方の部分においてはＨ形もしくはコの字形もしくはＺ形
であり、このＨ形もしくはコの字形もしくはＺ形のシー
ル部２にベース６が接着剤で固定されている構造とす
る。
を考慮し、ランプ色温度やランプ効率のばらつきが少な
く、かつ、シール部の破壊の少ないメタルハライドラン
プを提供する。 【構成】 偏平なシール部２を具えた発光管１と、その
発光管１内に配置された一対の電極３と、メタルハライ
ドを含む放電用封入物と、電極３に電気的に連なり、前
記シール部２に埋設された金属箔４と、この金属箔４に
接続された外部リード６とからなるメタルハライドラン
プにおいて、前記シール部２の断面形状は電極３に近い
方の部分においては長方形であり、外部リード棒に近い
方の部分においてはＨ形もしくはコの字形もしくはＺ形
であり、このＨ形もしくはコの字形もしくはＺ形のシー
ル部２にベース６が接着剤で固定されている構造とす
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、液晶ビデオプロジェ
クターの光源部に使用する反射鏡を組付けたショートア
ークタイプのメタルハライドランプに関するものであ
る。特に、偏平にプレスシールしたダブルエンドの箔シ
ール方式のメタルハライドランプで片方のシール部のみ
を固定する構造のものに関する。
クターの光源部に使用する反射鏡を組付けたショートア
ークタイプのメタルハライドランプに関するものであ
る。特に、偏平にプレスシールしたダブルエンドの箔シ
ール方式のメタルハライドランプで片方のシール部のみ
を固定する構造のものに関する。
【０００２】
【従来の技術】シール部を偏平にプレスシールした箔シ
ール方式のメタルハライドランプではそのシール部断面
形状は、ガラスと金属箔との密着性を考慮して各種の形
状が考えられてきた。そのなかでも特にシール部断面形
状はＨ形が一般によく使われる形状である。また、場合
によってはシール部断面形状はコの字形やＺ形の形状も
考えられる。
ール方式のメタルハライドランプではそのシール部断面
形状は、ガラスと金属箔との密着性を考慮して各種の形
状が考えられてきた。そのなかでも特にシール部断面形
状はＨ形が一般によく使われる形状である。また、場合
によってはシール部断面形状はコの字形やＺ形の形状も
考えられる。
【０００３】最近、メタルハライドランプの特長である
高効率と高演色性をさらに活かし精密な光学系でメタル
ハライドランプを使用する用途が増加しつつある。特
に、液晶ビデオプロジェクターの光源部に使用するメタ
ルハライドランプに関して、液晶パネルへより平行度の
高い光が要求される。そのためメタルハライドランプは
ショートアーク化になり、それに伴い、一定のランプ電
圧を確保するにはメタルハライドランプ内に封入する水
銀量をさらに増さなければならなくなった。そして、メ
タルハライドランプの動作圧力は増加した。
高効率と高演色性をさらに活かし精密な光学系でメタル
ハライドランプを使用する用途が増加しつつある。特
に、液晶ビデオプロジェクターの光源部に使用するメタ
ルハライドランプに関して、液晶パネルへより平行度の
高い光が要求される。そのためメタルハライドランプは
ショートアーク化になり、それに伴い、一定のランプ電
圧を確保するにはメタルハライドランプ内に封入する水
銀量をさらに増さなければならなくなった。そして、メ
タルハライドランプの動作圧力は増加した。
【０００４】この場合、従来、一般に使われていたシー
ル部断面形状がＨ形ではガラスと金属箔との密着性が不
十分となることがあった。すなわち、メタルハライドラ
ンプの動作圧力の増加に伴い、ガラスと金属箔の接触部
の強度がシール部断面形状がＨ形では不十分で、メタル
ハライドランプの動作と共に微小なすきまが形成される
と考えられる。ガラスと金属箔の密着性が不十分な場
合、シール部の密着性が悪い部分に微小なすきまができ
る。このすきまにメタルハライドランプ内のメタルハラ
イドが凝集しランプ色温度やランプ効率（ルーメン／
Ｗ）のばらつきが大きくなり歩留りが低下した。そこ
で、ガラスと金属箔との密着性を改善するためシール部
断面形状を長方形としてみた。その結果、ランプ色温度
やランプ効率のばらつきは抑えられ十分な歩留りが確保
できた。この結果は、以下のように説明できる。すなわ
ち、シール部断面形状を長方形とすることで金属箔の両
側からガラスにより金属箔を圧接する実質の表面積が増
加して密着強度が向上したと説明できる。一方、シール
部断面形状を長方形とした場合、他の不具合が生じた。
すなわち、シール部断面形状を長方形としたメタルハラ
イドランプのシール部にベースを接着してリフレクター
に組付けた場合、シール部が接着剤との境界部もしくは
その近傍で多少の衝撃により折れやすくなると言うこと
である。この結果は、以下のように説明できる。すなわ
ち、シール部断面形状が長方形の場合、断面形状におけ
るシール部の四角において、ほぼ直角に近い応力がこの
四角に集中しやすい。そして、シール作業時に入ったシ
ール部のマイクロクラックが多少の衝撃で進行してシー
ル部の破壊へ到る。一方、シール部断面形状がＨ形の場
合、シール部の各角は丸みを持ち応力が集中しにくい。
構造上もシール部を棒または板と考えたとき、長方形の
断面の板よりはＨ鋼のような構造の方が力学的に強い。
ル部断面形状がＨ形ではガラスと金属箔との密着性が不
十分となることがあった。すなわち、メタルハライドラ
ンプの動作圧力の増加に伴い、ガラスと金属箔の接触部
の強度がシール部断面形状がＨ形では不十分で、メタル
ハライドランプの動作と共に微小なすきまが形成される
と考えられる。ガラスと金属箔の密着性が不十分な場
合、シール部の密着性が悪い部分に微小なすきまができ
る。このすきまにメタルハライドランプ内のメタルハラ
イドが凝集しランプ色温度やランプ効率（ルーメン／
Ｗ）のばらつきが大きくなり歩留りが低下した。そこ
で、ガラスと金属箔との密着性を改善するためシール部
断面形状を長方形としてみた。その結果、ランプ色温度
やランプ効率のばらつきは抑えられ十分な歩留りが確保
できた。この結果は、以下のように説明できる。すなわ
ち、シール部断面形状を長方形とすることで金属箔の両
側からガラスにより金属箔を圧接する実質の表面積が増
加して密着強度が向上したと説明できる。一方、シール
部断面形状を長方形とした場合、他の不具合が生じた。
すなわち、シール部断面形状を長方形としたメタルハラ
イドランプのシール部にベースを接着してリフレクター
に組付けた場合、シール部が接着剤との境界部もしくは
その近傍で多少の衝撃により折れやすくなると言うこと
である。この結果は、以下のように説明できる。すなわ
ち、シール部断面形状が長方形の場合、断面形状におけ
るシール部の四角において、ほぼ直角に近い応力がこの
四角に集中しやすい。そして、シール作業時に入ったシ
ール部のマイクロクラックが多少の衝撃で進行してシー
ル部の破壊へ到る。一方、シール部断面形状がＨ形の場
合、シール部の各角は丸みを持ち応力が集中しにくい。
構造上もシール部を棒または板と考えたとき、長方形の
断面の板よりはＨ鋼のような構造の方が力学的に強い。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記の事
情を考慮し、シール部におけるガラスと金属箔の密着性
と機械的強度の両者を考慮し、ランプ色温度やランプ効
率（ルーメン／Ｗ）のばらつきが少なく、かつ、シール
部破壊の少ないメタルハライドランプを提供することを
目的としている。
情を考慮し、シール部におけるガラスと金属箔の密着性
と機械的強度の両者を考慮し、ランプ色温度やランプ効
率（ルーメン／Ｗ）のばらつきが少なく、かつ、シール
部破壊の少ないメタルハライドランプを提供することを
目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明のメタルハライ
ドランプは、偏平にプレスされたシール部を具えた発光
管と、その発光管内に配置された一対の電極と、メタル
ハライドを含む放電用封入物と、電極に電気的に連な
り、前記シール部に埋設された金属箔と、この金属箔に
接続された外部リード棒とからなるメタルハライドラン
プにおいて、前記シール部の断面形状において、電極に
近い方の部分においては長方形であって、外部リード棒
に近い方の部分においてはＨ形もしくはコの字形もしく
はＺ形であり、このＨ形もしくはコの字形もしくはＺ形
の部分の前記シール部に、ベースが接着剤で固定されて
なる構造とする。
ドランプは、偏平にプレスされたシール部を具えた発光
管と、その発光管内に配置された一対の電極と、メタル
ハライドを含む放電用封入物と、電極に電気的に連な
り、前記シール部に埋設された金属箔と、この金属箔に
接続された外部リード棒とからなるメタルハライドラン
プにおいて、前記シール部の断面形状において、電極に
近い方の部分においては長方形であって、外部リード棒
に近い方の部分においてはＨ形もしくはコの字形もしく
はＺ形であり、このＨ形もしくはコの字形もしくはＺ形
の部分の前記シール部に、ベースが接着剤で固定されて
なる構造とする。
【０００７】
【作用】発光管側のシール部断面形状が長方形でなくＨ
形の場合、ガラスと金属箔の密着性のばらつきが大きく
なる。その結果、メタルハライドランプの特性のばらつ
きが増える。同じ作用は、シール部断面形状がコの字形
またはＺ形の場合にも言える。したがって、発光管側の
シール部の断面形状を長方形とすることでメタルハライ
ドランプの特性のばらつきを小さくできる。一方、外部
リード側のシール部断面形状がＨ形ではなく長方形の場
合、メタルハライドランプがシール部の接着剤との境界
部でもしくはその近傍で多少の衝撃により折れやすくな
る。そこで、シール部断面形状をＨ形とするとメタルハ
ライドランプの折れが防止できる。同じ作用は、シール
部断面形状がコの字形またはＺ形の場合にも言える。
形の場合、ガラスと金属箔の密着性のばらつきが大きく
なる。その結果、メタルハライドランプの特性のばらつ
きが増える。同じ作用は、シール部断面形状がコの字形
またはＺ形の場合にも言える。したがって、発光管側の
シール部の断面形状を長方形とすることでメタルハライ
ドランプの特性のばらつきを小さくできる。一方、外部
リード側のシール部断面形状がＨ形ではなく長方形の場
合、メタルハライドランプがシール部の接着剤との境界
部でもしくはその近傍で多少の衝撃により折れやすくな
る。そこで、シール部断面形状をＨ形とするとメタルハ
ライドランプの折れが防止できる。同じ作用は、シール
部断面形状がコの字形またはＺ形の場合にも言える。
【０００８】
【実施例】図１は、ショートアークタイプのメタルハラ
イドランプの説明図である。同図において、メタルハラ
イドランプは発光管１とその両端に偏平にプレスされた
シール部２を有する。そして、発光管１内には一対の電
極３を有し、その各電極３にはシール部２においてモリ
ブデン箔４が埋設されている。さらに、このモリブデン
箔４に電気的に連なりシール部２から突出するように外
部リード棒５が形成されている。そして、一方のシール
部２には空所７に接着剤を充填してベース６が形成され
ている。電気定格は１５５Ｗ，８０Ｖ，１．９Ａであ
る。電極間距離は５ｍｍ、シール部全長Ｌ1 は両端とも
に等しく２０ｍｍ、金属箔の全長Ｌ3 は１２ｍｍ、電極
端部と外部リード棒端部の距離（気密の保持に役立つ距
離）Ｌ2 は８ｍｍである。発光管１内にはＤｙ、Ｎｄ、
Ｃｓの金属の沃化物と水銀およびアルゴンガスを封入し
ている。このようなメタルハライドランプの基本設計に
対し、特許に示す効果を比較するため、３種類（Ａ，
Ｂ，Ｃ）のメタルハライドランプを製作した。
イドランプの説明図である。同図において、メタルハラ
イドランプは発光管１とその両端に偏平にプレスされた
シール部２を有する。そして、発光管１内には一対の電
極３を有し、その各電極３にはシール部２においてモリ
ブデン箔４が埋設されている。さらに、このモリブデン
箔４に電気的に連なりシール部２から突出するように外
部リード棒５が形成されている。そして、一方のシール
部２には空所７に接着剤を充填してベース６が形成され
ている。電気定格は１５５Ｗ，８０Ｖ，１．９Ａであ
る。電極間距離は５ｍｍ、シール部全長Ｌ1 は両端とも
に等しく２０ｍｍ、金属箔の全長Ｌ3 は１２ｍｍ、電極
端部と外部リード棒端部の距離（気密の保持に役立つ距
離）Ｌ2 は８ｍｍである。発光管１内にはＤｙ、Ｎｄ、
Ｃｓの金属の沃化物と水銀およびアルゴンガスを封入し
ている。このようなメタルハライドランプの基本設計に
対し、特許に示す効果を比較するため、３種類（Ａ，
Ｂ，Ｃ）のメタルハライドランプを製作した。
【０００９】メタルハライドランプＡは、今回の実施例
で発光管の端部１ａからシール部全長２０ｍｍの中間点
である１０ｍｍまではシール部断面形状が長方形であ
る。そして、その断面形状は、幅×高さで、６．０×
３．７ｍｍである。一方、反対側からの外部リード側か
らこの中間点である１０ｍｍまではシール部断面形状が
Ｈ形である。そして、その断面形状は、幅×高さで、
６．０×４．２ｍｍである。なお、長方形の断面形状を
図２に、Ｈ形の断面形状を図３に、コの字形の断面形状
を図４に、Ｚ形の断面形状を図５にそれぞれ示す。メタ
ルハライドランプＢは、発光管の端部１ａから外部リー
ド側まで２０ｍｍの全部のシール部断面形状が長方形で
ある。そして、その断面形状は、幅×高さで、６．０×
３．７ｍｍである。メタルハライドランプＣは、発光管
の端部１ａから外部リード側まで２０ｍｍの全部のシー
ル部断面形状がＨ形である。そして、その断面形状は、
幅×高さで、６．０×４．２ｍｍである。これら３種類
のメタルハライドランプについて、メタルハライドラン
プ特性の代表値としてランプ効率（ルーメン／Ｗ）のば
らつきとシール部の折れ強度を比較した。
で発光管の端部１ａからシール部全長２０ｍｍの中間点
である１０ｍｍまではシール部断面形状が長方形であ
る。そして、その断面形状は、幅×高さで、６．０×
３．７ｍｍである。一方、反対側からの外部リード側か
らこの中間点である１０ｍｍまではシール部断面形状が
Ｈ形である。そして、その断面形状は、幅×高さで、
６．０×４．２ｍｍである。なお、長方形の断面形状を
図２に、Ｈ形の断面形状を図３に、コの字形の断面形状
を図４に、Ｚ形の断面形状を図５にそれぞれ示す。メタ
ルハライドランプＢは、発光管の端部１ａから外部リー
ド側まで２０ｍｍの全部のシール部断面形状が長方形で
ある。そして、その断面形状は、幅×高さで、６．０×
３．７ｍｍである。メタルハライドランプＣは、発光管
の端部１ａから外部リード側まで２０ｍｍの全部のシー
ル部断面形状がＨ形である。そして、その断面形状は、
幅×高さで、６．０×４．２ｍｍである。これら３種類
のメタルハライドランプについて、メタルハライドラン
プ特性の代表値としてランプ効率（ルーメン／Ｗ）のば
らつきとシール部の折れ強度を比較した。
【００１０】図６は、ランプ効率（ルーメン／Ｗ）のデ
ータの説明図である。数値の意味は、各ランプについて
３０本調べ、標準偏差を分子とし、平均値を分母とした
商を１００倍した値を「ばらつき」の値としている。こ
の結果から、メタルハライドランプＡとメタルハライド
ランプＢはランプ効率が良いことが分かる。すなわち、
メタルハライドランプＡとメタルハライドランプＢはラ
ンプ効率のばらつきが小さい。一方、メタルハライドラ
ンプＣはばらつきが大きい。すなわち、メタルハライド
ランプＣはシール部の密着性が不十分なため、シール部
の密着が悪い部分に微小はすきまができて、そこにメタ
ルハライドランプ内のメタルハライドが凝集しランプ効
率のばらつきが大きくなったと言える。
ータの説明図である。数値の意味は、各ランプについて
３０本調べ、標準偏差を分子とし、平均値を分母とした
商を１００倍した値を「ばらつき」の値としている。こ
の結果から、メタルハライドランプＡとメタルハライド
ランプＢはランプ効率が良いことが分かる。すなわち、
メタルハライドランプＡとメタルハライドランプＢはラ
ンプ効率のばらつきが小さい。一方、メタルハライドラ
ンプＣはばらつきが大きい。すなわち、メタルハライド
ランプＣはシール部の密着性が不十分なため、シール部
の密着が悪い部分に微小はすきまができて、そこにメタ
ルハライドランプ内のメタルハライドが凝集しランプ効
率のばらつきが大きくなったと言える。
【００１１】図７は、シール部において、接着剤でベー
スを固定する区域における折れモーメント（単位はｇ・
ｃｍ）に関するデータの説明図である。数値の意味は、
各メタルハライドランプ２０本についての折れモーメン
トの平均値である。この結果より、メタルハライドラン
プＡとメタルハライドランプＣが折れに対して強いこと
が分かる。メタルハライドランプＡとメタルハライドラ
ンプＣのそれぞれの折れモーメントがメタルハライドラ
ンプＢの折れモーメントに対して約２５％大きく、折れ
に対し強い構造となっていることが分かる。測定方法
は、一方のシール部のベース接着区域にベースを接着し
たサンプルをつくり、そのベースを固定し、反対側のシ
ール部の外部リード棒に重りを吊るし何Ｋｇでメタルハ
ライドランプが折れるかを測定した。メタルハライドラ
ンプが折れた時の荷重に、重りを吊るしたとこからメタ
ルハライドランプが実際に折れた時点までの距離を掛け
て折れモーメント（ｇ・ｃｍ）を計算した。
スを固定する区域における折れモーメント（単位はｇ・
ｃｍ）に関するデータの説明図である。数値の意味は、
各メタルハライドランプ２０本についての折れモーメン
トの平均値である。この結果より、メタルハライドラン
プＡとメタルハライドランプＣが折れに対して強いこと
が分かる。メタルハライドランプＡとメタルハライドラ
ンプＣのそれぞれの折れモーメントがメタルハライドラ
ンプＢの折れモーメントに対して約２５％大きく、折れ
に対し強い構造となっていることが分かる。測定方法
は、一方のシール部のベース接着区域にベースを接着し
たサンプルをつくり、そのベースを固定し、反対側のシ
ール部の外部リード棒に重りを吊るし何Ｋｇでメタルハ
ライドランプが折れるかを測定した。メタルハライドラ
ンプが折れた時の荷重に、重りを吊るしたとこからメタ
ルハライドランプが実際に折れた時点までの距離を掛け
て折れモーメント（ｇ・ｃｍ）を計算した。
【００１２】なお、発光管側のシール部断面形状が長方
形となる範囲は、発光管の端部１ａから気密保持に役立
つ距離Ｌ2 の１／３以上であると良い。１／３未満の場
合はシール部におけるガラスと金属箔の密着性のばらつ
きが大きくなり、結果としてメタルハライドランプの特
性ばらつきが増える。
形となる範囲は、発光管の端部１ａから気密保持に役立
つ距離Ｌ2 の１／３以上であると良い。１／３未満の場
合はシール部におけるガラスと金属箔の密着性のばらつ
きが大きくなり、結果としてメタルハライドランプの特
性ばらつきが増える。
【００１３】
【発明の効果】以上の実施例に基づいて説明したよう
に、この発明によれば、金属箔をガラス内に圧接密着し
たダブルエンドの箔シール方式のメタルハライドランプ
において、シール部の断面形状を発光管のシール部断面
形状が長方形でありなおかつ外部リード側のシール部断
面形状がＨ形またはコの字形またはＺ形であるため、メ
タルハライドランプの特性のばらつきを抑えることがで
きる。また、外部リード側のシール部断面形状がＨ形ま
たはコの字形またはＺ形となる部分でベースが接着剤に
て固定されているため、メタルハライドランプのベース
近傍での折れ対して強いものとすることができる。
に、この発明によれば、金属箔をガラス内に圧接密着し
たダブルエンドの箔シール方式のメタルハライドランプ
において、シール部の断面形状を発光管のシール部断面
形状が長方形でありなおかつ外部リード側のシール部断
面形状がＨ形またはコの字形またはＺ形であるため、メ
タルハライドランプの特性のばらつきを抑えることがで
きる。また、外部リード側のシール部断面形状がＨ形ま
たはコの字形またはＺ形となる部分でベースが接着剤に
て固定されているため、メタルハライドランプのベース
近傍での折れ対して強いものとすることができる。
【図１】ショートアークタイプのメタルハライドランプ
の説明図である。
の説明図である。
【図２】シール部断面形状の説明図である。
【図３】シール部断面形状の説明図である。
【図４】シール部断面形状の説明図である。
【図５】シール部断面形状の説明図である。
【図６】ランプ効率（ルーメン／Ｗ）のデータの説明図
である。
である。
【図７】メタルハライドランプの折れモーメントのデー
タの説明図である。
タの説明図である。
１ 発光管 ２ シール部 ３ 電極 ４ モリブデン箔 ５ 外部リード棒 ６ ベース ７ 空所
Claims (1)
- 【請求項１】 偏平にプレスされたシール部を具えた発
光管と、その発光管内に配置された一対の電極と、メタ
ルハライドを含む放電用封入物と、電極に電気的に連な
り、前記シール部に埋設された金属箔と、この金属箔に
接続された外部リード棒とからなるメタルハライドラン
プにおいて、 前記シール部の断面形状において、電極に近い方の部分
においては長方形であって、外部リード棒に近い方の部
分においてはＨ形もしくはコの字形もしくはＺ形であ
り、 このＨ形もしくはコの字形もしくはＺ形の部分の前記シ
ール部に、ベースが接着剤で固定されてなることを特徴
とするメタルハライドランプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26306693A JPH0799037A (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | メタルハライドランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26306693A JPH0799037A (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | メタルハライドランプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0799037A true JPH0799037A (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=17384377
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26306693A Pending JPH0799037A (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | メタルハライドランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0799037A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006507644A (ja) * | 2002-11-25 | 2006-03-02 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 高圧放電ランプ及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-09-28 JP JP26306693A patent/JPH0799037A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006507644A (ja) * | 2002-11-25 | 2006-03-02 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 高圧放電ランプ及びその製造方法 |
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