JP2004335407A - 電極および冷陰極放電管 - Google Patents

電極および冷陰極放電管 Download PDF

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Masao Izumi
正男 泉
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Abstract

【課題】ビードガラスと電極との気密性を確保しつつ、電極を構成する外部リードと電極本体とが外れる虞の無い電極、及び該電極を備えた冷陰極放電管を提供する。
【解決手段】ビードガラス8を介してガラスバルブ1を封止するように装着される冷陰極放電管用の電極3であって、電極本体部4および電極本体部4から延びる外部リード部5が同一金属材料で一体的に形成された第1金属体6と、第1金属体6に取り付けられ、第1金属体6とビードガラス8との間に介在される第2金属体7とを備えてなり、第2金属体7の熱膨張係数は、ビードガラス8の熱膨張係数に近似したものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置のバックライト光源等として多用されている冷陰極放電管に関し、より詳しくは、電極を構成する外部リード部と電極本体との接続強度を高めた電極、および斯かる電極を備えた冷陰極放電管に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ、液晶テレビあるいは携帯情報端末(PDA)などには液晶表示装置が用いられており、この液晶表示装置には、バックライト光源として冷陰極放電管が使用されている。
【0003】
一般に、冷陰極放電管は、ガラスバルブの両側の開口端部に電極が配置され、ガラスバルブの内面に蛍光被膜が形成され、そしてガラスバルブ内にネオンとアルゴンとの混合ガスおよび水銀が適切な分量だけ拡散封入された構成となっている。
【0004】
斯かる冷陰極放電管に使用される電極としては、従来、図3に示すような、ビードガラス14を介してガラスバルブ(図示せず)の開口端部に封止されている棒状の外部リード12と、外部リード12の内端部に溶接され、ガラスバルブの端部内に配置される電極本体13とから構成されたものが開示されている(特許文献1)。
【0005】
斯かる電極に於いては、電極本体13は、例えばニッケルやニオブなどによって形成され、放電面積を大きくするため、底部と筒状部とからなるホロー形状とされている。また、外部リード12は、ビードガラス14を介してガラスバルブの開口端部に封止される第1金属体11と、ガラスバルブの外側に配置される第2金属体10とが溶接によって同軸に一体化されている。そして、第1金属体11は、ビードガラス14との間の気密性を確保するため、ビードガラス14と熱膨張係数が近いタングステンなどによって形成されている。一方、第2金属体10は、折り曲げや予備半田の付着という加工性に優れたニッケルなどによって形成されている。
【0006】
そして、第1金属体11の端面と電極本体13の底部とは、両者が当接された状態で、電極本体13の底部の内側面に溶接棒を当接する抵抗溶接、または第1金属体11と電極本体13との接合部にレーザ光を照射するレーザ溶接などによって一体化された構造となっている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−358922号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、斯かる特許文献1のように、第1金属体11と電極本体13とが抵抗溶接やレーザ溶接によって接合された場合には、溶接面積が小さいために溶接部分の接合強度が弱くなる虞があり、溶接の状態によっては電極本体13が第1金属体11から外れてしまうという問題がある。特に、近年の液晶表示装置の更なる小型化により、電極についてもより一層の小型化が要請されており、このような溶接構造では、電極本体13と第1金属体11との接合状態がさらに不安定となる虞がある。
【0009】
電極本体13が第1金属体11から外れると、冷陰極放電管の製造途中であれば歩留りが低下するという問題が生じ、また、製品としての使用中であれば冷陰極放電管または液晶表示装置を交換しなければならないという問題が生じる。
【0010】
したがって本発明は、ビードガラスと電極との気密性を確保しつつ、電極を構成する外部リードと電極本体とが外れる虞の全く無い電極、及び斯かる電極を備えた冷陰極放電管を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る冷陰極放電管の電極は、電極本体部及びこの電極本体部から延びる外部リード部が同一金属材料で一体的に形成された第1金属体と、第1金属体に取付けられ第1金属体とビードガラスとの間に介在される第2金属体とを備えてなり、第2金属体の熱膨張係数は、ビードガラスの熱膨張係数と近似したものであることを特徴としている。
【0012】
斯かる構成の電極によれば、電極本体部と外部リード部とが同一金属材料により一体的に形成された構造であるため、電極本体部と外部リード部とが外れる虞が全く無いものとなる。しかもこの第1金属体とビードガラスとが、熱膨張係数がビードガラスに近似した第2金属体を介して接合されることとなる為、冷陰極放電管に使用された場合にその気密性が良好なものとなる。
【0013】
また、本発明に係る冷陰極放電管は、ガラスバルブと、ガラスバルブの開口端部を封止するようにビードガラスを介して装着される電極とを備えてなる冷陰極放電管であって、電極が、電極本体部及びこの電極本体部からガラスバルブの外部へ延びる外部リード部とが同一金属材料で一体的に形成された第1金属体と、熱膨張係数がビードガラスの熱膨張係数に近似したものである第2金属体とを備え、電極とビードガラスとが、第2金属体を介して接合されてなることを特徴としている。
【0014】
斯かる構成の冷陰極放電管によれば、電極が、電極本体部と外部リード部とが同一の金属材料により一体的に形成された構造であるため、電極本体部と外部リード部とが外れる虞の無い構成となる。また、電極とビードガラスとが、熱膨張係数がビードガラスと近似した第2金属体を介して接合されているため、気密性に優れた冷陰極放電管を提供することが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明に係る電極、及びその電極を備えた冷陰極放電管の一実施形態について、図1及び図2を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係る冷陰極放電管の一実施形態を示す正面断面図である。また、図2は、図1の冷陰極放電管に使用されている電極を示す拡大断面図である。
【0016】
図1及び図2に示すように、本実施形態の電極3は、ガラスバルブ1の端部内に配置される電極本体部4、および電極本体部4からガラスバルブ1の外側へ延びる棒状の外部リード部5が同一の金属材料で一体的に形成された第1金属体6を備えて構成されている。電極本体部4は、放電面積を大きくするため、底部と筒状部とからなるホロー形状とされている。
【0017】
斯かる第1金属体6を構成する金属材料としては、電極本体部4による放電が良好で成型や加工の優れたものを使用することができ、例えば、ニッケルやニオブ等が好適に使用される。
【0018】
さらに、電極3は、第1金属体6とビードガラス8との間に介在される第2金属体7を備えている。また第2金属体7は、第1金属体6の外部リード部5が挿入される穴を有した環状に形成されている。
【0019】
斯かる第2金属体7を構成する金属材料としては、その熱膨張係数が、ビードガラス8に近似したものが使用され、例えば、ビードガラスに近似した熱膨張係数を有したタングステン等が好適に採用される。
【0020】
そして、本実施形態の電極3は、第1金属体6の外部リード部5が第2金属体7の穴に挿入され、電極本体部4と第2金属体7の端面とが当接した状態で、第1金属体6と第2金属体7とが溶接されて構成されている。
【0021】
溶接される部位は、外部リード部5と第2金属体7との接触部分、又は電極本体部4と第2金属体との接触部分の何れか一方、若しくは、両方とされる。
【0022】
本実施形態の冷陰極放電管は、図1に示したように、内壁に蛍光被膜2が塗布されたガラスバルブ1と、ガラスバルブ1の両端に上述のような構成の電極3を備えてなり、ガラスバルブ1には、放電用ガスとして少量の水銀とアルゴンとネオン等の希ガスとが内部に充填された状態で、その両端開口部がビードガラス8を介して電極3により封止されて構成されている。
【0023】
斯かる構成の電極及び冷陰極放電管によれば、外部リード部5と電極本体部4とが同一の金属材料によって一体的に形成された第1金属体が採用されているため、2つの部材が溶接によって接合されてなる従来の電極と比べて極めて強度の高いものとなる。また、溶接工程が不要となるため、従来の電極および冷陰極放電管と比べて、製造コストの低減と歩留まりの改善を図ることができる。
【0024】
また、電極本体部4や外部リード部5として好適な金属材料により構成される第1金属体6と、ビードガラス8とは、その熱膨張係数が異なるものであるが、本実施形態の電極3によれば、第1金属体に取り付けられ、その熱膨張係数がビードガラス8と近似した第2金属体7を、第1金属体6とビードガラス8との間に介在させてガラスバルブ1の開口部を封止しているため、電極3等が熱によって膨張した場合でもガラスバルブ1の気密性を良好に保つことができる。勿論、第1金属体と第2金属体の溶接による接合が完全に成され両者間に気密性があることは言うまでも無い。
【0025】
尚、本発明の電極および冷陰極放電管は、上述のような実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した技術的事項の範囲内において種々変更することが可能である。
【0026】
よって、電極を構成する第1金属体や第2金属体の形状、或いは両部材の接合位置、接合方法については特に限定されず、適宜設計変更することができる。例えば、第2金属体を電極本体部4から離間させ、外部リード部5の途中に設けるようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、電極本体部と外部リード部とが同一金属材料により一体的に形成されたことにより、外部リード部と電極本体部とが外れる虞の無い電極および冷陰極放電管を提供することができる。勿論、第1金属体と第2金属体とが気密溶接され、さらに第2金属体がビードガラスに近似した熱膨張係数を有しているので、ガラスバルブとの気密性についてもまったく問題のないものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷陰極放電管の一実施形態を示す正面断面図
【図2】図1に使用された電極を拡大して示した断面図
【図3】従来の冷陰極放電管に使用されている電極の正面断面図
【符号の説明】
1 ガラスバルブ
2 蛍光被膜
3 電極
4 電極本体部
5 外部リード部
6 第1金属体
7 第2金属体
8 ビードガラス

Claims (2)

  1. ビードガラスを介してガラスバルブを封止するように装着される冷陰極放電管用の電極であって、電極本体部及び当該電極本体部から延びる外部リード部が同一金属材料で一体的に形成された第1金属体と、この第1金属体に取り付けられ前記第1金属体とビードガラスとの間に介在される第2金属体とを備えてなり、前記第2金属体の熱膨張係数は、前記ビードガラスの熱膨張係数と近似したものである電極。
  2. ガラスバルブと、ガラスバルブの開口端部を封止するようにビードガラスを介して装着される電極とを備えてなる冷陰極放電管であって、
    電極が、電極本体部及び当該電極本体部からガラスバルブの外部へ延びる外部リード部とが同一金属材料で一体的に形成された第1金属体と、熱膨張係数がビードガラスに近似したものである第2金属体とを備え、前記電極と前記ビードガラスとが、前記第2金属体を介して接合されてなる冷陰極放電管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006173061A (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Harison Toshiba Lighting Corp 冷陰極蛍光ランプ
KR100787626B1 (ko) 2007-05-08 2007-12-21 주식회사 삼한일렉트로닉스 냉음극 형광 램프용 전극 및 이를 포함하는 냉음극 형광램프
JP2008112706A (ja) * 2006-10-06 2008-05-15 Mikado Seisakusho:Kk 放電式ランプ用電極及びそのリード部並びにこれらの製造方法
DE112007002726T5 (de) 2006-11-24 2009-09-24 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Elektrodenbauteil für eine Kaltkathoden-Fluoreszenzlampe

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