JP2003249169A - 電極の製造方法、電極及び放電管 - Google Patents

電極の製造方法、電極及び放電管

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JP2003249169A
JP2003249169A JP2002049896A JP2002049896A JP2003249169A JP 2003249169 A JP2003249169 A JP 2003249169A JP 2002049896 A JP2002049896 A JP 2002049896A JP 2002049896 A JP2002049896 A JP 2002049896A JP 2003249169 A JP2003249169 A JP 2003249169A
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jig
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Wataru Imagawa
渉 今川
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West Electric Co Ltd
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West Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、第1の金属体と、ガラスバルブの
両端部の閉塞部との接合強度、および前記閉塞部と端子
との接合強度を高くした電極の製造方法、電極及び放電
管を提供することを課題とする。 【解決手段】 高融点の第1の金属体(1)と、その金
属体の径よりも大きい低融点の第2の金属体(2)を、
溶接部(3)で溶接して接合金属体を製造した後に、一
方の第1の治具(6)に形成されガラスバルブの外径に
略等しい大きさの径の凹部(7)に設けられた嵌入部
(15)に第1の金属体を嵌入して第2の金属体を前記
凹部に載置し、前記接合金属体の上方に端子用孔(5)
を有する他方の第2の治具(4)を配置し、第2の治具
を押圧して第2の金属体を押圧して変形させて前記凹部
の大きさに拡大させると共に、前記端子用孔にも第2の
金属体を押し込んで端子部を成形してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、液晶表示
装置における照明装置の光源に使用される放電管の電極
の製造方法、電極及び放電管に関し、特にガラスバルブ
の両端部に封止される電極の製造方法、その方法によっ
て製造された電極及び放電管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図7(イ)及び(ロ)に示すよう
に、図示しない液晶表示装置における照明装置の光源に
使用される放電管が知られている。かかる放電管は、同
図(イ)に示すように、ガラスバルブ51の両端部にビ
ードガラス52を介して電極57が封止される。その電
極57は、同図(ロ)に示すように円板状の金属(例え
ば、ニッケル金属)である金属板54のガラスバルブ5
1内に位置する側に棒状の金属体(例えば、タングステ
ン金属)56を溶接により取り付け、金属板54の対向
側に端子となる棒状の金属体(例えばニッケル金属)5
5を溶接により取り付けて構成されている。
【0003】ガラスバルブ51の内面には、蛍光被膜5
3が施され、またガラスバルブ51内には、例えばアル
ゴンガスとネオンの混合ガスが所定量封入され、更にガ
ラスバルブ51内に水銀が拡散封入されている。そし
て、金属体55を介して一対の金属体56間に高電圧を
印加することによって放電発光させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、かか
る放電管は、組み込まれる例えばパソコンの小型化に伴
って、より小型化が要求されている。特に、ガラスバル
ブ51の外径の細管化が要求され、現在では、その外径
が2mmφ、内径が1.4mmφ程度の極細のものまで
実用化され、また金属板54に溶接して取り付けられる
棒状の金属体56は、0.5mm〜1.0mmφの極細
のものが使用されている。一方、金属体54は、0.3
mm程度の薄いものが使用されており、このように極細
の金属体56を薄い金属体54に溶接するのは非常に難
しく、また、その強度は充分なものが得られていない。
【0005】従って、放電管の完成後、または使用中に
金属板54が金属体56から外れたり、金属体55が金
属体54から脱落して落下することがある。放電管は、
金属端子である金属体55を通じて電力が供給されるの
で、当然のことながら使用できなくなる問題点を有して
いる本発明は、かかる問題点を解消するためになされた
ものであり、電極部となる高融点の第1の金属体と、ガ
ラスバルブの両端を閉塞する金属体との接合強度が大き
い電極の製造方法、電極及び放電管を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決すべく本
発明は、高融点の第1の金属体と、その金属体の径より
も大きい低融点の第2の金属体を、溶接部で溶接して接
合金属体を製造した後に、ガラスバルブの外径に略等し
い大きさの径の凹部と前記第1の金属体が嵌入できる孔
に有した第1の治具に前記第1の金属体を前記嵌入孔に
嵌入して載置し、前記第2の金属体に端子用孔を有する
第2の治具を配置し、少なくとも治具の一方を押圧して
第2金属体を押圧し、第2の金属体を変形させて前記凹
部の大きさに拡大させると共に、前記端子用孔に押し込
んで端子部を成形することにある。このようにしてなる
電極は、ガラスバルブの両端の閉塞部が第1の金属体よ
り脱落することなく、また閉塞部と端子が一体にされて
なるので、端子が脱落することも全くない。
【0007】そして、かかる電極を使用した放電管は、
性能が安定したものを提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図6は、本発明に係る電極
の製造方法および放電管の実施形態を示す。まず、本発
明の放電管は、図6に示すように、ガラスバルブ11の
両端部にビードガラス12を介して本発明の製造方法に
よって製作された電極8が封止されてなる。
【0009】この電極8は、図1に示すように棒状に形
成された高融点の例えばタングステン製の第1の金属体
1と、低融点金属である例えばニッケル材料の第2の金
属体2とを溶接により接合したものを電極形状に成形し
たものであり、第2の金属体2が、ガラスバルブとの端
部の閉塞部9とこれから突出した端子部10に一体的に
突出成形される。第1の金属体1は、第2の金属体2と
の溶接位置で、第1の金属体1の周縁を取巻くようにし
て盛上がった形状で高い強度で溶接部(接合部)3が形
成されている。
【0010】また、第1の金属体1には、ビードガラス
12が溶着されて取付けられ、このビードガラス12が
ガラスバルブ11と加熱して融着されることによってガ
ラスバルブ11内の気密性が確保されるようになってい
る。
【0011】さらに、ガラスバルブ11は、その内周面
に積層された蛍光被膜13を有しているとともに、両端
部が封止された状態の内部にはネオンとアルゴンとの混
合ガスと水銀が拡散されて封入されている。そして、一
対の電極8への電圧印加によって放電発光する。
【0012】次に、かかる電極及び放電管の製造方法に
ついて説明する。
【0013】まず、高融点の例えばタングステンの第1
の金属体1と、その金属体1の径よりも大きく低融点で
ある例えばニッケル材料の第2の金属体2を、溶接部3
で溶接することにより、接合金属体を製造する(図1参
照)。この溶接部3は、第1の金属体の周縁を取巻くよ
うに且つ盛上がっており、高い強度で持って接合されて
いる。
【0014】次に、かかる接合金属体を成形して電極を
形成するために、一方の第1の治具6と他方の第2の治
具4にセットする。この第1の治具6は、ガラスバルブ
11の外径に略等しい大きさの径を有している凹部7
と、第1の金属体1が嵌入できるように凹部7の略中央
に形成された孔である嵌入部15とを備えている。なお
嵌入部15は、第1の治具6を貫通していても、あるい
は貫通していなくても良い。そして、嵌入部15に第1
の金属体1を嵌入して凹部7の略中央に接合金属体の第
2の金属体2を載置する。
【0015】次いで、第2の金属体2が立設された接合
金属体の上方に、他方の第2の治具4を配置する。かか
る第2の治具4は、端子部10形成するための端子用孔
5を有している(図2及び図3参照)。この端子用孔5
は、第2の治具4を貫通するように形成しても良いし、
あるいは貫通していなくても良い。
【0016】そして、第2の治具4を上方から矢印方向
に押圧して第2の金属体2を押圧すると、第2の金属体
2は矢印の径外方向に延展(変形)して凹部7の大きさ
に拡大されると共に、第2の治具4の端子用孔5にも入
り込むように変形し、この端子用孔5の形状に形成され
て端子部10を形成する.(図4参照)最後に、治具
4、6から成形された電極の成形体を取外せば、図5に
示すような電極8が完成される。
【0017】この方法により製造された電極8は、周知
の方法により、第1の金属体1にビードガラス12が溶
融されて取付けられ、ガラスバルブ11の端部の加熱に
よってビードガラス12とガラスバルブ11とが溶融さ
れて一体化され、これによって、第1の金属体1がビー
ドガラス12を介してガラスバルブ11に封止されて取
り付けられる。なお、述べるまでもないが、ガラスバル
ブ11内には所定量の希ガスと水銀が封入されており、
更にバルブ11の内面に蛍光被膜が形成されて,放電管
が構成される。
【0018】かかる方法により製造された放電管は、第
1の金属体1に接合されている閉塞部9が外れ脱落する
という従来の問題点が解消され、両方の接合状態が極め
て強固の状態が維持される。また、閉塞部9と端子部1
0とが一体成形されるため、従来のように閉塞部9と端
子部10を溶接する手間が省けると共に、従来の溶接に
よる端子が脱落するといった問題も全くなく、したがっ
て、放電管の性能を安定したものにできる。
【0019】なお、上記の実施形態においては、第2の
治具4を押圧することによって第2の金属体を押圧した
が、第2の治具4を固定して第1の治具6を押圧しても
良いし、両方の治具4、6を押圧して電極を製造するこ
とも可能である。
【0020】さらに、第1の金属体1にはタングステン
を使用したが、高融点の金属であれば他の金属でも使用
可能であり、同様に第2の金属体2に付いてもニッケル
以外の低融点金属の使用も可能である。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の電極の製造
方法は、第1と第2の金属体を予め高強度で接合した接
合金属体を成形治具によって電極に成形して製造するの
で、ガラスバルブの両端部の閉塞部が第1金属体から外
れ脱落することがなく、また閉塞部と端子を一体成形し
たので、端子が脱落することもない。したがってかかる
電極を使用した放電管は、安定して使用することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である電極の製造方法におけ
る第1の金属体と第2の金属体を接合してなる接合金属
体の断面図
【図2】図1にかかる接合金属体を成形するために治具
にセットした状態を示す断面図
【図3】図2に示す治具に接合金属体をセットしてなる
状態の上面図
【図4】治具で接合金属体を電極に成形した状態を示す
断面図
【図5】本発明の電極の製造方法により製作された電極
の斜視図
【図6】本発明の実施形態を示す放電管の断面図
【図7】(イ)従来の放電管の断面図 (ロ)従来の放電管の電極の斜視図
【符号の説明】
1 第1の金属体 2 第2の金属体 3 溶接部 4 第2の治具 5 端子用孔 6 第1の治具 7 凹部 8 電極 9 閉塞部 10 端子部 11 ガラスバルブ 12 ビードガラス 13 蛍光被膜 15 嵌入部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に蛍光被膜が形成されたガラスバル
    ブの両端に一対の電極が封止され、前記ガラスバルブ内
    部に希ガスと水銀が封入されてなる放電管の電極の製造
    方法であって、高融点金属の第1の金属体と、その金属
    体の径よりも大きい低融点金属の第2の金属体を溶接部
    で溶接して接合金属体を製造した後に、ガラスバルブの
    外径に略等しい大きさの径の凹部と前記第1の金属体が
    嵌入できる孔を有した第1の治具に、前記第1の金属体
    を前記嵌入孔に嵌入して載置し、前記第2の金属体に端
    子用孔を有する第2の治具を配置し、前記第1の治具と
    前記第2の治具の少なくとも一方の治具を押圧すること
    によって、前記第2の金属体を変形させて前記凹部の大
    きさに拡大するとともに、前記端子用穴に押込んで端子
    部を成形して製造される電極の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電極の製造方法により
    製造されてなる電極。
  3. 【請求項3】 第1の金属体がタングステン金属であ
    り、第2の金属体がニッケル金属である請求項1に記載
    の電極の製造方法。
  4. 【請求項4】 ガラスバルブの両端部に封止される請求
    項2に記載の電極と、前記ガラスバルブの内部に封入さ
    れる希ガス及び水銀に、前記ガラスバルブの内面に形成
    される蛍光被膜を有してなる放電管。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008251388A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Okaya Electric Ind Co Ltd 放電管の電極形成方法
JP2013525042A (ja) * 2010-09-10 2013-06-20 クワンチョウ リトン バイオマテリアル カンパニー リミテッド 共通型リンガルブラケットシステム

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