JPH0798804A - デイジタル磁気再生装置及びデイジタル磁気記録再生装置 - Google Patents

デイジタル磁気再生装置及びデイジタル磁気記録再生装置

Info

Publication number
JPH0798804A
JPH0798804A JP17360494A JP17360494A JPH0798804A JP H0798804 A JPH0798804 A JP H0798804A JP 17360494 A JP17360494 A JP 17360494A JP 17360494 A JP17360494 A JP 17360494A JP H0798804 A JPH0798804 A JP H0798804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
reproduction
reproducing
circuit
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17360494A
Other languages
English (en)
Inventor
Takamichi Yamagoshi
隆道 山腰
Yoshiharu Shimano
嘉治 島野
Hiroaki Yada
博昭 矢田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP17360494A priority Critical patent/JPH0798804A/ja
Publication of JPH0798804A publication Critical patent/JPH0798804A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はデイジタル磁気再生装置において、M
Rヘツドの非線形歪によるビツトエラーレートの低下を
回避する。 【構成】MRヘツドで再生された再生信号をパーシヤル
レスポンス方式及び最尤復号法を用いて信号処理するデ
イジタル磁気再生装置において、再生ヘツドに2次高調
波歪が−25〔dB〕以下のMRヘツドを選別して使用す
ることにより、ビツトエラーレートの一段と小さいデイ
ジタル磁気再生装置を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図4) 作用 実施例(図1〜図10) (1)MRヘツドに求められる条件(図1〜図3) (2)第1の実施例(図4及び図5) (3)第2の実施例(図6〜図8) (4)第3の実施例(図9及び図10) (5)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はデイジタル磁気再生装置
及びデイジタル磁気記録再生装置に関し、例えば記録媒
体を磁気デイスクとする再生装置及び記録再生装置に適
用し得る。
【0003】
【従来の技術】今日、デイジタル磁気記録の分野では狭
トラツクであつても十分なS/N比を得ることができる
高感度の磁気抵抗効果形ヘツド(以下、MRヘツドとい
う)と高線密度領域でも符号識別精度の良好な信号処理
方式、すなわちパーシヤルレスポンス等化方式と最尤復
号法とを組み合わせた処理方式(いわゆるPRML(Pa
rtial Response Maximum Likelihood )方式)の導入が
進められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが両者を組み合
わせて高面密度記録を実現しようとする場合、MRヘツ
ドに特有の非線形歪の影響によつてチヤネルのデータ誤
り率が劣化する問題があつた。これはPRML方式が原
則として線形な記録再生チヤネルを前提とする信号処理
方式であるためである。
【0005】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、再生信号の2次高調波歪をバイアス電流によつて調
整することができる再生ヘツドとPRML方式とを組み
合わせてなるデイジタル磁気再生系におけるデータ誤り
率の低下を実用上十分な範囲内に抑制することができる
デイジタル磁気再生装置及びデイジタル磁気記録再生装
置を提案しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、磁気記録媒体(2)からデータを
再生する再生ヘツド(3A)と、再生ヘツド(3A)か
ら出力された再生信号をパーシヤルレスポンス方式を用
いて波形整形する等化器(6)と、当該等化器(6)に
よつて波形等化された再生信号を最尤復号法を用いて復
号する復号器(7)とを有するデイジタル磁気再生装置
において、再生信号の2次高調波歪(SHD)が−25
〔dB〕以下となる磁気ヘツドを再生ヘツド(3A)に用
いるようにする。
【0007】
【作用】再生信号の2次高調波歪(SHD)が−25
〔dB〕以下となる再生ヘツド(3A)を用いることによ
り、パーシヤルレスポンス方式を用いた波形等化方式と
最尤復号法とを組み合わせて復号されるデータのデータ
誤り率の劣化を歪がない場合に比して2倍以内に抑制す
ることができる。これにより再生ヘツドに固有の非線形
歪によらずデータ誤り率を実用範囲にとどめることがで
きる。
【0008】
【実施例】以下図面について本発明の一実施例を詳述す
る。
【0009】(1)MRヘツドに求められる条件 一般的なMRヘツドは図1に示すような磁界−電気抵抗
変換特性を有している。MRヘツドは直流バイアス磁界
HB で設定される動作点を中心にして信号磁界HS を再
生電圧VMRに変換するように動作する。ところが磁界−
電気抵抗変換特性は非線形であるため再生電圧VMRが上
下非対称に歪み易い。非線形歪はデータの誤り率を劣化
させるため非線形歪を正確に評価する必要がある。
【0010】ここでは非線形歪の評価に2次高調波歪
(SHD:Second Harmonic Distortion)を用いること
になる。2次高調波歪は再生信号の基本波成分と、ヘツ
ドの非線形応答によつて生じる2次高調波成分との振幅
比で定義される評価値である。この2次高調波歪によつ
て評価する利点はMRヘツドによる非線形歪をヘツドの
周波数特性や測定周波数によらずにほぼ一定値として観
測できる点である。
【0011】ところでこのデータ誤り率の2次高調波歪
に対する依存性を調べるには合成する再生波形の2次高
調波歪を変化させなければならない。因にMR動作曲線
を基に2次高調波歪を求めるとバイアス磁界HB と信号
磁界振幅H0 との関数として表すことができる。これを
図示すると図2になる。
【0012】ここで信号磁界振幅をH0 (=5(Oe
))とし、信号磁界HS(t)のS/Nをパラメータにし
て計算したビツトエラーレートと2次高調波歪との関係
を表すと図3になる。予期されたように2次高調波歪が
大きくなるとビツトエラーレートも劣化する。特に2次
高調波歪が−20〔dB〕より大きな領域での劣化が著し
い。この特性はS/Nによらずほぼ同一の傾向として現
れる。従つて実用的なビツトエラーレート(10-6
下)を実現してビツトエラーレートの劣化を歪がない場
合の2倍以内に抑えるためには2次高調波歪を−25
〔dB〕以下に抑制する必要がある。
【0013】(2)第1の実施例 図4に上述の条件を満たすMRヘツドを再生ヘツド3A
に用いるデイスク装置の一実施例を示す。因にこの実施
例で説明するデイスク装置1は外部同期方式(サンプル
サーボ方式)によつて動作するデイスク装置であるもの
とする。すなわちスピンドルモータ(図示せず)により
一定角速度(いわゆるCAV:Constant Angular Veloc
ity )で回転駆動される磁気デイスク2に予めクロツク
生成用のクロツクパターンを放射状に連続して形成して
おき、当該クロツクパターンからの信号を基に動作する
方式であるものとする。
【0014】因にクロツクパターンは一方向に直流磁化
されて形成されており、高精度のクロツクを生成するた
めに1周当たり数100〜1000箇所程度設けられて
いる。再生ヘツド3Aはデータセグメントに記録されて
いるデータに相当する再生信号の他、クロツクパターン
に相当する再生信号を再生し、これらの再生信号を再生
アンプ4を介してクロツク生成回路5、等化器6及び復
号器7に供給するようになされている。
【0015】ところでこの実施例では前項で求められた
条件を満たすMRヘツド、すなわち再生信号の2次高調
波歪が−25〔dB〕以下を満たすMRヘツドを用いる。
因に再生ヘツド3Aは記録ヘツド3Bに対して走行方向
に距離Lだけ離れて配置されているものとする。すなわ
ち録再分離型のヘツド3を構成する。またクロツク生成
回路5はいわゆるPLL(Phase Locked Loop )回路等
からなり、クロツクパターンに相当する再生信号からク
ロツクを生成して各回路に供給するようになされてい
る。クロツク生成の様子を図5に示す。
【0016】再生ヘツド3Aが図5(A)に示すように
一方向(矢印で示す)に直流磁化したクロツクパターン
を再生すると、図5(B)に示すようにクロツクパター
ンの前後のエツジにて孤立波形を有する再生信号が再生
される。クロツク生成回路5はクロツクゲート信号がで
ている期間内に出現するこのような孤立波形を正規のク
ロツクパターンとみなし、例えば図5(C)に示すよう
に前のエツジに対応する孤立波形のピークにクロツクの
立ち上がりが同期するようにPLL回路の位相を更新す
ることにより、クロツクパターン3に位相同期したクロ
ツクを生成するようになされている。
【0017】このクロツクの生成に必要なクロツクゲー
ト信号を発生するのがタイミング発生回路8である。タ
イミング発生回路8はクロツク生成回路5から供給され
るクロツクを計数し、過去の履歴を基にクロツクパター
ンに相当する再生信号の出現期間を予測する。そしてこ
の期間を示すクロツクゲート信号をクロツク生成回路5
に供給するようになされている。またタイミング発生回
路8は図5(D)に示すように記録モードと再生モード
を切り換える切換信号を生成している。
【0018】まず再生モード時の動作を説明する。この
とき等化器6及び復号器7がクロツクの立ち上がり時刻
(以下、データ存在点位相という)を基準に再生信号を
弁別し、また復号することにより磁気デイスク2に記録
されているデータを再生するようになされている。
【0019】ここで等化器6に採用されている方式がパ
ーシヤルレスポンス方式であり、復号器7に採用されて
いる方式が最尤復号方式である。因に復号器7は再生信
号に基づいてヘツド3のデイスク径方向におけるヘツド
位置情報を再生し、このヘツド位置情報を遅延時間制御
回路9に供給するようになされている。
【0020】これに対して記録モード時には記録データ
発生回路10がクロツクを用いて動作する。すなわち記
録データ発生回路10は入力されるソースデータを記録
に適した所定の変調方式によつてクロツクに同期した記
録データに変換し、この記録データをパルス遅延回路1
1及び遅延時間制御回路9に供給する。
【0021】パルス遅延回路11は遅延時間制御回路9
の制御のもとに再生ヘツド3Aと記録ヘツド3Bの走行
方向における距離Lに起因するデータの位置ずれを補償
する。これは記録ヘツド3Bから見たトラツクパターン
(図5(E))と再生ヘツド3Aから見たトラツクパタ
ーン(図5(A))との間に時間ずれが存在することに
よる。
【0022】このときパルス遅延回路11はこの時間ず
れによる磁化反転位置のずれと、記録するデータのパタ
ーンに依存する磁化反転の位相ずれ(非線形ビツトシフ
ト)を補償するため記録データ発生回路10から入力さ
れる記録データ(図5(G))を遅延し、図5(H)の
ように遅延された記録データを出力するようになされて
いる。またこのときパルス遅延回路11はタイミング発
生回路8から入力される切換信号(図5(D))を遅延
し、ライトイネーブル信号(図5(F))を生成するよ
うになされている。
【0023】記録アンプ12はこのように遅延された記
録データを増幅し、記録データに応じた電流を記録ヘツ
ド3Bに供給して磁気デイスク2上にデータを記録す
る。以上の構成によれば、再生信号の2次高調波歪が−
25〔dB〕以下となるMRヘツドを再生ヘツド3Aに用
いたことにより、復号器7における信号処理によつて生
じる誤り率を10-6程度に抑制することができる。これ
により非線形歪に起因したエラーレートの劣化の少ない
デイスク装置1を得ることができる。
【0024】(3)第2の実施例 第1の実施例においては再生ヘツド3Aに用いられるM
Rヘツドの2次高調波歪が−25〔dB〕以下である場合
の一般的なデイスク装置について述べたが、この実施例
ではこの条件を満たすMRヘツドの2次高周波歪を最も
小さくするバイアス磁界(バイアス電流)とS/Nを最
も良くするバイアス磁界(バイアス電流)とがほぼ一致
する場合に適したデイスク装置の一例を説明する。
【0025】図4との対応部分に同一符号を付して示す
図6において、20は全体としてデイスク再生装置を示
している。このデイスク再生装置20は再生信号の2次
高調波歪を検出する2次高調波歪(SHD)検出回路2
1と、この検出結果を基に再生ヘツド3Aに供給される
バイアス電流(バイアス電圧)を制御するバイアス電流
制御回路22とを有することを除いて第1の実施例と同
様の構成を有している。
【0026】ここで2次高調波歪検出回路21は図7に
示す構成を有している。2次高調波検出回路21は再生
信号を2つのバンドパスフイルタ21A及び21Bに入
力し、2つのバンドパスフイルタ21A及び21Bによ
つて基本波成分と2次高調波成分をそれぞれ抽出するよ
うになされている。
【0027】各バンドパスフイルタ21A及び21Bで
抽出された各信号成分の振幅値はそれぞれサンプルホー
ルド回路21C及び21Dによつて検出され、その比を
割算器21Eによつて求めることにより2次高周波歪を
検出するようになされている。
【0028】一方、バイアス電流制御回路22は図8に
示す構成を有している。このバイアス電流制御回路22
は再生ヘツド3Aに最適なバイアス電流を検知するため
の機能部分と、最適なバイアス電流を保持するための機
能部分とを有している。バイアス電流制御回路22はラ
ンプ波形発生回路22Aにおいて発生された電流値設定
電圧をスイツチ22Bを介して電圧制御電流源22Cに
与えることによりバイアス電流を可変し、この間に得ら
れる2次高調波歪の最下点を最下点検出回路22Dによ
つて検出するようになされている。
【0029】ここで最下点検出回路22Dは再生信号か
ら得られた2次高調波歪とメモリ22D2に記憶されて
いる値とを比較回路22D3で比較する構成でなり、再
生信号から得られた2次高調波歪の方がメモリ22D2
に記憶されている値より小さいと判定した場合にはスイ
ツチ回路22D1のスイツチを白丸側に切り換えるよう
になされている。これによりメモリ22D2に記憶され
ていた値が新たな値に更新できるようになされている。
【0030】最下点検出回路22Dは2次高周波歪の最
小値が更新されるごとにサンプルホールド回路22Eに
制御信号を出力し、そのときの電流値設定電圧を保持さ
せるようになされている。すなわち再生信号の2次高調
波歪が最下点を通過するまでサンプルホールド回路22
Eのホールド値は更新される続ける。
【0031】因に最適なバイアス電流を与える電流値設
定電圧をサーチしている間、スイツチ回路22Bのスイ
ツチは図中白丸側に接続されており、ランプ波形の走査
終了後は黒丸側に切り換わるようになされている。これ
によりデイスク装置1の使用中における2次高調波歪は
最適な状態に維持されることになる。
【0032】ところでこの実施例で使用する再生ヘツド
3Aの2次高調波歪を最小にするバイアス電流とS/N
を最も良くするバイアス電流とはほぼ一致するためこの
ように設定されたバイアス電流が流れる再生ヘツド3A
によつて再生される再生信号のS/Nは最大になり、磁
気デイスク再生装置の能力を最大限利用することができ
る。これにより誤り率を一段と低下することができる。
【0033】(4)第3の実施例 第2の実施例の場合には2次高調波歪が−25〔dB〕以
下となるMRヘツドの2次高周波歪を最も小さくするバ
イアス磁界(バイアス電流)とS/N比を最も良くする
バイアス磁界(バイアス電流)とがほぼ一致することが
前提であつたがこの実施例ではこれらが保証されていな
い場合に最適なバイアス電流を設定することができるデ
イスク装置の一例を説明する。
【0034】図6との対応部分に同一符号を付して示す
図9において、デイスク装置30は2次高調波歪が−2
5〔dB〕以下の条件を満たすか否かを判定する判定回路
31と、S/N測定回路32とを設けたことを特徴とし
ている。ただしこの実施例では−25〔dB〕以下か否か
の判定結果とS/N比の測定結果を基に最適なバイアス
電流を設定するため図10に示すバイアス電流制御回路
33を用いるものとする。
【0035】図8との対応部分に同一符号を付して示す
図10に示すように、バイアス電流制御回路33は2次
高調波歪用の最下点検出に用いた最下点検出回路22D
に換えてS/Nの最良点を検出する最大値検出回路33
Aを設けると共に、この検出結果と判定回路31の判定
結果の論理積を求める論理積回路33Bを設けた点を特
徴としている。因にこの最大値検出回路33Aは入力さ
れるS/N値がメモリ33A2に記憶されているS/N
値に対して大きい場合だけメモリ33A2の値を更新す
るようになあれている。
【0036】このとき論理積回路33Bは再生信号から
求められた2次高調波歪が−25〔dB〕であつて、なお
かつS/N比が現時点で最も高いという条件が満たされ
たときだけサンプルホールド回路22Eに保持されてい
る電流値設定電圧を更新する制御信号を出力するように
なされている。
【0037】以上の構成によれば、2次高調波歪が−2
5〔dB〕を満足する範囲で最も高いS/Nを得ることが
できる大きさのバイアス電流を再生ヘツド3Aに流すこ
とができ、再生ヘツド3Aの応答特性にばらつきがある
場合にも最もデータ誤り率の低い状態で動作するデイス
ク装置を実現することができる。
【0038】(5)他の実施例 なお上述の実施例においては、デイスク上にデータを記
録するための記録系とデイスク上からデータを再生する
ための再生系とを有するデイスク装置について述べた
が、本発明はこれに限らず、再生系のみを有するデイス
ク装置についても適用し得る。
【0039】また上述の実施例においては、再生ヘツド
3AにMRヘツドを用いる場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、バイアス電流によつて2次高調波歪
を可変することができる磁気ヘツドを用いる場合に広く
適用し得る。
【0040】さらに上述の実施例においては、デイスク
装置について述べたが、本発明はこれに限らず、再生ヘ
ツドにMRヘツドを用い、かつ信号処理にPRML方式
を用いるデイジタル磁気再生装置に広く適用し得る。
【0041】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、再生ヘツ
ドの2次高調波歪を−25〔dB〕以下に抑制することに
よりパーシヤルレスポンス方式を用いて波形整形し、か
つ最尤復号法を用いて復号化する際におけるデータ誤り
率の劣化を歪のない状態のデータ誤り率に比して2倍以
内に抑制することができる。これにより再生ヘツドに固
有の非線形歪に起因するデータ誤り率を実用範囲にとど
めることができるデイジタル磁気再生装置及びデジタル
磁気記録再生装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】MRヘツドの動作曲線を表す特性曲線図であ
る。
【図2】2次高周波歪のバイアス磁界依存性を示す特性
曲線図である。
【図3】ビツトエラーレートの2次高調波歪依存性を示
す特性曲線図である。
【図4】本発明によるデイジタル磁気再生装置の一実施
例を示すブロツク図である。
【図5】デイジタル磁気再生装置の動作説明に供するタ
イミングチヤートである。
【図6】本発明によるデイジタル磁気再生装置の一実施
例を示すブロツク図である。
【図7】2次高調波歪検出回路の回路例を示すブロツク
図である。
【図8】最下点検出回路の回路例を示すブロツク図であ
る。
【図9】本発明によるデイジタル磁気再生装置の一実施
例を示すブロツク図である。
【図10】最大値検出回路の回路例を示すブロツク図で
ある。
【符号の説明】
1、10、20、30……デイスク装置、3A……再生
ヘツド、3B……記録ヘツド、4……再生アンプ、6…
…等化器、7……復号器、21……2次高調波検出回
路、22、33……バイアス電流制御回路、31……判
定回路、32……S/N測定回路。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気記録媒体からデータを再生する再生ヘ
    ツドと、上記再生ヘツドから出力された再生信号をパー
    シヤルレスポンス方式を用いて波形整形する等化器と、
    当該等化器によつて波形等化された再生信号を最尤復号
    法を用いて復号する復号器とを有するデイジタル磁気再
    生装置において、 上記再生信号の2次高調波歪が−25〔dB〕以下となる
    磁気ヘツドを上記再生ヘツドに用いることを特徴とする
    デイジタル磁気再生装置。
  2. 【請求項2】磁気記録媒体からデータを再生する再生ヘ
    ツドと、上記再生ヘツドから出力された再生信号をパー
    シヤルレスポンス方式を用いて波形整形する等化器と、
    当該等化器によつて波形等化された再生信号を最尤復号
    法を用いて復号する復号器とを有するデイジタル磁気再
    生装置において、 上記再生信号の2次高調波歪を測定する歪検出回路と、 上記2次高調波歪が−25〔dB〕以下になるように上記
    再生ヘツドに流れるバイアス電流を制御するバイアス電
    流制御回路とを具えることを特徴とするデイジタル磁気
    再生装置。
  3. 【請求項3】磁気記録媒体からデータを再生する再生ヘ
    ツドと、上記再生ヘツドから出力された再生信号をパー
    シヤルレスポンス方式を用いて波形整形する等化器と、
    当該等化器によつて波形等化された再生信号を最尤復号
    法を用いて復号する復号器とを有するデイジタル磁気再
    生装置において、 上記再生信号の2次高調波歪を測定する歪検出回路と、 上記2次高調波歪が−25〔dB〕以下であるか否かを判
    定する判定回路と、 上記再生信号の信号対雑音比を測定する測定回路と、 上記判定回路及び上記測定回路から判定結果及び測定結
    果をそれぞれ入力し、上記再生信号の2次高調波歪が−
    25〔dB〕以下の範囲で信号対雑音比が最も高くなるよ
    うに上記再生ヘツドに流れるバイアス電流を制御するバ
    イアス電流制御回路とを具えることを特徴とするデイジ
    タル磁気再生装置。
  4. 【請求項4】磁気記録媒体からデータを再生する再生ヘ
    ツドと、当該再生ヘツドから出力された再生信号をパー
    シヤルレスポンス方式を用いて波形整形する等化器と、
    当該等化器によつて波形等化された再生信号を最尤復号
    法を用いて復号する復号器とを有する再生系と、 上記再生ヘツドから出力された再生信号の中からクロツ
    ク成分を抽出し、当該クロツク成分から基準クロツクを
    生成するクロツク生成回路と、上記基準クロツクに対し
    て記録データを遅延して出力する遅延回路と、当該遅延
    回路によつて遅延された記録データを磁気記録媒体に記
    録する記録ヘツドとを有する記録系とを備えるデイジタ
    ル磁気再生装置において、 上記再生信号の2次高調波歪が−25〔dB〕以下となる
    磁気ヘツドを上記再生ヘツドに用いることを特徴とする
    デイジタル磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】磁気記録媒体からデータを再生する再生ヘ
    ツドと、当該再生ヘツドから出力された再生信号をパー
    シヤルレスポンス方式を用いて波形整形する等化器と、
    当該等化器によつて波形等化された再生信号を最尤復号
    法を用いて復号する復号器とを有する再生系と、 上記再生ヘツドから出力された再生信号の中からクロツ
    ク成分を抽出し、当該クロツク成分から基準クロツクを
    生成するクロツク生成回路と、上記基準クロツクに対し
    て記録データを遅延して出力する遅延回路と、当該遅延
    回路によつて遅延された記録データを磁気記録媒体に記
    録する記録ヘツドとを有する記録系とを備えるデイジタ
    ル磁気再生装置において、 上記再生信号の2次高調波歪を測定する歪検出回路と、 上記2次高調波歪が−25〔dB〕以下になるように上記
    再生ヘツドに流れるバイアス電流を制御するバイアス電
    流制御回路とを具えることを特徴とするデイジタル磁気
    再生装置。
  6. 【請求項6】磁気記録媒体からデータを再生する再生ヘ
    ツドと、当該再生ヘツドから出力された再生信号をパー
    シヤルレスポンス方式を用いて波形整形する等化器と、
    当該等化器によつて波形等化された再生信号を最尤復号
    法を用いて復号する復号器とを有する再生系と、 上記再生ヘツドから出力された再生信号の中からクロツ
    ク成分を抽出し、当該クロツク成分から基準クロツクを
    生成するクロツク生成回路と、上記基準クロツクに対し
    て記録データを遅延して出力する遅延回路と、当該遅延
    回路によつて遅延された記録データを磁気記録媒体に記
    録する記録ヘツドとを有する記録系とを備えるデイジタ
    ル磁気再生装置において、 上記再生信号の2次高調波歪を測定する歪検出回路と、 上記2次高調波歪が−25〔dB〕以下であるか否かを判
    定する判定回路と、 上記再生信号の信号対雑音比を測定する測定回路と、 上記判定回路及び上記測定回路から判定結果及び測定結
    果をそれぞれ入力し、上記再生信号の2次高調波歪が−
    25〔dB〕以下の範囲で信号対雑音比が最も高くなるよ
    うに上記再生ヘツドに流れるバイアス電流を制御するバ
    イアス電流制御回路とを具えることを特徴とするデイジ
    タル磁気再生装置。
  7. 【請求項7】上記再生ヘツドは磁気抵抗効果形ヘツドで
    あることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3
    に記載のデイジタル磁気再生装置。
  8. 【請求項8】上記再生ヘツドは磁気抵抗効果形ヘツドで
    あることを特徴とする請求項4、請求項5又は請求項6
    に記載のデイジタル磁気記録再生装置。
  9. 【請求項9】上記記録媒体は磁気デイスクであることを
    特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載のデ
    イジタル磁気再生装置。
  10. 【請求項10】上記記録媒体は磁気デイスクであること
    を特徴とする請求項4、請求項5又は請求項6に記載の
    デイジタル磁気記録再生装置。
JP17360494A 1993-08-03 1994-06-30 デイジタル磁気再生装置及びデイジタル磁気記録再生装置 Pending JPH0798804A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17360494A JPH0798804A (ja) 1993-08-03 1994-06-30 デイジタル磁気再生装置及びデイジタル磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19256793 1993-08-03
JP5-192567 1993-08-03
JP17360494A JPH0798804A (ja) 1993-08-03 1994-06-30 デイジタル磁気再生装置及びデイジタル磁気記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0798804A true JPH0798804A (ja) 1995-04-11

Family

ID=26495518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17360494A Pending JPH0798804A (ja) 1993-08-03 1994-06-30 デイジタル磁気再生装置及びデイジタル磁気記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0798804A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0766244A2 (en) * 1995-09-27 1997-04-02 AT&T Corp. A read channel for at least partially offsetting nonlinear signal effects associated with the use of magneto-resistive heads

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0766244A2 (en) * 1995-09-27 1997-04-02 AT&T Corp. A read channel for at least partially offsetting nonlinear signal effects associated with the use of magneto-resistive heads
EP0766244A3 (en) * 1995-09-27 1997-08-20 At & T Corp A read channel for at least partially shifting non-linear signal effects associated with the use of magnetoresistive heads

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3360990B2 (ja) ディスク記録再生装置のデータ再生処理装置
US6212024B1 (en) Recording equalizer and magnetic recording/reproducing apparatus performing write timing compensation
JPH06162680A (ja) クロック再生装置及びrllチャネルクロック再生方法
US6760173B2 (en) Synchronization servo mark detector and method having improved phase error immunity for use in mass data storage device, or the like
JPH0944983A (ja) 記録情報再生装置
KR100357641B1 (ko) 오프셋 제어 회로 및 오프셋 제어 방법
JPH10340419A (ja) 磁気ディスク装置
JPH0798804A (ja) デイジタル磁気再生装置及びデイジタル磁気記録再生装置
US6122126A (en) Digital magnetic reproducing apparatus and digital magnetic recording/reproducing apparatus employing detection of second harmonic distortion and bias current control
JP2002230904A (ja) 情報再生装置
JP3225588B2 (ja) ディジタル信号再生回路
JPH05234254A (ja) スレッショルドレベル決定回路
JP3586008B2 (ja) ディスク記録再生装置のデータ再生処理装置
JPH0719335B2 (ja) フロッピーディスク装置のデータ再生装置
JPH08255306A (ja) データ記録再生システム
KR100272349B1 (ko) 신호 채널의 샘플값 처리회로 및 방법
JPH08124312A (ja) 位相誤差検出装置及び位相誤差検出方法
JPH01133203A (ja) 磁気記録情報の再生回路
JPH10340413A (ja) 記憶装置
JP2002140876A (ja) 情報記録再生装置
JPH10241170A (ja) サーボ信号生成装置およびそれを使用したディスク装置
JPH06223508A (ja) 記録媒体の信号再生方法
JPH0757394A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0644511A (ja) 磁気ディスク装置
JPH02285562A (ja) パルスピークディテクタ