JPH08124312A - 位相誤差検出装置及び位相誤差検出方法 - Google Patents
位相誤差検出装置及び位相誤差検出方法Info
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- JPH08124312A JPH08124312A JP28724794A JP28724794A JPH08124312A JP H08124312 A JPH08124312 A JP H08124312A JP 28724794 A JP28724794 A JP 28724794A JP 28724794 A JP28724794 A JP 28724794A JP H08124312 A JPH08124312 A JP H08124312A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は位相誤差検出装置及び位相誤差検出方
法に関し、アナログデイジタル変換タイミングの位相ず
れを精度良く検出し得る位相誤差検出装置及び位相誤差
検出方法を実現する。 【構成】デイジタルデータDRFの中から、多値信号SPR
の立ち下がり部分に対応し、かつ奇数個の多値のうちの
中央値に対応するデイジタルデータDRFを検出して第1
の判定基準データDRFN を得ると共に、多値信号SPRの
立ち上がり部分に対応し、かつ奇数個の多値のうちの中
央値に対応するデイジタルデータDRFを検出して第2の
判定基準データDRFP を得るデータ検出手段81と、第
1及び第2の判定基準データDRFN 、DRFP に基づいて
実際の変換タイミングの位相ずれを検出する位相検出手
段82とを設けるようにしたことにより、実際の変換タ
イミングと所望の変換タイミングとの位相ずれを精度良
く検出し得る。
法に関し、アナログデイジタル変換タイミングの位相ず
れを精度良く検出し得る位相誤差検出装置及び位相誤差
検出方法を実現する。 【構成】デイジタルデータDRFの中から、多値信号SPR
の立ち下がり部分に対応し、かつ奇数個の多値のうちの
中央値に対応するデイジタルデータDRFを検出して第1
の判定基準データDRFN を得ると共に、多値信号SPRの
立ち上がり部分に対応し、かつ奇数個の多値のうちの中
央値に対応するデイジタルデータDRFを検出して第2の
判定基準データDRFP を得るデータ検出手段81と、第
1及び第2の判定基準データDRFN 、DRFP に基づいて
実際の変換タイミングの位相ずれを検出する位相検出手
段82とを設けるようにしたことにより、実際の変換タ
イミングと所望の変換タイミングとの位相ずれを精度良
く検出し得る。
Description
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図21) 発明が解決しようとする課題(図22及び図23) 課題を解決するための手段(図2、図8、図11及び図
15) 作用(図2〜図8、図11〜図15) 実施例 (1)DATの全体構成(図1) (2)RF信号処理段の構成(図2) (3)第1実施例 (3−1)位相誤差検出回路の動作原理(図3〜図7) (3−2)位相誤差検出回路の構成(図8〜図10) (3−3)動作及び効果 (4)第2実施例 (4−1)位相誤差検出回路の構成(図11) (4−2)効果 (5)第3実施例 (5−1)位相誤差検出回路の動作原理(図12〜図1
4) (5−2)位相誤差検出回路の構成(図15〜図18) (5−3)動作及び効果 (6)他の実施例(図19) 発明の効果
15) 作用(図2〜図8、図11〜図15) 実施例 (1)DATの全体構成(図1) (2)RF信号処理段の構成(図2) (3)第1実施例 (3−1)位相誤差検出回路の動作原理(図3〜図7) (3−2)位相誤差検出回路の構成(図8〜図10) (3−3)動作及び効果 (4)第2実施例 (4−1)位相誤差検出回路の構成(図11) (4−2)効果 (5)第3実施例 (5−1)位相誤差検出回路の動作原理(図12〜図1
4) (5−2)位相誤差検出回路の構成(図15〜図18) (5−3)動作及び効果 (6)他の実施例(図19) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は位相誤差検出装置及び位
相誤差検出方法に関し、例えばデイジタルオーデイオテ
ープレコーダ(DAT)に適用して好適なものである。
相誤差検出方法に関し、例えばデイジタルオーデイオテ
ープレコーダ(DAT)に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、DATにおいては、再生したRF
(radio frequency )信号からオーデイオデータを検出
する方式として積分検出方式が採用されている。この積
分検出方式は、RF信号を積分等化し、その積分等化し
たRF信号からチヤネルクロツクに基づいてオーデイオ
データを検出するものである。ここで積分等化したRF
信号のアイパターンは、図21に示すように、±1
〔V〕の2値波形になる。この積分検出方式の場合に
は、RF信号をアナログデイジタル変換せずに所定の閾
値(例えば0〔V〕)で2値化してオーデイオデータを
得るため、検出タイミングを規定するチヤネルクロツク
の位相が図中矢印aで示す範囲内でばらついたとしても
検出誤りは発生しない。すなわち積分検出方式では、チ
ヤネルクロツクの位相ずれに対してかなりの余裕があ
る。
(radio frequency )信号からオーデイオデータを検出
する方式として積分検出方式が採用されている。この積
分検出方式は、RF信号を積分等化し、その積分等化し
たRF信号からチヤネルクロツクに基づいてオーデイオ
データを検出するものである。ここで積分等化したRF
信号のアイパターンは、図21に示すように、±1
〔V〕の2値波形になる。この積分検出方式の場合に
は、RF信号をアナログデイジタル変換せずに所定の閾
値(例えば0〔V〕)で2値化してオーデイオデータを
得るため、検出タイミングを規定するチヤネルクロツク
の位相が図中矢印aで示す範囲内でばらついたとしても
検出誤りは発生しない。すなわち積分検出方式では、チ
ヤネルクロツクの位相ずれに対してかなりの余裕があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで昨今、RF信
号からオーデイオデータを検出する方式として、パーシ
ヤルレスポンスとビタビ復号を組み合わせたパーシヤル
レスポンス・ビタビ復号検出方式が盛んに開発されてい
る。この方式は、RF信号をパーシヤルレスポンスで等
化し、そのパーシヤルレスポンスで等化したRF信号を
チヤネルクロツクに基づいてアナログデイジタル変換
し、その結果得たRFデータに対してビタビ復号を適用
してオーデイオデータを検出するものである。この方式
の特徴としては、RF信号に対して上述のような信号処
理をすることにより、積分検出方式よりも一段とエラー
の少ない検出ができることである。
号からオーデイオデータを検出する方式として、パーシ
ヤルレスポンスとビタビ復号を組み合わせたパーシヤル
レスポンス・ビタビ復号検出方式が盛んに開発されてい
る。この方式は、RF信号をパーシヤルレスポンスで等
化し、そのパーシヤルレスポンスで等化したRF信号を
チヤネルクロツクに基づいてアナログデイジタル変換
し、その結果得たRFデータに対してビタビ復号を適用
してオーデイオデータを検出するものである。この方式
の特徴としては、RF信号に対して上述のような信号処
理をすることにより、積分検出方式よりも一段とエラー
の少ない検出ができることである。
【0005】因みに、パーシヤルレスポンスによつて波
形等化したRF信号のアイパターンは3値以上の波形
(すなわち多値波形)になる。例えばパーシヤルレスポ
ンスの一種であるPR(1,1)によつて等化した場合
のアイパターンは、図22に示すように、0〔V〕、±
1〔V〕の3値波形になる。この場合、RF信号をアナ
ログデイジタル変換するタイミングは、積分検出方式の
ように幅を持たず、図中○印で示すポイントだけにな
る。すなわちパーシヤルレスポンス・ビタビ復号検出方
式では、チヤネルクロツクの位相ずれに対して殆ど余裕
がない。言い換えれば、パーシヤルレスポンス・ビタビ
復号検出方式では、パーシヤルレスポンスで等化したR
F信号をアナログデイジタル変換する際、変換タイミン
グ(図中○印)に精度良く位相が合つたチヤネルクロツ
クが必要になる。
形等化したRF信号のアイパターンは3値以上の波形
(すなわち多値波形)になる。例えばパーシヤルレスポ
ンスの一種であるPR(1,1)によつて等化した場合
のアイパターンは、図22に示すように、0〔V〕、±
1〔V〕の3値波形になる。この場合、RF信号をアナ
ログデイジタル変換するタイミングは、積分検出方式の
ように幅を持たず、図中○印で示すポイントだけにな
る。すなわちパーシヤルレスポンス・ビタビ復号検出方
式では、チヤネルクロツクの位相ずれに対して殆ど余裕
がない。言い換えれば、パーシヤルレスポンス・ビタビ
復号検出方式では、パーシヤルレスポンスで等化したR
F信号をアナログデイジタル変換する際、変換タイミン
グ(図中○印)に精度良く位相が合つたチヤネルクロツ
クが必要になる。
【0006】ところで上述のようにパーシヤルレスポン
スで等化したRF信号のアイパターンが多値波形になる
ため、検出時に用いる閾値も多値になる。例えば図22
で示したようにPR(1,1)で等化した場合には、閾
値は±0.5 〔V〕の2つになる。従つてRF信号が±0.
5 〔V〕を横切つたタイミングをエツジ情報としてPL
L(Phase-locked loop )回路を駆動してチヤネルクロ
ツクを生成すれば良い。しかしながらRF信号には振幅
変動があるため、RF信号が±0.5 〔V〕を横切つたタ
イミングを精度良く得るのは難しい。すなわちパーシヤ
ルレスポンスで等化したRF信号からチヤネルクロツク
を生成することは非常に難しい。このためパーシヤルレ
スポンス・ビタビ復号検出方式では、積分等化したRF
信号からチヤネルクロツクを生成する場合が多い。この
ように積分等化したRF信号からチヤネルクロツクを再
生するようにすれば、ゼロクロス点(すなわち0〔V〕
を横切つたタイミング)をエツジ情報としてPLL回路
を駆動することができ、RF信号に振幅変動があつたと
しても安定してPLL回路を動作させることができる。
スで等化したRF信号のアイパターンが多値波形になる
ため、検出時に用いる閾値も多値になる。例えば図22
で示したようにPR(1,1)で等化した場合には、閾
値は±0.5 〔V〕の2つになる。従つてRF信号が±0.
5 〔V〕を横切つたタイミングをエツジ情報としてPL
L(Phase-locked loop )回路を駆動してチヤネルクロ
ツクを生成すれば良い。しかしながらRF信号には振幅
変動があるため、RF信号が±0.5 〔V〕を横切つたタ
イミングを精度良く得るのは難しい。すなわちパーシヤ
ルレスポンスで等化したRF信号からチヤネルクロツク
を生成することは非常に難しい。このためパーシヤルレ
スポンス・ビタビ復号検出方式では、積分等化したRF
信号からチヤネルクロツクを生成する場合が多い。この
ように積分等化したRF信号からチヤネルクロツクを再
生するようにすれば、ゼロクロス点(すなわち0〔V〕
を横切つたタイミング)をエツジ情報としてPLL回路
を駆動することができ、RF信号に振幅変動があつたと
しても安定してPLL回路を動作させることができる。
【0007】すなわちパーシヤルレスポンス・ビタビ復
号検出方式のDATでは図23に示すような構成が用い
られる場合が多い。このDAT1では、再生ヘツド2に
よつて読み取られ、そしてヘツドアンプ3で増幅された
RF信号SRFは等化回路4、5に供給される。等化回路
4はRF信号SRFをパーシヤルレスポンスの一種である
PR(1,1)で波形等化し、その結果得たRF信号S
PRをアナログデイジタル変換回路(A/D)6に出力す
る。一方、等化回路5はRF信号SRFを積分等化し、そ
の結果得たRF信号SINTをPLL回路7に出力する。
PLL回路7はこの積分等化したRF信号SINT に基づ
いてチヤネルクロツクCCKを生成し、アナログデイジ
タル変換回路6に出力する。アナログデイジタル変換回
路6はこのチヤネルクロツクCCKに基づいてRF信号
SPRをデイジタル化し、その結果得たRFデータDRFを
ビタビ復号回路(図示せず)に出力する。かくしてビタ
ビ復号回路はこのRFデータDRFに対してビタビ復号を
適用してオーデイオデータを検出する。このようにして
DAT1では、積分等化したRF信号SINT からチヤネ
ルクロツクCCKを生成し、PR(1,1)で等化した
RF信号SPRをこのチヤネルクロツクCCKに基づいて
アナログデイジタル変換する。
号検出方式のDATでは図23に示すような構成が用い
られる場合が多い。このDAT1では、再生ヘツド2に
よつて読み取られ、そしてヘツドアンプ3で増幅された
RF信号SRFは等化回路4、5に供給される。等化回路
4はRF信号SRFをパーシヤルレスポンスの一種である
PR(1,1)で波形等化し、その結果得たRF信号S
PRをアナログデイジタル変換回路(A/D)6に出力す
る。一方、等化回路5はRF信号SRFを積分等化し、そ
の結果得たRF信号SINTをPLL回路7に出力する。
PLL回路7はこの積分等化したRF信号SINT に基づ
いてチヤネルクロツクCCKを生成し、アナログデイジ
タル変換回路6に出力する。アナログデイジタル変換回
路6はこのチヤネルクロツクCCKに基づいてRF信号
SPRをデイジタル化し、その結果得たRFデータDRFを
ビタビ復号回路(図示せず)に出力する。かくしてビタ
ビ復号回路はこのRFデータDRFに対してビタビ復号を
適用してオーデイオデータを検出する。このようにして
DAT1では、積分等化したRF信号SINT からチヤネ
ルクロツクCCKを生成し、PR(1,1)で等化した
RF信号SPRをこのチヤネルクロツクCCKに基づいて
アナログデイジタル変換する。
【0008】ところがこのような構成の場合、等化回路
5で生じる遅延時間と本線経路の等化回路4で生じる遅
延時間との間に相関がないため、チヤネルクロツクCC
Kが図22において○印で示したアナログデイジタル変
換のタイミングとずれてしまうおそれがある。例えば等
化回路4の特性を変えると、それに伴つて本線経路側の
遅延時間が変化する。このとき等化回路5側の遅延時間
は等化回路4の特性を変えても変化しないため、結果的
にチヤネルクロツクCCKが本来アナログデイジタル変
換しなければならないポイントとずれてしまう。この問
題は各等化回路4、5の特性を意図的に変えたときにの
み生じるのではなく、温度特性や製品のばらつきによつ
ても生じ得る潜在的なものである。このためDAT1で
は、最適なアナログデイジタル変換ポイントとチヤネル
クロツクCCKとの位相誤差を精度良く検出し、その検
出結果に基づいてチヤネルクロツクCCKの位相を補正
する必要がある。
5で生じる遅延時間と本線経路の等化回路4で生じる遅
延時間との間に相関がないため、チヤネルクロツクCC
Kが図22において○印で示したアナログデイジタル変
換のタイミングとずれてしまうおそれがある。例えば等
化回路4の特性を変えると、それに伴つて本線経路側の
遅延時間が変化する。このとき等化回路5側の遅延時間
は等化回路4の特性を変えても変化しないため、結果的
にチヤネルクロツクCCKが本来アナログデイジタル変
換しなければならないポイントとずれてしまう。この問
題は各等化回路4、5の特性を意図的に変えたときにの
み生じるのではなく、温度特性や製品のばらつきによつ
ても生じ得る潜在的なものである。このためDAT1で
は、最適なアナログデイジタル変換ポイントとチヤネル
クロツクCCKとの位相誤差を精度良く検出し、その検
出結果に基づいてチヤネルクロツクCCKの位相を補正
する必要がある。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、アナログデイジタル変換タイミングの位相ずれを精
度良く検出し得る位相誤差検出装置及び位相誤差検出方
法を提案しようとするものである。
で、アナログデイジタル変換タイミングの位相ずれを精
度良く検出し得る位相誤差検出装置及び位相誤差検出方
法を提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、奇数個の多値を通る多値信号SPR
を、当該多値を通るタイミングを所望の変換タイミング
としてアナログデイジタル変換する場合に、アナログデ
イジタル変換して得たデイジタルデータDRFから実際の
変換タイミングと所望の変換タイミングとの位相ずれを
検出する位相誤差検出装置80において、デイジタルデ
ータDRFの中から、多値信号SPRの立ち下がり部分に対
応し、かつ奇数個の多値のうちの中央値に対応するデイ
ジタルデータDRFを検出して第1の判定基準データD
RFN を得ると共に、多値信号SPRの立ち上がり部分に対
応し、かつ奇数個の多値のうちの中央値に対応するデイ
ジタルデータDRFを検出して第2の判定基準データD
RFP を得るデータ検出手段81と、データ検出手段81
によつて得た第1及び第2の判定基準データDRFN 、D
RFP に基づいて実際の変換タイミングの位相ずれを検出
する位相検出手段82とを設けるようにした。
め本発明においては、奇数個の多値を通る多値信号SPR
を、当該多値を通るタイミングを所望の変換タイミング
としてアナログデイジタル変換する場合に、アナログデ
イジタル変換して得たデイジタルデータDRFから実際の
変換タイミングと所望の変換タイミングとの位相ずれを
検出する位相誤差検出装置80において、デイジタルデ
ータDRFの中から、多値信号SPRの立ち下がり部分に対
応し、かつ奇数個の多値のうちの中央値に対応するデイ
ジタルデータDRFを検出して第1の判定基準データD
RFN を得ると共に、多値信号SPRの立ち上がり部分に対
応し、かつ奇数個の多値のうちの中央値に対応するデイ
ジタルデータDRFを検出して第2の判定基準データD
RFP を得るデータ検出手段81と、データ検出手段81
によつて得た第1及び第2の判定基準データDRFN 、D
RFP に基づいて実際の変換タイミングの位相ずれを検出
する位相検出手段82とを設けるようにした。
【0011】また本発明においては、位相誤差検出装置
80は、位相検出手段82の検出結果に応じて実際の変
換タイミングを修正するタイミング修正手段35、36
を備えるようにした。
80は、位相検出手段82の検出結果に応じて実際の変
換タイミングを修正するタイミング修正手段35、36
を備えるようにした。
【0012】また本発明においては、奇数個の多値を通
り、かつ所定位置に単一周波数の信号部分を含む多値信
号SPRを、当該多値を通るタイミングを所望の変換タイ
ミングとしてアナログデイジタル変換する場合に、アナ
ログデイジタル変換して得たデイジタルデータDRFから
実際の変換タイミングと所望の変換タイミングとの位相
ずれを検出する位相誤差検出装置50又は70におい
て、多値信号SPRの中から単一周波数の信号部分を検出
する単一信号検出手段54と、単一信号検出手段54が
単一周波数の信号部分を検出した場合、デイジタルデー
タDRFの中から、多値信号SPRの立ち下がり部分に対応
し、かつ奇数個の多値のうちの中央値に対応するデイジ
タルデータDRFを検出して第1の判定基準データDRFN
を得ると共に、多値信号SPRの立ち上がり部分に対応
し、かつ奇数個の多値のうちの中央値に対応するデイジ
タルデータDRFを検出して第2の判定基準データDRFP
を得るデータ検出手段51と、データ検出手段51によ
つて得た第1及び第2の判定基準データDRFN 、DRFP
に基づいて実際の変換タイミングの位相ずれを検出する
位相検出手段52又は71とを設けるようにした。
り、かつ所定位置に単一周波数の信号部分を含む多値信
号SPRを、当該多値を通るタイミングを所望の変換タイ
ミングとしてアナログデイジタル変換する場合に、アナ
ログデイジタル変換して得たデイジタルデータDRFから
実際の変換タイミングと所望の変換タイミングとの位相
ずれを検出する位相誤差検出装置50又は70におい
て、多値信号SPRの中から単一周波数の信号部分を検出
する単一信号検出手段54と、単一信号検出手段54が
単一周波数の信号部分を検出した場合、デイジタルデー
タDRFの中から、多値信号SPRの立ち下がり部分に対応
し、かつ奇数個の多値のうちの中央値に対応するデイジ
タルデータDRFを検出して第1の判定基準データDRFN
を得ると共に、多値信号SPRの立ち上がり部分に対応
し、かつ奇数個の多値のうちの中央値に対応するデイジ
タルデータDRFを検出して第2の判定基準データDRFP
を得るデータ検出手段51と、データ検出手段51によ
つて得た第1及び第2の判定基準データDRFN 、DRFP
に基づいて実際の変換タイミングの位相ずれを検出する
位相検出手段52又は71とを設けるようにした。
【0013】また本発明においては、位相誤差検出装置
50又は70は、位相検出手段52又は71の検出結果
に応じて実際の変換タイミングを修正するタイミング修
正手段35、36を備えるようにした。
50又は70は、位相検出手段52又は71の検出結果
に応じて実際の変換タイミングを修正するタイミング修
正手段35、36を備えるようにした。
【0014】
【作用】デイジタルデータDRFの中から、多値信号SPR
の立ち下がり部分に対応し、かつ奇数個の多値のうちの
中央値に対応するデイジタルデータDRFを検出して第1
の判定基準データDRFN を得ると共に、多値信号SPRの
立ち上がり部分に対応し、かつ奇数個の多値のうちの中
央値に対応するデイジタルデータDRFを検出して第2の
判定基準データDRFP を得るデータ検出手段81と、デ
ータ検出手段81によつて得た第1及び第2の判定基準
データDRFN 、DRFP に基づいて実際の変換タイミング
の位相ずれを検出する位相検出手段82とを設けるよう
にしたことにより、実際の変換タイミングと所望の変換
タイミングとの位相ずれを精度良く検出し得る。この場
合、実際の変換タイミングと所望の変換タイミングとの
位相がずれていれば、第1及び第2の判定基準データD
RFN 、DRFP の値が異なるため、上述のようなデータ検
出手段81と位相検出手段82を設けることによつて位
相ずれ検出し得る。
の立ち下がり部分に対応し、かつ奇数個の多値のうちの
中央値に対応するデイジタルデータDRFを検出して第1
の判定基準データDRFN を得ると共に、多値信号SPRの
立ち上がり部分に対応し、かつ奇数個の多値のうちの中
央値に対応するデイジタルデータDRFを検出して第2の
判定基準データDRFP を得るデータ検出手段81と、デ
ータ検出手段81によつて得た第1及び第2の判定基準
データDRFN 、DRFP に基づいて実際の変換タイミング
の位相ずれを検出する位相検出手段82とを設けるよう
にしたことにより、実際の変換タイミングと所望の変換
タイミングとの位相ずれを精度良く検出し得る。この場
合、実際の変換タイミングと所望の変換タイミングとの
位相がずれていれば、第1及び第2の判定基準データD
RFN 、DRFP の値が異なるため、上述のようなデータ検
出手段81と位相検出手段82を設けることによつて位
相ずれ検出し得る。
【0015】また位相検出手段82の検出結果に応じて
実際の変換タイミングを修正するタイミング修正手段3
5、36を備えるようにしたことにより、位相検出手段
82の検出結果に応じて実際の変換タイミングを所望の
変換タイミングに修正し得る。
実際の変換タイミングを修正するタイミング修正手段3
5、36を備えるようにしたことにより、位相検出手段
82の検出結果に応じて実際の変換タイミングを所望の
変換タイミングに修正し得る。
【0016】また多値信号SPRの中から単一周波数の信
号部分を検出する単一信号検出手段54と、単一信号検
出手段54が単一周波数の信号部分を検出した場合、デ
イジタルデータDRFの中から、多値信号SPRの立ち下が
り部分に対応し、かつ奇数個の多値のうちの中央値に対
応するデイジタルデータDRFを検出して第1の判定基準
データDRFN を得ると共に、多値信号SPRの立ち上がり
部分に対応し、かつ奇数個の多値のうちの中央値に対応
するデイジタルデータDRFを検出して第2の判定基準デ
ータDRFP を得るデータ検出手段51と、データ検出手
段51によつて得た第1及び第2の判定基準データD
RFN 、DRFP に基づいて実際の変換タイミングの位相ず
れを検出する位相検出手段52又は71とを設けるよう
にしたことにより、実際の変換タイミングと所望の変換
タイミングとの位相ずれを精度良く検出し得る。この場
合、実際の変換タイミングと所望の変換タイミングとの
位相がずれていれば、第1及び第2の判定基準データD
RFN 、DRFP の値が異なるため、上述のような単一信号
検出手段54、データ検出手段51及び位相検出手段5
2、71を設けることによつて位相ずれを検出し得る。
また単一周波数の信号部分を検出対象にすることによつ
て検出頻度が増え、これにより一段と精度良く位相ずれ
を検出し得る。
号部分を検出する単一信号検出手段54と、単一信号検
出手段54が単一周波数の信号部分を検出した場合、デ
イジタルデータDRFの中から、多値信号SPRの立ち下が
り部分に対応し、かつ奇数個の多値のうちの中央値に対
応するデイジタルデータDRFを検出して第1の判定基準
データDRFN を得ると共に、多値信号SPRの立ち上がり
部分に対応し、かつ奇数個の多値のうちの中央値に対応
するデイジタルデータDRFを検出して第2の判定基準デ
ータDRFP を得るデータ検出手段51と、データ検出手
段51によつて得た第1及び第2の判定基準データD
RFN 、DRFP に基づいて実際の変換タイミングの位相ず
れを検出する位相検出手段52又は71とを設けるよう
にしたことにより、実際の変換タイミングと所望の変換
タイミングとの位相ずれを精度良く検出し得る。この場
合、実際の変換タイミングと所望の変換タイミングとの
位相がずれていれば、第1及び第2の判定基準データD
RFN 、DRFP の値が異なるため、上述のような単一信号
検出手段54、データ検出手段51及び位相検出手段5
2、71を設けることによつて位相ずれを検出し得る。
また単一周波数の信号部分を検出対象にすることによつ
て検出頻度が増え、これにより一段と精度良く位相ずれ
を検出し得る。
【0017】また位相検出手段52又は71の検出結果
に応じて実際の変換タイミングを修正するタイミング修
正手段35、36を備えるようにしたことにより、位相
検出手段52又は71の検出結果に応じて実際の変換タ
イミングを所望の変換タイミングに修正し得る。
に応じて実際の変換タイミングを修正するタイミング修
正手段35、36を備えるようにしたことにより、位相
検出手段52又は71の検出結果に応じて実際の変換タ
イミングを所望の変換タイミングに修正し得る。
【0018】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
する。
【0019】(1)DATの全体構成 図1において、10は全体としてDATの再生系を示
し、再生ヘツド11A、11Bで磁気テープに形成され
た記録トラツクを交互に読み取り、その結果得たRF信
号SRF1 、SRF2 をそれぞれヘツドアンプ12A、12
Bで増幅する。スイツチ13はヘツドスイツチングパル
スSHSP によつて切り換わり、これにより増幅されたR
F信号SRF1 、SRF2 を1つの信号列にまとめ、RF信
号SRFとして等化回路14に出力する。等化回路14は
RF信号SRFをパーシヤルレスポンスで波形等化し、そ
の結果得たRF信号SPRを検出回路15に出力する。検
出回路15はRF信号SPRをチヤネルクロツクに基づい
てデイジタル化し、そのデイジタル化したRF信号SPR
にビタビ復号を適用することによつてオーデイオデータ
S10を検出する。この検出されたオーデイオデータS
10は10−8変換回路16に出力される。
し、再生ヘツド11A、11Bで磁気テープに形成され
た記録トラツクを交互に読み取り、その結果得たRF信
号SRF1 、SRF2 をそれぞれヘツドアンプ12A、12
Bで増幅する。スイツチ13はヘツドスイツチングパル
スSHSP によつて切り換わり、これにより増幅されたR
F信号SRF1 、SRF2 を1つの信号列にまとめ、RF信
号SRFとして等化回路14に出力する。等化回路14は
RF信号SRFをパーシヤルレスポンスで波形等化し、そ
の結果得たRF信号SPRを検出回路15に出力する。検
出回路15はRF信号SPRをチヤネルクロツクに基づい
てデイジタル化し、そのデイジタル化したRF信号SPR
にビタビ復号を適用することによつてオーデイオデータ
S10を検出する。この検出されたオーデイオデータS
10は10−8変換回路16に出力される。
【0020】10−8変換回路16は記録時に8−10
変換したオーデイオデータS10を元に戻し、その結果
得たオーデイオデータS11をエラー訂正回路17に出
力する。エラー訂正回路17はオーデイオデータS11
にエラー訂正を施し、その結果得たオーデイオデータS
12をデイジタルアナログ変換回路(D/A)18に出
力する。デイジタルアナログ変換回路18はオーデイオ
データS12をアナログ信号に変換し、その結果得たオ
ーデイオ信号S13をオーデイオアンプ19に出力す
る。オーデイオアンプ19はこのオーデイオ信号S13
を所定の増幅度で増幅し、その結果得たオーデイオ信号
S14をスピーカ20に出力する。このようにしてDA
T10では、パーシヤルレスポンス・ビタビ復号検出方
式を用いて磁気テープにデイジタル記録されたオーデイ
オ信号を再生する。次に再生ヘツド11A(11B)か
ら検出回路15に至るRF信号処理段について説明す
る。
変換したオーデイオデータS10を元に戻し、その結果
得たオーデイオデータS11をエラー訂正回路17に出
力する。エラー訂正回路17はオーデイオデータS11
にエラー訂正を施し、その結果得たオーデイオデータS
12をデイジタルアナログ変換回路(D/A)18に出
力する。デイジタルアナログ変換回路18はオーデイオ
データS12をアナログ信号に変換し、その結果得たオ
ーデイオ信号S13をオーデイオアンプ19に出力す
る。オーデイオアンプ19はこのオーデイオ信号S13
を所定の増幅度で増幅し、その結果得たオーデイオ信号
S14をスピーカ20に出力する。このようにしてDA
T10では、パーシヤルレスポンス・ビタビ復号検出方
式を用いて磁気テープにデイジタル記録されたオーデイ
オ信号を再生する。次に再生ヘツド11A(11B)か
ら検出回路15に至るRF信号処理段について説明す
る。
【0021】(2)RF信号処理段の構成 図2において、30は全体としてDATのRF信号処理
段を示し、再生ヘツド11A(11B)で読み取られ、
そしてヘツドアンプ12A(12B)で増幅されたRF
信号SRFは、等化回路31、32に出力される。等化回
路31はパーシヤルレスポンスの一種であるPR(1,
1)でRF信号SRFを波形等化し、その結果得たRF信
号SPRをアナログデイジタル変換回路(A/D)33に
出力する。因みに、このRF信号SPRは図22で示した
ように0〔V〕、±1〔V〕の3値波形になる。一方、
等化回路32はRF信号SRFを積分等化し、その結果得
たRF信号SINT をPLL回路34に出力する。PLL
回路34はこの積分等化したRF信号SINT に基づいて
チヤネルクロツクCCK(例えば 9.4〔 MHz〕)を生成
する。この場合、PLL回路34はRF信号SINT のゼ
ロクロス点をエツジ情報として動作する。このためRF
信号SINT に振幅変動が生じたとしても、PLL回路3
4は安定して動作することができる。
段を示し、再生ヘツド11A(11B)で読み取られ、
そしてヘツドアンプ12A(12B)で増幅されたRF
信号SRFは、等化回路31、32に出力される。等化回
路31はパーシヤルレスポンスの一種であるPR(1,
1)でRF信号SRFを波形等化し、その結果得たRF信
号SPRをアナログデイジタル変換回路(A/D)33に
出力する。因みに、このRF信号SPRは図22で示した
ように0〔V〕、±1〔V〕の3値波形になる。一方、
等化回路32はRF信号SRFを積分等化し、その結果得
たRF信号SINT をPLL回路34に出力する。PLL
回路34はこの積分等化したRF信号SINT に基づいて
チヤネルクロツクCCK(例えば 9.4〔 MHz〕)を生成
する。この場合、PLL回路34はRF信号SINT のゼ
ロクロス点をエツジ情報として動作する。このためRF
信号SINT に振幅変動が生じたとしても、PLL回路3
4は安定して動作することができる。
【0022】このチヤネルクロツクCCKは遅延回路3
5に入力され、ここで所定時間遅延することによつて位
相調整される。このとき遅延回路35はアツプダウンカ
ウンタ36から出力される4ビツトの遅延コントロール
信号S30に基づいてチヤネルクロツクCCKを遅延す
る。この場合、遅延コントロール信号S30を4ビツト
構成にしたため、遅延回路35は16ステツプで遅延時
間を変えることができる。因みに、遅延回路35は、遅
延コントロール信号S30の数値が大きくなると遅延時
間を大きくし、遅延コントロール信号S30の数値が小
さくなると遅延時間を小さくするようになされている。
このように位相調整されたチヤネルクロツクCCK(以
下これを遅延チヤネルクロツクCCK’と呼ぶ)は、上
述のアナログデイジタル変換回路33に動作クロツクと
して出力される。
5に入力され、ここで所定時間遅延することによつて位
相調整される。このとき遅延回路35はアツプダウンカ
ウンタ36から出力される4ビツトの遅延コントロール
信号S30に基づいてチヤネルクロツクCCKを遅延す
る。この場合、遅延コントロール信号S30を4ビツト
構成にしたため、遅延回路35は16ステツプで遅延時
間を変えることができる。因みに、遅延回路35は、遅
延コントロール信号S30の数値が大きくなると遅延時
間を大きくし、遅延コントロール信号S30の数値が小
さくなると遅延時間を小さくするようになされている。
このように位相調整されたチヤネルクロツクCCK(以
下これを遅延チヤネルクロツクCCK’と呼ぶ)は、上
述のアナログデイジタル変換回路33に動作クロツクと
して出力される。
【0023】アナログデイジタル変換回路33はPR
(1,1)で波形等化したRF信号SPRをこの遅延チヤ
ネルクロツクCCK’に基づいてアナログデイジタル変
換し、その結果得たRFデータDRFをビタビ復号回路
(図示せず)に出力する。因みに、ビタビ復号回路はこ
のRFデータDRFにビタビ復号を施してオーデイオデー
タを検出する。
(1,1)で波形等化したRF信号SPRをこの遅延チヤ
ネルクロツクCCK’に基づいてアナログデイジタル変
換し、その結果得たRFデータDRFをビタビ復号回路
(図示せず)に出力する。因みに、ビタビ復号回路はこ
のRFデータDRFにビタビ復号を施してオーデイオデー
タを検出する。
【0024】ここで位相誤差検出回路37には遅延チヤ
ネルクロツクCCK’、RFデータDRF及びエツジ検出
回路38で検出されたヘツドスイツチングパルスSHSP
のエツジ情報S31が入力されている。位相誤差検出回
路37はこれらの情報を基に遅延チヤネルクロツクCC
K’と最適なアナログデイジタル変換ポイント(図22
で示した○印)との位相誤差を検出する。その結果、位
相誤差検出回路37は、遅延チヤネルクロツクCCK’
の位相が進んでいれば位相制御信号S32として「1」
を出力し、遅延チヤネルクロツクCCK’の位相が遅れ
ていれば位相制御信号S32として「0」を出力する。
ネルクロツクCCK’、RFデータDRF及びエツジ検出
回路38で検出されたヘツドスイツチングパルスSHSP
のエツジ情報S31が入力されている。位相誤差検出回
路37はこれらの情報を基に遅延チヤネルクロツクCC
K’と最適なアナログデイジタル変換ポイント(図22
で示した○印)との位相誤差を検出する。その結果、位
相誤差検出回路37は、遅延チヤネルクロツクCCK’
の位相が進んでいれば位相制御信号S32として「1」
を出力し、遅延チヤネルクロツクCCK’の位相が遅れ
ていれば位相制御信号S32として「0」を出力する。
【0025】アツプダウンカウンタ36はこの位相制御
信号S32に応じて遅延コントロール信号S30の数値
を変化させる。この場合、アツプダウンカウンタ36
は、位相制御信号S32が「1」のとき遅延コントロー
ル信号S30の数値をカウントアツプし、位相制御信号
S32が「0」のとき遅延コントロール信号S30の数
値をカウントダウンする。このように位相制御信号S3
2に応じて遅延コントロール信号S30の数値を変化さ
せることにより、遅延チヤネルクロツクCCK’の位相
を変化させて当該遅延チヤネルクロツクCCK’の位相
を最適なアナログデイジタル変換ポイントに合わせるこ
とができる。
信号S32に応じて遅延コントロール信号S30の数値
を変化させる。この場合、アツプダウンカウンタ36
は、位相制御信号S32が「1」のとき遅延コントロー
ル信号S30の数値をカウントアツプし、位相制御信号
S32が「0」のとき遅延コントロール信号S30の数
値をカウントダウンする。このように位相制御信号S3
2に応じて遅延コントロール信号S30の数値を変化さ
せることにより、遅延チヤネルクロツクCCK’の位相
を変化させて当該遅延チヤネルクロツクCCK’の位相
を最適なアナログデイジタル変換ポイントに合わせるこ
とができる。
【0026】ところで遅延チヤネルクロツクCCK’の
位相を頻繁に変化させると回路全体が不安定になるおそ
れがある。このためアツプダウンカウンタ36はヘツド
スイツチングパルスSHSP の両エツジに基づいて動作す
るようになされている。すなわちアツプダウンカウンタ
36には動作クロツクとしてエツジ検出回路38で検出
されたヘツドスイツチングパルスSHSP のエツジ情報S
31が入力されており、アツプダウンカウンタ36はこ
のエツジ情報S31に基づいて動作して遅延コントロー
ル信号S30を変化させる。従つて遅延チヤネルクロツ
クCCK’の位相を変化させる割合は1トラツク当たり
1回になる。
位相を頻繁に変化させると回路全体が不安定になるおそ
れがある。このためアツプダウンカウンタ36はヘツド
スイツチングパルスSHSP の両エツジに基づいて動作す
るようになされている。すなわちアツプダウンカウンタ
36には動作クロツクとしてエツジ検出回路38で検出
されたヘツドスイツチングパルスSHSP のエツジ情報S
31が入力されており、アツプダウンカウンタ36はこ
のエツジ情報S31に基づいて動作して遅延コントロー
ル信号S30を変化させる。従つて遅延チヤネルクロツ
クCCK’の位相を変化させる割合は1トラツク当たり
1回になる。
【0027】因みに、エツジ検出回路38はエクスクル
ーシブオアゲート39とバツフアゲート40によつて構
成されている。この場合、エクスクルーシブオアゲート
39にはヘツドスイツチングパルスSHSP とバツフアゲ
ート40によつて遅延したヘツドスイツチングパルスS
HSP ’とが入力されている。このように構成すると、ヘ
ツドスイツチングパルスSHSP のエツジ部分でヘツドス
イツチングパルスSHSP 、SHSP ’がそれぞれ逆相にな
り、エクスクルーシブオアゲート39は「1」を出力す
る。すなわちエツジ検出回路38はヘツドスイツチング
パルスSHSP のエツジを検出し、エツジが検出された場
合にエツジ情報S31として「1」を出力する。
ーシブオアゲート39とバツフアゲート40によつて構
成されている。この場合、エクスクルーシブオアゲート
39にはヘツドスイツチングパルスSHSP とバツフアゲ
ート40によつて遅延したヘツドスイツチングパルスS
HSP ’とが入力されている。このように構成すると、ヘ
ツドスイツチングパルスSHSP のエツジ部分でヘツドス
イツチングパルスSHSP 、SHSP ’がそれぞれ逆相にな
り、エクスクルーシブオアゲート39は「1」を出力す
る。すなわちエツジ検出回路38はヘツドスイツチング
パルスSHSP のエツジを検出し、エツジが検出された場
合にエツジ情報S31として「1」を出力する。
【0028】このようにしてRF信号処理段30では、
位相誤差検出回路37で遅延チヤネルクロツクCCK’
の位相誤差を検出し、その検出結果(すなわち位相制御
信号S32)に応じて遅延チヤネルクロツクCCK’の
位相を変化させることにより、遅延チヤネルクロツクC
CK’の位相を最適なアナログデイジタル変換ポイント
に合わせることができる。すなわち遅延チヤネルクロツ
クCCK’を自動調整することができる。次にこの位相
誤差検出回路について、各実施例毎に説明する。
位相誤差検出回路37で遅延チヤネルクロツクCCK’
の位相誤差を検出し、その検出結果(すなわち位相制御
信号S32)に応じて遅延チヤネルクロツクCCK’の
位相を変化させることにより、遅延チヤネルクロツクC
CK’の位相を最適なアナログデイジタル変換ポイント
に合わせることができる。すなわち遅延チヤネルクロツ
クCCK’を自動調整することができる。次にこの位相
誤差検出回路について、各実施例毎に説明する。
【0029】(3)第1実施例 (3−1)位相誤差検出回路の動作原理 この第1実施例において、位相誤差検出回路は、
「1」、「1」、「0」、「0」、「1」、「1」、
「0」、「0」……のように遅延チヤネルクロツクCC
K’に対して周波数が1/4のデータ列(すなわち周波
数が2.35〔 MHz〕でなる単一周波数のデータ列、以下こ
れを2T信号と呼ぶ)が記録されている部分を再生した
ときに得られる信号を対象にして遅延チヤネルクロツク
CCK’の位相誤差を検出する。この2T信号が記録さ
れている部分を再生して得たRF信号SRFをPR(1,
1)で等化すると、図3に示すように、−1〔V〕、0
〔V〕、+1〔V〕、0〔V〕……を順に繰り返す単一
周波数の信号になる。因みに、図中○印は最適なアナロ
グデイジタル変換ポイントを示す。
「1」、「1」、「0」、「0」、「1」、「1」、
「0」、「0」……のように遅延チヤネルクロツクCC
K’に対して周波数が1/4のデータ列(すなわち周波
数が2.35〔 MHz〕でなる単一周波数のデータ列、以下こ
れを2T信号と呼ぶ)が記録されている部分を再生した
ときに得られる信号を対象にして遅延チヤネルクロツク
CCK’の位相誤差を検出する。この2T信号が記録さ
れている部分を再生して得たRF信号SRFをPR(1,
1)で等化すると、図3に示すように、−1〔V〕、0
〔V〕、+1〔V〕、0〔V〕……を順に繰り返す単一
周波数の信号になる。因みに、図中○印は最適なアナロ
グデイジタル変換ポイントを示す。
【0030】位相誤差検出回路は、まずこのような単一
周波数のRF信号SPRをアナログデイジタル変換したR
FデータDRFから信号波形の立ち下がり(すなわちネガ
テイブエツジ)及び立ち上がり(すなわちポジテイブエ
ツジ)を検出する。この場合、位相誤差検出回路は隣接
する3つのRFデータDRFA 、DRFB 、DRFC につい
て、図4に示すように、DRFC >DRFA が成立すればネ
ガテイブエツジと判定し、図5に示すように、DRFC <
DRFA が成立すればポジテイブエツジと判定する。
周波数のRF信号SPRをアナログデイジタル変換したR
FデータDRFから信号波形の立ち下がり(すなわちネガ
テイブエツジ)及び立ち上がり(すなわちポジテイブエ
ツジ)を検出する。この場合、位相誤差検出回路は隣接
する3つのRFデータDRFA 、DRFB 、DRFC につい
て、図4に示すように、DRFC >DRFA が成立すればネ
ガテイブエツジと判定し、図5に示すように、DRFC <
DRFA が成立すればポジテイブエツジと判定する。
【0031】一方で、位相誤差検出回路はRFデータD
RFの中から0〔V〕に対応するデータを検出する。そし
て位相誤差検出回路はこれらの検出結果を基にネガテイ
ブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFN とポジ
テイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFP を
検出する。位相誤差検出回路はこのようにして検出され
たネガテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータD
RFN とポジテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデー
タDRFP とを比較し、その結果、RFデータDRFN の方
が大きければ遅延チヤネルクロツクCCK’の位相が進
んでいると判定し、RFデータDRFP の方が大きければ
遅延チヤネルクロツクCCK’の位相が遅れていると判
定する。このようにしてRFデータDRFN 、DRFP の大
小比較によつて位相判定し得る理由は、遅延チヤネルク
ロツクCCK’の位相が進んでいれば、図6に示すよう
に、RFデータDRFN がRFデータDRFP よりも大きく
なり、位相が遅れていれば、図7に示すように、RFデ
ータDRFP がRFデータDRFN よりも大きくなるという
特性があるからである。
RFの中から0〔V〕に対応するデータを検出する。そし
て位相誤差検出回路はこれらの検出結果を基にネガテイ
ブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFN とポジ
テイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFP を
検出する。位相誤差検出回路はこのようにして検出され
たネガテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータD
RFN とポジテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデー
タDRFP とを比較し、その結果、RFデータDRFN の方
が大きければ遅延チヤネルクロツクCCK’の位相が進
んでいると判定し、RFデータDRFP の方が大きければ
遅延チヤネルクロツクCCK’の位相が遅れていると判
定する。このようにしてRFデータDRFN 、DRFP の大
小比較によつて位相判定し得る理由は、遅延チヤネルク
ロツクCCK’の位相が進んでいれば、図6に示すよう
に、RFデータDRFN がRFデータDRFP よりも大きく
なり、位相が遅れていれば、図7に示すように、RFデ
ータDRFP がRFデータDRFN よりも大きくなるという
特性があるからである。
【0032】(3−2)位相誤差検出回路の構成 図8において、50は全体として位相誤差検出回路を示
し、大きく分けてデータ検出段51と位相検出段52に
よつて構成されている。データ検出段51はエツジ検出
部51AでRFデータDRFの中からネガテイブエツジ及
びポジテイブエツジを検出すると共に、仮検出回路53
でRFデータD RFの中から0〔V〕に対応するデータを
検出し、これらの検出結果を基にネガテイブエツジの0
〔V〕に対応するRFデータDRFN とポジテイブエツジ
の0〔V〕に対応するRFデータDRFP を検出する。位
相検出段52は検出されたRFデータDRFN とRFデー
タDRFP を比較して遅延チヤネルクロツクCCK’の位
相誤差を検出する。この場合、位相誤差検出回路50に
はモノステーブル・マルチバイブレータ(以下これをモ
ノマルチと呼ぶ)54が設けられており、このモノマル
チ54が2T信号の記録部分を検出したときデータ検出
段51は上述のようにRFデータDRFN 、DRFP を検出
する。
し、大きく分けてデータ検出段51と位相検出段52に
よつて構成されている。データ検出段51はエツジ検出
部51AでRFデータDRFの中からネガテイブエツジ及
びポジテイブエツジを検出すると共に、仮検出回路53
でRFデータD RFの中から0〔V〕に対応するデータを
検出し、これらの検出結果を基にネガテイブエツジの0
〔V〕に対応するRFデータDRFN とポジテイブエツジ
の0〔V〕に対応するRFデータDRFP を検出する。位
相検出段52は検出されたRFデータDRFN とRFデー
タDRFP を比較して遅延チヤネルクロツクCCK’の位
相誤差を検出する。この場合、位相誤差検出回路50に
はモノステーブル・マルチバイブレータ(以下これをモ
ノマルチと呼ぶ)54が設けられており、このモノマル
チ54が2T信号の記録部分を検出したときデータ検出
段51は上述のようにRFデータDRFN 、DRFP を検出
する。
【0033】ここで上述のエツジ検出部51Aはまず遅
延回路55でデイジタル化したRFデータDRFの位相を
遅延する。この場合、遅延回路55は遅延チヤネルクロ
ツクCCK' に基づいて動作し、後述するように、同じ
RFデータDRFに対して仮検出回路53の出力タイミン
グとラツチ回路(D)56の出力タイミングが一致する
ようにRFデータDRFの位相を所定時間遅延する。すな
わち遅延回路55は仮検出回路53で生じるクロツク消
費分(すなわち仮検出回路53で生じる遅延時間)を補
正するために設けられている。遅延回路55はこのよう
にRFデータDRFを所定時間遅延し、その結果得たRF
データDRFA をラツチ回路56及びコンパレータ57の
反転入力側に出力する。
延回路55でデイジタル化したRFデータDRFの位相を
遅延する。この場合、遅延回路55は遅延チヤネルクロ
ツクCCK' に基づいて動作し、後述するように、同じ
RFデータDRFに対して仮検出回路53の出力タイミン
グとラツチ回路(D)56の出力タイミングが一致する
ようにRFデータDRFの位相を所定時間遅延する。すな
わち遅延回路55は仮検出回路53で生じるクロツク消
費分(すなわち仮検出回路53で生じる遅延時間)を補
正するために設けられている。遅延回路55はこのよう
にRFデータDRFを所定時間遅延し、その結果得たRF
データDRFA をラツチ回路56及びコンパレータ57の
反転入力側に出力する。
【0034】ラツチ回路56は遅延チヤネルクロツクC
CK' に基づいて動作し、1クロツク分このRFデータ
DRFA の位相を遅らせ、その結果得たRFデータDRFB
をラツチ回路(D)58及びスイツチ59に出力する。
ラツチ回路58は同様に遅延チヤネルクロツクCCK'
に基づいて動作し、1クロツク分このRFデータDRFB
の位相を遅らせ、その結果得たRFデータDRFC をコン
パレータ57の非反転入力側に出力する。このように構
成すると、RFデータDRFB を現在とすれば、RFデー
タDRFAは1サンプル未来のデータ、RFデータDRFC
は1サンプル過去のデータになる。因みに、ラツチ回路
56、58はRFデータDRFのビツト数分のラツチ回路
である。
CK' に基づいて動作し、1クロツク分このRFデータ
DRFA の位相を遅らせ、その結果得たRFデータDRFB
をラツチ回路(D)58及びスイツチ59に出力する。
ラツチ回路58は同様に遅延チヤネルクロツクCCK'
に基づいて動作し、1クロツク分このRFデータDRFB
の位相を遅らせ、その結果得たRFデータDRFC をコン
パレータ57の非反転入力側に出力する。このように構
成すると、RFデータDRFB を現在とすれば、RFデー
タDRFAは1サンプル未来のデータ、RFデータDRFC
は1サンプル過去のデータになる。因みに、ラツチ回路
56、58はRFデータDRFのビツト数分のラツチ回路
である。
【0035】コンパレータ57は入力されたRFデータ
DRFA とRFデータDRFC との電圧値を比較する。その
結果、コンパレータ57は、RFデータDRFC がRFデ
ータDRFA よりも大きければ(すなわち図4に示すよう
な状態であれば)ネガテイブエツジとして「1」を出力
し、RFデータDRFA がRFデータDRFC よりも大きけ
れば(すなわち図5に示すような状態であれば)ポジテ
イブエツジとして「0」を出力する。このコンパレータ
57の出力はスイツチ切換制御信号S33としてスイツ
チ59、60に出力される。このようにしてエツジ検出
部51Aはネガテイブエツジとポジテイブエツジを検出
し、その検出結果(すなわちスイツチ切換制御信号S3
3)をスイツチ59、60に出力する。
DRFA とRFデータDRFC との電圧値を比較する。その
結果、コンパレータ57は、RFデータDRFC がRFデ
ータDRFA よりも大きければ(すなわち図4に示すよう
な状態であれば)ネガテイブエツジとして「1」を出力
し、RFデータDRFA がRFデータDRFC よりも大きけ
れば(すなわち図5に示すような状態であれば)ポジテ
イブエツジとして「0」を出力する。このコンパレータ
57の出力はスイツチ切換制御信号S33としてスイツ
チ59、60に出力される。このようにしてエツジ検出
部51Aはネガテイブエツジとポジテイブエツジを検出
し、その検出結果(すなわちスイツチ切換制御信号S3
3)をスイツチ59、60に出力する。
【0036】一方、仮検出回路53は遅延チヤネルクロ
ツクCCK’に基づいて動作し、入力されたRFデータ
DRFを2値化する。仮検出回路53は振幅変動がある場
合でも安定した3値検出ができるようになされており、
RFデータDRFが0〔V〕に対応するデータであれば仮
検出データDDET として「1」を出力し、RFデータD
RFが±1〔V〕に対応するデータであれば仮検出データ
DDET として「0」を出力する。因みに、上述のように
遅延回路55が設けられているため、仮検出データD
DET が「1」のときにはRFデータDRFB は0〔V〕に
対応したデータになり、仮検出データDDET が「0」の
ときにはRFデータDRFB は±1〔V〕に対応したデー
タになつている。
ツクCCK’に基づいて動作し、入力されたRFデータ
DRFを2値化する。仮検出回路53は振幅変動がある場
合でも安定した3値検出ができるようになされており、
RFデータDRFが0〔V〕に対応するデータであれば仮
検出データDDET として「1」を出力し、RFデータD
RFが±1〔V〕に対応するデータであれば仮検出データ
DDET として「0」を出力する。因みに、上述のように
遅延回路55が設けられているため、仮検出データD
DET が「1」のときにはRFデータDRFB は0〔V〕に
対応したデータになり、仮検出データDDET が「0」の
ときにはRFデータDRFB は±1〔V〕に対応したデー
タになつている。
【0037】この仮検出データDDET はアンドゲート6
1に入力されている。またアンドゲート61には遅延チ
ヤネルクロツクCCK' 及びモノマルチ54で生成され
た評価タイミングパルスS34が入力されている。この
アンドゲート61は仮検出データDDET 及び評価タイミ
ングパルスS34が「1」のとき遅延チヤネルクロツク
CCK' を出力する。このアンドゲート61から出力さ
れる遅延チヤネルクロツクCCK' は、ローパスフイル
タ(LPF)63、64の動作クロツクS35としてス
イツチ60に出力される。
1に入力されている。またアンドゲート61には遅延チ
ヤネルクロツクCCK' 及びモノマルチ54で生成され
た評価タイミングパルスS34が入力されている。この
アンドゲート61は仮検出データDDET 及び評価タイミ
ングパルスS34が「1」のとき遅延チヤネルクロツク
CCK' を出力する。このアンドゲート61から出力さ
れる遅延チヤネルクロツクCCK' は、ローパスフイル
タ(LPF)63、64の動作クロツクS35としてス
イツチ60に出力される。
【0038】因みに、評価タイミングパルスS34は、
上述の2T信号が記録されている部分のタイミングを知
らせる信号であり、2T信号が記録されている部分以外
で位相判定することを防止する役割がある。モノマルチ
54はエツジ検出回路38(図2)で検出されたヘツド
スイツチングパルスSHSP のエツジ情報S31をトリガ
として所定パルス幅の評価タイミングパルスS34を発
生する。その際、モノマルチ54はヘツドスイツチング
パルスSHSP のエツジタイミングよりも若干位相を遅ら
せて評価タイミングパルスS34を発生する。
上述の2T信号が記録されている部分のタイミングを知
らせる信号であり、2T信号が記録されている部分以外
で位相判定することを防止する役割がある。モノマルチ
54はエツジ検出回路38(図2)で検出されたヘツド
スイツチングパルスSHSP のエツジ情報S31をトリガ
として所定パルス幅の評価タイミングパルスS34を発
生する。その際、モノマルチ54はヘツドスイツチング
パルスSHSP のエツジタイミングよりも若干位相を遅ら
せて評価タイミングパルスS34を発生する。
【0039】この実施例の場合、図9に示すように、2
T信号が記録されている部分は記録トラツクの入口部分
及び出口部分(すなわち当たりマージン部)であり、モ
ノマルチ54はこの入口部分の当たりマージン部に対し
て評価タイミングパルスS34を発生する。この場合、
モノマルチ54は、図10に示すように、入口部分の当
たりマージン部の後半で評価タイミングパルスS34を
発生する。このように当たりマージン部分全域を評価タ
イミングとしないのは、図中の区間MA ではテープとヘ
ツドの接触が悪いためRF信号SRFの振幅が小さいので
(すなわち当たりが悪いので)PLL回路34(図2)
が正確にロツクしないおそれがあり、さらに区間MB で
は当たりが良くなつてもしばらくはPLL回路34が安
定するまでに時間を要することが考えられるからであ
る。このような理由により、当たりマージン部の区間M
A 、MB を位相判定の対象から除外するようになされて
いる。
T信号が記録されている部分は記録トラツクの入口部分
及び出口部分(すなわち当たりマージン部)であり、モ
ノマルチ54はこの入口部分の当たりマージン部に対し
て評価タイミングパルスS34を発生する。この場合、
モノマルチ54は、図10に示すように、入口部分の当
たりマージン部の後半で評価タイミングパルスS34を
発生する。このように当たりマージン部分全域を評価タ
イミングとしないのは、図中の区間MA ではテープとヘ
ツドの接触が悪いためRF信号SRFの振幅が小さいので
(すなわち当たりが悪いので)PLL回路34(図2)
が正確にロツクしないおそれがあり、さらに区間MB で
は当たりが良くなつてもしばらくはPLL回路34が安
定するまでに時間を要することが考えられるからであ
る。このような理由により、当たりマージン部の区間M
A 、MB を位相判定の対象から除外するようになされて
いる。
【0040】このようにしてモノマルチ54で2T信号
の記録部分が検出され、かつ仮検出回路53で0〔V〕
に対応するRFデータDRFが検出されると、動作クロツ
クS35が出力される。
の記録部分が検出され、かつ仮検出回路53で0〔V〕
に対応するRFデータDRFが検出されると、動作クロツ
クS35が出力される。
【0041】ローパスフイルタ63はスイツチ60を介
して供給される動作クロツクS35に基づいて動作し、
スイツチ59を介して供給されるRFデータDRFB を取
り込む。同様に、ローパスフイルタ64はスイツチ60
を介して供給される動作クロツクS35に基づいて動作
し、スイツチ59を介して供給されるRFデータDRFB
を取り込む。
して供給される動作クロツクS35に基づいて動作し、
スイツチ59を介して供給されるRFデータDRFB を取
り込む。同様に、ローパスフイルタ64はスイツチ60
を介して供給される動作クロツクS35に基づいて動作
し、スイツチ59を介して供給されるRFデータDRFB
を取り込む。
【0042】ここでRFデータDRFB を供給するための
スイツチ59は、スイツチ切換制御信号S33が「1」
のときローパスフイルタ63側に切り換わり、スイツチ
切換制御信号S33が「0」のときローパスフイルタ6
4側に切り換わる。従つてローパスフイルタ63はネガ
テイブエツジのときにRFデータDRFB が供給されるこ
とになり、ローパスフイルタ64はポジテイブエツジの
ときにRFデータDRFB が供給されることになる。また
動作クロツクS35を供給するためのスイツチ60は、
スイツチ切換制御信号S33が「1」のときローパスフ
イルタ63側に切り換わり、スイツチ切換制御信号S3
3が「0」のときローパスフイルタ64側に切り換わ
る。従つてローパスフイルタ63はネガテイブエツジの
ときに動作クロツクS35が供給されることになり、ロ
ーパスフイルタ64はポジテイブエツジのときに動作ク
ロツクS35が供給されることになる。
スイツチ59は、スイツチ切換制御信号S33が「1」
のときローパスフイルタ63側に切り換わり、スイツチ
切換制御信号S33が「0」のときローパスフイルタ6
4側に切り換わる。従つてローパスフイルタ63はネガ
テイブエツジのときにRFデータDRFB が供給されるこ
とになり、ローパスフイルタ64はポジテイブエツジの
ときにRFデータDRFB が供給されることになる。また
動作クロツクS35を供給するためのスイツチ60は、
スイツチ切換制御信号S33が「1」のときローパスフ
イルタ63側に切り換わり、スイツチ切換制御信号S3
3が「0」のときローパスフイルタ64側に切り換わ
る。従つてローパスフイルタ63はネガテイブエツジの
ときに動作クロツクS35が供給されることになり、ロ
ーパスフイルタ64はポジテイブエツジのときに動作ク
ロツクS35が供給されることになる。
【0043】ところで動作クロツクS35はアンドゲー
ト61によつてコントロールされており、仮検出データ
DDET が「1」にならなければ出力されない。しかも仮
検出データDDET が「1」になつたときには、上述のよ
うにRFデータDRFB は0〔V〕に対応するデータにな
つている。従つてローパスフイルタ63はネガテイブエ
ツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFN を取り込む
ことになり、ローパスフイルタ64はポジテイブエツジ
の0〔V〕に対応するRFデータDRFP を取り込むこと
になる。ローパスフイルタ63はこのようにして取り込
んだ複数のRFデータDRFN を平滑してその平均電圧を
出力信号S36として出力する。同様に、ローパスフイ
ルタ64は取り込んだ複数のRFデータDRFP を平滑し
てその平均電圧を出力信号S37として出力する。
ト61によつてコントロールされており、仮検出データ
DDET が「1」にならなければ出力されない。しかも仮
検出データDDET が「1」になつたときには、上述のよ
うにRFデータDRFB は0〔V〕に対応するデータにな
つている。従つてローパスフイルタ63はネガテイブエ
ツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFN を取り込む
ことになり、ローパスフイルタ64はポジテイブエツジ
の0〔V〕に対応するRFデータDRFP を取り込むこと
になる。ローパスフイルタ63はこのようにして取り込
んだ複数のRFデータDRFN を平滑してその平均電圧を
出力信号S36として出力する。同様に、ローパスフイ
ルタ64は取り込んだ複数のRFデータDRFP を平滑し
てその平均電圧を出力信号S37として出力する。
【0044】このようにしてデータ検出段51はネガテ
イブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFN とポ
ジテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFP
を検出し、その検出結果としてRFデータDRFN の平均
電圧(すなわち出力信号S36)とRFデータDRFP の
平均電圧(すなわち出力信号S37)を出力する。
イブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFN とポ
ジテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFP
を検出し、その検出結果としてRFデータDRFN の平均
電圧(すなわち出力信号S36)とRFデータDRFP の
平均電圧(すなわち出力信号S37)を出力する。
【0045】ここで位相検出段52はコンパレータ65
によつて構成されている。このコンパレータ65はロー
パスフイルタ63、64からそれぞれ出力される出力信
号S36、S37の電圧値を比較して遅延チヤネルクロ
ツクCCK’の位相誤差を検出する。ところで遅延チヤ
ネルクロツクCCK’の位相が進んでいる場合には、図
6に示すように、RFデータDRFN の方がRFデータD
RFP よりも大きいため、ローパスフイルタ63の出力信
号S36の方がローパスフイルタ64の出力信号S37
よりも大きくなる。また遅延チヤネルクロツクCCK’
の位相が遅れている場合には、図7に示すように、RF
データDRFP の方がRFデータDRFN よりも大きいた
め、ローパスフイルタ64の出力信号S37の方がロー
パスフイルタ63の出力信号S36よりも大きくなる。
従つてコンパレータ65で出力信号S36、S37を比
較すれば、位相誤差を検出できる。この場合、コンパレ
ータ65は遅延チヤネルクロツクCCK’の位相が進ん
でいるとき位相制御信号S32として「1」を出力し、
位相が遅れているとき位相制御信号S32として「0」
を出力する。
によつて構成されている。このコンパレータ65はロー
パスフイルタ63、64からそれぞれ出力される出力信
号S36、S37の電圧値を比較して遅延チヤネルクロ
ツクCCK’の位相誤差を検出する。ところで遅延チヤ
ネルクロツクCCK’の位相が進んでいる場合には、図
6に示すように、RFデータDRFN の方がRFデータD
RFP よりも大きいため、ローパスフイルタ63の出力信
号S36の方がローパスフイルタ64の出力信号S37
よりも大きくなる。また遅延チヤネルクロツクCCK’
の位相が遅れている場合には、図7に示すように、RF
データDRFP の方がRFデータDRFN よりも大きいた
め、ローパスフイルタ64の出力信号S37の方がロー
パスフイルタ63の出力信号S36よりも大きくなる。
従つてコンパレータ65で出力信号S36、S37を比
較すれば、位相誤差を検出できる。この場合、コンパレ
ータ65は遅延チヤネルクロツクCCK’の位相が進ん
でいるとき位相制御信号S32として「1」を出力し、
位相が遅れているとき位相制御信号S32として「0」
を出力する。
【0046】(3−3)動作及び効果 以上の構成において、データ検出段51はまずエツジ検
出部51AによつてRFデータDRFからネガテイブエツ
ジ及びポジテイブエツジを検出する。この場合、エツジ
検出部51Aは隣接する3つのRFデータDRFA 、D
RFB 、DRFC のうちRFデータDRFA 、DRFC の電圧値
を比較してネガテイブエツジ及びポジテイブエツジを検
出する。そしてエツジ検出部51Aは検出したエツジ情
報をスイツチ切換制御信号S33としてスイツチ59、
60に出力すると共に、RFデータDRFB をスイツチ5
9に出力する。この場合、スイツチ59がスイツチ切換
制御信号S33によつて切り換えられることにより、R
FデータDRFB はネガテイブエツジのときにローパスフ
イルタ63に供給され、ポジテイブエツジのときにロー
パスフイルタ64に供給される。
出部51AによつてRFデータDRFからネガテイブエツ
ジ及びポジテイブエツジを検出する。この場合、エツジ
検出部51Aは隣接する3つのRFデータDRFA 、D
RFB 、DRFC のうちRFデータDRFA 、DRFC の電圧値
を比較してネガテイブエツジ及びポジテイブエツジを検
出する。そしてエツジ検出部51Aは検出したエツジ情
報をスイツチ切換制御信号S33としてスイツチ59、
60に出力すると共に、RFデータDRFB をスイツチ5
9に出力する。この場合、スイツチ59がスイツチ切換
制御信号S33によつて切り換えられることにより、R
FデータDRFB はネガテイブエツジのときにローパスフ
イルタ63に供給され、ポジテイブエツジのときにロー
パスフイルタ64に供給される。
【0047】一方、仮検出回路53はRFデータDRFを
2値化して当該RFデータDRFの中から0〔V〕に対応
するデータを検出し、検出結果として仮検出データD
DET =「1」を出力する。またモノマルチ54は2T信
号が記録されている部分を検出し、検出結果として評価
タイミングパルスS34=「1」を出力する。そしてア
ンドゲート61はこれらの情報を基に動作クロツクS3
5の出力を制御する。この場合、スイツチ60がスイツ
チ切換制御信号S33によつて切り換えられることによ
り、出力された動作クロツクS35はネガテイブエツジ
のときにローパスフイルタ63に供給され、ポジテイブ
エツジのときにローパスフイルタ64に供給される。こ
れによりローパスフイルタ63はネガテイブエツジのと
きに動作してRFデータDRFB を取り込み、ローパスフ
イルタ64はポジテイブエツジのときに動作してRFデ
ータDRFB を取り込む。
2値化して当該RFデータDRFの中から0〔V〕に対応
するデータを検出し、検出結果として仮検出データD
DET =「1」を出力する。またモノマルチ54は2T信
号が記録されている部分を検出し、検出結果として評価
タイミングパルスS34=「1」を出力する。そしてア
ンドゲート61はこれらの情報を基に動作クロツクS3
5の出力を制御する。この場合、スイツチ60がスイツ
チ切換制御信号S33によつて切り換えられることによ
り、出力された動作クロツクS35はネガテイブエツジ
のときにローパスフイルタ63に供給され、ポジテイブ
エツジのときにローパスフイルタ64に供給される。こ
れによりローパスフイルタ63はネガテイブエツジのと
きに動作してRFデータDRFB を取り込み、ローパスフ
イルタ64はポジテイブエツジのときに動作してRFデ
ータDRFB を取り込む。
【0048】ところで動作クロツクS35が出力される
ときには、RFデータDRFB は0〔V〕に対応するデー
タになつている。このためローパスフイルタ63はネガ
テイブエツジの0〔V〕に対応したRFデータDRFN を
取り込むことになり、ローパスフイルタ64はポジテイ
ブエツジの0〔V〕に対応したRFデータDRFP を取り
込むことになる。ローパスフイルタ63は取り込んだ複
数のRFデータDRFN を平滑し、その結果得た平均電圧
を出力信号S36として出力する。またローパスフイル
タ64は取り込んだ複数のRFデータDRFP を平滑し、
その結果得た平均電圧を出力信号S37として出力す
る。
ときには、RFデータDRFB は0〔V〕に対応するデー
タになつている。このためローパスフイルタ63はネガ
テイブエツジの0〔V〕に対応したRFデータDRFN を
取り込むことになり、ローパスフイルタ64はポジテイ
ブエツジの0〔V〕に対応したRFデータDRFP を取り
込むことになる。ローパスフイルタ63は取り込んだ複
数のRFデータDRFN を平滑し、その結果得た平均電圧
を出力信号S36として出力する。またローパスフイル
タ64は取り込んだ複数のRFデータDRFP を平滑し、
その結果得た平均電圧を出力信号S37として出力す
る。
【0049】位相検出段52のコンパレータ65はこの
出力信号S36、S37の電圧値を比較する。その結
果、コンパレータ65は、出力信号S36の方が大きけ
れば遅延チヤネルクロツクCCK’の「位相進み」とし
て位相制御信号S32=「1」を出力し、出力信号S3
7の方が大きければ遅延チヤネルクロツクCCK’の
「位相遅れ」として位相制御信号S32=「0」を出力
する。
出力信号S36、S37の電圧値を比較する。その結
果、コンパレータ65は、出力信号S36の方が大きけ
れば遅延チヤネルクロツクCCK’の「位相進み」とし
て位相制御信号S32=「1」を出力し、出力信号S3
7の方が大きければ遅延チヤネルクロツクCCK’の
「位相遅れ」として位相制御信号S32=「0」を出力
する。
【0050】このように位相誤差検出回路50では、R
FデータDRFからネガテイブエツジとポジテイブエツジ
を検出すると共に、0〔V〕に対応したRFデータDRF
を検出し、これらの検出結果を基にネガテイブエツジの
0〔V〕に対応したRFデータDRFN とポジテイブエツ
ジの0〔V〕に対応したRFデータDRFP を検出する。
そして位相誤差検出回路50では、このネガテイブエツ
ジの0〔V〕に対応したRFデータDRFN とポジテイブ
エツジの0〔V〕に対応したRFデータDRFPを比較し
て遅延チヤネルクロツクCCK’の位相誤差を検出す
る。
FデータDRFからネガテイブエツジとポジテイブエツジ
を検出すると共に、0〔V〕に対応したRFデータDRF
を検出し、これらの検出結果を基にネガテイブエツジの
0〔V〕に対応したRFデータDRFN とポジテイブエツ
ジの0〔V〕に対応したRFデータDRFP を検出する。
そして位相誤差検出回路50では、このネガテイブエツ
ジの0〔V〕に対応したRFデータDRFN とポジテイブ
エツジの0〔V〕に対応したRFデータDRFPを比較し
て遅延チヤネルクロツクCCK’の位相誤差を検出す
る。
【0051】この場合、0〔V〕に対応するデータの電
圧値で位相検出するため、±1〔V〕に対応するデータ
の電圧値で位相検出するよりも位相誤差がダイレクトに
電圧値に現れることになる。またローパスフイルタ6
3、64で複数のRFデータDRFN 、DRFP を平滑し、
その結果得た平均電圧で位相検出するためノイズの影響
を受け難くなつている。また2T信号を検出対象とした
ため他の信号を検出対象とした場合に比して仮検出の検
出誤りが少なくなる。このため位相誤差検出回路50
は、位相誤差を精度良く検出できる。
圧値で位相検出するため、±1〔V〕に対応するデータ
の電圧値で位相検出するよりも位相誤差がダイレクトに
電圧値に現れることになる。またローパスフイルタ6
3、64で複数のRFデータDRFN 、DRFP を平滑し、
その結果得た平均電圧で位相検出するためノイズの影響
を受け難くなつている。また2T信号を検出対象とした
ため他の信号を検出対象とした場合に比して仮検出の検
出誤りが少なくなる。このため位相誤差検出回路50
は、位相誤差を精度良く検出できる。
【0052】因みに、この実施例の場合、検出対象の単
一周波数信号として2T信号を用いたが、この理由はネ
ガテイブエツジとポジテイブエツジの出現頻度が他の周
波数の信号よりも多く、位相判定の頻度が多くなるから
である。仮に4T信号(すなわち2T信号の半分の周波
数の信号)を対象にして位相判定するとネガテイブエツ
ジとポジテイブエツジの出現頻度が2T信号のときの半
分になつてしまい、位相判定の頻度が少なくなつてしま
う。またPLL回路34(図2)や仮検出回路55の安
定動作のためにも2T信号が最も望ましいと考えられ
る。
一周波数信号として2T信号を用いたが、この理由はネ
ガテイブエツジとポジテイブエツジの出現頻度が他の周
波数の信号よりも多く、位相判定の頻度が多くなるから
である。仮に4T信号(すなわち2T信号の半分の周波
数の信号)を対象にして位相判定するとネガテイブエツ
ジとポジテイブエツジの出現頻度が2T信号のときの半
分になつてしまい、位相判定の頻度が少なくなつてしま
う。またPLL回路34(図2)や仮検出回路55の安
定動作のためにも2T信号が最も望ましいと考えられ
る。
【0053】以上の構成によれば、RFデータDRFの中
からネガテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータ
DRFN とポジテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデ
ータDRFP を検出し、検出されたRFデータDRFN とR
FデータDRFP を比較して位相誤差を検出するようにし
たことにより、遅延チヤネルクロツクCCK’の位相誤
差を精度良く検出できる。従つてこのように精度良く位
相誤差を検出できる位相誤差検出回路50を用いて遅延
チヤネルクロツクCCK’の位相を補正すれば、最適な
アナログデイジタル変換ポイントに遅延チヤネルクロツ
クCCK’の位相を合わせることができる。またこのよ
うな位相誤差検出回路50を用いれば、DATを無調整
化することができると共に、製品のばらつきを無くすこ
とができ、さらにコストダウン、フルデイジタル化及び
小型化が期待できる。
からネガテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータ
DRFN とポジテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデ
ータDRFP を検出し、検出されたRFデータDRFN とR
FデータDRFP を比較して位相誤差を検出するようにし
たことにより、遅延チヤネルクロツクCCK’の位相誤
差を精度良く検出できる。従つてこのように精度良く位
相誤差を検出できる位相誤差検出回路50を用いて遅延
チヤネルクロツクCCK’の位相を補正すれば、最適な
アナログデイジタル変換ポイントに遅延チヤネルクロツ
クCCK’の位相を合わせることができる。またこのよ
うな位相誤差検出回路50を用いれば、DATを無調整
化することができると共に、製品のばらつきを無くすこ
とができ、さらにコストダウン、フルデイジタル化及び
小型化が期待できる。
【0054】(4)第2実施例 (4−1)位相誤差検出回路の構成 図8との対応部分に同一符号を付して示す図11におい
て、70は全体として位相誤差検出回路を示し、データ
検出段51の一部及び位相検出段71を除いて第1実施
例と同様に構成されている。この実施例の場合、データ
検出段51には、ローパスフイルタの代わりにネガテイ
ブエツジの0〔V〕に対応する最新のRFデータDRFN
を保持するラツチ回路(D)72とポジテイブエツジの
0〔V〕に対応する最新のRFデータDRFPを保持する
ラツチ回路(D)73が設けられている。
て、70は全体として位相誤差検出回路を示し、データ
検出段51の一部及び位相検出段71を除いて第1実施
例と同様に構成されている。この実施例の場合、データ
検出段51には、ローパスフイルタの代わりにネガテイ
ブエツジの0〔V〕に対応する最新のRFデータDRFN
を保持するラツチ回路(D)72とポジテイブエツジの
0〔V〕に対応する最新のRFデータDRFPを保持する
ラツチ回路(D)73が設けられている。
【0055】このラツチ回路72、73から出力される
RFデータDRFN 、DRFP はそれぞれ位相検出段71の
引き算回路74に入力され、ここで差を取つた後、ロー
パスフイルタ(LPF)75に入力される。ローパスフ
イルタ75は動作クロツクS35を基に動作して差分デ
ータDRFN −DRFP を順に取り込み、そして取り込んだ
複数の差分データDRFN −DRFP を平滑する。この場
合、第1実施例でも述べたように、遅延チヤネルクロツ
クCCK’の位相が進んでいればRFデータDRFN の方
が大きくなり、位相が遅れていればRFデータDRFP の
方が大きくなる。これにより位相が進んでいればDRFN
>DRFPの関係が成り立つため、差分データDRFN −D
RFP は正になる。また位相が遅れていればDRFN <D
RFP の関係が成り立つため、差分データDRFN −DRFP
は負になる。
RFデータDRFN 、DRFP はそれぞれ位相検出段71の
引き算回路74に入力され、ここで差を取つた後、ロー
パスフイルタ(LPF)75に入力される。ローパスフ
イルタ75は動作クロツクS35を基に動作して差分デ
ータDRFN −DRFP を順に取り込み、そして取り込んだ
複数の差分データDRFN −DRFP を平滑する。この場
合、第1実施例でも述べたように、遅延チヤネルクロツ
クCCK’の位相が進んでいればRFデータDRFN の方
が大きくなり、位相が遅れていればRFデータDRFP の
方が大きくなる。これにより位相が進んでいればDRFN
>DRFPの関係が成り立つため、差分データDRFN −D
RFP は正になる。また位相が遅れていればDRFN <D
RFP の関係が成り立つため、差分データDRFN −DRFP
は負になる。
【0056】ここでこの系で扱うデイジタルデータは2
の補数で表現されているため、差分データDRFN −D
RFP の正負は符号ビツトであるMSB(すなわち最上位
ビツト)によつて判別し得る。このためローパスフイル
タ75は位相判定結果として差分データDRFN −DRFP
のMSBを出力する。この場合、判定結果として出力さ
れるMSBは位相が進んでいれば「0」になり、位相が
遅れていれば「1」になる。このためローパスフイルタ
75から出力されるMSBはインバータゲート76に入
力され、ここで論理の正負を合わせるために論理反転さ
れた後、位相制御信号S32としてアツブダウンカウン
タ36(図2)に出力される。
の補数で表現されているため、差分データDRFN −D
RFP の正負は符号ビツトであるMSB(すなわち最上位
ビツト)によつて判別し得る。このためローパスフイル
タ75は位相判定結果として差分データDRFN −DRFP
のMSBを出力する。この場合、判定結果として出力さ
れるMSBは位相が進んでいれば「0」になり、位相が
遅れていれば「1」になる。このためローパスフイルタ
75から出力されるMSBはインバータゲート76に入
力され、ここで論理の正負を合わせるために論理反転さ
れた後、位相制御信号S32としてアツブダウンカウン
タ36(図2)に出力される。
【0057】(4−2)効果 以上の構成によれば、ネガテイブエツジの0〔V〕に対
応するRFデータDRFN とポジテイブエツジの0〔V〕
に対応するRFデータDRFP との差を取り、その差分デ
ータDRFN −DRFP の正負によつて位相判定するように
したことにより、コンパレータやゲート数の多いローパ
スフイルタを減らすことができ、全体として構成を容易
にできる。
応するRFデータDRFN とポジテイブエツジの0〔V〕
に対応するRFデータDRFP との差を取り、その差分デ
ータDRFN −DRFP の正負によつて位相判定するように
したことにより、コンパレータやゲート数の多いローパ
スフイルタを減らすことができ、全体として構成を容易
にできる。
【0058】(5)第3実施例 (5−1)位相誤差検出回路の動作原理 この第3実施例において、位相誤差検出回路は、2T信
号のように単一周波数のデータ列を再生したときに得ら
れる信号のみを対象とせず、再生した全ての信号を対象
にして遅延チヤネルクロツクCCK’の位相誤差を検出
する。すなわち第1実施例では、図3に示したように、
2T信号が記録されている部分を再生して得た単一周波
数のRF信号SPRを対象にして位相誤差を検出したが、
この第3実施例では、図12に示すように、単一周波数
とは限らないRF信号SPRを対象にして位相誤差を検出
する。
号のように単一周波数のデータ列を再生したときに得ら
れる信号のみを対象とせず、再生した全ての信号を対象
にして遅延チヤネルクロツクCCK’の位相誤差を検出
する。すなわち第1実施例では、図3に示したように、
2T信号が記録されている部分を再生して得た単一周波
数のRF信号SPRを対象にして位相誤差を検出したが、
この第3実施例では、図12に示すように、単一周波数
とは限らないRF信号SPRを対象にして位相誤差を検出
する。
【0059】位相誤差検出回路は、まず単一周波数とは
限らないRF信号SPRをアナログデイジタル変換したR
FデータDRFから、ネガテイブエツジの0〔V〕に対応
するRFデータDRFN と、ポジテイブエツジの0〔V〕
に対応するRFデータDRFPとを検出する。そして位相
誤差検出回路は、検出されたネガテイブエツジの0
〔V〕に対応するRFデータDRFN とポジテイブエツジ
の0〔V〕に対応するRFデータDRFPとの差を取り、
その差分データDRFN −DRFP の正負によつて遅延チヤ
ネルクロツクCCK’の位相誤差を検出する。
限らないRF信号SPRをアナログデイジタル変換したR
FデータDRFから、ネガテイブエツジの0〔V〕に対応
するRFデータDRFN と、ポジテイブエツジの0〔V〕
に対応するRFデータDRFPとを検出する。そして位相
誤差検出回路は、検出されたネガテイブエツジの0
〔V〕に対応するRFデータDRFN とポジテイブエツジ
の0〔V〕に対応するRFデータDRFPとの差を取り、
その差分データDRFN −DRFP の正負によつて遅延チヤ
ネルクロツクCCK’の位相誤差を検出する。
【0060】この場合、遅延チヤネルクロツクCCK’
の位相が進んでいれば、図13に示すように、ネガテイ
ブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFN がポジ
テイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFP よ
りも大きくなり、差分データDRFN −DRFP は正にな
る。また遅延チヤネルクロツクCCK’の位相が遅れて
いれば、図14に示すように、ポジテイブエツジの0
〔V〕に対応するRFデータDRFP がネガテイブエツジ
の0〔V〕に対応するRFデータDRFN よりも大きくな
り、差分データDRFN −DRFP は負になる。この実施例
の場合、位相誤差検出回路はこのような動作原理に基づ
いて遅延チヤネルクロツクCCK’の位相誤差を検出す
る。
の位相が進んでいれば、図13に示すように、ネガテイ
ブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFN がポジ
テイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFP よ
りも大きくなり、差分データDRFN −DRFP は正にな
る。また遅延チヤネルクロツクCCK’の位相が遅れて
いれば、図14に示すように、ポジテイブエツジの0
〔V〕に対応するRFデータDRFP がネガテイブエツジ
の0〔V〕に対応するRFデータDRFN よりも大きくな
り、差分データDRFN −DRFP は負になる。この実施例
の場合、位相誤差検出回路はこのような動作原理に基づ
いて遅延チヤネルクロツクCCK’の位相誤差を検出す
る。
【0061】(5−2)位相誤差検出回路の構成 図15において、80は全体として位相誤差検出回路を
示し、大きく分けてデータ検出段81、位相検出段82
によつて構成されている。データ検出段81はタイミン
グ検出部81A、データ遅延部81B及びラツチ回路
(D)81C、81Dによつて構成されており、タイミ
ング検出部81Aで検出したタイミングに基づいてラツ
チ回路81C、81Dを動作させ、データ遅延部81B
で遅延したRFデータDRFをラツチすることにより、ネ
ガテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFN
とポジテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータD
RFP を検出する。位相検出段82は検出されたネガテイ
ブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFN とポジ
テイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFP を
基に遅延チヤネルクロツクCCK’の位相誤差を検出す
る。
示し、大きく分けてデータ検出段81、位相検出段82
によつて構成されている。データ検出段81はタイミン
グ検出部81A、データ遅延部81B及びラツチ回路
(D)81C、81Dによつて構成されており、タイミ
ング検出部81Aで検出したタイミングに基づいてラツ
チ回路81C、81Dを動作させ、データ遅延部81B
で遅延したRFデータDRFをラツチすることにより、ネ
ガテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFN
とポジテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータD
RFP を検出する。位相検出段82は検出されたネガテイ
ブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFN とポジ
テイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFP を
基に遅延チヤネルクロツクCCK’の位相誤差を検出す
る。
【0062】ここで上述のタイミング検出部81Aはま
ず仮検出回路83でRFデータDRFを2値化する。この
場合、仮検出回路83には遅延チヤネルクロツクCC
K’が供給されており、仮検出回路83はこの遅延チヤ
ネルクロツクCCK’に基づいて動作してRFデータD
RFを2値化する。因みに、遅延チヤネルクロツクCC
K’は遅延回路84にも供給されると共に、図中省略し
たがラツチ回路(D)81C、81D、85〜91、9
3、94及びローパスフイルタ(LPF)97にも動作
クロツクとして供給されている。この場合、ラツチ回路
85〜91は1ビツト分のラツチ回路であり、ラツチ回
路81C、81D、93、94はRFデータDRFのビツ
ト数分のラツチ回路である。
ず仮検出回路83でRFデータDRFを2値化する。この
場合、仮検出回路83には遅延チヤネルクロツクCC
K’が供給されており、仮検出回路83はこの遅延チヤ
ネルクロツクCCK’に基づいて動作してRFデータD
RFを2値化する。因みに、遅延チヤネルクロツクCC
K’は遅延回路84にも供給されると共に、図中省略し
たがラツチ回路(D)81C、81D、85〜91、9
3、94及びローパスフイルタ(LPF)97にも動作
クロツクとして供給されている。この場合、ラツチ回路
85〜91は1ビツト分のラツチ回路であり、ラツチ回
路81C、81D、93、94はRFデータDRFのビツ
ト数分のラツチ回路である。
【0063】仮検出回路83は振幅変動がある場合でも
安定した3値検出ができるようになされており、検出し
たデータを2つの出力端子に仮検出データDDET1、D
DET2として所定の規則で出力する。例えばRFデータD
RFが+1〔V〕に対応するデータであれば、仮検出回路
83は仮検出データDDET1として「0」を出力すると共
に、仮検出データDDET2として「1」を出力する。また
RFデータDRFが0〔V〕に対応するデータであれば、
仮検出回路83は仮検出データDDET1として「1」を出
力すると共に、仮検出データDDET2として「不定値」を
出力する。さらにRFデータDRFが−1〔V〕に対応す
るデータであれば、仮検出回路83は仮検出データD
DET1として「0」を出力すると共に、仮検出データD
DET2として「0」を出力する。この仮検出データDDET1
はラツチ回路85に出力され、仮検出データDDET2はラ
ツチ回路88に出力される。
安定した3値検出ができるようになされており、検出し
たデータを2つの出力端子に仮検出データDDET1、D
DET2として所定の規則で出力する。例えばRFデータD
RFが+1〔V〕に対応するデータであれば、仮検出回路
83は仮検出データDDET1として「0」を出力すると共
に、仮検出データDDET2として「1」を出力する。また
RFデータDRFが0〔V〕に対応するデータであれば、
仮検出回路83は仮検出データDDET1として「1」を出
力すると共に、仮検出データDDET2として「不定値」を
出力する。さらにRFデータDRFが−1〔V〕に対応す
るデータであれば、仮検出回路83は仮検出データD
DET1として「0」を出力すると共に、仮検出データD
DET2として「0」を出力する。この仮検出データDDET1
はラツチ回路85に出力され、仮検出データDDET2はラ
ツチ回路88に出力される。
【0064】ラツチ回路85は遅延チヤネルクロツクC
CK’に基づいて動作し、この仮検出データDDET1を1
クロツク分遅延させ、その結果得た仮検出データD
DET1A をラツチ回路86に出力すると共に、インバータ
ゲート98を介してナンドゲート99に出力し、さらに
インバータゲート100を介してナンドゲート101に
出力する。ラツチ回路86も同様に遅延チヤネルクロツ
クCCK’に基づいて動作し、仮検出データDDET1A を
1クロツク分遅延させ、その結果得た仮検出データD
DET1B をラツチ回路87に出力すると共に、ナンドゲー
ト99、101に出力する。ラツチ回路87も同様に遅
延チヤネルクロツクCCK’に基づいて動作し、仮検出
データDDET1B を1クロツク分遅延させ、その結果得た
仮検出データDDET1C をインバータゲート102を介し
てナンドゲート99に出力すると共に、インバータゲー
ト103を介してナンドゲート101に出力する。この
ように構成すると、仮検出データDDET1B を現在とすれ
ば、仮検出データDDET1A は1サンプル未来のデータ、
仮検出データDDET1C は1サンプル過去のデータにな
る。
CK’に基づいて動作し、この仮検出データDDET1を1
クロツク分遅延させ、その結果得た仮検出データD
DET1A をラツチ回路86に出力すると共に、インバータ
ゲート98を介してナンドゲート99に出力し、さらに
インバータゲート100を介してナンドゲート101に
出力する。ラツチ回路86も同様に遅延チヤネルクロツ
クCCK’に基づいて動作し、仮検出データDDET1A を
1クロツク分遅延させ、その結果得た仮検出データD
DET1B をラツチ回路87に出力すると共に、ナンドゲー
ト99、101に出力する。ラツチ回路87も同様に遅
延チヤネルクロツクCCK’に基づいて動作し、仮検出
データDDET1B を1クロツク分遅延させ、その結果得た
仮検出データDDET1C をインバータゲート102を介し
てナンドゲート99に出力すると共に、インバータゲー
ト103を介してナンドゲート101に出力する。この
ように構成すると、仮検出データDDET1B を現在とすれ
ば、仮検出データDDET1A は1サンプル未来のデータ、
仮検出データDDET1C は1サンプル過去のデータにな
る。
【0065】ラツチ回路88は遅延チヤネルクロツクC
CK’に基づいて動作し、仮検出データDDET2を1クロ
ツク分遅延させ、その結果得た仮検出データDDET2A を
ラツチ回路89、ナンドゲート101に出力すると共
に、インバータゲート104を介してナンドゲート99
に出力する。ラツチ回路89も同様に遅延チヤネルクロ
ツクCCK’に基づいて動作し、仮検出データDDET2A
を1クロツク分遅延させ、その結果得た仮検出データD
DET2B をラツチ回路90に出力する。ラツチ回路90も
同様に遅延チヤネルクロツクCCK’に基づいて動作
し、仮検出データDDET2B を1クロツク分遅延させ、そ
の結果得た仮検出データDDET2C をナンドゲート99に
出力すると共に、インバータゲート105を介してナン
ドゲート101に出力する。このように構成すると、仮
検出データDDET2B を現在とすれば、仮検出データD
DET2A は1サンプル未来のデータ、仮検出データD
DET2C は1サンプル過去のデータになる。
CK’に基づいて動作し、仮検出データDDET2を1クロ
ツク分遅延させ、その結果得た仮検出データDDET2A を
ラツチ回路89、ナンドゲート101に出力すると共
に、インバータゲート104を介してナンドゲート99
に出力する。ラツチ回路89も同様に遅延チヤネルクロ
ツクCCK’に基づいて動作し、仮検出データDDET2A
を1クロツク分遅延させ、その結果得た仮検出データD
DET2B をラツチ回路90に出力する。ラツチ回路90も
同様に遅延チヤネルクロツクCCK’に基づいて動作
し、仮検出データDDET2B を1クロツク分遅延させ、そ
の結果得た仮検出データDDET2C をナンドゲート99に
出力すると共に、インバータゲート105を介してナン
ドゲート101に出力する。このように構成すると、仮
検出データDDET2B を現在とすれば、仮検出データD
DET2A は1サンプル未来のデータ、仮検出データD
DET2C は1サンプル過去のデータになる。
【0066】ナンドゲート99、101にはそれぞれモ
ノマルチ106で生成した評価タイミングパルスS40
が入力されている。この評価タイミングパルスS40は
位相判定するべき期間を知らせる信号であり、それ以外
の期間で位相判定することを防止する役割がある。因み
に、モノマルチ106はエツジ検出回路38(図2)で
検出されたヘツドスイツチングパルスSHSP のエツジ情
報S31をトリガとして所定パルス幅の評価タイミング
パルスS40を発生する。この場合、モノマルチ106
は、図16に示すように、RF信号SRFが存在する区間
全域に対して評価タイミングパルスS40を発生する。
ノマルチ106で生成した評価タイミングパルスS40
が入力されている。この評価タイミングパルスS40は
位相判定するべき期間を知らせる信号であり、それ以外
の期間で位相判定することを防止する役割がある。因み
に、モノマルチ106はエツジ検出回路38(図2)で
検出されたヘツドスイツチングパルスSHSP のエツジ情
報S31をトリガとして所定パルス幅の評価タイミング
パルスS40を発生する。この場合、モノマルチ106
は、図16に示すように、RF信号SRFが存在する区間
全域に対して評価タイミングパルスS40を発生する。
【0067】このようにナンドゲート99には評価タイ
ミングパルスS40、仮検出データDDET1A をインバー
タゲート98で反転したデータ、仮検出データ
DDET1B 、仮検出データDDET1C をインバータゲート1
02で反転したデータ、仮検出データDDET2A をインバ
ータゲート104で反転したデータ、仮検出データD
DET2C がそれぞれ入力されている。このためナンドゲー
ト99は、評価タイミングパルスS40が「1」、仮検
出データDDET1A が「0」、仮検出データDDET1B が
「1」、仮検出データDDET1C が「0」、仮検出データ
DDET2A が「0」、仮検出データDDET2C が「1」のと
きに「0」を出力し、それ以外の場合に「1」を出力す
る。
ミングパルスS40、仮検出データDDET1A をインバー
タゲート98で反転したデータ、仮検出データ
DDET1B 、仮検出データDDET1C をインバータゲート1
02で反転したデータ、仮検出データDDET2A をインバ
ータゲート104で反転したデータ、仮検出データD
DET2C がそれぞれ入力されている。このためナンドゲー
ト99は、評価タイミングパルスS40が「1」、仮検
出データDDET1A が「0」、仮検出データDDET1B が
「1」、仮検出データDDET1C が「0」、仮検出データ
DDET2A が「0」、仮検出データDDET2C が「1」のと
きに「0」を出力し、それ以外の場合に「1」を出力す
る。
【0068】またナンドゲート101には評価タイミン
グパルスS40、仮検出データDDET1A をインバータゲ
ート100で反転したデータ、仮検出データDDET1B 、
仮検出データDDET1C をインバータゲート103で反転
したデータ、仮検出データDDET2A 、仮検出データD
DET2C をインバータゲート105で反転したデータがそ
れぞれ入力されている。このためナンドゲート101
は、評価タイミングパルスS40が「1」、仮検出デー
タDDET1A が「0」、仮検出データDDET1B が「1」、
仮検出データDDET1C が「0」、仮検出データDDET2A
が「1」、仮検出データDDET2C が「0」のときに
「0」を出力し、それ以外の場合に「1」を出力する。
グパルスS40、仮検出データDDET1A をインバータゲ
ート100で反転したデータ、仮検出データDDET1B 、
仮検出データDDET1C をインバータゲート103で反転
したデータ、仮検出データDDET2A 、仮検出データD
DET2C をインバータゲート105で反転したデータがそ
れぞれ入力されている。このためナンドゲート101
は、評価タイミングパルスS40が「1」、仮検出デー
タDDET1A が「0」、仮検出データDDET1B が「1」、
仮検出データDDET1C が「0」、仮検出データDDET2A
が「1」、仮検出データDDET2C が「0」のときに
「0」を出力し、それ以外の場合に「1」を出力する。
【0069】因みに、ナンドゲート99が出力する
「0」はネガテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデ
ータDRFN を検出したことを意味し、ナンドゲート10
1が出力する「0」はポジテイブエツジの0〔V〕に対
応するRFデータDRFP を検出したことを意味する。こ
の点について以下に説明する。
「0」はネガテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデ
ータDRFN を検出したことを意味し、ナンドゲート10
1が出力する「0」はポジテイブエツジの0〔V〕に対
応するRFデータDRFP を検出したことを意味する。こ
の点について以下に説明する。
【0070】図12において時点t2 で示すように、ネ
ガテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFN
の前後には、+1〔V〕に対応するRFデータDRFと−
1〔V〕に対応するRFデータDRFが並ぶことになる。
すなわち仮検出データとしては、図17(A)に示すよ
うに、仮検出データDDET1が「1」、仮検出データD
DET2が「不定値」になる状態の前後に、仮検出データD
DET1が「0」、仮検出データDDET2が「1」になる状態
と仮検出データDDET1が「0」、仮検出データDDET2が
「0」になる状態とが並ぶことになる。この状態は、図
17(B)に示すように、仮検出データDDET1A が
「0」、仮検出データDDET1B が「1」、仮検出データ
DDET1C が「0」、仮検出データDDET2A が「0」、仮
検出データDDET2B が「不定値」、仮検出データD
DET2C が「1」になることを意味している。すなわちこ
の状態はナンドゲート99が「0」を出力する条件であ
る(但し、評価タイミングパルスS40は「1」とし、
仮検出データDDET2B は「不定値」のため除外する)。
ガテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFN
の前後には、+1〔V〕に対応するRFデータDRFと−
1〔V〕に対応するRFデータDRFが並ぶことになる。
すなわち仮検出データとしては、図17(A)に示すよ
うに、仮検出データDDET1が「1」、仮検出データD
DET2が「不定値」になる状態の前後に、仮検出データD
DET1が「0」、仮検出データDDET2が「1」になる状態
と仮検出データDDET1が「0」、仮検出データDDET2が
「0」になる状態とが並ぶことになる。この状態は、図
17(B)に示すように、仮検出データDDET1A が
「0」、仮検出データDDET1B が「1」、仮検出データ
DDET1C が「0」、仮検出データDDET2A が「0」、仮
検出データDDET2B が「不定値」、仮検出データD
DET2C が「1」になることを意味している。すなわちこ
の状態はナンドゲート99が「0」を出力する条件であ
る(但し、評価タイミングパルスS40は「1」とし、
仮検出データDDET2B は「不定値」のため除外する)。
【0071】また図12において時点t8 (又は時点t
15)で示すように、ポジテイブエツジの0〔V〕に対応
するRFデータDRFP の前後には、−1〔V〕に対応す
るRFデータDRFと+1〔V〕に対応するRFデータD
RFが並ぶことになる。すなわち仮検出データとしては、
図18(A)に示すように、仮検出データDDET1が
「1」、仮検出データDDET2が「不定値」になる状態の
前後に、仮検出データDDE T1が「0」、仮検出データD
DET2が「0」になる状態と仮検出データDDET1が
「0」、仮検出データDDET2が「1」になる状態とが並
ぶことになる。この状態は、図18(B)に示すよう
に、仮検出データDDET1A が「0」、仮検出データD
DET1B が「1」、仮検出データDDET1C が「0」、仮検
出データDDET2A が「1」、仮検出データDDET2B が
「不定値」、仮検出データDDET2C が「0」になること
を意味している。すなわちこの状態はナンドゲート10
1が「0」を出力する条件である(但し、評価タイミン
グパルスS40は「1」とし、仮検出データDDET2B は
「不定値」のため除外する)。
15)で示すように、ポジテイブエツジの0〔V〕に対応
するRFデータDRFP の前後には、−1〔V〕に対応す
るRFデータDRFと+1〔V〕に対応するRFデータD
RFが並ぶことになる。すなわち仮検出データとしては、
図18(A)に示すように、仮検出データDDET1が
「1」、仮検出データDDET2が「不定値」になる状態の
前後に、仮検出データDDE T1が「0」、仮検出データD
DET2が「0」になる状態と仮検出データDDET1が
「0」、仮検出データDDET2が「1」になる状態とが並
ぶことになる。この状態は、図18(B)に示すよう
に、仮検出データDDET1A が「0」、仮検出データD
DET1B が「1」、仮検出データDDET1C が「0」、仮検
出データDDET2A が「1」、仮検出データDDET2B が
「不定値」、仮検出データDDET2C が「0」になること
を意味している。すなわちこの状態はナンドゲート10
1が「0」を出力する条件である(但し、評価タイミン
グパルスS40は「1」とし、仮検出データDDET2B は
「不定値」のため除外する)。
【0072】このようにしてナンドゲート99はネガテ
イブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFN が検
出されたとき、検出結果として「0」を出力する。また
ナンドゲート101はポジテイブエツジの0〔V〕に対
応するRFデータDRFP が検出されたとき、検出結果と
して「0」を出力する。
イブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFN が検
出されたとき、検出結果として「0」を出力する。また
ナンドゲート101はポジテイブエツジの0〔V〕に対
応するRFデータDRFP が検出されたとき、検出結果と
して「0」を出力する。
【0073】このナンドゲート99の出力は動作タイミ
ング信号S41としてラツチ回路81Cのイネーブル端
子に出力されると共に、アンドゲート107に出力され
る。またナンドゲート101の出力は動作タイミング信
号S42としてラツチ回路81Dのイネーブル端子に出
力されると共に、アンドゲート107に出力される。ア
ンドゲート107は、動作タイミング信号S41、S4
2のアンドをとる。そしてアンドゲート107の出力は
ラツチ回路91で遅延チヤネルクロツクCCK’の1ク
ロツク分遅延させられた後、動作タイミング信号S43
として位相検出段82のローパスフイルタ97のイネー
ブル端子に出力される。この場合、ラツチ回路91を設
けたことにより、図19に示すように、後述する引き算
回路108の出力タイミングに合わせてローパスフイル
タ97を動作させることができる。因みに、動作タイミ
ング信号S43は、動作タイミング信号S41又はS4
2が「0」の場合に「0」になる。
ング信号S41としてラツチ回路81Cのイネーブル端
子に出力されると共に、アンドゲート107に出力され
る。またナンドゲート101の出力は動作タイミング信
号S42としてラツチ回路81Dのイネーブル端子に出
力されると共に、アンドゲート107に出力される。ア
ンドゲート107は、動作タイミング信号S41、S4
2のアンドをとる。そしてアンドゲート107の出力は
ラツチ回路91で遅延チヤネルクロツクCCK’の1ク
ロツク分遅延させられた後、動作タイミング信号S43
として位相検出段82のローパスフイルタ97のイネー
ブル端子に出力される。この場合、ラツチ回路91を設
けたことにより、図19に示すように、後述する引き算
回路108の出力タイミングに合わせてローパスフイル
タ97を動作させることができる。因みに、動作タイミ
ング信号S43は、動作タイミング信号S41又はS4
2が「0」の場合に「0」になる。
【0074】このようにしてタイミング検出部81Cは
ネガテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータD
RFN を検出すると共に、ポジテイブエツジの0〔V〕に
対応するRFデータDRFP を検出し、その検出結果とし
て動作タイミング信号S41(=「0」)、動作タイミ
ング信号S42(=「0」)、動作タイミング信号S4
3(=「0」)を出力する。
ネガテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータD
RFN を検出すると共に、ポジテイブエツジの0〔V〕に
対応するRFデータDRFP を検出し、その検出結果とし
て動作タイミング信号S41(=「0」)、動作タイミ
ング信号S42(=「0」)、動作タイミング信号S4
3(=「0」)を出力する。
【0075】データ遅延部81Bはまず遅延回路84で
デイジタル化したRFデータDRFを所定時間遅延し、そ
の結果得たRFデータDRFA をラツチ回路93に出力す
る。この場合、遅延回路84は仮検出回路83で生じる
クロツク消費分(すなわち仮検出回路83で生じる遅延
時間)を補正するために設けられており、遅延チヤネル
クロツクCCK’に基づいて動作してRFデータDRFを
遅延する。ラツチ回路93は遅延チヤネルクロツクCC
K’に基づいて動作してRFデータDRFA を1クロツク
分遅延し、その結果得たRFデータDRFB をラツチ回路
94に出力する。またラツチ回路94も同様に遅延チヤ
ネルクロツクCCK’に基づいて動作してRFデータD
RFB を1クロツク分遅延し、その結果得たRFデータD
RFC をラツチ回路81C、81Dに出力する。このよう
なデータ遅延部81Bを設けると、動作タイミング信号
S41が「0」になつたとき、RFデータDRFC はネガ
テイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFN に
なり、動作タイミング信号S42が「0」になつたと
き、RFデータDRFC はポジテイブエツジの0〔V〕に
対応するRFデータDRFP になる。
デイジタル化したRFデータDRFを所定時間遅延し、そ
の結果得たRFデータDRFA をラツチ回路93に出力す
る。この場合、遅延回路84は仮検出回路83で生じる
クロツク消費分(すなわち仮検出回路83で生じる遅延
時間)を補正するために設けられており、遅延チヤネル
クロツクCCK’に基づいて動作してRFデータDRFを
遅延する。ラツチ回路93は遅延チヤネルクロツクCC
K’に基づいて動作してRFデータDRFA を1クロツク
分遅延し、その結果得たRFデータDRFB をラツチ回路
94に出力する。またラツチ回路94も同様に遅延チヤ
ネルクロツクCCK’に基づいて動作してRFデータD
RFB を1クロツク分遅延し、その結果得たRFデータD
RFC をラツチ回路81C、81Dに出力する。このよう
なデータ遅延部81Bを設けると、動作タイミング信号
S41が「0」になつたとき、RFデータDRFC はネガ
テイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFN に
なり、動作タイミング信号S42が「0」になつたと
き、RFデータDRFC はポジテイブエツジの0〔V〕に
対応するRFデータDRFP になる。
【0076】ラツチ回路81Cはイネーブル端子に動作
タイミング信号S41が入力されているため、この動作
タイミング信号S41が「0」になつたときにRFデー
タDRFC を取り込んでラツチする。この場合、上述のよ
うに動作タイミング信号S41が「0」になつたときに
は、RFデータDRFC はネガテイブエツジの0〔V〕に
対応するRFデータDRFN になつているため、ラツチ回
路81CとしてはRFデータDRFN を取り込んでラツチ
することになる。またラツチ回路81Dはイネーブル端
子に動作タイミング信号S42が入力されているため、
この動作タイミング信号S42が「0」になつたときに
RFデータDRFC を取り込んでラツチする。この場合、
上述のように動作タイミング信号S42が「0」になつ
たときには、RFデータDRFC はポジテイブエツジの0
〔V〕に対応するRFデータDRFP になつているため、
ラツチ回路81DとしてはRFデータDRFP を取り込ん
でラツチすることになる。
タイミング信号S41が入力されているため、この動作
タイミング信号S41が「0」になつたときにRFデー
タDRFC を取り込んでラツチする。この場合、上述のよ
うに動作タイミング信号S41が「0」になつたときに
は、RFデータDRFC はネガテイブエツジの0〔V〕に
対応するRFデータDRFN になつているため、ラツチ回
路81CとしてはRFデータDRFN を取り込んでラツチ
することになる。またラツチ回路81Dはイネーブル端
子に動作タイミング信号S42が入力されているため、
この動作タイミング信号S42が「0」になつたときに
RFデータDRFC を取り込んでラツチする。この場合、
上述のように動作タイミング信号S42が「0」になつ
たときには、RFデータDRFC はポジテイブエツジの0
〔V〕に対応するRFデータDRFP になつているため、
ラツチ回路81DとしてはRFデータDRFP を取り込ん
でラツチすることになる。
【0077】ラツチ回路81C、81Dから出力される
RFデータDRFN 、RFデータDRFP はそれぞれ位相検
出段82の引き算回路108に入力され、ここで差を取
つた後ローパスフイルタ97に入力される。ローパスフ
イルタ97はイネーブル端子に動作タイミング信号S4
3が入力されているため、動作タイミング信号S43が
「0」のときに動作して差分データDRFN −DRFP を取
り込む。そしてローパスフイルタ97は取り込んだ複数
の差分データDRFN −DRFP を平滑する。この場合、遅
延チヤネルクロツクCCK’の位相が進んでいれば、図
13に示すように、ネガテイブエツジの0〔V〕に対応
するRFデータDRFN がポジテイブエツジの0〔V〕に
対応するRFデータDRFP よりも大きくなり、差分デー
タDRFN −DRFP は正になる。また遅延チヤネルクロツ
クCCK’の位相が遅れていれば、図14に示すよう
に、ポジテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータ
DRFP がネガテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデ
ータDRFN よりも大きくなり、差分データDRFN −D
RFP は負になる。
RFデータDRFN 、RFデータDRFP はそれぞれ位相検
出段82の引き算回路108に入力され、ここで差を取
つた後ローパスフイルタ97に入力される。ローパスフ
イルタ97はイネーブル端子に動作タイミング信号S4
3が入力されているため、動作タイミング信号S43が
「0」のときに動作して差分データDRFN −DRFP を取
り込む。そしてローパスフイルタ97は取り込んだ複数
の差分データDRFN −DRFP を平滑する。この場合、遅
延チヤネルクロツクCCK’の位相が進んでいれば、図
13に示すように、ネガテイブエツジの0〔V〕に対応
するRFデータDRFN がポジテイブエツジの0〔V〕に
対応するRFデータDRFP よりも大きくなり、差分デー
タDRFN −DRFP は正になる。また遅延チヤネルクロツ
クCCK’の位相が遅れていれば、図14に示すよう
に、ポジテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータ
DRFP がネガテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデ
ータDRFN よりも大きくなり、差分データDRFN −D
RFP は負になる。
【0078】ここでこの系で扱うデイジタルデータは2
の補数で表現されているため、差分データDRFN −D
RFP の正負は符号ビツトであるMSB(すなわち上位ビ
ツト)によつて判別し得る。従つてローパスフイルタ9
7は位相判定結果として平滑した差分データDRFN −D
RFP のMSBを出力する。この場合、判定結果として出
力されるMSBは位相が進んで入れば「0」になり、位
相が遅れていれば「1」になる。このためローパスフイ
ルタ97から出力されるMSBはインバータゲート10
9に入力され、ここで論理の正負を合わせるために論理
反転された後、位相制御信号S32としてアツプダウン
カウンタ36(図2)に出力される。
の補数で表現されているため、差分データDRFN −D
RFP の正負は符号ビツトであるMSB(すなわち上位ビ
ツト)によつて判別し得る。従つてローパスフイルタ9
7は位相判定結果として平滑した差分データDRFN −D
RFP のMSBを出力する。この場合、判定結果として出
力されるMSBは位相が進んで入れば「0」になり、位
相が遅れていれば「1」になる。このためローパスフイ
ルタ97から出力されるMSBはインバータゲート10
9に入力され、ここで論理の正負を合わせるために論理
反転された後、位相制御信号S32としてアツプダウン
カウンタ36(図2)に出力される。
【0079】(5−3)動作及び効果 以上の構成において、データ検出段81はまずタイミン
グ検出部81AでRFデータDRFの中からネガテイブエ
ツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFN とポジテイ
ブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFP を検出
する。この場合、タイミング検出部81Aは仮検出回路
83によつてRFデータDRFを2値化し、その結果得た
仮検出データDDET1、DDET2のデータ変化を基にRFデ
ータDRFN とRFデータDRFP を検出する。そしてタイ
ミング検出部81AはRFデータDRFN を検出したとき
にラツチ回路81Cに対して動作タイミング信号S41
=「0」を出力し、RFデータDRFP を検出したときに
ラツチ回路81Dに対して動作タイミング信号S42=
「0」を出力する。またタイミング検出部81AはRF
データDRFN 、DRFP のいづれか一方を検出したときに
位相検出段82のローパスフイルタ97に対して動作タ
イミング信号S43=「0」を出力する。
グ検出部81AでRFデータDRFの中からネガテイブエ
ツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFN とポジテイ
ブエツジの0〔V〕に対応するRFデータDRFP を検出
する。この場合、タイミング検出部81Aは仮検出回路
83によつてRFデータDRFを2値化し、その結果得た
仮検出データDDET1、DDET2のデータ変化を基にRFデ
ータDRFN とRFデータDRFP を検出する。そしてタイ
ミング検出部81AはRFデータDRFN を検出したとき
にラツチ回路81Cに対して動作タイミング信号S41
=「0」を出力し、RFデータDRFP を検出したときに
ラツチ回路81Dに対して動作タイミング信号S42=
「0」を出力する。またタイミング検出部81AはRF
データDRFN 、DRFP のいづれか一方を検出したときに
位相検出段82のローパスフイルタ97に対して動作タ
イミング信号S43=「0」を出力する。
【0080】一方、データ遅延部81Bは遅延回路84
及びラツチ回路93、94によつてRFデータDRFを遅
延し、その結果得たRFデータDRFC をラツチ回路81
C、81Dに出力する。この場合、データ遅延部81B
によつて遅延したRFデータDRFC は、タイミング検出
部81AがRFデータDRFN を検出したときには当該R
FデータDRFN になり、タイミング検出部81AがRF
データDRFP を検出したときに当該RFデータDRFP に
なつている。
及びラツチ回路93、94によつてRFデータDRFを遅
延し、その結果得たRFデータDRFC をラツチ回路81
C、81Dに出力する。この場合、データ遅延部81B
によつて遅延したRFデータDRFC は、タイミング検出
部81AがRFデータDRFN を検出したときには当該R
FデータDRFN になり、タイミング検出部81AがRF
データDRFP を検出したときに当該RFデータDRFP に
なつている。
【0081】ラツチ回路81Cは動作タイミング信号S
41が「0」になつたときに動作してRFデータDRFC
を取り込んでラツチする。この場合、動作タイミング信
号S41が「0」になつたときには、上述のようにRF
データDRFC はRFデータDRFN になつているため、ラ
ツチ回路81CはRFデータDRFN を取り込んでラツチ
することになる。またラツチ回路81Dは動作タイミン
グ信号S42が「0」になつたときに動作してRFデー
タDRFC を取り込んでラツチする。この場合、動作タイ
ミング信号S42が「0」になつたときには、上述のよ
うにRFデータDRFC はRFデータDRFP になつている
ため、ラツチ回路96はRFデータDRFP を取り込んで
ラツチすることになる。
41が「0」になつたときに動作してRFデータDRFC
を取り込んでラツチする。この場合、動作タイミング信
号S41が「0」になつたときには、上述のようにRF
データDRFC はRFデータDRFN になつているため、ラ
ツチ回路81CはRFデータDRFN を取り込んでラツチ
することになる。またラツチ回路81Dは動作タイミン
グ信号S42が「0」になつたときに動作してRFデー
タDRFC を取り込んでラツチする。この場合、動作タイ
ミング信号S42が「0」になつたときには、上述のよ
うにRFデータDRFC はRFデータDRFP になつている
ため、ラツチ回路96はRFデータDRFP を取り込んで
ラツチすることになる。
【0082】ラツチ回路81C、81Dから出力される
RFデータDRFN 、RFデータDRFP はそれぞれ位相検
出段82の引き算回路108に入力され、ここで差を取
った後ローパスフイルタ97に入力される。ローパスフ
イルタ97は動作タイミング信号S43が「0」になつ
たときに動作して入力された差分データDRFN −DRFP
を取り込み、取り込んだ複数の差分データDRFN −D
RFP を平滑する。そしてローパスフイルタ97は平滑し
た差分データDRFN −DRFP の符号ビツトであるMSB
を遅延チヤネルクロツクCCK’の位相判定結果として
出力する。この場合、ローパスフイルタ97から出力さ
れるMSBは、遅延チヤネルクロツクCCK’の位相が
進んでいれば「0」になり、位相が遅れていれば「1」
になる。このためローパスフイルタ97から出力される
MSBはインバータゲート109に入力され、ここで論
理の正負を合わせるために論理反転された後、位相制御
信号S32としてアツプダウンカウンタ(図2)に出力
される。
RFデータDRFN 、RFデータDRFP はそれぞれ位相検
出段82の引き算回路108に入力され、ここで差を取
った後ローパスフイルタ97に入力される。ローパスフ
イルタ97は動作タイミング信号S43が「0」になつ
たときに動作して入力された差分データDRFN −DRFP
を取り込み、取り込んだ複数の差分データDRFN −D
RFP を平滑する。そしてローパスフイルタ97は平滑し
た差分データDRFN −DRFP の符号ビツトであるMSB
を遅延チヤネルクロツクCCK’の位相判定結果として
出力する。この場合、ローパスフイルタ97から出力さ
れるMSBは、遅延チヤネルクロツクCCK’の位相が
進んでいれば「0」になり、位相が遅れていれば「1」
になる。このためローパスフイルタ97から出力される
MSBはインバータゲート109に入力され、ここで論
理の正負を合わせるために論理反転された後、位相制御
信号S32としてアツプダウンカウンタ(図2)に出力
される。
【0083】このようにして位相誤差検出回路80で
は、RFデータDRFの中からネガテイブエツジの0
〔V〕に対応するRFデータDRFN とポジテイブエツジ
の0〔V〕に対応するRFデータDRFP とを検出し、そ
のRFデータDRFN とRFデータDRFP との差分データ
DRFN −DRFP の正負によつて遅延チヤネルクロツクC
CK’の位相誤差を検出する。位相誤差検出回路80
は、このようにして位相誤差を検出することにより、R
F信号SRFが単一周波数の信号でない場合にも遅延チヤ
ネルクロツクCCK’の位相誤差を精度良く検出でき
る。
は、RFデータDRFの中からネガテイブエツジの0
〔V〕に対応するRFデータDRFN とポジテイブエツジ
の0〔V〕に対応するRFデータDRFP とを検出し、そ
のRFデータDRFN とRFデータDRFP との差分データ
DRFN −DRFP の正負によつて遅延チヤネルクロツクC
CK’の位相誤差を検出する。位相誤差検出回路80
は、このようにして位相誤差を検出することにより、R
F信号SRFが単一周波数の信号でない場合にも遅延チヤ
ネルクロツクCCK’の位相誤差を精度良く検出でき
る。
【0084】以上の構成によれば、RFデータDRFの中
からネガテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータ
DRFN とポジテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデ
ータDRFP とを検出し、そのRFデータDRFN とRFデ
ータDRFP との差分データDRFN −DRFP の正負によつ
て遅延チヤネルクロツクCCK’の位相誤差を検出する
ようにしたことにより、遅延チヤネルクロツクCCK’
の位相誤差を精度良く検出できる。このような位相誤差
検出回路80を用いて遅延チヤネルクロツクCCK’の
位相を補正すれば、最適なアナログデイジタル変換ポイ
ントに遅延チヤネルクロツクCCK’の位相を合わせる
ことができる。
からネガテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデータ
DRFN とポジテイブエツジの0〔V〕に対応するRFデ
ータDRFP とを検出し、そのRFデータDRFN とRFデ
ータDRFP との差分データDRFN −DRFP の正負によつ
て遅延チヤネルクロツクCCK’の位相誤差を検出する
ようにしたことにより、遅延チヤネルクロツクCCK’
の位相誤差を精度良く検出できる。このような位相誤差
検出回路80を用いて遅延チヤネルクロツクCCK’の
位相を補正すれば、最適なアナログデイジタル変換ポイ
ントに遅延チヤネルクロツクCCK’の位相を合わせる
ことができる。
【0085】(6)他の実施例 なお上述の第3実施例においては、RF信号SRFが存在
する区間全域に対して評価タイミングパルスS40を発
生するようにした場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、第1実施例のようにRF信号SRFの先頭にあ
る当たりマージン部に対して評価タイミングパルスS4
0を発生しても良い。このようにすれば、位相誤差の検
出対象を2T信号にすることができ、遅延チヤネルクロ
ツクCCK’の位相誤差を一段と精度良く検出すること
ができる。
する区間全域に対して評価タイミングパルスS40を発
生するようにした場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、第1実施例のようにRF信号SRFの先頭にあ
る当たりマージン部に対して評価タイミングパルスS4
0を発生しても良い。このようにすれば、位相誤差の検
出対象を2T信号にすることができ、遅延チヤネルクロ
ツクCCK’の位相誤差を一段と精度良く検出すること
ができる。
【0086】また上述の実施例においては、PR(1,
1)でRF信号SRFを波形等化した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、他のパーシヤルレスポンス
でRF信号SRFを波形等化しても良い。但し、その場合
には2T信号が最適な検出対象になるとは限らない。し
かしながらその場合でも上述のように位相判定頻度がな
るべく多くなるような単一周波数の信号を検出対象とす
ることが望ましい。例えば7値のパーシヤルレスポンス
方式の場合、図20(A)に示すように、7値を順に繰
り返すような単一周波数の信号を検出対象とすると、信
号の中央に位置するK3 を横切る頻度が少なくなり、位
相判定頻度が少なくなつてしまう。従つてこのような場
合には、図20(B)に示すように、3値を順に繰り返
すような単一周波数の信号を検出対象とすることが望ま
しい。
1)でRF信号SRFを波形等化した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、他のパーシヤルレスポンス
でRF信号SRFを波形等化しても良い。但し、その場合
には2T信号が最適な検出対象になるとは限らない。し
かしながらその場合でも上述のように位相判定頻度がな
るべく多くなるような単一周波数の信号を検出対象とす
ることが望ましい。例えば7値のパーシヤルレスポンス
方式の場合、図20(A)に示すように、7値を順に繰
り返すような単一周波数の信号を検出対象とすると、信
号の中央に位置するK3 を横切る頻度が少なくなり、位
相判定頻度が少なくなつてしまう。従つてこのような場
合には、図20(B)に示すように、3値を順に繰り返
すような単一周波数の信号を検出対象とすることが望ま
しい。
【0087】また上述の実施例においては、位相誤差検
出回路37、50、70、80と位相修正手段としての
アツプダウンカウンタ36及び遅延回路35を分けた場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、位相誤差
検出回路37、50、70、80が位相修正手段として
のアツプダウンカウンタ36及び遅延回路35を含むよ
うにしても良い。
出回路37、50、70、80と位相修正手段としての
アツプダウンカウンタ36及び遅延回路35を分けた場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、位相誤差
検出回路37、50、70、80が位相修正手段として
のアツプダウンカウンタ36及び遅延回路35を含むよ
うにしても良い。
【0088】また上述の実施例においては、デイジタル
オーデイオテープレコーダ(DAT)に適用した場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、例えばDAT
フオーマツトを用いたハードデイスクのバツクアツプ装
置やデイジタルビデオテープレコーダ等にも適用し得
る。要は、アナログデイジタル変換回路の動作クロツク
の位相誤差を検出して当該動作クロツクの位相を補正す
るような場合に本発明は適用し得る。
オーデイオテープレコーダ(DAT)に適用した場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、例えばDAT
フオーマツトを用いたハードデイスクのバツクアツプ装
置やデイジタルビデオテープレコーダ等にも適用し得
る。要は、アナログデイジタル変換回路の動作クロツク
の位相誤差を検出して当該動作クロツクの位相を補正す
るような場合に本発明は適用し得る。
【0089】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、デイジタ
ルデータの中から、多値信号の立ち下がり部分に対応
し、かつ奇数個の多値のうちの中央値に対応するデイジ
タルデータを検出して第1の判定基準データを得ると共
に、多値信号の立ち上がり部分に対応し、かつ奇数個の
多値のうちの中央値に対応するデイジタルデータを検出
して第2の判定基準データを得るデータ検出手段と、デ
ータ検出手段によつて得た第1及び第2の判定基準デー
タに基づいて実際の変換タイミングの位相ずれを検出す
る位相検出手段とを設けるようにしたことにより、実際
の変換タイミングと所望の変換タイミングとの位相ずれ
を検出し得る。
ルデータの中から、多値信号の立ち下がり部分に対応
し、かつ奇数個の多値のうちの中央値に対応するデイジ
タルデータを検出して第1の判定基準データを得ると共
に、多値信号の立ち上がり部分に対応し、かつ奇数個の
多値のうちの中央値に対応するデイジタルデータを検出
して第2の判定基準データを得るデータ検出手段と、デ
ータ検出手段によつて得た第1及び第2の判定基準デー
タに基づいて実際の変換タイミングの位相ずれを検出す
る位相検出手段とを設けるようにしたことにより、実際
の変換タイミングと所望の変換タイミングとの位相ずれ
を検出し得る。
【0090】また多値信号の中から単一周波数の信号部
分を検出する単一信号検出手段と、単一信号検出手段が
単一周波数の信号部分を検出した場合、デイジタルデー
タの中から、多値信号の立ち下がり部分に対応し、かつ
奇数個の多値のうちの中央値に対応するデイジタルデー
タを検出して第1の判定基準データを得ると共に、多値
信号の立ち上がり部分に対応し、かつ奇数個の多値のう
ちの中央値に対応するデイジタルデータを検出して第2
の判定基準データを得るデータ検出手段と、データ検出
手段によつて得た第1及び第2の判定基準データに基づ
いて実際の変換タイミングの位相ずれを検出する位相検
出手段とを設けるようにしたことにより、単一周波数の
信号部分を検出対象にして一段と精度良く位相ずれを検
出し得る。
分を検出する単一信号検出手段と、単一信号検出手段が
単一周波数の信号部分を検出した場合、デイジタルデー
タの中から、多値信号の立ち下がり部分に対応し、かつ
奇数個の多値のうちの中央値に対応するデイジタルデー
タを検出して第1の判定基準データを得ると共に、多値
信号の立ち上がり部分に対応し、かつ奇数個の多値のう
ちの中央値に対応するデイジタルデータを検出して第2
の判定基準データを得るデータ検出手段と、データ検出
手段によつて得た第1及び第2の判定基準データに基づ
いて実際の変換タイミングの位相ずれを検出する位相検
出手段とを設けるようにしたことにより、単一周波数の
信号部分を検出対象にして一段と精度良く位相ずれを検
出し得る。
【図1】本発明の一実施例によるDATの全体構成を示
すブロツク図である。
すブロツク図である。
【図2】そのDATのRF信号処理段の構成を示すブロ
ツク図である。
ツク図である。
【図3】第1実施例による位相誤差検出回路の動作の説
明に供する信号波形図である。
明に供する信号波形図である。
【図4】第1実施例による位相誤差検出回路の動作の説
明に供する信号波形図である。
明に供する信号波形図である。
【図5】第1実施例による位相誤差検出回路の動作の説
明に供する信号波形図である。
明に供する信号波形図である。
【図6】第1実施例による位相誤差検出回路の動作の説
明に供する信号波形図である。
明に供する信号波形図である。
【図7】第1実施例による位相誤差検出回路の動作の説
明に供する信号波形図である。
明に供する信号波形図である。
【図8】第1実施例の位相誤差検出回路の構成を示すブ
ロツク図である。
ロツク図である。
【図9】第1実施例による位相誤差検出回路の動作の説
明に供する略線図である。
明に供する略線図である。
【図10】第1実施例による位相誤差検出回路の動作の
説明に供する略線図である。
説明に供する略線図である。
【図11】第2実施例による位相誤差検出回路の構成を
示すブロツク図である。
示すブロツク図である。
【図12】第3実施例による位相誤差検出回路の動作の
説明に供する信号波形図である。
説明に供する信号波形図である。
【図13】第3実施例による位相誤差検出回路の動作の
説明に供する信号波形図である。
説明に供する信号波形図である。
【図14】第3実施例による位相誤差検出回路の動作の
説明に供する信号波形図である。
説明に供する信号波形図である。
【図15】第3実施例による位相誤差検出回路の構成を
示すブロツク図である。
示すブロツク図である。
【図16】第3実施例による位相誤差検出回路の動作の
説明に供する信号波形図である。
説明に供する信号波形図である。
【図17】第3実施例による位相誤差検出回路の動作の
説明に供する略線図である。
説明に供する略線図である。
【図18】第3実施例による位相誤差検出回路の動作の
説明に供する略線図である。
説明に供する略線図である。
【図19】第3実施例による位相誤差検出回路の動作の
説明に供するタイミングチヤート図である。
説明に供するタイミングチヤート図である。
【図20】他の実施例による位相誤差検出回路の動作の
説明に供する略線図である。
説明に供する略線図である。
【図21】積分等化したRF信号を示す信号波形図であ
る。
る。
【図22】PR(1,1)で等化したRF信号を示す信
号波形図である。
号波形図である。
【図23】従来のDATの構成を示すブロツク図であ
る。
る。
1、10……DAT、4、5、14、31、32……等
化回路、7、34……PLL回路、6、33……アナロ
グデイジタル変換回路、35、55、84……遅延回
路、36……アツプダウンカウンタ、38……エツジ検
出回路、50、70、80……位相誤差検出回路、5
1、81……データ検出段、51A……エツジ検出部、
52、71、82……位相検出段、53、83……仮検
出回路、54、106……モノマルチ、81A……タイ
ミング検出部、81B……データ遅延部。
化回路、7、34……PLL回路、6、33……アナロ
グデイジタル変換回路、35、55、84……遅延回
路、36……アツプダウンカウンタ、38……エツジ検
出回路、50、70、80……位相誤差検出回路、5
1、81……データ検出段、51A……エツジ検出部、
52、71、82……位相検出段、53、83……仮検
出回路、54、106……モノマルチ、81A……タイ
ミング検出部、81B……データ遅延部。
Claims (19)
- 【請求項1】奇数個の多値を通る多値信号を、当該多値
を通るタイミングを所望の変換タイミングとしてアナロ
グデイジタル変換する場合に、アナログデイジタル変換
して得たデイジタルデータから実際の変換タイミングと
上記所望の変換タイミングとの位相ずれを検出する位相
誤差検出装置において、 上記デイジタルデータの中から、上記多値信号の立ち下
がり部分に対応し、かつ上記奇数個の多値のうちの中央
値に対応するデイジタルデータを検出して第1の判定基
準データを得ると共に、上記多値信号の立ち上がり部分
に対応し、かつ上記奇数個の多値のうちの中央値に対応
するデイジタルデータを検出して第2の判定基準データ
を得るデータ検出手段と、 上記データ検出手段によつて得た第1及び第2の判定基
準データに基づいて上記実際の変換タイミングの位相ず
れを検出する位相検出手段とを具えることを特徴とする
位相誤差検出装置。 - 【請求項2】上記位相検出手段の検出結果に応じて上記
実際の変換タイミングを修正するタイミング修正手段を
具えることを特徴とする請求項1に記載の位相誤差検出
装置。 - 【請求項3】上記データ検出手段は、 上記デイジタルデータを2値化して得た仮検出データの
データ変化に基づいて上記第1及び第2の判定基準デー
タを検出することを特徴とする請求項1又は請求項2に
記載の位相誤差検出装置。 - 【請求項4】上記データ検出手段は、 上記デイジタルデータを2値化して得た仮検出データの
データ変化に基づいて、上記第1の判定基準データの取
り込みタイミングを検出すると共に、上記第2の判定基
準データの取り込みタイミングを検出するタイミング検
出手段と、 上記タイミング検出手段が取り込みタイミングを検出す
る際に要する時間分だけ、上記デイジタルデータを遅延
するデータ遅延手段と、 上記タイミング検出手段で検出した上記第1の判定基準
データの取り込みタイミングに基づいて、上記データ遅
延手段で遅延したデイジタルデータを取り込んでラツチ
することにより上記第1の判定基準データを検出する第
1のデータラツチ手段と、 上記タイミング検出手段で検出した上記第2の判定基準
データの取り込みタイミングに基づいて、上記データ遅
延手段で遅延したデイジタルデータを取り込んでラツチ
することにより上記第2の判定基準データを検出する第
2のデータラツチ手段とを具えることを特徴とする請求
項3に記載の位相誤差検出装置。 - 【請求項5】上記位相検出手段は、 複数の上記第1及び第2の判定基準データを基に上記実
際の変換タイミングの位相ずれを検出することを特徴と
する請求項1又は請求項2に記載の位相誤差検出装置。 - 【請求項6】上記位相検出手段は、 上記第1及び第2の判定基準データの差を取つて得た差
分データの正負を基に上記実際の変換タイミングの位相
ずれ方向を検出することを特徴とする請求項1又は請求
項2に記載の位相誤差検出装置。 - 【請求項7】上記位相検出手段は、 上記第1及び第2の判定基準データの差を取つて得た差
分データを複数用いて平均を取り、その結果得た差分デ
ータの平均値の正負を基に上記実際の変換タイミングの
位相ずれ方向を検出することを特徴とする請求項1又は
請求項2に記載の位相誤差検出装置。 - 【請求項8】奇数個の多値を通る多値信号を、当該多値
を通るタイミングを所望の変換タイミングとしてアナロ
グデイジタル変換する場合に、アナログデイジタル変換
して得たデイジタルデータから実際の変換タイミングと
上記所望の変換タイミングとの位相ずれを検出する位相
誤差検出方法において、 上記デイジタルデータの中から、上記多値信号の立ち下
がり部分に対応し、かつ上記奇数個の多値のうちの中央
値に対応するデイジタルデータを検出して第1の判定基
準データを得ると共に、上記多値信号の立ち上がり部分
に対応し、かつ上記奇数個の多値のうちの中央値に対応
するデイジタルデータを検出して第2の判定基準データ
を得るデータ検出ステツプと、 上記データ検出ステツプによつて得た第1及び第2の判
定基準データに基づいて上記実際の変換タイミングの位
相ずれを検出する位相検出ステツプとを具えることを特
徴とする位相誤差検出方法。 - 【請求項9】上記位相検出ステツプの検出結果に応じて
上記実際の変換タイミングを修正するタイミング修正ス
テツプを具えることを特徴とする請求項8に記載の位相
誤差検出方法。 - 【請求項10】上記データ検出ステツプは、 上記デイジタルデータを2値化して得た仮検出データの
データ変化に基づいて上記第1及び第2の判定基準デー
タを検出することを特徴とする請求項8又は請求項9に
記載の位相誤差検出方法。 - 【請求項11】上記位相検出ステツプは、 複数の上記第1及び第2の判定基準データを基に上記実
際の変換タイミングの位相ずれを検出することを特徴と
する請求項8又は請求項9に記載の位相誤差検出方法。 - 【請求項12】上記位相検出ステツプは、 上記第1及び第2の判定基準データの差を取つて得た差
分データの正負を基に上記実際の変換タイミングの位相
ずれ方向を検出することを特徴とする請求項8又は請求
項9に記載の位相誤差検出方法。 - 【請求項13】上記位相検出ステツプは、 上記第1及び第2の判定基準データの差を取つて得た差
分データを複数用いて平均を取り、その結果得た差分デ
ータの平均値の正負を基に上記実際の変換タイミングの
位相ずれ方向を検出することを特徴とする請求項8又は
請求項9に記載の位相誤差検出方法。 - 【請求項14】奇数個の多値を通り、かつ所定位置に単
一周波数の信号部分を含む多値信号を、当該多値を通る
タイミングを所望の変換タイミングとしてアナログデイ
ジタル変換する場合に、アナログデイジタル変換して得
たデイジタルデータから実際の変換タイミングと上記所
望の変換タイミングとの位相ずれを検出する位相誤差検
出装置において、 上記多値信号の中から上記単一周波数の信号部分を検出
する単一信号検出手段と、 上記単一信号検出手段が上記単一周波数の信号部分を検
出した場合、上記デイジタルデータの中から、上記多値
信号の立ち下がり部分に対応し、かつ上記奇数個の多値
のうちの中央値に対応するデイジタルデータを検出して
第1の判定基準データを得ると共に、上記多値信号の立
ち上がり部分に対応し、かつ上記奇数個の多値のうちの
中央値に対応するデイジタルデータを検出して第2の判
定基準データを得るデータ検出手段と、 上記データ検出手段によつて得た第1及び第2の判定基
準データに基づいて上記実際の変換タイミングの位相ず
れを検出する位相検出手段とを具えることを特徴とする
位相誤差検出装置。 - 【請求項15】上記位相検出手段の検出結果に応じて上
記実際の変換タイミングを修正するタイミング修正手段
を具えることを特徴とする請求項14に記載の位相誤差
検出装置。 - 【請求項16】上記データ検出手段は、 上記デイジタルデータの中から、上記多値信号の立ち下
がり部分及び立ち上がり部分を検出するエツジ検出手段
と、 上記デイジタルデータの中から、上記奇数個の多値のう
ちの中央値に対応するデータを検出する仮検出手段と、 上記エツジ検出手段及び上記仮検出手段の検出結果に基
づいて上記第1の判定基準データを検出する第1の基準
データ検出手段と、 上記エツジ検出手段及び上記仮検出手段の検出結果に基
づいて上記第2の判定基準データを検出する第2の基準
データ検出手段とを具えることを特徴とする請求項14
又は請求項15に記載の位相誤差検出装置。 - 【請求項17】上記位相検出手段は、 複数の上記第1及び第2の判定基準データの平均値を比
較して上記実際の変換タイミングの位相ずれ方向を検出
することを特徴とする請求項14又は請求項15に記載
の位相誤差検出装置。 - 【請求項18】上記位相検出手段は、 上記第1及び第2の判定基準データの差を取つて得た差
分データの正負を基に上記実際の変換タイミングの位相
ずれ方向を検出することを特徴とする請求項14又は請
求項15に記載の位相誤差検出装置。 - 【請求項19】上記位相検出手段は、 上記第1及び第2の判定基準データの差を取つて得た差
分データを複数用いて平均を取り、その結果得た差分デ
ータの平均値の正負を基に上記実際の変換タイミングの
位相ずれ方向を検出することを特徴とする請求項14又
は請求項15に記載の位相誤差検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28724794A JPH08124312A (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 位相誤差検出装置及び位相誤差検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28724794A JPH08124312A (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 位相誤差検出装置及び位相誤差検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08124312A true JPH08124312A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17714938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28724794A Pending JPH08124312A (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 位相誤差検出装置及び位相誤差検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08124312A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006092656A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Canon Inc | 再生装置 |
US7414933B2 (en) | 2002-08-12 | 2008-08-19 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Reproducing apparatus having an improved PLL circuit and related computer program |
-
1994
- 1994-10-26 JP JP28724794A patent/JPH08124312A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7414933B2 (en) | 2002-08-12 | 2008-08-19 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Reproducing apparatus having an improved PLL circuit and related computer program |
JP2006092656A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Canon Inc | 再生装置 |
JP4541816B2 (ja) * | 2004-09-24 | 2010-09-08 | キヤノン株式会社 | 再生装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040521 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040924 |