JPH0798703A - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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JPH0798703A
JPH0798703A JP5219950A JP21995093A JPH0798703A JP H0798703 A JPH0798703 A JP H0798703A JP 5219950 A JP5219950 A JP 5219950A JP 21995093 A JP21995093 A JP 21995093A JP H0798703 A JPH0798703 A JP H0798703A
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JP
Japan
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word
kana
kanji
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character string
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Pending
Application number
JP5219950A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Takeyama
哲夫 竹山
Kimio Nagasawa
喜美男 長沢
Tsutomu Tanaka
努 田中
Takayuki Kowada
孝之 古和田
Masanori Ito
昌典 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH0798703A publication Critical patent/JPH0798703A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 複数の同音異義語の用例を表示する場合に、
見易くする。かな漢字変換機能の文節ぎり機能を利用し
て、用例表示の対象となる単語を設定する。 【構成】 複数の同音異義語の用例を表示する場合に、
同音異義語自身も同時に表示する。用例辞書キーが押下
された場合に、かな入力をかな漢字変換機能の文節ぎり
により、1つの文節を検出し、この文節の単語の用例を
表示する。複数の同音異義語の用例を表示する場合に、
かな漢字変換された単語、又はこの単語と同じ品詞の用
例を優先的に表示する。仮名漢字変換された語を他の品
詞の語に変換可能な場合、これをユーザに報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文書処理装置に関す
る。特に、入力仮名文字を漢字文字列(かな漢字混じり
文字列)に変換するかな漢字変換機能を備えた日本語ワ
ードプロセッサ(ワープロ)に関する。
【0002】
【従来の技術】用例(文)の表示機能を備えたワープロ
が、従来から提案されている。この用例は、同音語の選
択決定、及び、文書作成時の言い表し方の参考に利用さ
れる。日本語には、読みが同じで、漢字が異なる同音類
似語、同音異義語等の同音語が存在する。このため、か
な漢字変換の際、入力仮名文字列の漢字変換候補が、複
数存在する場合がある。ユーザは、この漢字変換候補の
から所望の同音語を選ぶ操作が必要となる。しかし、同
音語には、使い分けが紛らわしいものもある。
【0003】この時に、用例表示機能を動作させる。例
えば、ローマ字入力等で仮名を入力した後、用例辞書キ
ーを押下すると、この仮名入力に対応する同音異義語を
含む用例文が複数表示され、使用者はこの中から適当と
思われる同音異義語を、選択指定する。尚、このように
複数の同音語の用例を表示するものとしては、特開昭62
-175860号公報(G06F15/20)がある。
【0004】又、用例表示機能を利用する他の場合は、
文案を練る時に、ある単語の他の言い廻し等を調べて、
最適な表現にする場合である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の課題
は、従来の用例文の表示が、理解しにくいことである。
本発明の請求項1に関する第1の目的は、複数の同音語の
用例を表示する場合に、この表示を、理解し易いものと
することである。本発明の第2の課題を説明する。
【0006】ワープロで文書を作成中、例えば、「こい
びとにあう」と入力した後に、用例辞書キーを押下して
も、「こいびとにあう」という1単語は存在せず、用例検
索が出来ない。本発明の請求項2,3,4に関するの第2の目
的は、かな漢字変換のためのかな入力中に、用例辞書キ
ーを押下しても、用例を表示するワープロを提供するこ
とである。
【0007】本発明の第3の課題を説明する。かな漢字
変換候補である複数の同音語を表示する場合、当然、有
用な情報ほど、上位の位置(1画面目、表示欄の1番上)に
表示するべきである。本発明の請求項5,6に関する第3の
目的は、複数の同音語に関連する用例を表示する場合
に、この表示順を、工夫するものである。
【0008】本発明の第4の課題を説明する。ワープロ
で文書を作成中に、他の言い廻し等を調べたい場合があ
る。例えば、「意地悪な狐」を表現する場合、この「意地
悪」を、名詞,形容動詞,形容詞、動詞として、使用するこ
とにより、例えば、以下のように表現できる。つまり、
「狐は意地悪です」,「狐は意地悪だ」,「狐は意地悪い」,「狐
は意地悪する」である。
【0009】「意地悪」は名詞である。また、「意地悪」に
「だ」を付加すれば形容動詞、「意地悪」に「い」を付加すれ
ば形容詞、「意地悪」に「する」を付加すれば動詞である。
尚、この「意地悪」のように「する」を付加することによ
り、動詞的に使用される名詞を「サ変名詞」と呼んでい
る。また、活用される語句(形容動詞,形容詞,動詞)のう
ち、活用の際に変化する部分は語尾、活用の際に変化し
ない部分は語幹である。なお、名詞は、活用されない語
句であるから、語尾と語幹に分けるという思想はない。
しかし、本願では、名詞は変化しない語幹のみからなる
ものとしている。例えば、「サ変名詞」は、「する」を付
加したサ変活用動詞と考えれば、この「サ変活用動詞」
の語幹部分は、「サ変名詞」の部分である。
【0010】ところで、付加する語尾により、他の品詞
の語となる場合、これをユーザに知らせれば、ユーザは
多様な表現方法を知り、その中から適当な表現で文書を
作成できる。尚、参考までに言えば、形容動詞,形容詞,
動詞等の用言を単に名詞に変換する技術は、特開平2-29
7137号公報(G06F15/20)で提案されている。
【0011】本発明の請求項7,8に関する第4の目的は、
かな漢字変換対象の単語が複数の品詞に関連する場合、
これをユーザに知らせるものでる.本発明の第5の課題
を説明する。ワープロで文書を作成中に、この用例辞書
キーを押下するのは、他の言い廻し等を調べたい場合で
ある。
【0012】本発明の請求項9,10に関する第5の目的
は、用例表示対象の単語が複数の品詞に関連する場合、
これを用例と共にユーザーに知らせるものでる.
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の文書
処理装置は、入力された仮名文字列を漢字文字列に変換
するかな漢字変換手段(6)と、この仮名文字列に関する
複数の同音語を抽出する同音語抽出手段(11)と、用例の
表示を指示する用例表示指示手段(1b)と、前記複数の同
音語に関連する用例の検索を行う用例検索手段(12)と、
前記用例表示指示手段(1b)で用例表示指示が行われる
と、前記複数の同音語自身と、前記用例検索手段(12)で
検索した前記複数の同音語の用例とを、同時に表示する
表示手段(5)とを備えることを特徴とする。
【0014】の特徴は、複数の同音異義語の用例を表示
する場合に、同音異義語自身も同時に表示するものであ
る。本発明の請求項2,3,4の文書処理装置は、かな漢字
変換対象の仮名入力に関する用例を表示する文書処理装
置において、この仮名入力が複数の文節より成る場合、
文節ぎり処理された1つの文節中より語を抽出する抽出
手段(11)と、用例の表示を指示する用例表示指示手段(1
b)と、前記抽出手段(11)で抽出した前記語に関連する用
例の検索を行う用例検索手段(12)と、前記用例表示指示
手段(1b)で用例表示指示が行われると、前記用例検索手
段(12)で検索した用例を表示する表示手段(5)とを備え
ることを特徴とする。
【0015】本発明の請求項5の文書処理装置は、かな
漢字変換対象の仮名入力に関連する複数の同音語の用例
を表示する文書処理装置において、表示手段(5)と、か
な漢字変換を指示する変換指示手段(1a)と、この変換指
示手段(1a)でかな漢字変換指示が行われると、漢字変換
候補を、順次、出力するかな漢字変換手段(6)と、前記
仮名文字列に関連する複数の同音語を抽出する同音語抽
出手段(11)と、用例の表示を指示する用例表示指示手段
(1b)と、この用例表示指示手段(1b)で用例表示指示が行
われると、前記かな漢字変換手段(6)で出力した前記漢
字変換候補に関連する前記同音語の用例を優先して表示
せしめる用例表示手段(5)とを備えることを特徴とす
る。
【0016】本発明の請求項6の文書処理装置は、請求
項5の文書処理装置に加え、同じ品詞を優先することを
特徴とする。本発明の請求項7の文書処理装置は、入力
されたかな文字列を漢字文字列に変換するかな漢字変換
手段(6)と、前記漢字文字列の語幹が付加される語尾に
より異なる品詞となる場合、これを報知する報知手段(1
8)とを具備することを特徴とする。
【0017】本発明の請求項8の文書処理装置は、請求
項7の文書処理装置に加え、報知手段(18)は、前記語幹
に異なる語尾を付加して表示することを特徴とする。本
発明の請求項9の文書処理装置は、入力されたかな文字
列を漢字文字列に変換するかな漢字変換手段(6)と、前
記漢字文字列に関連した用例の表示を指示する用例表示
指示手段(1b)と、前記漢字文字列に関連する用例の検索
を行う用例検索手段(12)と、前記漢字文字列の不変部分
である語幹に、異なる語尾を付加することにより他の品
詞となる場合、この語幹に前記語尾を付加する語尾付加
手段(15)と、前記用例表示指示手段(1b)により、用例表
示が指示されると、前記異なる語尾が付加された語と、
前記用例検索手段(12)で検索された用例とを表示する表
示手段(5)と、を備えることを特徴とする。
【0018】本発明の請求項10の文書処理装置は、入力
されたかな文字列を漢字文字列に変換するかな漢字変換
手段(6)と、用例の表示を指示する用例表示指示手段(1
b)と、前記漢字文字列に関連する用例の検索を行う用例
検索手段(12)と、前記漢字文字列の不変部分である語幹
に、異なる語尾を付加することにより他の品詞となる場
合、活用語尾テーブル(210)の語尾を品詞に応じて付加
する語尾付加手段(15)と、前記用例検索手段(12)からの
用例表示指示により、前記活用語尾テーブル(210)の語
尾が付加された語と、前記用例検索手段(12)で検索した
用例とを表示する表示手段(5)とを具備することを特徴
とする。
【0019】
【作用】本発明の請求項1の文書処理装置は、前記用例
表示指示手段(1b)で用例表示指示が行われると、表示手
段(5)は、かな漢字変換対象の仮名文字列に関する複数
の同音語とこれらの用例を同時に表示する。本発明の請
求項2,3,4の文書処理装置は、かな漢字変換対象の仮名
入力に関する用例を表示する文書処理装置において、こ
の仮名入力が複数の文節より成る場合、抽出手段(11)に
より、文節ぎり処理された1つの文節中より語を抽出
し、この抽出した語の用例を表示手段(5)に表示する。
【0020】本発明の請求項5の文書処理装置は、かな
漢字変換対象の仮名入力に関連する複数の同音語の用例
を表示する文書処理装置において、この複数の同音語の
用例の表示順は、かな漢字変換手段(6)で変換された語
に関するものが優先される。本発明の請求項6の文書処
理装置は、請求項5の文書処理装置に加え、複数の同音
語の用例の表示順は、かな漢字変換手段(6)で変換され
た語と同じ品詞のものが優先される。
【0021】本発明の請求項7の文書処理装置は、かな
漢字変換された語が、この変換された語と異なる品詞に
成り得る場合、報知手段(18)はこれを報知する。本発明
の請求項8の文書処理装置は、請求項7の報知手段(18)
が、語の語幹に異なる語尾を付加して表示することによ
り、これを報知する。本発明の請求項9の文書処理装置
は、かな漢字変換された漢字に関連した用例の表示を行
う場合に、この用例を表示するだけでなく、この漢字
が、この変換された漢字(語)が異なる品詞に成り得る
場合に、この語の語幹に、異なる語尾を付加してこれを
表示する。
【0022】本発明の請求項10の文書処理装置は、かな
漢字変換された文字列の語幹に異なる語尾を付加するこ
とにより他の品詞となる場合、語尾付加手段(15)で活用
語尾テーブル(210)の語尾を品詞に応じて付加し、表示
手段(5)に、この付加した語と用例とを表示する。
【0023】
【実施例】説明を簡単にするために、画面の表示内容の
説明を中心とした第1実施例をまず説明し、その後に内
部動作の説明を中心とした第2実施例を説明する。
【0024】(A) 第1実施例の説明。図1〜図13を参照
しつつ、本発明の第1実施例を説明する。図1は、この日
本語ワードプロセッサ(ワープロ)の外観を示す。図1に
おいて、(1)は入力部であり、キーボードから成る。(1
a)はかな漢字変換キーである。(1b)は用例辞書キーであ
る。(1e)は実行キ−である。(5)は出力部であり、液晶
表示ディスプレイ画面から成る。図2は、このワープロ
の用例表示時の動作を示す図である。
【0025】この第1実施例の動作を、図1、図2、及
び、表示画面内容を示す図3〜図13を参照しつつ、以下
に説明する。まず、キーボード(1)を操作して、図3の如
く、かな入力またはローマ字入力で、読みを表示させ
る。この図3の場合は、「こいびとにあう」と入力した。
尚、図3において、(K)はカーソル表示であり、(L)はか
な漢字変換の対象であることを示す下線である。
【0026】ここで、キーボード(1)のかな漢字変換キ
ー(1a)を押すと、図4の如く、かな漢字変換されて「恋人
に会う」が表示される。次に、用例辞書キー(1b)を押す
と、図2に従って、動作する。つまり、ここでは、すで
にかな漢字変換されている。そして、「恋人に会う」は、
文節「恋人に」と文節「会う」とから成っているので、最後
の文節の「会う」に対応する単語「会う」の情報を抽出す
る。この情報とは、この単語自身「会う」と、この単語の
品詞「動詞」と、読み「あう」である。
【0027】そして、複数の同音異義語を内部で検索す
る。次に、複数の同音異義語およびこれらの用例を表示
する。この時、この同音語を「[」,「]」で括って表示す
る。つまり、図5の如く表示される。尚、図5において、
(5a)は、用例表示エリアである。この用例表示エリア(5
a)では、読み「あう」の同音異義語を3個表示すると共
に、夫々に関して最大3個の用例を表示する。
【0028】尚、上記動作説明では、「こいびとにあう」
を入力した後に、かな漢字変換キー(1a)を押して、「恋
人に会う」と変換した後に、用例辞書キー(1b)を押し
た。しかし、図2の動作説明からも判るように、かな漢
字変換キー(1a)を押さなくても、用例辞書キー(1b)を押
せば、かな漢字変換動作が自動的になされて、同様に表
示される。
【0029】また、「こいびとにあう」を入力した後に、
かな漢字変換キー(1a)を押して、「恋人に会う」と変換し
た後に、更に、かな漢字変換キー(1a)を押せば、図6の
如くなる。この様に「恋人に合う」と変換した後に、用例
辞書キー(1b)を押せば、この変換された「合う」が優先さ
れ図7の如く、表示される。
【0030】また、「こう」を入力した後に、かな漢字変
換キー(1a)を押して、「乞う」と変換した後に、用例辞書
キー(1b)を押せば、この変換された「乞う」が優先され、
且つ、同じ品詞(動詞)が優先されるので、図8の如く表
示される。また、「こう」を入力した後に、かな漢字変換
キー(1a)を数回押して、漢字変換候補の「校」と表示させ
た後に、用例辞書キー(1b)を押せば、この変換された
「校」が優先され、且つ、同じ品詞(名詞)が優先されるの
で、図9の如く表示される。
【0031】また、「あい」を入力した後に、かな漢字変
換キー(1a)を押して、漢字変換候補の「愛」と表示させた
後に、用例辞書キー(1b)を押せば、この変換された「愛」
が優先され、且つ、同じ品詞(名詞)が優先されるので、
図10の如く表示される。この時、愛は「サ変名詞」であ
り、動詞的にも使用できるので、この図10の如く、動詞
的表現である「愛する」も見出しとして表示される。
【0032】また、「あいしてる」を入力した後に、かな
漢字変換キー(1a)を押して、漢字変換候補の「愛してる」
と表示させた後に、用例辞書キー(1b)を押せば、この変
換された「愛してる」と同じ品詞(動詞)が優先される。図
11の如く表示される。なお、見出しは、「愛してる」では
なく「愛する」と表現される。また、名詞的表現である
「愛」も見出しとして表示される。この場合、入力の
「あいしてる」は動詞なので、動詞の「愛する」が、名詞の
「愛する」に優先して表示されている。また、図10で表示
された「藍」「相」は表示されない、これは、「愛して
る」中の「してる」と、「藍」「相」との間で接続検定
が為されるからである。つまり、「藍してる」「相して
る」という接続は許されないので、この「藍」「相」
は、見出しとして採用されない。
【0033】また、「あたたかい」を入力した後に、かな
漢字変換キー(1a)を押して、漢字変換候補の「暖かい」と
表示させた後に、用例辞書キー(1b)を押せば、この変換
された「暖かい」が優先され、且つ、同じ品詞(形容詞)が
優先されるので、図12の如く表示される。尚、「暖か」
は、名詞である。なお、この「暖か」の関連する品詞とし
ては、「暖かだ」(形容動詞)が存在するが、見出しの表
示エリアの制限のため、この「暖かだ」は表示しない。
【0034】従って、「あたたかだ」を入力した後に、か
な漢字変換キー(1a)を押して、漢字変換候補の「暖かだ」
と表示させた後に、用例辞書キー(1b)を押せば、この変
換された「暖かだ」が優先され、且つ、同じ品詞(形容動
詞)が優先されるので、図13の如く表示される。
【0035】(B) 第2実施例の説明。本発明の第2実施
例を図14〜図33を参照しつつ、説明する。尚、この第2
実施例は、用例を共起単語辞書から作成するタイプのも
のである。尚、共起単語辞書から用例を作成すること
は、特開平4-268945号公報(G06F15/20)に示され、良く
知られている。
【0036】(B-1) 第2実施例の各部の説明。図14は、
この実施例のワープロのブロック図である。(1)は、キ
ーボードからなる入力部である。この入力部(1)は、か
な入力あるいはローマ字入力によるかな文字列の入力を
行う文字キー、かな漢字変換の指示を行うかな漢字変換
キー、カーソル移動キー、用例辞書キーなどの各種指示
キーを備える。
【0037】(2)は、読みだし専用のメモリ(ROM)であ
る。このROM(2)は、かな漢字変換および用例参照を行う
際に必要なかな漢用基本語辞書データ(201)、付属語辞
書データ(203)、第1用例辞書データ(205)等を格納す
る。(3)は、読み出し/書き込み可能なメモリ(RAM)であ
る。RAM(3)は、かな漢字変換および用例参照を行う際に
必要なかな入力バッファ(301)、漢字出力バッファ(30
2)、用例テーブル(307)等を格納する。
【0038】(4)は、制御部である。この制御部(4)に
は、入力部(1)から入力されたかな文字列および指示が
与えられる。制御部(4)は、与えられた指示に応じて装
置各部のデータ授受を制御するとともに、入力された文
字列をLCDディスプレイ等からなる出力部(5)に出力す
る。(6)は、かな漢字変換を司るかな漢制御部である。
かな漢制御部(6)は、与えられた入力がかな文字列であ
った場合、RAM(3)内のかな入力バッファ(301)にかな文
字列に対応した読みコード列を格納する。また、かな漢
字変換の結果、漢字かな混じり文字列を確定すると、か
な入力バッファ(301)のイニシャライズを行う。与えら
れた入力がかな漢字変換指示であった場合は、単語候補
作成部(7)、文節候補作成部(8)、出力候補作成部(9)を
順次起動する。
【0039】単語候補作成部(7)は、かな入力バッファ
(301)に格納された読みコード列と、ROM(2)内のかな漢
用基本語辞書データ(201)、及び、かな漢用カタカナ語
辞書データ(202)の読みコード列とのマッチングを順次
行って、読みコード列が一致した単語の品詞,出現頻度
等のデータをRAM(3)内の単語候補テーブル(304)に格納
する。この時、ROM(2)内の付属語辞書データ(203)を使
用して付属語処理を行って単語候補テーブル(304)に格
納する。
【0040】文節候補作成部(8)は、単語候補テーブル
(304)に格納された単語データとROM(2)内の共起単語辞
書データ(204)から、かな入力バッファ(301)に格納され
た読みコード列の文節ぎりを行い、文節ぎりデータを文
節候補テーブル(305)に格納する。出力候補作成部(9)
は、文節候補テーブル(305)に格納された文節ぎりデー
タにより単語の表記コードと単語管理データ等をRAM(3)
内の漢字出力バッファ(302)に格納する。
【0041】(10)は、用例参照制御部である。この用例
参照制御部(10)は、同音語検索処理部(11),用例検索処
理部(12),同音語出力処理部(15),用例出力処理部(16)を
起動する。また、この用例参照制御部(10)は、入力部
(1)からの指示に応じて、RAM(3)内の同音語出力バッフ
ァ(309),用例出力バッファ(310),漢字出力バッファ(30
2)に格納された表示に必要な表記コード等のデータを表
示バッファ(303)に転送して、出力部(5)に出力する。あ
るいは、選択単語出力部(18)を起動する。
【0042】同音語検索処理部(11)は、かな入力バッフ
ァ(301)と漢字出力バッファ(302)に格納されている単語
の表記コード列と、かな漢用基本語辞書データ(201)お
よびかな漢用カタカナ語辞書データ(202)とのマッチン
グを行い、同音語であるかどうかの判定を行い、同音語
である単語データを同音語テーブル(306)に格納する。
【0043】用例検索処理部(12)は、同音語テーブル(3
06)に格納されている各単語データに関して、共起単語
辞書データ(204),第1用例辞書データ(205),第2用例辞書
データ(206)を検索し、該当する単語がキーとなってい
る用例のデータを用例テーブル(307)に格納する。同音
語出力処理部(15)は、同音語テーブル(306)に格納され
ている各単語データに関して、かな漢用基本語辞書デー
タ(201)とかな漢用カタカナ語辞書データ(202)を検索
し、該当する単語の表記コードを生成し、同音語出力バ
ッファ(309)に格納する。
【0044】用例出力処理部(16)は、用例テーブル(30
7)に格納されている各用例データに関して、かな漢用基
本語辞書データ(201)とかな漢用カタカナ語辞書データ
(202),共起単語辞書データ(204),第1用例辞書データ(20
5),第2用例辞書データ(206),用例優先テーブル(208),用
例付属語テーブル(209),活用語表示データ(210)を検索
し、該当する用例の表記コードを生成し、用例出力バッ
ファ(310)に格納する。
【0045】選択単語出力処理部(18)は、同音語テーブ
ル(306)に格納された単語データ,かな漢字変換結果であ
る漢字出力バッファ(302)に格納された表記コード,単語
管理データ等から、指定された単語を表示するための表
記コード,単語管理データ等を新たに生成し、漢字出力
バッファ(302)に出力する。尚、この第2実施例では、前
述したように名詞は変化しない語幹のみからなるものと
している。よって、この第2実施例での語幹は、名詞を
含む。また、この第2実施例では、活用語尾は、語幹、
サ変名詞等に付属するものであり、この第2実施例での
付属語は、活用語尾を含んでいる。
【0046】(B-2) 第2実施例の動作の説明。このワー
プロの動作を説明する。かな漢字変換機能を以下に説明
する。尚、用例表示に関しては、後述する(B-2-2)の項
で説明する。
【0047】(B-2-1) かな漢字変換動作の説明。入力
部(1)からかな文字列「こいびとにあう」が順次入力され
ると、制御部(4)はかな漢制御部(6)を起動して、かな入
力バッファ(301)にかな文字に対応した読みコードを書
き込み位置をインクリメントしながら図15のように格納
していく。入力部(1)のかな漢字変換キーからかな漢字
変換指示が入力されると、かな漢制御部(6)はかな入力
バッファ(301)に格納された読みコード列の後に入力終
了を示すセパレータコード「0」を書き込み、単語候補作
成部(7)を起動する。
【0048】単語候補作成部(7)は、入力バッファ(301)
に格納された読みコード列「こいびとにあう」と図16に示
すかな漢用基本語辞書データ(201),図17に示すかな漢用
カタカナ語辞書データ(202)の単語の読みコードとを比
較判定する。この比較判定は、かな漢用基本語辞書デー
タ(201),かな漢用カタカナ語辞書データ(202)の単語の
読みコードと、入力バッファ(301)の読みコード列の配
列0番目からの「こいびとにあう」と比較、次に配列1番目
からの「いびとにあう」と比較,..、配列5番目からの
「あう」と比較というように順次行う。
【0049】かな漢用基本語辞書データ(201),かな漢用
カタカナ語辞書データ(202)には、単語の読みに相当す
る読みコード列と単語の表記に相当する表記コード列、
及びその単語の出現頻度、品詞を備える。単語の読み,
表記は、活用語尾部分を除いた語幹のみ、例えば「会う」
は「単語の読み:あ,表記:会」が格納されている。ここ
で、単語候補「恋人に」が、単語候補テーブル(304)に格
納されるまでの過程を以下に示す。
【0050】かな入力バッファ(301)に格納されている
読みコード列の配列0番目からの「こいびとにあう」との
比較において、かな漢用基本語辞書データ(201)との比
較を行う。図16の単語番号10191の単語の読みコード「こ
いびと」とかな入力バッファ(301)に格納されている読み
コード列「こいびとにあう」とを比較すると、単語の読み
が入力文字列に完全に含まれている。
【0051】また、この単語番号10191の単語の品詞は
名詞で活用語尾がないので、図19(A)の配列(7)番のよう
に単語候補テーブル(304)に単語候補データを格納する
とともに、図18に示すように付属語辞書データ(203)の
付属語データを検索し、かな入力バッファ(301)におけ
る「こいびと」に続く付属語部分「に」の読みコードが、か
な漢用基本語辞書データ(201)から読み出した単語「恋
人」に連続して接続可能かどうかを検定する。
【0052】すなわち、図18に示す付属語辞書データ(2
03)の名詞に接続可能な付属語データと、上記の単語候
補に続く読みコード列「にあう」と比較する。図18の付属
語辞書データ(203)に示すように、名詞には付属語「に」
が存在するので、図19(A)の配列(8)番のように、この付
属語付きの単語候補データを単語候補テーブル(304)に
格納する。続いて、かな漢用カタカナ語辞書データ(20
2)についても同様に行うが、この場合は、合致するデー
タはない。
【0053】尚、この図19の単語候補テーブル(304)に
おける始点とは、単語候補の読みの始まり位置をかな入
力バッファ(301)の配列番号で表したものである。ま
た、終点とは、単語候補の読みの終わり位置をかな入力
バッファ(301)の配列番号で表したものである。品詞,頻
度は、かな漢用基本語辞書データ(201),かな漢用カタカ
ナ語辞書データ(202)内の出現頻度,品詞データに相当す
る。付属語長さは、単語候補のうちの付属語部分の長さ
である。付属語番号は、文法的な接続情報である。単語
番号とは、かな漢用基本語辞書データ(201),かな漢用カ
タカナ語辞書データ(202)における辞書先頭から何番目
の単語であるかを示す数である。ただし、かな漢用基本
語辞書データ(201)とかな漢用カタカナ語辞書データ(20
2)のどちらであるかを区別するため、図17のようにかな
漢用カタカナ語辞書データ(202)の単語番号は、定数300
01から始まる。
【0054】次に、単語候補「会う」が単語候補テーブル
(304)に格納されるまでの過程を説明する。入力バッフ
ァ(301)の読みコード列の配列5番目からの「あう」との比
較において、上記と同様、かな漢用基本語辞書データ(2
01),かな漢用カタカナ語辞書データ(202)との順次比較
を行う。
【0055】図16に示す単語番号1の単語の読みコード
「あ」と入力文字列の読みコード列「あう」とを比較する
と、単語の読みが入力文字列に完全に含まれている。単
語番号1の単語「開」の品詞は、カ行5段活用で活用語尾が
あるので、付属語辞書データ(203)を検索し、付属語が
単語に連続して接続可能かどうかを検定する。図18に示
す付属語辞書データ(203)のカ行5段活用に接続可能な付
属語データと、上記単語に連続するかな文字列「う」と比
較するが、「う」は付属語としてカ行5段活用の品詞には
接続可能ではないので、この付属語付きの単語候補デー
タは単語候補テーブル(304)に格納されない。
【0056】次のかな漢用基本語辞書データ(201)の単
語番号2「合」との比較では、入力文字列との比較,付属語
の接続検定ともにOKとなり、図19(A)の配列(14)番の
ように単語候補テーブルに格納される。次の単語番号3
「会」も同様に入力文字列との比較,付属語の接続検定と
もにOKとなる。
【0057】このように格納する単語候補と始点,終点,
品詞,付属語長さ,付属語番号が一致するデータがすでに
単語候補テーブル(304)に存在する場合には、図19(B)の
ように一致するデータの単語番号データに単語番号3の
付加を行う。最終的に図19(C)のような単語候補テーブ
ル(304)を作成する。かな漢用基本語辞書データ(201),
かな漢用カタカナ語辞書データ(202)との比較判定と単
語候補テーブル(304)への単語候補データの格納が全て
終了した時点で、文節候補作成部(8)を起動する。
【0058】文節候補作成部(8)は、単語候補テーブル
(304)に格納された単語候補データに基づいて、かな入
力バッファ(301)に格納されたかな文字列の文節ぎりを
行う。まず、単語候補の始点データと終点データにより
単語候補を組み合わせ、「こいびとに/あう」と「こいび
と/にあう」などが文節切り候補となる。さらに各単語
候補の読みの長さ、頻度等により、複数の文節切り候補
に得点(評価値)をつけて、出力する文節切り候補の優先
度を決める。
【0059】図20は文節候補テーブルであり、文節1,文
節2などに格納されている数値は、図19(C)単語候補テー
ブル(304)の配列位置を示す。平均文節長さとは、組み
合わせた単語候補の読み長さの総和を組み合わせた単語
候補の数で割ったものである。また、平均頻度とは、組
み合わせた単語候補の頻度の総和を単語候補の数で割っ
たものである。この数値を加えたものを評価値としてい
る。
【0060】「こいびとに/あう」の場合は、平均候補長
さは(5+2)/2=3.5となり、平均頻度は(8+12)/2=10とな
る。評価値は、これらを加えた値であり、13.5となる。
文節候補テーブル(305)への文節候補データの格納が終
了した時点で、出力候補作成部(9)を起動する。出力候
補作成部(9)は、図20に示す文節候補テーブル(305)に格
納されている文節候補のうち、評価値の最も大きな文節
候補「こいびとに/あう」(文節1:8,文節2:14)が出力候補
として選択する。
【0061】各文節の単語候補「こいびとに」「あう」の中
から出力する単語を選択するのに使用する共起単語辞書
データ(204)の概念図を図21に示す。この図21には単語
番号が、格納されている。図21では、説明を簡単にする
ためにこの単語番号に対応する文字を表記している。
【0062】図21における単語A,単語Bを一組とするデ
ータとその単語Aと単語Bがなす文の形を表す語句形態か
らなる。単語A,単語Bのデータは、単語番号が格納され
ている。まず、「こいびとに」に相当する単語候補の番号
(8)に基づき図19の単語候補テーブル(304)の配列(8)番
目から単語番号10191を得る。そして、「あう」に相当す
る単語候補の番号(14)に基づいて図19の単語候補テーブ
ル(304)の配列(14)番目から単語番号2,3,4を得る。
【0063】そして、これらの単語番号の組み合わせと
共起単語辞書データ(204)を比較する。{10191:2}、{1019
1:3}、{10191:4}のうち共起単語辞書データ(204)の「#3”
会(う)”:#10191”恋人”」に一致する{10191:3}の単語
の組について、これら単語がな す文の形と共起単語辞
書データ(204)の語句形態とが一致するかどうかを比較
す る。
【0064】一致した場合、これら単語の出力を優先す
る。この場合、単語「恋人」と単語「会う」の関係は共起単
語辞書データ(204)の語句形態データの「BにAする」と助
詞「に」接続に一致しているので、単語「恋人」と単語「会
う」を優先し、漢字出力バッファ(302)に表記コードと単
語管理データを出力する。この単語管理データは、出力
した文節数、その各々の文節に対応する入力かな文字数
と、漢字文字数、付属語文字数からなる。
【0065】図22のように漢字出力バッファ(302)に
は、「恋人に会う」が格納される。文節は「こいびとに」と
「あう」であるので、文節数は「2」である。また、第1文節
のかな文字数は「こいびとに」の5、第1文節の漢字文字数
は「恋人に」の3、第1文節の付属語文字数は「に」の1であ
る。また、第2文節のかな文字数は「あう」の2、漢字文字
数は「会う」の2、付属語文字数は「う」の1が格納される。
【0066】漢字出力バッファ(302)への格納が終了し
た時点で、制御は制御部(4)に戻されて、漢字出力バッ
ファ(302)のデータを出力部(5)に渡し、表示する。
【0067】(B-2-2) 用例表示の動作説明。ここで、
入力部(1)の用例辞書キーが入力されると、制御部(4)
は、用例参照制御部(10)を起動する。
【0068】用例参照制御部(10)は、同音語検索処理部
(11),用例検索処理部(12)を順に起動する。同音語検索
処理部(11)は、漢字出力バッファ(302),かな入力バッフ
ァ(301)に格納されているデータから用例参照の対象単
語とその同音語データを得る。この実施例では、文節の
最後尾を対象文節としているが、先頭文節にしてもよ
い。
【0069】この処理では、まず図23(A)に示すような
同音語テーブル(306)の同音語数の初期化を行う。そし
て、対象単語の読みであるかなコードと表記コードのそ
れぞれのバッファにおける先頭位置を求める。この場合
は、漢字出力バッファ(302)に格納されている文節数2か
ら対象となる単語は第2文節の「会う」である。かな入力
バッファ(301)におけるかなコードの先頭位置,漢字出力
バッファ(302)における表記コードの先頭位置は、それ
ぞれ漢字出力バッファ(302)の第1文節のかな文字数デー
タ(5)からかな入力バッファ(301)の配列の5番目であ
り、漢字文字数3から漢字コードバッファ(302)の配列の
3番目である。また、対象単語の読みの長さは2、漢字長
さは2である。
【0070】単語の読み「あう」を用いて、かな漢用基本
語辞書データ(201)とかな漢用カタカナ語辞書データ(20
2)を検索し、読みコードが一致した単語の表記を「会う」
と比較する。図16のようにかな漢用の辞書(201)には単
語の語幹部分のみが格納されているので、マッチングし
ない。
【0071】次に、読み「あう」、表記「会う」から読みコ
ード列,表記コード列の最後のコードを省いたもので検
索する。ただし、付属語長さを越えた場合は、検索は行
わない。即ち、読み「あ」、表記「会」で検索する。その結
果、単語番号3の「会(う)[ワ行5段活用]」が得られる。こ
のように付属語部分を省いて検索する場合は、付属語部
分「う」が接続可能かどうかのチェックを図18の付属語辞
書データ(203)を用いて行う。
【0072】この例では、ワ行5段活用に「う」は接続可
能であるので、チェックは真となり、図23(B)のように
品詞,単語番号を同音語テーブル(306)に格納する。さら
に、この品詞が用例文の対象であるかどうかをチェック
する。このチェックの結果、用例文に含まれる可能性の
ない品詞であれば、さらに付属語文字数の範囲内で検索
する読みコード列、表記コード列の最後のコードを省
き、かな漢用基本語辞書データ(201)とかな漢用カタカ
ナ語辞書データ(202)を再度検索する。
【0073】また、このチェックの結果、用例文に含ま
れる可能性のある品詞であれば、同音語の検索を行う。
同音語の検索は、単語の読み「あう」を用いて、かな漢用
基本語辞書データ(201)とかな漢用カタカナ語辞書デー
タ(202)を検索する。図16のようにかな漢用の辞書には
単語の語幹部分のみが格納されているので、「あう」にマ
ッチングするデータはない。
【0074】次に、読み「あう」から最後のコードを省い
たもので検索する。ただし、付属語長さを越えた場合
は、検索は行わない。即ち、読み「あ」で検索する。その
結果、単語番号1の「開(く)[カ行5段活用]」が得られ
る。このように付属語部分を省いて検索している場合
は、付属語部分「う」が接続可能かどうかのチェックを図
18の付属語辞書データ(203)を用いて行う。
【0075】この例では、カ行5段活用に「う」は接続不
可であるので、チェックは偽となり、かな漢用基本語辞
書データ(201)とかな漢用カタカナ語辞書データ(202)の
検索を続ける。単語番号2の「合(う)[ワ行5段活用]」が得
られる。付属語部分「う」は接続可能であるので、チェッ
クは真となる。さらに、同音語テーブルの品詞と同じ品
詞であり、かつ、単語番号2が同音語テーブル(306)にす
でに格納されていないので、単語番号2を格納し、同音
語数を+1する。この際に、同音語テーブルの品詞と異な
る場合は、テンポラリーのバッファ(図示せず)に、単語
番号を格納する。
【0076】これを、かな漢用基本語辞書データ(201)
とかな漢用カタカナ語辞書データ(202)に該当するデー
タがなくなるまで行う。最後に、上記のテンポラリーの
バッファ(図示せず)に格納された単語番号を同音語テー
ブルのすでに格納されている単語番号に続けて格納す
る。このときも格納する単語番号がすでに同音語テーブ
ル(306)に格納されていない場合にのみ格納する。
【0077】さらに、格納した単語番号の数だけ同音語
数をインクリメントする。図20(B)のように同音語テー
ブル(306)を作成する。
【0078】続いて、用例検索処理部(12)が起動され
る。まず、用例検索処理部(12)は、用例テーブル(307)
をENDデータ、FFFF(H)などの定数で初期化し、さらに図
26(A)のように同音語テーブル(306)に格納されている単
語番号3,2,4を順に用例テーブル(307)の単語番号エリア
に格納する。これらの単語番号3,2,4について第1用例辞
書データ(205)、第2用例辞書データ(206)を検索する。
【0079】図24に第1用例辞書データ(205)の概念図を
示す。第1用例辞書データ(205)は、共起単語辞書データ
(204)のデータそれぞれに対応する。この第1用例辞書デ
ータ(205)のデータ値0は、対応する共起単語辞書データ
(204)を用例表示に用いないことを示している。図25に
第2用例辞書データ(206)の概念図を示す。第2用例辞書
データ(206)は、用例文の表記コード列と検索のための
キーワードからなる。キーワードには、キーワードとな
る単語の単語番号が格納されている。
【0080】単語番号3の場合、共起単語辞書データ(20
4)の単語Aの単語番号データおよび単語Bの単語番号デー
タを検索し、共起単語辞書データ(204)の配列番号で10
5,106,107が得られる。これらの単語番号105,106,107に
ついて第1用例辞書データ(205)のデータ値が0かどう
か、すなわち用例表示に用いないかどうかをチェック
し、用例表示に用いるものは共起単語辞書データ(204)
の配列番号を図26(B)のように用例テーブル(307)に格納
する。
【0081】単語番号2の場合、共起単語辞書データ(20
4)の単語Aの単語番号データおよび単語Bの単語番号デー
タを検索し、共起単語辞書データ(204)の配列番号で77,
78,79,80が得られる。これらの単語番号77,78,79,80に
ついて第1用例辞書データ(205)のデータ値が0かどう
か、すなわち用例表示に用いないかどうかをチェック
し、用例表示に用いるものは共起単語辞書データ(204)
の配列番号を図26(B)のように用例テーブル(307)に格納
する。この場合、図24に示す如く、単語番号79に対応す
る第1用例辞書データ(205)のデータ値は0であるので、
用例テーブル(307)には格納しない。
【0082】続いて、第2用例辞書データ(206)のキーワ
ードに単語番号2があるかどうかを検索し、合致した第2
用例辞書データ(206)の配列番号124,125が得られる。共
起単語辞書データ(204)の配列番号と区別するために定
数を加える。この定数は、共起単語辞書データ(204)の
最大配列番号より大きければよい。この例では30000を
この定数とする。したがって、上記配列番号は、30124
と30125となり、これを図26(C)のように用例テーブル(3
07)に格納する。
【0083】単語番号4についても同様にして、図26(D)
のような用例テーブル(307)が作成される。
【0084】以上の如く、同音語検索処理部(11)、用例
検索処理部(12)による、同音語テーブル(306)、用例テ
ーブル(307)の作成が終了すると、用例参照制御部(10)
は、それぞれを表記コードに変換するために、同音語出
力処理部(15)、用例出力処理部(16)を起動する。
【0085】まず、用例参照制御部(10)は、同音語テー
ブル(306)から単語番号を順に読み出す。単語番号の最
初のデータは単語番号3であり、この単語番号を同音語
出力処理部(15)に送る。同音語出力処理部(15)がこの単
語番号3に基づいて単語の表記データ「会う」を生成し、
出力する。単語番号2,4についても同様に表記コードを
生成して、「合う」「遭う」を図27の同音語出力バッファ(3
09)のように順に格納する。
【0086】このように用例参照制御部(10)が、この生
成データを同音語出力処理部(15)に単語別に順に格納す
る。同音語出力処理部(15)の詳細を以下に述べる。同音
語出力処理部(15)は、単語番号を表記コードにするた
め、単語番号に対応したかな漢字変換用基本語辞書デー
タ(201)、あるいはかな漢字変換用カタカナ語辞書デー
タ(202)に格納されている単語の語幹部分の表記コード
の読み出しを行う。
【0087】同音語テーブル(306)に格納された単語番
号3の表記データから「会」をまた、品詞データと活用語
表示データから活用語「う」を読み出し、生成した表記デ
ータ「会う」を出力する。また、かな漢字変換用基本語辞
書データ(201)、あるいはかな漢字変換用カタカナ語辞
書データ(202)に格納されている単語の品詞が複数ある
場合、同音語テーブル(306)に格納されている品詞デー
タと一致するかマッチングを行い、一致した品詞を最優
先とする。その他の品詞は、かな漢字変換用基本語辞書
データ(201)、あるいはかな漢字変換用カタカナ語辞書
データ(202)に格納されている順とするが、品詞別の優
先度を別に設定して決定してもよいし、頻度順としても
よい。
【0088】上記のようにかな漢字変換用基本語辞書デ
ータ(201)、あるいはかな漢字変換用カタカナ語辞書デ
ータ(202)に格納されている表記コードに、最優先する
品詞データに基づき、図28の活用語表記データ(210)よ
り活用語表記コードを付加した表記コードを生成する。
つぎに、処理すべき品詞がある場合、この品詞に基づい
て図28の活用語表記データ(210)により活用語データを
付加するが、生成した表記コードが、すでに生成されて
いる表記コードに合致しないことを検定して、中点表記
コード「・」を付加し、この後に上記と同様に生成した表
記コードの付加を行う。
【0089】出力バッファに格納されているものに合致
した場合は、つぎに処理すべき品詞の処理を行う。この
処理をかな漢字変換用基本語辞書データ(201)、あるい
はかな漢字変換用カタカナ語辞書データ(202)に格納さ
れている単語の品詞の処理が全て終了した時点で表記コ
ードを出力する。この単語の品詞が複数あるときの処理
について、説明する。
【0090】かな漢字変換用基本語辞書データ(201)に
格納されている単語番号16「愛」の品詞のように、「名詞」
「接尾」「サ変名詞」と複数個あり、同音語テーブル(306)
の品詞データが「サ変名詞」の場合で、説明する。かな漢
字変換用基本語辞書データ(201)に格納されている単語
の表記データから同音語出力バッファには「愛」を格納
し、同音語テーブル(306)に格納されていて、かつ、か
な漢字変換用基本語辞書データ(201)にもある「サ変名
詞」が最優先に処理され、図28の活用語表記データ(210)
から「する」を同音語出力バッファ(309)に追加格納す
る。
【0091】次に、処理すべき品詞「名詞」は付加するか
なデータがないので、同音語出力バッファ(309)に格納
すべきデータは「愛」であり、すでに同音語出力バッファ
(309)に格納しているデータ「愛する」と比較して同一で
ないので、同音語出力バッファ(309)に追加格納する。
続いて、処理すべき品詞「接尾」は付加するかなデータが
なく、同音語出力バッファに格納すべきデータは「愛」で
あり、同音語出力バッファ(309)に格納しているデータ
「愛する」,「愛」と比較してすでに同一のものが格納され
ているので、同音語出力バッファ(309)には表記コード
は格納しない。
【0092】これで、単語「愛」の全ての品詞について処
理を終え、同音語出力テーブルに格納された表記コード
は「愛する・愛」となり、これを出力する。同音語出力部
(15)の処理が終了すると、用例出力処理部(16)が起動さ
れる。この用例出力処理(16)では、用例テーブル(307)
に単語別に格納されている用例番号に基づいて、表記コ
ードを生成して図29のように用例出力バッファ(310)に
単語別にそのデータを格納する。
【0093】つまり、図26の用例テーブル(307)によ
り、第1に表示する単語の第1の用例は用例番号105であ
り、この用例番号を用例出力処理部に送る。用例出力処
理部では、この用例番号105に基づいて、表記コード「恋
人に会う」を生成し、出力する。出力された表記コード
は、図29のように用例出力バッファ(310)に単語別の用
例ごとに格納する。用例テーブル(307)に格納されてい
る用例番号全てについてこの処理を行う。
【0094】以下に、用例出力処理部(16)について詳細
に述べる。尚、この説明は、第2に表示する単語につい
ての動作で説明する。第2に表示する単語の第1の用例
は、図26の用例テーブル(307)により、用例番号77であ
る。用例出力処理部(16)は、用例参照制御部(10)から用
例番号77を受け取ると、用例番号によって第1用例辞書
データ(205)の用例か、第2用例辞書データ(206)の用例
かを判断する。すなわち、用例番号が30000未満であれ
ば第1用例辞書データ(205)の用例であり、30000以上で
あれば第2用例辞書データ206の用例である。
【0095】用例番号77は、30000未満であるので第1
用例辞書データ(205)に基づいて用例の表記コードを生
成する。以下、第1用例辞書データ(205)にもとづいて用
例の表記コードの生成について述べる。用例出力処理部
(16)は、用例番号77から共起単語辞書データ(204)の77
番目のデータの読み出しを行う。
【0096】共起単語辞書(204)では1組の単語番号と語
句形態データからなり、77番目のデータからは単語「合
(う)」を表す単語番号2と単語「息」を表す単語番号1142、
語句形態「BがAする」のデータが得られる。第1用例辞書
データ(205)は、共起単語辞書データ(204)に対応付けら
れており、対応する共起辞書データにおける語句形態デ
ータのうち、どのデータを用例表示に使用するかを表し
ており、図30に示すような用例優先テーブル(208)の優
先順で並べたときの語句形態データの順位で表してい
る。
【0097】すなわち、第1用例辞書データ(205)が、0
のときは該当する共起辞書データ(204)の用例は表示し
ない。1のときは該当するよう共起辞書データの語句形
態のデータのうちで用例優先テーブルの優先順に並べた
ときの優先順が1番の語句形態データを示している。用
例番号77の場合は、図24に見られるように第1用例辞書
データ(205)の値は1であり、対応する共起単語辞書(20
4)の語句形態データが「BがAする」であることから、用例
表示に使用する語句形態データは「BがAする」になる。
【0098】ところで、図31の用例付属語テーブル(20
9)の順/逆データは、単語A、Bの順序を示している。つ
まり、形態データ「AがBする」なら順「0」であり、「BがAす
る」なら逆「1」である。次に、図31の用例付属語テーブル
(209)の語句形態データ「BがAする」の単語A、Bの順序を示
す順/逆データが、逆を示す1であるので、共起単語辞
書(204)の単語Bの単語番号1142を表記コードにする。
【0099】かな漢字変換用基本語辞書データ(201)か
ら単語番号1142の表記コード「息」を得る。つづいて、用
例付属語テーブル(209)の付属語データから表記コード
「が」を付加し、つづいて、かな漢字変換用基本語辞書デ
ータ(201)から得た単語番号2の表記コード「合」を付加す
る。
【0100】さらに、図28の活用語表記データから得
た、単語番号2の品詞の「ワ行5段活用」の活用語「う」を付
加し、用例表記コード「息が合う」を生成し、出力する。
また、単語番号30124のように第2用例辞書データ(206)
に基づいて用例の表記コードを得る場合は、単語番号か
ら30000を減じた124を得て、この値から第2用例辞書デ
ータ(206)の124番目の用例文表記コード「水が合わない」
を出力する。
【0101】以上のようにして、図27の同音語出力バッ
ファ(309)、図29の用例出力バッファ(310)へのデータの
格納を終了すると、用例参照制御部(10)は表示を行う。
同音語の表示に際して、同音語を「[」,「]」で括って表
示する。同音語の表示には同音語出力バッファ(309)の
データを用いる。この同音語の表示につづいて、その単
語に該当する用例を3個表示する。4個以上用例がある場
合は、用例を3個表示する行頭に「○」を表示し、用例が1
画面に表示し切れなかったことを示す。
【0102】用例一覧などの表示切り替えのキー(図示
せず)の操作によって表示し切れなかった用例の表示を
行う手段については、省略する。1個目の同音語、およ
び用例を表示し終えると、2個目の同音語,3個目の同音
語についても同様に同音語と用例の表示を行い、図32の
ような表示を行い、キー入力待ち状態となる。
【0103】また、カーソルはカーソルキーの入力に対
応して同音語部分、用例部分に移動可能であり、カーソ
ル位置と同音語出力バッファ、用例出力バッファとを対
応付けてカーソル制御を行っている。すなわち、カーソ
ル位置から同音語であるか、用例であるかの区分と同音
語の単語番号、あるいは用例の用例番号が得られる。
【0104】(B-2-3) 書き込み時の付属語処理 次に同音語の単語書き込みについて具体例を用いて説明
する。図32のように同音語「合う」にカーソルがあるとき
に、実行キーを入力すると、用例参照制御部(10)はカー
ソル位置から得られた単語番号2を選択単語出力処理部
(18)に送る。選択単語出力処理部(18)は、かな漢字変換
出力された付属語と合成して表記コードを生成し出力す
る。
【0105】出力された表記コードは、かな漢字変換し
て表示されている文字列に置き換えて図33の如く表示さ
れる。この選択単語出力処理部(18)では、単語番号を表
記コードにするため、単語番号に対応したかな漢字変換
用基本語辞書データ(201)、あるいはかな漢字変換用カ
タカナ語辞書データ(202)に格納されている単語の語幹
部分の表記コードの読み出しを行う。単語番号2より表
記コード「合」を得る。漢字出力バッファ(302)の第2文節
の付属語文字数1に基づいて、この漢字出力バッファ(30
2)中の表記コードバッファ部分に格納されている最後尾
から取り出した付属語部分の表記コード「う」を付加し、
表記コード「合う」を出力する。
【0106】尚、上記実施例では、用例は共起単語辞書
のみで作成したが、本願の文書処理装置は、これに限定
されるものではない。また、上記実施例では、用例は語
幹を基に検索したが本願の文書処理装置は、これに限定
されるものではない。また、実施例では、かな漢字変換
キー(1a)を押さなくても、用例辞書キー(1b)を押せば、
かな漢字変換された表示が成された。しかし、本願の請
求項1,2,3,4,7,8,9,10の文書処理装置は、これに限定さ
れるものではなく、表示は無くてもよい。
【0107】尚、上記実施例では、同音語が3個表示さ
れ、この同音語のそれぞれに付き用例が3例表示された
が、本願の請求項1の文書処理装置は、これに限定され
るものではなく、同音語が複数表示され、この同音語に
それぞれ1例表示しても良い。また、上記実施例では、
かな漢字変換された語の用例が表示されたが、請求項1
の文書処理装置は、これに限定されるものではなく、用
例表示用に、別途、文字を入力するようにしても良い。
【0108】また、上記実施例では、最後の文節の語に
関連する用例を表示したが、請求項2の文書処理装置
は、最初でもよい、また、全ての文節に対応する単語の
用例でもよい。要は、かな漢字変換機能で文節ぎりを行
い、一つの文節の単語を抽出できれば良い。また、上記
実施例では、同音語が3個表示され、この同音語のそれ
ぞれに付き用例が3例表示されたが、本願の請求項2,3,4
の文書処理装置は、これに限定されるものではなく、用
例のみを1例表示するようにしても良い。
【0109】また、上記実施例では、同音語が一度に3
個表示され、この同音語に関する用例も表示されたが、
本願の請求項5,6の文書処理装置は、これに限定される
ものではなく、複数の同音語に関する用例を1例ずつ順
次表示するようにしても良い。また、上記実施例では、
かな漢字変換された語を最優先で表示したが、本願の請
求項5の文書処理装置は、優先処理すればよく、最優先
である必要はない。
【0110】また、上記実施例では、かな漢字変換され
た語と同じ品詞の用例を最優先で表示したが、本願請求
項6の文書処理装置は、優先処理すればよく、最優先で
ある必要はない。また、上記実施例では、用例を表示し
たが、本願の請求項7,8の文書処理装置は、これに限定
されるものではなく、用例を表示しなくても良い。
【0111】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、複数の同音
語の用例と同時に、この複数の同音語自身も表示される
ので、使用者は同音語、及び、用例による意味の理解が
スムーズに行える。本発明の請求項2,3,4によれば、か
な漢字変換の途中で、用例を表示したい場合に、単語を
入力しなくても、かな漢字変換機能の文節切り機能によ
り分解された語についての用例表示が行なえる。
【0112】本発明の請求項5,6によれば、複数の同音
語の用例を表示する場合に、漢字変換した語や同じ品詞
の単語が優先表示されるので、使用者の望む用例がすぐ
に検索でき、操作が軽減できる。本発明の請求項7,8,9,
10によれば、仮名漢字変換された語が、他の品詞に転換
可能な場合、使用者はこれを知ることが出来、表現方法
の参考にできる。
【0113】本発明の請求項8,9,10によれば、仮名漢字
変換された語が、語尾が異なる他の品詞に転換可能な場
合、この品詞のともに表示されるので、使用者はこれを
知ることが出来、表現方法の参考にできる。本発明の請
求項9,10によれば、用例表示時に、同時に他の品詞を知
ることができるので、おおいに表現方法の参考にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の外観を示す図である。
【図2】この第1実施例の動作を示すフローチャートの
図である。
【図3】この第1実施例の画面内容を説明するための図
である。
【図4】この第1実施例の画面内容を説明するための図
である。
【図5】この第1実施例の画面内容を説明するための図
である。
【図6】この第1実施例の画面内容を説明するための図
である。
【図7】この第1実施例の画面内容を説明するための図
である。
【図8】この第1実施例の画面内容を説明するための図
である。
【図9】この第1実施例の画面内容を説明するための図
である。
【図10】この第1実施例の画面内容を説明するための
図である。
【図11】この第1実施例の画面内容を説明するための
図である。
【図12】この第1実施例の画面内容を説明するための
図である。
【図13】この第1実施例の画面内容を説明するための
図である。
【図14】本発明の第2実施例のブロック図である。
【図15】この第2実施例のかな入力バッファを説明す
るための図である。
【図16】この第2実施例のかな漢用基本辞書データを
説明するための図である。
【図17】この第2実施例のかな漢用カタカナ辞書デー
タを説明するための図である。
【図18】この第2実施例の付属語辞書データを説明す
るための図である。
【図19】この第2実施例の単語候補テーブルを説明す
るための図である。
【図20】この第2実施例の文節候補テーブルを説明す
るための図である。
【図21】この第2実施例の共起単語辞書データを説明
するための図である。
【図22】この第2実施例の漢字出力バッファを説明す
るための図である。
【図23】この第2実施例の同音テーブルを説明するた
めの図である。
【図24】この第2実施例の第1用例辞書データを説明
するための図である。
【図25】この第2実施例の第2用例辞書データを説明
するための図である。
【図26】この第2実施例の用例テーブルを説明するた
めの図である。
【図27】この第2実施例の同音語出力バッファを説明
するための図である。
【図28】この第2実施例の活用語表記データを説明す
るための図である。
【図29】この第2実施例の用例出力バッファを説明す
るための図である。
【図30】この第2実施例の用例優先テーブルを説明す
るための図である。
【図31】この第2実施例の用例付属語テーブルを説明
するための図である。
【図32】この第2実施例の画面内容を説明するための
図である。
【図33】この第2実施例の画面内容を説明するための
図である。
【符号の説明】
(1) キーボード(入力部)、 (1a) かな漢字変換キー(変換指示手段)、 (1b) 用例辞書キー(用例表示指示手段)、 (210) 活用語表記データ(活用語尾テ−ブル)、 (305) 文節候補テーブル、 (4) 制御部、 (5) 出力部(表示手段)、 (5a) 用例表示エリア、 (6) かな漢制御部(かな漢字変換手段) (9) 出力候補作成部、 (10) 用例参照制御部(用例表示手段)、 (11) 同音語検索処理部(同音語抽出手段)、 (12) 用例検索処理部(用例検索手段)、 (15) 同音出力処理部(語尾付加手段)、 (16) 用例出力処理部(用例表示指示手段)、 (18) 選択単語出力処理部(報知手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古和田 孝之 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 伊藤 昌典 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された仮名文字列を漢字文字列に変
    換するかな漢字変換手段(6)と、 この仮名文字列に関する複数の同音語を抽出する同音語
    抽出手段(11)と、 用例の表示を指示する用例表示指示手段(1b)と、 前記複数の同音語に関連する用例の検索を行う用例検索
    手段(12)と、 前記用例表示指示手段(1b)で用例表示指示が行われる
    と、前記複数の同音語自身と、前記用例検索手段(12)で
    検索した前記複数の同音語の用例とを、同時に表示する
    表示手段(5)とを備えることを特徴とする文書処理装
    置。
  2. 【請求項2】 かな漢字変換対象の仮名入力に関する用
    例を表示する文書処理装置において、 この仮名入力が複数の文節より成る場合、文節ぎり処理
    された1つの文節中より語を抽出する抽出手段(11)と、 用例の表示を指示する用例表示指示手段(1b)と、 前記抽出手段(11)で抽出した前記語に関連する用例の検
    索を行う用例検索手段(12)と、 前記用例表示指示手段(1b)で用例表示指示が行われる
    と、前記用例検索手段(12)で検索した用例を表示する表
    示手段(5)とを備えることを特徴とする文書処理装置。
  3. 【請求項3】 前記抽出手段(11)は、前記複数の文節中
    の最終の文節より前記を抽出する請求項2の文書処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記抽出手段は、前記複数の文節中の最
    初の文節より前記語を抽出する請求項2の文書処理装
    置。
  5. 【請求項5】 かな漢字変換対象の仮名入力に関連する
    複数の同音語の用例を表示する文書処理装置において、 表示手段(5)と、 かな漢字変換を指示する変換指示手段(1a)と、 この変換指示手段(1a)でかな漢字変換指示が行われる
    と、漢字変換候補を、順次、出力するかな漢字変換手段
    (6)と、 前記仮名文字列に関連する複数の同音語を抽出する同音
    語抽出手段(11)と、 用例の表示を指示する用例表示指示手段(1b)と、 この用例表示指示手段(1b)で用例表示指示が行われる
    と、前記かな漢字変換手段(6)で出力した前記漢字変換
    候補に関連する前記同音語の用例を優先して表示せしめ
    る用例表示手段(5)とを備えることを特徴とする文書処
    理装置。
  6. 【請求項6】 前記用例表示手段(5)は、さらに、かな
    漢字変換された前記漢字変換候補と同じ品詞の同音語に
    関する用例を優先して表示する文書処理装置。
  7. 【請求項7】 入力されたかな文字列を漢字文字列に
    変換するかな漢字変換手段(6)と、 前記漢字文字列の語幹が、付加される語尾により異なる
    品詞となる場合、これを報知する報知手段(18)とを具備
    する文書処理装置。
  8. 【請求項8】 前記報知手段(18)は、前記語幹に異なる
    語尾を付加して表示することを特徴とする請求項7の文
    書処理装置。
  9. 【請求項9】 入力されたかな文字列を漢字文字列に変
    換するかな漢字変換手段(6)と、 前記漢字文字列に関連した用例の表示を指示する用例表
    示指示手段(1b)と、 前記漢字文字列に関連する用例の検索を行う用例検索手
    段(12)と、 前記漢字文字列の不変部分である語幹に、異なる語尾を
    付加することにより他の品詞となる場合、この語幹に前
    記語尾を付加する語尾付加手段(15)と、 前記用例表示指示手段(1b)により、用例表示が指示され
    ると、前記異なる語尾が付加された語と、前記用例検索
    手段(12)で検索された用例とを表示する表示手段(5)
    と、 を備えることを特徴とする文書処理装置。
  10. 【請求項10】 入力されたかな文字列を漢字文字列に
    変換するかな漢字変換手段(6)と、 用例の表示を指示する用例表示指示手段(1b)と、 前記漢字文字列に関連する用例の検索を行う用例検索手
    段(12)と、 前記漢字文字列の不変部分である語幹に、異なる語尾を
    付加することにより他の品詞となる場合、活用語尾テー
    ブル(210)の語尾を品詞に応じて付加する語尾付加手段
    (15)と、 前記用例検索手段(12)からの用例表示指示により、前記
    活用語尾テーブル(210)の語尾が付加された語と、前記
    用例検索手段(12)で検索した用例とを表示する表示手段
    (5)とを具備することを特徴とする文書処理装置。
JP5219950A 1993-07-20 1993-09-03 文書処理装置 Pending JPH0798703A (ja)

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JP19630193 1993-08-06
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JP5-196301 1993-08-06
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