JPH0798366B2 - タイヤの製造方法 - Google Patents

タイヤの製造方法

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JPH0798366B2
JPH0798366B2 JP3025451A JP2545191A JPH0798366B2 JP H0798366 B2 JPH0798366 B2 JP H0798366B2 JP 3025451 A JP3025451 A JP 3025451A JP 2545191 A JP2545191 A JP 2545191A JP H0798366 B2 JPH0798366 B2 JP H0798366B2
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JP
Japan
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tire
cord
heat shrinkage
carcass
polyester
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JP3025451A
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Inventor
孝太郎 伊佐治
圭司郎 織田
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タイヤのカーカス部
にポリエステルコードを使用したタイヤの製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用ラジアルタイヤの製造方法とし
て、レーヨン、ナイロン、ポリエステル等の繊維コード
を経糸に使用してすだれ織を製織し、このすだれ織に接
着剤処理を施したのちゴムをトッピングしてゴム引きコ
ードとし、次いでこのゴム引きコードを所定の間隔で幅
方向に切断して長方形のゴム引きコード片とし、この多
数枚のゴム引きコード片を耳部で順に重ね継ぎして上記
ポリエステルコードが幅方向を向いた長尺のカーカス原
反とし、このカーカス原反を所定の長さに切断して成形
用ドラムに巻き付け、その両端を重ね継ぎして円筒状の
タイヤカーカスを成形し、このタイヤカーカスの両側縁
部にビードワイヤを取付け、しかるのち上記タイヤカー
カスをトロイダル状に変形し、その外面にベルトやトレ
ッドなどを貼り付けてグリーンタイヤを成形し、得られ
たグリーンタイヤを加硫機で加硫する方法が一般に知ら
れている。
【0003】上記の繊維コード中、ナイロンコードを使
用したタイヤは、自動車に装着して一晩以上の長い時間
を放置すると、接地による変形が固定されて、いわゆる
フラットスポットが生じ、運転を開始した初期の乗り心
地が悪くなり、かつモジュラスが低いために操縦安定性
が劣るという欠点があり、またレーヨンコードは強度が
小さく、吸湿によってゴムとの接着力が低下し、タイヤ
製造時の工程管理が面倒である等の欠点があった。した
がって、従来のラジアルタイヤには、強度およびモジュ
ラスが高く、吸湿性の低いポリエステルコードが使用さ
れていた。
【0004】一方、タイヤカーカスは、上記のとおり重
ね継ぎによって円筒状に成形されているので、その接合
部は、上記の重ね継ぎによってコードが二重に重なって
いて他の部分に比べて伸び難くなっており、そのためラ
ジアルタイヤに内圧を充填してタイヤを膨らませると、
タイヤサイド部に上記接合部が凹部を形成してタイヤの
外観が低下するという問題があり、この凹部の形成を防
止するためには、上記の接着剤処理を施したポリエステ
ルコードのヒートセット条件を調整してポリエステルコ
ードの伸長率を小さくし、これにより接合部および他の
部分間の伸長率差を小さくする必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリエ
ステルコードは、紡糸条件、延伸条件および撚り数等の
製造条件が定まると、常温下で2.25g/dの荷重を
与えたとき伸び率(定荷重伸長率)と、温度150℃の
乾熱で30分間処理したときの熱収縮率との和で定義さ
れる寸法安定指数(%)がほぼ一定になるという性質を
有しているので、上記のようにポリエステルコードのヒ
ートセット条件を調整して定荷重伸長率を小さくする
と、熱収縮率が逆に大きくなって以下のような問題が生
じていた。
【0006】すなわち、従来のポリエステルコードは、
寸法安定指数が6.6〜10%であったので、タイヤサ
イドに凹部が発生するのを防止するため、上記のように
ポリエステルコードの熱セット条件を調整することによ
り定荷重伸長率を2%程度に小さくして接合部と他の部
分との伸長率差を小さくすると、上記コードの熱収縮率
が逆に4.6〜8%程度に増大する。したがって、タイ
ヤを加硫機で加硫したのち、この加硫機から加熱状態の
タイヤを取り出し、その内圧を0にすると、タイヤが大
きく収縮し、収縮量のバラツキによってタイヤ形状に不
同が生じる。
【0007】そして、上記の熱収縮を防止するために
は、加硫機から取り出した直後のまだ熱いタイヤに圧力
1〜3kg/cm2 の空気を再充填し、この内圧充填状態で
冷却する、いわゆるポストキュアーインフレーション工
程を設ける必要があり、このポストキュアーインフレー
ションを実施すると、その所要時間が加硫機で加硫する
ときの2倍になるため、加硫機の稼働率が低下し、この
低下を防ごうとすると、内圧充填のための設備が2組必
要になるという問題があった。
【0008】この発明は、ポリエステルコードでタイヤ
カーカスを成形してタイヤを製造するに際して、上記の
ポストキュアーインフレーション工程を必要とせず、し
かもタイヤサイド部の凹部やタイヤ形状の不同が生じな
いタイヤの製造方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るタイヤの
製造方法は、ポリエステルコードを経糸に使用したすだ
れ織をゴム被覆し、得られたゴム引きコードで円筒状の
タイヤカーカスを成形し、このタイヤカーカスをトロイ
ダル状に変形し、その表面にベルトおよびトレッド等を
貼り付け、しかるのち加硫してラジアルタイヤを製造す
る方法において、上記のタイヤカーカスを、温度150
℃の乾熱で30分間加熱したときの熱収縮率が0.25
〜2.5%であり、かつ常温下で2.25g/dの荷重
を与えたときの伸び率(定荷重伸長率)と上記熱収縮率
との和で定義される寸法安定指数が0.25〜6.5%
のポリエステルコードからなるすだれ織を使用して成形
し、加硫が終了して加硫機から取り出されたタイヤに内
圧を充填することなく該タイヤを冷却することを特徴と
する。
【0010】なお、加硫後のタイヤを冷却する際は、上
記タイヤのビード部にその内径とほぼ同じ径のリム状支
持具またはアームを嵌合するなどしてタイヤを垂直また
は水平に支持し、ビード部以外のサイド部やトレッド部
等が床や機械部分に接触しないようにすることが望まし
い。
【0011】従来のポリエステルコード(寸法安定指数
6.6〜10%)は、ポリエステル系樹脂を引取速度5
00〜2000m/分で溶融紡糸し、完全に冷却固化さ
せ、次いで延伸機で約5倍に延伸することにより製造さ
れ、残留応力が大きいために熱収縮率が大きくなってい
た。これに対して、この発明のポリエステルコードは、
紡糸と延伸を連続して行うと共に、紡糸工程の延伸率を
従来よりも大きくしてポリエステル分子の配向度を上昇
させる反面、延伸機を用いた延伸工程の延伸率を下げて
(例えば紡糸の引取速度を2500〜5000m/分
に、また延伸の巻取速度を上記引取速度の2倍程度にそ
れぞれ設定して延伸工程の延伸倍率を低くして)原糸を
作り、この原糸を撚糸し更に接着剤槽に浸漬した後、ヒ
ートセット時のストレッチ率を従来よりも大きく5〜2
0%にし、リラックス率(ストレッチ後の長さを100
としたときの長さの変化量)を−1〜−3%にして残留
応力を小さくすることにより製造することができる。
【0012】
【作用】ポリエステルコードの熱収縮率が0.25〜
2.5%であって、寸法安定指数が0.25〜6.5%
であるため、定荷重伸長率が0〜4.0%に小さくな
る。したがって、タイヤカーカスの接合部において、上
記コードが二重になって内圧充填の際の伸びが他の部分
に比べて小さくなっても、他の部分の伸びとの差も小さ
くなるため、タイヤサイドに発生する凹部が小さくな
る。また、熱収縮率が上記のとおり小さいので、加硫終
了後の冷却に際し、ポストキュアーインフレーション工
程を省略してもポリエステルコードの過大な熱収縮を防
止することができる。
【0013】ただし、上記の熱収縮率が0.25%未満
であったり、また上記の寸法安定指数が0.25%未満
であったりした場合は、タイヤカーカスの成形工程で生
じたポリエステルコードのたるみが加硫工程で修正され
ない。また、上記熱収縮率が2.5%を超えた場合は、
ポストキュアーインフレーションが必要になり、この発
明の目的が達成されない。そして、寸法安定指数が6.
5%を超えた場合は、先に述べたように、タイヤサイド
のカーカスプライ接合部における凹部形成を防止するこ
とができない。
【0014】ポリエステルは、そのガラス転移点が約7
0℃であり、またタイヤ加硫時の温度は、約170℃で
あるから、加硫が終了して加硫機から取り出されたタイ
ヤはガラス転移点以上の温度になっていて変形し易い。
したがって、加硫機から取り出されたタイヤをタイヤサ
イド面が床に接するように置いて冷却すると、タイヤサ
イドが変形した状態で冷却されてガラス転移点を通過す
るので、上記の変形が固定されることがあるが、加硫機
から取り出されたタイヤをビード部で支持して冷却する
と、タイヤサイドが床に接することがないため、タイヤ
の変形が一層起きなくなる。
【0015】
【実施例】寸法安定指数の異なる6種類のポリエステル
コード(1500d/2)を使用してラジアル構造の6
種類のタイヤカーカスを成形し、各タイヤカーカスをト
ロイダル状に変形したのち、その頂部にスチールコード
(コード径0.7mm)からなる2枚のベルトプライおよ
びトレッドゴムを順に貼り付け、得られたグリーンタイ
ヤを加硫機の金型に装着して加硫成型を行い、実施例
1、2および比較例1〜5の合計7種類の乗用車用ラジ
アルタイヤ(サイズ175/70R13)を、それぞれ
10本ずつ製造した。ただし、ポストキュアーインフレ
ーション無のものは、タイヤのビード部にリム状支持具
を嵌合し、水平に支持して自然冷却を施し、途中で1回
上下を反転した。
【0016】上記ポリエステルコードの物性および得ら
れたタイヤの外観を目視で判定した結果を下記の表1に
示す。ただし、表1において、形状に関しては、不同が
無くて良好なものに〇を、また不良なものに×をそれぞ
れ付し、サイド凹凸に関しては、凹凸の発生が目視で認
められないものに〇を、また認められるものに×をそれ
ぞれ付した。
【0017】
【表1】
【0018】上記の表1に示したように、この発明の実
施例1および2は、双方ともポストキュアーインフレー
ション無しで良好な形状が得られ、かつサイド凹凸の発
生が認められなかった。これに対して、比較例1および
比較例5は、熱収縮率が過大であるため、形状が不良で
あり、また比較例2は、熱収縮率および寸法安定指数が
共に過大であるため、形状が不良で、かつサイド凹凸が
大きく、また比較例3は、熱収縮率が小さくても、寸法
安定指数が過大であるため、サイド凹凸が発生し、また
比較例4は、熱収縮率および寸法安定指数の双方が過大
であるため、ポストキュアーインフレーションの実施に
より形状が良好になったに止まり、サイド凹凸は依然と
して比較例2と同様に発生があった。
【0019】
【発明の効果】この発明は、上記のとおり、熱収縮率お
よび寸法安定指数が小さいポリエステルコードをタイヤ
カーカスに使用し、従来の寸法安定指数が大きいポリエ
ステルコードを使用した場合に必要であったポストキュ
アーインフレーション工程を省略したので、このポスト
キュアーインフレーション工程のために従来必要であっ
た内圧充填用の設備および工数が不要になり、しかもサ
イド凹凸の発生を少なくし、形状の良好なタイヤが得ら
れる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエステルコードを経糸に使用したすだ
    れ織をゴム被覆し、得られたゴム引きコードで円筒状の
    タイヤカーカスを成形し、このタイヤカーカスをトロイ
    ダル状に変形し、その表面にベルトおよびトレッド等を
    貼り付け、しかるのち加硫してラジアルタイヤを製造す
    る方法において、上記のタイヤカーカスを、温度150
    ℃の乾熱で30分間加熱したときの熱収縮率が0.25
    〜2.5%であり、かつ常温下で2.25g/dの荷重
    を与えたときの伸び率(定荷重伸長率)と上記熱収縮率
    との和で定義される寸法安定指数が0.25〜6.5%
    のポリエステルコードからなるすだれ織を使用して成形
    し、加硫が終了して加硫機から取り出されたタイヤに内
    圧を充填することなく該タイヤを冷却することを特徴と
    するタイヤの製造方法。
JP3025451A 1991-01-26 1991-01-26 タイヤの製造方法 Expired - Lifetime JPH0798366B2 (ja)

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JPH04251730A JPH04251730A (ja) 1992-09-08
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980224