JPH0798340A - オフセット電圧自動補正回路 - Google Patents

オフセット電圧自動補正回路

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Publication number
JPH0798340A
JPH0798340A JP24120293A JP24120293A JPH0798340A JP H0798340 A JPH0798340 A JP H0798340A JP 24120293 A JP24120293 A JP 24120293A JP 24120293 A JP24120293 A JP 24120293A JP H0798340 A JPH0798340 A JP H0798340A
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JP
Japan
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offset voltage
frequency
circuit
input
voltage
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Pending
Application number
JP24120293A
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English (en)
Inventor
Yukiyoshi Hiraishi
行好 平石
Hisashi Iwase
久 岩瀬
Toshiaki Shioda
敏昭 塩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電源ラインの周波数を測定する手段を設け、こ
れにより測定された電源周波数に応じてオフセット電圧
の測定時間を定めることにより、電源周波数のノイズを
除去し、以て測定周期を大幅に延ばすことなくオフセッ
ト電圧の正確な自動補正が可能な回路を提供を目的にす
る。 【構成】 入力端にオフセット電圧の補正用スイッチが
接続された入力回路、この入力回路を介して与えられる
被測定のアナログ入力をディジタル信号に変換するアナ
ログ・デジタル変換器、電源電圧の周波数を検出する周
波数検出回路、及び前記アナログ・デジタル変換器と周
波数検出回路の出力が与えられ電源電圧の周波数に同期
して前記オフセット電圧補正用スイッチを駆動する駆動
信号を出力し被測定のアナログ入力からオフセット電圧
を差し引く演算を行うプロセッサを具備したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電圧,電流,或いは電
力等の電気量を測定する測定回路に用いられるオフセッ
ト電圧の自動補正回路に関するものである。電圧,電
流,電力等の電気量を高精度で測定する装置において
は、この測定装置を構成する入力回路,或いはアナログ
・デジタル変換器等に生じるオフセット電圧を補正する
オフセット電圧補正回路を必要とする。
【0002】
【従来の技術】以下、本発明の補正回路を説明する前
に、従来のオフセット電圧自動補正手段を備えた測定装
置を図2を用いて説明する。図2に於いて、11は被測
定の交流入力が与えられる端子、12は与えられた入力
を正規化する入力回路、13は入力回路12の出力をデ
ジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換器、14
はプロセッサである。Sはオフセット自動補正用のスイ
ッチで、入力端子11と共通電位点COMとの間に接続
されている。
【0003】このような構成の装置に於いては、入力電
気量の測定に先立ち、スイッチSを一定時間閉じて入力
を零にし、入力回路12及びアナログ・デジタル変換器
13等に存在するオフセット電圧を測定した後、スイッ
チSを開にして入力電気量を測定し、プロセッサ14に
おいてその測定値から先に検出したオフセット電圧を差
し引くことにより、オフセット電圧を自動的に補正する
ようになっている。
【0004】しかし、このような従来のオフセット電圧
自動補正は オフセット電圧はスイッチSを閉じることにより測定
されるが、Sを閉じている時間が電源電圧の周期より短
いと、電源ラインの周波数のノイズを除去することが難
しい。 スイッチSを閉じる時間を長くすると、測定周期が長
くなる。等の問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電源ライン
の周波数周期を測定する手段を設け、これにより測定さ
れた電源周波数周期に応じてオフセット電圧の測定時間
を定めることにより、電源周波数のノイズを除去し、以
て測定周期を大幅に延ばすことなくオフセット電圧の正
確な自動補正が可能な回路を提供することを目的とした
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、その入力端に
オフセット電圧の補正用スイッチが接続された入力回
路、この入力回路を介して与えられる被測定のアナログ
入力をディジタル信号に変換するアナログ・デジタル変
換器、電源電圧の周波数周期を検出する周波数周期検出
回路、及び前記アナログ・デジタル変換器と周波数周期
検出回路の出力が与えられ電源電圧の周波数に同期して
前記オフセット電圧補正用スイッチを駆動する駆動信号
を出力し前記被測定のアナログ入力からオフセット電圧
を差し引く演算を行うプロセッサを具備したものであ
る。
【0007】
【作用】このような本発明では、電源の周波数周期が検
出され、この周期に同期してオフセット電圧補正用のス
イッチが駆動される。
【0008】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例回路を説明
する。図1は本発明の一実施例を示した回路構成図で、
ここでは電力計に本発明に係わるオフセット電圧自動補
正回路を設けた場合を例示してある。図において、1
1,21は電源ラインの交流電圧v,同じく電流iが印
加される端子、31は電源ラインの周波数fを測定する
為の端子である。
【0009】12は端子11より与えられる電圧vを正
規化する増幅器で、その入力端子にはこれと並列にスイ
ッチS1が接続されている。22は端子21より与えら
れる電流iを正規化する増幅器で、その入力端子には直
並列に接続され、相補的な関係で動作する一対のスイッ
チS2とS3が接続されている。これらのスイッチS1
〜S3はオフセット電圧自動補正用のもので、S1とS
3の各一端は共通電位点COMに接続されている。
【0010】13と23はそれぞれアナログ・デジタル
変換器(以下、A/D変換器という)、13aはサンプ
リング・クロック発生器である。A/D変換器13と2
3はサンプリング・クロック発生器13aが出力するク
ロックにより増幅器12と22の出力をサンプリング
し、これをそれぞれデジタル信号に変換する。32は端
子31より得られた電源ラインの波形を矩形波に整形す
る波形整形回路である。
【0011】40はディジタル・シグナル・プロセッサ
(以下、DSPと言う)で、波形整形回路32の出力が
入力されるポート41とスイッチS1〜S3を駆動する
信号を出力するポート42、及びA/D変換器13と2
3からのデジタル信号を取り込み、両信号の掛算を行う
掛算機能等を備えている。50は測定値等を表示する表
示器、60はディジタル・シグナル・プロセッサ40
と,表示器50等を含む本測定装置全体の演算,制御を
司るマイクロ・プロセッサである。
【0012】このような構成の本発明装置の動作をオフ
セット電圧検出モードと電気量測定モードについて説明
すると次の如くなる。 オフセット電圧検出モードについて。 端子31より入力された電源ラインにおける電圧は、波
形整形回路32に加えられて矩形波に波形整形された
後、入力ポート41を介してDSP40に取り込まれ、
その周期(周波数)が検出される。DSP40におい
て、取り込まれた電源の周波数周期に応じて、平均化に
必要なサンプル回数Nが求められる。例えば、電源周波
数が50Hzで、サンプリング・クロック発生器13a
のクロック周波数nが例えば100KHzの場合、N=
100KHz/50Hz=2000となる。DSP40
は、スイッチS1とS3をオン,S2をオフとする信号
(スイッチセット信号)を出力ポート42より各スイッ
チに送出する。このスイッチセツト期間,入力信号は零
となり、オフセット電圧測定モードとして電圧回路1
2,13,及び電流回路22,23のオフセット電圧は
それぞれDSP40に取り込まれる。このオフセット電
圧のサンプリングはN回行われ、DSP40において下
式(1),(2)の平均化演算が行われる。得られたオ
フセット電圧の値はDSP40内のメモリーに蓄えられ
る。 mv=(1/N)Σv’n …(1) mi=(1/N)Σi’n …(2) (1),(2)式において、 mv;電圧回路のオフセット値 mi;電流回路のオフセット値 v’n;A/D変換器13からの瞬時値 i’n;A/D変換器23からの瞬時値
【0013】電気量測定モードについて。 DSP40より出力ポート42を介して取り出される電
気量測定期間,DSP40はスイッチS1,S3がオ
フ,S2がオンになる信号(スイッチリセット信号)を
出力ポート42より各スイッチに送出する。これによ
り、端子11,21より入力された交流電圧v及び電流
iはそれぞれ増幅器12,22及びA/D変換器13,
23を介してDSP40に取り込まれる。A/D変換器
13,23でのサンプリング毎の瞬時値をvn’,i
n’とする。DSP40はこのサンプリング毎の測定値
vn’,in’と、前記メモリに蓄えられたオフセット
電圧mvとmiにより下式の演算を行い、これによりオ
フセットを補償する。 vn=vn’−mv …(3) in=in’−mi …(4) (3),(4)式において、vn,inはオフセットを
補償後の入力電圧v及び電流iの瞬時値を表す。このD
SP40はこの電圧v及び電流iの瞬時値を掛算し、瞬
時電力wnを求める。 wn=vn×in …(5) DSP40は、更にこの瞬時電力を求める演算を電源の
周波数周期に応じた回数,即ちN回行い、その平均電力
swを求める。 sw=(1/N)Σwn …(6) 求めた平均電力swは、種々の加工演算が施され、CP
U60の制御の基にデータ転送が行われ、その値は表示
器50に於いて表示される。表示された電力wnの値
は、オフセット電圧が自動的に補正された正確な値のも
のとなる。以上述べたDSP40の動作フローを図2に
示す。なお、このフローにおいて、タイムデレーはスイ
ッチS1〜S3の応答時間待ちを表すものである。な
お、上述した実施例では本発明を電力計について説明し
たが、電力計に限るものではなく、電圧測定器,或いは
電流測定器等にも用いることができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明においては
電源ラインの周波数周期を検出し、オフセット測定周期
を電源周波数周期と同期させることにより、電源周波数
ノイズの影響を受けずにオフセットの測定ができるの
で、この測定したオフセット量を基にしてこのオフセッ
ト量を自動的に正確に補償することのできるオフセット
自動補償手段を備えた測定装置を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した回路構成図である。
【図2】図1の動作を説明する為のフローである。
【図3】従来例の回路構成図である。
【符号の説明】
S1〜S3 オフセット補償用スイッチ 11 電圧入力端子 12,22 入力回路 13,23 アナログ・デジタル変換器 21 電流入力端子 31 電源電圧入力端子 32 波形整形回路 40 デジタル・シグナル・プロセッサ 50 表示器 60 マイクロプロセッサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】 入力端にオフセット電圧の補正用スイッチが接続された
    入力回路、この入力回路を介して与えられる被測定のア
    ナログ入力をディジタル信号に変換するアナログ・デジ
    タル変換器、電源電圧の周波数を検出する周波数検出回
    路、及び前記アナログ・デジタル変換器と周波数検出回
    路の出力が与えられ電源電圧の周波数に同期して前記オ
    フセット電圧補正用スイッチを駆動する駆動信号を出力
    し前記被測定のアナログ入力からオフセット電圧を差し
    引く演算を行うプロセッサを具備したオフセット電圧自
    動補正回路。
  1. 【請求項1】
JP24120293A 1993-09-28 1993-09-28 オフセット電圧自動補正回路 Pending JPH0798340A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24120293A JPH0798340A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 オフセット電圧自動補正回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24120293A JPH0798340A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 オフセット電圧自動補正回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0798340A true JPH0798340A (ja) 1995-04-11

Family

ID=17070725

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24120293A Pending JPH0798340A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 オフセット電圧自動補正回路

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JP (1) JPH0798340A (ja)

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