JP3549845B2 - A/d変換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ひずみ測定用のブリッジ回路(ホイートストンブリッジ回路)等の検出回路の出力電圧をデジタルデータに変換する積分型のA/D変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ひずみ測定用のブリッジ回路(ホイートストンブリッジ回路)等の検出回路がそれに電源電力を供給した状態で生成する出力電圧(アナログ信号)には、一般に、該検出回路により検出する物理量に応じた成分だけでなく、該検出回路の熱起電力に起因した成分や該検出回路の電源としての商用電源に起因したノイズ成分、該検出回路のゼロ点移動に伴う成分等の不要成分が含まれている。このため、この種の検出回路の出力電圧を、マイコン等によるデータ処理のために通常的なA/D変換装置によりA/D変換しても、得られるデジタルデータには上記不要成分も含まれてしまい、該デジタルデータは、検出しようとする物理量に精度よく対応するものとはならない。
【0003】
このような不都合を解消することができるA/D変換装置としては、従来、例えば特公平1−26566号公報に本願出願人が提案した積分型のA/D変換装置が知られている。
【0004】
このA/D変換装置を図4を参照して説明する。このA/D変換装置では、まず、検出回路(図示省略)に電源電力を供給した状態での該検出回路の出力電圧(Ei+E0)(Ei:検出する物理量に応じた成分、E0:前記不要成分)があらかじめ定めた所定時間Taの期間、積分器(図示省略)に入力されて積分される。尚、上記出力電圧(Ei+E0)はより詳しくは、検出回路の出力信号を増幅器で増幅してなる電圧である。
【0005】
続いて、検出回路への電源電力を遮断した状態での該検出回路の出力電圧(これは前記不要成分E0に相当する)の極性を反転させたもの(−E0)と、あらかじめ定めた所定レベルの基準電圧Erの負極性(より正確には検出回路の出力電圧(Ei+E0)と逆極性)の電圧(−Er)とが前記積分器に入力され、それらの電圧を合わせた電圧(−E0−Er)が積分される(図4の時間Tbの期間)。この積分は、積分器の出力電圧(積分値)が「0」になるまで行われる。また、この時間Tbの期間において、所定周期のクロック信号をカウントするカウンタ(図示省略)のアップカウント動作が行われ、これにより、時間Tbの計数値を表すデジタルデータが得られる。
【0006】
次いで、上記時間Tbを前記所定時間Taから差し引いた時間Tc=Ta−Tbの期間において、前記反転電圧(−E0)が引き続き前記積分器に入力されて積分される。さらに、正極性(より正確には検出回路の出力電圧(Ei+E0)と同極性)の前記基準電圧Erが前記積分器に入力され、該積分器の出力電圧が「0」になるまで積分される(図4の時間Tdの期間)と共に、この時間Tdの期間において、前記カウンタのダウンカウント動作が行われる。これにより、該カウンタのカウント値は、最終的に、時間(Tb−Td)の計数値を表すデジタルデータとなる。
【0007】
このとき、前記特公平1−26566号公報にて説明されているように、上記時間(Tb−Td)と、検出回路の出力電圧(Ei+E0)の物理量に応じた成分Eiとの間には、Ei={(Tb−Td)/Ta}・Erという関係が成立し、該成分Eiは、前記不要成分E0によらずに、時間(Tb−Td)に比例する。従って、この時間(Tb−Td)のカウント値としてカウンタにより最終的に得られるデジタルデータは、検出回路の出力電圧(Ei+E0)から前記不要成分E0を除去した成分Ei、すなわち、物理量に応じた成分Eiを表すデジタルデータとなる。
【0008】
このようなA/D変換装置によれば、検出回路の出力電圧(Ei+E0)中の不要成分E0を除去した成分Eiに相当するデジタルデータを得ることができるため、そのデジタルデータは、検出しようとする物理量に精度よく対応するものとなる。
【0009】
ところで、特に、検出回路の元電源として商用電源等の交流電源を使用する場合には、検出回路の出力電圧には、その交流電源に起因した不要成分(所謂ハム。以下、ここではハム成分という)が含まれ易い。そして、このハム成分は、基本的には交流電源と同じ周期で該交流電源に同期して変化する。
【0010】
このため、前述のような従来のA/D変換装置では、検出回路に電源電力を供給した状態での出力電圧(Ei+E0)を積分器に入力して積分する時間(図4の時間Ta)と、前記反転電圧(−E0)を積分器に入力して積分する時間(図4の時間Tb)とをいずれも交流電源の1周期の時間とし、これにより各時間Ta,Tbにおいて前記ハム成分の影響を排除することが行われていた。
【0011】
しかるにこのような従来のA/D変換装置では、検出回路の出力電圧(Ei+E0)の積分と、不要成分E0の積分とを合わせて交流電源の2周期分の時間を要することとなり、これがA/D変換装置の処理のさらなる高速化を図る上で妨げとなっていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、交流電源に起因したハム成分を含む不要成分を適正に排除しつつA/D変換処理の高速化を図ることができるA/D変換装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明のA/D変換装置は、交流電源を元電源として使用して物理量に応じた信号成分を含む出力電圧を発生する検出回路から該出力電圧が入力され、その出力電圧から前記物理量に応じた信号成分に応じたデジタルデータを生成するA/D変換装置であって、前記検出回路の出力電圧からその極性を反転させてなる反転電圧を生成する極性反転器と、正負の極性の所定レベルの基準電圧(Er,−Er)を生成する基準電圧生成器と、複数の電圧信号を入力可能であり、入力された電圧信号を重畳して積分する積分器と、所定周期のクロック信号をカウントすることにより時間を計数し、その時間の計数値を表すデジタルデータを生成するカウンタとを具備する。そして、本発明のA/D変換装置は、前記検出回路に電源電力を供給した状態での該検出回路の出力電圧(Ex)を、前記交流電源の半周期に等しい基本積分実行時間(T1)の期間、前記積分器に入力して積分する基本積分処理と、該基本積分処理の実行期間から前記交流電源の1周期分遅く、且つ前記基本積分実行時間(T1)と等しい時間の期間、前記検出回路への電源電力を遮断した状態での該検出回路の出力電圧を前記極性反転器により反転してなる反転電圧(−E0)を前記積分器に入力して積分する補助積分処理と、前記基本積分処理の終了時から前記補助積分処理の終了時までの期間内において、前記基準電圧生成器の負極性の基準電圧(−Er)を、前記積分器の出力電圧のレベルが前記基本積分処理の終了時のレベルから零レベルに低下するまで該積分器に入力して積分する第1基準電圧積分処理と、前記補助積分処理の終了後、前記基準電圧生成器の正極性の基準電圧(Er)を、前記積分器の出力電圧のレベルが前記補助積分処理の終了時のレベルから零レベルに低下するまで該積分器に入力して積分する第2基準電圧積分処理とを実行すると共に、前記第1基準電圧積分処理の実行時間(Δt1)から前記第2基準電圧積分処理の実行時間(Δt3)を差し引いた時間の計数値を表すデジタルデータを、前記検出回路の出力電圧(Ex)中の前記物理量に応じた信号成分に対応するデジタルデータとして前記カウンタにより生成することを特徴とするものである。
【0014】
尚、本明細書においては、電圧の極性に関し、電源電力を供給した状態での検出回路の出力電圧(Ex)と同極性を正側の極性とし、また、該出力電圧(Ex)と逆極性を負側の極性とする。
【0015】
かかる本発明のA/D変換装置によれば、前記基本積分処理の実行時間である基本積分実行時間(T1)と、前記補助積分処理の実行時間とは等しく、しかも、補助積分処理は、基本積分処理に対して前記交流電源の1周期分、遅れて実行される。このため、該基本積分処理及び補助積分処理の各処理の実行期間において、前記交流電源に起因して前記検出回路の出力電圧(Ex)に含まれる不要成分(ハム成分)が互いに等しいものとなる。また、検出回路の出力電圧(Ex)に含まれるハム成分以外の不要成分は、一般にA/D変換処理の期間中、ほぼ一定になる。この結果、補助積分処理において前記検出回路への電源電力を遮断した状態での該検出回路の出力電圧(これは基本積分処理の実行中において検出回路の出力電圧(Ex)に含まれる不要成分に相当する)を前記極性反転器により反転してなる反転電圧(−E0)を前記積分器に入力して積分することにより、前記ハム成分を含めた不要成分の影響を排除することが可能となる。そして、本発明のA/D変換装置では、前記第1及び第2基準電圧積分処理を実行し、前者の実行時間から後者の実行時間を差し引いた時間の計数値を表すデジタルデータを前記カウンタにより生成することにより、詳細は後述するが、該デジタルデータは、検出回路の出力電圧(Ex)中の物理量に応じた成分に対応するものとなる。
【0016】
また、前記不要成分は、一般に、検出回路に電源電力を供給した状態での該検出回路の出力電圧(Ex)中の物理量に応じた成分に比して小さいため、前記第2基準電圧積分処理の実行時間は、通常、前記第1基準電圧積分処理の実行時間に比して十分に短い。従って、前記カウンタにより生成される前記デジタルデータが表す時間の主要部は、前記第1基準電圧積分処理の実行時間が占める。そして、この第1基準電圧積分処理は、前記基本積分処理の終了時から補助積分処理の終了時までの期間内において実行される。このため、前記基本積分処理、補助積分処理、並びに、第1及び第2基準電圧積分処理を全て完了するのに要する時間、すなわち、A/D変換処理に要する時間は、概ね、前記交流電源の3/2周期程度の時間となる。従って、前述した従来のA/D変換装置に比して、A/D変換処理に要する時間が短くなる。
【0017】
以上のようにして、本発明のA/D変換装置によれば、交流電源に起因したハム成分を含む不要成分を適正に排除しつつA/D変換処理の高速化を図ることができる。
【0018】
かかる本発明のA/D変換装置では、前記負極性の基準電圧(−Er)の前記積分器への入力は、前記基本積分処理の終了時から開始されると共に、前記基準電圧(Er,−Er)のレベルは、前記検出回路の出力電圧(Ex)があらかじめ定められた許容最大レベルであるときに、前記補助積分処理の終了時と略同時に前記積分器の出力電圧が零になるように設定されていることが好ましい。
【0019】
これによれば、前記検出回路の出力電圧(Ex)(検出回路に電源電力を供給した状態での出力電圧)のレベルが、前記許容最大レベルであるときに、前記カウンタにより生成されるデジタルデータに対応する時間は、概ね、前記交流電源の1周期の時間に対応するものとなり、該デジタルデータの分解能を十分に確保する(デジタルデータの単位ビット当たりの電圧を十分に小さくする)ことが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1〜図3を参照して説明する。図1は本実施形態のA/D変換装置の回路構成を示すブロック図、図2及び図3は該A/D変換装置の作動を説明するためのタイミングチャートである。
【0021】
図1を参照して、1はひずみゲージ(図示省略)を含むひずみ測定用の検出回路としてのブリッジ回路(ホイートストンブリッジ回路)である。このブリッジ回路1は、その電源電力を供給するブリッジ電源2にスイッチ3を介して継断自在に接続されると共に、該ブリッジ回路1の出力電圧(アナログ信号)を増幅する増幅器4に接続されている。
【0022】
本実施形態のA/D変換装置では、増幅器4の出力側に接続された極性反転器5及び切換スイッチ回路6と、入力された電圧を積分する積分器7とを具備し、増幅器4により増幅してなるブリッジ回路1の出力電圧と、該出力電圧の極性を前記極性反転器5により反転してなる反転電圧とをそれぞれ増幅器4、極性反転器5から前記切換スイッチ回路6に入力するようにしている。尚、本発明でいうところの検出回路の出力電圧(A/D変換の対象とする電圧)は、増幅器4により増幅してなるブリッジ回路1の出力電圧(=増幅器4の出力)であり、以下の説明では、この増幅したブリッジ回路1の出力電圧をブリッジ出力電圧と称する。
【0023】
前記切換スイッチ回路6は、前記ブリッジ出力電圧が入力される接点6aと、極性反転器5によるブリッジ出力電圧の反転電圧が入力される接点6bと、これらの接点6a,6bに選択的に導通可能な出力点6cとを有し、該出力点6cが前記積分器7の入力側に接続されている。
【0024】
また、本実施形態のA/D変換装置は、正負の二極性の所定レベルの基準電圧Er,−Erを生成する基準電圧生成器8と、その基準電圧Er,−Erを入力する切換スイッチ回路9とを具備している。
【0025】
切換スイッチ回路9は、基準電圧Er,−Erがそれぞれ基準電圧生成器8から入力される接点9a,9bと、これらの接点9a,9bに選択的に導通可能な出力点9cとを有し、該出力点9cは前記積分器7の入力側に接続されている。この場合、切換スイッチ回路6,9のそれぞれの出力点6c,9cに発生する電圧は重畳(加算)されて積分器7に入力されるようになっている。そして、積分器7の出力側には、該積分器7への入力電圧の積分値としての該積分器7の出力電圧が「0」レベルであるか否かを監視するゼロ用コンパレータ10が接続されている。
【0026】
尚、前記基準電圧生成器8の基準電圧Er,−Erのレベル|Er|は、本実施形態のA/D変換装置により適正にA/D変換し得るブリッジ出力電圧の許容最大レベルとしてあらかじめ定められたフルスケール値(例えば増幅器4の増幅度が一定に保たれるようなブリッジ回路1の出力電圧の上限値に該増幅器4の増幅度を乗算したレベル)よりも小さなレベルに設定され、例えば該フルスケール値の約1/2のレベルに設定されている。このレベル|Er|は、本実施形態では、上記フルスケール値の1/2程度のレベルであることが好適であるが、それよりも多少大きなレベルであってもよい。
【0027】
また、本実施形態のA/D変換装置は、所定周期のクロック信号(パルス信号)を生成するクロック発振器11と、このクロック発振器11のクロック信号をカウントするカウンタ12と、該カウンタ12や前記切換スイッチ回路6,9、スイッチ3の動作制御等を担うCPU13とを具備している。この場合、本実施形態のA/D変換装置では、ブリッジ電源2を含む回路全体の元電源として交流電源である商用電源を使用するようにしており、前記クロック発振器11は、該商用電源に同期したクロック信号(但し、その周期は、商用電源の周期よりも十分に小さい)を生成する。そして、このクロック信号は、CPU13の制御処理のために該CPU13にも入力される。さらに前記カウンタ12には、その動作制御のために、前記ゼロ用コンパレータ10の出力が入力されるようになっている。
【0028】
次に本実施形態の装置の作動を説明する。
【0029】
図1及び図2を参照して、本実施形態のA/D変換装置では、CPU13の制御処理によって、以下のようにA/D変換処理が行われる。
【0030】
まず、CPU13は、前記クロック信号に同期したタイミングで前記スイッチ3を閉成せしめると共に、切換スイッチ回路6の出力点6cを接点6aに導通させる。尚、切換スイッチ回路9の出力点9cは、接点9a,9bのいずれにも非導通となる状態に制御される。
【0031】
これにより基本積分処理(図2参照)が開始される。このとき、ブリッジ電源2からブリッジ回路1にスイッチ3を介して電源電力が供給され、該ブリッジ回路1はひずみ量(物理量)の検出信号としての出力電圧を生成して出力する。そして、それを増幅器4により増幅してなるブリッジ出力電圧Ex(図2の上段のタイミングチャートを参照)が切換スイッチ回路6を介して積分器7に入力され、該積分器7により積分されていく。このため、積分器7の出力電圧は、例えば図2の中段のタイミングチャートに実線で示すような形態で上昇していく。尚、CPU13は、基本積分処理の開始時から前記クロック信号をカウントすることにより、該基本積分処理の開始時からの経過時間を逐次把握する。
【0032】
ここで、この基本積分処理において積分器7に入力されるブリッジ出力電圧Exは、図2の上段のタイミングチャートに示すように、ひずみ量に応じた成分Eiと、ブリッジ回路1の熱起電力等の種々様々の要因に起因した不要成分E0とを合わせてなる電圧(Ei+E0)である。但し、該不要成分E0のレベルは一般にひずみ量に応じた成分Eiのレベルに比して十分に小さい(図2では、説明の便宜上、不要成分E0を比較的大きなレベルで記載している)。
【0033】
この不要成分E0についてさらに説明すると、該不要成分E0は、一般に、図3の上段に示すように、ブリッジ回路1の熱起電力、ゼロ点移動、増幅器4のオフセット電圧等に起因した直流状の成分E00と、商用電源に起因した交流状のハム成分E01とから成る。この場合、直流状成分E00は、本実施形態のA/D変換装置によるA/D変換処理を行う時間内ではほぼ一定と考えてよいが、ハム成分E01は基本的には商用電源に同期して正弦波状に周期的に変化するものとなる。従って、これらの成分E00,E01を合わせた不要成分E0は、図3に示すようにハム成分E01の影響によりそのレベルが多少、経時的に変動するものとなる。図2では便宜上、不要成分E0レベルが一定であるようにして記載している。
【0034】
ブリッジ出力電圧Exを積分器7により積分する前記基本積分処理は、本実施形態における基本積分実行時間としての商用電源の半周期の時間T1の期間、実行され、基本積分処理の開始時から該基本積分実行時間T1が経過した時、CPU13は、基本積分処理を終了せしめると共に、前記基準電圧−Erを積分器7に入力する第1基準電圧積分処理を開始せしめる。
【0035】
すなわち、基本積分処理の開始時から基本積分実行時間T1(商用電源の半周期の時間)が経過すると、CPU13は、前記スイッチ3を開成すると共に切換スイッチ6の出力点6cを接点6a,6bの両者から切り離した状態に制御し、また、切換スイッチ9の出力点9cを接点9bに導通させる。
【0036】
このとき、ブリッジ回路1への電源電力の供給と切換スイッチ回路6側から積分器7への電圧の入力とが遮断されると共に、負極性(ブリッジ出力電圧Exと逆極性)の基準電圧−Erが基準電圧生成器8から切換スイッチ回路9を介して積分器7に入力される。これにより、基準電圧−Erを積分器7に入力して積分する第1基準電圧積分処理が開始され、積分器7の出力電圧は、前記基本積分処理の終了時における出力電圧(ブリッジ出力電圧Exの積分値)から低下していく(図2の中段のタイミングチャートを参照)。
【0037】
また、CPU13は、上述のようにして第1基準電圧積分処理を開始せしめると同時に、カウンタ12のアップカウント動作を開始せしめる(図2の下段のタイミングチャートを参照)。従って、第1基準電圧積分処理では、基準電圧−Erの積分と並行して、カウンタ12のアップカウント動作が行われる。
【0038】
尚、ブリッジ回路1への電源電力の供給の遮断は、必ずしも基本積分処理の終了時に行う必要はなく、後述する補助積分処理の開始時、あるいは、その開始時までの期間内の任意の時点で行うようにしてもよい。
【0039】
前記第1基準電圧積分処理は、積分器7の出力電圧が「0」になるまで実行される。すなわち、CPU13は、第1基準電圧積分処理の開始後、前記ゼロ用コンパレータ10の出力を逐次監視しており、積分器7の出力電圧が「0」まで低下したことを示す信号が該ゼロ用コンパレータ10から出力されると(図2の実線示の例では、第1基準電圧積分処理の開始時から時間Δt1が経過した時点)、切換スイッチ回路9の出力点9cを接点9a,9bの両者から切り離す。これにより、基準電圧−Erの積分器7への入力が遮断されて、第1基準電圧積分処理が終了される。また、カウンタ12は、ゼロ用コンパレータ10の上記の出力に応じてアップカウント動作を停止する(図2の下段のタイミングチャートを参照)。
【0040】
一方、CPU13は、前記第1基準電圧積分処理を開始してから、前記基本積分実行時間T1に等しい時間T2(=商用電源の半周期)が経過すると、換言すれば、基本積分処理の開始時から商用電源の1周期の時間が経過すると、前記不要成分E0の極性を反転させてなる反転電圧−E0を積分器7に入力して積分する補助積分処理を開始せしめる。
【0041】
すなわち、第1基準電圧積分処理を開始してから基本積分実行時間T1が経過すると、CPU13は、切換スイッチ回路6の出力点6cを接点6bに導通させる。これにより、ブリッジ回路1への電源電力を遮断した状態でのブリッジ出力電圧、すなわち、前記不要成分E0の極性を前記極性反転器5により反転してなる反転電圧−E0が切換スイッチ回路6を介して積分器7に入力され、これにより補助積分処理が開始される。
【0042】
ここで、図2のタイミングチャートでは、ブリッジ出力電圧E xが比較的大きい場合(詳しくはブリッジ出力電圧Exのレベルが基準電圧Er,−Erのレベル|Er|よりも大きい場合)に関する作動を実線で例示しており、この場合には、補助積分処理の開始時に、積分器7の出力電圧が図示のように、未だ「0」まで低下していない。従って、この場合には、前記基準電圧−Erを積分器7に入力する前記第1基準電圧積分処理が補助積分処理の開始時において継続している。そして、この場合には、補助積分処理の開始後、積分器7の出力電圧が「0」に低下するまでの時間Δt2(≦T1)の間は、第1基準電圧積分処理と補助積分処理とが並行して行われ、基準電圧−Erと前記反転電圧−E0とを重畳してなる電圧(−Er−E0)が積分器7に入力されて積分されていく。
【0043】
尚、ブリッジ出力電圧Exのレベルが基準電圧Er,−Erのレベル|Er|よりも小さい場合には、図2の中段のタイミングチャートに一点鎖線で示すように、第1基準電圧積分処理の開始後、基本積分実行時間T2=T1が経過する前に、積分器7の出力電圧が「0」まで低下し、その時点で第1基準電圧積分処理が終了して、積分器7への基準電圧−Erの入力が遮断される。このため、この場合には、積分器7の出力電圧が「0」まで低下した時点から、前記補助積分処理が開始されるまでの期間は積分器7には電圧が入力されず、積分器7の出力電圧が「0」に維持される。そして、第1基準電圧積分処理の開始後、商用電源の半周期の時間T2(=T1)が経過した時点から前記反転電圧− E0のみが積分器7に入力されて該反転電圧− E0が積分されていく。また、この場合(Ex<Erの場合)において、第1基準電圧積分処理の開始後、積分器7の出力電圧が「0」まで低下した時点でカウンタ12のカウントアップ動作が停止することは前述の場合(Ex>Erの場合)と同様である(図2の下段のタイミングチャートの一点鎖線を参照)。
【0044】
前記補助積分処理は、それを開始してから基本積分実行時間T1(商用電源の半周期)と等しい時間T3が経過するまで実行される。すなわち、補助積分処理を開始してから時間T3が経過すると、換言すれば、基本積分処理を開始してから商用電源の3/2周期の時間が経過すると、CPU13は、切換スイッチ回路6の出力点6cを接点6a,6bの両者から切り離した状態に制御する。これにより、前記反転電圧−E0の積分器7への入力が遮断され、補助積分処理が終了する。
【0045】
また、同時に、CPU13は、切換スイッチ回路9の出力点9cを接点9aに導通させる。これにより、正極性の基準電圧Erが基準電圧生成器8から切換スイッチ9を介して積分器7に入力され、該基準電圧Erを積分する第2基準電圧積分処理が開始される。さらに、CPU13は、第2基準電圧積分処理の開始と同時に、カウンタ12のダウンカウント動作を開始せしめる。
【0046】
この第2基準電圧積分処理は、積分器7の出力電圧が「0」になるまで実行される。すなわち、CPU13は、第2基準電圧積分処理の開始後、前記ゼロ用コンパレータ10の出力を逐次監視し、積分器7の出力電圧が「0」になったことを示す信号が該ゼロ用コンパレータ10から出力されると、切換スイッチ回路9の出力点9cを接点9a,9bの両者から切り離す。これにより、基準電圧Erの積分器7への入力が遮断されて第2基準電圧積分処理が終了する。また、このとき、ゼロ用コンパレータ10の上記の出力に応じて、カウンタ12は、ダウンカウント動作を終了する。これにより、本実施形態の装置のA/D変換処理が完了する。
【0047】
以上のようにしてA/D変換処理が実行されると、第2基準電圧積分処理の終了時におけるカウンタ12のカウント値は、第1基準電圧積分処理の実行時間Δt1(基準電圧−Erを積分器7に入力した時間)から、第2基準電圧積分処理の実行時間Δ t3 (基準電圧Erを積分器7に入力した時間)を差し引いた時間(Δt1−Δ t3)に比例したものとなる。そして、この時間(Δt1−Δ t3)は、以下に示すように、ブリッジ出力電圧Exから不要成分E0を除いた成分Ei、すなわち、ひずみ量に応じた成分Eiに比例するものとなる。
【0048】
すなわち、まず、図3を参照して、前記不要成分E0が積分器7に入力される基本積分処理の実行時間T1の期間と、該不要成分E0の反転電圧−E0が積分器7に入力される補助積分処理の実行時間T3の期間とに着目すると、これらの期間における不要成分E0は、一般に、前述のように商用電源に起因したハム成分E01の影響で経時的変動を生じる。そして、この場合、両者の実行時間T1,T3は同一で、しかも、補助積分処理は基本積分処理の開始時から商用電源の1周期(これは基本的にはハム成分E01の1周期でもある)遅れて開始されるので、両処理の実行期間におけるハム成分E01の経時的変動は基本的には同一となる。また、不要成分E0中のハム成分E01以外の直流状成分E00は、A/D変換処理の実行期間内において基本的には一定である。従って、補助積分処理で積分器7に入力される反転電圧−E0は、基本積分処理で積分器7に入力される不要成分E0の極性を反転させたものと等しい。
【0049】
また、ブリッジ回路1が検出するひずみ量は一般に短時間で変化することはないので、それに応じた成分Eiが積分器7に入力される基本積分処理の実行期間内では、該成分Eiは基本的には一定に保持される。
【0050】
このため、基本積分処理の開始時から第2基準電圧積分処理の終了時までの全期間における積分器7の積分は、それを式で表すと、次式(1)により表される。
【0051】
【数1】
【0052】
ここで、式(1)において「K」は積分器7の積分定数である。そして、この式(1)から、次式(2)が得られる。
【0053】
【数2】
【0054】
ここで、基本積分処理の実行時間である基本積分実行時間T1(=商用電源の半周期))と、補助積分処理の実行時間T3とは等しいので、不要成分E0の影響が排除され、上式(2)は、次式(3)となる。
【0055】
【数3】
【0056】
従って、時間(Δt1−Δ t3)は、不要成分E0によらずに、ブリッジ出力電圧Exの、ひずみ量に応じた成分Eiに比例するものとなる。このため、カウンタ12の最終的なカウント値は、ひずみ量に応じた成分Eiを表すデジタルデータとなり、これにより、ハム成分E01を含む不要成分E0を排除したA/D変換がなされることとなる。
【0057】
かかる本実施形態のA/D変換装置では、ハム成分E01を含む不要成分E0を排除したA/D変換処理を、概ね、交流電源である商用電源の3/2周期程度のの時間で行うことができる。従って、前述のようにA/D変換処理に交流電源の2周期程度の時間を要していた従来のものよりも、A/D変換処理を高速で行うことができる。
【0058】
さらに、本実施形態のA/D変換装置では、基準電圧Er,−Erのレベルは、適正にA/D変換し得るブリッジ出力電圧の許容最大レベルとしてあらかじめ定められたフルスケール値の1/2程度のレベルに定められていると共に、カウンタ12のアップカウント動作を並行して行う第1基準電圧積分処理は、基本積分処理の終了時から実行される。
【0059】
このため、ブリッジ出力電圧Exが上記フルスケール値である場合における第1基準電圧積分処理の実行時間は、概ね商用電源の1周期分の時間となる。従って、カウンタ12により最終的に得られるデジタルデータの分解能(単位ビット当たりの電圧)を前述した従来のA/D変換装置と同等に確保することができる。
【0060】
このように本実施形態のA/D変換装置は、デジタルデータの分解能を損なうことなく、A/D変換処理を従来のものよりも高速に行うことができる。
【0061】
尚、本実施形態では、カウンタ12により得られるデジタルデータの分解能を確保するために、第1基準電圧積分処理の開始タイミングや基準電圧Er,−Erのレベルを前述のように設定したが、A/D変換処理の高速化を図る上では、第1基準電圧積分処理を、例えば図2の時間T2もしくはT3の期間内でのみ行うようにしてもよい。この場合、基準電圧Er,−Erのレベルは、例えばブリッジ出力電圧Exのフルスケール値にほぼ等しいレベルに設定すればよい。
【0062】
また、基本積分処理の終了時から多少の時間を置いて第1基準電圧積分処理を開始するようにしてもよい。この場合、基準電圧Er,−Erのレベルは、例えば、ブリッジ出力電圧Exのレベルが前記フルスケール値にほぼ等しい場合に、積分器7の出力電圧が、基本積分処理の終了時の電圧レベルから、補助積分処理の終了時とほぼ同時に「0」まで低下するように設定されることが好適である。
【0063】
また、第1基準電圧積分処理(積分器7への基準電圧−Erの入力)を、基本積分処理の実行中に開始するようにすることも可能である。但し、この場合には、基本積分処理の実行中に積分器7の出力電圧が負極性になってしまうことがないようにするために、例えば基本積分処理の実行期間の初期段階あるいは該処理の開始直前に高速処理が可能はA/D変換器等によりブリッジ出力電圧Exのレベルを概略的に把握する。そして、その把握したレベルが基準電圧Er,−Erのレベルよりも大きい場合に、基準電圧−Erを基本積分処理の途中、あるいはその開始時から積分器7に入力してブリッジ出力電圧Exと合わせた電圧(Ex−Er)を積分器7により積分し、基本積分処理の終了後は、前述の実施形態と同様に積分処理を実行する。また、把握したブリッジ出力電圧Exのレベルが基準電圧Er,−Erのレベルよりも小さい場合には、基本積分処理の実行中は、基準電圧−Erを積分器7に入力せず、A/D変換処理を前述の実施形態と全く同様に行う。
【0064】
このようにする場合、カウンタ12により得られるデジタルデータの分解能を高める上では、基準電圧Er,−Erのレベルを、例えばブリッジ出力電圧Exの前記フルスケール値の1/3程度のレベルに設定しておくことが好適である。
【0065】
また、前記実施形態は、検出回路としてひずみ量を検出するブリッジ回路1を使用したものを示したが、温度等の他の物理量を検出する検出回路に対しても本発明のA/D変換装置を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態のA/D変換装置の回路構成を示すブロック図。
【図2】図1のA/D変換装置の作動を説明するためのタイミングチャート。
【図3】図1のA/D変換装置の作動を説明するためのタイミングチャート。
【図4】従来のA/D変換装置の作動を説明するためのタイミングチャート。
【符号の説明】
1…ブリッジ回路(検出回路)、5…極性反転器、7…積分器、8…基準電圧生成器、12…カウンタ。
Claims (2)
- 交流電源を元電源として使用して物理量に応じた信号成分を含む出力電圧を発生する検出回路から該出力電圧が入力され、その出力電圧から前記物理量に応じた信号成分に応じたデジタルデータを生成するA/D変換装置であって、
前記検出回路の出力電圧からその極性を反転させてなる反転電圧を生成する極性反転器と、正負の極性の所定レベルの基準電圧(Er,−Er)を生成する基準電圧生成器と、複数の電圧信号を入力可能であり、入力された電圧信号を重畳して積分する積分器と、所定周期のクロック信号をカウントすることにより時間を計数し、その時間の計数値を表すデジタルデータを生成するカウンタとを具備し、
前記検出回路に電源電力を供給した状態での該検出回路の出力電圧(Ex)を、前記交流電源の半周期に等しい基本積分実行時間(T1)の期間、前記積分器に入力して積分する基本積分処理と、該基本積分処理の実行期間から前記交流電源の1周期分遅く、且つ前記基本積分実行時間(T1)と等しい時間の期間、前記検出回路への電源電力を遮断した状態での該検出回路の出力電圧を前記極性反転器により反転してなる反転電圧(−E0)を前記積分器に入力して積分する補助積分処理と、前記基本積分処理の終了時から前記補助積分処理の終了時までの期間内において、前記基準電圧生成器の負極性の基準電圧(−Er)を、前記積分器の出力電圧のレベルが前記基本積分処理の終了時のレベルから零レベルに低下するまで該積分器に入力して積分する第1基準電圧積分処理と、前記補助積分処理の終了後、前記基準電圧生成器の正極性の基準電圧(Er)を、前記積分器の出力電圧のレベルが前記補助積分処理の終了時のレベルから零レベルに低下するまで該積分器に入力して積分する第2基準電圧積分処理とを実行すると共に、
前記第1基準電圧積分処理の実行時間(Δt1)から前記第2基準電圧積分処理の実行時間(Δt3)を差し引いた時間の計数値を表すデジタルデータを、前記検出回路の出力電圧(Ex)中の前記物理量に応じた信号成分に対応するデジタルデータとして前記カウンタにより生成することを特徴とするA/D変換装置。 - 前記負極性の基準電圧(−Er)の前記積分器への入力は、前記基本積分処理の終了時から開始されると共に、前記基準電圧(Er,−Er)のレベルは、前記検出回路の出力電圧(Ex)があらかじめ定められた許容最大レベルであるときに、前記補助積分処理の終了時と略同時に前記積分器の出力電圧が零になるように設定されていることを特徴とする請求項1記載のA/D変換装置。
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