JP2008256436A - 近似式算出装置及びその方法、並びに、バッテリ状態監視装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】実測値と精度良くフィッティングするバッテリ端子電圧と充電又は放電終了後の経過時間との関係を示す近似式を算出することができる近似式算出装置及びその方法、並びに、前記近似式算出装置を有するバッテリ状態監視装置を提供する。
【解決手段】IGNオフ後の30分〜60分の第1期間T1、60分〜90分の第2期間T2にサンプリングした端子電圧から第1、第2累乗近似式V1(t)、V2(t)を求める。求めた第1、第2累乗近似式から第3べき数β3を求める。求めた第3べき数からV3(t)=α3×tβ3+V(∞)の未知の定数α3、V(∞)を求める。そして、V3(t)=α3×tβ3+V(∞)にt=24時間を代入して24時間後のバッテリの端子電圧V3(24時間)を求める。
【選択図】図10
【解決手段】IGNオフ後の30分〜60分の第1期間T1、60分〜90分の第2期間T2にサンプリングした端子電圧から第1、第2累乗近似式V1(t)、V2(t)を求める。求めた第1、第2累乗近似式から第3べき数β3を求める。求めた第3べき数からV3(t)=α3×tβ3+V(∞)の未知の定数α3、V(∞)を求める。そして、V3(t)=α3×tβ3+V(∞)にt=24時間を代入して24時間後のバッテリの端子電圧V3(24時間)を求める。
【選択図】図10
Description
本発明は、近似式算出装置及びその方法、並びに、バッテリ状態監視装置に係り、特に、バッテリの端子電圧と充電又は放電終了後の経過時間との関係を示す近似式を算出する近似式算出装置及びその方法、並びに、前記近似式算出装置を用いたバッテリ状態監視装置に関するものである。
車両に搭載されて使用中のバッテリにとってバッテリの充電状態(SOC:State Of Charge)を知ることは重要である。SOCを求める方法として、バッテリの開回路電圧から求める方法がさまざま提案されている。バッテリの開回路電圧は、平衡状態にあるバッテリの開放状態での端子電圧(開放電圧)を測定することによって求められる。バッテリの開回路電圧は、バッテリの充電状態を反映したものであり、正確にSOCを求めることができる。
上述したバッテリの開回路電圧を求める方法としては、例えば特許文献1、2に記載されたものが提案されている。特許文献1、2に記載された発明においては、サンプリングした複数の端子電圧Vと想定した想定開回路電圧Eとの差値により、下記の式(1)に示す累乗近似式を求める。
V−E=α・tD(α:未知の定数、D:既知の定数、t:経過時間) …(1)
V−E=α・tD(α:未知の定数、D:既知の定数、t:経過時間) …(1)
次に、式(1)に示す累乗近似式のべき数Dが−0.5になるまで想定開回路電圧Eの更新を繰り返して、式(1)に示す累乗近似式の算出を繰り返し、算出された累乗近似式のべき数Dが−0.5になったときの想定開回路電圧Eを開回路電圧として推定する。しかしながら、上述したべき数Dを−0.5として累乗近似式では、実際のバッテリの端子電圧と充電又は放電終了後の経過時間との関係を正確に近似することができない、という問題があった。
図11(A)及び(B)は、周囲温度25°、−30°における上記式(1)で示す累積近似式を用いて求めたバッテリの端子電圧の推定値と、バッテリの端子電圧の実測値とを示すグラフである。べき数Dを−0.5に固定すると、同図(B)に示すように、−30°のような低温では、推定値と実測値とが精度良くフィッティングしているが、同図(A)に示すように、25°になると推定値と実測値とが精度良くフィッティングしない、という問題があった。このような推定値と実測値とがフィッティングしない方式では、バッテリの開回路電圧を正確に推定することができず、正確にバッテリの状態を把握することができない。
特開2002−234408号
特開2003−307556号
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、実測値と精度良くフィッティングするバッテリ端子電圧と充電又は放電終了後の経過時間との関係を示す近似式を算出することができる近似式算出装置及びその方法、並びに、前記近似式算出装置を有するバッテリ状態監視装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、車両に搭載されたバッテリの充電又は放電終了後から所定時間経過するまでの前記バッテリの端子電圧と前記充電又は放電終了後の経過時間との関係を示す近似式を算出する近似式算出装置において、前記バッテリの端子電圧を検出する電圧検出手段と、前記バッテリの充電又は放電終了後に前記電圧検出手段に前記バッテリの端子電圧のサンプリングを行わせるサンプリング手段と、前記サンプリング手段によって前記バッテリの充電又は放電終了後の第1期間中にサンプリングされた前記端子電圧から前記端子電圧と前記充電又は放電終了後の経過時間との関係を示す第1累乗近似式を算出する第1累乗近似式算出手段と、前記サンプリング手段によって前記第1期間終了後の第2期間中にサンプリングされた前記端子電圧から前記端子電圧と前記充電又は放電終了後の経過時間との関係を示す第2累乗近似式を算出する第2累乗近似式算出手段と、前記第2累乗近似式により求めた前記端子電圧が前記第1累乗近似式により求められる前記所定時間後の前記端子電圧と等しくなるような前記充電又は放電終了後からの経過時間を算出する経過時間算出手段と、前記経過時間算出手段により求めた経過時間及び前記所定時間の差を前記第1期間及び前記第2期間の差で除した値に、前記第1累乗近似式の第1べき数と前記第2累乗近似式の第2べき数との平均、前記第1べき数、及び、前記第2べき数、の何れか一つを乗した値を第3べき数として算出する第3べき数算出手段と、前記サンプリング手段によりサンプリングされた前記端子電圧から前記端子電圧及び想定した想定端子電圧の差値と、前記充電又は放電終了後からの経過時間との関係を示す第3累乗近似式を算出する第3累乗近似式算出手段と、前記第3累乗近似式算出手段により算出された前記第3累乗近似式のべき数が前記第3べき数算出手段により算出された第3べき数となるまで前記想定端子電圧の更新を繰り返して前記第3累乗近似式算出手段による前記第3累乗近似式の算出を繰り返させる更新手段と、前記べき数が第3べき数となったときの第3累乗近似式に前記べき数が第3べき数となったときの前記想定端子電圧を加算した式をバッテリの充電又は放電終了後から所定時間経過するまでの前記バッテリの端子電圧と前記充電又は放電終了後の経過時間との関係を示す近似式とする近似式算出手段と、を備えたことを特徴とする近似式算出装置に存する。
請求項2記載の発明は、車両に搭載されたバッテリの状態を監視するバッテリ状態監視装置において、請求項1に記載の近似式算出装置と、前記近似式算出手段が算出した近似式を用いて前記所定時間後の前記バッテリの端子電圧を推定する推定手段と、前記推定したバッテリの端子電圧に基づいて前記バッテリの監視を行う監視手段と、を有することを特徴とするバッテリ状態監視装置に存する。
請求項3記載の発明は、車両に搭載されたバッテリの充電又は放電終了後から所定時間経過するまでの前記バッテリの端子電圧と前記充電又は放電終了後の経過時間との関係を示す近似式を算出する近似式算出方法において、前記バッテリの充電又は放電終了後に前記バッテリの端子電圧のサンプリングを行わせる工程と、前記バッテリの充電又は放電終了後の第1期間中にサンプリングされた前記端子電圧から前記端子電圧と前記充電又は放電終了後の経過時間との関係を示す第1累乗近似式を算出すると共に、前記第1期間終了後の第2期間中にサンプリングされた前記端子電圧から前記端子電圧と前記充電又は放電終了後の経過時間との関係を示す第2累乗近似式を算出する工程と、前記第2累乗近似式により求めた前記端子電圧が前記第1累乗近似式により求められる前記所定時間後の前記端子電圧と等しくなるような前記充電又は放電終了後からの経過時間を算出する工程と、前記工程で求めた経過時間及び前記所定時間の差を前記第1期間及び前記第2期間の差で除した値に、前記第1累乗近似式の第1べき数と前記第2累乗近似式の第2べき数との平均、前記第1べき数、及び、前記第2べき数、の何れか一つを乗した値を第3べき数として算出する工程と、前記サンプリングされた前記端子電圧から前記端子電圧及び想定した想定端子電圧の差値と、前記充電又は放電終了後からの経過時間との関係を示す第3累乗近似式を算出する工程と、前記第3累乗近似式のべき数が前記第3べき数となるまで前記想定端子電圧の更新を繰り返して前記第3累乗近似式の算出を繰り返させる工程と、前記べき数が第3べき数となったときの第3累乗近似式に前記べき数が第3べき数となったときの前記想定端子電圧を加算した式をバッテリの充電又は放電終了後から所定時間後までの前記バッテリの端子電圧と前記充電又は放電終了後の経過時間との関係を示す近似式とする工程と、を順次行うことを特徴とする近似式算出方法に存する。
以上説明したように請求項1及び3記載の発明によれば、算出された近似式により求めたバッテリ端子の推定値がバッテリ端子の実測値と精度良くフィッティングした。
請求項2記載の発明によれば、精度良くフィッティングする近似式を用いて推定したバッテリの端子電圧を監視することにより、正確なバッテリの状態を監視することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。本発明は、充電又は放電終了後(例えばイグニッションオフ後)から例えば24時間(=所定時間)経過するまでのバッテリの端子電圧と充電終了後の経過時間との関係を示す近似式を算出する。まず、本発明の基本的な考え方を図1に基づいて説明する。図1は、バッテリの端子電圧Vと、充電終了後の経過時間tを示すグラフである。本発明者らは、充電終了後の30分から60分までの第1期間T1にサンプリングされた端子電圧Vから端子電圧V1(t)と充電終了後の経過時間tとの関係を示す式(2)の第1累乗近似式を算出した。
V1(t)=α1×tβ1 …(2)
(α1:定数、β1:定数)
V1(t)=α1×tβ1 …(2)
(α1:定数、β1:定数)
次に、本発明者らは、充電終了後の60分から90分までの第2期間T2にサンプリングされた端子電圧Vから端子電圧V2(t)と充電終了後の経過時間tとの関係を示す式(3)の第2累乗近似式を算出した。
V2(t)=α2×tβ2 …(3)
(α2:定数、β2:定数)
V2(t)=α2×tβ2 …(3)
(α2:定数、β2:定数)
充電終了後の分極の解消が常時一定ならば、α1=α2、β1=β2となるはずである。しかしながら、実際の端子電圧Vのデータから式(2)、式(3)の第1、第2累乗近似式を求めると、α1≠α2、β1≠β2となることが分かった。よって、実際の分極の解消速度は、第1期間T1、第2期間T2のそれぞれで異なることが分かった。
そこで、解消速度の24時間後の差を解析した。第1期間T1(30分〜60分)と第2期間T2(60分〜90分)の時間差は、30分である。そして、30分の時間差による分極解消速度の違いは、24時間後にはどのくらいの時間差になるか求めた。この時間差を求めるには、式(2)の第1累乗近似式により求めた端子電圧V1(t)が式(3)の第2累乗近似式により求められる24時間後の端子電圧V2(24時間)と等しくなるような充電終了後からの経過時間tnを求めればよいと考えられる。
即ち、下記の式(4)から経過時間tnを求めればよい。
V1(24時間)=V2(tn)…(4)
式(4)から経過時間tnを求めた結果を式(5)に示す。
tn=exp[(1/β1)×ln{(α1/α2)×(24時間)β1}] …(5)
V1(24時間)=V2(tn)…(4)
式(4)から経過時間tnを求めた結果を式(5)に示す。
tn=exp[(1/β1)×ln{(α1/α2)×(24時間)β1}] …(5)
次に、本発明者らは、実測値と精度良くフィッティングする第3累乗近似式を算出すべく、下記の式(6)で求められた値を新たな第3べき数β3として算出した。即ち、上記式(5)で求めた経過時間tn及び24時間の差(tn−24時間)を第1期間T1及び第2期間T2の差30分で除した値に、式(2)に示す第1累乗近似式の第1べき数β1と式(3)に示す第2累乗近似式の第2べき数β2との平均{(β1+β2)/2}を乗じた値を第3べき数β3として算出した。
β3={(tn−24時間)/30分}×{(β1+β2)/2} …(6)
β3={(tn−24時間)/30分}×{(β1+β2)/2} …(6)
一般に、車両に搭載したバッテリの充電が終了した場合、バッテリの開放状態の端子電圧は、濃度分極によって上昇していた分が時間とともに解消して徐々に減少し、所定の端子電圧V(∞)(即ち、無限時間経過後の端子電圧)に漸近するように変化する。このような漸近曲線は一般に累乗式で表される。
よって、式(7)に示すように、バッテリの端子電圧V3(t)及び端子電圧V(∞)の差値と、充電終了からの経過時間tとの関係は、下記の式(7)に示すように、累乗近似式で求めることができる。
V3(t)−V(∞)=α3×tβ3 …(7)
V3(t)−V(∞)=α3×tβ3 …(7)
そこで、本発明者らは、式(6)で求めた既知の第3べき数β3から式(7)に示す近似式の未知の定数α3、端子電圧V(∞)を求めた。以下、上記未知の定数α3、端子電圧V(∞)の求め方について説明する。まず、式(7)の未知の端子電圧V(∞)に何らかの適当な数値に想定した想定端子電圧v(∞)を代入する。次に、第1及び第2期間T1、T2中にサンプリングされたバッテリの端子電圧Vからバッテリの端子電圧V3(t)及び想定端子電圧v(∞)の差値{V3(t)−v(∞)}と、経過時間tとの関係を示す第3累乗近似式α×tβを算出する。
そして、第3累乗近似式α×tβのべき数が式(6)で求めた第3べき数β3となるまで想定端子電圧v(∞)の更新を繰り返して第3累乗近似式α×tβの算出を繰り返す。第3累乗近似式α×tβのべき数が第3べき数β3となったときのα、v(∞)を上記式(7)のα3、端子電圧V(∞)として求める。
なお、想定端子電圧v(∞)を予め定めた回数更新して繰り返し第3累乗近似式α×tβの算出を実行しても、べき数が第3べき数β3とならないことがあるときには、予め定めた回数が実行されたことによってべき数が略第3べき数β3になったと判断し、必要以上に第3累乗近似式を算出処理が繰り返されるのを防止する。
そして、下記の式(8)をバッテリの充電終了から24時間後までのバッテリの端子電圧V3(t)と充電終了後の経過時間tとの関係式を表す近似式とする。
V3(t)=α3×tβ3+V(∞) …(8)
V3(t)=α3×tβ3+V(∞) …(8)
上述した式(8)によれば、べき数が第3べき数β3となったときの第3累乗近似式にべき数が第3べき数β3となったときの想定端子電圧を加算した式を、バッテリの充電終了から24時間後までのバッテリの端子電圧V3(t)と充電終了後の経過時間tとの関係式を表す近似式とすることができる。
上記式(8)の近似式にt=24時間を代入した式(9)を24時間後のバッテリの端子電圧(安定開回路電圧)の推定値を推定する。
V3(24時間)=α3×(24時間)β3+V(∞) …(9)
V3(24時間)=α3×(24時間)β3+V(∞) …(9)
結果を図2〜図8に示す。図2(A)は、開放型の鉛バッテリにおける端子電圧の推定値と実測値とを示すグラフである。図2(B)は、密閉型の鉛バッテリにおける端子電圧の推定値と実測値とを示すグラフである。図中、黒丸が本実施形態で求めた上記式(9)の近似式を用いて推定した結果であり、白丸が従来のようにべき数−0.5固定の累乗近似式を用いて推定した結果である。同図に示すように、べき数を−0.5に固定の従来に比べて推定値と実測値とが一致することが分かった。
また、図3〜図7は各々、周囲温度−30°C、0°C、25°C、45°C、65°Cにおける、本実施形態で求めた近似式を用いて推定したバッテリの端子の推定値と、バッテリの端子の実測値とを示すグラフである。図中、白丸が実測値、実線が推定値を示す。なお、周囲温度−30°C、0°C、25°C、45°C、65°Cの温度の違いによって、式(6)により求めた第3べき数は、例えば−0.5、−0.041、−0.01、−0.043、−0.001と異なった。
同図に示すように、周囲温度−30°C、0°C、25°Cでは、推定値は実測値に非常に良くフィッティングすることが分かった。また、周囲温度65°C、45°Cでは、推定値と実測値との間に多少差はあるものの実用上問題ないレベルであることが分かった。
また、図8(A)は、開放型の鉛バッテリにおける推定誤差と周囲温度との関係を示すグラフである。図8(B)は、密閉型の鉛バッテリにおける推定誤差と周囲温度との関係を示すグラフである。図中、黒丸が本実施形態で求めた式(9)の近似式を用いて推定した結果であり、白丸が従来のようにべき数−0.5固定の累乗近似式を用いて推定した結果である。同図に示すように、周囲温度に変動があっても、べき数−0.5固定の累乗近似式を用いて推定した場合に比べて、本実施形態のように、上記式(9)の近似式を用いて推定した方が推定誤差が小さくなることが分かった。
本発明者らは、図2〜図8に示すように、−0.5≦β3≦−0.001の範囲内において上記のようにして求めた式(8)の近似式から推定した端子電圧の推定値が、充放電終了から24時間経過するまでのバッテリの端子電圧を正確にフィッティングできることを発見し、本発明に係る近似式算出装置を組み込んだバッテリの監視装置を完成するに至った。
次に、本発明の近似式算出装置を組み込んだバッテリ監視装置の構成について説明する。図9は、本発明のバッテリ状態監視装置1の一実施の形態を示すブロック図である。本実施形態のバッテリ状態監視装置1は、エンジン3に加えてモータジェネレータ5を有するハイブリッド車両に搭載されている。
そして、このハイブリッド車両は、通常時はエンジン3の出力のみをドライブシャフト7からディファレンシャルケース9を介して車輪11に伝動して走行させ、高負荷時には、バッテリ13からの電力によりモータジェネレータ5をモータとして機能させて、エンジン3の出力に加えてモータジェネレータ5の出力をドライブシャフト7から車輪11に伝達し、アシスト操作を行わせるように構成されている。
また、このハイブリッド車両は、減速時や制動時にモータジェネレータ5をジェネレータ(発電機)として機能させ、運動エネルギを電気エネルギに変換してバッテリ13を充電させるように構成されている。
同図に示すように、バッテリ状態監視装置1は、電流センサ15と、電圧センサ17(=電圧検出手段)と、マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と略記する。)23を備えている。電流センサ15は、アシスト走行用のモータやセルモータとして機能するモータジェネレータ5等、電装品に対するバッテリ13の放電電流や、ジェネレータとして機能するモータジェネレータ5からのバッテリ13に対する充電電流を検出する。電圧センサ17は、バッテリ13に並列接続した1Mオーム程度の抵抗を有し、バッテリ13の端子電圧Vを検出する。
マイコン23には、上述した電流センサ15及び電圧センサ17がインタフェース回路(以下、「I/F」と略記する。)21を介して接続されている。I/F21は、電流センサ15及び電圧センサ17の出力をA/D変換してマイコン23に供給する。
上記マイコン23は、CPU23a、RAM23b、及び、ROM23cを有している。CPU23aには、RAM23b及びROM23cの他、前記I/F21が接続されている。CPU23aには、上述した図示しないスタータスイッチ、イグニッション(以下IGN)スイッチやアクセサリスイッチ、モータジェネレータ5以外の電装品(負荷)のスイッチ等がさらに接続されている。
前記RAM23bは、各種データ記憶用のデータエリア及び各種処理作業に用いるワークエリアを有しており、前記ROM23cには、CPU23aに各種処理動作を行わせるための制御プログラムが格納されている。
上述した構成のバッテリ状態監視装置1の動作について図10を参照して以下説明する。CPU23aは、まずIGNオフに応じてバッテリ13の状態を監視するために24時間後のバッテリの端子電圧を推定するバッテリ状態監視処理を開始する。バッテリ状態監視処理において、CPU23aは、IGNオフから30分経過すると(ステップS1でY)、サンプリング手段として働き、電圧センサ17を用いてサンプリングを開始する(ステップS2)。サンプリングは、IGNオンから90分経過するまで行われる。
IGNオフから90分経過すると(ステップS3でY)、CPU23aは、第1累乗近似式算出手段として働き、IGNオフから30分〜60分の間である第1期間T1中にサンプリングした端子電圧から、式(2)に示す第1累乗近似式を求める(ステップS4)。
V1(t)=α1×tβ1 …(2)
V1(t)=α1×tβ1 …(2)
次に、CPU23aは、第2累乗近似式算出手段として働き、第1期間T1が終了後のIGNオフから60分〜90分の間である第2期間T2中にサンプリングした端子電圧から、式(3)に示す第2累乗近似式を求める(ステップS5)。
V2(t)=α2×tβ2 …(3)
V2(t)=α2×tβ2 …(3)
次に、CPU23aは、経過時間算出手段として働き、式(2)を用いて24時間後のバッテリ13の端子電圧V1(24時間)を算出し(ステップS6)、式(4)、(5)に示すように、V1(24時間)=V2(tn)となる経過時間tnを算出する(ステップS7)。
V1(24時間)=V2(tn)…(4)
tn=exp[(1/β1)×ln{(α1/α2)×(24時間)β1}] …(5)
V1(24時間)=V2(tn)…(4)
tn=exp[(1/β1)×ln{(α1/α2)×(24時間)β1}] …(5)
その後、CPU23aは、第3べき数算出手段として働き、式(6)に従って新たな第3べき数β3を算出する(ステップS8)。次に、CPU23aは、計算したべき数β3が−0.5≦β3≦−0.001の範囲であれば、べき数β3を用いて式(7)に示す未知の数値である定数α3、端子電圧V(∞)を求める(ステップS9)。具体的には、CPU23aは、第3累乗近似式算出手段として働き、上述したように第1、第2期間T1、T2中にサンプリングした端子電圧と適当な数値に想定した想定端子電圧v(∞)との差値を累乗近似した第3累乗近似式α×tβを算出する。
次に、CPU23aは、更新手段として働き、べき数がステップS8で求めた第3べき数β3に等しくなるまで、想定端子電圧v(∞)の更新を繰り返しながら第3累乗近似式α×tβの算出を繰り返す。そして、CPU23aは、近似式算出手段として働き、第3累乗近似式α×tβのべき数が第3べき数β3となったときのα、想定端子電圧v(∞)をα3、端子電圧V(∞)として求める。そして、式(8)をバッテリ13の充電終了後から24時間後までのバッテリ13の端子電圧と充電終了後の経過時間tとの関係を示す近似式とする。
V3(t)=α3×tβ3+V(∞) …(8)
V3(t)=α3×tβ3+V(∞) …(8)
その後、CPU23aは、推定手段として働き、求めた式(8)にt=24を代入した式(9)から24時間後のバッテリの端子電圧を推定する(ステップS10)。
24時間後のバッテリの端子電圧=α3×(24時間)β3+V(∞) …(8)
24時間後のバッテリの端子電圧=α3×(24時間)β3+V(∞) …(8)
そして、CPU23aは、監視手段として働き、推定した24時間後のバッテリの端子電圧に基づいてバッテリの監視を行った後(ステップS11)、処理を終了する。
なお、フローチャートには記載はないが、決定した第3累乗近似式のべき数がなかなか第3べき数とならないときには、図のフローチャートには示していないが、第3累乗近似式の算出が予め定めた回数行われた時点でのα、v(∞)をα3、端子電圧V(∞)として求めても良い。
上記累乗近似式の決定の仕方を以下に説明する。累乗近似式y=α・xβは、
ln(y)=ln(α)+β・ln(x)
とすることができる。今、ln(y)=Y、ln(α)=A、ln(x)=Xとすると、
Y=A+β・X
という直線の方程式になる。Aとβは回帰分析により求めると次のようになる。
ln(y)=ln(α)+β・ln(x)
とすることができる。今、ln(y)=Y、ln(α)=A、ln(x)=Xとすると、
Y=A+β・X
という直線の方程式になる。Aとβは回帰分析により求めると次のようになる。
近似式と実際のデータとの間の差をεとおくと、
Yi=A+β・Xi+εi(i=1、2、…、n)
とすることができる。εiを全体で最小になるようなAとβを求めればよいことから、εi2の合計が最小になるAとβを求める。
Yi=A+β・Xi+εi(i=1、2、…、n)
とすることができる。εiを全体で最小になるようなAとβを求めればよいことから、εi2の合計が最小になるAとβを求める。
以上は、最小二乗法を記述したもので、最小二乗法によれば、次式によって表される。
δΣεi/δA=0
δΣεi/δβ=0
この連立方程式を解くと、
ΣYi−βΣXi−ΣA=0
ΣXiYi−βΣXi2−AΣXi=0
これにより、
β=(ΣXiYi−nXaYa)/(ΣXi2−nXa2)
A=Ya−βXa
δΣεi/δA=0
δΣεi/δβ=0
この連立方程式を解くと、
ΣYi−βΣXi−ΣA=0
ΣXiYi−βΣXi2−AΣXi=0
これにより、
β=(ΣXiYi−nXaYa)/(ΣXi2−nXa2)
A=Ya−βXa
なお、XiはX軸データ、YiはY軸データ、nはデータ数、XaはXiの平均値、YaはYiの平均値である。上述したように、A=ln(α)であるので、
α=eA
よって、累乗近似式y=α・xβを求めることができる。
α=eA
よって、累乗近似式y=α・xβを求めることができる。
次に、上記想定端子電圧v(∞)の更新の仕方について説明する。充放電終了後の開回路電圧を推定する際に、一般に2分木探索法と呼ばれる方法で想定端子電圧v(∞)を更新する。最初に、v(∞)は、例えば上限想定端子電圧V(Tb)と下限想定端子電圧0と、その中間想定端子電圧V(Tb)/2の場合について累乗近似を行う。
それぞれの近似から求められるD(V(Tb))、D(0)、D(V(Tb)/2)を相互に比較し、中間想定端子電圧V(Tb)/2のべき数が第3べき数β3に等しいか、等しくない場合には、第3べき数に対して大きいか、小さいかの比較を行う。中間想定端子電圧V(Tb)/2のべき数が第3べき数β3でない場合、第3べき数β3となるデータが含まれている範囲、例えば中間端子電圧V(Tb)/2と上限端子電圧V(Tb)との間の範囲について2分割した想定端子電圧(V(Tb)+V(Tb)/2)/2のべき数を算出し、べき数=β3となるまで比較演算を繰り返す。
上述したバッテリ状態監視装置によれば、図2〜図8に示すように、式(6)の第3べき数β3を用いて求めた式(8)で示す近似式を用いれば、バッテリ端子の推定値とバッテリ端子の実測値とが精度良くフィッティングする。それ故、正確なバッテリの状態を監視することができる。
なお、上述した実施形態によれば、新たなβ3は式(6)で求めたいたが、本発明はこれに限ったものではない。第1期間T1、第2期間T2とが近ければ、β1とβ2との値にそれほど差はない。よって、(β1+β2)/2の代わりに、下記に示す式(10)、式(11)に示すようにβ1、β2を用いて求めても良い。
β3={(tn−24時間)/30分}×β1 …(10)
β3={(tn−24時間)/30分}×β2 …(11)
β3={(tn−24時間)/30分}×β1 …(10)
β3={(tn−24時間)/30分}×β2 …(11)
また、上述した実施形態によれば、第1期間T1はIGNオフから30分〜60分、第2期間T2は60分〜90分の間に設定していたが、本発明はこれに限ったものではない。第1期間T1、第2期間T2はIGNオフ後の期間であればいつでもよい。
また、上述した実施形態によれば、充電後の経過時間とバッテリ13の端子電圧との関係を示す累乗近似式を求めていたが、本発明はこれに限ったものではない。放電後も同様に経過時間とバッテリ13の端子電圧との関係を示す累乗近似式を求めることができる。
ただし、放電時はV(∞)>V3(t)となるため、V3(t)及びV(∞)の差値と、放電終了からの経過時間tとの関係は、式(7)ではなく、下記の式(12)に示すようになる。
V(∞)−V3(t)=−α3×tβ3 …(12)
ただし、放電時はV(∞)>V3(t)となるため、V3(t)及びV(∞)の差値と、放電終了からの経過時間tとの関係は、式(7)ではなく、下記の式(12)に示すようになる。
V(∞)−V3(t)=−α3×tβ3 …(12)
よって、バッテリ13の放電終了後から24時間後までのバッテリ13の端子電圧と放電終了後の経過時間tとの関係を近似する近似式は、式(8)ではなく、下記の式(13)となる。
V3(t)=−α3×tβ3+V(∞) …(13)
V3(t)=−α3×tβ3+V(∞) …(13)
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
13 バッテリ
17 電圧センサ(電圧検出手段)
23a CPU(サンプリング手段、第1累乗近似式算出手段、第2累乗近似式算出手段、経過時間算出手段、第3べき数算出手段、第3累乗近似式算出手段、更新手段、近似式算出手段、推定手段、監視手段)
17 電圧センサ(電圧検出手段)
23a CPU(サンプリング手段、第1累乗近似式算出手段、第2累乗近似式算出手段、経過時間算出手段、第3べき数算出手段、第3累乗近似式算出手段、更新手段、近似式算出手段、推定手段、監視手段)
Claims (3)
- 車両に搭載されたバッテリの充電又は放電終了後から所定時間経過するまでの前記バッテリの端子電圧と前記充電又は放電終了後の経過時間との関係を示す近似式を算出する近似式算出装置において、
前記バッテリの端子電圧を検出する電圧検出手段と、
前記バッテリの充電又は放電終了後に前記電圧検出手段に前記バッテリの端子電圧のサンプリングを行わせるサンプリング手段と、
前記サンプリング手段によって前記バッテリの充電又は放電終了後の第1期間中にサンプリングされた前記端子電圧から前記端子電圧と前記充電又は放電終了後の経過時間との関係を示す第1累乗近似式を算出する第1累乗近似式算出手段と、
前記サンプリング手段によって前記第1期間終了後の第2期間中にサンプリングされた前記端子電圧から前記端子電圧と前記充電又は放電終了後の経過時間との関係を示す第2累乗近似式を算出する第2累乗近似式算出手段と、
前記第2累乗近似式により求めた前記端子電圧が前記第1累乗近似式により求められる前記所定時間後の前記端子電圧と等しくなるような前記充電又は放電終了後からの経過時間を算出する経過時間算出手段と、
前記経過時間算出手段により求めた経過時間及び前記所定時間の差を前記第1期間及び前記第2期間の差で除した値に、前記第1累乗近似式の第1べき数と前記第2累乗近似式の第2べき数との平均、前記第1べき数、及び、前記第2べき数、の何れか一つを乗した値を第3べき数として算出する第3べき数算出手段と、
前記サンプリング手段によりサンプリングされた前記端子電圧から前記端子電圧及び想定した想定端子電圧の差値と、前記充電又は放電終了後からの経過時間との関係を示す第3累乗近似式を算出する第3累乗近似式算出手段と、
前記第3累乗近似式算出手段により算出された前記第3累乗近似式のべき数が前記第3べき数算出手段により算出された第3べき数となるまで前記想定端子電圧の更新を繰り返して前記第3累乗近似式算出手段による前記第3累乗近似式の算出を繰り返させる更新手段と、
前記べき数が第3べき数となったときの第3累乗近似式に前記べき数が第3べき数となったときの前記想定端子電圧を加算した式をバッテリの充電又は放電終了後から所定時間経過するまでの前記バッテリの端子電圧と前記充電又は放電終了後の経過時間との関係を示す近似式とする近似式算出手段と、
を備えたことを特徴とする近似式算出装置。 - 車両に搭載されたバッテリの状態を監視するバッテリ状態監視装置において、
請求項1に記載の近似式算出装置と、
前記近似式算出手段が算出した近似式を用いて前記所定時間後の前記バッテリの端子電圧を推定する推定手段と、
前記推定したバッテリの端子電圧に基づいて前記バッテリの監視を行う監視手段と、
を有することを特徴とするバッテリ状態監視装置。 - 車両に搭載されたバッテリの充電又は放電終了後から所定時間経過するまでの前記バッテリの端子電圧と前記充電又は放電終了後の経過時間との関係を示す近似式を算出する近似式算出方法において、
前記バッテリの充電又は放電終了後に前記バッテリの端子電圧のサンプリングを行わせる工程と、
前記バッテリの充電又は放電終了後の第1期間中にサンプリングされた前記端子電圧から前記端子電圧と前記充電又は放電終了後の経過時間との関係を示す第1累乗近似式を算出すると共に、前記第1期間終了後の第2期間中にサンプリングされた前記端子電圧から前記端子電圧と前記充電又は放電終了後の経過時間との関係を示す第2累乗近似式を算出する工程と、
前記第2累乗近似式により求めた前記端子電圧が前記第1累乗近似式により求められる前記所定時間後の前記端子電圧と等しくなるような前記充電又は放電終了後からの経過時間を算出する工程と、
前記工程で求めた経過時間及び前記所定時間の差を前記第1期間及び前記第2期間の差で除した値に、前記第1累乗近似式の第1べき数と前記第2累乗近似式の第2べき数との平均、前記第1べき数、及び、前記第2べき数、の何れか一つを乗した値を第3べき数として算出する工程と、
前記サンプリングされた前記端子電圧から前記端子電圧及び想定した想定端子電圧の差値と、前記充電又は放電終了後からの経過時間との関係を示す第3累乗近似式を算出する工程と、
前記第3累乗近似式のべき数が前記第3べき数となるまで前記想定端子電圧の更新を繰り返して前記第3累乗近似式の算出を繰り返させる工程と、
前記べき数が第3べき数となったときの第3累乗近似式に前記べき数が第3べき数となったときの前記想定端子電圧を加算した式をバッテリの充電又は放電終了後から所定時間後までの前記バッテリの端子電圧と前記充電又は放電終了後の経過時間との関係を示す近似式とする工程と、
を順次行うことを特徴とする近似式算出方法。
Priority Applications (1)
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JP2007097175A JP2008256436A (ja) | 2007-04-03 | 2007-04-03 | 近似式算出装置及びその方法、並びに、バッテリ状態監視装置 |
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-
2007
- 2007-04-03 JP JP2007097175A patent/JP2008256436A/ja not_active Withdrawn
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