JP4588614B2 - バッテリのセルショート検出方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリのセルショートを検出するバッテリのセルショート検出方法および装置に関する。
バッテリを使用している間にバッテリ内部のセル間でショートが発生した場合では、外観上では判断することは不可能であり、一般的には、開回路電圧を経過時間毎に測定し、その変化量から判断する必要がある。
図9に示すように、通常のバッテリの開回路電圧変化は、自己放電により徐々に低下していく。セルショートによる内部リークがある場合は、リーク発生分以上(V2−V1)の電力を消費し、端子電圧低下が大きくなるが、内部リーク発生の判断を行うためには、長時間の開回路電圧測定を行う必要がある。
しかしながら、上述の方法の場合、内部リーク発生の判断には時間を要することになり、事前通知が困難となる。その結果として、エンドユーザーは、バッテリ機能不全となった時点(トラブル発生後)でバッテリ交換を余儀なくされてしまう。
そこで、本発明は、上述の従来の課題に鑑み、比較的短時間でバッテリのセルショートを検出することができるバッテリのセルショート検出方法および装置を提供することを課題としている。
請求項1記載の発明は、バッテリのセルショートを検出するバッテリのセルショート検出方法であって、充電が終了した後、バッテリの開放電圧を所定のサンプリング周期で所定期間の間測定する開放電圧測定ステップと、開放電圧測定ステップで測定した開放電圧を収集する開放電圧収集ステップと、開放電圧収集ステップで収集した開放電圧に対して時間の経過順に予め定めた複数の期間の各期間内の前記開放電圧に基づいて近似された、べき数が−0.5となるかまたは略−0.5となる累乗近似式が漸近する電圧値を各期間の想定開回路電圧として求める想定開回路電圧算出ステップと、想定開回路電圧算出ステップで算出した各期間の想定開回路電圧が、時間の経過と共に減少しかつその減少割合が予め決められた基準レベルを超えていた場合、セルショートが発生していると判定する判定ステップとを含むことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、バッテリのセルショートを検出するバッテリのセルショート検出装置であって、充電が終了した後、バッテリ13の開放電圧を所定のサンプリング周期で所定期間の間測定する開放電圧測定手段23a−1と、開放電圧測定手段23a−1で測定した開放電圧を収集する開放電圧収集手段23bと、開放電圧収集手段23bで収集した開放電圧に対して時間の経過順に予め定めた複数の期間の各期間内の前記開放電圧に基づいて近似された、べき数が−0.5となるかまたは略−0.5となる累乗近似式が漸近する電圧値を各期間の想定開回路電圧として求める想定開回路電圧算出手段23a−2と、想定開回路電圧算出手段23a−2で算出した各期間の想定開回路電圧が、時間の経過と共に減少しかつその減少度合いが予め決められた基準レベルを超えていた場合、セルショートが発生していると判定する判定手段23a−3とを備えていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のバッテリのセルショート検出装置において、前記想定開回路電圧算出手段23a−2は、前記各期間の開放電圧と、想定した想定開回路電圧との差値により、べき数が負である予め定めた累乗近似式を決定し、該決定した累乗近似式のべき数が−0.5となるかまたは略−0.5となるまで、前記累乗近似式の決定を前記想定開回路電圧を更新しながら繰り返し実行することによって、前記累乗近似式が漸近する電圧値を求めることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載のバッテリのセルショート検出装置において、時間をt、未知の係数をα、未知の負のべき数をDとしたとき、前記累乗近似式がα・tD で表されることを特徴とする。
請求項1および2記載の発明によれば、バッテリのセルショート発生を比較的短時間で検出することが可能となり、バッテリの劣化に起因するトラブルを未然に防止することができる。
請求項3記載の発明によれば、バッテリの充電が終了した後、比較的短い時間内に、各期間の累乗近似式の漸近線を各期間の想定開回路電圧として求めることができる。
請求項4記載の発明によれば、累乗近似式α・tD のべき数Dが−0.5になるかまたは略−0.5となったときの想定開回路電圧をその期間の想定開回路電圧とすることができる。
図2は、本発明のバッテリのセルショート検出方法を適用した本発明の一実施形態に係るバッテリのセルショート検出装置の概略構成を一部ブロックにて示す説明図であり、本実施形態のバッテリのセルショート検出装置は、エンジン3に加えてモータジェネレータ5を有するハイブリッド車両に搭載されている。
そして、このハイブリッド車両は、通常時はエンジン3の出力のみをドライブシャフト7からディファレンシャルケース9を介して車輪11に伝達して走行させ、高負荷時には、バッテリ13からの電力によりモータジェネレータ5をモータとして機能させて、エンジン3の出力に加えてモータジェネレータ5の出力をドライブシャフト7から車輪11に伝達し、アシスト走行を行わせるように構成されている。
また、このハイブリッド車両は、減速時や制動時にモータジェネレータ5をジェネレータ(発電機)として機能させ、運動エネルギを電気エネルギに変換してバッテリ13を充電させるように構成されている。
なお、モータジェネレータ5はさらに、図示しないスタータスイッチのオンに伴うエンジン3の始動時に、エンジン3のフライホイールを強制的に回転させるセルモータとして用いられるが、その場合にモータジェネレータ5には、短時間に大きな電流が流される。スタータスイッチのオンによりモータジェネレータ5によってエンジン3が始動されると、イグニッションキー(図示しない)の操作解除に伴って、スタータスイッチがオフになってイグニッションスイッチやアクセサリスイッチのオン状態に移行し、これに伴ってバッテリ13から流れる放電電流は、定常電流に移行する。
本実施形態のバッテリのセルショート検出装置は、アシスト走行用のモータやセルモータとして機能するモータジェネレータ5等、電装品に対するバッテリ13の放電電流Iや、ジェネレータとして機能するモータジェネレータ5からのバッテリ13に対する充放電電流を検出する電流センサ15と、バッテリ13に並列接続した1Mオーム程度の抵抗を有し、バッテリ13の端子電圧Vを検出する電圧センサ17とを備えている。
また、本実施形態のバッテリのセルショート検出装置は、上述した電流センサ15および電圧センサ17の出力がインタフェース回路(以下、「I/F」と略記)21におけるA/D変換後に取り込まれるマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と略記)23をさらに備えている。
そして、マイコン23は、CPU23a、RAM23bおよびROM23cを有しており、このうち、CPU23aには、RAM23bおよびROM23cの他、I/F21が接続されており、また、上述した図示しないスタータスイッチ、イグニッションスイッチやアクセサリスイッチ、モータジェネレータ5以外の電装品(負荷)のスイッチ等が、さらに接続されている。CPU23aは、特許請求の範囲における開放電圧測定手段23a−1、想定開回路電圧算出手段23a−2および判定手段23a−3として働く。
RAM23bは、各種データ記憶用のデータエリアおよび各種処理作業に用いるワークエリアを有しており、ROM23cには、CPU23aに各種処理動作を行わせるための制御プログラムが格納されている。RAM23bは、特許請求の範囲における開放電圧収集手段として働く。
なお、上述した電流センサ15および電圧センサ17の出力である電流値および電圧値は、I/F21を介してマイコン23のCPU23aに取り込まれる。
上述の構成において、本発明は、充電後の開回路電圧を平衡状態になる前に複数の時点で推定し、推定した開回路電圧の変化の度合いによってバッテリ13におけるセルショートの発生の有無を検出する。
そこで、まず充電後の開回路電圧を平衡状態になる前に推定する方法について説明する。この推定方法は、たとえば、特開2002−234408号公報や特開2003−307556号公報で提案されている方法を用いる。
一般に、車両に搭載したバッテリ(鉛酸バッテリ)の充電が終了した場合、バッテリの開放状態での端子電圧(開放電圧)は、濃度分極によって上昇していた分が時間とともに解消するため、図3に示すように、徐々に減少し、たとえば充電終了から24時間経過後のバッテリの平衡状態における端子電圧である開回路電圧OCV(=E0 )に漸近するように変化する漸近曲線の特性を表す。このような漸近曲線は、一般に累乗式で表される。
よって、今、開回路電圧OCV(=E0 )が未知であるとき、図4に示すように、想定した開回路電圧OCV′(=E)を定め、この想定した想定開回路電圧Eを端子電圧V(t)から減算すると、図5に示すように、横軸に漸近する累乗近似式α・tD で表されるようになる。また、拡散現象を累乗近似式α・tD で近似すると、べき数Dが−0.5付近になるとされている。
そこで、バッテリの充電が終了後、図5に示すように、例えば5分の予め定めた時間Taを経過してから、例えば15分の予め定めた時間Tbまでの間のバッテリの開放電圧を測定し、この測定した開放電圧より、想定した想定開回路電圧Eを減算し累乗近似式α・tD を算出する。
一般的に、拡散現象を累乗近似式α・tD で近似すると、べき数Dが−0.5付近になるとされている。充電終了後の開回路電圧の変化は、電解液の拡散によって生じる電圧変化によるものであるとすることができるので、べき数Dが−0.5になるような累乗近似式α・tD が得られたときの想定開回路電圧Eを開回路電圧E0 とみなすことができる。
一般的に、充電が終了した後、予め定めた時間を経過してから一定の時間の間にバッテリの開放電圧を複数回測定し、この測定した開放電圧から、想定した想定開回路電圧を減算した値により、べき数が負である予め定めた累乗近似式を決定し、この決定した累乗近似式のべき数が−0.5となるまで、累乗近似式の決定を想定開回路電圧を更新して繰り返し実行し、べき数が−0.5となったときの想定開回路電圧を開回路電圧と推定すればよい。
なお、想定開回路電圧を予め定めた回数更新して繰り返し実行しても、べき数が−0.5とならないことがあるときには、予め定めた回数が実行されたことによってべき数が略−0.5になったと判断し、このときの想定開回路電圧を開回路電圧と推定し、必要以上に累乗近似式を決定する処理を繰り返すことをなくすことができる。
以上のようにして、充電後の開回路電圧を平衡状態になる前に比較的短時間で推定することができる。
そこで、図6に示すように、車両停止(イグニッション オフ)による充電終了後、徐々に減少するバッテリの開放状態の端子電圧(開放電圧)を測定して、収集し、上述した平衡状態の開回路電圧推定時使用範囲内の開放電圧に対して、時間の経過順に複数の期間(内部リーク(セルショート)検出用想定開回路電圧推定区間)、たとえば、T1,T2,T3を予め定め、各期間T1,T2,T3内でサンプリングされた開放電圧データをそれぞれ用いて、各期間T1,T2,T3における想定開回路電圧V1,V2,V3を、それぞれ上述の方法を用いて算出する。
そして、算出された想定開回路電圧V1,V2,V3の変化の度合いによりバッテリのセルショート(内部リーク)の有無を検出する。すなわち、バッテリのセルショート(内部リーク)が発生していない場合は、各期間T1,T2,T3で算出された想定開回路電圧V1,V2,V3はほぼ同じ値になり、その変化の度合いはほぼ無いに等しくなる(V1≒V2≒V3)。なぜなら、正常時のバッテリの開回路電圧は、平衡状態の開回路電圧推定時使用範囲内において細分化された区間のどこで算出しても、ほぼ同じになるからである。
一方、バッテリのセルショート(内部リーク)が発生している場合は、各期間T1,T2,T3で算出された想定開回路電圧V1,V2,V3は、時間の経過と共に減少し、その変化の度合いは大きくなる(V1>V2>V3)。この変化の度合いが予め決められた基準レベルを超えた場合、バッテリのセルショート(内部リーク)が発生していると判断することができる。なぜなら、図9で説明したように、バッテリのセルショート(内部リーク)が発生している場合の開回路電圧の変化の度合いは、正常時の変化の度合いより大きくなっているからである。
たとえば、基準レベルを100ミリボルト(mV)と設定し、各期間T1,T2,T3で算出された想定開回路電圧V1,V2,V3が時間の経過と共に減少し、その変化の度合い、(V2−V1)、(V3−V2)がいずれも100mVを超えたならば、バッテリのセルショート(内部リーク)が発生していると判断することができる。
次に、ROM23cに格納された制御プログラムに従いCPU23aが行うバッテリのセルショート検出処理を、図7を参照して説明する。
まず、車両停止状態(イグニッション オフ)を検出し(ステップS1)、次に、平衡状態の開回路電圧推定時使用範囲期間の間(たとえば、充電停止後の60分〜90分の間の30分間)一定時間毎(たとえば、1分毎)に、電圧センサ17の出力によりバッテリの端子電圧を開放電圧としてサンプリングして測定し、測定した開放電圧V(t)を収集してRAM23bのデータエリア(記憶手段に相当する)に格納、記憶する(ステップS2)。次に、60〜90分の間の30分間測定した開放電圧V(t)のデータを10分間ずつ細分化した期間を設定する(ステップS3)。この細分化による最初の10分間(充電停止後の60〜70分の間)を期間T1、次の10分間(充電停止後の70〜80分の間)を期間T2、次の10分間(充電停止後の80〜90分の間)を期間T3と設定する。
次に、各期間が定められたら、各期間中に測定した開放電圧を使用して当該期間の想定開回路電圧V1,V2,V3をそれぞれ算出する処理を行う(ステップS4)。この想定開回路電圧算出処理は、全ての期間について終了するまで継続して行われる(ステップS5のN)。
全ての期間の想定開回路電圧V1,V2,V3が算出されたら、期間毎の想定開回路電圧の算出値について、各々の差(V2−V1)、(V3−V2)が規定された基準レベル(たとえば、100mV)を超えているか否かを判定する(ステップS6)。
各々の差(V2−V1)、(V3−V2)が規定された基準レベル(たとえば、100mV)を超えていれば(ステップS6のYes)、次いで、セルショート(内部リーク)発生と判断し(ステップS7)、超えていなければ(ステップS6のNo)、セルショート(内部リーク)なしと判断する(ステップS8)。
また、上述した図7のフローチャート中のステップS4における各期間の想定開回路電圧算出処理は、具体的には、サブルーチンを示す図8のフローチャートにて行われる。
まず、各期間の測定した開放電圧V(t)と、想定した想定開回路電圧Eとの差値、すなわち測定した開放電圧V(t)から想定した想定開回路電圧Eを減算した値を求め(ステップS11)、求めた値f(t)について累乗近似処理を行ってべき数Dが負である予め定めた累乗近似式を決定する(ステップS12)。
累乗近似式が決定したら、次に決定した累乗近似式のべき数Dが−0.5に等しいかどうかを判断し(ステップ13)、この判断の結果、べき数Dが−0.5となっていないときには(ステップS13のN)、想定開回路電圧Eを更新し(ステップS14)、この更新した想定開回路電圧Eについて、上記ステップS11に戻って、測定した開放電圧V(t)から、想定した想定開回路電圧Eを減算する処理を行う。べき数Dが−0.5となったときには(ステップS13のY)、べき数Dが−0.5となったときの想定開回路電圧Eを当該期間の想定開回路電圧(V1,V2,V3)としてRAM23bのデータエリア(記憶手段に相当する)に格納(ステップS15)して一連の処理動作を終了し、図7のフローチャートに戻る。
なお、図8のフローチャートには記載はないが、決定した累乗近似式のべき数がなかなか−0.5とならないときには、累乗近似式の決定が予め定めた回数行われた時点での電圧値を当該期間の想定開回路電圧Eとして求めて一連の処理動作を終らせることもできる。
また、図8のフローチャートでは、1分の一定間隔で測定を行っていることになっているが、1分毎の測定時以外の期間マイコンをスリープ状態にすることもできる。
このように、本発明においては、車両停止後、一定時間の間電圧推移をサンプリングし、充電後の開回路電圧を平衡状態になる前に複数の時点で推定し、推定した開回路電圧の変化の度合いによってバッテリ13におけるセルショートの発生の有無を検出しているので、バッテリのセルショート発生を比較的短時間で検出することが可能となり、バッテリの劣化に起因するトラブル(たとえば、車両のエンジン始動不能など)を未然に防止することができる。
以上の通り、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用が可能である。
たとえば、上述の実施の形態では、平衡状態の開回路電圧推定時使用範囲期間を3つの期間に細分化し、算出した3つの想定開回路電圧の変化の度合いを判定して、セルショートの有無を検出しているが、これにかぎらず、4つ以上の期間に細分化して、4つ以上の算出された想定開回路電圧の変化の度合いを判定してセルショートの有無を検出しても良い。
本発明のバッテリのセルショート検出装置の基本構成を示すブロック図である。 本発明のバッテリのセルショート検出方法を適用した本発明の一実施形態に係るバッテリのセルショート検出装置の概略構成を一部ブロックにて示す説明図である。 充電終了後のバッテリの開放電圧の変化を示すグラフである。 開回路電圧推定方法を説明するために使用するグラフである。 開回路電圧推定方法を説明するために使用する他のグラフである。 セルショート検出方法を説明するためのグラフである。 図2中のマイコンがバッテリのセルショート検出のため予め定めたプログラムに従って行う処理を示すフローチャートである。 図7のフローチャート中のステップS4で実行されるサブルーチンを示すフローチャートである。 従来のセルショート検出を説明するためのグラフである。
符号の説明
23a−1 開放電圧測定手段(CPU)
23b 開放電圧収集手段(RAM)
23a−2 想定開回路電圧算出手段(CPU)
23a−3 判定手段(CPU)

Claims (4)

  1. バッテリのセルショートを検出するバッテリのセルショート検出方法であって、
    充電が終了した後、バッテリの開放電圧を所定のサンプリング周期で所定期間の間測定する開放電圧測定ステップと、
    開放電圧測定ステップで測定した開放電圧を収集する開放電圧収集ステップと、
    開放電圧収集ステップで収集した開放電圧に対して時間の経過順に予め定めた複数の期間の各期間内の前記開放電圧に基づいて近似された、べき数が−0.5となるかまたは略−0.5となる累乗近似式が漸近する電圧値を各期間の想定開回路電圧として求める想定開回路電圧算出ステップと、
    想定開回路電圧算出ステップで算出した各期間の想定開回路電圧が、時間の経過と共に減少しかつその減少割合が予め決められた基準レベルを超えていた場合、セルショートが発生していると判定する判定ステップと
    を含むことを特徴とするバッテリのセルショート検出方法。
  2. バッテリのセルショートを検出するバッテリのセルショート検出装置であって、
    充電が終了した後、バッテリの開放電圧を所定のサンプリング周期で所定期間の間測定する開放電圧測定手段と、
    開放電圧測定手段で測定した開放電圧を収集する開放電圧収集手段と、
    開放電圧収集手段で収集した開放電圧に対して時間の経過順に予め定めた複数の期間の各期間内の前記開放電圧に基づいて近似された、べき数が−0.5となるかまたは略−0.5となる累乗近似式が漸近する電圧値を各期間の想定開回路電圧として求める想定開回路電圧算出手段と、
    想定開回路電圧算出手段で算出した各期間の想定開回路電圧が、時間の経過と共に減少しかつその減少度合いが予め決められた基準レベルを超えていた場合、セルショートが発生していると判定する判定手段と
    を備えていることを特徴とするバッテリのセルショート検出装置。
  3. 請求項2記載のバッテリのセルショート検出装置において、
    前記想定開回路電圧算出手段は、前記各期間の開放電圧と、想定した想定開回路電圧との差値により、べき数が負である予め定めた累乗近似式を決定し、該決定した累乗近似式のべき数が−0.5となるかまたは略−0.5となるまで、前記累乗近似式の決定を前記想定開回路電圧を更新しながら繰り返し実行することによって、前記累乗近似式が漸近する電圧値を求める
    ことを特徴とするバッテリのセルショート検出装置。
  4. 請求項2または3記載のバッテリのセルショート検出装置において、
    時間をt、未知の係数をα、未知の負のべき数をDとしたとき、前記累乗近似式がα・tD で表される
    ことを特徴とするバッテリのセルショート検出装置。
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