JPH0727796A - 電子式電力量計 - Google Patents

電子式電力量計

Info

Publication number
JPH0727796A
JPH0727796A JP5175259A JP17525993A JPH0727796A JP H0727796 A JPH0727796 A JP H0727796A JP 5175259 A JP5175259 A JP 5175259A JP 17525993 A JP17525993 A JP 17525993A JP H0727796 A JPH0727796 A JP H0727796A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
signal
power
converter
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5175259A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Sakoyama
光弘 迫山
Yumi Sato
由美 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5175259A priority Critical patent/JPH0727796A/ja
Publication of JPH0727796A publication Critical patent/JPH0727796A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動調整が可能な電子式電力量計を提供する
ことを目的とする。 【構成】 測定する電力を電圧信号に変換する電力−電
圧変換手段3と、電力−電圧変換手段3からの電圧信号
を周波数信号に変換する電圧−周波数変換手段4と、無
負荷電力時の電圧−周波数変換手段4からの周波数信号
を検出し電圧信号に変換する処理、平滑手段9,8と、
電力−電圧変換手段3と電圧−周波数変換手段4の間に
設けられ、平滑手段8からの電圧信号に基づいて電力−
電圧変換手段3の電圧信号を補正する補正手段7で構成
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動調整ができる電子
式電力量計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子式電力量計の構成を図3に示
す。同図において、測定すべき電力の電圧および電流成
分は、それぞれ変圧器(P・T)1および変流器(C・
T)2にてその電圧および電流各成分に比例した信号に
それぞれ変換される。ついで、変圧器(P・T)1から
の信号および変流器(C・T)2からの信号は、電力−
電圧(W/V)コンバータ3で乗算され、乗算値に比例
した電圧に変換される。この電圧信号は、更に、電圧−
周波数(V/F)コンバータ4で電圧値に比例したパル
ス数に変換される。この場合、V/Fコンバータ4は、
電力が0Wのときパルス数が0パルスに近づくように調
整を行える可変抵抗41を備えている。
【0003】V/Fコンバータ4からのこのパルス信号
はカウンタ5で計数され、この計数値が表示部6で測定
電力量として表示される。
【0004】この種の電子式電力量計の零入力調整は次
のように行う。すなわち、C・T2の入力電流を0に
し、P・T1の電圧のみを入力してV/Fコンバータ4
で変換されるパルス数をオシロスコープ等で計測する。
この際、V/Fコンバータ4のパルス数が0パルスに近
づくように可変抵抗41で調整した後、パルス数が規定
範囲内にあることを確認してからその値を調整者がデー
タ用紙に書き入れるという調整作業を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の電子
式電力量計では、V/Fコンバータ4のパルス数が0パ
ルスに近づくように可変抵抗41を調整しているので、
調整に手間と時間がかかり、非効率的かつ非経済的であ
った。
【0006】本発明の目的は、零入力調整を短時間かつ
正確に行え、自動調整が可能な電子式電力量計を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する本
発明は、測定した電力を電圧信号に変換する電力−電圧
変換手段と、この電力−電圧変換手段からの電圧信号を
周波数信号に変換する電圧−周波数変換手段と、無負荷
電力時の前記電圧−周波数変換手段からの誤差に当る周
波数信号をPWM信号波形に処理するMPU処理手段
と、このMPU処理手段からのPWM信号波形を平滑し
て電圧信号を得る平滑手段と、前記電力−電圧変換手段
と前記電圧−周波数変換手段との間に介在され前記平滑
手段からの電圧信号に基づいて前記電力−電圧変換手段
の電圧信号を補正する補正手段とを有することを要旨と
する。
【0008】
【作用】このような構成において、変換手段が無負荷電
力時であることを検出すると電力−周波数変換手段から
の周波数信号を電圧信号に変換し、この電圧信号に基づ
いて補正手段で電力−電圧変換手段からの電圧信号を補
正するので、誤差を相殺することによって零入力調整を
自動で行うことができる。
【0009】
【実施例】ここで、図1、図2を用いて本発明の実施例
を説明する。図1は、本発明の一実施例に係る電子式電
力量計の構成を示すブロック図である。なお、図1にて
図3と同一部分には同符号を付す。
【0010】図1において、P・T1は測定すべき電力
の電圧成分をその電圧値に相応する信号に変換する変圧
器であり、C・T2は測定すべき電力の電流成分をその
電流値に相応する信号に変換する変流器である。
【0011】P・T1,C・T2の後段に接続されたW
/Vコンバータ3は、P・T1及びC・T2からの信号
を乗算して相応する電圧出力を得る電力−電圧変換手段
のひとつである。
【0012】更に、W/Vコンバータ3の後段に減算器
7を介して接続されたV/Fコンバータ4は、電圧入力
信号を相応する周波数信号であるパルス数に変換する電
圧−周波数変換手段のひとつである。
【0013】MPU9は、V/Fコンバータ4からのパ
ルス信号を計数して、計数値に相応する表示信号を表示
部6へ出力すると共に、C・T2にて検出される電流値
が0Aのとき無負荷調整開始指令を調整指令部10より
受けた場合には、PWM信号出力ポートからデューティ
1:1の方形波を平滑部8に出力するものである。
【0014】平滑部8では、MPU9からのPWM信号
を平滑して電圧信号を減算器7に入力している。
【0015】W/Vコンバータ3とV/Fコンバータ4
との間に介在される減算器7では、平滑部8の直流電圧
信号とW/Vコンバータ3による電圧信号の差分がとら
れ、その差電圧がV/Fコンバータ4に出力されること
になる。
【0016】ここで、上述の無負荷調整開始指令時で
は、C・T2検出値が0AでW/Vコンバータ3出力が
0Vとなり、デューティ1:1の方形波に基づく平滑部
8の出力も0Vのために、V/Fコンバータ4のパルス
信号は0出力のはずであるが、実際にはW/Fコンバー
タ3やV/Fコンバータ4のオフセット電圧が誤差信号
として現われる。このために次に、MPU9ではこのオ
フセット電圧に当るデューティをもったPWM出力信号
を平滑部8に出力する。この結果、平滑部8ではオフセ
ット電圧に当る電圧出力が減算器7に加わることによ
り、電圧補正が行なわれることになる。
【0017】ここで、自動調整につき動作とともに更に
詳細に説明する。
【0018】まず、電子式電力量計の零入力調整につい
ては、調整指令部10からC・T2で検出される電流値
が0Aのとき(すなわち、電力成分が0Wのとき)MP
U9に無負荷調整開始を指令する。すると、MPU9
は、まずPWM信号出力ポートからデューティ比1:1
の方形波を平滑部8に出力する。平滑部8は、デューテ
ィ比1:1の方形波を平滑するため、減算器7へは、電
圧信号0Vを送出する。なお、この時点でのV/Fコン
バータ4から出力されるパルス信号は、前述した如くW
/Vコンバータ3およびV/Fコンバータ4のオフセッ
ト電圧による誤差信号である。
【0019】次にMPU9は、オフセット電圧による誤
差信号を受けタイマカウンタ値により、誤差信号の1周
期の時間を算出する。この1周期の時間により、誤差信
号に当る調整値を算出し調整値に応じてデューティを可
変させ、その誤差信号に相応するデューティのPWM出
力信号を平滑部8に入力する。平滑部8は、デューティ
に比例する電圧信号を減算器7に出力する。減算器7は
W/Vコンバータ3の電圧信号から平滑部8の電圧信号
を減算する。従って、W/Vコンバータ3およびV/F
コンバータ4で変換するときのオフセット電圧の影響に
よる誤差をなくすことができる。すなわち、V/Fコン
バータ4から出力されるパルス信号は0パルスに補正さ
れることになる。
【0020】このようにして、電子式電力量計の無負荷
電力時の誤差がなくなり電力負荷が有る場合の計測電力
量を表すV/Fコンバータ4からのパルス信号は、MP
U9で計数され、表示部6に正確に調整された電力量と
して表示される。
【0021】更に、図2に示すフローにより具体的に説
明するに、まず無負荷電力時(電力成分が0Wのとき)
にMPU9に無負荷調整開始を指令する(ステップ
A)。するとMPU9はデューティ比1:1のPWM出
力信号(方形波出力)を出力し(ステップB)、平滑部
8に送出する。たとえば、この時点でV/Fコンバータ
4の出力パルス信号の1Hzを、MPU9のタイマカウ
ンタ値と割込発生数(割込ステップF)により、W/F
の1周期の時間を算出する(ステップC)。次に1Hz
に相当する調整値を算出し(ステップD)、調整値に応
じてデューティ比を変えて方形波を出力する(ステップ
E)。さらに、その出力は、平滑部8に入力され、直流
電圧1mVに平滑される。(例えば、V/Fコンバータ
4が1V入力時1000Hz出力するとすれば、無負荷
電力時の1Hzは、V/Fコンバータ4の入力電圧1m
Vに相当する。) 平滑部8で出力される1mVは、W/Vコンバータ3の
出力電圧から減算器7で減算され、V/Fコンバータ4
の出力パルス信号は0パルスとなる。このようにして、
1Hz分の誤差をキャンセルするように制御する。
【0022】このように、W/Vコンバータ3およびV
/Fコンバータ4で変換するときのオフセット電圧の影
響による誤差をなくしているので、測定範囲の広い電流
特性において良好な結果を得ることができる。
【0023】また本実施例の減算器7は、平滑部8の電
圧信号とW/V変換手段の差に基づいているならば加算
器であってもよい。
【0024】また、本実施例の無負荷調整開始指令は、
調整指令部10から、零入力調整を行いたいときに人手
でスイッチ等により指令を行なう場合を前提に説明した
が、C・T2から電流値に比例した信号をMPU9で判
定して行ってもよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、無負荷電
力時に電圧−周波数変換手段の周波数を判定して電圧信
号に変換し、この電圧信号に基づいて電力−電圧変換手
段の電圧信号を調整しているので、従来のように手動で
可変抵抗を調整するという煩雑な作業が不要となって調
整コストおよび調整時間を低減し得るとともに、作業ミ
スを防止することができ、効率化および経済化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック構成図である。
【図2】自動調整のためのフローチャートである。
【図3】従来例のブロック構成図である。
【符号の説明】
1 P・T 2 C・T 3 W/Vコンバータ 4 V/Fコンバータ 7 減算器 8 平滑部 9 MPU 10 調整指令部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定した電力を電圧信号に変換する電力
    −電圧変換手段と、 この電力−電圧変換手段からの電圧信号を周波数信号に
    変換する電圧−周波数変換手段と、 無負荷電力時の前記電圧−周波数変換手段からの誤差に
    当る周波数信号をPWM信号波形に処理するMPU処理
    手段と、 このMPU処理手段からのPWM信号波形を平滑して電
    圧信号を得る平滑手段と、 前記電力−電圧変換手段と前記電圧−周波数変換手段と
    の間に介在され前記平滑手段からの電圧信号に基づいて
    前記電力−電圧変換手段の電圧信号を補正する補正手段
    と、 を有する電子式電力量計。
  2. 【請求項2】 無負荷電力時の判定は電流測定変流器か
    らの電流値に相応する信号を検出してMPU処理手段に
    て処理する請求項1記載の電子式電力量計。
JP5175259A 1993-07-15 1993-07-15 電子式電力量計 Pending JPH0727796A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5175259A JPH0727796A (ja) 1993-07-15 1993-07-15 電子式電力量計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5175259A JPH0727796A (ja) 1993-07-15 1993-07-15 電子式電力量計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0727796A true JPH0727796A (ja) 1995-01-31

Family

ID=15993038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5175259A Pending JPH0727796A (ja) 1993-07-15 1993-07-15 電子式電力量計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0727796A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020007007A (ko) * 2000-07-14 2002-01-26 김기형 단위세대용 전자식 전력량계

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020007007A (ko) * 2000-07-14 2002-01-26 김기형 단위세대용 전자식 전력량계

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110907700B (zh) 一种用于直流配网的直流电能表及计量方法
JP2004177228A (ja) 電流計測装置
JPH0727796A (ja) 電子式電力量計
JP2962244B2 (ja) Pcbの受動素子分離測定回路
JP2569248B2 (ja) 電子式電力量計
JPH0627161A (ja) 電子式電力量計
JP2008519400A (ja) 燃料電池を制御するための直流電流の計算
JPH11194842A (ja) 電源装置の制御方法
JP2745621B2 (ja) 開閉器制御装置
US20240012030A1 (en) Current measurement apparatus
JPH0739164A (ja) インバータ出力電圧波形歪み補正装置
JP2698489B2 (ja) 電力量計
JP3265681B2 (ja) 三相交流測定における補正方法
JP2598889Y2 (ja) 三相交流測定装置
JPS6142900A (ja) X線発生装置
JPH0676873U (ja) 高調波測定装置
JPH03216561A (ja) 電子式電力量計
JP3258443B2 (ja) 電力計のオートゼロ装置
KR0118990B1 (ko) 방사선두께 측정센서를 이용한 강판의 두께제어장치 및 그 방법
JPH0361865A (ja) 電子式電力量計
JPH01285881A (ja) 磁性体の鉄損計測装置
JPH08219704A (ja) 変位検出装置
JP2000258476A (ja) 電力量計
JPH10285998A (ja) 同期機の励磁制御装置および交流電気信号検出装置
JPH0648281B2 (ja) 電子式電力量計