JP2698489B2 - 電力量計 - Google Patents
電力量計Info
- Publication number
- JP2698489B2 JP2698489B2 JP3194070A JP19407091A JP2698489B2 JP 2698489 B2 JP2698489 B2 JP 2698489B2 JP 3194070 A JP3194070 A JP 3194070A JP 19407091 A JP19407091 A JP 19407091A JP 2698489 B2 JP2698489 B2 JP 2698489B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- output
- current
- multiplier
- load
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R22/00—Arrangements for measuring time integral of electric power or current, e.g. electricity meters
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子式の電力量計に
おいて、特に、電力量計の誤差の補償に関するものであ
る。
おいて、特に、電力量計の誤差の補償に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来例の構成を図4を参照しながら説明
する。図4は、従来の電力量計を示すブロック図であ
る。図において、従来の電力量計は、負荷電圧入力端子
1と、負荷電流入力端子2と、負荷電圧入力端子1に接
続され例えばPTである分圧器3と、負荷電流入力端子
2に接続され例えばCTである分流器4と、分圧器3お
よび分流器4に接続された乗算器5と、この乗算器5に
接続さた電圧/周波数変換回路(V/F変換回路)6
と、この電圧/周波数変換回路6に接続されたカウンタ
7とから構成されている。
する。図4は、従来の電力量計を示すブロック図であ
る。図において、従来の電力量計は、負荷電圧入力端子
1と、負荷電流入力端子2と、負荷電圧入力端子1に接
続され例えばPTである分圧器3と、負荷電流入力端子
2に接続され例えばCTである分流器4と、分圧器3お
よび分流器4に接続された乗算器5と、この乗算器5に
接続さた電圧/周波数変換回路(V/F変換回路)6
と、この電圧/周波数変換回路6に接続されたカウンタ
7とから構成されている。
【0003】つぎに、上記従来例の動作を図5を参照し
ながら説明する。図5は、従来の電力量計の誤差率を示
す特性図である。最初に、負荷電圧は、分圧器3により
例えば 100V(AC)から5V程度に分圧され、負荷電
流は、分流器4により例えば 120Aから2mAに分流さ
れて、乗算器5に供給される。乗算器5は、分圧および
分流された負荷電圧および負荷電流を乗算して電力を求
める。そして、求めた電力に比例する直流電圧を出力す
る。電圧/周波数変換回路6は、前記直流電圧を周波数
に変換し、カウンタ7は、その周波数をカウントして、
最終的には電力の積算をを求めることができる。しかし
ながら、従来の電力量計は、図5に示すように、負荷電
流の小さい領域で誤差率がマイナス方向に大きい。この
原因は、分流(CT)4が本質的に励磁電流成分を有す
るので、小電流領域での誤差率が大きく、また乗算器5
も小電流領域のオフセットが大きいためである。
ながら説明する。図5は、従来の電力量計の誤差率を示
す特性図である。最初に、負荷電圧は、分圧器3により
例えば 100V(AC)から5V程度に分圧され、負荷電
流は、分流器4により例えば 120Aから2mAに分流さ
れて、乗算器5に供給される。乗算器5は、分圧および
分流された負荷電圧および負荷電流を乗算して電力を求
める。そして、求めた電力に比例する直流電圧を出力す
る。電圧/周波数変換回路6は、前記直流電圧を周波数
に変換し、カウンタ7は、その周波数をカウントして、
最終的には電力の積算をを求めることができる。しかし
ながら、従来の電力量計は、図5に示すように、負荷電
流の小さい領域で誤差率がマイナス方向に大きい。この
原因は、分流(CT)4が本質的に励磁電流成分を有す
るので、小電流領域での誤差率が大きく、また乗算器5
も小電流領域のオフセットが大きいためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記説明のように従来
の電力量計では、軽負荷領域で誤差率が大きいという問
題点があった。この発明は、上記の問題点を解決するた
めになされたもので、軽負荷領域での誤差率を補償する
ことができる電力量計を得ることを目的とする。
の電力量計では、軽負荷領域で誤差率が大きいという問
題点があった。この発明は、上記の問題点を解決するた
めになされたもので、軽負荷領域での誤差率を補償する
ことができる電力量計を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電力量計
は、以下に述べるような手段を備えたものである。 (1)負荷電圧を分圧する分圧器。 (2)負荷電流を分流する分流器。 (3)上記分圧器の出力を所定の矩形波に波形整形する波
形整形回路。 (4)上記分流器の出力と矩形波とを加算する加算器。 (5)この加算器の出力と上記分圧器の出力とを乗算する
乗算器。 (6)この乗算器の出力を周波数に変換する電圧/周波数
変換回路。 (7)上記周波数をカウントするカウンタ。
は、以下に述べるような手段を備えたものである。 (1)負荷電圧を分圧する分圧器。 (2)負荷電流を分流する分流器。 (3)上記分圧器の出力を所定の矩形波に波形整形する波
形整形回路。 (4)上記分流器の出力と矩形波とを加算する加算器。 (5)この加算器の出力と上記分圧器の出力とを乗算する
乗算器。 (6)この乗算器の出力を周波数に変換する電圧/周波数
変換回路。 (7)上記周波数をカウントするカウンタ。
【0006】
【作用】この発明においては、分流器の励磁電流および
乗算器のオフセットに相当するマイナス誤差の補償成分
を、分圧器の出力から波形整形回路により所定の矩形波
に生成して分流器の出力に加算することにより、軽負荷
領域におけるマイナス誤差を補償する。
乗算器のオフセットに相当するマイナス誤差の補償成分
を、分圧器の出力から波形整形回路により所定の矩形波
に生成して分流器の出力に加算することにより、軽負荷
領域におけるマイナス誤差を補償する。
【0007】
実施例1.この発明の実施例の構成を図1および図2を
参照しなが説明する。図1は、この発明の一実施例を示
すブロック図であり、負荷電圧入力端子1ないしカウン
タ7は上記従来計器のものと全く同一である。図1にお
いて、この発明の一実施例は、上記従来計器のものと全
く同一のものと、分圧器3に接続された波形整形回路8
と、一方の入力側が分流器4に接続され、他方の入力側
が波形整形回路8に接続され、かつ、出力側が乗算器5
に接続された例えばOPアンプである加算器9とから構
成されている。
参照しなが説明する。図1は、この発明の一実施例を示
すブロック図であり、負荷電圧入力端子1ないしカウン
タ7は上記従来計器のものと全く同一である。図1にお
いて、この発明の一実施例は、上記従来計器のものと全
く同一のものと、分圧器3に接続された波形整形回路8
と、一方の入力側が分流器4に接続され、他方の入力側
が波形整形回路8に接続され、かつ、出力側が乗算器5
に接続された例えばOPアンプである加算器9とから構
成されている。
【0008】上記構成において、図2は、波形整形回路
8および加算器9の一実施例を示す回路図である。図に
おいて、波形整形回路8は、反転入力端子が分圧器3に
接続され、かつ、非反転入力端子が基準電位に接続され
た抵抗82に接続された演算増幅器81と、この演算増幅81
の非反転入力端子と出力端子との間に接続された抵抗83
と、演算増幅器81の出力端子に接続された抵抗84とから
構成されている。また、加算器9は、反転入力端子が波
形整形回路8の抵抗84および分流器4に接続され、非反
転入力端子が基準電位に接続され、かつ、出力端子が乗
算器5に接続された演算増幅器91と、この演算増幅器91
の反転入力端子と出力端子との間に接続された抵抗92と
から構成されている。
8および加算器9の一実施例を示す回路図である。図に
おいて、波形整形回路8は、反転入力端子が分圧器3に
接続され、かつ、非反転入力端子が基準電位に接続され
た抵抗82に接続された演算増幅器81と、この演算増幅81
の非反転入力端子と出力端子との間に接続された抵抗83
と、演算増幅器81の出力端子に接続された抵抗84とから
構成されている。また、加算器9は、反転入力端子が波
形整形回路8の抵抗84および分流器4に接続され、非反
転入力端子が基準電位に接続され、かつ、出力端子が乗
算器5に接続された演算増幅器91と、この演算増幅器91
の反転入力端子と出力端子との間に接続された抵抗92と
から構成されている。
【0009】つぎに、上記実施例の動作を、図2に付記
した波形と、誤差率を示した特性図(図3)を参照しな
がら説明する。図2に示すように、分圧器3の出力電
圧、及び分流器4の出力電流は負荷電圧、負荷電流に比
例した計測に適したレベルに変換された交流波形となっ
ている。波形整形回路8は、分圧器3の出力電圧を基準
電位に基づいて、分圧器3の出力電圧と同位相の矩形波
に波形整形して、抵抗84を通じて電流成分にして加算器
9に供給する。この加算器9へ供給される電流成分の大
きさは分流器の励磁電流および乗算器5のオフセットに
相当する大きさに設定してやる。これは抵抗84の値を適
宜に選定または調整することで可能である。加算器9は
分流器4の出力電流と波形整形回路8からの矩形波成分
とを重畳加算して乗算器5に供給する。乗算器5は分圧
された負荷電圧と加算器9で加算された電流とを乗算し
て電力を求める。そして、求めた電力に比例する直流電
圧を出力する。このように、加算される波形整形回路8
からの矩形波電流成分はプラス側の一定値であるため矩
形波電流成分のみの誤差率は図3に示すように、プラス
側の誤差率であり、一方、分流器の励磁電流および乗算
器5のオフセットはマイナス側の誤差率である。従っ
て、乗算器5での乗算結果の総合誤差率は双方で相殺さ
れるので誤差率が改善される。とくに誤差率算定の分母
となる負荷電流が小電流(軽負荷)領域においては、そ
の値が小さいので小電流(軽負荷)領域における誤差率
の改善は大きくなる。
した波形と、誤差率を示した特性図(図3)を参照しな
がら説明する。図2に示すように、分圧器3の出力電
圧、及び分流器4の出力電流は負荷電圧、負荷電流に比
例した計測に適したレベルに変換された交流波形となっ
ている。波形整形回路8は、分圧器3の出力電圧を基準
電位に基づいて、分圧器3の出力電圧と同位相の矩形波
に波形整形して、抵抗84を通じて電流成分にして加算器
9に供給する。この加算器9へ供給される電流成分の大
きさは分流器の励磁電流および乗算器5のオフセットに
相当する大きさに設定してやる。これは抵抗84の値を適
宜に選定または調整することで可能である。加算器9は
分流器4の出力電流と波形整形回路8からの矩形波成分
とを重畳加算して乗算器5に供給する。乗算器5は分圧
された負荷電圧と加算器9で加算された電流とを乗算し
て電力を求める。そして、求めた電力に比例する直流電
圧を出力する。このように、加算される波形整形回路8
からの矩形波電流成分はプラス側の一定値であるため矩
形波電流成分のみの誤差率は図3に示すように、プラス
側の誤差率であり、一方、分流器の励磁電流および乗算
器5のオフセットはマイナス側の誤差率である。従っ
て、乗算器5での乗算結果の総合誤差率は双方で相殺さ
れるので誤差率が改善される。とくに誤差率算定の分母
となる負荷電流が小電流(軽負荷)領域においては、そ
の値が小さいので小電流(軽負荷)領域における誤差率
の改善は大きくなる。
【0010】この発明の一実施例は、上記説明のように
波形整形回路8を備えているので、電圧成分を同相の矩
形波として電流入力回路へ入力し、負荷電圧の変動の影
響が少ない軽負荷補償を行うことができる。つまり誤差
率の直線性を改善することができるという効果を奏す
る。また、安価なCT・OPアンプなどで電力量計を構
成することができる。さらに、潜動(クリープ)を防止
することができる。なお、乗算器5と電圧/周波数変換
回路6とを一体にして電力/周波数変換回路に構成して
も同様の機能を得られる。
波形整形回路8を備えているので、電圧成分を同相の矩
形波として電流入力回路へ入力し、負荷電圧の変動の影
響が少ない軽負荷補償を行うことができる。つまり誤差
率の直線性を改善することができるという効果を奏す
る。また、安価なCT・OPアンプなどで電力量計を構
成することができる。さらに、潜動(クリープ)を防止
することができる。なお、乗算器5と電圧/周波数変換
回路6とを一体にして電力/周波数変換回路に構成して
も同様の機能を得られる。
【0011】
【発明の効果】この発明は、上記説明のように、負荷電
圧を分圧する分圧器と、負荷電流を分流する分流器と、
上記分圧器の出力を波形整形する波形整形回路と、上記
分圧器の出力と上記分流器および波形整形回路の加算出
力とを乗算して電力に比例した周波数を有するパルス列
を出力する電力/周波数変換回路と、上記周波数をカウ
ントするカウンタを備えたので、軽負荷領域での誤差率
を補償することができるという効果を奏する。
圧を分圧する分圧器と、負荷電流を分流する分流器と、
上記分圧器の出力を波形整形する波形整形回路と、上記
分圧器の出力と上記分流器および波形整形回路の加算出
力とを乗算して電力に比例した周波数を有するパルス列
を出力する電力/周波数変換回路と、上記周波数をカウ
ントするカウンタを備えたので、軽負荷領域での誤差率
を補償することができるという効果を奏する。
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例の波形整形回路および加算
器を示す回路図である。
器を示す回路図である。
【図3】この発明の一実施例の誤差率を示す特性図であ
る。
る。
【図4】従来の電力量計を示すブロック図である。
【図5】従来の電力量計の誤差率を示す特性図である。
1 負荷電圧入力端子 2 負荷電流入力端子 3 分圧器 4 分流器 5 乗算器 6 電圧/周波数変換回路 7 カウンタ 8 波形整形回路 9 加算器
Claims (1)
- 【請求項1】 負荷電圧を分圧する分圧器、負荷電流を
分流する分流器、上記分圧器の出力を所定の矩形波に波
形整形する波形整形回路、上記矩形波と上記分流器の出
力を加算出力する加算器、この加算器の出力と上記分圧
器の出力とを乗算する乗算器、この乗算器の出力を周波
数に変換する電圧/周波数変換回路、並びに上記周波数
をカウントするカウンタを備えたことを特徴とする電力
量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3194070A JP2698489B2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 電力量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3194070A JP2698489B2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 電力量計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534384A JPH0534384A (ja) | 1993-02-09 |
JP2698489B2 true JP2698489B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=16318465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3194070A Expired - Lifetime JP2698489B2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 電力量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2698489B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002037126A1 (fr) * | 2000-11-01 | 2002-05-10 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Watt-heuremetre electronique |
-
1991
- 1991-08-02 JP JP3194070A patent/JP2698489B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0534384A (ja) | 1993-02-09 |
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