JPH0798326A - 半導体センサ及びその製造方法 - Google Patents

半導体センサ及びその製造方法

Info

Publication number
JPH0798326A
JPH0798326A JP24146193A JP24146193A JPH0798326A JP H0798326 A JPH0798326 A JP H0798326A JP 24146193 A JP24146193 A JP 24146193A JP 24146193 A JP24146193 A JP 24146193A JP H0798326 A JPH0798326 A JP H0798326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor
sensor
polymer film
manufacturing
integrated circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24146193A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazushi Fukuniwa
一志 福庭
Shintaro Hata
信太郎 畑
Toshimi Okazaki
俊実 岡崎
Yasuhide Kuroda
康秀 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP24146193A priority Critical patent/JPH0798326A/ja
Publication of JPH0798326A publication Critical patent/JPH0798326A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pressure Sensors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサ構造部の破壊を防止すると共に梁の厚
さ制御(管理)を容易とする。 【構成】 半導体質量体を梁により半導体基板で支持す
るセンサ構造部を有する半導体センサの製造方法におい
て、半導体基板上に梁となる高分子膜を形成し、その
後、半導体質量体の梁の残した状態で半導体構造部を周
囲の半導体基板から切り離すためのエッチングを行う。
この際、高分子膜を形成した後、高分子膜上に梁となる
部分を残してヒータ線を形成し、上記エッチングを行っ
た後、ヒータ線に通電して高分子膜を加熱蒸発させるこ
とが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体センサ及びその
製造方法に係わり、特に自動車の車両制御等に用いられ
る加速度センサに適用可能な半導体センサ及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車両制御において、車両の加速
度が制御情報として用いられることが多い。この車両の
加速度を測定するために加速度センサが用いられる。こ
の加速度センサとして従来は機械式のものが用いられて
いたが、最近では、小型で安価な半導体センサが用いら
れることが増えている。半導体センサは、集積回路の製
作技術を用いてシリコンなどの半導体基板上に製作され
るため、集積回路と同様に、小型軽量のセンサを大量に
製作するのに適している。また、集積回路と同一材料で
製作されるため、回路製作工程との整合性も比較的良
く、また信号処理回路とセンサを集積化することも比較
的容易である。次に図1を参照して従来の半導体センサ
の製造プロセスを説明する。先ず、(a)工程におい
て、シリコン基板1上に不純物2を拡散させ、その後、
(b)工程において、CVD膜3を形成する。このよう
にして、シリコン基板1上に集積回路4が形成される。
次に、(c)工程において、保護膜であるりんガラス膜
6がCVDにより形成する。
【0003】その後、(d)工程において、保護膜であ
るりんガラス膜6をエッチングして、異方性エッチング
を行う部分にエッチング用窓8を形成する。次に、
(e)工程において、KOH溶液などを用いて、シリコ
ン基板1を結晶方位に応じてエッチングする。次に、
(f)工程において、ウエハ10をチップ12毎に切り
離す。次に、(g)工程において、チップ12をパッケ
ージ14に固定し、(h)工程において、チップ12と
パッケージ14間をワイヤボンディングで金線16によ
り配線し、最後に、(i)工程において、パッケージ1
4にシールを行い、半導体センサ18が完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
製造プロセスで製作された半導体センサは、構造的に問
題があり、そのため、製造プロセス途中で壊れることが
多く、また製造終了後も過度の入力によってセンサチッ
プが破壊されることがあった。このような問題を解決す
るため、特開昭62−190748号公報には、製造途
中でセンサの片持梁を薄膜で仮り止めしておき、最終工
程に近い工程でレーザ光線でこの薄膜を焼き切るように
した半導体センサの製造方法が提案されている。しかし
がながら、上記の公報に記載のものでは、センサチップ
をパッケージングする前に処理する必要があり、製品の
輸送途中やその後の工程での破損を防止することができ
ない。また、半導体センサの製造プロセスにおいては、
集積回路を製作した後にセンサ構造部(基板が梁を介し
て半導体質量体を支持するようにした構造部)を製作す
ることが一般的であるが、センサ構造部を製作する工程
で用いるエッチング液が集積回路を汚染することがあ
り、このため保護膜が必要であった。
【0005】そこで、本発明は、従来の技術の欠点を解
決するためになされたものであり、センサ構造部の破壊
をセンサ製作工程のみならず、その後の工程である輸送
工程、組み付け工程等においてもセンサ構造部の破壊を
防止することができる半導体センサ及びその製造方法を
提供することを目的としている。また、本発明は、セン
サ製作工程中に集積回路部をエッチング液から保護する
ことができる半導体センサ及びその製造方法を提供する
ことを目的としている。さらに、本発明は、梁の厚さ制
御(管理)を容易に行うことができる半導体センサ及び
その製造方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、半導体基板上に形成された半導体センサ
において、半導体質量体を梁により半導体基板で支持す
るセンサ構造部を有し、このセンサ構造部の梁を高分子
膜により形成したことを特徴としている。このように構
成された本発明の半導体センサにおいては、センサ構造
体を形成する梁を高分子膜により形成するようにしたた
め、梁の厚さの制御(管理)を容易に行うことができ
る。また、本発明においては、上記半導体基板上のセン
サ構造部の近傍に集積回路が形成され、上記高分子膜が
この集積回路を保護する保護膜となることが好ましい。
このため、半導体基板上のセンサ構造部の近傍に形成さ
れた集積回路が高分子膜により保護される。これによ
り、エッチング液による汚染が防止される。また本発明
は、半導体質量体を梁により半導体基板で支持するセン
サ構造部を有する半導体センサの製造方法において、半
導体基板上に梁となる高分子膜を形成し、その後、半導
体質量体の梁の残した状態で半導体構造部を周囲の半導
体基板から切り離すためのエッチングを行うことを特徴
としている。
【0007】このように構成された本発明においては、
センサ構造体を形成する梁を高分子膜で形成するように
したため、梁の厚さの制御(管理)を容易に行うことが
できる。また、本発明においては、高分子膜を形成した
後、高分子膜上に梁となる部分を残してヒータ線を形成
し、上記エッチングを行った後、ヒータ線に通電して高
分子膜を加熱蒸発させることが好ましい。このため、例
えばセンサを製品に組み付け後、このようにヒータ線に
通電して高分子膜を加熱蒸発させることを行えば、セン
サ構造部の破壊をセンサ製作工程のみならず、その後の
工程である組み付け工程等においてもセンサ構造部の破
壊を防止することができる。さらに、本発明において
は、上記半導体基板上のセンサ構造部の近傍に集積回路
を形成した後、この集積回路及びセンサ構造部を含む領
域に高分子膜を形成することが好ましい。これにより、
半導体基板上のセンサ構造部の近傍に形成された集積回
路が高分子膜により保護され、エッチング液による汚染
が防止される。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例について添付図面を参
照して説明する。先ず、図2を参照して本発明の半導体
センサ及びその製造方法の一実施例について説明する。
先ず、(a)工程において、シリコン基板1上に不純物
2を拡散させ、その後、(b)工程において、CVD膜
3を形成する。このようにして、シリコン基板1上に集
積回路4が形成される。ここまでの工程は、上記の従来
の技術と同様である。次に、(c)工程において、保護
膜である高分子膜20をシリコン基板1及び集積回路4
を含む領域に塗布・キュアリング等により形成する。こ
こで、高分子膜20は、ポリイミド等であり、エッチン
グ液により浸食されることがない高分子材料が用いられ
る。また、高分子膜20は、レジスト等と同様に、スピ
ナーで塗布される。その後、シリコン基板1の裏面に形
成された高分子膜20にフォトリソグラフィによりエッ
チング用窓22を形成する。ここで、高分子膜20は、
後述するセンサ構造部の一部を構成する梁として機能す
る。次に、(d)工程において、高分子膜20上に、こ
の高分子膜20の所定の部分を加熱蒸発させるためのヒ
ータ線24の配線する。このヒータ線24には、Ni−
Cr膜を用いる。ヒータ線24を配線した後、高分子膜
20にフォトリソグラフィにより所定のパターン(図示
せず)を形成する。次に(e)において、ヒータ線24
に電流を流すための配線をアルミニウム26により行
う。このようにして、高分子膜20上に、リータ線24
及びアルミニウム26の配線を行った後、(f)工程に
おいて、KOH溶液などを用いて、シリコン基板1を結
晶方位に応じて異方性エッチングを行う。この異方性エ
ッチングにより、将来半導体センサの一部を形成する半
導体質量体28とこの半導体質量体28をシリコン基板
1により支持するために梁30を形成する。このよう
に、このエッチング工程は、従来の工程(図1の(e)
工程)とは異なり、従来のセンサにおいて梁となってい
たシリコン基板1の部分もエッチングし、高分子膜20
によりセンサ構造部の梁を形成するようにしている。
【0009】次に、(g)工程において、ダイシングを
行いウエハ32をチップ34毎に切り離す。次に、
(h)工程において、チップ34をパッケージ36に固
定し、(i)工程において、チップ34とパッケージ3
6をワイヤボンディングで金線38により配線し、その
後に、(j)工程において、パッケージ36にシールを
行う。本実施例では、この(j)工程の後、半導体セン
サの輸送及び製品への組付工程を実施し、この後、最終
工程である(k)工程を実施する。即ち、アルミニウム
26の配線によりヒータ線24に大きな電流を流して加
熱し、ヒータ線24の下にある高分子膜20の部分のみ
を蒸発させる。この工程によって、高分子膜20の梁3
0となる部分を残した状態で、センサ構成部の質量体2
8とその周囲のシリコン基板1aを切り離し、片持梁の
センサ構造部38を形成し、最終的に半導体センサが完
成する。図3は、図2の(g)工程後で(k)工程前の
センサチップ34を示す斜視図である。この図3におい
て、1はシリコン基板であり、このシリコン基板1上に
高分子膜20が形成されている。この高分子膜20上に
は、梁30となる部分を残してヒータ線26が配線さ
れ、このヒータ線26には、アルミニウム26が配線さ
れている。センサチップ34は、この状態で、製品に組
付され、その後、上述したように、(k)工程におい
て、高分子膜20の梁30となる部分を残した状態で、
センサ構成部の質量体28とその周囲のシリコン基板1
aを切り離し、片持梁のセンサ構造部38を形成し、最
終的に半導体センサが完成する。
【0010】このように、本発明の実施例においては、
先ず、製品に組み付けた後、最終的にセンサ構造部38
を形成するようにしたので、センサ構造体38の梁30
の破損を確実に防止することができる。また、センサ構
造部38の近傍のシリコン基板1上に集積回路4を形成
すると共にセンサ構造部38及び集積回路4を高分子膜
20により覆って保護するようにしたため、集積回路4
がエッチング液中イオンによって汚染されることがな
い。さらに、高分子膜20によりセンサ構造部38の梁
30を形成するようにしたため、シリコン基板をエッチ
ングにより残して梁を形成する従来のものと比較し、梁
30の厚さの制御が容易となる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体セン
サ及びその製造方法によれば、センサ構造部の破損を防
止できると共に梁の厚さの管理を容易に行うことができ
る。また、センサ構造部の近傍に形成された集積回路を
高分子膜により覆ったため、エンチング液による汚染を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の半導体センサの製造プロセスを示す各工
程図
【図2】本発明の半導体センサを製造するための製造プ
ロセスを示す各工程図
【図3】本発発明の半導体センサを製造する製造工程に
おけるセンサチップを示す斜視図
【符号の説明】
1 シリコン基板 4 集積回路 20 高分子膜 24 ヒータ線 26 アルミニウム 28 質量体 30 梁 34 センサチップ 38 センサ構成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒田 康秀 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成された半導体センサ
    において、 半導体質量体を梁により半導体基板で支持するセンサ構
    造部を有し、このセンサ構造部の梁を高分子膜により形
    成したことを特徴とする半導体センサ。
  2. 【請求項2】 上記半導体基板上のセンサ構造部の近傍
    に集積回路が形成され、上記高分子膜がこの集積回路を
    保護する保護膜となることを特徴とする請求項1記載の
    半導体センサ。
  3. 【請求項3】 半導体質量体を梁により半導体基板で支
    持するセンサ構造部を有する半導体センサの製造方法に
    おいて、 半導体基板上に梁となる高分子膜を形成し、その後、半
    導体質量体の梁の残した状態で半導体構造部を周囲の半
    導体基板から切り離すためのエッチングを行うことを特
    徴とする半導体センサの製造方法。
  4. 【請求項4】 高分子膜を形成した後、高分子膜上に梁
    となる部分を残してヒータ線を形成し、上記エッチング
    を行った後、ヒータ線に通電して高分子膜を加熱蒸発さ
    せることを特徴とする請求項3記載の半導体センサの製
    造方法。
  5. 【請求項5】 上記半導体基板上のセンサ構造部の近傍
    に集積回路を形成した後、この集積回路及びセンサ構造
    部を含む領域に高分子膜を形成したことを特徴とする請
    求項4記載の半導体センサの製造方法。
JP24146193A 1993-09-28 1993-09-28 半導体センサ及びその製造方法 Pending JPH0798326A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24146193A JPH0798326A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 半導体センサ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24146193A JPH0798326A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 半導体センサ及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0798326A true JPH0798326A (ja) 1995-04-11

Family

ID=17074668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24146193A Pending JPH0798326A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 半導体センサ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0798326A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007510554A (ja) * 2003-11-03 2007-04-26 アイディーシー、エルエルシー リリースされていない薄膜部分を有するmems装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007510554A (ja) * 2003-11-03 2007-04-26 アイディーシー、エルエルシー リリースされていない薄膜部分を有するmems装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3970943B2 (ja) 薄膜の上に集積部品を製造する方法
US6810736B2 (en) Semiconductor dynamic sensor having circuit chip mounted on package case with adhesive film interposed
US6465158B1 (en) Semiconductor wafer dividing method
EP2259301B1 (en) Method for preparing and assembling substrates
JP2001168221A (ja) コンポーネントおよび製造方法
JP2002500961A (ja) マイクロメカニックな構造エレメント
US5202281A (en) Method of manufacturing silicon semiconductor acceleration sensor devices
US5895853A (en) Semiconductor acceleration sensor
EP1420437A4 (en) PROCESS FOR PRODUCING SEMICONDUCTOR FINE FILM, PROCESS FOR PRODUCING SEMICONDUCTOR DEVICE, SEMICONDUCTOR DEVICE, INTEGRATED CIRCUIT, ELECTROOPTIC DEVICE, AND ELECTRONIC APPARATUS
JP3463398B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0798326A (ja) 半導体センサ及びその製造方法
JP2561735B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法
JP3612723B2 (ja) 半導体力学量センサの製造方法
JP3634534B2 (ja) 本体内に含まれた電子装置の分離方法
KR100787217B1 (ko) Mems 구조물 및 그 제조방법
JP2003315187A (ja) 力学量検出装置の製造方法
US7256128B2 (en) Method of double-sided etching
US6309899B1 (en) Method and system for removing a die from a semiconductor package
JPH06151887A (ja) 半導体加速度センサの製造方法
JP3329551B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH06267804A (ja) 貼り合わせ半導体基板及びその製造方法
JP2658991B2 (ja) 封管熱処理方法
KR100365100B1 (ko) 마이크로센서의 밀봉 패캐지 방법
JPH0835982A (ja) 半導体加速度センサの製造方法
US20060016547A1 (en) System and method for transferring structured material to a substrate