JPH0798024B2 - 穀類処理装置 - Google Patents

穀類処理装置

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JPH0798024B2
JPH0798024B2 JP62062196A JP6219687A JPH0798024B2 JP H0798024 B2 JPH0798024 B2 JP H0798024B2 JP 62062196 A JP62062196 A JP 62062196A JP 6219687 A JP6219687 A JP 6219687A JP H0798024 B2 JPH0798024 B2 JP H0798024B2
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steam
rice
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tank
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JP62062196A
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JPS63229008A (ja
Inventor
賢治 堀
清行 大場
剛 杉村
Original Assignee
株式会社ホリケン
株式会社ヰセキエンジニアリング
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、穀類炊飯用穀類処理装置に係るものである。
(従来技術) 従来、穀類に高温の飽和蒸気を供給する一次蒸し工程
と、貯水タンクおよび移送板を回転体の外周面に放射状
に設けた移送装置を有する浸水工程と、該浸水工程を経
た穀類に高温の飽和蒸気を供給する二次蒸し工程を備え
た穀類処理装置は特開昭61−199820号公報に記載されて
いる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前記公報に開示された二次浸漬部の加熱
水槽とスクレーパコンベアは水平部と傾斜部を有する構
成としているので、浸漬時間が長く、赤飯とかせんべい
を作るには時間が長く不適当であった。
そこで、時間の調節が簡単にでき、かつ構成が簡単にな
るようにしたものである。
(問題を解決するための手段) この発明は、簡単な構成でもって穀類を浸水できる穀類
処理装置を提供するものであって、つぎのような技術的
手段を講じた。
即ち、穀類に高温の飽和蒸気を供給する一次蒸し工程A
と、円弧形状の案内面1を有する貯水タンク2、および
回転時に先端が前記案内面1に添って回動する移送板3
を回転体4の外周面に放射状に設けた移送装置5を有す
る浸水工程Bと、該浸水工程Bを経た穀類に高温の飽和
蒸気を供給する二次蒸し工程Cを備えた穀類処理装置と
したものである。
(作用) 一次蒸し工程Aで高温の飽和蒸気を浴びてから貯水タン
ク2内に供給された穀類は、回転する移送装置5の移送
板3によって円弧状に一側に向けて移送される。そし
て、該移送装置5から排出された穀類は二次蒸し工程C
で高温の飽和蒸気を浴びる。前記移送板3による円弧移
動は湯タンク9内の湯に対して次第に入り、次第に出る
構造のため、湯タンク9内の湯の量により浸漬時間が自
由に決められる。
(実施例) 本発明の一実施例を図面により説明すると、穀類処理装
置6は一次蒸し工程Aと浸水工程Bと二次蒸し工程Cと
を備えている。そして、該一次蒸し工程Aは下部に排出
口の大きさを任意に調節可能なシャッター7を有するタ
ンク8と、このタンク8内に供給された穀類に低圧で約
100℃の高温の飽和蒸気を供給する蒸気供給手段(図示
せず)とを備えている。なお、該一次蒸し手段は通気孔
を有するコンベアが搬送する米に蒸気を供給する構成で
もよく、この実施例にのみ限定されるものでない。
浸水工程Bは、約85℃の高温水を貯水可能な湯タンク
9、および湯タンク9内に円弧形状の案内面1と左右の
側壁10、11によって側断面視U字型に形成された穀類案
内室12とを有する貯水タンク2と、筒状の回転体4の外
周面に正面視矩形状に形成した移送板3を所定間隔置き
(実施例では12枚)に設けてなる移送装置5とを備えて
いる。なお、該移送板3は先端を米が通過しない程度に
案内面1に接近しているとともに、回転方向に対してα
度(実施例では約30度)後退させている。また、側壁1
0、11の下部は穀類が通過しない程度の大きさの孔13を
多数設けており、この孔13を介して穀類案内室12と湯タ
ンク9を連通している。そして、該側壁10、11は前端部
を湯タンク9の前面よりも穀類移送側に位置しており、
移送板3によって案内面1から排出された穀類が横方向
に飛散するのを防止可能に構成している。
14は湯タンク9内に設けた水量センサ(図示せず)が水
量不足を検出すると所定量に達するまで給湯器(図示せ
ず)の約85℃の高温水を湯タンク9内に供給する供給管
である。
15は蒸気通路板で、左右方向に複数個設けた膨出部16の
端部を交互に連通して蒸気通路17を形成し、湯タンク9
の底壁の外面に取付けてある。なお、蒸気通路17の一端
部を蒸気形成側とし、他端部を蒸気排出側としており、
水温検出センサ18が湯タンク9内の水温を約85℃以下で
あることを検出すると、高温蒸気を案内して湯タンク9
内の貯水を約85℃に達するまで湯タンク9の底壁を加熱
するように構成する。
二次蒸し工程Cは前記浸水工程Bの移送装置5によって
送られてきた穀類をのせて搬送することのできる回転可
能に設けた無端帯19と、この無端帯19の搬送側部イと非
搬送側部ロの間に形成された空間部で、かつ無端帯19の
移動方向に複数個連設した蒸気室20を備えている。な
お、該無端帯19は穀類の落下を阻止し得る程度の通気孔
を多数備えている。また、前記蒸気室20は上面を開口し
て箱型に形成しているとともに、穀類の搬送方向に対し
て横方向の幅を無端帯19の幅よりも若干小さく設けてい
る。そして、このそれぞれの蒸気室20の上面を無端帯19
の搬送側部イの下面に接触又は近接させており、また、
室内には、下向きに約100℃の低圧で高温の飽和蒸気を
排出することのできる排出口(図示せず)を横方向に所
定間隔置きに配して複数個設けてなる蒸気管21を設けて
いる。なお、前記蒸気は加熱手段(例えば、エレフィン
ヒータ、あるいは蒸気室20の底壁外面側に高温の蒸気を
案内可能な蒸気通路を設ける)により高温(例えば、12
0℃)に加熱されるよう構成している。
22は上部を山形に形成して開口するとともに、両端部を
蒸気室20の左右右側壁に固定して前記蒸気管21を囲んで
いる蒸気案内体である。
23は矢印方向に回転する回転軸と、この回転軸の外周面
に放射状で、かつ、搬送方向に対して左右方向(横方
向)に所定の間隔置きに配設して、先端部を搬送面の近
くに位置しているバーとを備えた攪拌体であって、無端
帯19の搬送始端部に設けている。なお、このバーは先端
部を横方向に折り曲げている。
24は前記無端帯19から排出された蒸煮済み穀類を適宜場
所(例えば、二次加工装置)に搬送するコンベアであ
り、25は前記タンク8から落下した穀類を貯水タンク2
の穀類案内室12側に搬送するコンベアである。
前記一次蒸し工程Aの26は蒸気発生源(例えば、ボイラ
ー)から送られてきた高温の生蒸気を清掃する蒸気清浄
器であって、清浄した蒸気を前記一次蒸し工程Aおよび
二次蒸し工程Cで使用するべく構成している。
27はタンク8に設けた層厚調節装置であって、ハンドル
28を正転又は逆転によって調節板29が上動又は下動して
コンベア25上の穀類の層厚を調節することができる。
30は、無端帯19の回転駆動源である電動モータ、31は攪
拌体23の回転駆動源である電動モータ、32は移送装置5
の回転駆動源である電動モータ、33はコンベア25の回転
駆動源である電動モータである。
なお、穀類処理装置6は左右両側部および天囲部を着脱
自在のカバー36を設けており、そしてこの天囲部に排気
ファン(図示せず)貯水高温水連通可能に設けた排気筒
34、排気筒35を設けている。
(作用) 次に作用を述べる。
供給管14を介して所定温度の水を湯タンク9内に所定量
供給すると、この湯タンク9内に水は孔13を通って穀類
案内室12内に入り、湯タンク9内の水面と略同高さの水
面になる。そして、この膨出部16を水温検出センサ18が
所定温(約85℃)以下であることを検出すると、蒸気通
路17に蒸気を送り込んで湯タンク9の底壁を介して水を
加熱し、その後、膨出部16が所定温度に達すると、蒸気
供給を停止する。
つぎに予め30〜60分間浸漬タンク(図示せず)で浸漬し
た穀類(以下、この実施例では米とする)を適宜の手段
を介してタンク8内に所定量供給するとともに、この水
温検出センサ18内に清浄した約100℃の低圧の飽和蒸気
を供給して約30分間蒸す。
そして、シャッター7を開くとタンク8内の米は落下し
てコンベア25によって浸水工程側に搬送されるが、タン
ク8内に前記手段によって浸漬米が供給されているので
タンク8内に常時所定量の米を収納している。
したがって、タンク8の上部にある米は蒸気で蒸されな
がら徐々に落下するので以後米の蒸煮を連続して行なわ
れる。そして、コンベア25から排出された米は貯水タン
ク2の円弧形状の案内面1上に落下してから搬送装置5
の移送板3によって下方に移送されて約85℃の高温水に
浸水して吸水した後上方に移送されて後続する無端帯19
上に排出される。なお、移送板3が米を上方に移送する
とき多量の水は案内面1と移送板3の先端との隙間から
流下し米と分離する。この浸水工程Bでの所定時間は約
40秒である。そして、無端帯19は米を取出し側に搬送し
て搬送終端からコンベア24上に排出するが、この搬送途
時は、米は蒸気管21の排出口から下向きに排出されて約
120℃に加熱されるとともに蒸気案内体22の下部開口部
から前後に分かれて蒸気管21内に充満し無端帯19の通気
孔を通って浮上してくる清浄された低圧の飽和蒸気を浴
びて蒸煮される。なお、無端帯19の搬送始端部では攪拌
体23が米を取出し側に向けて寄せるので米の停滞による
蒸煮ムラを防止することができる。
また、攪拌体23が米を寄せたとき、案内面1から無端帯
19上に落下した場合よりもふわっと高積みするので蒸気
の通りがよく、品質の向上と食味の向上を図れる。な
お、二次蒸し工程Cの所要時間は約15分である。そし
て、コンベア24は二次蒸し処理を受けた蒸煮米を次作業
工程であるせんべい加工装置側に搬送する。また、穀類
処理装置6の案内上部に達した蒸気は排気筒34排気筒35
を介して排気される。
なお、該実施例では、せんべいの原料として使用する蒸
煮米について説明したが、移送装置5の回転数を低くし
て浸水時間を長く取れば(例えば、5〜10分)ご飯も炊
くことができる。
(効果) 従来、穀類に高温の飽和蒸気を供給する一次蒸し工程
と、貯水タンクおよび移送板を回転体の外周面に放射状
に設けた移送装置を有する浸水工程と、該浸水工程を経
た穀類に高温の飽和蒸気を供給する二次蒸し工程を備え
た穀類処理装置は特開昭61−199820号公報に記載されて
いる。
しかしながら、前記公報に開示された二次浸漬部の加熱
水槽とスクレーパコンベアは水平部と傾斜部を有する構
成としているので、浸漬時間が長く、赤飯とかせんべい
を作るには時間が長く不適当であった。
しかるに本発明は、穀類に高温の飽和蒸気を供給する一
次蒸し工程Aと、円弧形状の案内面1を有する貯水タン
ク2、および回転時に先端が前記案内面1に添って回動
する移送板3を回転体4の外周面に放射状に設けた移送
装置5を有する浸水工程Bと、該浸水工程Bを経た穀類
に高温の飽和蒸気を供給する二次蒸し工程Cを備えた穀
類処理装置としたものであるから、貯水タンク2に漬け
る時間が短かくなり、かつ構造簡単である効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部破断した穀類処理装置の側面図、第2図は
その正面図、第3図は一部破断した貯水タンクの正面
図、第4図はその側断面図である。 符号の説明 1…案内面、2…貯水タンク、3…移送板、4…回転
体、5…移送装置、6…穀類処理装置、7…シャッタ
ー、8…タンク、9…湯タンク、10…側壁、11…側壁、
12…穀類案内室、13…孔、14…供給管、15…蒸気通路
板、16…膨出部、17…蒸気通路、18…水温検出センサ、
19…無端帯、20…蒸気室、21…蒸気管、22…蒸気案内
体、23…攪拌体、24…コンベア、25…コンベア、26…蒸
気清浄器、27…層厚調節装置、28…ハンドル、29…調節
板、30…電動モータ、31…電動モータ、32…電動モー
タ、33…電動モータ、34…排気筒、35…排気筒、36…カ
バー。
フロントページの続き (72)発明者 杉村 剛 東京都中央区日本橋小舟町2番11号 ヰセ キフーズエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−12945(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】穀類に高温の飽和蒸気を供給する一次蒸し
    工程Aと、円弧形状の案内面1を有する貯水タンク2、
    および回転時に先端が前記案内面1に添って回動する移
    送板3を回転体4の外周面に放射状に設けた移送装置5
    を有する浸水工程Bと、該浸水工程Bを経た穀類に高温
    の飽和蒸気を供給する二次蒸し工程Cを備えた穀類処理
    装置。
JP62062196A 1987-03-17 1987-03-17 穀類処理装置 Expired - Lifetime JPH0798024B2 (ja)

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JP62062196A JPH0798024B2 (ja) 1987-03-17 1987-03-17 穀類処理装置

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JP62062196A JPH0798024B2 (ja) 1987-03-17 1987-03-17 穀類処理装置

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JPS63229008A JPS63229008A (ja) 1988-09-22
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