JPH0797719A - 複合繊維 - Google Patents

複合繊維

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JPH0797719A
JPH0797719A JP23982893A JP23982893A JPH0797719A JP H0797719 A JPH0797719 A JP H0797719A JP 23982893 A JP23982893 A JP 23982893A JP 23982893 A JP23982893 A JP 23982893A JP H0797719 A JPH0797719 A JP H0797719A
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潤洋 中川
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隆 片山
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秀明 岡
Tsugifumi Kashiwamura
次史 柏村
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    • H05K1/00Printed circuits
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    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/0353Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement
    • H05K1/0366Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement reinforced, e.g. by fibres, fabrics

Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶融異方性芳香族ポリエステルからなる高強
度・高弾性率繊維は、摩擦によりフィブリル化しやす
い、耐疲労性が低い等の欠点を有しているが、これらの
欠点を著しく改善し、さらに操業的にも優れた繊維を供
給する。 【構成】 芯成分Aが異方性溶融相を形成し得る芳香族
ポリエステル、鞘成分Bが半芳香族ポリアミドからなる
複合繊維であって、該繊維の横断面に占めるB成分の面
積比R=B/(A+B)が0.1〜0.5であることを
特徴とする繊維。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐摩耗性、耐疲労性に
優れた高強力高弾性率を有する複合繊維に関するもので
あり、その利用分野は、一般産業用資材、特にロープ、
ゴム補強、ジオテキスタイル、FRC用途、コンピュー
ターリボン、プリント基盤用基布、エアーバッグ、バッ
グフィルター、スクリーン紗等に幅広く活用されるもの
である。
【0002】
【従来の技術】異方性溶融相を形成し得る芳香族ポリエ
ステル繊維は、例えば特開昭61−174408号公報
にあるように、分子鎖が繊維軸方向に高度に配向してい
るために、高強力高弾性率を有することが知られてい
る。しかしながら、繊維軸に直角な方向では弱い分子間
力が働くのみであるため、摩擦により容易にフィブリル
が発生しトラブルの原因となっていた。また、キンクバ
ンドや座屈現象が発生し易く、かつそれが極所に集中す
る傾向があることから耐疲労性の低いものであった。こ
れらの欠点を改善する目的で、芯成分が異方性溶融相を
形成し得る芳香族ポリエステル、鞘成分がポリフェニレ
ンサルファイドからなる複合繊維が、本発明者らにより
特開平1−229815号公報で提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平1−22981
5号公報に記載されている如く、芯鞘構造にすること
で、耐フィブリル化性、耐摩耗性が改良されるのは事実
であるが、鞘成分の屈曲性高分子であるポリフェニレン
サルファイドが未延伸状態のままであるため、鞘の剥離
等の問題がしばしば生じていた。さらにポリフェニレン
サルファイドの軟化点は低く、軟化点以上の温度で熱処
理を行った場合にはフィラメント間の膠着が発生するた
め、強度アップに十分な熱処理条件を採用することは困
難であった。本発明は、鋭意検討を行った結果、鞘の剥
離、耐フィブリル化性、耐疲労性の著しく改善された高
強力高弾性率繊維を見出したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、芯成分Aが異
方性溶融相を形成し得る芳香族ポリエステル、鞘成分B
が半芳香族ポリアミドである複合繊維であって、該繊維
の横断面に占めるB成分の面積比R=B/(A+B)が
0.1〜0.5であることを特徴とする複合繊維に関す
るものである。
【0005】本発明にいう溶融異方性とは、溶融相にお
いて光学的異方性を示すことを言う。この特性は、例え
ば、試料をホットステージにのせ、窒素雰囲気下で昇温
加熱し、試料の透過光を観察することにより認定でき
る。本発明に用いられる溶融異方性ポリマーとしては、
例えば下記(1)〜(10)に示す反復構成単位の組み
合わせからなるポリマーが挙げられる。
【0006】
【化1】
【0007】好ましい溶融異方性ポリマーは、融点(以
下MP)が260〜360℃の範囲のものであり、さら
に好ましくはMPが270〜350℃のものである。M
Pの測定は、示差走査熱量計(メトラー社製DSC)で
観察される主吸熱ピークがあらわれる温度を測定するこ
とにより行った。本発明に用いられる溶融異方性ポリマ
ーとして最も好ましい例は、下記化2の反復構成単位か
らなるポリマーである。
【0008】
【化2】
【0009】上記(E)、(F)の反復構成単位からな
る部分が80モル%以上である全芳香族ポリエステルが
特に好ましく、特に、(E)、(F)の反復構成単位か
らなる部分のうち、(F)の成分が3〜45モル%を占
める全芳香族ポリエステルが最も好ましい。
【0010】本発明にいう半芳香族ポリアミドとは、脂
肪族ジアミンと芳香族成分を主とするジカルボン酸とか
ら得られるポリアミドである。脂肪族ジアミンは次式で
示されるが、n=4〜12のものが好ましく、より好ま
しくはn=6およびn=9である。n=9が特に好まし
い。 NH2−(CH2)n−NH2 〔G〕 芳香族成分を主とするジカルボン酸とは、少なくとも6
0モル%以上が芳香族ジカルボン酸であるものをいう。
好ましい例としては、テレフタル酸、イソフタル酸、ナ
フタレンジカルボン酸等である。脂肪族ジアミンと芳香
族ジカルボン酸の組合せ例としては上記〔G〕式のn=
9の脂肪族ジアミンとテレフタル酸の組み合わせが好ま
しい。
【0011】また、鞘成分ポリマーは、30℃、0.2
g/dl、濃硫酸中で測定した対数粘度ηinhが0.5
〜3dl/gにあるものが好ましく、0.7〜2dl/
gであるものがさらに好ましい。また融点は芯ポリマー
の融点より高いことが好ましい。
【0012】本発明に用いられる芯成分ポリマー及び鞘
成分ポリマーに、本発明の効果を損なわない範囲内で、
ポリエチレンテレフタレート、変性ポリエチレンテレフ
タレート、ポリオレフィン、ポリカーボネート、ポリア
リレート、ポリアミド、ポリフェニレンサルファイド、
ホリエステルエーテルケトン、フッソ樹脂等の熱可塑性
ポリマーを添加しても良い。また、酸化チタンやカオリ
ン、シリカ、酸化バリウム等の無機物、カーボンブラッ
ク、染料や顔料等の着色剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、光安定剤等の各種添剤を添加しても良い。
【0013】本発明の複合繊維は、公知の方法、例えば
図1に示されるノズル構造で得られる。得られる繊維の
横断面形状としては、例えば図2のものが含まれる。な
お図中、Aが芯成分ポリマー、Bが鞘成分ポリマーであ
る。本発明の効果は、断面積比(R)が0.1〜0.5
のとき発揮される。本発明に言う断面積比とは、芯成分
の断面積をA、鞘成分の断面積をBとするときR=B/
(A+B)で表される。断面積比は、繊維横断面の顕微
鏡写真から求められるが、製造時の芯と鞘の吐出量の体
積比により求めることも出来る。
【0014】面積比が0.1未満では、鞘成分による被
覆が十分ではなく、一部芯が露出したり、摩擦や摩耗に
より剥がれたりする場合がある。逆に0.5を越えると
芯成分が相対的に少なくなるため、強度、弾性率の低い
繊維となる。
【0015】本発明の複合繊維は、紡糸しただけで既に
十分な強度、弾性率を有しているが、弛緩熱処理あるい
は緊張熱処理により性能を更に向上させることが出来
る。熱処理は、窒素等の不活性ガス雰囲気中や、空気の
如き酸素含有の活性ガス雰囲気中または減圧下で行うこ
とが可能である。熱処理雰囲気は露点が−40℃以下の
低湿気体が好ましい。熱処理条件としては、芯成分の融
点マイナス40℃以下から鞘成分の融点以下まで順次昇
温して行く温度パターンで行うことが好ましい。処理時
間は、目的性能により数分から数十時間行われる。
【0016】熱の供給は、気体等の媒体を用いる方法、
加熱板、赤外線ヒーター等による輻射を利用する方法、
熱ローラー、熱プレート等に接触させて行う方法、高周
波等を利用した内部加熱方法等がある。熱処理は、目的
により緊張下あるいは無緊張下で行ない、形状はカセ
状、トウ状(例えば、金属網等にのせて行う)、あるい
はローラー間で連続的に処理することも可能である。繊
維の形態はフィラメント状あるいはカットファイバー状
いずれも可能である。緊張熱処理は、芯成分の融点マイ
ナス60℃以下の温度で、切断強力の5〜50%の張力
をかけた状態で行うと好都合であり、この処理により弾
性率はさらに改善される。
【0017】本発明で用いられる鞘成分ポリマーは、結
晶化速度が非常に早く、また配向しやすいため、比較的
低速度、低ドラフトで紡糸した場合であっても十分な配
向結晶化がおこるために、延伸工程なしで充分な繊維性
能を発揮し得るものであり、操業的にも極めて優れたも
のである。以上のように、本発明の繊維は、高強力・高
弾性率の特徴を保持し耐フィブリル化性、耐疲労性、難
燃性、摩擦防融性が著しく改善されたものであり、かつ
染色も可能であるため、一般産業用資材、土木・建築資
材、スポーツ用途、防護衣、ゴム補強資材、電気材料
(特に、テンションメンバーとして)、音響材料等の分
野で広く用いられるが、特に織物の形態で使用する用途
に適している。特に有効な用途としては、スクリーン
紗、コンピュターリボン、プリント基盤用基布、エアー
バッグ、飛行船、ドーム用等の基布、ライダースーツ、
釣糸、各種ライン(ヨット、パラグライダー、気球、凧
糸)、PET用鎖代替糸、ブラインドコード、網戸用支
持コード、自動車や航空機内各種コード、電気製品やロ
ボットの力伝達コード等がある。
【0018】
【実施例】以下、実施例により本発明をより具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるも
のではない。 実施例1 芯成分Aとして前記構成単位(E)、(F)が72/2
8モル%である異方性溶融相を形成する芳香族ポリエス
テル重合体を用いた。この重合体の物性は、 MP=279℃、MV=390poise、ηinh=4.43
dl/g であった。融点MPは、メトラー社製TA−3000
DSCで求めた吸熱ピーク温度である。溶融粘度MV
は、東洋精機キャビログラフ1B型を用い300℃の温
度で、剪断速度γ=1000sec-1の時の値である。対
数粘度ηinhは、試料をペンタフルオロフェノールに
0.1重量%溶解し(60〜80℃)、60℃の恒温槽
中でウベローデ型毛管粘度計で測定し、次式で求められ
る値である。 ηinh=1n(ηrel)/C 鞘成分Bとして〔G〕式n=9のジアミンとテレフタル
酸からなるηinh=0.92dl/g、MP=317℃
の半芳香族ポリアミド重合体を使用した。
【0019】面積比R=0.33で図1に示す構造のノ
ズル径0.15mmφ、50ホールの口金より温度33
0℃、紡糸速度1000m/分で紡糸し、250デニー
ルのフィラメントを得た。得られた紡糸原糸の性能は 強度 (DT):9.7g/d 伸度 (DE):2.2% 弾性率(IM):547g/d であった。また、紡糸原糸のDSC測定を行ったとこ
ろ、紡糸原糸の鞘成分がすでに配向結晶化しているため
に、DSC測定のための加熱を行っても、結晶化はほと
んど進行しないことから、ポリアミドの結晶化に基づく
発熱ピークは殆ど見られなかった。この紡糸原糸を26
0℃で2時間、277℃で10時間窒素ガス雰囲気中で
熱処理した。得られた熱処理糸は、繊維間膠着は殆ど無
く、以下の性能を有していた。 強度 (DT):22.6g/d 伸度 (DE):3.5% 弾性率(IM):595g/d
【0020】実施例2 芯成分ポリマーに実施例1の異方性溶融相を形成する芳
香族ポリエステル重合体を用い、鞘成分ポリマーに
〔G〕式n=6のジアミンとジカルボン酸成分としてア
ジピン酸/イソフタル酸/テレフタル酸=10/20/
70からなるηinh=0.98dl/g、MP=310
℃の半芳香族ポリアミド重合体を使用した。紡糸温度を
340℃にしたこと以外、実施例1と同様の方法で25
0デニールのフィラメントを得た。得られた紡糸原糸の
性能は 強度 (DT):8.0g/d 伸度 (DE):1.9% 弾性率(IM):530g/d であった。実施例1と同様の方法で熱処理を行い、得ら
れた繊維はヤーン間の膠着は殆どみられず、性能は 強度 (DT):20.7g/d 伸度 (DE):3.4% 弾性率(IM):567g/d であった。
【0021】比較例1 鞘成分に脂肪族ポリアミドであるナイロン66を用い、
温度307℃で紡糸したこと以外、実施例2と同様の方
法で250デニールのフィラメントを得た。得られた紡
糸原糸の性能は 強度 (DT):7.2g/d 伸度 (DE):1.8% 弾性率(IM):507g/d であった。また、紡糸原糸のDSC測定を行ったとこ
ろ、紡糸原糸の鞘成分がほとんど配向結晶化していない
ため、DSC測定時の加熱により結晶化が進行しポリア
ミドの結晶化に基づく発熱ピークが明瞭に現れた。この
紡糸原糸を240℃で2時間、250℃で10時間窒素
ガス雰囲気中で熱処理した。得られた熱処理糸は、ヤー
ン間および繊維間に膠着が激しく、巻き返し時に毛羽が
多発した。性能は 強度 (DT):13.1g/d 伸度 (DE):2.0% 弾性率(IM):510g/d であり、熱処理温度が低いため、性能向上が僅かであっ
た。さらに温度を上げて実施例1と同様の熱処理を行っ
た場合は膠着が極めて激しいために糸を巻き返すことは
不可能であった。 比較例2 実施例1の芯成分ポリマーのみをノズル径0.13mm
φ、50ホールの口金を用い、紡糸温度315℃、紡糸
速度1000m/分で紡糸し、250デニールのフィラ
メントを得た。得られた紡糸原糸の性能は 強度 (DT):12.1g/d 伸度 (DE):2.0% 弾性率(IM):570g/d であった。これを実施例1と同様の方法で熱処理を行っ
た。得られた熱処理糸の性能は、 強度 (DT):26.0g/d 伸度 (DE):3.7% 弾性率(IM):612g/d であった。実施例1、2および比較例1、2の繊維と耐
フィブリル化、繊維間摩耗、耐疲労性の比較結果を表1
に示す。
【0022】
【表1】
【0023】本発明にいう耐フィブリル化とは、ヤーン
を100gの張力下で90度の角をつくる3点のクロム
鏡面ガイド棒に通し、100m/分で1時間走行させた
時のガイドに付着するフィブリルの量により、多いもの
を×、殆ど無いものを○、全く無いものを◎として評価
した。本発明にいう繊維間摩耗とは、250デニールの
フィラメントを4本引き揃え80t/mの撚合わせたヤ
ーンをつくり、これを3回撚合わせしたものに2kgの
荷重をかけ、反転回転体でヤーンを往復運動により繊維
間摩耗させ、切断するまでの往復回数を求めたものであ
る。本発明にいう耐疲労性とは、250デニールのフィ
ラメントを4本引き揃え315t/mの上撚と下撚の双
糸とし、コードをつくりゴム中に包埋しベルトをつく
り、ベルト屈曲テスト法で45mmφプリー径を用い1
0万回屈曲したあとの強力保持率で評価した。
【0024】実施例1及び実施例2は、鞘成分が十分配
向結晶化しているために、強度、弾性率ともに高く、耐
フィブリル化性、耐疲労性に優れたものであった。一
方、比較例1は、鞘成分ポリマーに脂肪族ポリアミドを
用いているために配向結晶化が進行せず、従って、強度
は必然的に低いものとなっている。また、鞘繊維の強度
が低いために、摩擦により容易にほぐれて鞘繊維が剥離
し、耐疲労性は極めて低いものとなっている。比較例2
は、溶融異方性芳香族ポリエステルのみを用いているた
め、強度、弾性率は優れているが、フィブリル化しやす
いという欠点は改善されていない。
【0025】また、実施例1と比較例2の繊維を用い、
タテ糸密度48本/吋、ヨコ糸密度48本/吋のタフタ
を製織した。実施例1の繊維を用いて製織した場合は、
フィブリル化がほとんど生じず、トラブルもなく100
0mの製織が可能であった。一方比較例1のものは、フ
ィブリル化が原因のタテ糸開口不良が多発し、停止が頻
繁におこり、200m以上の製織は不可能であった。
【0026】
【発明の効果】本発明は、比較的低速度、低ドラフトで
紡糸した場合であっても、十分に鞘成分の配向結晶化が
進行することにより、高強度・高弾性率を有し、かつ表
面フィブリル化がおこらず、耐摩耗性、耐疲労性にすぐ
れている繊維を提供することに成功したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合繊維製造に用いられる紡糸装置の
一例の模式図である。
【図2】本発明の代表的な複合繊維の断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柏村 次史 岡山県倉敷市酒津2045番地の1 株式会社 クラレ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯成分Aが異方性溶融相を形成し得る芳
    香族ポリエステル、鞘成分Bが半芳香族ポリアミドであ
    る複合繊維であって、該繊維の横断面に占めるB成分の
    面積比R=B/(A+B)が0.1〜0.5であること
    を特徴とする複合繊維。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1997034034A1 (en) * 1996-03-12 1997-09-18 Netlon Limited Textile fabric
DE19834008A1 (de) * 1998-07-29 2000-02-03 Johns Manville Int Inc Monofile Bikomponentenfäden des Kernmanteltyps

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US6254987B1 (en) 1998-07-29 2001-07-03 Johns Manville International, Inc. Monofil bicomponent fibres of the sheath/core type

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