JPH0797399A - 新規ポリペプチド及びヒト老化マーカータンパクsmp30測定用試薬 - Google Patents
新規ポリペプチド及びヒト老化マーカータンパクsmp30測定用試薬Info
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- JPH0797399A JPH0797399A JP5265681A JP26568193A JPH0797399A JP H0797399 A JPH0797399 A JP H0797399A JP 5265681 A JP5265681 A JP 5265681A JP 26568193 A JP26568193 A JP 26568193A JP H0797399 A JPH0797399 A JP H0797399A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヒトの老化関連タンパクH−SMP30の単
離確立、更にその結合タンパクの確立、そしてこれを用
いる免疫学的測定手段を提供すること並びにH−SMP
30をコードするDNA及び該DNAを検出するための
手段を提供すること。 【構成】 配列表の配列番号2で示されるアミノ酸配列
を有するポリペプチド、該ポリペプチドをコードするD
NA領域を含む、クローン化DNA、請求項1記載のポ
リペプチド又はその部分を抗原とする抗体又はその抗原
結合性フラグメントを含む、ヒト老化マーカータンパク
SMP30測定用試薬及び配列表の配列番号1に示され
る塩基配列の一部又はそれと相補的な塩基配列を有する
一本鎖核酸断片を含む、ヒト老化マーカータンパクSM
P30コード遺伝子検出用プローブを提供した。
離確立、更にその結合タンパクの確立、そしてこれを用
いる免疫学的測定手段を提供すること並びにH−SMP
30をコードするDNA及び該DNAを検出するための
手段を提供すること。 【構成】 配列表の配列番号2で示されるアミノ酸配列
を有するポリペプチド、該ポリペプチドをコードするD
NA領域を含む、クローン化DNA、請求項1記載のポ
リペプチド又はその部分を抗原とする抗体又はその抗原
結合性フラグメントを含む、ヒト老化マーカータンパク
SMP30測定用試薬及び配列表の配列番号1に示され
る塩基配列の一部又はそれと相補的な塩基配列を有する
一本鎖核酸断片を含む、ヒト老化マーカータンパクSM
P30コード遺伝子検出用プローブを提供した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒトの臓器、組織、血
液、尿、髄液に存在するヒト老化マーカータンパク(以
下、H−SMP30という)に関する。更に本発明はそ
の抗体及び測定試薬に関する。本測定は肝細胞障害のモ
ニタリングとして利用することや腎尿細管の破壊のモニ
ターに使用される。更に新生児の肝臓および腎臓の発達
の程度を観察することができる。また、この測定により
対年齢の老化率の観察を行い健康状態のモニターとして
使用される。
液、尿、髄液に存在するヒト老化マーカータンパク(以
下、H−SMP30という)に関する。更に本発明はそ
の抗体及び測定試薬に関する。本測定は肝細胞障害のモ
ニタリングとして利用することや腎尿細管の破壊のモニ
ターに使用される。更に新生児の肝臓および腎臓の発達
の程度を観察することができる。また、この測定により
対年齢の老化率の観察を行い健康状態のモニターとして
使用される。
【0002】
【従来の技術】ラット肝臓SMP30は老化因子として
アンドロゲン非依存的に加令と共にその値が低下し、そ
の週令と相関することが本発明者らの1人により明らか
にされた(Biochimica Biophysica Acta 1116:297-305
(1992) )。ヒトのSMP30については確立されてお
らず、その測定も不可能であった。
アンドロゲン非依存的に加令と共にその値が低下し、そ
の週令と相関することが本発明者らの1人により明らか
にされた(Biochimica Biophysica Acta 1116:297-305
(1992) )。ヒトのSMP30については確立されてお
らず、その測定も不可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】H−SMP30は、肝
障害や腎障害で血中濃度が増大する。従って、血中のH
−SMP30を測定することにより、肝細胞障害のモニ
タリングとして利用することや腎尿細管の破壊のモニタ
ーに使用される。また、これを測定することにより、新
生児の肝臓及び腎臓の発達の程度を観察することができ
る。また、H−SMP30は老化するほどその濃度が下
がるので、これを測定することにより対年齢の老化率の
観察を行い、健康状態をモニターすることもできる。
障害や腎障害で血中濃度が増大する。従って、血中のH
−SMP30を測定することにより、肝細胞障害のモニ
タリングとして利用することや腎尿細管の破壊のモニタ
ーに使用される。また、これを測定することにより、新
生児の肝臓及び腎臓の発達の程度を観察することができ
る。また、H−SMP30は老化するほどその濃度が下
がるので、これを測定することにより対年齢の老化率の
観察を行い、健康状態をモニターすることもできる。
【0004】本発明の目的はヒトの老化関連タンパクH
−SMP30の単離確立、更にその結合タンパクの確
立、そしてこれを用いる免疫学的測定手段を提供するこ
とである。さらにまた、本発明の目的は、H−SMP3
0をコードするDNA及び該DNAを検出するための手
段を提供することである。
−SMP30の単離確立、更にその結合タンパクの確
立、そしてこれを用いる免疫学的測定手段を提供するこ
とである。さらにまた、本発明の目的は、H−SMP3
0をコードするDNA及び該DNAを検出するための手
段を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、鋭意研究
の結果、H−SMP30の単離に成功し、これをコード
するDNAのクローン化に成功し、かつ該DNAの塩基
配列の決定及びそれに基づくH−SMP30のアミノ酸
配列の決定に成功した。さらにH−SMP30に対する
抗体を多数作製した。そしてこれらの抗体を使用して組
織中のH−SMP30の存在を確認するに至った。さら
にこれらの抗体を組み合わせることにより免疫測定法を
確立し、血液中のH−SMP30を測定することを初め
て見いだした。
の結果、H−SMP30の単離に成功し、これをコード
するDNAのクローン化に成功し、かつ該DNAの塩基
配列の決定及びそれに基づくH−SMP30のアミノ酸
配列の決定に成功した。さらにH−SMP30に対する
抗体を多数作製した。そしてこれらの抗体を使用して組
織中のH−SMP30の存在を確認するに至った。さら
にこれらの抗体を組み合わせることにより免疫測定法を
確立し、血液中のH−SMP30を測定することを初め
て見いだした。
【0006】すなわち、本発明は、配列表の配列番号2
で示されるアミノ酸配列を有するポリペプチドを提供す
る。また、本発明は、上記本発明のポリペプチドをコー
ドするDNA領域を含む、クローン化DNAを提供す
る。さらに、本発明は、上記本発明のポリペプチド又は
その部分を抗原とする抗体又はその抗原結合性フラグメ
ントを含む、ヒト老化マーカータンパクSMP30測定
用試薬を提供する。さらに、本発明は、配列表の配列番
号1に示される塩基配列の一部又はそれと相補的な塩基
配列を有する一本鎖核酸断片を含む、ヒト老化マーカー
タンパクSMP30コード遺伝子検出用プローブを提供
する。
で示されるアミノ酸配列を有するポリペプチドを提供す
る。また、本発明は、上記本発明のポリペプチドをコー
ドするDNA領域を含む、クローン化DNAを提供す
る。さらに、本発明は、上記本発明のポリペプチド又は
その部分を抗原とする抗体又はその抗原結合性フラグメ
ントを含む、ヒト老化マーカータンパクSMP30測定
用試薬を提供する。さらに、本発明は、配列表の配列番
号1に示される塩基配列の一部又はそれと相補的な塩基
配列を有する一本鎖核酸断片を含む、ヒト老化マーカー
タンパクSMP30コード遺伝子検出用プローブを提供
する。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】本発明のポリペプチドであるH−SMP3
0はヒトの肝臓に多く存在しそのDNAのアミノ酸配列
は配列表の配列番号2で示される通りである。
0はヒトの肝臓に多く存在しそのDNAのアミノ酸配列
は配列表の配列番号2で示される通りである。
【0009】その単離する方法は概略以下の通りであ
る。
る。
【0010】ヒト肝臓をホモジェナイズし、遠心する。
この上清を50−70%硫安で塩析しタンパクを沈澱さ
せる。遠心して沈澱したタンパクを回収しこれを再溶解
させ分画等電点電気泳動する。pI=4.9の分画を回
収し透析後、ゲル濾過して分子量30kDaの目的のH
−SMP30を得る。なお、単離方法の詳細は下記実施
例に記載されている。
この上清を50−70%硫安で塩析しタンパクを沈澱さ
せる。遠心して沈澱したタンパクを回収しこれを再溶解
させ分画等電点電気泳動する。pI=4.9の分画を回
収し透析後、ゲル濾過して分子量30kDaの目的のH
−SMP30を得る。なお、単離方法の詳細は下記実施
例に記載されている。
【0011】更に大量に得る方法としてこのH−SMP
30のcDNAのクローニングを行い、プラスミドベク
ターに組み込み培養により大量にH−SMP30を得
た。
30のcDNAのクローニングを行い、プラスミドベク
ターに組み込み培養により大量にH−SMP30を得
た。
【0012】そのクローニングは次のように行うことが
できる。肝組織中よりRNAを抽出し、オリゴdTセル
ロースカラムによりPoly(A)+ RNAとする。こ
のPoly(A)+ RNAよりDNAを合成し、PCR
法により増幅する。これを制限酵素λZapII で切断した
cDNAライブラリーを得る。更にT4リガーゼで処理
し、EcoRI-Not Iアダプターにリゲートする。過剰のア
ダプターをゲル濾過で除去し、λZapII ベクターにリゲ
ートする。
できる。肝組織中よりRNAを抽出し、オリゴdTセル
ロースカラムによりPoly(A)+ RNAとする。こ
のPoly(A)+ RNAよりDNAを合成し、PCR
法により増幅する。これを制限酵素λZapII で切断した
cDNAライブラリーを得る。更にT4リガーゼで処理
し、EcoRI-Not Iアダプターにリゲートする。過剰のア
ダプターをゲル濾過で除去し、λZapII ベクターにリゲ
ートする。
【0013】次にH−SMP30のcDNAフラグメン
トを得るため、既に単離したH−SMP30の一部のア
ミノ酸配列よりオリゴヌクレオチドプリマーを合成す
る。DNA増幅キットによりPCR法で増幅し、得られ
たDNAは電気泳動で精製し回収する。この回収DNA
をプラスミドのSmaI部位にインサートする。このよ
うにして得られたプロダクトのDNA配列を確認し、ス
クリーニングのプローブとして使用する。さきに作製し
たλZapII のプラークをこのプローブでスクリーニング
する。これで陽性と確認された、プラスミドを E coli
XL1-BLUEで増幅する。これによりH−SMP30をコー
ドするDNAを含むプラスミドを得る。これを数種類の
制限酵素で切断し配列を分析する。このデータを基にコ
ンピューター解析し全核酸配列およびアミノ酸配列を決
定する。
トを得るため、既に単離したH−SMP30の一部のア
ミノ酸配列よりオリゴヌクレオチドプリマーを合成す
る。DNA増幅キットによりPCR法で増幅し、得られ
たDNAは電気泳動で精製し回収する。この回収DNA
をプラスミドのSmaI部位にインサートする。このよ
うにして得られたプロダクトのDNA配列を確認し、ス
クリーニングのプローブとして使用する。さきに作製し
たλZapII のプラークをこのプローブでスクリーニング
する。これで陽性と確認された、プラスミドを E coli
XL1-BLUEで増幅する。これによりH−SMP30をコー
ドするDNAを含むプラスミドを得る。これを数種類の
制限酵素で切断し配列を分析する。このデータを基にコ
ンピューター解析し全核酸配列およびアミノ酸配列を決
定する。
【0014】上述のように、本発明は、上記本発明のポ
リペプチド又はその部分を抗原とする抗体又はその抗原
結合性フラグメント(Fabフラグメント及びF(a
b’)2 フラグメント等)を含むH−SMP30測定用
試薬を提供する。この抗体は、下記に詳細に説明するよ
うに、上記本発明のポリペプチドを免疫原として用いる
常法により得ることができる。また、このポリペプチド
の一部分を抗原として利用することもできる。この場
合、このような部分ポリペプチドを合成するには固相合
成法を採用することができる。例えば、まずp-ヒドロキ
シルベンシル樹脂にLEU を結合させ、順次C末端より保
護アミノ酸を反応させ合成していくものである。最終的
には保護基及びC末端を樹脂から除去しイオン交換クロ
マトグラフィーにより精製することにより得ることがで
きる(詳しくは「ペプチド合成の基礎と実験」(丸善
(株)、1985年)参照)。また自動合成装置により
製造することもできる(「続生化学実験講座2タンパク
質下」(東京化学同人、1987年)参照)。本発明を
実施するにあたっては、前記方法により製造されたペプ
チドは、免疫活性を高めるためや高分子タンパクに結合
させるために必要に応じて修飾剤、例えば無水酢酸、チ
オグリコール酸で、アセチル化、アルキル化、チオール
化など化学的修飾したものを使用することもできる。
リペプチド又はその部分を抗原とする抗体又はその抗原
結合性フラグメント(Fabフラグメント及びF(a
b’)2 フラグメント等)を含むH−SMP30測定用
試薬を提供する。この抗体は、下記に詳細に説明するよ
うに、上記本発明のポリペプチドを免疫原として用いる
常法により得ることができる。また、このポリペプチド
の一部分を抗原として利用することもできる。この場
合、このような部分ポリペプチドを合成するには固相合
成法を採用することができる。例えば、まずp-ヒドロキ
シルベンシル樹脂にLEU を結合させ、順次C末端より保
護アミノ酸を反応させ合成していくものである。最終的
には保護基及びC末端を樹脂から除去しイオン交換クロ
マトグラフィーにより精製することにより得ることがで
きる(詳しくは「ペプチド合成の基礎と実験」(丸善
(株)、1985年)参照)。また自動合成装置により
製造することもできる(「続生化学実験講座2タンパク
質下」(東京化学同人、1987年)参照)。本発明を
実施するにあたっては、前記方法により製造されたペプ
チドは、免疫活性を高めるためや高分子タンパクに結合
させるために必要に応じて修飾剤、例えば無水酢酸、チ
オグリコール酸で、アセチル化、アルキル化、チオール
化など化学的修飾したものを使用することもできる。
【0015】免疫原としては高分子タンパク、例えば、
ヘモシアニン、アルブミン、IgGなどに結合させたも
のを用いることができる。その結合法は一般的に水溶液
中で行なわれるのが通例であり本発明においてもこの方
法を利用することができる(これについては例えば「酵
素免疫測定法」(タンパク質核酸酵素増補版、共立出
版、1988)参照))。一般的には水溶性カルボジイ
ミドやベンゾキノン、グルタールアルデヒドなどを縮合
剤としてpH5.0〜10.0で蛋白濃度0.5〜5.
0mg/mlで縮合剤を0.01〜5.0mg/mlを
加え室温から37℃で反応させ1〜4時間後にセファデ
ックスG−50カラムで脱塩する。これにより免疫原を
得ることができる。
ヘモシアニン、アルブミン、IgGなどに結合させたも
のを用いることができる。その結合法は一般的に水溶液
中で行なわれるのが通例であり本発明においてもこの方
法を利用することができる(これについては例えば「酵
素免疫測定法」(タンパク質核酸酵素増補版、共立出
版、1988)参照))。一般的には水溶性カルボジイ
ミドやベンゾキノン、グルタールアルデヒドなどを縮合
剤としてpH5.0〜10.0で蛋白濃度0.5〜5.
0mg/mlで縮合剤を0.01〜5.0mg/mlを
加え室温から37℃で反応させ1〜4時間後にセファデ
ックスG−50カラムで脱塩する。これにより免疫原を
得ることができる。
【0016】抗体の製造方法としては、前記方法により
精製された免疫原を例えば、ウサギ、山羊、馬、モルモ
ット、ニワトリなどの温血動物に体重1kgあたり0.
3〜2mgを1〜数回背中皮下、フットパット、大腿筋
などにアジュバントとともに注射し、得られた血清は必
要に応じて精製し、当該抗体を得ることができる。逆受
身凝集反応や二抗体沈降RIA法、二抗体ELISA競
争反応法などを本方法により実施するにあたっては、血
清を精製せずにそのまま希釈して用いることもできる。
精製された免疫原を例えば、ウサギ、山羊、馬、モルモ
ット、ニワトリなどの温血動物に体重1kgあたり0.
3〜2mgを1〜数回背中皮下、フットパット、大腿筋
などにアジュバントとともに注射し、得られた血清は必
要に応じて精製し、当該抗体を得ることができる。逆受
身凝集反応や二抗体沈降RIA法、二抗体ELISA競
争反応法などを本方法により実施するにあたっては、血
清を精製せずにそのまま希釈して用いることもできる。
【0017】また、モノクローナル抗体を取得する方法
は、既に多くの成書に開示されている(例えば、「モノ
クローナル抗体とがん」、(株)サイエンスフォーラム
社、1985参照)。一般的には、H−SMP30又は
その部分をアジュバントと共に注射し、抗体価が高くな
った状態で脾臓を摘出し、その脾細胞をポリエチレング
リコールによりマウスミエローマ細胞と融合させ、その
細胞より当該抗体を産生するクローンをモノクローン細
胞として増殖させ、マウス腹腔中あるいは培養液中で大
量細胞培養することにより、製造することができる。
は、既に多くの成書に開示されている(例えば、「モノ
クローナル抗体とがん」、(株)サイエンスフォーラム
社、1985参照)。一般的には、H−SMP30又は
その部分をアジュバントと共に注射し、抗体価が高くな
った状態で脾臓を摘出し、その脾細胞をポリエチレング
リコールによりマウスミエローマ細胞と融合させ、その
細胞より当該抗体を産生するクローンをモノクローン細
胞として増殖させ、マウス腹腔中あるいは培養液中で大
量細胞培養することにより、製造することができる。
【0018】このようにして得られた抗体又はその抗原
結合性フラグメントを使用して組織中に存在するH−S
MP30を確認することができる。すなわち、オートプ
シーされた組織をスライドに固定した後、この抗体を反
応させ更に例えばパーオキシダーゼ等で標識した抗Ig
G抗体を反応させる。そして基質液を反応させることに
よりこのH−SMP30の存在部位を染色することがで
きる。
結合性フラグメントを使用して組織中に存在するH−S
MP30を確認することができる。すなわち、オートプ
シーされた組織をスライドに固定した後、この抗体を反
応させ更に例えばパーオキシダーゼ等で標識した抗Ig
G抗体を反応させる。そして基質液を反応させることに
よりこのH−SMP30の存在部位を染色することがで
きる。
【0019】また、前記した抗体又はその抗原結合性フ
ラグメントは、そのままで、あるいは酵素標識、放射標
識、蛍光標識等を結合してH−SMP30測定用試薬と
することができる。あるいは該抗体又はその抗原結合性
フラグメントをウェルやビーズ等に固相化したものもH
−SMP30測定用試薬として用いることができる。こ
れらの使用態様、すなわち、これらを用いる免疫測定方
法はこの分野において周知であり、いずれの免疫測定方
法に用いられるものであってもよい。すなわち、このよ
うな免疫測定法として、放射免疫測定法、酵素免疫測定
法、免疫比濁法、凝集免疫法等を挙げることができ、こ
れらのいづれの方法を採用してもH−SMP30の定量
を充分行なうことができる。本発明で測定されるH−S
MP30は分子量30kdであり、標識を用いる免疫測
定法ではサンドイッチ法により定量することが好まし
い。この方法は、マイクロタイタープレートやポリスチ
レンビーズに本発明で得られた抗体を0.001〜0.
1mg/mlの濃度で4℃一夜放置し固定化し、生理食
塩水溶液で洗浄し、2%BSA溶液でポストコートし、
固定化抗体を得るものである。
ラグメントは、そのままで、あるいは酵素標識、放射標
識、蛍光標識等を結合してH−SMP30測定用試薬と
することができる。あるいは該抗体又はその抗原結合性
フラグメントをウェルやビーズ等に固相化したものもH
−SMP30測定用試薬として用いることができる。こ
れらの使用態様、すなわち、これらを用いる免疫測定方
法はこの分野において周知であり、いずれの免疫測定方
法に用いられるものであってもよい。すなわち、このよ
うな免疫測定法として、放射免疫測定法、酵素免疫測定
法、免疫比濁法、凝集免疫法等を挙げることができ、こ
れらのいづれの方法を採用してもH−SMP30の定量
を充分行なうことができる。本発明で測定されるH−S
MP30は分子量30kdであり、標識を用いる免疫測
定法ではサンドイッチ法により定量することが好まし
い。この方法は、マイクロタイタープレートやポリスチ
レンビーズに本発明で得られた抗体を0.001〜0.
1mg/mlの濃度で4℃一夜放置し固定化し、生理食
塩水溶液で洗浄し、2%BSA溶液でポストコートし、
固定化抗体を得るものである。
【0020】本発明の試薬を用いる酵素免疫測定法で
は、該固定化抗体とは異なる抗原決定基を認識する抗体
と酵素を化学的に結合させた酵素標識抗体とH−SMP
30を含む検体とを反応させ、同時にあるいは10分〜
3時間後に該固定化固相を反応させることができる。実
施の際の反応温度は4℃〜40℃であり、好ましくは2
5〜38℃である。洗浄後、固相に結合した酵素の量を
酵素基質を加え活性測定することにより検体のH−SM
P30を定量することができる。本方法において用いる
ことのできる酵素は、パーオキシダーゼ、アルカリホス
ファターゼ、β−ガラクトシダーゼ、グルコースオキシ
ダーゼなどである。この際基質は、用いる酵素に適した
ものを用いることは言うまでもない。例えば、ABTS、ル
ミノール−H2O2(パーオキシダーゼ用)、3-(2'-ピロト
リシクロ[3,3,1,13,7]デカン)-4-メトキシ-4-(3"- ホス
フォリルオキシ)フェニル-1,2- ジオキセタン二ナトリ
ウム塩(AMPPD)、p-ニトロフェニルホスフェー
ト、メチルウンベリフェリルホスフェート(アルカリホ
スファターゼ用)、p-ニトロフェニル−β-D−ガラクト
ース、メチルウンベリフェリルー β-D- ガラクトース、
3-(2'-スピロアダマンタン)-4-(3−β-D−ガラクトピラ
ノシル)フェニル-1,2−ジオキセタン(AMGPD)
(βー ガラクトシダーゼ用)などを挙げることができ
る。酵素反応させ、測定は4℃から40℃で加温しなが
らレート法あるいは1分〜18時間反応させ、生じた発
色、蛍光あるいは、発光の測定により行なうことができ
る。本方法における抗体の組合せは固相に抗H−SMP
30抗体を結合させ、標識抗体にポリクローナル抗体も
しくはモノクローナル抗体を使用する。
は、該固定化抗体とは異なる抗原決定基を認識する抗体
と酵素を化学的に結合させた酵素標識抗体とH−SMP
30を含む検体とを反応させ、同時にあるいは10分〜
3時間後に該固定化固相を反応させることができる。実
施の際の反応温度は4℃〜40℃であり、好ましくは2
5〜38℃である。洗浄後、固相に結合した酵素の量を
酵素基質を加え活性測定することにより検体のH−SM
P30を定量することができる。本方法において用いる
ことのできる酵素は、パーオキシダーゼ、アルカリホス
ファターゼ、β−ガラクトシダーゼ、グルコースオキシ
ダーゼなどである。この際基質は、用いる酵素に適した
ものを用いることは言うまでもない。例えば、ABTS、ル
ミノール−H2O2(パーオキシダーゼ用)、3-(2'-ピロト
リシクロ[3,3,1,13,7]デカン)-4-メトキシ-4-(3"- ホス
フォリルオキシ)フェニル-1,2- ジオキセタン二ナトリ
ウム塩(AMPPD)、p-ニトロフェニルホスフェー
ト、メチルウンベリフェリルホスフェート(アルカリホ
スファターゼ用)、p-ニトロフェニル−β-D−ガラクト
ース、メチルウンベリフェリルー β-D- ガラクトース、
3-(2'-スピロアダマンタン)-4-(3−β-D−ガラクトピラ
ノシル)フェニル-1,2−ジオキセタン(AMGPD)
(βー ガラクトシダーゼ用)などを挙げることができ
る。酵素反応させ、測定は4℃から40℃で加温しなが
らレート法あるいは1分〜18時間反応させ、生じた発
色、蛍光あるいは、発光の測定により行なうことができ
る。本方法における抗体の組合せは固相に抗H−SMP
30抗体を結合させ、標識抗体にポリクローナル抗体も
しくはモノクローナル抗体を使用する。
【0021】放射免疫測定法の場合には、上記酵素標識
のかわりに 125Iなどの放射性同位元素を標識し、行な
うものである。本方法の実施の際の測定操作は前記酵素
免疫測定法の場合と全く同じである。一般的には1/4
インチのポリスチレンビーズや直径1cmのポリスチレ
ンチューブ、あるいは0.2〜10μmのフェライト粒
子に得られた特異的な抗体を結合させた固相を調製し、
使用することができる。例えばカルボキシメチル化され
た固相の場合、0.1〜1mgの抗体溶液(pH3.5
〜7)に水溶性カルボジイミドを加え1〜5時間反応さ
せることより調製される。また抗体の放射標識は既に市
販されているボルトンハンター試薬により容易に調製す
ることができる。例えば、0.1M炭酸水素ナトリウム
水溶液に溶かした抗体溶液にこのボルトンハンター試薬
を加え1〜2時間後にG−25の脱塩カラム等を用いて
未反応のボルトンハンター試薬を除去するのみで調製す
ることができる。この他、クロラミンT法やヨードジェ
ン法などを採用することにより容易に 125Iの放射標識
を行なうことができる。免疫反応を行なうにあたっては
先に述べた抗体固定固相にサンプルを加え、4℃〜40
℃好ましくは20〜38℃で1〜18時間反応させるも
のである。この後、生理食塩水あるいは蒸留水で洗浄を
行い、放射標識抗体をこの固相に加え、4℃〜40℃好
ましくは20〜38℃で1〜18時間反応させ、生理食
塩水あるいは蒸留水で洗浄を行い、その放射能活性を計
測するものである。測定にはシンチレーションカウンタ
ーを使用するものである。
のかわりに 125Iなどの放射性同位元素を標識し、行な
うものである。本方法の実施の際の測定操作は前記酵素
免疫測定法の場合と全く同じである。一般的には1/4
インチのポリスチレンビーズや直径1cmのポリスチレ
ンチューブ、あるいは0.2〜10μmのフェライト粒
子に得られた特異的な抗体を結合させた固相を調製し、
使用することができる。例えばカルボキシメチル化され
た固相の場合、0.1〜1mgの抗体溶液(pH3.5
〜7)に水溶性カルボジイミドを加え1〜5時間反応さ
せることより調製される。また抗体の放射標識は既に市
販されているボルトンハンター試薬により容易に調製す
ることができる。例えば、0.1M炭酸水素ナトリウム
水溶液に溶かした抗体溶液にこのボルトンハンター試薬
を加え1〜2時間後にG−25の脱塩カラム等を用いて
未反応のボルトンハンター試薬を除去するのみで調製す
ることができる。この他、クロラミンT法やヨードジェ
ン法などを採用することにより容易に 125Iの放射標識
を行なうことができる。免疫反応を行なうにあたっては
先に述べた抗体固定固相にサンプルを加え、4℃〜40
℃好ましくは20〜38℃で1〜18時間反応させるも
のである。この後、生理食塩水あるいは蒸留水で洗浄を
行い、放射標識抗体をこの固相に加え、4℃〜40℃好
ましくは20〜38℃で1〜18時間反応させ、生理食
塩水あるいは蒸留水で洗浄を行い、その放射能活性を計
測するものである。測定にはシンチレーションカウンタ
ーを使用するものである。
【0022】また、本発明のH−SMP30測定用試薬
は、イソルミノールやアクリジンエステルなどをラベル
した化学発光測定法、フルオレッセインやローダミンを
ラベルした蛍光免疫測定法に用いられるものであっても
よい。この際、ラベル体の標識は活性化エステル法やイ
ソチアネート法を採用することにより容易に行なうこと
ができる(「酵素免疫測定法」(医学書院、1987
年)参照)。
は、イソルミノールやアクリジンエステルなどをラベル
した化学発光測定法、フルオレッセインやローダミンを
ラベルした蛍光免疫測定法に用いられるものであっても
よい。この際、ラベル体の標識は活性化エステル法やイ
ソチアネート法を採用することにより容易に行なうこと
ができる(「酵素免疫測定法」(医学書院、1987
年)参照)。
【0023】また、本発明のH−SMP30測定用試薬
は、凝集免疫法に用いられるものであってもよい。すな
わち、抗H−SMP30抗体を血球や人工粒子(例えば
ラテックス、ゼラチン粒子)に結合させ、検体の抗原と
反応させ、生じた凝集像によりそのその濃度を判定する
ものである。血球や粒子への抗体の結合はタンニン酸処
理法やグルタールアルデヒド法により行なうことができ
る(「免疫学実験入門」(学会出版センター、1981
年)参照)。その反応は室温で1〜5時間放置すること
により行い生じた血球や粒子の凝集像をパターンアナラ
イザーや目視で判定することができる。
は、凝集免疫法に用いられるものであってもよい。すな
わち、抗H−SMP30抗体を血球や人工粒子(例えば
ラテックス、ゼラチン粒子)に結合させ、検体の抗原と
反応させ、生じた凝集像によりそのその濃度を判定する
ものである。血球や粒子への抗体の結合はタンニン酸処
理法やグルタールアルデヒド法により行なうことができ
る(「免疫学実験入門」(学会出版センター、1981
年)参照)。その反応は室温で1〜5時間放置すること
により行い生じた血球や粒子の凝集像をパターンアナラ
イザーや目視で判定することができる。
【0024】更に、免疫比濁法用の試薬であってもよ
く、この場合には、前述の凝集免疫法で示した凝集を光
学的散乱により測定するものである。例えば、波長を5
50nmにセットした分光光度計に抗体感作粒子と高分
子化ペプチド抗原とサンプルを混和し直ちにその吸光度
変化を測定することにより行なうことができる。
く、この場合には、前述の凝集免疫法で示した凝集を光
学的散乱により測定するものである。例えば、波長を5
50nmにセットした分光光度計に抗体感作粒子と高分
子化ペプチド抗原とサンプルを混和し直ちにその吸光度
変化を測定することにより行なうことができる。
【0025】上記免疫測定に供される検体としては、ヒ
トの臓器、組織、血液、尿及び髄液等を挙げることがで
きるがこれらに限定されるものではない。
トの臓器、組織、血液、尿及び髄液等を挙げることがで
きるがこれらに限定されるものではない。
【0026】本発明はさらに、配列表の配列番号1に示
される塩基配列の一部又はそれと相補的な塩基配列を有
する一本鎖核酸断片を含む、H−SMP30コード遺伝
子検出用プローブを提供する。プローブに含まれるヌク
レオチド数は特に限定されないが通常10〜30程度、
特に15〜25程度が好ましいがこれより長いものであ
ってもよい。プローブは放射標識、蛍光標識等で標識さ
れたものであり、その使用方法はこの分野において周知
である。
される塩基配列の一部又はそれと相補的な塩基配列を有
する一本鎖核酸断片を含む、H−SMP30コード遺伝
子検出用プローブを提供する。プローブに含まれるヌク
レオチド数は特に限定されないが通常10〜30程度、
特に15〜25程度が好ましいがこれより長いものであ
ってもよい。プローブは放射標識、蛍光標識等で標識さ
れたものであり、その使用方法はこの分野において周知
である。
【0027】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づきより具体的に
説明する。もっとも、本発明は下記実施例に限定される
ものではない。
説明する。もっとも、本発明は下記実施例に限定される
ものではない。
【0028】実施例1 ヒト肝臓100gを1000mlの10mM Tris
−HCl/1mMDTT,1mMフェニルメチルスルフ
ォニルフルオライド、2mM ATP、2mMNaF溶
液(pH=8.0)でホモジェナイズし、60分間遠心
(35000xg) した。この上清を50−70%硫安で塩析し
タンパクを沈澱させた。20分間遠心(35000xg) して沈
澱したタンパクを回収し、これを前述の抽出液100m
lで再溶解させ同液で3回透析した。この液をシューク
ロース濃度勾配等電点電気泳動し、pI=4.9(4.
5−5.5)の分画を回収し透析した。さらに濃縮し、
セファデックスG−75(Tris−HCl,1mM D
TT、100mM NaCl、pH=8.0)でゲル濾
過して分子量30kDaの目的のH−SMP30を1.
0mg得た。なお、このようにして精製された物質が、
H−SMP30であることは抗ラットSMP−30ウサ
ギ抗体の交叉性を利用したウェスタンブロット法で分子
量30kdのバンドにより確認した。
−HCl/1mMDTT,1mMフェニルメチルスルフ
ォニルフルオライド、2mM ATP、2mMNaF溶
液(pH=8.0)でホモジェナイズし、60分間遠心
(35000xg) した。この上清を50−70%硫安で塩析し
タンパクを沈澱させた。20分間遠心(35000xg) して沈
澱したタンパクを回収し、これを前述の抽出液100m
lで再溶解させ同液で3回透析した。この液をシューク
ロース濃度勾配等電点電気泳動し、pI=4.9(4.
5−5.5)の分画を回収し透析した。さらに濃縮し、
セファデックスG−75(Tris−HCl,1mM D
TT、100mM NaCl、pH=8.0)でゲル濾
過して分子量30kDaの目的のH−SMP30を1.
0mg得た。なお、このようにして精製された物質が、
H−SMP30であることは抗ラットSMP−30ウサ
ギ抗体の交叉性を利用したウェスタンブロット法で分子
量30kdのバンドにより確認した。
【0029】実施例2 H−SMP30のcDNAのク
ローニング H−SMP30のcDNAのクローニングを行い、プラ
スミドベクターに組み込み培養により大量にH−SMP
30を得た。これは次のように行った。
ローニング H−SMP30のcDNAのクローニングを行い、プラ
スミドベクターに組み込み培養により大量にH−SMP
30を得た。これは次のように行った。
【0030】肝組織中よりRNAを抽出し、オリゴdT
セルロースカラム(ファルマシア社)によりPoly
(A)+ RNAとした。このPoly(A)+ RNAよ
りDNAを合成し、PCR法により増幅した。PCR法
に用いたプライマーの配列は、5'-GGGAGGCCCCTTTTTTTTT
TTT-3'及び5'-AAGGAATTCCCCCCCCCCCCC-3' であった。こ
れを制限酵素λZapII で切断したcDNAライブラリー
を得る。更にT4リガーゼで処理し、EcoRI-NotIアダプ
ター(Invitrogene 社)にリゲートした。過剰のアダプ
ターをゲル濾過で除去し、λZapII ベクター(Stratege
n 社)にリゲートした。
セルロースカラム(ファルマシア社)によりPoly
(A)+ RNAとした。このPoly(A)+ RNAよ
りDNAを合成し、PCR法により増幅した。PCR法
に用いたプライマーの配列は、5'-GGGAGGCCCCTTTTTTTTT
TTT-3'及び5'-AAGGAATTCCCCCCCCCCCCC-3' であった。こ
れを制限酵素λZapII で切断したcDNAライブラリー
を得る。更にT4リガーゼで処理し、EcoRI-NotIアダプ
ター(Invitrogene 社)にリゲートした。過剰のアダプ
ターをゲル濾過で除去し、λZapII ベクター(Stratege
n 社)にリゲートした。
【0031】次にH−SMP30のcDNAフラグメン
トを得るため、既に単離したH−SMP30の一部のア
ミノ酸配列よりオリゴヌクレオチドプライマーを合成し
た。合成したプライマーの配列は、5'-AGGCTATGTTGCCAC
CATTGGAA-3' 及び5'-TTCCTCAGCCATGGTACCAGCAAA-3'であ
った。これらのプライマーを用い、先に作製したcDN
Aライブラリーを用い鋳型にして、DNA増幅キットに
よりPCR法で増幅し、得られたDNAは電気泳動で精
製し回収した。この回収DNAをプラスミドのSmaI
部位にインサートした。
トを得るため、既に単離したH−SMP30の一部のア
ミノ酸配列よりオリゴヌクレオチドプライマーを合成し
た。合成したプライマーの配列は、5'-AGGCTATGTTGCCAC
CATTGGAA-3' 及び5'-TTCCTCAGCCATGGTACCAGCAAA-3'であ
った。これらのプライマーを用い、先に作製したcDN
Aライブラリーを用い鋳型にして、DNA増幅キットに
よりPCR法で増幅し、得られたDNAは電気泳動で精
製し回収した。この回収DNAをプラスミドのSmaI
部位にインサートした。
【0032】このようにして得られたプロダクトのDN
A配列を確認し、スクリーニングのプローブとして使用
するため32Pで標識した。さきに作製したλZapII のバ
クテリオファージのプラーク(1x105 )をこのプロ
ーブでスクリーニングする。このプラークをHybond-Nで
固定しプレハイブリダイゼーション後この32Pで標識し
たプローブでハイブリダイゼーションした。オートラジ
オグラフィーはX線フィルムに感光させて行った。これ
で陽性と確認された、プラスミドを E coli XL1-BLUEで
増幅した。これによりH−SMP30をコードするDN
Aを含むプラスミドを得た。これを数種類の制限酵素で
切断し配列を分析した。このデータを基にコンピュータ
ー解析し全核酸配列およびアミノ酸配列を決定した。結
果を配列表の配列番号1に示す。なお、配列番号1中に
示されるアミノ酸配列のみを取り出して示したものが配
列番号2である。
A配列を確認し、スクリーニングのプローブとして使用
するため32Pで標識した。さきに作製したλZapII のバ
クテリオファージのプラーク(1x105 )をこのプロ
ーブでスクリーニングする。このプラークをHybond-Nで
固定しプレハイブリダイゼーション後この32Pで標識し
たプローブでハイブリダイゼーションした。オートラジ
オグラフィーはX線フィルムに感光させて行った。これ
で陽性と確認された、プラスミドを E coli XL1-BLUEで
増幅した。これによりH−SMP30をコードするDN
Aを含むプラスミドを得た。これを数種類の制限酵素で
切断し配列を分析した。このデータを基にコンピュータ
ー解析し全核酸配列およびアミノ酸配列を決定した。結
果を配列表の配列番号1に示す。なお、配列番号1中に
示されるアミノ酸配列のみを取り出して示したものが配
列番号2である。
【0033】実施例3 抗ヒトSMP30特異ウサギ抗体の調製 実施例1で調製したH−SMP301mgを含む1ml
のPBSを1mlのフロイント完全アジュバントと混合
し、ウサギ背皮下に各々注射した。次に3週間後、上記
結合物を同様に注射した。更に4週間後に再度同量の免
疫原を注射し、その1カ月後に同量の免疫原を背皮に注
射した。最後の注射の1週間後に全採血し、抗血清を得
た。この抗血清を50−70%硫安で塩析しタンパクを
沈澱させた。20分間遠心(10000xg) して沈澱したタン
パクを回収し、これを前述のPBS,pH7.0で再溶
解させ同液で3回透析した。この液を、スーパーロース
12で(PBS、pH=7.0)でゲル濾過して分子量
160kDaのIgGフラクションを得た。
のPBSを1mlのフロイント完全アジュバントと混合
し、ウサギ背皮下に各々注射した。次に3週間後、上記
結合物を同様に注射した。更に4週間後に再度同量の免
疫原を注射し、その1カ月後に同量の免疫原を背皮に注
射した。最後の注射の1週間後に全採血し、抗血清を得
た。この抗血清を50−70%硫安で塩析しタンパクを
沈澱させた。20分間遠心(10000xg) して沈澱したタン
パクを回収し、これを前述のPBS,pH7.0で再溶
解させ同液で3回透析した。この液を、スーパーロース
12で(PBS、pH=7.0)でゲル濾過して分子量
160kDaのIgGフラクションを得た。
【0034】実施例4 抗体とパーオキシダーゼとの結合物の調製 ホースラディシュパーオキシダーゼ(以下PODと記
す、ベーリンガー社)5mgを50mM炭酸水素ナトリ
ウム水溶液(pH8.0)1mlに溶かし、GMBS5
mgを含むジメチルホルムアミド溶液100μlを混和
した。室温2時間撹拌後、予め実施例3で作製した抗ヒ
トSMP30特異ウサギ抗体のF(ab’)2 を0.1
Mの2メルカプトエチルアミンで還元し脱塩したFab
2mgを添加し3時間室温に放置した。この反応液を予
めPBSで平衡化したセファクリルAcA34カラムに
チャージし、溶出しPODと抗体の結合物1mgを得
た。
す、ベーリンガー社)5mgを50mM炭酸水素ナトリ
ウム水溶液(pH8.0)1mlに溶かし、GMBS5
mgを含むジメチルホルムアミド溶液100μlを混和
した。室温2時間撹拌後、予め実施例3で作製した抗ヒ
トSMP30特異ウサギ抗体のF(ab’)2 を0.1
Mの2メルカプトエチルアミンで還元し脱塩したFab
2mgを添加し3時間室温に放置した。この反応液を予
めPBSで平衡化したセファクリルAcA34カラムに
チャージし、溶出しPODと抗体の結合物1mgを得
た。
【0035】実施例5 ELISA法によるH−SMP30の測定 実施例3で得られた抗ヒトSMP30IgG抗体のPB
S溶液(10μg/ml)を96穴のマイクロプレート
(ヌンク社製)に50μl/ウエルずつ分注し、4℃で
一夜放置した。このマイクロプレートを生理食塩水で2
回洗浄した後、5%BSAを含むPBS溶液200μl
を各ウエルに分注し、4℃にて一夜放置した。以後の洗
浄は全て0.05%Tween 20を含むPBSで行なっ
た。このプレートを3回洗浄し、検体あるいはスタンダ
ード抗原、50μlを加え室温で1時間撹はんした。3
回洗浄し、実施例4で作製した抗ヒトSMP30ウサギ
抗体とPODとの結合物25μl(5000倍希釈)を
加え室温1時間反応させた。3回の洗浄の後、0.1%
のABTSと1mMのH2 O2 を含む基質液100μl
を各ウエルに分注し、室温で30分反応させた後、タイ
ターテックマルチレコーダーを用いて415nmにおけ
る吸光度を測定した。図1にその定量曲線を示す。
S溶液(10μg/ml)を96穴のマイクロプレート
(ヌンク社製)に50μl/ウエルずつ分注し、4℃で
一夜放置した。このマイクロプレートを生理食塩水で2
回洗浄した後、5%BSAを含むPBS溶液200μl
を各ウエルに分注し、4℃にて一夜放置した。以後の洗
浄は全て0.05%Tween 20を含むPBSで行なっ
た。このプレートを3回洗浄し、検体あるいはスタンダ
ード抗原、50μlを加え室温で1時間撹はんした。3
回洗浄し、実施例4で作製した抗ヒトSMP30ウサギ
抗体とPODとの結合物25μl(5000倍希釈)を
加え室温1時間反応させた。3回の洗浄の後、0.1%
のABTSと1mMのH2 O2 を含む基質液100μl
を各ウエルに分注し、室温で30分反応させた後、タイ
ターテックマルチレコーダーを用いて415nmにおけ
る吸光度を測定した。図1にその定量曲線を示す。
【0036】実施例6 血球凝集反応によるH−SMP30の測定 ニワトリ赤血球をPBSで3回洗浄した。この4ml溶
液にタンニン酸溶液(0.025mg/mlPBS)2
0mlを加え37℃、60分加温した。PBSで3回洗
浄し、この4ml溶液に抗H−SMP30ヤギ抗体(2
mg/mlPBS)10mlを加え37℃,3時間加温
した。PBSで3回洗浄し1%ヤギ血清を含むPBSに
懸濁し1%血球溶液とした。検体もしくはスタンダード
溶液を96穴のタイタープレートに2n 倍希釈で実施例
2で得られた高分子結合物とともに加え(25μl)、
抗体感作血球(1%)25μlを各ウエルに添加した。
撹はん後、3時間室温に放置し、その凝集像を判定し
た。結果を下記表1に示す。
液にタンニン酸溶液(0.025mg/mlPBS)2
0mlを加え37℃、60分加温した。PBSで3回洗
浄し、この4ml溶液に抗H−SMP30ヤギ抗体(2
mg/mlPBS)10mlを加え37℃,3時間加温
した。PBSで3回洗浄し1%ヤギ血清を含むPBSに
懸濁し1%血球溶液とした。検体もしくはスタンダード
溶液を96穴のタイタープレートに2n 倍希釈で実施例
2で得られた高分子結合物とともに加え(25μl)、
抗体感作血球(1%)25μlを各ウエルに添加した。
撹はん後、3時間室温に放置し、その凝集像を判定し
た。結果を下記表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】本発明により、H−SMP30が初めて
単離され、そのアミノ酸配列が決定された。さらに、本
発明により、H−SMP30をコードするDNAが初め
てクローニングされ、その塩基配列が決定された。さら
に、本発明により、H−SMP30に対する抗体が初め
て提供された。これにより、ヒト組織中又は体液中に存
在するH−SMP30を検出及び定量することができる
ようになった。従って、本発明は、肝障害や腎障害のモ
ニタリング及び新生児の肝臓及び腎臓の発達の程度の観
察に大いに寄与するものと考えられる。
単離され、そのアミノ酸配列が決定された。さらに、本
発明により、H−SMP30をコードするDNAが初め
てクローニングされ、その塩基配列が決定された。さら
に、本発明により、H−SMP30に対する抗体が初め
て提供された。これにより、ヒト組織中又は体液中に存
在するH−SMP30を検出及び定量することができる
ようになった。従って、本発明は、肝障害や腎障害のモ
ニタリング及び新生児の肝臓及び腎臓の発達の程度の観
察に大いに寄与するものと考えられる。
【0039】
配列番号 : 1 配列の長さ : 1356 配列の型 : 核酸 トポロジー : 直鎖状 配列の種類 : cDNA to mRNA 配列 ACAAACACCA AGGAGTGGAG GTCAGAGTGT CACTTTTTTG TTTTCTTTTT GAAAGATCAT 60 TCGAGAAACA CGTCACTGAT CTCCCCTGCG ACC ATG TCT TCC ATT AAG ATT GAG 114 Met Ser Ser Ile Lys Ile Glu 1 5 TGT GTT TTG CCA GAG AAC TGC CGG TGT GGT GAG TCT CCA GTA TGG GAG 162 Cys Val Leu Pro Glu Asn Cys Arg Cys Gly Glu Ser Pro Val Trp Glu 10 15 20 GAA GTG TCC AAC TCT CTG CTC TTT GTA GAC ATT CCT GCA AAA AAG GTT 210 Glu Val Ser Asn Ser Leu Leu Phe Val Asp Ile Pro Ala Lys Lys Val 25 30 35 TGC CGG TGG GAT TCA TTC ACC AAG CAA GTA CAG CGA GTG ACC ATG GAT 258 Cys Arg Trp Asp Ser Phe Thr Lys Gln Val Gln Arg Val Thr Met Asp 40 45 50 55 GCC CCA GTC AGC TCC GTG GCT CTT CGC CAG TCG GGA GGC TAT GTT GCC 306 Ala Pro Val Ser Ser Val Ala Leu Arg Gln Ser Gly Gly Tyr Val Ala 60 65 70 ACC ATT GGA ACA AAG TTC TGT GCT TTG AAC TGG AAA GAA CAA TCA GCA 354 Thr Ile Gly Thr Lys Phe Cys Ala Leu Asn Trp Lys Glu Gln Ser Ala 75 80 85 GTT GTC TTG GCC ACG GTG GAT AAC GAC AAG AAA AAC AAT CGC TTC AAT 402 Val Val Leu Ala Thr Val Asp Asn Asp Lys Lys Asn Asn Arg Phe Asn 90 95 100 GAT GGG AAG GTG GAT CCC GCC GGG AGG TAC TTT GCT GGC ACC ATG GCT 450 Asp Gly Lys Val Asp Pro Ala Gly Arg Tyr Phe Ala Gly Thr Met Ala 105 110 115 GAG GAA ACA GCT CCA GCA GTT CTT GAG CGG CAC CAG GGG GCC CTG TAC 498 Glu Glu Thr Ala Pro Ala Val Leu Glu Arg His Gln Gly Ala Leu Tyr 120 125 130 135 TCC CTC TTT CCT GAT CAC CAC GTG AAA AAG TAC TTT GAC CAG GTG GAC 546 Ser Leu Phe Pro Asp His His Val Lys Lys Tyr Phe Asp Gln Val Asp 140 145 150 ATT TCC AAT GGT TTG GAT TGG TCG CTA GAC CAC AAA ATC TTC TAT TAC 594 Ile Ser Asn Gly Leu Asp Trp Ser Leu Asp His Lys Ile Phe Tyr Tyr 155 160 165 ATT GAC AGC CTG TCC TAC TCC GTG GAT GCC TTT GAC TAT GAC CTG CAG 642 Ile Asp Ser Leu Ser Tyr Ser Val Asp Ala Phe Asp Tyr Asp Leu Gln 170 175 180 ACA GGA CAG ATC TCC AAC CGC AGA AGT GTT TAC AAG CTA GAA AAG GAA 690 Thr Gly Gln Ile Ser Asn Arg Arg Ser Val Tyr Lys Leu Glu Lys Glu 185 190 195 GAA CAA ATC CCA GAT GGA ATG TGT ATT GAT GCT GAG GGG AAG CTC TGG 738 Glu Gln Ile Pro Asp Gly Met Cys Ile Asp Ala Glu Gly Lys Leu Trp 200 205 210 215 GTG GCC TGT TAC AAT GGA GGA AGA GTG ATT CGT TTA GAT CCT GTG ACA 786 Val Ala Cys Tyr Asn Gly Gly Arg Val Ile Arg Leu Asp Pro Val Thr 220 225 230 GGG AAA AGA CTT CAA ACT GTG AAG TTG CCT GTT GAT AAA ACA ACT TCA 834 Gly Lys Arg Leu Gln Thr Val Lys Leu Pro Val Asp Lys Thr Thr Ser 235 240 245 TGC TGC TTT GGA GGG AAG AAT TAC TCT GAA ATG TAT GTG ACC TGC GCC 882 Cys Cys Phe Gly Gly Lys Asn Tyr Ser Glu Met Tyr Val Thr Cys Ala 250 255 260 CGG GAT GGG ATG GAC CCC GAG GGT CTT TTG AGG CAA CCT GAA GCT GGT 930 Arg Asp Gly Met Asp Pro Glu Gly Leu Leu Arg Gln Pro Glu Ala Gly 265 270 275 GGA ATT TTC AAG ATA ACT GGT CTG GGG GTC AAA GGA ATT GCT CCC TAC 978 Gly Ile Phe Lys Ile Thr Gly Leu Gly Val Lys Gly Ile Ala Pro Tyr 280 285 290 295 TCC TAT GCG GGA TGAGGACAGG TCTTCTTTCC TGCCAGAGGG AGCTCTGAAG 1030 Ser Tyr Ala Gly ACAACTAGAG AATTCTGGGC CTGAAATTTC AATCTAGTTA GAAAGAAAAA TGAGGCAATG 1090 ATTTTATTAA CAGCGTTAAG TTTTAATTTA CAACTTTTAA AAGGCAGAGC ATTTTTAACA 1150 AGGGGTGACA GGTGGTTTTG ATAACACACT TATAAGGCTT TCTGTAAAAG GTACTATAGA 1210 AGGGCGAAGA ATCGTTCAAC TGTCAATCAG CCTCTTGATT CTTTGTAAAT TGCCAGGGTG 1270 GGTGGGTACA TATCTCTTCT TGATTCTGCA TTTCATACTT AACTATATTA AAGCTTCAAG 1330 GAACAATAAA TAGTAACCTG GTAATG 1356
【0040】配列番号 :2 配列の長さ : 299 配列の型 : アミノ酸 トポロジー : 直鎖状 配列 Met Ser Ser Ile Lys Ile Glu Cys Val Leu Pro Glu Asn Cys Arg Cys 1 5 10 15 Gly Glu Ser Pro Val Trp Glu Glu Val Ser Asn Ser Leu Leu Phe Val 20 25 30 Asp Ile Pro Ala Lys Lys Val Cys Arg Trp Asp Ser Phe Thr Lys Gln 35 40 45 Val Gln Arg Val Thr Met Asp Ala Pro Val Ser Ser Val Ala Leu Arg 50 55 60 Gln Ser Gly Gly Tyr Val Ala Thr Ile Gly Thr Lys Phe Cys Ala Leu 65 70 75 80 Asn Trp Lys Glu Gln Ser Ala Val Val Leu Ala Thr Val Asp Asn Asp 85 90 95 Lys Lys Asn Asn Arg Phe Asn Asp Gly Lys Val Asp Pro Ala Gly Arg 100 105 110 Tyr Phe Ala Gly Thr Met Ala Glu Glu Thr Ala Pro Ala Val Leu Glu 115 120 125 Arg His Gln Gly Ala Leu Tyr Ser Leu Phe Pro Asp His His Val Lys 130 135 140 Lys Tyr Phe Asp Gln Val Asp Ile Ser Asn Gly Leu Asp Trp Ser Leu 145 150 155 160 Asp His Lys Ile Phe Tyr Tyr Ile Asp Ser Leu Ser Tyr Ser Val Asp 165 170 175 Ala Phe Asp Tyr Asp Leu Gln Thr Gly Gln Ile Ser Asn Arg Arg Ser 180 185 190 Val Tyr Lys Leu Glu Lys Glu Glu Gln Ile Pro Asp Gly Met Cys Ile 195 200 205 Asp Ala Glu Gly Lys Leu Trp Val Ala Cys Tyr Asn Gly Gly Arg Val 210 215 220 Ile Arg Leu Asp Pro Val Thr Gly Lys Arg Leu Gln Thr Val Lys Leu 225 230 235 240 Pro Val Asp Lys Thr Thr Ser Cys Cys Phe Gly Gly Lys Asn Tyr Ser 245 250 255 Glu Met Tyr Val Thr Cys Ala Arg Asp Gly Met Asp Pro Glu Gly Leu 260 265 270 Leu Arg Gln Pro Glu Ala Gly Gly Ile Phe Lys Ile Thr Gly Leu Gly 275 280 285 Val Lys Gly Ile Ala Pro Tyr Ser Tyr Ala Gly 290 295
【図1】抗H−SMP30抗体を用いたELISA法に
より得られた定量曲線を示す図である。
より得られた定量曲線を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07K 99:00
Claims (5)
- 【請求項1】 配列表の配列番号2で示されるアミノ酸
配列を有するポリペプチド。 - 【請求項2】 請求項1記載のポリペプチドをコードす
るDNA領域を含む、クローン化DNA。 - 【請求項3】 前記DNA領域は、配列表の配列番号1
で示される94番目から990番目で示される塩基配列
を有する請求項2記載のDNA。 - 【請求項4】 請求項1記載のポリペプチド又はその部
分を抗原とする抗体又はその抗原結合性フラグメントを
含む、ヒト老化マーカータンパクSMP30測定用試
薬。 - 【請求項5】 配列表の配列番号1に示される塩基配列
の一部又はそれと相補的な塩基配列を有する一本鎖核酸
断片を含む、ヒト老化マーカータンパクSMP30コー
ド遺伝子検出用プローブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5265681A JPH0797399A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 新規ポリペプチド及びヒト老化マーカータンパクsmp30測定用試薬 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5265681A JPH0797399A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 新規ポリペプチド及びヒト老化マーカータンパクsmp30測定用試薬 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0797399A true JPH0797399A (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=17420528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5265681A Pending JPH0797399A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 新規ポリペプチド及びヒト老化マーカータンパクsmp30測定用試薬 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0797399A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003026408A1 (fr) * | 2001-09-20 | 2003-04-03 | Japan Science And Technology Agency | Modèle animal présentant une surexpression de régucalcine |
WO2022092702A1 (ko) * | 2020-10-30 | 2022-05-05 | 경북대학교 산학협력단 | 인간 유방암 및 동물 유선암의 진단 및 악성도 평가를 위한 바이오마커로서 smp30의 용도 |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP5265681A patent/JPH0797399A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003026408A1 (fr) * | 2001-09-20 | 2003-04-03 | Japan Science And Technology Agency | Modèle animal présentant une surexpression de régucalcine |
US7355093B2 (en) | 2001-09-20 | 2008-04-08 | Japan Science And Technology Agency | Model animal with overexpression of regucalcin |
WO2022092702A1 (ko) * | 2020-10-30 | 2022-05-05 | 경북대학교 산학협력단 | 인간 유방암 및 동물 유선암의 진단 및 악성도 평가를 위한 바이오마커로서 smp30의 용도 |
KR20220058232A (ko) * | 2020-10-30 | 2022-05-09 | 경북대학교 산학협력단 | 인간 유방암 및 동물 유선암의 진단 및 악성도 평가를 위한 바이오마커로서 smp30의 용도 |
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