JPH04505401A - 主要組織適合抗原に会合したペプチドを認識するモノクローナル抗体 - Google Patents

主要組織適合抗原に会合したペプチドを認識するモノクローナル抗体

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JPH04505401A
JPH04505401A JP3505290A JP50529091A JPH04505401A JP H04505401 A JPH04505401 A JP H04505401A JP 3505290 A JP3505290 A JP 3505290A JP 50529091 A JP50529091 A JP 50529091A JP H04505401 A JPH04505401 A JP H04505401A
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リユケ,ピエール
クリルスキー,フイリツプ
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アンステイテユ・ナシオナル・ドウ・ラ・サンテ・エ・ドウ・ラ・ルシエルシユ・メデイカル
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ム にムムしたペプチドを!−るモノクロ本発明は主要組織適合抗原に会合した ペプチドを認識する制限モノクローナル抗体に係る0本発明は更に、所定の病気 の診断と治療、場合により予防へのこれらの抗体の適用に係る。
主要組織適合遺伝子複合体分子(MHC分子)が免疫系に非自己から自己を識別 させる認識膜楕遣として有用であることは知られている。MMC分子の主要機能 はTリンパ球に抗原を与えることである。
MHC分子がクラスIに属するかクラス■に属するかに従って、MMC分子と抗 原とにより形成される複合体は夫々細胞毒性T細胞又はBリンパ球により抗体の 合成を活性化させることが可能な補助T細胞により認識される。
種々の研究により、MHC分子に会合した抗原を認識する抗体の存在が既に立証 されている0例えば、Van Leuveen他(J、Exp、Med、(19 79> 1且、1075−1083)は、HLA−A2型のMl″″IC分子に 会合したH−Y抗原を有するリンパ球を特異的に溶解させることが可能な抗体を 含むポリクローナル血清が貧血罹患患者に存在することを記載した。
しかしながら、現在までに知られている研究結果によると、制限モノクローナル 抗体、即ち所定の抗原と、この抗原の同様に所定の特異的MHC分子とにより形 成される複合体に特異的なモノクローナル抗体を製造することも同定することも できなかった。
このことに関しては、制限モノクローナル抗体の製造を目的として実験モデルを 作成しようとした複数のチームが否定的な結果を報告している。
例えばA型インフルエンザウィルス、83N2 (X−31)株を抗原として使 用したTamm1nen他のチーム(Tamminen他、Eur、J、Imm onol。
(1987) 17. 999−1006)及び抗原としてインシュリンを使用 したRubin、Malissen、Jorgensen及びZeuthenの チーム(Ru b i n他、Res、Immunol、(1989)140、 、、、)は否定的な結果を報告しており、即ち制限抗体を製造することができな かったと報告している。
Klinmanのチームは肯定的な結果を記載している(Wylie他、J、E xp、Med、(1982) 155、 403−414; Frescher 及びKlinman、 J、Exp、 Med、(1986) 164゜196 −210>、I、かじながら、Klinman他の研究は、製造されるモノクロ ーナル抗体が腫瘍ウィルスSV40により形質転換された細胞を認識すると示し ているものの、認識される抗原も該当MMC分子も同定されていない。
本発明の制限モノクローナル抗体の製造に伴う困難は、種々の要因、特に具体的 な抗体製造方法を完成し、スクリーニング感度の高い方法を得るという点に帰着 し得る。
本発明者らは種々の病気の診断及び治療に制限モノクローナル抗体が果たし得る 役割に着目した。
本発明者らは従来の困難を解消し、抗原とこの抗原を特異的に認識するMHC分 子との会合により構成される複合体に特徴的な制限モノクローナル抗体を得た。
従って、本発明はMHCの分子に会合した抗原を認識する制限モノクローナル抗 体に係る。制限モノクローナル抗体産生性のハイプリドーマ株も本発明の範囲に 含まれる。
、本発明は更に、感染又は腫瘍症状もしくは自己免疫病、患を発生し得る細胞障 害の存在の診断用組成物にも係る。
本発明は更に、感染又は上記のような細胞障害の治療用組成物にも係る。
本発明は更に、本発明の制限モノクローナル抗体の製造方法にも係る。
本発明の制限抗体により認識される複合体の2成分の一方を構成する上記抗原は 、感染もしくは病原物質に由来するタンパク質の分解から得られるようなペプチ ド、又は細胞障害から得られるペプチド、又は自己分解したタンパク質である。
これらのペプチドは例えばリゾソーム又はゴルジ装置の酵素による酵素切断によ り得られる。
複合体を形成するためには更に、ペプチドとMMC分子℃が相互に結合できるこ とが必要である。
制限モノクローナル抗体を製造するためには、これらのペプチドは有利には従来 のペプチド合成方法に従って化学的合成経路により得られる。
ペプチドは同様に、病原物質のタンパク質又は腫瘍型もしくは自己免疫型の細胞 障害に関与するタンパク質、特に突然変異タンパク質のような天然タンパク質か ら製造され得る。
本発明のモノクローナル抗体は、病原物質の抗原の特徴を有するペプチド又は細 胞障害の特徴を有するペプチドと、このペプチドを認識及び固定する能力を有す る主要組織適合抗原複合体(MMC’)の分子とにより形成される複合体を特異 的に認識することができることを特徴とし、該抗体はペプチドを固定しない(ペ プチドに非特異的)ノ1プロタイプMHC分子と会合する該ペプチドを認識しな いことから、制限モノクローナル抗体である。
ペプチド−クラスIのMHC分子の結合の特異性を決定するためには、BOUI  LLOT他(Nature、1989、vol、339. p、473 47 5)により記載されているような試験を実施することができる。
この試験によると、MMC分子に対する特異性をめるペプチドを、クロム51の ような放射性同位体で標識した細胞上で既知のMHC分子と共にインキュベート する。このインキュベーション後、懸濁液をペプチドの特異的細胞毒性リンパ球 (CTL)の存在下にお(、CTL細胞がペプチド及びMHC細胞の存在下にお いた細胞を溶解するとき、MMC細胞はペプチドに対する特異的親和性を有する と推測することができる。
同様に、ペプチドとクラス■のMHC抗原との機能的且つ特異的会合を測定する ことが可能な種々の試験が存在する0例えば5ette他(P、N、A、S、( 1989)。
Vol、86. p3296−3300)の試験を実施することができる。
上記抗体は制限モノクローナル抗体なる用語により表される。
本発明の一実施態様によると、制限モノクローナル抗体は更に、該抗体が特異的 でありながら分離状態で存在するペプチドに対して全く又は実質的に反応しない こと、及び/又は単独MHC分子を僅かに認識するが又は全く認識しないことを 特徴とする。
単独ペプチドを認識する能力を実質的にもたない抗体は、本発明によると、バッ クグラウンドノイズに対応する信号の2分の1未満の反応をこのペプチドとの間 に示す抗体である。
単独MHC分子を僅かに認識する抗体は、ペプチド−特異的MHC複合体との間 に同一条件で存在する反応の約1/10〜115の反応に従ってこのMHC分子 を認識する。
得られるモノクローナル抗体が本発明の定義に合致するか否かを決定するために は、例示として以下に説明するようなELISA型の酵素抗体反応を実施するこ とができる。
酵素抗体反応はまず、ハイブリドーマ培養上清上でウレアーゼ又はアルカリホス ファターゼに結合した抗マウスエを複合抗体をベースとする試薬により実施され る。次に例えばアルカリホスファターゼに結合した抗マウスIg複合抗体により 反応を確認する。標的として使用される細胞は、例えば形成が所望される抗体に 対応するペプチドと共に(細胞107個あたり5〜50μg / m 1の割合 で37℃で1〜2時間)予めインキュベートした牌細胞である。Ternync k及びAvrameas (Ternynck及びAvrameas: Tec hniques immunoenzymatiques −Les 6dit i。
ns INSERM、1987)により記載の方法に従ってポリ−し−リシンを 介してポリビニルプレートに細胞を固定する。
制限モノクローナル抗体が本発明に属するが否がを立証するために使用され、従 って本発明の制限モノクローナル抗体との間に陽性の反応を与えてはならない対 照は、別々に採用される成分の一方又は他方(即ち形成が所望される制限モノク ローナル抗体に対応するペプチド又は該ペプチドなしに対応する単独MMC分子 を含む細胞〉と、結合しない即ち非特異的なパートナ−と会合したこれらの成分 の一方又は他方(形成が所望される制限モノクローナル抗体に対応し、調査下の MHC分子に会合したペプチド以外のペプチド又は製造が所望される制限モノク ローナル抗体に対応し、非特異的MMC分子に会合したペプチド)とから構成さ れる。
上記陽性反応は、制限抗体以外の全反応成分を含むウェルに観察される光学密度 (OD)の少なくとも2倍の光学密度により表される。
本発明の制限モノクローナル抗体は高い選択性を有するという利点があり、従っ て、診断、治療及び場合によりワクチン接種に適用すると特に有利である。
本発明の抗体により認識されるペプチドは、ウィルス、細菌、寄生虫(例えばマ ラリア原虫)又は真菌類、特に病原性酵母のような病原物質の特徴を示し得る。
副組織適合抗原を表すペプチド、腫瘍もしくは癌型又は自己免疫型の細胞障害の 特徴を有するペプチドも認識される。
本発明の好適実施態様によると制限モノクローナル抗体は、認識されるペプチド が7〜25、好ましくは10個のアミノ酸を有することを特徴とする。
MHC分子により所定の抗原を与えるためには、上記に近いアミノ成長を有する ペプチドが存在すれば、MHC分子との固定反応及び本発明の抗体による認識反 応に十分であり得る。
本発明の制限モノクローナル抗体を製造及び決定するためには、所与の種につい て同様に特異的なMHC分子の可溶化及び/又は可溶性形態に会合したペプチド により構成される抗原を使用することもできる。可溶化形態を使用する場合、t riton X100もしくはNP40のようなイオン性洗剤又はオクチル−β D−グリコピラノシドのような非イオン性洗剤で可溶化することにより製造され 、可溶化後、アフィニティークロマトグラフィーにかける。
可溶化形態の分子を製造するためには、5TALLCUPK他(J、of Im munology、1981゜vol、 127. page 923>に記載 の方法を参照されたい。
M HCの可溶性分子を使用する場合、このような分子は遺伝子工学によりトラ ンスメンブラン部分を欠失させることにより得られる。
この可溶性分子は、発現が所望されるMHC分子をコードする遺伝子の挿入によ り修飾された細胞宿主により作成され得、この遺伝子は分子のトランスメンブラ ン部分をコードする配列を欠失する。この配列の抑圧を考慮してMHC分子のH gとLffiをGGGS型のポリリンカーに結合する。遺伝子は調節成分が細胞 宿主により認識されるような条件下で宿主に取り込まれる。適切な細胞宿主は例 えば昆虫4I胞である。
特定の制限モノクローナル抗体は、認識されるペプチドがヒトHIVレトロウィ ルスの特性を示し、特にgagタンパク質のペプチド、例えばペプチドgag5  (GHQAAMEMLKE)もしくはNeosystem (Strasbo urg、 リファレンス5P89−158)により合成されたペプチドgag  p25(配列263−277)、又は内部タンパク質p14(核タンパク質)の ペプチド、特にC1averie JM他によりEur jourImm 19 88 vol 18 P 1547−1553に記載されているペプチドに16 Fであることを特徴とする。
本発明の他の制限モノクローナル抗体は、W r a i t h 。
D他(Cell 1988 vol、59 p247−255)により記載され ているミニリンMPB1〜11の塩基性タンパク質の自己抗原のペプチド、Mo zes他(EMBOjournal 1989 vol 8 P4O10−40 52)により記載されているアセチルコリンのレセプターのαサブユニットのペ プチド、Gradehandt他(Immunological Review s、 (1988) vol、 106. p59−75)により記載されてい るインシュリンのα鎖のペプチド、Chisari他(Cell 1989 v ol 59 P 1145−1156)により記載されているB型肝炎ウィルス のエンベロー1のペプチドのようなペプチドに対して特異的である。
本発明の抗体は更に、認識されるヒトMHO分子がクラス■(例えばHLA−D R2、HLA−DR3、HLA−DR4、HLA−DR5)と同様にクラス■の 種々のハブロタイブ(例えば)ILA−A2、HLA−A3、HLA−B7、H LA−B12、HLA−B27、HLA−B37、HLA−CW3)であること を特徴とし得る。
本発明の特定の制限モノクローナル抗体は、ハブロタイブHLA−B27又はH LA−Allの分子に会合したHIVのタンパク質p25 (gag)のペプチ ド、特にペプチドgag5を認識する抗体である。
本発明は更に、本発明の制限モノクローナル抗体の製造方法にも係る。これらの 制限モノクローナル抗体の製造に適した第1の方法は、 −所定のペプチドで被覆された同一遺伝子の肺細胞で予め免疫感作した動物の肺 細胞を、肺細胞がミエローマ細胞に対して過剰、例えば約10:lの割合となる ように、融合プロモーター(例えばポリエチレングリコール)の存在下でミエロ ーマ細胞と融合させ、 −例えば酵素(例えばウレアーゼ又はアルカリホスファターゼ又はペルオキシダ ーゼ)に結合した抗マウスIg複合抗体をベースとする試薬を用いてELISA 法を実施することにより、制限モノクローナル抗体を産生ずることが可能なハイ ブリドーマを選択するためにスクリーニングを行い、 −こうして選択されたハイブリドーマを回収及びクローニングすることを特徴と する。
細胞毒性法のような別の方法をスクリーニングに使用してもよい。
上記制限モノクローナル抗体を産生ずるハイブリドーマも本発明の範囲に含まれ る。これらのハイブリドーマは、形成する抗体に対応する抗原がMMC分子に会 合した上記ペプチドを含む複合体により構成されるような条件下で、ミエローマ 細胞と、ペプチド−抗原で予め免疫感作した動物の肺細胞との融合産物である。
好ましくは、ハイブリドーマは上記肺細胞をHGPRT−型のミエローマ、例え ばX63−Ag3、N5−1又は5P210と融合することにより得られる。
ハイブリドーマの製造はKohler及びMi 15ten(Nature、1 974. 256+495−497)のプロトコルに従って行った。
MMC分子を与えるリンパ球又は非リンパ球、正常又は腫瘍性細胞は、好ましく はマウスのハブロタイブH−26、H−2’、H−2”、H−2@又はH−21 であるが、(同一のヒトMHCを発現する)トランスジェニック又は非トランス ジェニックマウスでヒト(又は他の種の)MHC分子を発現する細胞でもよい。
本発明は更に、製造が所望される制限モノクローナル抗体に対応する好ましくは 免疫性のペプチド又はポリペプチドで被覆されたヒト又は動物〈例えばマウス) のリンパ球又は非リンパ球細胞にも係る。
本発明の制限モノクローナル抗体の第2の製造方法は、エプスタイン−バールウ ィルスで不死化した血液のB細胞と、形成が所望される制限モノクローナル抗体 に対応するペプチドに予め接触させたヒトBリンパ球とを融合させることからな る。
形成が所望されるモノクローナル抗体に対応するペプチドと予め接触させたB細 胞は、ペプチドで予め免疫した供与体に対して非毒性であるとき、この供与体の 末梢血から採取され得る。これらのリンパ球Bは、ペプチドと1nvitroで 接触培養することによっても得られ、ペプチドで被覆されたB細胞を回収する前 に1又は複数の刺激サイクルを実施する。
最後に、制限抗体、又はこれらの抗体のFab部分のような類似分子、又はMH C−ペプチド複合体を認識する能力を有するT細胞のレセプターの類似体は、H use池(Science、 (1989)、 246. 1275)、War d他(Nature、(1989)。
341、 544>、l3jrd他(Science。
(1988)、242. 423)等の方法に従って大腸菌又は他の微生物で得 られる。
これらの方法に従うと、PCR技術により増幅され且つ制限モノクローナル抗体 をコードする遺伝子、又はマウスもしくはヒトもしくは他の種の特異的T細胞の レセプターをコードする遺伝子を、それらの発現を可能にする条件下で適切なベ クターを介して大腸菌に導入する0次に、ペプチド−MMC分子複合体の認識に 必要な特異性を示す発現分子を決定するためにスクリーニングを行う6スクリー ニングは上記方法に従って実施され得る。
上記方法は同様に、制限抗体もしくは特異的T細胞レセプターをコードする遺伝 子配列、又はこれらの配列の突然変異体を導入することによっても実施され得る 。
制限モノクローナル抗体をコードする遺伝子又は遺伝子フラグメントは、上述の ように製造される免疫細胞がらDNAを抽出することにより得られる。
従って、本発明は大腸菌又は他の微生物で産生される抗体又は類似体、ヒト又は (例えば上記に類似の方法によりマウスもしくはハムスターで得られるか、又は Borrebaeck他、P、N、A、S、(1988)、vol、85. p 、3995−3999の方法に従って得られる)他の種の制限モノクローナル抗 体に係る。
本発明の抗体は、種々の用途に非常に有利である。本発明の抗体は例えば感染の 診断、又は所定の癌もしくは自己免疫疾患で出現するような細胞障害の診断に使 用される。
本発明はこのために、試験される生物サンプル中でMHC分子に会合したペプチ ドの存在を診断するための組成物に係り、該組成物は上記のような制限モノクロ ーナル抗体され得る。
この最後の適用によると、医療作像で実施される診断方法を利用する。
このように仮定すると、制限モノクローナル抗体は放射性物質又は蛍光染色もし くはLASER法により可視化され得る物質により標識される。
上記のような抗原が関与する所定の病気を診断するためには、検出される患者の 体内に存在するMHC分子のハブn vitro診断するため、又は癌、自己免 疫疾患もしくは他の細胞障害を診断するためのキットに係り、該キットは、実施 すべき診断に鑑みて必要とされる特異性を有する本発明の制限モノクローナル抗 体と、抗体に結合した(抗原−分子又はペプチド−MHC分子)複合体型の結合 体の存在を検出するための手段とを備えることを特徴とする。
使用される生物サンプルは有利には血清又は他の任意の生物流体である。
生物サンプルを本発明の抗体と接触させる段階と、抗体−(抗原−分子又はペプ チド−MMC分子)複合体型の結合体の存在を検出する段階とを含む、感染又は 細胞障害のin vitro検出用試験も本発明の範囲に含まれる。
本発明の抗体の診断への適用は、AIDSのHIVウィルスのようなウィルスを 検出するため、又は腫瘍もしくは自己免疫障害を検出するために使用され得る。
本発明の一実施態様によると、制限モノクローナル抗体を細胞毒性にすることも できる。
この場合、本発明の抗体は特に細胞毒性でない場合、例えば競合により上記感染 又は障害の治療用医薬組成物に有効成分として含有され得る。この場合、抗体は 許容可能な医薬ビヒクルと混合される。
抗体を細胞毒性にすることが可能な物質は毒素、抗生物質、放射性同位体である 。
このような抗体は免疫治療で使用され得る。
本発明は更に、本発明の制限モノクローナル抗体を有効成分として含有すること を特徴とする医薬組成物にも係る。
医薬組成物に配合されるこのような抗体は、特に自己免疫疾患で特異的T細胞の 作用を阻止するために競合剤として特に使用され得る。
更に、特に自己免疫疾患の場合に抗イデイオタイプ抗体の産生を刺激するための ワクチンとしての制限モノクローナル抗体の適用も本発明の範囲に含まれる。
従って、本発明のワクチン組成物は有効成分として上記制限AcMを含有する。
制限AcMの注入により産生される抗イデイオタイプ抗体は、自己反応性T細胞 を認識及び除去する。
本発明の他の特徴及び利点は以下の実施例に明示される。
K胤] 1の ゛るバイブ1ドーマの ! た交I韮 ペプチドで被覆した同−遺伝子牌細胞の腹腔内注射によりBALB/c (H− 2’)系マウスを免疫感作した。この場合、インフルエンザウィルスの核タンパ ク質のペプチドNP147−158R−を使用した。培養培地(DMEM+2% ウシ胎児血清)1mlの容量中にペプチド100μgあたり細胞107個の割合 で肺細胞をペプチドと共に予めインキュベートした。インキュベーションはCo 2(5%)炉内で1時間実施した。1週間に1回の割合でマウスに3回腹腔内注 射した。3回目の注射から3週間後に4回目の注射を行い、その後、マウスを殺 して膵臓を抽出した。
膵臓の抽出は4回目の注射から3日後に行った。4回目の注射は2経路で行ない 、懸濁液0.5mlを腹腔内径路で注射すると共に、0.5mlを静脈内に注射 した。
11土涜 DMEM+5%ウシ胎児血清培地で解離後にpImから肺細胞を得た。赤血球を 0.83%塩化アンモニウム(NH、CI )により溶解させ、次にリンパ球を DMEM+5%ウシ胎児血清で3回洗った。
融合パートナ−は3種類のHGPRT−ミエローマ、即ちX63−Ag3、N5 −1及び5P210により構成した。換言するなら、リンパ球をミエローマX6 3、N5−1又は5P210に別々に融合した。融合はMERCK社のポリエチ レングリコール(PEG1500)を用いてミエローマ細胞1個につきリンパ球 10個の割合で行った。
プロトコルは以下に記載するに6h l e r及びMilstein(Nat ure、 1974. 256:495−497)のプロトコルに基づき、リン パ球とミエローマ細胞(X63、N5−1及びS P 210 )を上記割合で 融合した。3種の調合物(リンパ球とX63又はN5−1又は5P210との調 合物)を250g及び4℃で10分間遠心分離した。細胞残渣の上に液体膜を残 しながら上清を除去した。試験管を水浴中で37℃にした。細胞残渣にポリエチ レングリコール1500溶液(pH7のRPMI中50%PEG1500溶液) 1mlを滴下した。1分間の操作後、DMEM±10%ウシ胎児血清20m1を 加えた。
全体を37℃水浴に更に3分間放置し、次に試験管を250g及び+4℃で15 分間遠心分離した。上清を除去し、細胞をDMEM+10%ウシ胎児血清20m 1で1回洗った0次に、DMEM+10%ウシ胎児血清にHAT培地(母溶液H AT 100X: ヒボキサンチン1.36mg/ml、アミノプテリン0.0 1.8mg/ml及びチミジン0.76mg/ml>を加えた溶液に細胞をとっ た。細胞懸濁液をプラスチック製培養プレート(NUNCLON、96ウエル) のウェルにウェル当たり細胞10000個を含むように200μlの割合で分配 した。次に50000個の正常肺細胞、又は好ましくは300radの放射線照 射した正常肺細胞を各ウェルに「充填細胞」として加えた。
こうして細胞をCo2(5%)炉で37℃で7〜10日間7〜10日後、各ウェ ルの上清を除去し、ELISA酵素抗体反応によりスクリーニングした。スクリ ーニングはまずウレアーゼに結合した抗マウスIg複合抗体をペースとする試薬 を用いて行い、次にアルカリホスファターゼに結合した抗マウスIg複合抗体に より確認した。標的として使用した細胞はペプチドNP 147−158R−( 細胞107個につき5〜50μg/ml)と共に37℃で1〜2時間予めインキ ュベートした肺細胞である。Ternynck及びAvrameas (Ter nynck及びAvrameas: Techniques immun。
−eyzymatiques−Les 4ditions INSERM、19 87)に記載の方法に従ってポリーL−リシンを使用してポリビニルプレート( Dynatech)に肺細胞を固定した。
陰性対照(標的細胞と培養上清なしの複合抗体との反応)の少なくとも2倍の光 学密度(OD)値を与えたウェルを選択した。観察される反応が「自己抗体」に よるものでないようにするために、同一ウェルの上清をペプチド及び同一ハブロ タイブで被覆しない細胞でも同様に試験した。更に、単独(細胞なし)でプレー トに直接固定した該当ペプチドについても試験し、選択された上滑がペプチドで 覆われた細胞のみと反応することを確認した。
選択を行い、ウェルを3〜4回クローニング及びサブクローニングした。各クロ ーニング及びサブクローニング毎に上清を上記同一基準で繰り返し試験した。同 時に、ハイブリドーマのイソタイプを決定するために酵素抗体反応を適用した。
この段階では同時に制限を決定するための反応、換言するなら、所望のハブロタ イブ、この場合H−26との間でのみ観察されるべき反応を実施した。
ペプチド(NP 147−158R−)で被覆した特定のハブロタイブ(H−2 ’)の肺細胞のみと反応するという意味で所謂制限型の抗体の特徴を有する3種 のハイブリドーマが得られた。これらの3種のクローンを夫々イソタイプI g  G zb、 K 、 I g G 3. K及びI g G 21+、 Kの N6゜6、S、2.2及びK5.3と命名した。
この実験の目的は、抗ペプチド制限抗体が、特異的ペプチドと接触した腫瘍細胞 のin vivo増殖を阻害する能力を試験することである。
K11ユ上旦丑 DBA/2 (H−2’)マウスを各4匹からなる4群に分けた。肥満細胞腫P 815(同系宿主(マウスDBA/2)に一旦注射すると致死性腫瘍を増殖する 移植可能な腫瘍細胞)の細胞懸濁液を皮下注射によりマウスに投与した。
第1群ではP815細胞単独をマウスDBA/2に注射し、この群は同系宿主に おけるP815細胞の増殖対照として使用した。
第2群のマウスには5μg/10’細胞の割合でP8151s胞と制限抗体との 混合物(抗体X5.3のサブクローンX、5.3.7.T)を投与した。これら のマウスは細胞と単独抗体とを投与した対照として使用した。
第3群のマウスには、10μg/10’細胞の割合でインフルエンザウィルスの 核タンパク質のペプチドNPR−と共に37℃で1時間インキュベートした細胞 P815を投与した。この群は細胞と単独ペプチドとを投与した対照として使用 した。
第4群のマウスには、ペプチドと共にインキュベートしてから制限抗体X、5. 3.7.Tの存在下においた細胞P815を対照群2及び3と同−条件及び割合 で投与した。
同一数の細胞P815(105個/匹)を各マウスに注射し、皮下腫瘍の増殖を 個々に追跡調査した。結果を各群の腫瘍の平均直径、可視腫瘍を有するマウスの 百分率及び致死性腫瘍の百分率で表した。
1) P815を゛ ・した筒、 主における の種々の調合物を注射したマウ スDBA/2における腫瘍の増殖を、時間の関数として各群の腫瘍の平均直径の 曲線により表したく図1)。
特に細胞注射後24日目に、3つの対照群(P815細胞単独、細胞P815+ 単独抗体、細胞P815+単独ペプチド)の各々の4匹のマウスに、夫々7.5 .10.25及び7.75mmの平均直径を有する4個の腫瘍の存在が検出され 、実験群(細胞P815+ペプチド士抗体)の4匹のマウスに平均直径4.5m mの2つの腫瘍の存在が検出された。
2)の 実験に用いた各群の致死性腫瘍の数は群1(細胞P815単独)3/4、群2( 細胞P815+抗体単独)4/4、群3(細胞P815+ペプチド単独)4/4 、群4(細胞P815+ペプチド+抗体)2/4であった。
対照全体く群1+2+3>では12個中上1個即ち92%が致死性腫瘍であり、 これに対して実験群では4個中の2個即ち50%であった。
H−2K”l、:ムムしt・アルブミンOVA )−73E j20にのrペプ チド を iするハイブリドーマこのペプチドOV A zsz−zy*、より 簡単には組成IINFEKLTEWTSSNVMEERKを有するアミノ酸数2 0のr 2OKは、特異的細胞毒性Tリンパ球によりクラス■のMMC分子(H −2Kb)と会合した状態で認識される(Carbone及びBevan、J、 Exp。
Med、、1989. 169:603; J、Exp、Med、、 1990 . 171:377)。
インフルエンザウィルスNPR−のペプチドについて記載したと同一の方法を使 用することにより、ELISA試験及び補体依存細胞毒性試験でH−2に’を発 現するリンパ球の存在下にペプチドI 20Kを認識するハイブリドーマ(9, 3,2)を得た。ペプチドの不在下にH−2にゝを発現する細胞から構成した対 照又は別のハブロタイブ(H−2に’)を有する細胞と共にペプチド(I20K )をインキュベートした調合物から構成した対照は認識されなかった。
これらの抗OV A 2 S 3−213ペプチド制限モノクローナル抗体に関 する調査は、抗NPR−ペプチド制限抗体の調査に適用したと同一の実験図式を 再現した。更に、分子に1′の場合、C57B1/6系のマウスに由来する突然 変異分子Kb(Kb”)と会合したペプチドの認識を調査することができれば特 に有利である。
の・ で Jl」J記」[外」2)L法1)51Crで −シt・ る 細胞仲介細胞溶解即ちCMCの研究でCerottini他により使用された方 法を参考とする方法を適用した(Cerottini他、1974. J、Ex p。
Med、、 140: 703>、要約すると、標的細胞(所定のハブロタイブ のMHC細胞+ペプチド)をクロム酸ナトリウム(N a z”Cr O4)と しての放射性クロム51により標識した。標的細胞(又はペプチドなしの対照細 胞)を特異的モノクローナル抗体の存在下でインキュベートした。上滑中に遊離 した放射性クロムを測定することにより特異的溶解百分率を推定した。制限モノ クローナル抗体X5.3を用いる試験の場合、二次抗体、この場合ウサギ抗マウ スイムノグロブリンの抗体を加えることにより、方法を変形した1次にウサギ補 体を加えた。抗体X5.3を認識した二次抗体は補体を活性化させて溶解させた 0例えば本方法の場合、制限抗体X5.3、サブクローンX5゜5.7/Tは特 異的標的(細胞P815−H−2’+ペプチド)の30%を溶解させ、細胞P8 15を予めペプチドと接触させない場合は0%であった。
2) ・ ヨウ 125に 二 の ゛ラクトペルオキシダーゼ酵素を使用する 方法(Marchalonis、J、J、、Biochem、J、。
1969、 113: 291)により、標的細胞(細胞+ペプチド)又は対照 (ペプチドなしの細胞)を放射性ヨウ素125で標識した。標識後、細胞を酵素 阻害剤の存在下に洗剤Triton X−100により溶解させた。
溶解物をセファロースビーズ−プロティンAの存在下に非結合抗体(対照抗体) と共にインキュベートした。遠心分離後、溶解物を特異的抗体(制限抗体)と共 にインキュベートシた。複合体をセファロースビーズ−プロティンAに吸着させ 、洗浄し、回収し、ポリアクリルアミドゲル上で電気泳動(SDS−PAGE) により分析した。
この結果、対応するハブロタイブを有する細胞をペプチドと共にインキュベート すると、制限抗体はオートラジオグラフィーにより沈降バンドを与えることが判 明した。(ペプチドの不在下ではこの実験の結果は極めて弱いが、全く陰性では ないように思われた)。
3) −工 に ′6 れ つ のペプ ド 六 を 、した0’ H−2の 遺伝子工学により得られた(トランスメンプラン部分を欠失する)可溶性分子H −2を作成し、その内在ペプチドを除去した。該分子を使用して、インフルエン ザウィルスの核タンパク質のペプチドを内側に入れた。この分子は、例えばヨー ド125で標識したプロティンAを使用するELrSA又はラジオイムノアッセ イ(RIA)における制限抗体の標的として使用した。
i豊1 病原物質の抗原の特徴を有するペプチド又は細胞障害の特徴を有するペプチドと 、このペプチドを認識及び固定する能力を有する主要組織適合遺伝子複合体(M MC)分子とにより形成される複合体を特異的に認識する能力を有することを特 徴とする(該ペプチドに非特異的なハブロタイブのMMC分子と会合した該ペプ チドを認識しないという意味での)制限モノクローナル抗体、これらの抗体は病 原生物による感染の診断、又は例えば癌もしくは自己免疫疾患に見られる細胞障 害の診断に使用可能である。
国際調査報告 国際調査報告 FR9100121 S^ 45463

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.病原物質の抗原の特徴を有するペプチド又は細胞障害の特徴を有するペプチ ドと、このペプチドを認識及び固定する能力を有する主要組織適合遺伝子複合体 (MHC)分子とにより形成される複合体を特異的に認識する能力を有すること を特徴とする(該ペプチドに非特異的なハプロタイプのMHC分子と会合した該 ペプチドを認識しないという意味での)制限モノクローナル抗体。
  2. 2.単独ペプチドに対して全く又は実質的に反応せず、及び/又は単独MHC分 子を僅かに認識するか又は全く認識しないことを特徴とする請求項1に記載の制 限モノクローナル抗体。
  3. 3.認識されるペプチドがウイルス、細菌、寄生虫(例えばマラリア原虫)、真 菌類、特に病原性酵母のような病原物質、又は副組織適合抗原、腫瘍の特異的抗 原もしくは自己免疫障害の特異的抗原を表すペプチドの特徴を示すことを特徴と する請求項1又は2に記載の制限モノクローナル抗体。
  4. 4.認識されるペプチドが7〜25、好ましくは10個のアミノ酸を有すること を特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の制限モノクローナル抗体。
  5. 5.認識されるペプチドがヒトHIVレトロウイルスの特性を示し、特にgag タンパク質のペプチド、核タンパク質のペプチド又はペプチドK16Fであるこ とを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の制限モノクローナル抗体 。
  6. 6.認識されるMHC分子がクラスIIと同様にクラスIの種々のハプロタイプ であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の制限モノクロー ナル抗体。
  7. 7.請求項1から6のいずれか一項に記載の制限モノクローナル抗体の製造方法 であって、 −所定のペプチドで被覆された同一遺伝子の脾細胞で予め免疫感作した動物の脾 細胞を、脾細胞がミエローマ細胞に対して過剰、例えば約10:1の割合となる ように、融合プロモーター(例えばポリエチレングリコール)の存在下でミエロ ーマ細胞と融合させ、 −例えは酵素(例えばウレアーゼ又はアルカリホスファターゼ又はペルオキシダ ーゼ)に結合した抗マウスIg複合抗体をベースとする試薬を用いてELISA 法を実施することにより、制限モノクローナル抗体を産生することが可能なハイ ブリドーマを選択するためにスクリーニングを行い、 −こうして選択されたハイブリドーマを回収及びクローニングすることを特徴と する方法。
  8. 8.形成される抗体に対応する抗原が製造を所望される制限モノクローナル抗体 に対応するペプチドを特異的に認識するMHC分子に会合した該ペプチドを含む 複合体により構成されるという条件下で、ミエローマ細胞と、該ペプチドで予め 免疫感作した動物の脾細胞との融合により得られるようなハイブリドーマ。
  9. 9.生物サンプル又は生存生物体でMHC分子に会合したペプチドの存在を診断 するための組成物であって、請求項1から6のいずれか一項に記載の制限モノク ローナル抗体を含有することを特徴とする組成物。
  10. 10.病原物質、特にウイルスによる感染を検出できることを特徴とする請求項 9に記載の診断用組成物。
  11. 11.腫瘍を検出できることを特徴とする請求項9に記載の診断用組成物。
  12. 12.自己免疫障害を検出できることを特徴とする請求項9に記載の診断用組成 物。
  13. 13.細胞毒性にすることが可能な物質、例えば毒素、抗生物質又は放射性同位 体に結合されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のモ ノクローナル抗体。
  14. 14.請求項13に記載の制限モノクローナル抗体を有効成分として含有するこ とを特徴とする医薬組成物。
  15. 15.病原生物による感染を生物サンプルでinvitro診断するため、又は 癌、自己免疫疾患もしくは他の細胞障害を診断するためのキットであって、−実 施すべき診断に鑑みて必要とされる特異性を有する請求項1から6のいずれか一 項に記載の制限モノクローナル抗体と、 −抗体に結合した(抗原−MHC分子)複合体型の結合体の存在を検出するため の手段 とを備えることを特徴とするキット。
  16. 16.特に自己免疫病におけるT細胞の作用の変調のために、請求項1から6の いずれか一項に記載の制限モノクローナル抗体を有効成分として含有することを 特徴とする医薬組成物。
  17. 17.請求項1から6のいずれか一項に記載の制限モノクローナル抗体を有効成 分として含有することを特徴とするワクチン組成物。
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