JP4317325B2 - ヒトクロモグラニンA(CgA)のイムノアッセイ、このアッセイのために使用されるであろう抗体、試薬及びキット - Google Patents
ヒトクロモグラニンA(CgA)のイムノアッセイ、このアッセイのために使用されるであろう抗体、試薬及びキット Download PDFInfo
- Publication number
- JP4317325B2 JP4317325B2 JP2000548732A JP2000548732A JP4317325B2 JP 4317325 B2 JP4317325 B2 JP 4317325B2 JP 2000548732 A JP2000548732 A JP 2000548732A JP 2000548732 A JP2000548732 A JP 2000548732A JP 4317325 B2 JP4317325 B2 JP 4317325B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antibody
- seq
- cga
- amino acids
- human
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K16/00—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
- C07K16/18—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
- C07K16/26—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against hormones ; against hormone releasing or inhibiting factors
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/53—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
- G01N33/574—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for cancer
- G01N33/57484—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for cancer involving compounds serving as markers for tumor, cancer, neoplasia, e.g. cellular determinants, receptors, heat shock/stress proteins, A-protein, oligosaccharides, metabolites
- G01N33/57488—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for cancer involving compounds serving as markers for tumor, cancer, neoplasia, e.g. cellular determinants, receptors, heat shock/stress proteins, A-protein, oligosaccharides, metabolites involving compounds identifable in body fluids
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/68—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving proteins, peptides or amino acids
- G01N33/6878—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving proteins, peptides or amino acids in eptitope analysis
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/74—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving hormones or other non-cytokine intercellular protein regulatory factors such as growth factors, including receptors to hormones and growth factors
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K2317/00—Immunoglobulins specific features
- C07K2317/30—Immunoglobulins specific features characterized by aspects of specificity or valency
- C07K2317/34—Identification of a linear epitope shorter than 20 amino acid residues or of a conformational epitope defined by amino acid residues
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S436/00—Chemistry: analytical and immunological testing
- Y10S436/80—Fluorescent dyes, e.g. rhodamine
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Immunology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Hematology (AREA)
- Urology & Nephrology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Pathology (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Endocrinology (AREA)
- Hospice & Palliative Care (AREA)
- Oncology (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明の主題は、ヒトクロモグラニンAのイムノアッセイのための方法であり、該方法を使用して、完全な形態のクロモグラニンAだけでなく、このクロモグラニンAの主要な断片をもアッセイすることが特に可能である。
【0002】
上記アッセイは、例えばクロム親和性細胞腫及び腸カルチノイドのような、病理の診断及び治療のために得に使用できる。
【0003】
【従来の技術】
クロモグラニンA(CgA)は、48kDaの分子量、4.9のpIを有するタンパク質であり、そのヒトでの形態は、参考文献[1]中で、Konecki等, 1987に記載されているように439アミノ酸を含む。それは、構造的及び生理学的共通性を有するグラニンのファミリーに属する。CgAはクロモグラニンBと同様に、主要な機能を前提とする顕著な種間保存性を示す。CgAは内分泌細胞及び神経内分泌細胞の分泌促進薬において主に表され、他のグラニンと共に上記細胞の主要な構成成分の一つを形成する。それはまた、副腎におけるカテコールアミンのような他の分子の共分泌の調節エレメントとしてこのレベルで機能する。
【0004】
CgAはまた、小球内及びマトリックス外タンパク質溶解性分解に引き続き、活性ペプチドの放出を介して必須のプロホルモン機能を果たす。
【0005】
添付した図1において、配列番号1は、ヒトクロモグラニンAに相当する、Konecki等によって記載された439アミノ酸を示す。
【0006】
図2は、単純な様式でこの配列を示し、この図において、ヒトにおいて放出され得るペプチドのいくつか:バソスタチン/βグラニン、クロモスタチン、パンクレアスタチン、パラスタチン、及びプロクロマシンを表す。タンパク質溶解は、図2中で数字で示され星印で表された二塩基部位で作用し、該部位はCgA配列中に配置され、ヒトCgA中で全部で10個存在する。このタンパク質溶解は、タンパク質のそれぞれの末端部位で周期的な現象として記載されており、それは組織特異的で、生産されるペプチドの組織配置の実質的な差異を導くことが示されている。それ故、タンパク質溶解の強度とタイプは、組織、血液循環、及び尿で見出される断片の顕著な可変性に関与する。
【0007】
参考文献[2]のCorti等による最近の研究により、クロム親和性細胞腫に罹患している患者において、患者によって異なる構造及び異なる割合の循環形態が存在することを示すことによって、この多様性が確認された。同様な方法で、WE-14ペプチドに関する研究を通じて、CgAが膵臓の腸管の正常組織及び腫瘍性組織において、異なる態様でタンパク質溶解されることが示されている。
【0008】
正常組織及び相当する腫瘍組織における検出に加えて、数多くの研究により、CgAのアッセイにおける診断上の利点が見出されている。循環CgAの濃度は、クロム親和性細胞腫、カルチノイド、及び内分泌膵臓腫瘍の場合に顕著に高い。このデータは、他の病理:神経芽腫、腸管の腫瘍、本態性高血圧症で確認され、拡張されている。CgAの存在は、アルツハイマー病を含む数多くの神経変性病理において示されている(Munoz, Lab. Invest., 1991, vol.64, 826-832頁[15]を参照)。著者の中には、前立腺のガンにおけるCgAの存在が、腎臓ガンの場合と同様に、好ましくはない発達の徴候として存在し得ることを示してもいる。それ故CgAのアッセイは、主要な利点を提供する。
【0009】
文献US-A-4 758 522[3]は、CgAのイムノアッセイを記載し、その場合抗ヒトCgA抗体の部位に対するラジオラベルCgAを使用する競合的アッセイによって、CgAを測定する。
【0010】
参考文献[4]においてSyversen等は、配列番号1アミノ酸210から439に相当するCgAのC末端断片に対して向けられた抗体を使用するELISA法でのクロモグラニンAのアッセイ、並びにパンクレアスタチンのラジオイムノアッセイを記載している。
【0011】
参考文献[2]においてCorti等はまた、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸81から90及び配列番号1アミノ酸68から70に対して向けられたモノクローナル抗体を使用するCgAの二つのアッセイを記載している。
【0012】
それ故これらのアッセイは、いくつかのCgA断片を考慮しているが、該アッセイの結果に対する病理型の差異は許容していない。
【0013】
実際に、分子のタンパク質溶解及び循環断片の多様性は、これらの分子の多様性を検出可能なアッセイ構成を必要とする。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は正に、循環血液中で見出される完全なCgAの濃度及び腫瘍断片の濃度を測定するCgAイムノアッセイの方法である。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明に従って、サンプル中に存在するヒトクロモグラニンA(CgA)に対するイムノアッセイ法は、ヒトCgAのN末端から(配列番号1)アミノ酸145から284位に亘る、アミノ酸配列番号2に位置するエピトープに特異的に結合する少なくとも一つのモノクローナルまたはポリクローナル抗体の使用を含む。
【0016】
本発明に従って、用語、イムノアッセイは、例えば競合的アッセイ、サンドイッチ法を使用するアッセイ、ELISA、RIAアッセイ、及び抗体−抗体反応を使用するあらゆる他のアッセイのような、同種相または異種相での全てのタイプのイムノアッセイを包含する。
【0017】
本発明の第一の実施態様に従って、イムノアッセイは、上記抗体の部位に対する、サンプルのクロモグラニンAと所定の量のラベル化ヒトクロモグラニンA(hCgA)との間の競合的アッセイである。
【0018】
このアッセイを実施するために、アッセイされるサンプルに対し、一定量のラベル化ヒトCgAと、CgAの配列番号1アミノ酸145から234に位置するエピトープに対して特異的に結合する抗体を加え、次いでインキュベーションする。この態様において、競合的条件は、この抗体の部位に対するサンプルCgAとラベル化CgAとの間で規定される。アッセイがラベルとして放射性同位元素を使用する異種相で実施される場合、適切な抗体を使用して免疫沈降によって形成される抗体−hCgA複合体を分離可能である。次いで形成された複合体の放射性活性を測定することによって、周知のCgA濃度を有するスタンダードサンプルから得られた標準曲線を参考として、サンプルのCgA濃度を測定可能である。
【0019】
例えばラベル化hCgA及び該ラベル化hCgAによって放射されるシグナルを調節可能な抗体を使用する、同種相でアッセイを実施することもまた可能である。
【0020】
このアッセイにおいて、使用される抗体は有利には、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸219から234中に位置するエピトープに特異的な抗体、またはヒトCgAの配列番号1アミノ酸145から197中に位置するエピトープに特異的な抗体である。これらの抗体は、好ましくはモノクローナル抗体である。
【0021】
このアッセイを実施するために、スタンダードサンプル及びラベル化CgAの調製は、ヒト起源の内分泌細胞または神経内分泌細胞から得た精製CgA、または好ましくは組換えヒトCgAを使用してもよい。
【0022】
本発明の第二の実施態様に従って、イムノアッセイは、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸145から234中に位置する第一のエピトープに特異的に結合する第一のモノクローナルまたはポリクローナル抗体と、並びにヒトCgAの配列番号1アミノ酸145から234中に位置する第一のものとは異なる第二のエピトープに特異的に結合する第二のモノクローナルまたはポリクローナル抗体で、二つの抗体の一方がラベルされているものを使用するサンドイッチタイプのアッセイである。
【0023】
本発明のこの第二の実施態様において、CgAの配列番号1アミノ酸145か ら197中に位置する異なるエピトープに特異的な二つの抗体が使用される。このアッセイは、固相上に第一の抗体を固定し、第二のラベル化抗体を使用することによって異種相で実施されてもよい。
【0024】
このアッセイはまた、第一のラベル抗体と、該抗体によって放射されるシグナルを調節可能な第二の抗体とを使用する、同種相で実施されてもよい。
【0025】
例として、第一の抗体は、CgAの配列番号1アミノ酸145から197中に位置するエピトープに特異的であり得、第二の抗体は、CgAの配列番号1アミノ酸219から234中に位置するエピトープに特異的であってもよい。
【0026】
このアッセイにおいて、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸219から234中に位置するエピトープに特異的な第一の抗体と、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸145から197中に位置するエピトープに特異的な第二の抗体とを使用することも可能である。
【0027】
本発明の第三の実施態様に従って、イムノアッセイは、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸145から234中に位置するエピトープに特異的に結合する第一のモノクローナルまたはポリクローナル抗体と、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸250から301中に位置する第二のエピトープに特異的に結合する第二のモノクローナルまたはポリクローナル抗体で、二つの抗体の一方がラベル化されているものを使用するサンドイッチアッセイである。
【0028】
本発明のこの実施態様において、アッセイは、固相に固定した第一の抗体と、第二のラベル化抗体とを使用する、またはその逆である、異種相で実施されてもよい。第一のラベル化抗体と、該抗体によって放射されるシグナルを調節可能な第二の抗体を使用する、またはその逆である、同種相でアッセイを実施することも可能である。
【0029】
第一の抗体として、有利にはヒトCgAの配列番号1アミノ酸145から194に特異的な抗体が使用され、またはヒトCgAの配列番号1アミノ酸219から234に特異的な抗体が使用される。
【0030】
本発明の方法は、クロム親和性細胞腫またはカルチノイド腫瘍に罹患している患者から得た血清と正常な血清との間の陽性の識別が可能であるため、クロム親和性細胞腫またはカルチノイド腫瘍のような病理の診断及び治療に対して特に有利である。
【0031】
本発明の方法を実施するために、異種相における従来のイムノアッセイ法が使用でき、それは過剰なラベル化抗体からCgA−抗体複合体の分離が可能である。
【0032】
本発明の方法において、上記分離を含まない異種相アッセイ法を使用することも可能である。
【0033】
異種相アッセイ法は、抗体−抗原のペアまたは二つの抗体のペアの使用に基づき、それらが互いに近接する場合、別個に放射するものとは異なるシグナルを放射する。
【0034】
この目的のために、発光性エネルギーアクセプター化合物に結合された抗体、及び発光性エネルギードナー化合物に結合された抗体が、特に使用可能である。
【0035】
例として、発光性エネルギーアクセプター化合物は、アロフィコシアニンであり得、発光性エネルギードナー化合物は、EP-A-0 321 353[II]に記載されたもののようなユウロピウムクリプテートであり得る。
【0036】
特に興味深い一つの同種相アッセイ法は、参考文献[4]に記載されたTRACE(登録商標)法である。
【0037】
異種相アッセイに関しては、アッセイで使用される非ラベル化抗体が固定されている固相を使用する。
【0038】
使用可能な固相は、各種のタイプが存在し得る。例えば、ポリマーまたは他の材料より成るチューブ、ビーズまたはフィンを形成する巨視的固相が使用され得る。
【0039】
使用可能なポリマーは、例えばポリスチレン、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリオキシメチレン、及びスチレンコポリマーである。
【0040】
例えばポリマー、タンパク質または他の材料より成るパウダー及びアグリゲートといった、均一に分割された微視的な固相を使用することも可能である。
【0041】
本発明の下で、本発明の第一の実施態様におけるCgA、及び第二の実施態様における各種の抗体に対して適用される用語、「ラベル化」は、CgAまたは抗体が、例えば放射性同位元素、蛍光性エレメント、発光性エレメント、酵素、蛍光性クロモフォア、光吸収性クロモフォア、または直接的若しくは間接的に定量的測定が可能であるあらゆる他のリガンドであってもよいラベリングエレメントによって修飾されていることを意味する。
【0042】
本発明はまた、ヒトクロモグラニンの配列番号1アミノ酸145から197若しくは配列番号1アミノ酸219から234のそれぞれに位置するエピトープに特異的なモノクローナル抗体、並びに検出可能なラベルに結合した若しくは固相に固定された抗体の一つを含む免疫学的試薬に関する。
【0043】
これらの抗体は、全てのタイプのアッセイに適しているため特に興味深い。それらは、従来のラベル(放射性同位元素等)で実施されるアッセイだけでなく、一般的に特定の抗体に関してのみ使用できるクリプテート及びアロフィコシアニンの蛍光ラベルで実施されるアッセイにおいても、良好な結果を与える。
【0044】
本発明はまた、上述のモノクローナル抗体を含むヒトCgAのためにイムノアッセイキットに関する。
【0045】
それはまた、
− 第一の抗体、並びに
− 第二の抗体
を含み、二つの抗体の少なくとも一つは、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸145から234中に位置するエピトープに特異的な抗体であるものを含む、ヒトCgAのためのイムノアッセイキットに関する。
【0046】
キットの第一の実施態様に従って、第一の抗体及び第二の抗体は、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸配列145から197及び/または配列番号1アミノ酸219から234中に位置するエピトープに特異的な抗体の中から選択される。
【0047】
キットの第二の実施態様に従って、抗体の一つは、配列番号1アミノ酸145から197または配列番号1アミノ酸配列219から234中に位置するエピトープに特異的であり、他の抗体は、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸250から301中に位置するエピトープに特異的である。
【0048】
好ましくは、キットが異種相アッセイについて企図される場合、抗体の一つは固相に固定化され、他の抗体は検出可能なラベルに結合される。
【0049】
検出可能なラベルは、例えばヨウ素125である。
【0050】
好ましくは、キットが同種相で企図される場合、抗体の一つは発光性エネルギードナー化合物に結合され、他の抗体は発光性エネルギーアクセプター化合物に結合される。
【0051】
別法として、発光性エネルギードナー化合物はユウロピウムクリプテートであり、発光性エネルギーアクセプター化合物はアロフィコシアニンである。
【0052】
それはまた、CgAの配列番号1アミノ酸145から234中に位置するエピトープに特異的な抗体を含む競合的イムノアッセイキットに関する。
【0053】
このキットにおいて、抗体は好ましくは、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸219から234、または配列番号1アミノ酸143から197中に位置するエピトープに特異的である。
【0054】
本発明に従って、アッセイのために使用される抗体は、ポリクローナル抗体またはモノクローナル抗体であり得る。
【0055】
ポリクローナル抗体は、ヒトCgAのタンパク質溶解またはペプチド合成によって得られたヒトクロモグラニンAのペプチド断片から、in vivo若しくはin vitro免疫化によって得ることができる。この場合、動物において抗体を得るために、膝靱帯ヘモシアニン(KLH)のようなベクタータンパク質にペプチド断片を結合することが必要である。
【0056】
モノクローナル抗体は、Nature, 1975, 256, 495-497頁に記載されたK, Kohler及びC. Milsteinによる方法を使用して、ハイブリドーマから生産できる。この場合、一つ以上のマウス免疫化を、全体のクロモグラニンA若しくは所望のエピトープに相当するペプチド断片で、キャリアータンパク質と会合させて実施し、次いでその動物の脾臓を摘出し、細胞融合を脾臓細胞とミエローマ細胞の間で実施する。次いで生産されたハイブリドーマをスクリーニングし、ヒトCgAのエピトープに特異的な抗体を生産するクローンを選択する。
【0057】
好ましくは、本発明に従って、モノクローナル抗体が使用される。
【0058】
本発明の他の特徴及び利点は、以下に記載の実施態様の例を読むことでより明確となり、これらの実施例は、添付された図面を参考にして、明白に説明の目的で、非制限的な目的を有するものである。
【0059】
以下の記載は、ヒトCgAの各種の異なるエピトープに対して向けられたモノクローナル抗体の調製、並びにヒトクロモグラニンAのイムノアッセイに適した抗体の選択を説明する。
【0060】
【発明の実施の形態】
1)モノクローナル抗体の調製
1.ヒトCgAの単離及び精製
参考文献[6]においてO'Connorによって記載された方法を、クロム親和性細胞腫に罹患している患者のヒト副腎から得たhCgAを精製するために使用する。該タンパク質の最終分離は、参考文献[7]に記載され、参考文献[8]に記載されたようにBader及びAunisによって修飾されたO7Farrelがオリジナルの方法を使用して、二次元ゲル上での電気泳動によって実施される。CgAをゲルから電気溶出する。組換えヒトCgA(rhCgA)はまた、参考文献[9]においてTaupenot等によって記載された大腸菌BL21 (DE3)のrhCgA発現株を使用して生産される。
【0061】
2.精製CgAのラベリング(125I−hCgA)
天然及び組換えCgAを、1500kBq/μgの特異的活性で、Hunter及びGreenwoodのクロラミンT法を使用して、Na125Iでラベルする。有利ヨウ素を、Sephadex-G25ゲル(Pharmacia Biotech)での濾過によって除去する。ラジオラベルタンパク質の分画を混合し、45nmol/lのNa3N、0.5%ウシ血清アルブミン(BSA)を含むpH7.2のPBS中に希釈する。
【0062】
3.免疫化
6から8週齢のBalb/cマウスを、フロイント完全アジュバント中で事前に得られた精製hCgAまたはrhCgAの10mgで腹膜内経路によってそれぞれ免疫化する。引き続き腹膜内投与を、一ヶ月間隔で不完全フロイントアジュバント中で実施する。マウスの免疫化の確認を、事前に得られた125I−hCgAでの免疫沈降での血清滴定によって実施する。
【0063】
4.ハイブリドーマの生産及びスクリーニング
マウスを引き続き、0.9%NaCl溶液中に10mgのhCgAで、静脈内経路によって注射し、その三日後に細胞融合を実施する。脾臓細胞を単離し、37%ポリエチレングリコール(分子量1540)の存在下でP3-X63-Ag 8.653ミエローマ細胞と融合する。
【0064】
陽性クローンを、125I−hCgAでの免疫沈降によって同定する。陽性クローンから由来する抗体を、マウス腹水を使用して生産し、セファロース−プロテインAゲルを使用して精製する。
【0065】
hCgAに対して免疫化されたマウスで、11の融合物を生産した。二つのみが成功し、8のクローンを生産した。組換えhCgAタンパク質に対して免疫化された動物での二つの融合物は、16の第二世代クローンを生産した。以上より、2から3236ng/mlまで変化する濃度を有する17のIgG1、6のIgG2a及び1のIgG2bを、特徴付けのため生産した。
【0066】
5.モノクローナル抗体の同定
各種のファミリーのCgAエピトープを、製造者の説明書に従って、Biacore(登録商標)装置で抗体の考え得る組み合わせを試験することによって同定した。試験された全ての抗体を、50mmol/lのHEPES、15mmol/lのEDTA、0.75MのNaCl、pH7.4中に希釈し、50mg/mlの割合で注射した。同じ緩衝液を、20mg/mlに希釈した組換えヒトCgAについて使用した。
【0067】
Biocoreでのこの分析は、試験された24の抗体を、表1に示されたような8のエピトープグループに分割されるという結果を導いた。それにも関わらず、グループの一つ(3グループ)は、このグループの抗体の間に存在する部分的阻害のため、さらにサブグループに分割され得る。
【0068】
固定化抗体−rhCgA反応の化学量論は、0.157から0.621抗原のモル/抗体のモルまで変化する(表1参照)。
【0069】
各グループまたはサブグループ中の抗体は、推測的に同じ配列の認識を示す。
【0070】
6.組換えヒトCgA(rhCgA)から由来するペプチドでの抗体の同定
2nmolのrhCgAを、100nmole/lのTRIS−HCL、pH8.3中に1000:1の割合のタンパク質/プロテイナーゼでLys−Cエンドプロテイナーゼで37℃で2時間切断させた。
【0071】
次いで生産されたrhCgAから由来するペプチドを、Machereyゲルカラム、NAGEL 300-5C18 (250mm×4mm)でのHPLCによって分離する。吸光度を214nmで測定し、水中の0.1%トリフルオロ酢酸を溶媒系(溶媒A)として使用し、アセトニトリル中の0.1%トリフルオロ酢酸を溶媒Bとして使用する。ペプチドを、溶媒A中の溶媒Bの連続的な勾配、0から25%で10分、25から75%で50分を使用して0.7ml/分の速度で溶出する。各ピーク分画を回収し、完全に乾燥させることなく蒸発によって濃縮する。
【0072】
図3は、1から6まで数字を付された時間の関数としてのカラムから溶出され回収された分画を説明する。
【0073】
精製ペプチドの配列を、Applied Biosystems社製の473Aミクロシークエンサーでのエドマン自動分解によって決定する。HPLC精製サンプルを、ポリブテンで予備回転され処理されたガラスファイバーフィルターに乗せる。アミノ−フェニルチオヒダントイン酸を、C−18カラム(PTH C-18, 2.1mm×200mm)でのクロマトグラフィーによって同定する。マススペクトロメトリーによる分析を、参考文献[10]においてGoumon等によって記載された方法を使用して実施する。
【0074】
これらの分画を、事前に得られたモノクローナル抗体を同定するために使用する。この目的のため、当量部分の分画を、ニトロセルロースシート上に分割する。メンバーを迅速にNaCl/Pi(0.9%NaClを含む25mMリン酸ナトリウム、pH7.5)で洗浄し、NaCl/Pi中に1/1000に希釈されたモノクローナル抗体で室温で2時間インキュベーションさせる。
【0075】
第二の抗体は、アルカリホスファターゼを接合した抗マウスIgGである。酵素反応を、0.4mmol/lのテトラゾリウムニトロブルー及び0.38mmol/lの5-ブロモ-4-クロロ-3-インドリルホスファートを含む、100mmol/lのTRIS−HCL、pH8.5、100mmol/lのNaCl、50mmol/lのMgCl2中で生じさせる。
【0076】
表1の各グループのモノクローナル抗体、即ち、事前に生産された抗体CSG04, CSG06, CSG10, CSG30, CSG17, CSG21及びCSG32を、高速液体クロマトグラフィーによって分離されたrhCgA断片の各当量の分画に対して試験する。
【0077】
表2は、各種の分画とこれらの分画を認識する抗体との間の相関関係を説明する。表2はまた、各分画において単離された断片の質量、そのクロモグラニンAのN末端からの位置、及びそのN末端配列を示す。抗体CSG17及びCSG21は、配列番号1アミノ酸339から355及び356から400の領域に対して高い特異性を有するタンパク質のC末端ドメインを認識する。抗体CSG04及びCSG10をウエスタンブロットによって直接試験し、免疫検出された断片はCgAのC末端領域(配列番号1アミノ酸340から394及び395から439)に位置する。
【0078】
抗体CSG06, CSG20及びCSG30はタンパク質の配列番号1アミノ酸145から234に特異的であり、それぞれ配列番号1の断片アミノ酸198から245,246から303及び145から197に相当する。最後に、抗体CSG32は、配列番号1アミノ酸10から400に亘る主要な断片と強力に反応することに注意すべきである。各種のCgA領域を認識する他の断片と会合するこの抗体の挙動を考慮すると、それは配列番号1アミノ酸145から234をより特異的に認識するようである。
【0079】
平行して、抗体CSG06のエピトープの配列を、合成ペプチドによって特定した。配列番号1アミノ酸198から245は、高い割合のグルタミン酸を示し、部分的に親水性で部分的に免疫原性である領域である。特にそれは、9の連続的なグルタミン酸(配列番号1アミノ酸210から218)の第一の領域を含み、とりわけ二つのプロリンによって隣接される3のグルタミン酸の配列(配列番号1アミノ酸227から232)を含む。配列番号1アミノ酸207から234及び219から245に相当するN末端部分でビオチン化された二つのペプチドを合成した。これらのペプチドを、ストレプタビジンで事前に皮膜されたチューブに固定化した。ラジオラベル抗体CSG30, CSG06及びCSG20(2kBq/ml)を、各ペプチドで振動した条件の下で室温で4時間インキュベーションした。次いでチューブを洗浄し、カウントした。二つの抗体CSG20及びCSG30は、二つのペプチドのそれぞれを認識しない。一方で、CSG06は、両者の配列に対して顕著な固定を示す。それ故、最小の推定される配列は、配列番号1アミノ酸219から234に相当し、上述のポリグルタミン酸(配列番号1アミノ酸227から232)部位を包含する。
【0080】
同様な態様で、CSG20のエピトープを、パンクレアスタチンの配列に関して特定した。この場合、パンクレアスタチンに相当する合成ペプチド(ヒトCgAの配列番号1アミノ酸250から301)を、以下の免疫放射線アッセイの第二のインキュベーションにおいて、増大する量で加えた:CSG06/CSG30★及びCSG06/CSG20★。前者の場合、シグナルの阻害は検出されず、CSG06とCSG30の両者が配列 番号1アミノ酸250から301を認識しない証拠を提供した。一方でCSG06/CSG20★の場合、加えたペプチドの量が増大すると増大する阻害が得られる(チューブ当たり0.5μgのペプチドに対して86%の阻害)。それ故、CSG20は、パンクレアスタチンに相当する配列である、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸250から301をよく認識する。
【0081】
図2は、クロモグラニンAの全分子に対するこれらの抗体の位置を示し、これらの抗体によって認識される配列も示す。
【0082】
本発明に従って、抗体CSG06, CSG20及びCSG30(またはCSG33)は、再生産可能で正確な特異的イムノアッセイを実施することを可能にすることが見出された。抗体CSG30(またはCSG)は、競合的イムノアッセイのために使用できるであろう。
【0083】
抗体CSG06, CSG20及びCSG30(またはCSG33)は、サンドイッチタイプのアッセイを実施するためにペアを形成できるであろう。
【0084】
以下の実施例は、このタイプのアッセイを説明する。
【0085】
【実施例】
実施例1:ヒトクロモグラニンAのラジオイムノアッセイ
この実施例において、アッセイのために使用される抗体は、クロモグラニンAの配列番号1アミノ酸219から234に特異的なCSG06である。このアッセイを実施するために、組換えヒトクロモグラニン(rhCgA)のスタンダードサンプルを調製し、正常ヒト血清中に希釈した。スタンダードサンプルのrhCgA濃度は、0から1600ng/mlの範囲である。
【0086】
さらに、ヨウ素125でラベルしたrhCgAを、以前に記載されたように使用する。
【0087】
このアッセイを実施するために、スタンダードサンプル及びアッセイされるサンプルの50mlチューブに対して、チューブ当たり2kBqの割合でラジオラベルされた300μlのhCgA、及び80ng/mlに精製されたCSG06抗体の150ml溶液を加える。第一のインキュベーションを、穏やかに攪拌しながら室温で24時間実施する。次いで結合複合体を、PBS及び50mlの正常ヒト血清中に1−10に希釈されたヒツジ抗マウスイムノグロブリンの75μlを加えることによって、室温で20分分離する。1mlの6%ポリエチレングリコール(分子量6000)を加え、沈降した複合体を15分2000gでの遠心分離により分離する。次いでその放射性活性を、ガンマカウンターで測定する。
【0088】
スタンダードサンプルから標準曲線が得られ、アッセイされたサンプルのクロモグラニンA濃度を、この標準曲線で見出された値に乗せることによって決定する。
【0089】
スタンダード0での測定再現性によって決定された検出限界(10回の測定当たりBmax−2σ)は、14ng/mLで計算された。243及び450ng/mLの濃度を有する2種の血清の10の点でのアッセイにより、二つのサンプルについて0.9%の内挿アッセイの正確性を評価することが可能であった。平行して、3種の異なる実験でのこれらの同じ血清に対するアッセイによって作製された内挿アッセイの正確性試験は、それぞれ4.5及び6.4%のVCを示す。
【0090】
このアッセイを、健康な患者から得た46のEDTA血漿と、クロム親和性細胞腫または他の疾患に罹患している患者から得た211の他の血清のシリーズで試験した。
【0091】
図4は、試験された各種の血漿に対するこのアッセイで得られた結果を示す。この図において、病気の性質と各グループの患者のケースの番号が示される。
【0092】
正常な集団と各他の集団のペアを比較する分散分析により、各場合においてCgA濃度が病的な血漿で顕著に高いことが示される(p<0.001)。一方で、各種のグループの血漿を、非神経内分泌ガン患者から得た血漿のシリーズと比較すると、分析により小細胞肺ガン(SCLC)または非小細胞肺ガン(NSCLC)に関するグループは、参考集団と顕著に異なることが示される(それぞれp=0.2863及び0.1798)。研究された他のグループは、特にカルチノイド及びクロム親和性細胞腫(p<0.001)、並びにAPUD腫瘍及び神経内分泌腫瘍(p<0.001)で顕著により高いCgA値を示す。
【0093】
このアッセイにおいて、見出されたCgA濃度は、以下のものである:
− 健康な患者から得た血漿のプール(NP)について40ng/ml
− クロム親和性細胞腫に罹患している患者から得た血漿のプール(PP)について675nm/ml、並びに
− 腸カルチノイド腫瘍に罹患している患者から得た血漿のプール(CP)について1600ng/ml。
【0094】
実施例2:サンドイッチ法(TRMA法)を使用したクロモグラニンAのアッセイ
このアッセイのために、二つの異なる抗体を使用する。第一の抗体は、配列番号1アミノ酸219から234に特異的な抗体CSG06であり、第二の抗体は、配列番号1アミノ酸145から197に特異的な抗体CSG30である。第一の抗体を、PBS、pH7.5中に10μg/mlの濃度で準備し、ポリスチレンチューブをこの抗体で皮膜する。
【0095】
第二の抗体を、rhCgAのラベリングについて上述したクロラミンT法を使用して、400kBq/μgの特異的活性で、Na125Iを使用してヨウ素125でラベルする。スタンダードは、実施例1で上述したものと同様である。
【0096】
アッセイで使用される緩衝液は、50mmol/lのNa2HPO4/KH2PO4、1mmol/lのEDTA、15mmol/lのNaN3、1%BSA、pH7.0より成る。
【0097】
各アッセイについて、1mlのアッセイ緩衝液、及び50μlのスタンダードサンプルまたはアッセイされるサンプルを、CSG06抗体で皮膜されたチューブに加える。それらを室温で18時間インキュベーションする。次いでチューブを2mlの0.3%Tween20溶液で二度洗浄する。次いで1mlのラベル化CSG30抗体を各チューブに加え、それらを穏やかに振動させながら室温で2時間インキュベーションする。チューブを上述のように再び洗浄し、その放射性活性をガンマカウンターで測定する。
【0098】
実施例1と同様に、周知の濃度のスタンダードサンプルから較正曲線を得、アッセイされるサンプルのクロモグラニンA濃度を、スタンダード曲線を参考にして測定する。
【0099】
アッセイの特異性をチェックするために、正常のプール(NP)並びにクロム親和性細胞腫(PP)または腸カルチノイド(CP)に罹患している患者からそれぞれ得たEDTA由来の二つの病的プールについて実験を実施する。
【0100】
この特異性は、病的プールPPまたはCPと正常プールNPの間のCgA濃度の比を測定することによって評価される。
【0101】
この実施例の場合、CgA濃度比PP/NP及びCP/NPは以下のものである:
PP/NP=9.9
CP/NP=18.2
【0102】
実施例1のアッセイについて、比は以下のものであった:
PP/NP=16.9
CP/NP=40
【0103】
比較のために、1200ng/mlでのスタンダードサンプルについて得られた結合パーセンテージは65.51である。
【0104】
それ故この抗体の組み合わせは、高いシグナルを得ることを可能にし、二つの病的プールの間を識別可能である。
【0105】
添付された表3において、各種の抗体のペアで同じサンドイッチアッセイを実施することによって得られた結果が示される。
【0106】
これらの結果は、共に関連するまたは抗体CSG20と関連する二つの抗体CSG06及びCSG30が、満足なシグナルを与え、二つの病的プールの間を識別可能であることを示す。
【0107】
比較のために、同じアッセイを表2の他の抗体を使用して実施したが、これらは満足な結果を生じなかった。
【0108】
それ故、もしCSG21またはCSG10を第二のラベル化抗体として使用するのであれば、PP/NP比が2以下であり、さらに1未満であるために、病的プールPPとプールNPの間を識別することは不可能である。
【0109】
CSG21/CSG06★、CSG21/CSG30★またはCSG32/CSG03★のような他の組み合わせは、二つの病的プールを識別できず、PP/NP及びCP/NP比が近接するために、興味深くはない。
【0110】
図5は、本発明に従った実施例1及び2のイムノアッセイ、並びにCSG06/ラベル化CSG29★の組み合わせ及びCSG06/ラベル化CSG06★の組み合わせを使用した、実施例2のサンドイッチ法を用いる他のアッセイの結果を示す。二つの抗体CSG29及びCSG04は、CgAのC末端部分を認識する。抗体CSG29は、CSG10と同じエピトープを共有する。
【0111】
この図において、結果は、病的な血漿の濃度と正常集団の95%の値(n=20)95%の値との間の比の形態で示される。直線は、各グループについての平均値を示す。
【0112】
この図は、同様な結果が実施例1及び2で得られることを示す。一方で、CSG06/CSG04★のペアに関して、相関関係が低下し、サンプルの特定数でCgA濃度が顕著に低下した。CSG06/CSG29★に関するアッセイにおいて、この現象はさらに強調され、非常に顕著な減少が測定された濃度で生じ、CgA濃度は集団の50%で検出不可能である。
【0113】
それ故、最適な結果は、本発明に従ったCgAのアミノ酸145−234の配列番号2の抗体で得られる。
【0114】
実施例3:同種相サンドイッチ法及び蛍光(FIA法)を使用したクロモグラニンAのアッセイ
このアッセイのために、二つの異なる抗体を使用する。第一の抗体は、配列番号1アミノ酸219から234に特異的な抗体CSG06であり、第二の抗体は、配列番号1アミノ酸145から197に特異的な抗体CSG30(またはCSG33)である。第一の抗体CSG06を、エネルギードナー化合物であるユウロピウムクリプテートで接合した。
【0115】
第二の抗体CSG30(またはCSG33)を、エネルギーアクセプター化合物であるアロフィコシアニンで接合した。
【0116】
使用されるユウロピウムクリプテートは、クリプテートEuトリスビピリジンジアミン(TBP(Eu2+)クリプテート)である。それは文献EP-A-321 353[II]に記載され、以下の式を有する:
【化1】
【0117】
CSG06-クリプテート接合体を、Clin. Chem., 39, 1993, 196-201頁[12]中のLopez等によって記載された方法を使用して調製する。
【0118】
CSG30(またはCSG33)-アロフィコシアニン(APC)接合体を、WO92/01225[13]に記載された方法を使用して調製する。アッセイのために以下の緩衝液を使用する:
− 接合体緩衝液:50mM PO4、pH7.0、0.1%BSA、1.5mM EDTA、1.5mM正常マウスイムノグロブリン、600mM HF、0.1%Kachon、
− インキュベーション緩衝液:50mM PO4、pH7.0、1%BSA、1.5mM EDTA、10%正常ヒト血清、0.1%Kathon。
【0119】
黒色の96穴ウェルマルチディッシュの各ウェルに、以下の順序で加える:
− 0.5μg/mlの濃度で接合体緩衝液中に希釈された100μlのCSG06-クリプテート接合体
− 5μg/mlの濃度で接合体緩衝液中に希釈された100μlのCSG30(またはCSG33)-APC接合体、並びに
− インキュベーション緩衝液中に希釈された100μlのキャリブレーターまたはアッセイされるサンプル。
【0120】
それらを37℃で1時間インキュベーションし、次いで各ウェルの蛍光を、Clin. Chem. 39, 1993, 1953-1959頁[14]中のMathisによって記載されたように測定装置で620および665nmについて測定する。
【0121】
得られた結果が図6に示され、検出されたシグナルに対するCgA濃度(ng/ml)を示す。
【0122】
かくして抗体CSG06及びCSG30(またはCSG33)を使用して実施されたアッセイの感度は1.5ng/mlであり、イントラアッセイ変数係数は15.7ng/mlのCgA濃度について2.88%、50ng/mlの濃度について1.5%、50ng/mlを越えるあらゆる濃度について1%未満である。インターアッセイ変数係数は、70ng/mlのCgA濃度について1.2%(n=11アッセイ)、409ng/mlの濃度について1.7%(n=10)である。
【0123】
混在断片を含まない精製組換えヒトCgAの所定量を有する周知のCgA濃度の病的な血清サンプルAからHをオーバーロードすることによって、リカバリー試験を実施する。リカバリーの速度を、このアッセイで測定されたヒトCgA濃度と混合物の理論的濃度の間の比を測定することによって計算した。この試験の結果が表4に示される。得られたリカバリーのレベルは、93.4%から106%の間に存し、このアッセイのために選択された抗体が病的サンプルに含まれる一CgAと、混在断片を含まない精製組換えヒトCgAの間の認識を同定可能であることを示す。
【0124】
100の正常サンプルと、神経内分泌型の腫瘍の病理に罹患している患者から得た95のサンプルについて、抗体CSG06とCSG33を使用して、実施例2に記載されたIRAMアッセイと実施例3のFIAアッセイの間の相関関係を調べた。その結果が図7に示される。得られた直線の等式は、y=0.8964x=42.05に一致し、得られた測定値の係数は0.9776である。
【0125】
100の正常サンプルと95の病的サンプルの比較研究の結果が図8及び表5に示され、該結果はこれらの二つのサンプルの型の間で良好な識別を示し、実施例3に記載されたFIAアッセイ(CSG016/CSG33)と実施例2のIRMAアッセイ(CSG06/CSG30)との間の顕著な一致を示す。この一致は、配列番号1アミノ酸219から234に対して向けられたCSG06と関連した配列番号1アミノ酸145から197に対して向けられた抗体を使用する重要性を確認する。
【0126】
【参考文献】
【0127】
【表1】
【0128】
【表2】
1)Xaa=未決定のアミノ酸
2)配列を合成ペプチドを使用して特定した。認識された配列が実際に配列番号1アミノ酸219から234に制限されることを示すことができた。
3)また、抗体CSG20が配列番号1アミノ酸250から301(ヒトパンクレアスタチン)に相当するより制限されたエピトープを認識することは測定できた。
【0129】
【表3】
【0130】
【表4】
【0131】
【表5】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、成熟ヒトCgAの439アミノ酸の配列番号1を説明する。
【図2】 図2は、タンパク質溶解によって得られる断片、及びヒトCgAのタンパク質(配列番号1)上のその位置と共に、ヒトCgAのアミノ酸配列を単純化して説明する。そこに示された星印及び数字は、二塩基性切断部位を示す。いくつかのエピトープに対して向けられた抗体が、その下に挙げられる。
【図3】 図3は、エンドプロテアーゼLys−Cによるタンパク質溶解の後の組換えヒトCgAの高速液体クロマトグラフィーの間で得られたスペクトルを示す。
【図4】 図4は、本発明に従った競合的アッセイ(RIA)によって試験された各種の集団の配置を示す図である。試験されたケースの数が、各アッセイグループの上部に示される。直線は、各アッセイグループに対する平均値を示す。
【図5】 図5は、各種の抗体を使用した競合的アッセイと比較した、3種のサンドイッチアッセイで得られた結果を説明する図である。その結果は、正常な集団(n=20)の95パーセントの値に対する病的な血漿濃度の比の形態で表される。直線は、各アッセイグループの平均値を示す。
【図6】 図6は、本発明に従った同種相を使用した、検出された蛍光(F)に対するサンプルのヒトCgA濃度(ng/ml)に関して得られた曲線を示す。
【図7】 図7は、CgAのFIA及びIRMAアッセイで得られた結果(ng/ml)の間の相関関係を説明する図である。
【図8】 図8は、図2及び3のIRMA及びFIAを使用した正常サンプル及び病的サンプルで得られたCgA濃度(ng/ml)を示す図である。
Claims (21)
- ヒトCgAの配列番号1アミノ酸145から234中に位置するエピトープに特異的に結合する少なくとも一つのモノクローナルまたはポリクローナル抗体を使用する、サンプル中に存在するヒトクロモグラニンA(CgA)に対するイムノアッセイ方法。
- 該アッセイが、同種相または異種相で実施される、請求項1記載の方法。
- 該イムノアッセイが、上記抗体の部位に対する、サンプルのクロモグラニンAと所定量のラベル化クロモグラニンAとの間の競合的イムノアッセイである、請求項1または2記載の方法。
- 抗体が、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸219から234、またはヒトCgAの配列番号1アミノ酸145から197中に位置するエピトープに特異的である、請求項3記載の方法。
- ラベル化クロモグラニンAが、放射性同位元素、発光性エレメント、酵素、蛍光性クロモフォア、光吸収性クロモフォア、及び直接的または間接的定量的測定が可能なあらゆる他のリガンドでラベルされる、請求項3または4記載の方法。
- 該イムノアッセイが、ヒトCgAの第一のエピトープに特異的に結合する第一のモノクローナルまたはポリクローナル抗体と、第一のものとは異なるヒトCgAの第二のエピトープに特異的に結合する第二のモノクローナルまたはポリクローナル抗体を使用し、少なくとも一つのエピトープが、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸145から234中に位置し、二つの抗体の一方がラベルされているサンドイッチ型のイムノアッセイである、請求項1または2記載の方法。
- 第一及び第二の抗体が、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸145から197、及び/またはヒトCgAの配列番号1アミノ酸219から234中に位置するエピトープに特異的な抗体から選択される、請求項6記載の方法。
- 第一の抗体が、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸145からアミノ酸197,またはヒトCgAの配列番号1アミノ酸219からアミノ酸234中に位置するエピトープに特異的であり、並びに第二の抗体が、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸250から301中に位置するエピトープに特異的である、請求項6記載の方法。
- ラベル化抗体が、放射性同位元素、発光性エレメント、酵素、蛍光性クロモフォア、光吸収性クロモフォア、及び直接的または間接的定量的測定が可能なあらゆる他のリガンドでラベルされる、請求項6から8のいずれか一項記載の方法。
- ラベル化抗体が、エネルギードナー発光性化合物でラベルされ、他方の抗体が、エネルギーアクセプター発光性化合物に接合されている、請求項6から8のいずれか一項記載の方法。
- エネルギードナー発光性化合物がユウロピウムクリプテートであり、エネルギーアクセプター発光性化合物がアロフィコシアニンである、請求項10記載の方法。
- ヒトクロモグラニンAの配列番号1アミノ酸219から234中に位置するエピトープに特異的にそれ自体結合することが可能なモノクローナル抗体。
- ヒトクロモグラニンAの配列番号1アミノ酸145から197中に位置するエピトープに特異的にそれ自体結合することが可能なモノクローナル抗体。
- 放射性同位元素、エネルギードナー発光性化合物、エネルギーアクセプター発光性化合物、及び直接的または間接的定量的測定が可能なあらゆる他のリガンドから選択される検出可能なラベルに接合された、請求項12または13のモノクローナル抗体を含む免疫学的試薬。
- − 第一の抗体、並びに
− 第二の抗体
を含み、二つの抗体の少なくとも一方が、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸145から234中に位置するエピトープに特異的な抗体である、ヒトクロモグラニンA(CgA)のためのイムノアッセイキット。 - 第一の抗体及び第二の抗体が、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸145から197,及び/または配列番号1アミノ酸219から234中に位置するエピトープに特異的な抗体から選択される、請求項15記載のキット。
- 抗体の一方が、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸145から197,または配列番号1アミノ酸219から234中に位置するエピトープに特異的であり、並びに他方の抗体が、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸250から301中に位置するエピトープに特異的である、請求項15記載のキット。
- 抗体の一方が、エネルギードナー発光性化合物に接合され、他方の抗体が、エネルギーアクセプター発光性化合物に接合される、請求項15から17のいずれか一項記載のキット。
- エネルギードナー発光性化合物がユウロピウムクリプテートであり、エネルギーアクセプター発光性化合物がアロフィコシアニンである、請求項18記載のキット。
- CgAの配列番号1アミノ酸145から234中に位置するエピトープに特異的な抗体を含む、競合的イムノアッセイキット。
- 抗体が、ヒトCgAの配列番号1アミノ酸219から234,または配列番号1アミノ酸145から197中に位置するエピトープに特異的である、請求項20記載のアッセイキット。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9806101A FR2778744B1 (fr) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | Dosage immunologique de la chromogranine a humaine (cga) anticorps, reactifs et trousses utilisables pour ce dosage |
FR98/06101 | 1998-05-14 | ||
PCT/FR1999/001141 WO1999058980A1 (fr) | 1998-05-14 | 1999-05-12 | DOSAGE IMMUNOLOGIQUE DE LA CHROMOGRANINE A HUMAINE (CgA), ANTICORPS, REACTIFS ET TROUSSES UTILISABLES POUR CE DOSAGE |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002514766A JP2002514766A (ja) | 2002-05-21 |
JP4317325B2 true JP4317325B2 (ja) | 2009-08-19 |
Family
ID=9526363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000548732A Expired - Lifetime JP4317325B2 (ja) | 1998-05-14 | 1999-05-12 | ヒトクロモグラニンA(CgA)のイムノアッセイ、このアッセイのために使用されるであろう抗体、試薬及びキット |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6632624B1 (ja) |
EP (1) | EP1078266B1 (ja) |
JP (1) | JP4317325B2 (ja) |
AT (1) | ATE282830T1 (ja) |
DE (1) | DE69921987T2 (ja) |
ES (1) | ES2235479T3 (ja) |
FR (1) | FR2778744B1 (ja) |
PT (1) | PT1078266E (ja) |
WO (1) | WO1999058980A1 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7148330B2 (en) * | 1999-07-30 | 2006-12-12 | Schering Corporation | Binding compounds for IL-27 |
GB0818650D0 (en) * | 2008-10-10 | 2008-11-19 | Uni I Oslo | Methods |
EP2383293A1 (en) * | 2010-04-28 | 2011-11-02 | Euro-diagnostica AB | Immunoassay for Chromogranin A, antibodies and kit |
US8569075B2 (en) * | 2011-09-14 | 2013-10-29 | Atomic Energy Council Energy—Institute of Nuclear Energy Research | Radioimmunoassay with a 96-welled micro-plate |
US8658166B2 (en) | 2011-11-08 | 2014-02-25 | Caldera Health Limited | Methods and materials for the diagnosis of prostate cancers |
US8632971B2 (en) | 2011-11-08 | 2014-01-21 | Caldera Health Limited | Methods and materials for determining the efficacy of prostate cancer therapies |
US20130116131A1 (en) | 2011-11-08 | 2013-05-09 | Caldera Health Limited | Methods and materials for the diagnosis of prostate cancers |
US8658164B2 (en) | 2011-11-08 | 2014-02-25 | Caldera Health Limited | Methods and materials for the diagnosis of prostate cancers |
ES2764225T3 (es) | 2014-04-15 | 2020-06-02 | Cezanne S A S | Inmunoensayo para la detección de cromogramina A |
BR112018067990A2 (pt) | 2016-03-09 | 2019-02-05 | Cezanne S A S | cromogranina a como um marcador para câncer de bexiga |
CN107090439B (zh) * | 2017-06-02 | 2020-05-05 | 福州迈新生物技术开发有限公司 | 一株分泌抗嗜铬素a单克隆抗体的杂交瘤细胞株及其应用 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4758522A (en) * | 1985-03-08 | 1988-07-19 | The Regents Of The University Of California | Immunoassay for human chromogranin A |
FR2624862B1 (fr) | 1987-12-18 | 1990-06-08 | Oris Ind | Cryptates de terres rares, procedes d'obtention, intermediaires de synthese et application a titre de marqueurs fluorescents |
DE4009848A1 (de) * | 1990-03-27 | 1991-10-02 | Boehringer Mannheim Gmbh | Verfahren zum nachweis von phosphoryliertes tyrosin enthaltenden proteinen |
FR2664699B1 (fr) * | 1990-07-13 | 1995-08-18 | Cis Bio Int | Procede d'amplification du signal d'emission d'un compose luminescent. |
-
1998
- 1998-05-14 FR FR9806101A patent/FR2778744B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-05-12 US US09/700,387 patent/US6632624B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-05-12 ES ES99919325T patent/ES2235479T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1999-05-12 DE DE69921987T patent/DE69921987T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1999-05-12 PT PT99919325T patent/PT1078266E/pt unknown
- 1999-05-12 EP EP99919325A patent/EP1078266B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1999-05-12 WO PCT/FR1999/001141 patent/WO1999058980A1/fr active IP Right Grant
- 1999-05-12 AT AT99919325T patent/ATE282830T1/de active
- 1999-05-12 JP JP2000548732A patent/JP4317325B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO1999058980A1 (fr) | 1999-11-18 |
ATE282830T1 (de) | 2004-12-15 |
EP1078266B1 (fr) | 2004-11-17 |
EP1078266A1 (fr) | 2001-02-28 |
FR2778744B1 (fr) | 2000-06-23 |
PT1078266E (pt) | 2005-04-29 |
ES2235479T3 (es) | 2005-07-01 |
DE69921987T2 (de) | 2005-12-29 |
JP2002514766A (ja) | 2002-05-21 |
US6632624B1 (en) | 2003-10-14 |
DE69921987D1 (de) | 2004-12-23 |
FR2778744A1 (fr) | 1999-11-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7285418B2 (en) | Method and kit for the diagnosis of troponin I | |
US20070248608A1 (en) | Monoclonal Antibodies to Progastrin | |
Degorce et al. | A new human chromogranin A (CgA) immunoradiometric assay involving monoclonal antibodies raised against the unprocessed central domain (145-245) | |
US5468846A (en) | Monoclonal antibodies and method for the determination of human G-CSF | |
AU650028B2 (en) | Kit for the specific assay of angiotensin II | |
JP4317325B2 (ja) | ヒトクロモグラニンA(CgA)のイムノアッセイ、このアッセイのために使用されるであろう抗体、試薬及びキット | |
JPH10500408A (ja) | サイトケラチン18のフラグメントおよび対応する抗体を伴う癌の検出法 | |
JP3853384B2 (ja) | 抗サイモシンα1モノクローナル抗体産生ハイブリドーマ | |
JP2000515854A (ja) | 脳タンパク質s―100の存在の測定方法 | |
US20040209309A1 (en) | Compositions and methods for the specific detection of mammalian muscle proteins | |
EP0938678B1 (en) | Method and kit for the diagnosis of troponin i | |
JP2925479B2 (ja) | 肺小細胞癌検出薬及びその使用 | |
US9017957B2 (en) | Prostasin partial peptide and anti-prostasin antibody | |
JP4037933B2 (ja) | 抗ヒトカルシトニンモノクローナル抗体 | |
US9127054B2 (en) | Immunoassay of cofilin 1 protein | |
JPH10300749A (ja) | コラーゲン断片を認識する抗体 | |
JPH07157500A (ja) | ヒト関節液由来ヒアルロナン結合性タンパク質および抗体 | |
JPH10512369A (ja) | 癌診断薬としてのa蛋白質 | |
JPH1048217A (ja) | プロテインキナーゼのリン酸化酵素活性の測定法及び測定キット | |
JP2003180345A (ja) | 遊離型肝細胞増殖因子受容体の測定方法 | |
JPH06335397A (ja) | ビッグエンドセリン−3に対する抗体およびその用途 | |
Ruan et al. | Livingstone et al.(43) Pub. Date: Jul. 19, 2007 | |
JPH05213994A (ja) | 抗 体 | |
JP2003189854A (ja) | 抗体およびその用途 | |
JP2558956C (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060413 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090310 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090402 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090424 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090522 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130529 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |