JPH0796959B2 - 室内ユニット用木製吹出グリル - Google Patents

室内ユニット用木製吹出グリル

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JPH0796959B2
JPH0796959B2 JP63280033A JP28003388A JPH0796959B2 JP H0796959 B2 JPH0796959 B2 JP H0796959B2 JP 63280033 A JP63280033 A JP 63280033A JP 28003388 A JP28003388 A JP 28003388A JP H0796959 B2 JPH0796959 B2 JP H0796959B2
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JP
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wooden
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indoor unit
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敏廣 山崎
順廣 平井
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は空気調和機の室内ユニット用木製吹出グリルの
構造に関する。
〈従来技術〉 従来、室内ユニット用木製吹出グリルとしてはたとえば
実公昭63-14257号公報に記載のものがある。この室内ユ
ニット用吹出グリルは、複数の水平羽根の前後方向の長
さすなわち奥行き寸法を比較的短くすることにより、薄
型になっており、室内ユニットの厚さを薄くしてそれが
壁面から突出しないようにしている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記従来の室内ユニット用木製吹出グリ
ルでは、水平羽根の前後方向の長さが短いため、吹出風
の方向調節を十分に行なうことができない。そのため、
暖房時の暖かい吹出風は室内上方に上がってしまい、こ
の吹出グリルを用いた室内ユニットを壁面上部に取り付
けた場合には、部屋の中央、下部まで暖気が届かないと
いう問題がある。
そこで、本発明の目的は、水平羽根の前後方向の長さが
余り大きくとれない場合であっても、気流分布を望まし
いものにするように吹出風の方向調節を行なうことがで
き、室内ユニットの取り付け位置に拘わらず暖気を部屋
の中央、下部まで届かせることのできる室内ユニット用
木製吹出グリルを提供することである。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、この発明の室内ユニット用木
製吹出グリルは、複数の木製の水平羽根の両側を傾動可
能に支持する支柱の下部を木製の枠部材に回転可能に取
り付けると共に、上記水平羽根のうち最上部に位置する
水平羽根の前後方向の長さを他の水平羽根のそれよりも
長くしたことを特徴としている。
また、上記支柱の上部には上記木製の枠部材に係止して
上記支柱の回転位置を定める弾性部材を取り付けるのが
好ましい。
〈作用〉 支柱を前方に回転させると、支柱によって支持されてい
る水平羽根も前方に移動すると共に、枠部材の垂直部分
に対して、支柱の回転した角度と等しい角度で下方に傾
斜することになる。このとき、枠部材の上部水平部分と
支柱の間が開くが、最上部に位置する水平羽根の前後方
向の長さが長いため、その開きがこの水平羽根によって
遮蔽される。したがって、暖房運転時、上昇しようとす
る暖気は最上部に位置する水平羽根によって押えられ、
またその傾斜によって暖気の方向制御が効果的に行なわ
れる。また、支柱の回転に加えて、水平羽根自身を下方
に傾斜させると、上記枠部材の垂直部分に対する水平羽
根の傾斜角度は(支柱の回転角度+水平羽根自身の傾斜
角度)となって、吹出風の方向制御が一層確実に行なえ
る。したがって、室内ユニットが部屋の上方に取り付け
られた場合であっても、暖気は部屋の中央、下部まで到
達する。
また、支柱の上部に取り付けられた弾性部材は木製の枠
部材との間の摩擦によって枠部材に任意の箇所において
確実に係止し、したがって、支柱は所定の角度の範囲内
において任意の位置に位置決めされる。
〈実施例〉 以下、本発明を図示の実施例により詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例の室内ユニット用木製吹出グ
リルの断面図、第2図は第1図に示した木製吹出グリル
の動作説明図である。これらの図において、1は吹出グ
リルの木製枠部材(図には上部水平部分のみ示す。)、
2は枠部材1内に互いに所定間隔をあけて配置されると
共に、その下部に設けた回転軸11によって上記枠部材1
の垂直部分に回転自在に取り付けられた支柱、7a,7b,7
c,7dは上記支柱2に傾動可能に支持された木製の水平羽
根である。上記水平羽根7a,7b,7c,7dのうち、最上部に
位置する水平羽根7aと中間部に位置する水平羽根7cの前
後方向の長さつまり奥行き寸法は他のものより大きく、
支柱2の回転によって枠部材1の上部水平部分と支柱2
との間にできる開きを遮蔽することのできる長さとなっ
ている。また、上記支柱2の上部にはV状断面を有する
板5がビス6によって固定されている。そして、上記板
5の下側には、弾性部材の一例としてのプラスチック製
板ばね8が取り付けられており、この板ばね8は上記枠
部材1を押圧して枠部材1に係止している。上記枠部材
1は木製なので、板ばね8は枠部材1に程よく食い込
み、両者間の摩擦が大きくなるので、板ばね8は枠部材
1に確実に係止する。
次に、上記構成の木製吹出グリルの作用を第2図を用い
て説明する。
上記支柱2の最大回転角度をθ1とすると、この角度ま
での範囲であれば、上記枠部材1の水平部分を押圧する
板ばね8の作用によって支柱2は上記範囲内で任意の位
置に係止される。つまり、支柱2を手で手前に引き出
し、その手を離した位置で、支柱の回転位置が決定され
るのである。いま、支柱2を回転角度θ1となるように
手前に回転したとすると、支柱2に支持された水平羽根
7a,7b,7c,7dも手前に移動する。そして、このとき水平
羽根7a,7b,7c,7dは枠部材1の垂直部分に対して支柱の
回転角度θ1に等しい角度で下方に傾斜することにな
る。このとき、枠部材1の上部水平部分と支柱2の間に
開口できるが、開口の上方においては最上部に位置する
水平羽根7aによって、また中間部においては水平羽根7c
によってその隙間が遮蔽されるため、暖房運転時、上昇
しようとする暖気はこれらの水平羽根7a,7cによって押
えられ、またその傾斜によって暖気の方向制御が効果的
に行なわれる。
次に、支柱2を回転角度θ1回転した状態で水平羽根自
身を角度θ2だけ下方へ傾けると、全体としてはθ1+θ
2の角度で水平羽根が下方に傾いたのと同じ効果があ
る。
このように、本実施例によれば、支柱2の回転と水平羽
根自身の傾斜とを適宜組み合わせることによって、垂直
方向に対する水平羽根の傾きを大きくできるので、吹出
風の方向制御が確実に行え、望ましい気流分布が得られ
る。また、最上部の水平羽根7aと中間部の水平羽根7cの
長さを長くしているので、暖房時、上昇しようとする風
を効果的に押さえ付けることができる。また、支柱2を
回転させるときにも、支柱2と枠部材1の上部水平部分
との間の隙間はこの水平羽根7a,7cによって遮蔽される
ので、暖気がそこから上昇するのを防止できる。したが
って、この木製吹出グリルを用いた空気調和機を室の上
部に取り付けても、暖気を部屋の中央、下部まで届かせ
ることができ、快適な暖房が得られる。
また、上述のように支柱2は板ばね8の作用により任意
の位置で回転を停止することができるので、非常に操作
性がよい。また、板ばね8も板5もプラスチック製なの
で、結露しない。
上記実施例においては板ばね8と板5は結露しない材料
としてプラスチックを用いたが、結露しないよう表面に
植毛したものを用いてもよい。また、結露のおそれが少
ない場合は、金属等を用いてもよい。
また、上記実施例では板ばね8は板5に取り付けて枠部
材1に係止するようにしたが、枠部材1に固定して、板
5に係止するようにしてもよい。また、支柱2に直接取
り付けて、枠部材1に係止するようにしてもよい。
〈効果〉 以上より明らかなように、本発明によれば、水平羽根の
前後方向の長さが余り大きくとれない場合であっても、
支柱を下部を支点として前方に回転させると、支柱によ
って支持されている水平羽根が前方に移動すると共に、
枠部材の垂直部分に対して、支柱の回転角度に等しい角
度で下方に傾斜することになり、また、支柱の回転に加
えて、水平羽根自身を下方に傾斜させると、上記垂直部
分に対する水平羽根の傾斜角度を(支柱の回転角度+水
平羽根自身の傾斜角度)と大きくすることができるの
で、吹出風の気流の方向調節が簡単かつ確実に行え、気
流分布を改善できる。また、支柱を前方に回転させたと
き、最上部に位置し、前後方向の長さが長い水平羽根に
よって枠部材の上部水平部と支柱との間の隙間が遮へい
されるので、暖房時の上昇しようとする暖気を効果的に
押さえることができる。
また、支柱を回転させて水平羽根を前方に出すようにし
ているので、グリルの前後方向の寸法を大きくすること
なく、水平羽根の傾動と支柱の回転との組み合わせによ
って吹出風を精度よく方向制御することができる。
また、本発明によれば、枠部材は木製であるため、枠部
材と弾性部材との間の摩擦が過小または過大にならず適
切になって、弾性部材は枠部材に確実に係止でき、支柱
を所定の角度の範囲内において任意の回転位置に簡単に
位置決めすることができ、またスムーズに移動でき、操
作性が良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の室内ユニット用木製吹出グリルの一実
施例の断面図、第2図は第1図の室内ユニット用木製吹
出グリルの動作説明図である。 1……枠部材(上部水平部分のみ示す)、2……支柱、
5……固定板、7a,7b,7c,7d……水平羽根(7a……最上
部の水平羽根、7c……中間部の水平羽根)、8……板ば
ね。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の木製の水平羽根(7a,7b,7c,7d)の
    両側を傾動可能に支持する支柱(2)の下部を木製の枠
    部材(1)に回転可能に取り付けると共に、上記水平羽
    根(7a,7b,7c,7d)のうち最上部に位置する水平羽根(7
    a)の前後方向の長さを他の水平羽根(7b,7c,7d)のそ
    れよりも長くしたことを特徴とする室内ユニット用木製
    吹出グリル。
  2. 【請求項2】上記特許請求の範囲第1項に記載の室内ユ
    ニット用木製吹出グリルにおいて、 上記支柱(2)の上部に上記枠部材(1)に係止して上
    記支柱(2)の回転位置を定める弾性部材(8)を取り
    付けた室内ユニット用木製吹出グリル。
JP63280033A 1988-11-02 1988-11-02 室内ユニット用木製吹出グリル Expired - Fee Related JPH0796959B2 (ja)

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JPH01204817A (ja) * 1988-02-10 1989-08-17 Nissan Motor Co Ltd ベンチレータのシャッター開閉装置

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