JPH10213344A - 建設機械の熱交換器用ルーバ状カバー - Google Patents

建設機械の熱交換器用ルーバ状カバー

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JPH10213344A
JPH10213344A JP2985697A JP2985697A JPH10213344A JP H10213344 A JPH10213344 A JP H10213344A JP 2985697 A JP2985697 A JP 2985697A JP 2985697 A JP2985697 A JP 2985697A JP H10213344 A JPH10213344 A JP H10213344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
louver
noise
cover
heat exchanger
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2985697A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Mikami
俊哉 三上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Caterpillar Mitsubishi Ltd, Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd filed Critical Caterpillar Mitsubishi Ltd
Priority to JP2985697A priority Critical patent/JPH10213344A/ja
Publication of JPH10213344A publication Critical patent/JPH10213344A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業現場に応じて、熱交換器のクーリン
グ効率の向上と、低騒音化という二つの要請をバランス
よく満足させて建設機械を稼動させようとする。 【解決手段】 熱交換器の通風口を形成するルーバ状カ
バー部1,2において、ルーバを形成する各よろい板16
の傾斜角を変更自在にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建設機械の内部
に配設される熱交換器の通風のためのルーバ状カバーに
関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械の内部には熱交換器が配設され
るが、その吸気と排気のために、熱交換器近傍の車体カ
バー部はルーバ状となっている。
【0003】そのようなルーバ状カバー部の一例を図9
及び図10に示す。この例は、大型機における吸気側のカ
バーのうちドア部3を示しており、図9はその断面図、
図10は部分斜視図である。図示のように、この例では、
熱交換器4(5は冷却用ファン)の前方側に位置するド
ア部3が、複数のよろい板16で形成されるルーバ状とな
っている。各よろい板16は、下方からの突上げ物等の浸
入を防ぐため、機体外方に向かって上方に傾いだ状態で
サイド板22及びパイプ23に溶着され、相互に所定間隙を
有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構造において、熱交換器4のクーリング効率を向上さ
せるためには、前記よろい板16の傾斜をできるだけ水平
に近づけ、なるべく短い距離で外気を熱交換器4に到達
させるのが望ましい。一方、騒音(主としてファン音)
低減の観点からは、前記よろい板16の傾斜をなるべく垂
直に近づけ、音を遮蔽する状態が好ましいことになる。
【0005】しかしながら、従来のルーバ状カバー部
は、各よろい板16が溶着によって固定されていた構造な
ので、その傾斜は製造の際に決定されてしまう。これは
換言すれば、クーリング効率の向上と、低騒音の見地と
のいずれかの見地のみを優先させてよろい板16の傾斜を
決定しなければならないということであり、従来の構造
では、種々の作業現場に適宜対応できなかった。そして
現実にも、クーリング効率を最大限考慮した仕様のルー
バの建設機械は、低騒音が望まれる作業現場では使用す
ることができない等の問題も顕在化していた。
【0006】この発明は、従来技術の以上のような問題
に鑑み創案されたもので、作業現場に応じて、クーリン
グ効率の向上と、低騒音化という二つの要請をバランス
よく満足させることのできる熱交換器用ルーバ状カバー
を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
建設機械の熱交換器用ルーバ状カバー部は、熱交換器の
通風口を形成するルーバ状カバー部において、ルーバを
形成する各よろい板の傾斜角を変更自在にしたことを特
徴とする。
【0008】本発明では、ルーバを形成する各よろい板
の傾斜角が変更自在なので、例えば騒音をあまり気にし
なくても良い作業現場の場合は、各よろい板の傾斜角を
水平に近い状態にして、熱交換器のクーリング効率を最
大限に上げることができる。一方、低騒音が最大限望ま
れる作業現場では、各よろい板の傾斜角を垂直に近い状
態にすればよい。このように、本発明では、作業現場に
おける騒音が規制される度合いに応じて、各よろい板の
傾斜角を適宜変更させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施形態例を図面に
基づき説明する。図1は建設機械のボディカバーの一部
を示し、その内部に熱交換器(図示なし)が配設され
る。図中、1は開閉自在な側板カバー部、2は天井カバ
ー部であり、側板カバー部1が吸気側、天井カバー部2
が排気側として、本発明が適用される形態例を示してい
る。図2は側板カバー部1の略中央断面図、図3は側板
カバー部1の端部側部分断面図、図4は側板カバー部1
を構成するカバー板10と枠体11の斜視図である。
【0010】側板カバー部1は、図2乃至図4に示すよ
うに、吸気面となる部分が切り抜かれたカバー板10と、
該カバー板10の内側から接合され、ルーバが形成される
枠体11と、前記カバー板10の端部側にカバー板10内面と
摺動自在に配設されるスライド体12とからなる。
【0011】枠体11は、図4(b)に示すように、前板と
底板とが打ち抜かれた形状の方形状よりなり、その一端
側四辺から、前記カバー板10の端部と当接しボルト締め
されるフランジ13が外方に張り出している。また、枠体
11内部には、その高さ方向に沿って支持棒14が並列に配
設される。該支持棒14は、図5に示すように、任意の中
間部に所定間隔でくびれが形成され、そのくびれ毎に図
6に示すクリップ15が把持される。また支持棒14には、
図7に示すよろい板16がそのスリット17を介して複数挿
通され、前記クリップ15の上面に載置された状態で支持
される。すなわち図2に示すように、各よろい板16は所
定間隔で配設されるクリップ15毎にそれぞれ支持され、
これにより枠体11内において複数のよろい板16よりなる
ルーバが形成される。また、前記よろい板16のスリット
17はその幅方向に沿って形成されるが、そのスリット長
は、図3に示すように、よろい板16の端部が固定されて
も、その傾動動作を可能にするだけの所定長さをもって
設定される。
【0012】スライド体12は、その一方面に前記よろい
板16端部を係止する係止片19が各よろい板16毎に対応し
て固設されるとともに、他方面の任意箇所にカバー板10
の外方に突出するノブ18が固設される。図3に示す係止
片19は、よろい板16端部を当接し、必要があればフック
等を設けてそこによろい板16端部を固定させる構成とす
るが、それではよろい板16の傾斜時(特に(a)に示す最
大傾斜時)に、ガタ等によりその端部が外れることも考
えられる。このため、係止動作を完全にするものとし
て、図8に示すように、よろい板16端部にボール体20を
固着するとともに、スライド体12にはそのボール体20を
把持する把持体21(例えば樹脂系よりなるもの)を固設
する等の構成としてもよい。なおカバー板10のうち、ノ
ブ18の移動軌跡範囲に相当する箇所は当然ながらスリッ
トが形成されている。
【0013】側板カバー部1は以上よりなるので、図3
に示すように、ノブ18をもってスライド体12を上下に摺
動させれば、各係止片19にその端部が係止された各よろ
い板16が傾動自在に傾斜することになる。すなわち、ル
ーバを形成する各よろい板16の傾斜角が適宜変更可能と
なっている。
【0014】一方、天井カバー部2も基本的には前記側
板カバー部1と同様の構造とし、各よろい板16の傾斜角
を変更自在とするが、図1に示すように、天井カバー部
2の場合はルーバ面が水平状態で形成されるため、上述
のようによろい板16をクリップ15に載置しているだけで
は、よろい板16が落下するおそれがある。そこで、天井
カバー部2では、各よろい板16を2個のクリップ15で挟
持する構成とする。
【0015】以上のように、本実施形態例では、側板カ
バー部1及び天井カバー部2の各よろい板16の傾斜角が
簡単に変更自在となっている。このため、ルーバの開口
状態を適宜変更させることにより、騒音が規制される度
合いに応じて、種々の作業現場で機体を稼動させること
ができるものとなる。具体的には、低騒音仕様が要求さ
れる都市部では、必要最小限の通風が得られる程度に、
よろい板16の傾斜を垂直に近い状態にしてルーバを閉め
気味に調整し、一方騒音レベルが緩やかな作業現場で
は、クーリング効率を最大限に得られるように、よろい
板16の傾斜を水平に近い状態にしてルーバを最大開状態
に調整する等が可能となる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る熱交
換器用ルーバ状カバーによれば、ルーバの開口状態を適
宜変更できるので、作業現場に応じて、クーリング効率
の向上と、低騒音化という二つの要請をバランスよく満
足させることができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例の説明図であり、建設機械
のボディカバーの一部に適用されたことを示す部分斜視
図である。
【図2】実施形態例における側板カバー部1の略中央断
面図である。
【図3】前記側板カバー部1の動作を端部側の部分断面
から見た図であり、(a)はよろい板16の最大傾斜時、(b)
はよろい板16の水平時の状態を示す。
【図4】前記側板カバー部1の構成部品の説明図であ
り、(a)はカバー板10、(b)は枠体11の斜視図である。
【図5】実施形態例における支持棒14の説明図である。
【図6】実施形態例におけるクリップ15の説明図であ
る。
【図7】実施形態例におけるよろい板16の説明図であ
る。
【図8】前記よろい板16端部の他の係止構造例の説明図
である。
【図9】従来のルーバ状カバー部を示す断面図である。
【図10】従来のルーバ状カバー部を示す部分斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 側板カバー部 2 天井カバー部 10 カバー板 11 枠体 12 スライド体 16 よろい板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器の通風口を形成するルーバ状カ
    バー部において、ルーバを形成する各よろい板の傾斜角
    を変更自在にしたことを特徴とする建設機械の熱交換器
    用ルーバ状カバー。
JP2985697A 1997-01-30 1997-01-30 建設機械の熱交換器用ルーバ状カバー Pending JPH10213344A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2985697A JPH10213344A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 建設機械の熱交換器用ルーバ状カバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2985697A JPH10213344A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 建設機械の熱交換器用ルーバ状カバー

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Publication Number Publication Date
JPH10213344A true JPH10213344A (ja) 1998-08-11

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ID=12287618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2985697A Pending JPH10213344A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 建設機械の熱交換器用ルーバ状カバー

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JP (1) JPH10213344A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112008000043T5 (de) 2007-09-27 2009-08-27 Caterpillar Japan Ltd. Türblatt
JP2010024976A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の排気構造
JP2021039313A (ja) * 2019-09-05 2021-03-11 東芝キヤリア株式会社 騒音低減装置および騒音低減システム
CN113137666A (zh) * 2021-03-01 2021-07-20 青岛海尔空调电子有限公司 过滤器组件及具有其的空气处理机

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020219