JPH0769063B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0769063B2
JPH0769063B2 JP2868091A JP2868091A JPH0769063B2 JP H0769063 B2 JPH0769063 B2 JP H0769063B2 JP 2868091 A JP2868091 A JP 2868091A JP 2868091 A JP2868091 A JP 2868091A JP H0769063 B2 JPH0769063 B2 JP H0769063B2
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JP
Japan
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base
motor
mounting flange
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base body
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JP2868091A
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JPH06265179A (ja
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孝紀 秋吉
巧一 鮫島
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気調和機にかか
り、特にプロぺラファンを連結したファンモ−タをモ−
タベ−スで調和機本体の底面から自立させて支持するよ
うにした空気調和機の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機を構成する室外ユニットにあ
っては、本体内に室外側熱交換器を設ける他、プロペラ
ファンを直付けしたファンモ−タを設けて、室外側熱交
換器の熱を外気と熱交換させるようにしている。
【0003】ところで、室外ユニットには、ファンモ−
タを板状のモ−タベ−スを使って底面から自立させて支
持するようにしたものがある。
【0004】こうした支持には、従来、図5に示すよう
に、板状のベ−ス本体aの前面下部に、前方に向って張
出す補助脚bを設けたモ−タベ−スcを用い、ベ−ス本
体aの上部側の板面をモ−タ支持部に定める他、ベ−ス
本体aの幅方向両側ならびに補助脚bの下端にそれぞれ
フランジd…を突設して設置部に定めたベ−ス構造が採
用されている。そして、ベ−ス本体aのモ−タ支持部に
ファンモ−タeを固定するとともに、各フランジd…を
室外ユニットの底部壁f(本体)上に、スポット溶接あ
るいはねじ止めなどの局所固定手段を使って固定してい
た。
【0005】なお、補助脚bは、ベ−ス本体aの固定強
度を補うために設けられているもので、通常、自立支持
ではベ−ス本体aの欠点を解消するうえで必要な部材と
される。
【0006】ところで、このようなモ−タベ−スcの設
置構造は、従来から各フランジd…ならびに底部壁fの
両者を水平方向に対しフラットとし、この底部壁f上に
フランジdを載せて、両者を先の局所固定手段で固定し
ていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】こうしたフラットな設
置は、図7に示されるようにプロペラファンgで送風さ
れる風がフランジd…に当ったり、風を巻込んだりしな
いので、風切り音が小さくてすむ利点があるものの、プ
ロペラファンgの回転によって生じる振動に弱い問題を
もっている。
【0008】すなわち、プロペラファンgの回転中は、
図6の(a)に示すようにファンモ−タeを中心に上下
の方向ならびに同図(b)に示すようにファンモ−タe
の中心に左右の方向へ振動しやすく、これらねじり振動
がモ−タベ−スcから底部壁fに伝播して、室外ユニッ
ト全体を振動させたり、うなり音を発生させようとす
る。
【0009】しかし、フランジd…と底部壁fとにおけ
る設置部はフラットであるために、ねじり振動に対抗す
る受圧面積は極めて小さく点接触に近い。このため、ね
じり振動に対する固定強度は弱く、大なる振動やうなり
音が生じやすい。
【0010】そこで、ベ−ス本体aの下部および補助脚
bに、別途、ねじり振動に対する補強材を設けることが
考えられる。
【0011】ところが、こうした補強材を設けると、ね
じり振動に対して良くなるものの、補強材の凹凸部分に
よって風切り音が増大してしまう。しかも、構造も複雑
化する。
【0012】一方、モ−タべ−スの上下端部を固定して
ファンモ−タを室外ユニットに支持する構造には、実開
昭58−67281号公報で示されるようにモ−タベ−
スの下部に傾斜部を設けたものがあり、これを適用する
ことが考えられる。
【0013】しかし、公報で示されている構造は、簡単
であるものの、サ−ビス性を向上させるだけの目的でモ
−タべ−スの下端部を傾斜させたものなので、たとえそ
の構造を上述の自立するモ−タベ−スcで支持する構造
に適用しても、有効な効果が得られない。
【0014】それ故、自立形に適した改善技術が要望さ
れている。
【0015】この発明はこのような事情に着目してなさ
れたもので、その目的とするところは、簡単な構造で、
風切り音の低減とねじり振動に対する強度向上との双方
を満足させることがの剛性の向上を図ることができる空
気調和機を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明の空気調和機は、第1取付フラ
ンジが下部両側に設けられた板状のベ−ス本体とそのベ
−ス本体の下部前側に設けた第2取付フランジとから構
成されるモ−タベ−スを設け、前記ベ−ス本体の第1取
付フランジおよび前記補助脚の第2取付フランジを調和
機本体の底面に取着して前記モ−タベ−スを自立させ、
このモ−タベ−スのベ−ス本体の上部にプロペラファン
を連結したファンモ−タを支持させてなる空気調和機に
おいて、前記ベ−ス本体の第1取付フランジおよびこの
第1取付フランジと接する前記調和機本体の被設置部
を、前記プロペラファンの送風方向に沿って傾斜させた
ことにある。
【0017】請求項2に記載の発明の空気調和機は、上
記請求項1に加え、第2取付フランジを、補助脚を介し
てベ−ス本体に設けたことにある。
【0018】
【作用】請求項1に記載の空気調和機によると、補助脚
の第2取付フランジはフラットな状態はそのままに、フ
ァンモ−タから遠く離れたベ−ス本体両側の第1取付フ
ランジならび被設置部だけで、ねじり振動を効果的に受
けてその力を弱める。
【0019】つまり、補助脚の第2取付フランジは風切
り音を抑える作用をもたらし、ベ−ス本体の第1取付フ
ランジはねじり振動を抑える作用をもたらす。
【0020】したがって、風切り音を最小限に低減しつ
つ、ねじり振動に対する強度を十分に高めることができ
る。しかも、ベ−ス本体の第1取付フランジおよび同フ
ランジに対する被設置部を傾斜させればよいので、構造
も簡単である。
【0021】請求項2に記載の空気調和機によると、上
記に加え、補助脚を介して第2取付フランジを設けるの
で、据付けたときの垂直性が向上する。
【0022】
【実施例】以下、この発明を図1ないし第4図に示す一
実施例にもとづいて説明する。
【0023】図3は空気調和機を構成する室外ユニット
の全体を、図4はその側断面をそれぞれ示し、1は前面
左側に吹出口1aを形成してなる本体(調和機本体)、
2はL字形状に形成された室外側熱交換器、3は出力軸
の先端にプロペラファン4が連結されたファンモ−タで
ある。そして、吹出口1aにプロペラファン4を対向さ
せてファンモ−タ3が本体1内に配置される他、ファン
モ−タ3の後部側に室外側熱交換器2が本体1の左側壁
および後壁沿いに設置され、回転するプロペラファン4
により室外側熱交換器2を外気と熱交換させることがで
きる構造としている。
【0024】一方、室外側熱交換器2の右側端には本体
1内を仕切るように仕切板5が設けられていて、本体1
内の右側に機械室を構成している。そして、この機械室
に上記室外側熱交換器2につながる圧縮機6が設置され
る他、圧縮機6の上方側にインバ−タ回路など冷凍サイ
クルの制御に必要な電気部品を内装した電気部品箱7が
配設されている。また電気部品箱7は、ファンモ−タ4
に接続されている他、図示はしないが室内ユニットの各
電気部品にも接続されている。なお、8は機械室に電気
部品箱7と隣接して配設されたリアクタ、9は本体1の
右側壁の外面に設けた配線盤、10は本体1の右側壁の
外面の下部に設けられたパックドバルブ、11は防音板
をそれぞれ示す。
【0025】そして、こうして構成された室外ユニット
のファンモ−タ3の設置には、モ−タべ−ス12を使っ
て、本体1の底面から自立させた支持が用いられてい
る。そして、この構造にこの発明が適用されていて、そ
のモ−タベ−ス12回りの構造が図1および図2に詳し
く示されている。
【0026】ここで、モ−タべ−ス12回りの構造につ
いて説明すれば、13はベ−ス本体、14は補助脚であ
る。ベ−ス本体13は、例えば板部材の周縁部を折曲げ
て長方板形状に成形する他、下部を門形に開口させて構
成される。
【0027】また補助脚14は、例えばベ−ス本体13
の門形に開口した幅方向の壁部をそれぞれ前面に向け略
三角形状をなして切り起こして構成される。そして、こ
の補助脚14の三角形状の垂直壁14bにて、モ−タベ
−ス12を安定して立位させるようにしてある。つま
り、補助脚14にて、モ−タベ−ス12を自立させて設
けたときの垂直性が保たれるようにしてある。
【0028】こうしたベ−ス本体13と前方へ向って張
出す補助脚14との両者からモ−タベ−ス12は構成さ
れる。
【0029】また図1に示すようにベ−ス本体13の一
端側となる上部側の板面中央には取付孔15が穿設され
ている他、ベ−ス本体13の下端部両側ならびに補助脚
14の下端部両側には、それぞれ下端壁を左右外側へ折
曲げてなるフランジ13a,13a(第1取付フラン
ジ)ならびにフランジ14a,14a(第2取付フラン
ジ)が設けられていて、モ−タベ−ス12の上部側をモ
−タ支持部に定める他、他端となる各フランジ13a,
13a,14a,14aを設置部に定めている。そし
て、モ−タベ−ス12の取付孔15の前面側に、プロペ
ラファン4を連結したファンモ−タ3が取付けられる。
【0030】フランジ13a,13aおよび補助脚14
のフランジ14a,14aのうち、補助脚14のフラン
ジ14a,14aは従来と同じくフラットとなってい
る。またベ−ス本体13のフランジ13a,13aは、
プロペラ4の送風方向沿いに、前部から後部に向うにし
たがって高くなるように傾斜している。
【0031】これに対しフランジ14a,14aが接す
る底部壁1bの各面部分20,20は、従来と同様にフ
ラットな面となっている。またフランジ13a,13a
がセットされる底部壁1bの各面部分は、傾斜したフラ
ンジ13aに対応して傾斜していて、同部分に傾斜面部
16を形成している。なお、傾斜面部16,16を除く
底部壁1b(本体1の底面)はフラットな面となってい
る。
【0032】そして、各傾斜面部16,16にフランジ
13a,13aが配置され、各面部分20,20にフラ
ンジ14a,14aが配置され、モ−タベ−ス全体を底
部壁1bの面(本体1の底面)から立位させている。こ
れら各フランジ13a,13a、14a、14aが、ね
じ17(あるいはスポット溶接)で底部壁1bに取着さ
れ、本体1の底面から自立する状態にモ−タべ−ス12
を支持している。
【0033】なお、θは傾斜したフランジ13a,13
aならびに傾斜面部16,16の傾斜角を示している。
【0034】しかして、こうして構成される室外ユニッ
トは、図示しない室内ユニットに設けた操作部を操作す
ることにより、圧縮機6が作動して冷房サイクルあるい
は暖房サイクルを構成する。そして、それに伴いファン
モ−タ3が作動して、室外側熱交換器2を機能せしめ、
冷房サイクルあるいは暖房サイクルに必要な熱交換を行
って、室内ユニットの室外側熱交換器(図示しない)を
通じ室内を冷房あるいは暖房することになる。
【0035】このとき、プロペラファン4の回転で発生
した風は、底部壁1bの面に沿って流れていく。
【0036】この風が底部壁1b上を流れる途中で他の
物体と干渉したり、引込まれたりすると、風切り音が発
生するが、図1の(b)で示すように各フランジ13
a,13a,14a,14aのうち、ベ−ス本体13の
フランジ13a、13aのみ傾斜して、補助脚14のフ
ランジ14aは平坦なままであるので、かなり風の干渉
や巻込みは少なくてすみ、風切り音は小さい。
【0037】一方、プロペラファン4の回転により発生
するねじり振動に対しては以下のようにして耐える。
【0038】すなわち、ベ−ス本体13の両側のフラン
ジ13a,13aおよび傾斜面部16,16をプロペラ
ファン4の送風方向に沿って傾斜させている。これによ
り、ねじり振動を受止める受圧面積が格段に増し、その
面接触がねじり振動に対する対抗力となってねじり振動
を起こす力を弱める。
【0039】ここで、上記フランジ13a,13aは、
図2の(b)に示すようにモ−タベ−ス12でファンモ
−タ3を支持したときの平面における重心Gの位置から
最も遠い位置にあるので、ねじり振動の力を最も安定、
かつ有効に受けて弱めることができるようになる。つま
り、外側にあるフランジ13a,13aを傾斜させれる
だけで、他にねじり振動を受ける部分がなくとも、十分
なねじり振動に対する強度が得られる。
【0040】したがって、風切り音を最小限に低減しつ
つ、ねじり振動に対する強度を確保でき、風切り音の低
減とねじり振動に対する強度向上との双方を満足させる
ことができる。しかも、ベ−ス本体13のフランジ13
a,13aおよびそのフランジ13a,13aの被設置
部を傾斜させるだけなので、構造も簡単である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、簡単な構造で、風切り音の低減とねじり振
動に対する強度向上との双方を満足させることがの剛性
の向上を図ることができる。
【0042】請求項2に記載の発明によれば、上記に加
え、据付けたときのモ−タベ−スの垂直性が向上する
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、この発明の一実施例の室外ユニット
のファンモ−タの支持構造を、底部壁に据付けたモ−タ
ベ−スと共に示す斜視図。(b)は、底部壁に据付けた
補助脚およびベ−ス本体のフランジに対する風の流れを
示す図。
【図2】(a)は、ファンモ−タの支持構造を、底部壁
に据付けたモ−タベ−スと共に示す側面図。(b)は、
同平面図。
【図3】図1のファンモ−タの支持構造を適用した室外
ユニットを示す一部切欠した斜視図。
【図4】図3の室外ユニットの側断面図。
【図5】従来の空気調和機におけるファンモ−タの自立
形の支持構造を示す斜視図。
【図6】(a)は、図5の支持構造の側面図。(b)
は、図5の支持構造の平面図。
【図7】図5のフランジの据付状態を示す図。
【符号の説明】
1…本体(調和機本体)、1b…底部壁、3…ファンモ
−タ、4…プロペラファン、12…モ−タベ−ス、13
…ベ−ス本体、13a…フランジ(第1取付フラン
ジ)、14…補助脚、14a…フランジ(第2取付フラ
ンジ)、16…傾斜受部(被設置部)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1取付フランジが下部両側に設けられた
    板状のベ−ス本体とそのベ−ス本体の下部前側に設けた
    第2取付フランジとから構成されるモ−タベ−スを設
    け、 前記ベ−ス本体の第1取付フランジおよび前記補助脚の
    第2取付フランジを調和機本体の底面に取着して前記モ
    −タベ−スを自立させ、 このモ−タベ−スのベ−ス本体の上部にプロペラファン
    を連結したファンモ−タを支持させてなる空気調和機に
    おいて、 前記ベ−ス本体の第1取付フランジおよびこの第1取付
    フランジと接する前記調和機本体の被設置部を、前記プ
    ロペラファンの送風方向に沿って傾斜させたことを特徴
    とする空気調和機。
  2. 【請求項2】前記第2取付フランジは、補助脚を介して
    ベ−ス本体に設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    空気調和機。
JP2868091A 1991-02-22 1991-02-22 空気調和機 Expired - Lifetime JPH0769063B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH06265179A JPH06265179A (ja) 1994-09-20
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KR20130043988A (ko) * 2011-10-21 2013-05-02 엘지전자 주식회사 스텐드형 공기조화기
KR101880482B1 (ko) * 2011-10-21 2018-07-20 엘지전자 주식회사 스텐드형 공기조화기

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