JP2018031498A - 室内ユニットおよび化粧パネル - Google Patents

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茂木 康弘
Yasuhiro Mogi
康弘 茂木
真由美 齋藤
Mayumi Saito
真由美 齋藤
浩三 二ノ宮
Kozo Ninomiya
浩三 二ノ宮
仁 白倉
Hitoshi Shirokura
仁 白倉
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Abstract

【課題】コーナーパネルの結露を抑制することが可能な室内ユニットおよび化粧パネルを提供する。
【解決手段】コーナーパネル42は、吹出口37を形成する側壁42eを備え、フラップ60を閉じた状態において、フラップ60が側壁42eによって側方から覆われる。コーナーパネル42は、その下面42fに、第1の案内部材70の側方に位置する第1面42hと、第2の案内部材80の側方に位置するとともに第1面42hよりも下方に突出する第2面42jと、第1面42h及び第2面42jのそれぞれを接続する湾曲面42kとを備える。第1面42h、第2面42j及び湾曲面42kから段部42gが形成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、室内ユニットおよび化粧パネルに関する。
従来、化粧パネルに、吸込口と吹出口とを備え、吹出口内に、風向を規制する上顎部及び下顎部と、温調空気の吹出方向を調整する上下風向ベーンとが配置された天井埋込型室内ユニットが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−281539号公報
しかしながら、前記従来の構成において、上下風向ベーンを水平吹き角度にした場合に、吹出口から水平の気流が吹き出すため、この水平の気流が、化粧パネルの四隅に配置されたコーナーパネル側にも吹出してコーナーパネルに結露が発生する課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、コーナーパネルの結露を抑制することが可能な室内ユニットおよび化粧パネルを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の室内ユニットは、熱交換器及び送風機が収容された室内ユニット本体と、前記室内ユニット本体と組み合わされて天井に設置される化粧パネルとを備え、前記化粧パネルに備える吹出口から温調後の空気を被調和室に吹き出す天井埋込型室内ユニットにおいて、前記化粧パネルは、その四隅に配置されるコーナーパネルと、隣り合う前記コーナーパネル間に位置する前記吹出口と、前記吹出口に開閉可能に設けられるフラップとを備え、前記フラップは、温調後の空気を被調和室に案内する第1の案内部材と、前記第1の案内部材の外面側に設けられて温調後の空気を前記第1の案内部材の外面に案内する第2の案内部材と、を備え、前記コーナーパネルは、前記吹出口を形成する側壁を備え、前記フラップを閉じた状態において、前記フラップが前記側壁によって側方から覆われ、前記コーナーパネルは、その下面に、前記第1の案内部材の側方に位置する第1面と、前記第2の案内部材の側方に位置するとともに前記第1面よりも下方に突出する第2面と、前記第1面及び前記第2面のそれぞれを接続する接続面とを備え、前記第1面、前記第2面及び前記接続面から段部が形成されたことを特徴としたものである。
これによって、コーナーパネルの下面に第1面、第2面及び接続面からなる段部が形成され、コーナーパネルの側壁がフラップを側方から覆うことになり、温調後の空気がコーナーパネル側に吹き出ることが低減される。
また、本発明の室内ユニットは、前記第2面の外縁が、前記第2の案内部材の外縁の延長線に沿って延びていることを特徴としたものである。
これによって、第2面側の側壁によって第2の案内部材の全体を覆い、第2の案内部材によって案内される温調後の空気がコーナーパネル側に吹き出ることが一層低減される。
また、本発明の室内ユニットは、前記段部が、隣り合う前記吹出口間に亘って形成されていることを特徴としたものである。
これによって、化粧パネルの表面形状に一体感が生じ、意匠性が高められる。
また、本発明の室内ユニットは、前記接続面が、凹状の湾曲面であることを特徴としたものである。
これによって、第2面の輪郭を稜線とすることにより、第2面が強調され、意匠性が高められる。
また、本発明の室内ユニットは、前記第2面の外縁が、底面視L字状に形成されていることを特徴としたものである。
これによって、第2面の外縁と第2の案内部材の外縁とが矩形の形状に配置され、化粧パネルの表面形状に一体感が生じて、意匠性が高められる。
本発明の化粧パネルは、熱交換器及び送風機が収容された室内ユニットに組み合わされて天井に設置される化粧パネルであって、前記化粧パネルは、その四隅に配置されるコーナーパネルと、隣り合う前記コーナーパネル間に位置する前記吹出口と、前記吹出口に開閉可能に設けられるフラップとを備え、前記フラップは、前記室内ユニットによって温調された後の空気を被調和室に案内する第1の案内部材と、前記第1の案内部材の外面側に設けられて温調後の空気を前記第1の案内部材の外面に案内する第2の案内部材と、を備え、前記コーナーパネルは、前記吹出口を形成する側壁を備え、前記フラップを閉じた状態において、前記フラップが前記側壁によって側方から覆われ、前記コーナーパネルは、その下面に、前記第1の案内部材の側方に位置する第1面と、前記第2の案内部材の側方に位置するとともに前記第1面よりも下方に突出する第2面と、前記第1面及び前記第2面のそれぞれを接続する接続面とを備え、前記第1面、前記第2面及び前記接続面から段部が形成されたことを特徴としたものである。
これによって、コーナーパネルの側壁がフラップを側方から覆うことになり、温調後の空気がコーナーパネル側に吹き出ることが低減される。
本発明の室内ユニットは、コーナーパネルの側壁がフラップを側方から覆うことによって、温調後の空気がコーナーパネル側に吹き出ることを低減することができる。これにより、コーナーパネルの表面への結露を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る空気調和装置の天井埋込型室内ユニットの断面図 天井埋込型室内ユニットの斜視図 天井埋込型室内ユニットの化粧パネルを被調和室側から見た底面図 化粧パネルのコーナーパネル、フラップ及びその周囲を示す斜視図 フラップを示す斜視図 図3の要部拡大図 図3のVII−VII線断面図 図7の状態からフラップが開いた状態を示す作用図
第1の発明は、熱交換器及び送風機が収容された室内ユニット本体と、前記室内ユニット本体と組み合わされて天井に設置される化粧パネルとを備え、前記化粧パネルに備える吹出口から温調後の空気を被調和室に吹き出す室内ユニットにおいて、前記化粧パネルは、その四隅に配置されるコーナーパネルと、隣り合う前記コーナーパネル間に位置する前記吹出口と、前記吹出口に開閉可能に設けられるフラップとを備え、前記フラップは、温調後の空気を被調和室に案内する第1の案内部材と、前記第1の案内部材の外面側に設けられて温調後の空気を前記第1の案内部材の外面に案内する第2の案内部材と、を備え、前記コーナーパネルは、前記吹出口を形成する側壁を備え、前記フラップを閉じた状態において、前記フラップが側方から前記側壁に覆われ、前記コーナーパネルは、その下面に、前記第1の案内部材の側方に位置する第1面と、前記第2の案内部材の側方に位置するとともに前記第1面よりも下方に突出する第2面と、前記第1面及び前記第2面のそれぞれを接続する接続面とを備え、前記第1面、前記第2面及び前記接続面によって段部が形成されたことにより、コーナーパネルの側壁がフラップを側方から覆うことによって、温調後の空気がコーナーパネル側に吹き出ることが低減される。これにより、コーナーパネルの表面への結露を抑制することができる。
第2の発明は、前記第2面の外縁が、前記第2の案内部材の外縁の延長線に沿って延びていることにより、コーナーパネルの第2面側の側壁によって第2の案内部材の全体の側方を覆うことができ、第2の案内部材により案内される温調後の空気がコーナーパネル側に吹き出ることが一層低減されるため、コーナーパネルの表面への結露を抑制することができる。
第3の発明は、前記段部が、隣り合う前記吹出口間に亘って形成されていることにより、化粧パネルの表面形状に統一感を持たせることができ、意匠性を高めることができる。
第4の発明は、前記接続面が、凹状の湾曲面であることにより、第2面の輪郭を稜線として第2面を強調することができ、意匠性を高めることができる。
第5の発明は、前記第2面の外縁が、底面視L字状に形成されていることにより、化粧パネルの表面形状に一体感を持たせることができ、意匠性を高めることができる。
第6の発明は、熱交換器及び送風機が収容された室内ユニットに組み合わされて天井に設置される化粧パネルであって、前記化粧パネルは、その四隅に配置されるコーナーパネルと、隣り合う前記コーナーパネル間に位置する前記吹出口と、前記吹出口に開閉可能に設けられるフラップとを備え、前記フラップは、前記室内ユニットによって温調された後の空気を被調和室に案内する第1の案内部材と、前記第1の案内部材の外面側に設けられて温調後の空気を前記第1の案内部材の外面に案内する第2の案内部材と、を備え、前記コーナーパネルは、前記吹出口を形成する側壁を備え、前記フラップを閉じた状態において、前記フラップが前記側壁によって側方から覆われ、前記コーナーパネルは、その下面に、前記第1の案内部材の側方に位置する第1面と、前記第2の案内部材の側方に位置するとともに前記第1面よりも下方に突出する第2面と、前記第1面及び前記第2面のそれぞれを接続する接続面とを備え、前記第1面、前記第2面及び前記接続面から段部が形成されたことにより、コーナーパネルの側壁がフラップを側方から覆うことによって、温調後の空気がコーナーパネル側に吹き出ることが低減される。これにより、コーナーパネルの表面への結露を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る空気調和装置の天井埋込型室内ユニット10の断面図である。図2は、天井埋込型室内ユニット10の斜視図である。図3は、天井埋込型室内ユニット10の化粧パネル33を被調和室側から見た底面図である。
なお、以下の説明において、上下、内外とは、化粧パネル33を室内ユニット本体14に取り付けた状態における天井埋込型室内ユニット10を基準として説明している。また、温調後の空気が吹き出される空間を被調和室としている。
図1〜図3に示すように、天井埋込型室内ユニット(室内ユニット)10は、被調和室の天井11と、天井11の下方に設置された天井板12との間の天井空間13に設置される。天井埋込型室内ユニット10は、室内ユニット本体14と、室内ユニット本体14の下側開口を覆う化粧パネル33とを備える。
室内ユニット本体14の外側角部には、吊り用金具18が取り付けられている。室内ユニット本体14は、吊り用金具18に連結された複数の吊りボルト15によって天井11から吊り下げられた状態に設置される。室
内ユニット本体14の内側には、発泡スチロール製の断熱部材16が、室内ユニット本体14の側板17の内面に接した状態を維持して配置され、側板17における結露を防止している。
室内ユニット本体14の上板19の下面には、ファンモータ21が取り付けられ、ファンモータ21には、ファンモータ21の駆動により回転駆動される回転シャフト22が下方に延びるように設けられている。回転シャフト22の下端部分には、遠心ファン23が取り付けられ、ファンモータ21と遠心ファン23とが送風機20を構成している。
遠心ファン23は、環状の板状に形成された主板24を備える。主板24の中心部分には、下方に延出する逆円錐台形状のモータ収容部25が形成されている。
モータ収容部25には、ファンモータ21が収容され、ファンモータ21の回転シャフト22は、下方に延びてモータ収容部25の底面に連結されている。そして、ファンモータ21を回転駆動させることにより、回転シャフト22を介して遠心ファン23を回転動作させるように構成されている。
主板24の下方には、シュラウド26が設けられる。シュラウド26は、その断面が弧状に形成され、シュラウド26の全体が、環状に形成されている。主板24とシュラウド26の内周面との間には、周方向に所定間隔を開けて配置される複数の翼27が一体に形成されている。
シュラウド26の下方には、オリフィス28が配置されている。オリフィス28は、その断面が弧状に形成され、オリフィス28の全体が、環状に形成されている。
送風機20と断熱部材16との間には、送風機20の側方を取り囲んで、平面視にてほぼ四角形状に曲折形成された熱交換器30が配置されている。
熱交換器30は、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能し、暖房運転時には冷媒の凝縮器として機能する。熱交換器30は、室内ユニット本体14の内部に吸い込まれる被調和室内の空気と冷媒との熱交換を行って、冷房運転時には、被調和室内の空気を冷却し、暖房運転時には、被調和室内の空気を加熱することができるように構成されている。
熱交換器30の下側には、熱交換器30の下面に対応するようにドレンパン31が配置されている。ドレンパン31は、熱交換器30にて発生するドレン水を受けるためのものである。ドレンパン31の中央部分には、送風機20の吸い込み口32が形成されている。
室内ユニット本体14の下面には、室内ユニット本体14の下側開口を覆って化粧パネル33が取り付けられている。
化粧パネル33の主要部を構成するパネル本体40の中央部分には、ドレンパン31の吸い込み口32に連通する吸い込み口34が形成されている。吸い込み口34には、吸い込みグリル35が着脱可能に取り付けられている。吸い込みグリル35の室内ユニット本体14側のパネル本体40には、空気中の塵などを除去するためのフィルタ36が設けられている。
底面視矩形とされたパネル本体40において、吸い込み口34の外側に且つパネル本体40の4つの各辺に沿った位置には、温調後の空気を被調和室に送る吹出口37がそれぞれ形成されている。吹出口37は、パネル本体40の各辺に対応する四方向へ吹き出し可能に形成され、各吹出口37には、吹出方向を変更するフラップ60がそれぞれ設けられている。
図3に示すように、化粧パネル33(詳しくは、パネル本体40)の四隅には、パネル本体40に着脱可能とされたコーナーパネル42が設けられ、隣り合う一対のコーナーパネル42,42の間に吹出口37が設けられている。コーナーパネル42の一部は、吹出口37の一部を形成している。
吹出口37は、フラップ60の内方(化粧パネル33の中央側)、外方(化粧パネル33の外縁側)及び両側方(コーナーパネル42側)にそれぞれ形成された内側壁40a、外側壁40b及び側壁40c,40cによって、底面視矩形に形成されている。
コーナーパネル42は、パネル本体40の四隅に下方から重ねられ、底面視略矩形に形成されている。コーナーパネル42は、外縁側の一対の外辺42a,42aと、吹出口37の側壁40c,40cに一致又は略一致する一対の内辺42b,42bとを備える。一対の外辺42a,42aは、角部42cが形成されたL字状に形成され、一対の内辺42b,42b間には、吸い込みグリル35を避けるように切欠き42dが形成されている。
コーナーパネル42は、内辺42b,42bを形成する側壁42e,42eが形成され、側壁42e,42eは、パネル本体40の側壁40c,40cと上下に重なって、吹出口37の一部を構成している。
パネル本体40は、吹出口37の外方(化粧パネル33の外縁側)に外パネル部40d、吹出口37と吸い込みグリル35との間に内パネル部40eをそれぞれ備える。
側壁42eは、外パネル部40d、吹出口37及び内パネル部40eの側方に亘って形成されている。
複数の内パネル部40eのうち、一つの内パネル部40eの一端部は、凹状のマーク40fが形成されている。
マーク40fの近傍に配置されたコーナーパネル42の内側に、熱交換器30(図1参照)に冷媒配管を接続する配管接続部が配置されている。マーク40fの近傍のコーナーパネル42を外すことによって、前述の配管接続部のメンテナンスを行うことが可能になる。即ち、上記マーク40fは、配管接続部の位置を示す目印である。マーク40fは、複数の桟を有する吸い込みグリル35に近い位置に設けられるので、目立ちにくい。
コーナーパネル42は、底面視にて、その下面42fに、各吹出口37を繋ぐようにL字状に延びる段部42gが形成されている。段部42gは、角部42c側に形成された第1面42hと、第1面42hに対して吸い込みグリル35側に形成されるとともに第1面42hよりも下方に突出する第2面42jとを備える。
第1面42h及び第2面42jは、それぞれ平面に形成され、第1面42hは、パネル本体40の外パネル部40dの下面と面一に形成されている。
図3に示したように、段部42gは、隣り合う吹出口37,37間に亘って形成されている。この構成によれば、隣り合う吹出口37,37と、その間の段部42gとにより、化粧パネル33の表面形状に一体感を持たせることができ、意匠性を高めることができる。
図4は、化粧パネル33のコーナーパネル42、フラップ60及びその周囲を示す斜視図である。なお、化粧パネル33については、その下面を上方に向けて示している。
コーナーパネル42は、パネル本体40の下側に重なるように配置されている。
コーナーパネル42は、その下面42fに、第1面42hと、第2面42jと、第1面42h及び第2面42jのそれぞれを接続する凹状の湾曲面42kと、第2面42jよりも下方に突出した平面状の第3面42mとを備える。
第1面42h、第2面42j及び湾曲面42kは、段部42gを形成している。フラップ60が図4に示すように閉じた状態においては、段部42gは、フラップ60よりも下方(図の上方)に突出している。第3面42mは、第2面42jに対して吸い込みグリル35側に配置され、第3面42mとパネル本体40の内パネル部40eの下面とは面一に形成されている。
上記したように、第1面42h、第2面42j及び第3面42mを階段状に設けることによって、化粧パネル33の下面の立体感を強調することができ、意匠性を向上させることができる。
図4に示したように、第1面42hと第2面42jとは、凹状の湾曲面42kによって接続されている。この構成によれば、第2面42jの輪郭(詳しくは、外縁部42q(図6参照))を稜線とすることができ、第2面42jを強調することができて、意匠性を高めることができる。
図5は、フラップ60を示す斜視図である。なお、フラップ60については、その下面を上方に向けて示している。
フラップ60は、第1の案内部材70と、第1の案内部材70の外面70Aよりも下方(図5の上方)に突出するように配置された第2の案内部材80と、第1の案内部材70及び第2の案内部材80のそれぞれを連結する接続部90Aとによって一体に構成されるものである。
第1の案内部材70は、温調後に室内ユニット本体14(図1参照)から吹き出される空気を案内する内面70Bと、内面70Bに対して外側に位置する外面70Aとを有している。内面70B及び外面70Aの大部分は、平坦面とされている。内面70Bに断熱材は設けられていない。
第2の案内部材80は、温調後に室内ユニット本体14から吹き出される空気を案内する内面80Bと、内面80Bに対して外側に位置する外面80Aとを有している。内面80B及び外面80Aは、平坦面とされている。
接続部90Aは、フラップ60の長手方向に所定の間隔を開けて設けられた複数の接続部材90と、両端の接続部材90から所定の間隔を開けてフラップ60の両端に設けられた接続部材91,91とからなる。接続部材90,91は、第1の案内部材70と第2の案内部材80とを隔てて一体に連結している。
接続部材91は、第1の案内部材70の外面70Aから上方に突出するリブ91aを備え、リブ91aにより、第1の案内部材70と第2の案内部材80との連結を補強するとともに第1の案内部材70の剛性を高めている。
第1の案内部材70の両側の端部と、第1の案内部材70の長手方向中間部には、内面70Bから下方に突出する凸部74がそれぞれ設けられ、各凸部74に貫通するように回動軸61が取付けられている。回動軸61の両端部は、パネル本体40(図3及び図4参照)とコーナーパネル42(図3参照)との間に挟まれて固定される軸受に回転可能に支持されている。更に、回動軸61の一方の端部は、コーナーパネル42の裏側に設けられる駆動用モータ(不図示)の回転軸に連結されている。
第1の案内部材70、第2の案内部材80、接続部材91及び凸部74の各側面は、フラップ60の側面60aを構成している。側面60aは、フラップ60の両端にそれぞれ形成されている。
図6は、図3の要部拡大図である。
コーナーパネル42の第2面42j(第2面42jには、その形状の理解を容易にするためにクロスハッチングを施している。)は、第3面42mとの境界を形成する内縁部42pと、内縁部42pに対して吸い込みグリル35とは反対側に隔てて配置された外縁部42qとを備える。
内縁部42pは、吹出口37の内側壁40aの延長線上又は略延長線上に位置する直線状の内縁直線部42r,42rと、内縁直線部42r,42rの端部同士を繋ぐ円弧状の内縁円弧部42sとからなる。
外縁部42qは、第2の案内部材80の外縁80cの延長線上又は延長線よりも化粧パネル33の外縁33a側に位置する直線状の外縁直線部42t,42tと、外縁直線部42t,42t同士を繋ぐ円弧状の外縁円弧部42uとからなる。外縁直線部42tは、第2の案内部材80の外縁80cの延長線に沿って延びている。
上記の内縁部42p及び外縁部42qは、それぞれ底面視L字状に形成され、第2面42j自体も、底面視L字状に形成されている。
コーナーパネル42の湾曲面42kは、第2面42jの外縁部42qに沿って形成されている。
上記したコーナーパネル42の側壁42eは、フラップ60の側面60a全体を側方から覆っている。詳しくは、側壁42eのうちの第1面42h及び湾曲面42kに対応する部分は、フラップ60の第1の案内部材70を側方から覆い、側壁42eのうちの第2面42jに対応する部分は、フラップ60の第2の案内部材80を側方から覆っている。
図6に示したように、第2面42jの外縁としての外縁直線部42tは、第2の案内部材80の外縁80cの延長線に沿って延びている。この構成によれば、第2面42j側の側壁42eを用いて第2の案内部材80の全体を覆うことができ、第2の案内部材80によって案内される温調後の空気を側方のコーナーパネル42側により一層吹き出しにくくすることができる。これにより、コーナーパネル42の表面への結露を一層抑制することができる。
また、図3及び図6に示したように、第2面42jの外縁部42qは、底面視L字状に形成されている。この構成によれば、第2面42jの外縁部42qと第2の案内部材80の外縁80cとが、化粧パネル33の全体として環状の形状、即ち矩形に配置され、化粧パネルの表面形状に一体感を生じさせることができ、意匠性を高めることができる。
図7は、図3のVII−VII線断面図である。
第1の案内部材70は、図7に示すようにフラップ60を閉じた状態においては、パネル本体40の外パネル部40dと面一になる平坦な平坦部72と、平坦部72に屈曲部73を介して一体に接続された傾斜部76とからなる案内部78とを備える。傾斜部76は、平坦部72に対して略30°傾斜している。
案内部78の内面70Bには、凸部74が設けられている。凸部74は、回動軸61が貫通されるとともに固定された部分である。
吹出口37の外側壁40bには、吹出口37内に延びる板状の軸支部材39が設けられ、軸支部材39に回動軸61が回動可能に支持されている。
傾斜部76の端部には接続部材90,91(接続部材91については図5参照)を介して第2の案内部材80が連結されている。
フラップ60を閉じた状態においては、第2の案内部材80は、第1の案内部材70の案内部78よりも下方に突出するとともに第1の案内部材70よりも化粧パネル33の中央側(吸い込みグリル35(図3参照)側)に位置する。
第1の案内部材70の傾斜部76と第2の案内部材80とは、略平行に配置され、傾斜部76と第2の案内部材80との間には、フラップ間隙S1が設けられている。フラップ間隙S1は、室内ユニット本体14(図1参照)から吹き出される温調後の空気が通過する部分である。
フラップ60を閉じた状態においては、第1の案内部材70の内縁70cと第2の案内部材80の外縁80cとは、上下方向に略重なるように構成されている。
また、フラップ60を閉じた状態においては、第2の案内部材80の内縁80dと吹出口37の内側壁40aとの間には、間隙S2が設けられている。間隙S2を設けることによって、フラップ60に第2の案内部材80を備えても、フラップ60の開閉に支障をきたすことがない。また、間隙S2からは、温調後の空気を被調和室に吹き出すことが可能になる。
コーナーパネル42の第1面42h、湾曲面42k及び第2面42jにおけるそれぞれの側縁は、側壁42e(図4参照)の下縁の一部を形成している。
湾曲面42kと第1の案内部材70の傾斜部76とは、側面視にて上下に大きく離れ、湾曲面42kと傾斜部76との間に側面視略三角形の空間S3が形成される。従って、側壁42e(図6参照)において空間S3の側方に位置する部分の面積が比較的大きいので、フラップ間隙S1を通過した空気の流れを整流しやすくなる。
湾曲面42kは、断面円弧状に凹ませた部分であり、第1面42hよりも上方に配置されていないが、湾曲面42kを、案内部78よりも下方に配置しながら第1面42hよりも上方に位置するように凹ませても良い。
以上に述べたフラップ60の作用を次に説明する。
フラップ60を閉じた状態においては、主としてフラップ間隙S1から空気が吹き出される。フラップ60を閉じた状態において空気を吹き出す場合として、例えば、冷暖房運転の停止中に送風機20(図1参照)だけを作動させることにより室内ユニット本体14の内部に通風して室内ユニット本体14を乾燥させる内部クリーン運転や、送風を弱くして冷暖房運転を行わせる弱運転が挙げられる。
このようなフラップ60を閉じた状態では、吹き出される空気が第2の案内部材80の内面80Bに案内され、フラップ間隙S1を通して被調和室に送風される。
案内部78が屈曲部73において屈曲して形成され、第2の案内部材80が第1の案内部材70の内縁112の近傍に設けられているので、フラップ間隙S1を通過した空気は、第2の案内部材80の内面80Bに案内される。そして、矢印A方向に吹き出されるとともに、第1の案内部材70の外面70A付近に沿う方向の矢印B方向にも吹き出される。
コーナーパネル42は、図中に二点鎖線によって示されている。フラップ60を閉じた状態では、コーナーパネル42の第1面42hは、第1の案内部材70の案内部78と面一か又は案内部78よりも下方に配置される。また、湾曲面42kは、第1の案内部材70よりも下方に配置されている。更に、第2面42jは、第2の案内部材80の下端と同一高さか又は第2の案内部材80よりも下方に配置されている。
コーナーパネル42の側壁42e(図6参照)は、上記した第1面42h、湾曲面42k及び第2面42jから上方に延びるように形成されているため、フラップ60の第1の案内部材70及び第2の案内部材80は、側方から側壁42eで覆われる。これにより、矢印A方向及び矢印B方向に吹き出される温調後の空気は、コーナーパネル42の表面に流れにくくなる。
上記の図3、図6及び図7に示したように、コーナーパネル42は、吹出口37を形成する側壁42eを備え、フラップ60を閉じた状態においては、フラップ60が側方から側壁42eに覆われる。コーナーパネル42は、その下面42fに、第1の案内部材70の側方に位置する第1面42hと、第2の案内部材80の側方に位置するとともに第1面42hよりも下方に突出する第2面42jとを備える。第1面42hと第2面42jと湾曲面42kとによって段部42gが形成されている。段部42gは、側壁42eの下縁から水平方向に延びている。この構成によれば、第1面42h及び第2面42jを備える段部42gを形成し、フラップ60をコーナーパネル42の側壁42eで側方から覆うことによって、温調後の空気をコーナーパネル42側に吹き出しにくくすることができる。これにより、コーナーパネル42の表面への結露を抑制することができる。
また、コーナーパネル42の下面42fに段部42gを形成することにより、コーナーパネル42の下面42fを平坦にするのに比べて、コーナーパネル42の剛性を高めることができる。従って、コーナーパネル42の各部を薄肉に形成することができ、コーナーパネル42の軽量化及びコスト削減を図ることができる。
また、フラップ60においては、第1の案内部材70の外面70Aからの第2の案内部材80の高さを確保することができ、第2の案内部材80によって案内される温調後の空気量を確保することができる。
図8は、図7の状態からフラップ60が開いた状態を示す作用図である。
フラップ60を開いた状態(図7の状態から60°開いた状態)において、温調後の空気は、第1の案内部材70の内面70Bに案内されて、矢印C方向に吹き出される。また、温調後のフラップ間隙S1を通過した空気は、第2の案内部材80の内面80Bに案内され、矢印D方向に吹き出されるとともに、第1の案内部材70の外面70A付近に沿う方向である矢印E方向にも吹き出される。この場合も、コーナーパネル42の側壁42eによって、温調後の空気が、コーナーパネル42の表面側に流れるのを抑制することができる。
以上、各実施の形態に基づいて本発明を説明したが、あくまでも本発明の一実施の態様を例示するものであるから、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において任意に変更、及び応用が可能である。
以上のように、本発明に係る天井埋込型室内ユニットは、建物内に設置するだけでなく、車両や船舶、航空機等の空調を必要とする密閉空間を有するものにも適用できる。
10 天井埋込型室内ユニット(室内ユニット)
14 室内ユニット本体
20 送風機
30 熱交換器
33 化粧パネル
37 吹出口
42 コーナーパネル
42e コーナーパネルの側壁
42f コーナーパネルの下面
42g 段部
42h 第1面
42j 第2面
42k 湾曲面
42q 外縁部(第2面の外側縁)
60 フラップ
70 第1の案内部材
70A 第1の案内部材の外面
80 第2の案内部材
80c 第2の案内部材の外縁(第2の案内部材の外側縁)

Claims (6)

  1. 熱交換器及び送風機が収容された室内ユニット本体と、前記室内ユニット本体と組み合わされて天井に設置される化粧パネルとを備え、前記化粧パネルに備える吹出口から温調後の空気を被調和室に吹き出す室内ユニットにおいて、
    前記化粧パネルは、その四隅に配置されるコーナーパネルと、隣り合う前記コーナーパネル間に位置する前記吹出口と、前記吹出口に開閉可能に設けられるフラップとを備え、
    前記フラップは、温調後の空気を被調和室に案内する第1の案内部材と、前記第1の案内部材の外面側に設けられて温調後の空気を前記第1の案内部材の外面に案内する第2の案内部材と、を備え、
    前記コーナーパネルは、前記吹出口を形成する側壁を備え、前記フラップを閉じた状態において、前記フラップが前記側壁によって側方から覆われ、
    前記コーナーパネルは、その下面に、前記第1の案内部材の側方に位置する第1面と、前記第2の案内部材の側方に位置するとともに前記第1面よりも下方に突出する第2面と、前記第1面及び前記第2面のそれぞれを接続する接続面とを備え、前記第1面、前記第2面及び前記接続面から段部が形成されたことを特徴とする室内ユニット。
  2. 前記第2面の外縁が、前記第2の案内部材の外縁の延長線に沿って延びていることを特徴とする請求項1に記載の室内ユニット。
  3. 前記段部が、隣り合う前記吹出口間に亘って形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の室内ユニット。
  4. 前記接続面が、凹状の湾曲面であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の室内ユニット。
  5. 前記第2面の外縁が、底面視L字状に形成されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の室内ユニット。
  6. 熱交換器及び送風機が収容された室内ユニットに組み合わされて天井に設置される化粧パネルであって、
    前記化粧パネルは、その四隅に配置されるコーナーパネルと、隣り合う前記コーナーパネル間に位置する前記吹出口と、前記吹出口に開閉可能に設けられるフラップとを備え、
    前記フラップは、前記室内ユニットによって温調された後の空気を被調和室に案内する第1の案内部材と、前記第1の案内部材の外面側に設けられて温調後の空気を前記第1の案内部材の外面に案内する第2の案内部材と、を備え、
    前記コーナーパネルは、前記吹出口を形成する側壁を備え、前記フラップを閉じた状態において、前記フラップが前記側壁によって側方から覆われ、
    前記コーナーパネルは、その下面に、前記第1の案内部材の側方に位置する第1面と、前記第2の案内部材の側方に位置するとともに前記第1面よりも下方に突出する第2面と、前記第1面及び前記第2面のそれぞれを接続する接続面とを備え、前記第1面、前記第2面及び前記接続面から段部が形成されたことを特徴とする化粧パネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022069947A (ja) * 2020-10-26 2022-05-12 三菱電機株式会社 送風装置

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