JPH0796761B2 - 道路橋用伸縮継手装置の誘導部材及び誘導部材を備えた道路橋用伸縮継手装置 - Google Patents

道路橋用伸縮継手装置の誘導部材及び誘導部材を備えた道路橋用伸縮継手装置

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JPH0796761B2
JPH0796761B2 JP63152741A JP15274188A JPH0796761B2 JP H0796761 B2 JPH0796761 B2 JP H0796761B2 JP 63152741 A JP63152741 A JP 63152741A JP 15274188 A JP15274188 A JP 15274188A JP H0796761 B2 JPH0796761 B2 JP H0796761B2
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JP
Japan
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joint device
road
expansion joint
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博 長谷川
重治 温泉
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Sho Bond Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は遊間をはさんで対向する床版端部に設置される
道路橋用伸縮継手装置の誘導部材及び誘導部材を備えた
道路橋用伸縮継手装置に関し、特に積雪地における道路
橋用伸縮継手装置への除雪車のプラウ刃先の誘導及び道
路橋用伸縮継手装置の保護を目的とする。
(従来の技術) 積雪期には道路に積った雪を排除するため除雪車を走ら
せて除雪作業を行なうが、このとき橋梁高架道路等の道
路橋の継目に施工されている道路橋用伸縮継手装置(以
下伸縮継手装置という)は、ゴム伸縮継手の場合には、
通行車輛のスパイクタイヤや除雪車のプラウ刃先などに
よりゴム部材の剥離や破損が生じ、また鋼製伸縮継手の
場合には、道路舗装面との間に舗装材の摩耗等により段
差を生じていると除雪車のプラウ刃先が鋼製部分に衝突
することにより継手装置の破損が生じたりする。さらに
プラウ刃先の鋼製部分への衝突時のショックで除雪車の
事故の原因ともなり危険である。
そのため除雪車には案内標識を設けて運転車の注意を喚
起させているが、運転操作のミシによりあるいは段差の
度合相違により事故の発生を阻止し得ないという欠点が
ある。
このような状況に対処するため伸縮継手装置と舗装材と
の段差の発生を防ぐため硬質の骨材を用いコンクリート
を使用したりしているが金属材料との摩耗性が本質的に
異なるので段差の発生を避けることができない。
近時このような事情のもとに水平部と一端が下方に向う
傾斜部を有する誘導部材及びこれを用いた伸縮継手装置
が数多く提案されるようになった(たとえば実開昭55−
159242号、実公昭60−33122号、実公昭62−5044号参
照)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、これらはいずれも誘導部材が、車の進行
方向(橋軸方向)に向いた一片ずつが独立した構造とな
っており、橋梁の継手設置部の斜角に合せて一片毎にア
ンカーするかあるいは通し筋などで複数枚を固定して誘
導部材を設置し、その後にコンクリートを打設するよう
にしていた。このため一枚毎に現場で全体の作業を行な
うこととなり、非常に作業が煩雑となっていた。
また、伸縮継手の裏込部は、片方が鋼製の誘導部材で他
方がコンクリートという構造となるため、摩耗に弱い裏
込コンクリート部が摩耗したときは、走行する車輛の走
行性が非常に悪くなり、またハンドルがとられやすくな
り危険でもある。
本発明はこのような問題点を解決せんとするものであ
る。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、誘導部材を、一端が下方に向
う傾斜部と水平部とを有する対の板状の部材を、水平部
他端が遊間をはさんで対向する床版端部に位置し、か
つ、水平部他端が道路幅員方向に延長している腹板の背
後に向くようにするとともに上面を面一にして交差せし
め道路幅員方向に複数連続して一体化して提供するもの
であり、さらには、腹板の背後に一端が下方に向う傾斜
部と水平部とを有する対の部材を水平部他端が腹板の背
面に向くようにし、かつ、上面を面一にして交差せし
め、道路幅員方向に連続して一体とした誘導部材を他端
が腹板の天端と面一又はやや上になるようにして接続又
は分離して位置させた伸縮継手装置として提供するもの
である。
(作用) 上記のように構成された伸縮継手装置の誘導部材及び誘
導部材を備えた伸縮継手装置は、床板に設置されると、
一端が下方に向う傾斜部を有する対の部材が、この部材
の他端を道路幅員方向に延長している腹板の背面に対し
て任意の角度で交差せしめて連続して一体化されてなる
ので、車の進行方向は無方向化される。設置にあたって
は種々の現場に適した誘導板を予め工場製作が可能であ
る。
(実施例) つぎに本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は遊間をはさんで対向する床板端部に誘導部材が
備えられている伸縮継手装置を示す断面図、第2図は誘
導部材と腹板との取り合いを示す平面図で、いずれも遊
間をはさんで右側は誘導部材が腹板の背面に接続してい
る場合を示し、左側は誘導部材が腹板の背面から分離し
ている場合を示す。なお、上記2図は複数の実施例を説
明するための便宜上遊間をはさんで左右別別の構造を示
しているが、左右同一の構造でよいことはもちろんであ
る。
同面において、1は互いに交差する対の部材、2は腹板
である。
部材1は鋼製にしてなり、その上縁は水平部1aとこれに
連続して一端に向けて漸次下方へ傾斜する傾斜部1bとを
具備し、腹板2は道路幅員方向に長さを有してなってい
る。
部材1は互いに交差する対をなし、腹板2の背面に対し
任意の角度をもって第8図に示すように互いの切り込み
1eに嵌合して交差されて溶接等により固定され、全体と
して腹板2の延長方向に多数連続する。このとき部材1
の水平部の端部は腹板2の背面方向に向いている。
第1図及び第2図において、遊間をはさんで右側は上記
部材1が腹板2の背面に溶接等によって接続されて一体
化されて伸縮継手装置の誘導部材を形成しており、左側
は上記部材1が腹板から分離して誘導部材を形成してい
る。ここで、部材1の水平部端部は腹板2の天端と面一
又はやや上になっていることが必要である。
このようにしてなる誘導部材は、一体として形成される
ため、予め工場製作が可能であり、種々の現場に同一構
造の誘導部材の設置が可能である。
5は継目部材で、公知の伸縮継手におけるジョイント部
からなり、上記誘導部材とともに伸縮継手装置を形成す
る。
具体的には対向する床版端部Aにおいて、それぞれ部材
1は裏込材中にあって交差して、腹板2は道路幅員方向
に、道路継目部材5は対向する床板Aの遊間Bに位置す
るように配置され、必要な鉄筋アンカー3、アンカーバ
ー4をもって補強、固定され全体として裏込材を打設さ
れ、上部に樹脂モルタルなどによる摩耗層Cを設けられ
てなっている。なお、ここで、鉄筋アンカー3、アンカ
ーバー4は必要により取り付ければよく、また、摩耗層
Cは本実施例では本装置全体を覆ってしまっているが、
必ずしもその必要はなく、たとえば部材1の水平部1aは
道路と面一であってよい。
第3図、第4図、第5図は別の実施例を示す。第3図及
び第4図において、部材1はその上縁を水平部1aとし、
これに続く傾斜部1bを有し、切り欠き部1cを有すること
によりアンカー部1dを有してなる。嵌合溝1eにより第3
図及び第4図に示す部材は組み合わされて、第5図に示
すように腹板2の背面に取り付け固定される。
第6図はさらに別の実施例を示す誘導部材の断面図、第
7図はその平面図で、部材1はこれまでの実施例と同様
に上縁を水平部1aとし、これに続く傾斜部1bを有してな
り、腹板2の背面に取り付け固定されるとともに鉄筋5
張られて形成されている。
これらの誘導部材は、遊間をはさんで対向する床版端部
に設置されてはじめの実施例と同様に誘導部材を備えた
伸縮継手装置を構成する。なお、上記部材は遊間をはさ
んで左側の実施例と同様に、腹板2から分離しても成り
立つものである。
〔発明の効果) 本発明は上述のようにしてなるのでつぎの効果を有す
る。
まず、基本的には設置された状態において、車輛通
過に基く舗装層の摩耗があっても誘導部材は部材の端部
が腹板の上端と面一又はやや上のまま原形を保持してい
るから、舗装層が誘導部材の傾斜部の先端のレベル以下
にならない限り除雪車のプラウ刃先は誘導部材の傾斜部
に案内されて水平部へと移行して走行して行くから伸縮
継手装置に衝突することがなくなる。したがって、除雪
車のプラウ刃先が伸縮継手装置に激突することもないか
ら、伸縮継手装置の損傷をきたすこともなく、除雪車に
おける事故も未然に防止することができる。
つぎに、請求項において、部材を腹板の延長方向
に連続して一体としてあるので全体で一体としての工場
製作が可能であり、種々の現場に同一構造の誘導部材の
設置が可能となる。しかも大量生産が可能であるから経
済性にも優れている。また全体が一体となっていること
から現場作業も容易である。
つぎに請求項からにおいて、部材が遊間をはさ
んで対向する床版端部に位置し、道路幅員方向に延長し
ている腹板の背後に一端が下方に向う傾斜部を有する部
材を腹板の背面に向くようにして交差せしめて連続して
一体とした誘導部材を伸縮継手装置の保護部材として設
置又はかかる誘導部材を備えた伸縮継手装置として設置
したときは、伸縮継手装置の幅員方向すなわち腹板の背
面に対して任意の角度で部材が交差しているので、車輛
の進行方向が無方向化されるので、第9図に示されてい
るように橋軸方向に対して斜めに誘導部材が設置されて
いても車輛の進行に対処できる。さらに又、部材が交差
していることにより強固であるとともに裏込部は鋼材に
囲まれている結果となり、摩耗も少くなり、車輛の走行
性は良くなり安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は遊間をはさんで対向する床版端部に誘導部材が
備えられている伸縮継手装置を示す断面図、第2図は誘
導部材と腹板との取り合いを示す平面図、第3図及び第
4図は対をなす誘導部材の別の実施例図、第5図は第3
図及び第4図に示す誘導部材を組み合わせて腹板に一体
とした平面を示す実施例図、第6図はさらに別の実施例
を示す誘導部材の断面図、第7図はその平面図、第8図
は部材の嵌合状況を示す説明図、第9図は誘導部材の効
果の一つを示す説明図である。 図面において、1は部材、1aは水平部、1bは傾斜部、2
は腹板、Aは床版、Bは遊間である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が下方に向う傾斜部と水平部とを有す
    る対の板状の部材をその水平部他端が遊間をはさんで対
    向する床版端部に位置し、かつ、水平部他端が道路幅員
    方向に延長している腹板の背後に向くようにするととも
    に上面を面一にして交差せしめ、道路幅員方向に複数連
    続して一体としたことを特徴とする道路橋用伸縮継手装
    置の誘導部材。
  2. 【請求項2】遊間をはさんで対向する床版端部に位置
    し、一端が下方に向う傾斜部と水平部とを有する対の板
    状の部材をその水平部他端が道路幅員方向に延長してい
    る腹板の背後に向くようにするとともに上面を面一にし
    て交差せしめ、道路幅員方向に複数連続して一体とした
    誘導部材を、他端が腹板の天端と面一又はやや上になる
    ようにして位置させたことを特徴とする誘導部材を備え
    た道路橋用伸縮継手装置。
  3. 【請求項3】腹板の背後に位置する誘導部材が、腹板の
    背面に接続して設置されている請求項2に記載の誘導部
    材を備えた道路橋用伸縮継手装置。
  4. 【請求項4】腹板の背後に位置する誘導部材が、腹板と
    分離して設置されている請求項2に記載の道路橋用伸縮
    継手装置。
JP63152741A 1988-06-20 1988-06-20 道路橋用伸縮継手装置の誘導部材及び誘導部材を備えた道路橋用伸縮継手装置 Expired - Lifetime JPH0796761B2 (ja)

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JPH01318601A JPH01318601A (ja) 1989-12-25
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