JPH079674Y2 - 毛筆プロッタにおける印字用紙固定機構 - Google Patents

毛筆プロッタにおける印字用紙固定機構

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JPH079674Y2
JPH079674Y2 JP1988130918U JP13091888U JPH079674Y2 JP H079674 Y2 JPH079674 Y2 JP H079674Y2 JP 1988130918 U JP1988130918 U JP 1988130918U JP 13091888 U JP13091888 U JP 13091888U JP H079674 Y2 JPH079674 Y2 JP H079674Y2
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JP
Japan
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printing paper
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writing
brush
paper
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JP1988130918U
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JPH0254594U (ja
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滋 尾崎
和幸 斉木
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Janome Sewing Machine Co Ltd
Original Assignee
Janome Sewing Machine Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はプロッタに係り、特に筆記具として毛筆を利用
し、該毛筆を印字用紙に対してX,Y,Zの3方向に連続的
に駆動制御して文字太さの変化する毛筆文字を描かせる
毛筆プロッタにおける印字用紙の基台に対する固定機構
に関するものである。
(従来技術) 従来から筆記具としてのペンを印字用紙に対して平行な
X,Y方向に連続的に駆動制御して文字、図形等を描かせ
るいわゆるX−Yプロッタが広く利用されており、この
X−Yプロッタにおける印字用紙の基台に対する固定
は、基台に帯電された静電気による吸引力や真空の吸引
力によって行われていた。
静電気或は真空の吸引力を利用すると印字用紙は全面的
に基台に対して密着して強く固定されるので勿論毛筆プ
ロッタにおける印字用紙の固定法としても利用できるも
のであった。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記した如き従来の固定法を採ると装置
が高コストとなるので、のし紙等の印字用紙に局部的に
氏名等の毛筆文字を描かせることを目的とする毛筆プロ
ッタにおける印字用紙の固定法として必ずしも適切なも
のではなかった。
また、単に印字用紙上に文鎮の如き重しを載置したので
は固定力が不足して、第5図に示す如く基台9上に載置
された印字用紙7は、毛筆1による描字に際して生ずる
大きな摩擦力によって動いてしまう。
本考案は前記した如き現状に鑑み、毛筆プロッタに適合
した簡便な印字用紙の基台に対する固定法について鋭意
検討を重ねた結果創案されたものである。
(課題を解決するための手段) すなわち本考案は、基台上に固定して載置された印字用
紙に対して筆記具としての毛筆を保持した筆記具保持装
置を平行及び垂直のX,Y,Zの3方向に制御装置により連
続的に駆動制御して毛筆文字を描かせる毛筆プロツタに
おいて、前記基台を磁性体の表面を弾性ポリウレタンビ
ーズ配合軟質ポリウレタン塗膜により滑り止め処理して
形成し、該基台上に載置された印字用紙を固定する紙押
えを両面多極磁界磁石にて形成したことを特徴とする毛
筆プロッタにおける印字用紙固定機構である。
(作用) 本考案は前記した如く構成され、強力な磁気を発生する
紙押えと磁性体で形成された基台との磁気吸引力とによ
り印字用紙の描字部付近をしっかりと押えると共に基台
面上に弾性ポリウレタンビーズ配合軟質ポリウレタン塗
膜により滑り止め処理が施されているので印字用紙は描
字に際して全く動くことはない。
(実施例) 本考案の実施例は第1図に示す如くであり、筆記具とし
ての毛筆1が筆記具保持装置2に保持されており、該筆
記具保持装置2は基台4上に載置されたのし紙の如き印
字用紙7に対し平行及び垂直のX,Y,Zの3方向に制御装
置3により連続的に駆動制御して所定ケ所に氏名等を毛
筆文字で描かせる。
基台4は、第3図に示す如く鉄板の如き磁性体5上に滑
り止め処理層6が形成されており、該基台4上に印字用
紙7を介して載置される紙押え8は、第2図に示す如き
棒状の両面多極磁界磁石にて形成されている。
両面多極磁界磁石は、第2図から明らかな如く一般的磁
石を隣接する磁石の極性を互いに異にさせて多数結合し
たものであり、単位面積当り極めて大きな磁力が発生す
るので、磁性体で形成された基台4上に載置された印字
用紙7に対して強力な固定力を発揮する。
次に基台4の表面に形成する滑り止め処理について説明
すると、各種処理面の上質紙との静摩擦係数を測定した
結果と毛筆による描字時の印字用紙の滑り度との関係を
求めると第4図に示す如くなる。
この結果によると印字用紙の滑り度としては1或は2程
度であることが好ましくは、このためには静摩擦数を0.
4以上とする必要があり、この処理としては軟質ウレタ
ン塗料の塗装E、SBR合成ゴムシートの貼着F、滑り止
め塗料の塗装G等が好ましいことが解った。
特に好ましい結果を示したのは滑り止め塗料であり、こ
の塗膜の形成法について次に示す。
(1) プライマー処理 (i) 塗料 軟質ポリウレタン系プライマー塗料 (ロード・ファー・イーストInc.社製) ケミグレーズ 9924A 1重量部 〃 〃 9924B 0.9重量部 (ii) 膜厚 6〜10μ (iii) 乾燥 10〜15分セッティング、 60〜80℃−20〜30分強制乾燥 (2) 滑り止め塗装 (i) 塗料 軟質ポリウレタン系塗料 (ロード・ファー・イーストInc.社製) ケミグレーズV 100重量部 キャタリスト9986 3〜5〃 〃 シンナー9951 50〜100〃 〃 弾性ポリウレタンビーズ 10〜50〃 〃 (粒径10〜50μ) (ii) 膜厚 10〜20μ (iii) 乾燥 15〜30分セッティング、 100〜150℃−15〜30分強制乾燥 前記した如くすぐれた滑り止め性を発揮したのは軟質ウ
レタン塗料に弾性ポリウレタンビーズが配合された滑り
止め塗料であった。
基台に対する滑り止め処理は、すぐれた滑り止め性を発
揮することは勿論、印字用紙を基台に載置する際に印字
用紙に損傷を与えたり、或は印字用紙からはみ出たりし
て毛筆が基台上に描字動作をした際に毛筆を損傷させた
りしてはならない。
更に滑り止め処理によって基台の平面度が失われると毛
筆の筆圧が変化して印字品質が低下するので、平面度を
損なわない処理であることが必要である。
弾性ポリウレタンビーズ配合軟質ポリウレタン塗料によ
る塗膜は、適度な弾性と細かな表面凹凸を有してすぐれ
たすべり止め性を有し、また配合されるポリウレタンビ
ーズは軟かいので印字用紙や毛筆を損傷する恐れは全く
なく、更に塗布する膜厚も比較的薄いので膜厚のバラツ
キも少なく基台の平面度を損なうこともない。
軟質ポリウレタン塗料に対して弾性ポリウレタンビーズ
に代えてナイロン、ポリカーボネート等の他のプラスチ
ックビーズを配合しても滑り止め塗料を形成することが
可能であるが、これらのプラスチックビーズは弾性ポリ
ウレタンビーズに比べてやや硬いので性能がやや劣る。
またガラスビーズや多孔質シリカ等の無機微粉末を配合
した滑り止め塗料は、滑り止め性はすぐれているものの
配合物が硬いので印字用紙や毛筆を損傷する恐れがあ
る。
したがって弾性ポリウレタンビーズ配合軟質ポリウレタ
ン塗料を鉄板上に塗装して基台4を形成し、両面多極磁
界磁石にて形成した紙押え8にて印字用紙7を押さえた
場合、第3図に示す如く毛筆1による印字を行っても印
字用紙7は全く動くことがない。
(効果) 本考案は、前記した如き構成及び作用を有するものであ
り、毛筆プロッタの描字を円滑に進めることのできる簡
便な印字用紙の基台に対する固定機構を提供するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の斜視図、第2図は紙押えの斜
視図、第3図は基台の側断面図、第4図は滑り止め処理
の効果を示す図、第5図は従来例の基台の側断面図であ
る。 1……毛筆、2……筆記具保持装置、3……制御装置、
4……基台、5……磁性体、6……滑り止め処理層、7
……印字用紙、8……紙押え

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台上に固定して載置された印字用紙に対
    して筆記具としての毛筆を保持した筆記具保持装置を平
    行及び垂直のX,Y,Zの3方向に制御装置により連続的に
    駆動制御して毛筆文字を描かせる毛筆プロツタにおい
    て、前記基台を磁性体の表面を弾性ポリウレタンビーズ
    配合軟質ポリウレタン塗膜により滑り止め処理して形成
    し、該基台上に載置された印字用紙を固定する紙押えを
    両面多極磁界磁石にて形成したことを特徴とする毛筆プ
    ロッタにおける印字用紙固定機構。
JP1988130918U 1988-10-07 1988-10-07 毛筆プロッタにおける印字用紙固定機構 Expired - Lifetime JPH079674Y2 (ja)

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