JPH0796690B2 - 自熔製錬炉 - Google Patents
自熔製錬炉Info
- Publication number
- JPH0796690B2 JPH0796690B2 JP63080038A JP8003888A JPH0796690B2 JP H0796690 B2 JPH0796690 B2 JP H0796690B2 JP 63080038 A JP63080038 A JP 63080038A JP 8003888 A JP8003888 A JP 8003888A JP H0796690 B2 JPH0796690 B2 JP H0796690B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concentrate
- reaction
- air
- reaction tower
- burner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22B—PRODUCTION AND REFINING OF METALS; PRETREATMENT OF RAW MATERIALS
- C22B15/00—Obtaining copper
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22B—PRODUCTION AND REFINING OF METALS; PRETREATMENT OF RAW MATERIALS
- C22B5/00—General methods of reducing to metals
- C22B5/02—Dry methods smelting of sulfides or formation of mattes
- C22B5/12—Dry methods smelting of sulfides or formation of mattes by gases
- C22B5/14—Dry methods smelting of sulfides or formation of mattes by gases fluidised material
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21B—MANUFACTURE OF IRON OR STEEL
- C21B9/00—Stoves for heating the blast in blast furnaces
- C21B9/16—Cooling or drying the hot-blast
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22B—PRODUCTION AND REFINING OF METALS; PRETREATMENT OF RAW MATERIALS
- C22B5/00—General methods of reducing to metals
- C22B5/02—Dry methods smelting of sulfides or formation of mattes
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は銅またはニツケル硫化物鉱石からその金属の製
錬中間物であるを生産するための自熔製錬炉に関する
ものである。
錬中間物であるを生産するための自熔製錬炉に関する
ものである。
硫化精鉱を原料とする製錬炉の一つに自熔炉と呼ばれる
自熔製錬炉がある。
自熔製錬炉がある。
第4図に示したようえに従来の自熔製錬炉1は、頂部に
精鉱バーナー2が設けられた反応塔3と、反応塔3の下
部に一端が接続され、且つ側面に 抜口4及び抜口5が設けられたセトラー6と、セトラ
ー6の他端に接続された排煙道7とから基本的に構成さ
れている。そして、これにより製錬工程は次のようであ
る。まず、硫化精鉱、フラツクス、補助燃料等の製錬原
料8は予熱された反応用空気9と共に精鉱バーナー2か
ら炉の反応塔3内に吹き込まれる。反応塔3内におい
て、この製錬原料8の可燃性成分である硫黄と鉄は高温
の反応用空気9と反応し、セトラー6に溜められる。こ
の湯溜り部であるセトラー6では熔体は比重差によつて
Cu2SとFeSの混合物である10と、2FeO・SiO2を主成分
とする 11に分けられる。
精鉱バーナー2が設けられた反応塔3と、反応塔3の下
部に一端が接続され、且つ側面に 抜口4及び抜口5が設けられたセトラー6と、セトラ
ー6の他端に接続された排煙道7とから基本的に構成さ
れている。そして、これにより製錬工程は次のようであ
る。まず、硫化精鉱、フラツクス、補助燃料等の製錬原
料8は予熱された反応用空気9と共に精鉱バーナー2か
ら炉の反応塔3内に吹き込まれる。反応塔3内におい
て、この製錬原料8の可燃性成分である硫黄と鉄は高温
の反応用空気9と反応し、セトラー6に溜められる。こ
の湯溜り部であるセトラー6では熔体は比重差によつて
Cu2SとFeSの混合物である10と、2FeO・SiO2を主成分
とする 11に分けられる。
導入される。一方10は抜口5から次の工程である転
炉の要求に応じて抜き出される。
炉の要求に応じて抜き出される。
又、反応塔3内で発生する高温排ガス13はセトラー及び
排煙道7を通つて排熱ボイラー14 15によつて通電された電熱によつて加熱保持され、必要
によつて電気錬 炉12に装入された塊状鉱石や塊状フラツクス等と混合さ
れ銅分は更に炉底に沈降し、僅かに残つた銅分を含んだ のみが抜き口16から炉外に排出される。
排煙道7を通つて排熱ボイラー14 15によつて通電された電熱によつて加熱保持され、必要
によつて電気錬 炉12に装入された塊状鉱石や塊状フラツクス等と混合さ
れ銅分は更に炉底に沈降し、僅かに残つた銅分を含んだ のみが抜き口16から炉外に排出される。
ところで、このような自熔製錬炉では製錬原料が反応塔
内を落下する間に反応が完結することが必要であり、完
結しない場合には、未反応物の一部が高温排ガス13と共
に飛散して煙灰となり排熱ボイラー14内に堆積し固着
し、一部は未溶解物として反応塔3下部の熔体表面上に
堆積する。排熱ボイラー14内に堆積した煙灰は回収して
自熔製錬炉1や転炉に繰返すが、煙灰発生量が増すと、
煙灰溶解用の補助燃料を増加させなければならず経済的
な不利益をもたらすことになり、また排熱ボイラー14内
に固着した煙灰は成長し、排熱ボイラー14内の電熱効率
を低下させるのみでなく、剥離し落下して排熱ボイラー
14を破壊する危険性を増す。一方、熔体表面上に堆積し
た未溶解物は10の精製も妨げたり、温度や品位の
大きな変動を生じたりして操炉上の困難を招く。
内を落下する間に反応が完結することが必要であり、完
結しない場合には、未反応物の一部が高温排ガス13と共
に飛散して煙灰となり排熱ボイラー14内に堆積し固着
し、一部は未溶解物として反応塔3下部の熔体表面上に
堆積する。排熱ボイラー14内に堆積した煙灰は回収して
自熔製錬炉1や転炉に繰返すが、煙灰発生量が増すと、
煙灰溶解用の補助燃料を増加させなければならず経済的
な不利益をもたらすことになり、また排熱ボイラー14内
に固着した煙灰は成長し、排熱ボイラー14内の電熱効率
を低下させるのみでなく、剥離し落下して排熱ボイラー
14を破壊する危険性を増す。一方、熔体表面上に堆積し
た未溶解物は10の精製も妨げたり、温度や品位の
大きな変動を生じたりして操炉上の困難を招く。
このような事態を回避するためには反応塔内で製錬原料
と反応用空気とを均一に混合し、製錬原料と反応用空気
との反応が完結するに充分な滞留時間が得られるように
する必要があるが、従来の自熔炉はこの点で満足できる
ものではない。と云うのは、製錬原料と反応用空気との
均一な混合を得るためには精鉱シユートより落下する製
錬原料に一定値以上の吹込み速度で反応用空気を吹込ま
なければならず、その結果製錬原料は精鉱バーナーによ
り形成されるジエツト流中にのみ分布することとなり、
製錬原料の反応塔内での滞留時間は反応塔の高さと反応
用空気の吹込み速度とにより一義的に決まつてしまう。
この結果、反応用空気の吹込み速度と滞留時間とをそれ
ぞれ同時に制御することは出来ず、どちらか一方のみを
制御せざるを得ないが、従来より制御性等より反応用空
気の吹込み速度を制御し、滞留時間については必ずしも
考慮していない。
と反応用空気とを均一に混合し、製錬原料と反応用空気
との反応が完結するに充分な滞留時間が得られるように
する必要があるが、従来の自熔炉はこの点で満足できる
ものではない。と云うのは、製錬原料と反応用空気との
均一な混合を得るためには精鉱シユートより落下する製
錬原料に一定値以上の吹込み速度で反応用空気を吹込ま
なければならず、その結果製錬原料は精鉱バーナーによ
り形成されるジエツト流中にのみ分布することとなり、
製錬原料の反応塔内での滞留時間は反応塔の高さと反応
用空気の吹込み速度とにより一義的に決まつてしまう。
この結果、反応用空気の吹込み速度と滞留時間とをそれ
ぞれ同時に制御することは出来ず、どちらか一方のみを
制御せざるを得ないが、従来より制御性等より反応用空
気の吹込み速度を制御し、滞留時間については必ずしも
考慮していない。
更に、精鉱処理量の増加やエネルギーコストの低下のた
めに酸素富化空気を使用する場合には、従来の自熔炉は
一層満足できないものとなる。
めに酸素富化空気を使用する場合には、従来の自熔炉は
一層満足できないものとなる。
製錬原料と反応用空気とを均一に混合するためには反応
用空気の吹込み速度は80m/sec以上にすることが必要と
されているが、第5図に示すように従来の精鉱バーナー
25は、下方がベンチユリー状に形成されたバーナー本体
17の中央部に管状の精鉱シユート18を、その先端がベン
チユリー状の絞り部19よりやゝ下方に突出するように垂
設し、更に精鉱シユート18の中心を上下に貫通して補助
燃料バーナー20を設けて、送風管21を通つて供給される
反応用空気9が、精鉱シユート18の周囲のベンチユリー
状の絞り部19から精鉱シユート18の内部を通つて落下す
る製錬原料8に、吹込まれるように構成されているが、
このような従来の精鉱バーナーにあつては、バーナー本
体17の最狭部内壁と精製シユート18の外周との間隔で形
成されるベンチユリー状の絞り部19の開口面積は一定で
あり、従つて前記した均一混合に必要な流速を得るため
に反応用空気9の供給量は狭い範囲に限られるという欠
点がある。特に酸素富化空気を使用する場合には、酸素
富化の程度によつて反応用空気の量が大幅に変化する
が、上記のような流速制限のため酸素の使用量を自由に
選べないという操業上の制限をもたらすものであつた。
用空気の吹込み速度は80m/sec以上にすることが必要と
されているが、第5図に示すように従来の精鉱バーナー
25は、下方がベンチユリー状に形成されたバーナー本体
17の中央部に管状の精鉱シユート18を、その先端がベン
チユリー状の絞り部19よりやゝ下方に突出するように垂
設し、更に精鉱シユート18の中心を上下に貫通して補助
燃料バーナー20を設けて、送風管21を通つて供給される
反応用空気9が、精鉱シユート18の周囲のベンチユリー
状の絞り部19から精鉱シユート18の内部を通つて落下す
る製錬原料8に、吹込まれるように構成されているが、
このような従来の精鉱バーナーにあつては、バーナー本
体17の最狭部内壁と精製シユート18の外周との間隔で形
成されるベンチユリー状の絞り部19の開口面積は一定で
あり、従つて前記した均一混合に必要な流速を得るため
に反応用空気9の供給量は狭い範囲に限られるという欠
点がある。特に酸素富化空気を使用する場合には、酸素
富化の程度によつて反応用空気の量が大幅に変化する
が、上記のような流速制限のため酸素の使用量を自由に
選べないという操業上の制限をもたらすものであつた。
これらの欠点を解決するものとして、ベンチユリー状の
絞り部19に分散コーン23を取付けベンチユリー状の絞り
部19の流速を確保する装置(実開昭60−38665号公報)
や、高濃度酸素を精鉱シユート18内に吹込み、製錬原料
を予め高濃度酸素と混合し分散性を良好にする装置(特
公昭59−41495号公報)が開示されているが、前者は風
量増加に対して圧損が大きくなり、送風機の圧力を過大
にする必要があり、後者は精鉱シユート18内に吹込む高
濃度酸素の量を多くすると精鉱シユート18上部へ製錬原
料を吹上げたり、少なくすると逆火の恐れが生じたりす
るばかりでなく、精鉱シユート18の先端で反応が起こ
り、精鉱シユート18の先端やバーナーコーン22の内壁に
熔融物や半熔融物が付着し、精鉱シユート18が閉塞する
恐れがある。
絞り部19に分散コーン23を取付けベンチユリー状の絞り
部19の流速を確保する装置(実開昭60−38665号公報)
や、高濃度酸素を精鉱シユート18内に吹込み、製錬原料
を予め高濃度酸素と混合し分散性を良好にする装置(特
公昭59−41495号公報)が開示されているが、前者は風
量増加に対して圧損が大きくなり、送風機の圧力を過大
にする必要があり、後者は精鉱シユート18内に吹込む高
濃度酸素の量を多くすると精鉱シユート18上部へ製錬原
料を吹上げたり、少なくすると逆火の恐れが生じたりす
るばかりでなく、精鉱シユート18の先端で反応が起こ
り、精鉱シユート18の先端やバーナーコーン22の内壁に
熔融物や半熔融物が付着し、精鉱シユート18が閉塞する
恐れがある。
又、上記のような80m/sec以上という吹込み速度の採用
は、製錬原料と反応用空気との均一混合を可能にするも
のの、製錬原料は精鉱バーナーにより形成されるジエツ
ト流中にのみ分布する為反応塔内での滞留時間が短く、
製錬原料の温度を充分上昇させることができず、反応塔
内で酸化溶解反応を完結させることが困難になり、高い
煙灰発生率を余儀なくさせられるという欠点がある。
は、製錬原料と反応用空気との均一混合を可能にするも
のの、製錬原料は精鉱バーナーにより形成されるジエツ
ト流中にのみ分布する為反応塔内での滞留時間が短く、
製錬原料の温度を充分上昇させることができず、反応塔
内で酸化溶解反応を完結させることが困難になり、高い
煙灰発生率を余儀なくさせられるという欠点がある。
本発明は前述の問題点を解消して、酸素富化量を変えて
反応用空気量が変化しても製錬原料と反応用空気との均
一な混合を確保し、且つ製錬原料の反応塔内の滞留時間
を確保し、溶解反応を反応塔内で完結させうる自熔製錬
炉を提供することにある。
反応用空気量が変化しても製錬原料と反応用空気との均
一な混合を確保し、且つ製錬原料の反応塔内の滞留時間
を確保し、溶解反応を反応塔内で完結させうる自熔製錬
炉を提供することにある。
本発明による課題を解決するための手段は、反応塔内に
その中心方向に向け反応用空気を吹き込むように反応塔
側壁に設けた空気吹込管を備えている自熔製錬炉、及び
精鉱シユートと、該精鉱シユートの中心を貫通しその下
端が精鉱シユート下端より下方に突出するように設けら
れた補助燃料バーナーと、前記精鉱シユート補助燃料バ
ーナーとの間にその下端が補助燃料バーナーの下端とほ
ぼ同じ位置になり且つ補助燃料バーナーと同心円状に設
けられた酸素吹込管と、該酸素吹込管の下部外周に取付
けた分散コーンとからなる反応塔頂部に設けられた精鉱
バーナーと、反応塔内にその中心方向に向け反応用空気
を吹き込むように反応塔側壁に設けた空気吹込管とを備
えている自熔製錬炉にある。
その中心方向に向け反応用空気を吹き込むように反応塔
側壁に設けた空気吹込管を備えている自熔製錬炉、及び
精鉱シユートと、該精鉱シユートの中心を貫通しその下
端が精鉱シユート下端より下方に突出するように設けら
れた補助燃料バーナーと、前記精鉱シユート補助燃料バ
ーナーとの間にその下端が補助燃料バーナーの下端とほ
ぼ同じ位置になり且つ補助燃料バーナーと同心円状に設
けられた酸素吹込管と、該酸素吹込管の下部外周に取付
けた分散コーンとからなる反応塔頂部に設けられた精鉱
バーナーと、反応塔内にその中心方向に向け反応用空気
を吹き込むように反応塔側壁に設けた空気吹込管とを備
えている自熔製錬炉にある。
本発明に従つて、反応塔側壁に空気吹込管を設け、反応
塔内にその中心方向に向けて反応用空気を吹き込むよう
にすれば、第5図に示した従来の精鉱バーナーを使用し
た場合でも、精鉱バーナーによつて反応塔内に形成され
た製錬原料と反応用気体との混合物からなるジエツト流
を撹乱し、気流を反応塔全体に広がる乱流とできる。そ
の結果、製錬原料と反応用気体とがより一層均一に混合
されるだけでなく、製錬原料と反応塔内での滞留時間も
長くでき、酸素富化量を変えることにより、反応用空気
量が変化しても、適正な操業を行なうことが可能とな
る。
塔内にその中心方向に向けて反応用空気を吹き込むよう
にすれば、第5図に示した従来の精鉱バーナーを使用し
た場合でも、精鉱バーナーによつて反応塔内に形成され
た製錬原料と反応用気体との混合物からなるジエツト流
を撹乱し、気流を反応塔全体に広がる乱流とできる。そ
の結果、製錬原料と反応用気体とがより一層均一に混合
されるだけでなく、製錬原料と反応塔内での滞留時間も
長くでき、酸素富化量を変えることにより、反応用空気
量が変化しても、適正な操業を行なうことが可能とな
る。
本発明精鉱バーナーを使用すれば、酸素吹込管の下端
が、補助燃料バーナーの下端と共に精鉱シユートの下端
より下に位置するため、高濃度酸素の吹き込み量の如何
に拘らず、精鉱シユート内への逆火や、精鉱シユート上
部への製錬原料の吹き上げを生じないようにでき、更に
精鉱シユート下端部に熔融物や半熔融物の付着を生じな
い。しかし、この精鉱バーナーのみの使用では、反応塔
内での製錬原料と反応用気体との充分な混合や、滞留時
間を充分ならしめえないので、反応塔側壁に空気吹込管
を設けたものである。
が、補助燃料バーナーの下端と共に精鉱シユートの下端
より下に位置するため、高濃度酸素の吹き込み量の如何
に拘らず、精鉱シユート内への逆火や、精鉱シユート上
部への製錬原料の吹き上げを生じないようにでき、更に
精鉱シユート下端部に熔融物や半熔融物の付着を生じな
い。しかし、この精鉱バーナーのみの使用では、反応塔
内での製錬原料と反応用気体との充分な混合や、滞留時
間を充分ならしめえないので、反応塔側壁に空気吹込管
を設けたものである。
精鉱バーナーの酸素吹込管からは酸素を吹き込み、空気
吹込管からは空気又は酸素が富化された空気を吹き込
む。空気吹込管は反応塔の周囲に一つ以上反応塔の大き
さや操業条件に応じて複数個設けることができる。例え
ば、反応塔の頂部の中心の周りに4個の精鉱バーナーが
90゜間隔で設けてある場合には、反応塔の側壁の中頃に
4個の空気吹込管を、上方から見たとき反応塔の中心か
ら各精鉱バーナーを通る線上に位置するように設け、空
気吹込管から最も近い精鉱バーナーによつて、反応塔内
に吹き込まれたジエツト流に直角に、あるいは直角より
やゝ上向きに酸素が富化された空気を吹き込むようにす
る。
吹込管からは空気又は酸素が富化された空気を吹き込
む。空気吹込管は反応塔の周囲に一つ以上反応塔の大き
さや操業条件に応じて複数個設けることができる。例え
ば、反応塔の頂部の中心の周りに4個の精鉱バーナーが
90゜間隔で設けてある場合には、反応塔の側壁の中頃に
4個の空気吹込管を、上方から見たとき反応塔の中心か
ら各精鉱バーナーを通る線上に位置するように設け、空
気吹込管から最も近い精鉱バーナーによつて、反応塔内
に吹き込まれたジエツト流に直角に、あるいは直角より
やゝ上向きに酸素が富化された空気を吹き込むようにす
る。
第1図、第2図に示した本発明の一実施例について説明
する。直径1.5m、高さ3.4mの反応塔3と、長さ6mのセト
ラー6を有する自熔製錬炉に、反応塔3の側壁の高さの
中頃に4個の空気吹込管29を、周囲に同間隔で、炉内中
央に向かい反応用空気を吹き込むことが出来るように取
付けた。又、反応塔3の頂部中央に、第3図に示した精
鉱バーナー25を取付けた。精鉱バーナー25は管状の精鉱
シユート18と、その中心に上下に貫通し下端が精鉱シユ
ート18の下端より下方に突出するように設けた管状の補
助燃料バーナー20と、精鉱シユート18と補助燃料バーナ
ー20との間に同心円状に設けられ下端を補助燃料バーナ
ー20の下端とほぼ等しい位置にした酸素吹込管24と、酸
素吹込管24の下端外周に取付けた分散コーン23からなつ
ている。そして、この精鉱バーナー25は、精鉱シユート
18の外周の途中に取付けられた取付フランジ26によつて
反応塔3の頂部に取付けられている。この自熔炉を用い
た場合と、第5図に示した精鉱バーナーのみを炉頂に取
付けただけの同じ大きさの自熔炉について、第1表に示
す操業条件で14日間操業を行なつた。その結果を第2表
に示す。
する。直径1.5m、高さ3.4mの反応塔3と、長さ6mのセト
ラー6を有する自熔製錬炉に、反応塔3の側壁の高さの
中頃に4個の空気吹込管29を、周囲に同間隔で、炉内中
央に向かい反応用空気を吹き込むことが出来るように取
付けた。又、反応塔3の頂部中央に、第3図に示した精
鉱バーナー25を取付けた。精鉱バーナー25は管状の精鉱
シユート18と、その中心に上下に貫通し下端が精鉱シユ
ート18の下端より下方に突出するように設けた管状の補
助燃料バーナー20と、精鉱シユート18と補助燃料バーナ
ー20との間に同心円状に設けられ下端を補助燃料バーナ
ー20の下端とほぼ等しい位置にした酸素吹込管24と、酸
素吹込管24の下端外周に取付けた分散コーン23からなつ
ている。そして、この精鉱バーナー25は、精鉱シユート
18の外周の途中に取付けられた取付フランジ26によつて
反応塔3の頂部に取付けられている。この自熔炉を用い
た場合と、第5図に示した精鉱バーナーのみを炉頂に取
付けただけの同じ大きさの自熔炉について、第1表に示
す操業条件で14日間操業を行なつた。その結果を第2表
に示す。
第2表より、本発明自熔炉を用いると従来よりも煙灰の
発生が少なく、 中の銅品位が低下していることが判かる。
発生が少なく、 中の銅品位が低下していることが判かる。
本発明によれば、反応塔内での精鉱の反応を充分に行な
わせることができ、煙灰の発生が少なくなり、精鉱バー
ナーでの事故や故障を無くすることができる。
わせることができ、煙灰の発生が少なくなり、精鉱バー
ナーでの事故や故障を無くすることができる。
第1図は本発明自熔製錬炉の一実施例の一部断面説明
図、第2図は第1図の反応塔の部分断面図、第3図は第
1図の本発明自熔炉の精鉱バーナーの一実施例の断面
図、第4図は一般の自熔製錬炉の説明図、第5図は従来
の精鉱バーナーの断面図である。 1……自熔製錬炉、2……精鉱バーナー 3……反応塔、4…… 抜口、5……抜口 6……セトラー、7……排煙道、8……製錬原料 9……反応用空気、10……、11…… 12……電気錬 炉、13……高温排ガス 14……排熱ボイラー、15……電極 16……抜き口、17……バーナー本体 18……精鉱シユート、19……絞り部 20……補助燃料バーナー、21……送風管 22……バーナーコーン、23……分散コーン 24……酸素吹込管、25……精鉱バーナー 26……取付フランジ、28……反応室 29……空気吹込管、30……酸素、31……重油
図、第2図は第1図の反応塔の部分断面図、第3図は第
1図の本発明自熔炉の精鉱バーナーの一実施例の断面
図、第4図は一般の自熔製錬炉の説明図、第5図は従来
の精鉱バーナーの断面図である。 1……自熔製錬炉、2……精鉱バーナー 3……反応塔、4…… 抜口、5……抜口 6……セトラー、7……排煙道、8……製錬原料 9……反応用空気、10……、11…… 12……電気錬 炉、13……高温排ガス 14……排熱ボイラー、15……電極 16……抜き口、17……バーナー本体 18……精鉱シユート、19……絞り部 20……補助燃料バーナー、21……送風管 22……バーナーコーン、23……分散コーン 24……酸素吹込管、25……精鉱バーナー 26……取付フランジ、28……反応室 29……空気吹込管、30……酸素、31……重油
Claims (2)
- 【請求項1】反応塔内にその中心方向に向け反応用空気
を吹き込むように反応塔側壁に設けた空気吹込管を備え
ている自熔製錬炉。 - 【請求項2】精鉱シュートと、該精鉱シュートの中心を
貫通しその下端が精鉱シュート下端より下方に突出する
ように設けられた補助燃料バーナーと、前記精鉱シュー
トと補助燃料バーナーとの間にその下端が補助燃料バー
ナーの下端とほぼ同じ位置になり且つ補助燃料バーナー
と同心円状に設けられた酸素吹込管と、該酸素吹込管の
下部外周に取付けた分散コーンとからなる反応塔頂部に
設けられた精鉱バーナーと、反応塔内にその中心方向に
向け反応用空気を吹き込むように反応塔側壁に設けた空
気吹込管とを備えている自熔製錬炉。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63080038A JPH0796690B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 自熔製錬炉 |
US07/197,967 US4848754A (en) | 1988-03-31 | 1988-05-24 | Flash smelting furnace |
FI882463A FI91285B (fi) | 1988-03-31 | 1988-05-25 | Liekkisulatusuuni |
AU16655/88A AU599796B2 (en) | 1988-03-31 | 1988-05-25 | Flash smelting furnace |
KR1019880007959A KR910009959B1 (ko) | 1988-03-31 | 1988-06-30 | 자용제련로 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63080038A JPH0796690B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 自熔製錬炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01252734A JPH01252734A (ja) | 1989-10-09 |
JPH0796690B2 true JPH0796690B2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=13707079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63080038A Expired - Lifetime JPH0796690B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 自熔製錬炉 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4848754A (ja) |
JP (1) | JPH0796690B2 (ja) |
KR (1) | KR910009959B1 (ja) |
AU (1) | AU599796B2 (ja) |
FI (1) | FI91285B (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FI88517C (fi) * | 1990-01-25 | 1993-05-25 | Outokumpu Oy | Saett och anordning foer inmatning av reaktionsaemnen i en smaeltugn |
FI910692A (fi) * | 1991-02-13 | 1992-08-14 | Outokumpu Oy | Foerfarande foer tillvaratagande av metallinnehaollet i metallurgiska avfallsutfaellning och -damm genom att anvaenda suspensionssmaeltningsfoerfarande. |
FI91283C (fi) * | 1991-02-13 | 1997-01-13 | Outokumpu Research Oy | Tapa ja laitteisto pulverimaisen kiintoaineen kuumentamiseksi ja sulattamiseksi sekä siinä olevien haihtuvien aineosasten haihduttamiseksi suspensiosulatusuunissa |
FI121852B (fi) * | 2009-10-19 | 2011-05-13 | Outotec Oyj | Menetelmä polttoainekaasun syöttämiseksi suspensiosulatusuunin reaktiokuiluun ja rikastepoltin |
FI20106156A (fi) * | 2010-11-04 | 2012-05-05 | Outotec Oyj | Menetelmä suspensiosulatusuunin lämpötaseen hallitsemiseksi ja suspensiosulatusuuni |
JP5500115B2 (ja) * | 2011-04-15 | 2014-05-21 | 住友金属鉱山株式会社 | 自熔製錬炉の操業方法 |
JP5561234B2 (ja) * | 2011-04-15 | 2014-07-30 | 住友金属鉱山株式会社 | 精鉱バーナー及び自熔製錬炉 |
JP5500116B2 (ja) * | 2011-04-15 | 2014-05-21 | 住友金属鉱山株式会社 | 自熔製錬炉の操業方法 |
JP5561235B2 (ja) * | 2011-04-15 | 2014-07-30 | 住友金属鉱山株式会社 | 自熔製錬炉の操業方法及び自熔製錬炉 |
PL2834562T3 (pl) * | 2012-04-05 | 2019-04-30 | Hatch Ltd | Palnik sterowania strumieniowego dla pylistego materiału zasilającego |
CN105779785B (zh) * | 2016-04-20 | 2017-12-05 | 江西铜业股份有限公司 | 一种实现闪速炉一键停炉的方法 |
CN111411185A (zh) * | 2020-05-09 | 2020-07-14 | 刘虎才 | 一种能够还原金属的设备及还原工艺 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4088310A (en) * | 1971-09-17 | 1978-05-09 | Outokumpu Oy | Apparatus for suspension smelting of finely-grained oxide and/or sulfide ores and concentrates |
US4017307A (en) * | 1973-09-25 | 1977-04-12 | Klockner-Humboldt-Deutz Aktiengesellschaft | Thermal method for the recovery of metals and/or metal combinations with the aid of a melting cyclone |
US4027863A (en) * | 1976-07-23 | 1977-06-07 | Outokumpu Oy | Suspension smelting furnace for finely-divided sulfide and/or oxidic ores or concentrates |
AU521924B2 (en) * | 1978-12-06 | 1982-05-06 | Moskovsky Ins Stali | Pyrometallurgical processing of nonferrous materials |
FI66648C (fi) * | 1983-02-17 | 1984-11-12 | Outokumpu Oy | Suspensionssmaeltningsfoerfarande och anordning foer inmatningav extra gas i flamsmaeltugnens reaktionsschakt |
JPS6116411A (ja) * | 1984-07-02 | 1986-01-24 | 日立電線株式会社 | 含ふつ素エラストマ被覆電線・ケ−ブル |
-
1988
- 1988-03-31 JP JP63080038A patent/JPH0796690B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1988-05-24 US US07/197,967 patent/US4848754A/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-05-25 FI FI882463A patent/FI91285B/fi active
- 1988-05-25 AU AU16655/88A patent/AU599796B2/en not_active Expired
- 1988-06-30 KR KR1019880007959A patent/KR910009959B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR910009959B1 (ko) | 1991-12-07 |
AU599796B2 (en) | 1990-07-26 |
FI882463A (fi) | 1989-10-01 |
JPH01252734A (ja) | 1989-10-09 |
KR890014763A (ko) | 1989-10-25 |
FI882463A0 (fi) | 1988-05-25 |
AU1665588A (en) | 1989-10-05 |
FI91285B (fi) | 1994-02-28 |
US4848754A (en) | 1989-07-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN1010032B (zh) | 在熔化物质中的浸入燃烧 | |
JPH0796690B2 (ja) | 自熔製錬炉 | |
US4665842A (en) | Apparatus for producing ignitable solids-gas suspensions | |
US3672870A (en) | Spray refining | |
CA2647205C (en) | Method and equipment for treating process gas | |
JP5561234B2 (ja) | 精鉱バーナー及び自熔製錬炉 | |
JPH0136539B2 (ja) | ||
JPH0435533B2 (ja) | ||
US4422624A (en) | Concentrate burner | |
JP3984165B2 (ja) | 懸濁融解炉への固体原料および酸化ガスの供給方法および装置 | |
US5174746A (en) | Method of operation of flash smelting furnace | |
CA2039687C (en) | Method for operation of flash smelting furnace | |
JPS62130230A (ja) | 微細物質の乾式冶金処理方法およびその装置 | |
JP2723572B2 (ja) | 自熔製錬炉 | |
JPH0339483Y2 (ja) | ||
US5374299A (en) | Pyrometallurgical process for treating a feed material | |
JPH0475286B2 (ja) | ||
JPH059613A (ja) | 自熔製錬炉の操業方法と精鉱バーナー | |
JP2003160822A (ja) | 自溶製錬炉用精鉱バーナー | |
JP3968974B2 (ja) | 精鉱バーナー | |
JPH02115322A (ja) | 自熔製錬炉の操業方法 | |
JPH0740513Y2 (ja) | 自熔製錬炉 | |
JP3314981B2 (ja) | 自熔製錬炉用精鉱バーナー | |
JP2002060859A (ja) | 精鉱バーナー | |
JPH0669699U (ja) | 自熔製錬用精鉱バーナー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081018 Year of fee payment: 13 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081018 Year of fee payment: 13 |