JPH0796613A - ワイヤドット印字ヘッド - Google Patents
ワイヤドット印字ヘッドInfo
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- JPH0796613A JPH0796613A JP24448693A JP24448693A JPH0796613A JP H0796613 A JPH0796613 A JP H0796613A JP 24448693 A JP24448693 A JP 24448693A JP 24448693 A JP24448693 A JP 24448693A JP H0796613 A JPH0796613 A JP H0796613A
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Abstract
による部品の積層方向の長さのばらつきを吸収し、印字
品質の低下を防止する。 【構成】 ワイヤドット印字ヘッドの引掛部25に、ク
ランプ23の積層方向の長さを可変とする段差部31を
設けた。
Description
用されるワイヤドット印字ヘッドの構造に係る。
ンを介して印字媒体をインパクトし、その力で印字を行
うインパクトプリンタは、印字媒体の自由度が高く、ま
た比較的安価なことから情報処理システムなどの出力装
置をはじめ、多方面に用いられている。
型、バネチャージ型、クラッパ型などのワイヤドット印
字ヘッドが使用されている。このうち、バネチャージ型
印字ヘッドは、印字ワイヤを固定したアーマチュアをバ
イアス用板バネによって揺動自在に支持し、このアーマ
チュアを永久磁石の磁束で、バイアス用板バネの弾性力
に抗してコア側に吸引させておき、印字する際にコアに
巻回されたコイルを励磁させて、このコイルに永久磁石
と逆方向に磁束を発生させ、アーマチュアを解放させる
構造となっている。このバネチャージ型ワイヤドット印
字ヘッドは、高速応答性が良いことから、近年では多く
採用されている。
スプリングアッセンブリ側のフレームとマグネットアッ
センブリ側のフレームに設けた引掛部にクランプを引っ
掛けて挟持し、一体に形成するものがある。以下に、そ
のような従来のワイヤドット印字ヘッドについて図面を
参照しながら説明する。図7は従来のワイヤドット印字
ヘッドを示す一部側断面図である。
ット印字ヘッド1は、ガイドフレーム2、アーマチュア
ヨーク3、バイアス用板バネ4、磁気スペーサ5、アー
マチュア6、ガイドノーズ7、印字用のドットワイヤ
8、ワイヤガイド9で構成されるスプリングアッセンブ
リ10と、マグネットヨーク11、永久磁石12、ヨー
ク13、ベースヨーク14、電磁石18、プリント基板
19、サーミスタ20、フィン21で構成されるマグネ
ットアッセンブリ22とから成る。電磁石18は、断面
略台形をした棒状のコア15と、励磁コイル17を巻回
し、一対の端子16aを有するボビン16とで構成され
ている。
10を構成するガイドフレーム2の外側壁の引掛部24
にその一端23aを引掛け、マグネットアッセンブリ2
2を構成するフィン21の引掛部25に図示せぬ孔から
なる他端23bを引っ掛けて、ワイヤドット印字ヘッド
1を挟持し、一体に形成する。また、クランプ23は、
ワイヤドット印字ヘッド1の4箇所に設けられている。
字ヘッド1の印字動作について説明する。ワイヤドット
印字ヘッド1は、励磁コイル17への電流のオン・オフ
によって駆動する。つまり、印字をしないときには励磁
コイル17への電流を絶ってオフし、印字をする場合に
電流を流してオンするものである。
非印字状態のとき、永久磁石12の磁束は、ヨーク1
3、ベースヨーク14、コア15、バイアス用板バネ
4、アーマチュア6、アーマチュアヨーク3、磁気スペ
ーサ5、マグネットヨーク11を通って再び永久磁石1
2に戻るルートで流れる。また、このとき生ずる磁気吸
引力で、アーマチュア6がバイアス用板バネ4を偏倚し
ながらコア15に吸着され、これによってドットワイヤ
8の全体がガイドフレーム2の内側に引き込まれた状態
にある。
して励磁させると、永久磁石12の磁束とは逆の磁束が
コア15に生じる。これによって永久磁石12の磁束が
打消され、コア15に偏倚状態で吸着されていたバイア
ス用板バネ4が解放される。すると、バイアス用板バネ
4の弾性反力でアーマチュア6がこの他端を中心として
図示せぬプラテン側へ回転し、自由端に取り付けたドッ
トワイヤ8を瞬時に突出させる。そして、この突出した
ドットワイヤ8が図示せぬインクリボンを介して同じく
図示せぬ印字媒体をインパクトし、印字が行われる。ま
た、アーマチュア6を一度解放した後は再び励磁コイル
17への通電が絶たれ、アーマチュア6が印字媒体をイ
ンパクトし終えて戻ってきたドットワイヤ8と共にコア
6側に吸着保持される。
毎に選択し、かつワイヤドット印字ヘッド1を行方向に
移動しながら行わせると、印字媒体上にドット構成の文
字やグラフィックパターンが印字される。
字ヘッドにあっては、各部品の加工、組立ての際に各部
品に寸法誤差が生じると、クランプで挟持するワイヤド
ット印字ヘッドの部品の積層方向の長さにばらつきが生
じて、各位置のクランプによる締付け力が一定になら
ず、ひいては各板バネの撓み具合や各ドットワイヤのイ
ンパクトにもばらつきが生じ、印字品質が低下するとい
う問題点があった。
に、本発明のワイヤドット印字ヘッドにおいては、引掛
部に、引掛部間の長さを可変とする間隔調整部を設け
た。
ドの一方の引掛部にクランプの一端を引掛け、他方の引
掛部に設けられた段差部のいずれかの段にクランプの他
端を引掛けると、クランプが挟持する長さが積層方向の
長さに応じて変化し、一定の締付け力でワイヤドット印
字ヘッドを挟持する。
説明する。なお、各図面に共通な要素には同一の符号を
付す。図1は本発明の第一実施例を示す側面図、図2は
本発明の第一実施例を示す斜視図である。
マグネットアッセンブリを構成するフィン21に設けら
れた引掛部25には、段差部31が形成されている。段
差部31は、上段31a、中段31b、下段31cの3
段で構成されている。ワイヤドット印字ヘッドのその他
の構成要素については、従来の技術と同様であるので、
説明は省略する。
持動作について説明する。ワイヤドット印字ヘッドを製
造する際は、まず、図7中のスプリングアッセンブリ1
0とマグネットアッセンブリ22とを積層してワイヤド
ット印字ヘッド1を組立て、ヘッド自動クランプ機など
の自動機によりクランプ23で挟持して一体に形成す
る。このとき、自動機は、各部品の寸法誤差によって積
層方向の長さにばらつきが生じていても、各位置におけ
るクランプ23の締付け力、およびドットワイヤのスト
ロークが一定になるように作動する。
で挟持する際は、まず図7に示すガイドフレーム2の外
側壁の引掛部24にクランプ23の一端23aを引掛け
る。次に、クランプ23の他端23bを矢印A方向に押
し付け、図2に示すように他端23bを引掛部25の段
差部31に引掛ける。
層方向の長さが規定よりも長い場合は、クランプ23の
他端23bを段差部31の上段31aに引掛ける。ワイ
ヤドット印字ヘッド1の積層方向の長さが規定とほぼ同
じ場合は、図1、図2に示すように他端23bを段差部
31の中段31bに引掛ける。また、ワイヤドット印字
ヘッド1の積層方向の長さが規定よりも短い場合は、他
端23bを段差部31の下段31cに引掛ける。このよ
うに、ワイヤドット印字ヘッド1の積層方向の長さに応
じて、クランプ23がワイヤドット印字ヘッド1を挟持
する長さを調節し、各クランプ23の締付け力を一定に
する。
照しながら説明する。図3は本発明の第二実施例を示す
側面図である。図3において、ワイヤドット印字ヘッド
のマグネットアッセンブリを構成するフィン21に設け
られた引掛部25には、傾斜部32が形成されている。
ワイヤドット印字ヘッド1のその他の構成要素について
は、第一実施例と同様であるので、説明は省略する。
でワイヤドット印字ヘッド1を挟持する際、自動機は第
一実施例と同様に、各部品の寸法誤差によって積層方向
の長さにばらつきが生じていても、各位置におけるクラ
ンプ23の締付け力、およびドットワイヤのストローク
が一定になるように作動する。つまり自動機は、ワイヤ
ドット印字ヘッド1の積層方向の長さに応じて、クラン
プ23がワイヤドット印字ヘッド1を挟持する長さを調
節し、各クランプ23の締付け力を一定にしながらクラ
ンプ23の他端23bを傾斜部32に引掛ける。
法について説明する。図4は傾斜部に作用する力を示す
説明図、図5は各金属材料による静摩擦係数と許容テー
パ角度を示す表、図6は第二実施例の変形例を示す側面
図である。
掛けると、図4に示すように面32aにクランプ23の
締付け力Pがかかる。また、面32aの垂直方向には反
力H(Pcosθ)がかかり、面32a上には矢印方向
に滑ろうとする力P´(Psinθ)が働く。これと同
時に面32a上には、静摩擦係数をμsとして摩擦力μ
sHが発生する。クランプ23が面32aを滑らずにワ
イヤドット印字ヘッド1を挟持する条件は、 P´<μsH・・・(1) であるので、 Psinθ<μsPcosθ・・・(2) tanθ<μs・・・(3) である。
パ角度は、図5に示すような値になる。第二実施例にお
いては、静摩擦係数が0.45のアルミ製のフィン2
1、および引掛部25を使用しており、傾斜部32のテ
ーパ角度を6°としているので、傾斜部32の高さが1
mmの場合、約0.1mm間の調整をすることができ
る。このように、傾斜部32を設けることにより、クラ
ンプ23がワイヤドット印字ヘッド1を挟持する長さに
対して、第一実施例に比べてより精度の高い調節が可能
となる。
くすれば、クランプ23がワイヤドット印字ヘッド1を
挟持する長さの調節範囲を広げることが可能である。こ
の場合は、図6に示すように、クランプ23の他端23
bを傾斜部32に引掛けるときに、矢印A方向からクラ
ンプ23を強く押し付ける。クランプ23はステンレス
製であるので、面32aを塑性変形させて係止部33を
形成し、これによって、クランプ23の他端23bを傾
斜部32に固定することができる。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ンプの積層方向の長さを可変とする段差部を設けたこと
により、ワイヤドット印字ヘッドの各部品の加工、組立
ての際に生じる各部品に寸法誤差によって、部品の積層
方向の長さにばらつきが生じても、クランプが挟持する
長さが積層方向の長さに応じて変化し、一定の締付け力
でワイヤドット印字ヘッドを挟持するので、各板バネの
撓み具合や各ドットワイヤのインパクトが安定し、印字
品質が向上する。
を示す表である。
面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 スプリングアッセンブリ側のフレームと
マグネットアッセンブリ側のフレームに設けた引掛部に
クランプを引っ掛けて挟持し、一体に形成するワイヤド
ット印字ヘッドにおいて、 上記引掛部に、引掛部間の長さを可変とする間隔調整部
を設けたことを特徴とするワイヤドット印字ヘッド。 - 【請求項2】 上記間隔調整部は、段差部である請求項
1記載のワイヤドット印字ヘッド。 - 【請求項3】 上記段差部を3段階とする請求項2記載
のワイヤドット印字ヘッド。 - 【請求項4】 上記間隔調整部は、傾斜部である請求項
1記載のワイヤドット印字ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24448693A JP3256609B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 印字ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24448693A JP3256609B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 印字ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0796613A true JPH0796613A (ja) | 1995-04-11 |
JP3256609B2 JP3256609B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24448693A Expired - Fee Related JP3256609B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 印字ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3256609B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015085639A (ja) * | 2013-10-31 | 2015-05-07 | 株式会社沖データ | ドット印字ヘッド及び画像形成装置 |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP24448693A patent/JP3256609B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015085639A (ja) * | 2013-10-31 | 2015-05-07 | 株式会社沖データ | ドット印字ヘッド及び画像形成装置 |
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JP3256609B2 (ja) | 2002-02-12 |
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