JPH0796522A - 高粘度の液体および物質を連続的に加工する装置 - Google Patents

高粘度の液体および物質を連続的に加工する装置

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JPH0796522A
JPH0796522A JP6117482A JP11748294A JPH0796522A JP H0796522 A JPH0796522 A JP H0796522A JP 6117482 A JP6117482 A JP 6117482A JP 11748294 A JP11748294 A JP 11748294A JP H0796522 A JPH0796522 A JP H0796522A
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housing
shaft
axis
ring
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JP6117482A
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Josef A Blach
ヨーゼフ・アロイス・ブラハ
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B7/00Mixing; Kneading
    • B29B7/30Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices
    • B29B7/34Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices
    • B29B7/38Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices rotary
    • B29B7/46Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices rotary with more than one shaft
    • B29B7/48Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices rotary with more than one shaft with intermeshing devices, e.g. screws
    • B29B7/485Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices rotary with more than one shaft with intermeshing devices, e.g. screws with three or more shafts provided with screws
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B7/00Mixing; Kneading
    • B29B7/80Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29B7/84Venting or degassing ; Removing liquids, e.g. by evaporating components
    • B29B7/845Venting, degassing or removing evaporated components in devices with rotary stirrers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/36Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
    • B29C48/395Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders
    • B29C48/40Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders using two or more parallel screws or at least two parallel non-intermeshing screws, e.g. twin screw extruders
    • B29C48/425Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders using two or more parallel screws or at least two parallel non-intermeshing screws, e.g. twin screw extruders using three or more screws
    • B29C48/43Ring extruders
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2105/00Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped
    • B29K2105/0097Glues or adhesives, e.g. hot melts or thermofusible adhesives

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被加工材料に正しく薄い層を形成することに
よって高効率を確保する。 【構成】 本装置は、軸方向に平行にリング状に配置さ
れた衛星軸(23)をハウジング(4)内に有してい
る。各衛星軸は入口側のピニオン(28、29)を介し
て中央軸(17)によって駆動されており、該中央軸
(17)の回りで共通回転運動を行なう。ピニオン(2
8、29)には、衛星軸(23)用の貫通穴(61)と
入口側に向いた環状溝(63)が設けられた分配板(6
0)が付いており、そこからチャンネル(64)が、衛
星軸(23)の厚層側(包囲ハウジング(1)から見て
反対側)に置かれた加工手段(24)の部域につながっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高粘度の液体および物
質、特に溶融プラスチック物質および高分子重合体を連
続的に加工する装置に関する。本装置は、ハウジング内
でリングに配置された複数の軸方向に平行な衛星軸を有
する。付属するピニオンを介して同方向に駆動される各
軸は、隣接する衛星軸上で互いに嵌合し被加工物を特定
の部域で薄い層に広げる加工手段を支持する。本装置は
また、前記複数の衛星軸に囲まれた空間の中心に置かれ
該軸と軸方向に平行に駆動される中央軸を有する。該中
央軸は、一緒に回転する少なくとも一個の駆動ギヤを支
持し、該衛星軸はそれぞれのピニオンを介して中央駆動
ギヤとハウジング上に固定された少なくとも一個のリン
グギヤの内歯とにギヤ連結されており、中央軸が回転す
ると衛星軸も中央軸の回りを共通回転運動を行なうよう
になっている。本装置はさらに、被加工材料を入口側で
加工手段の作動範囲内に導入し出口側でそこから取り除
く供給除去手段も有している。
【0002】
【従来の技術】従来形のいわゆるスクリュータイプの押
出し機に比べて基本的な長所を有するいわゆる薄層多軸
反応装置(thin-layer multishaft reactors)が、例え
ば高分子溶融重合体物質の均質化および脱ぽう用に開発
されている(DE-C 3 030 541)。このような装置は被加
工材料の逗留時間が長くなっても高い脱ぽう能力を有す
る一方、経済的かつ技術的に現実的な作業時間内で加工
を行なうことができる。
【0003】これらの公知の多軸反応装置は、リングに
配置され、例えば混練板のような加工ツールを支持する
複数の軸で作動する。隣接する軸の加工ツールは互いに
嵌合し、高粘度材料が加工ツールによって空間を限定さ
れた狭い隙間を通過する間に何度も薄い層へと広げられ
る。この種の多軸反応装置は、したがって加工工学的に
非常に効率的である。
【0004】被加工材料を確実に正しく薄い層へと広げ
られるように、衛星軸のリングには、DE-C 3 430 885で
開示されているタイプの多軸反応装置で、外側リムが満
たされたときに内側リムに薄い層が形成され、内側リム
が満たされたときに外側リムに薄い層が形成されるよう
に制御されながら材料が満たされる。
【0005】このような多軸反応装置を用いた別の装置
がDE-C 4 001 986に開示されているが、これは衛星軸用
により単純な構造の駆動ギヤを用いることを特徴として
おり、衛星軸は、被加工材料を外側リムに満たして内側
リムに薄い層を生成している。しかし、この装置では構
造上薄い層と厚い層が適切に分離されず、そのため効率
的には最適であるとは言えない。また、この装置は中空
で変形横断面を持つ中央駆動軸を用いており、この駆動
軸はそれを取り囲む衛星軸の加工ツールから半径方向に
距離を置いて伸びている。即ち、被加工材料が中央軸上
に堆積し、それによって中央軸内に設けられた真空パイ
プを詰まらせたりあるいは被加工材料を悪化させたり汚
してしまう可能性がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの不
都合を改善し、単純な構造でありながら被加工材料に正
しく薄い層を形成することによって高効率を確保するこ
とを特徴とする先に述べたタイプの装置を提供するとい
う問題に関する。
【0007】
【課題を解決するための手段、その作用効果】この問題
を解決するため、本発明の装置では、被加工材料の入口
側において衛星軸に、供給手段と連通し、全ての衛星軸
上の加工手段の部域に厚層側に開く材料案内手段を持つ
ところの材料の分配手段を設けたことを特徴とする。
【0008】この厚層側は、都合上、薄層側が衛星軸の
外側リムに来るように、衛星軸の包囲ハウジングから見
て反対側に置かれている。本発明の装置は、衛星軸上の
処理手段に確実に正しく材料を供給するため厚層側と薄
層側に正しく分離することを特徴とする。
【0009】中央軸あるいは衛星軸を囲むハウジング部
分に材料が堆積するのを防ぐため、便宜上中央軸または
それを囲む部材は衛星軸上の加工手段に届くまで半径方
向に伸びるように形成され、一方、処理手段はそれを囲
むハウジング部分に届くまで伸び、処理手段と中央軸ま
たは周囲のハウジング部分との間には狭い作動隙間しか
ないようになっている。こうすることによって中央軸ま
たはそれを囲む部材と衛星軸を囲むハウジング部分の内
壁は共に常に擦り取られている状態にある。
【0010】分配手段には便宜上、入口側のピニオンの
後に分配板が挿入されており、この板には衛星軸用の貫
通穴が設けられ、案内手段が形成されている。この分配
板には入口側に向かって開き、供給手段と連通する少な
くとも一個の環状溝と、その環状溝から始まる案内手段
を形成するチャンネルを設けることができる。
【0011】前述のように、厚層側を衛星軸の包囲ハウ
ジングから見て反対側に置けば、薄い層は外側で比較的
便利にガス補給もしくはガス抜きを行なうことができ
る。この目的のために、少なくとも一本のガス補給もし
くはガス抜きポートをハウジング上の加工手段の部域に
形成することができるが、該ポートは真空もしくは超過
圧力源用の接続手段と連通している。衛星軸を包囲する
ハウジング全周にわたり、少なくともいくつかの衛星軸
上を衛星軸に対して垂直方向に伸びる細いスロットとし
てこのポートを形成すると特に好ましい条件となる。
【0012】好ましい流動条件を得るためには、出口側
に向かって開き、中央軸の軸を基準に出口側に向って鋭
角を構成する壁部分によって空間を限定されるような斜
め開口部としてスロットを形成するとよい。
【0013】ハウジングの外側にはガス補給もしくはガ
ス抜き室を設け、前記スロットがその室内に開き、その
室の上に真空または超過圧力源を配置する。このガス補
給もしくはガス抜き室は、衛星軸の、または衛星軸部分
の入口側と出口側のほぼ中間付近に配置するのが都合よ
い。
【0014】
【実施例】添付図は本発明の目的の実施例を示す。図1
に示す装置は、高粘度の液体または物質、例えば溶融高
分子重合体物質を均質化およびガス補給もしくはガス抜
きするために用いられる。本装置は、被加工材料の入口
側でカバープレート2によって、被加工材料の出口側で
カバー3によって、それぞれ気密に封印された水平また
は垂直に配置可能な円筒状ハウジング1を有する。本装
置は、円筒状ハウジング・ジャケット4、つづいて入口
側に同軸内歯付き第一リングギヤ(annularring)5、
同軸スペーサ・リング6、およびカバープレート2が上
に置かれたハウジング・リング7を有する。
【0015】出口側ではハウジング・ジャケット4は第
二ハウジング・リング8に接続されており、その後に第
二内歯付きリングギヤ9が続き、さらに第二スペーサ・
リング10、そしてカバー3と境界を接する第三ハウジ
ング・リング11と続く。入口側のリング5、6、7と
出口側のリング8、9、10、11は、軸方向に平行な
タイロッド(図示せず)によってカバープレート2また
はカバー3と一緒に、互いに、そしてハウジング・ジャ
ケット4の対応するエンド・フランジ12または13と
共に正しい位置に嵌められている。実施例では15で示
す中間面に配置されたシール・リングは、気密シールを
保つ。ハウジングの外側に配置された電気発熱体16に
よって、ハウジング1を外側から加熱することができる
が、発熱体16は軸方向に分割されており、装置の軸長
全体にわたって細かく熱の制御を行なうことができる。
しかし、全てのハウジング部分にダブル・ジャケットを
形成して熱オイルで調節することもできる。
【0016】同軸中央軸17はハウジング内で回転可能
に取り付けられている。同軸は、中央軸17と一緒に回
転するようにそれと接続されている一対の中央歯車1
9、20の間に伸びる円筒状の軸ジャケット18を支え
ている。この歯車19、20のうち一方は入口側のスペ
ーサー・リング6の部域に置かれ、もう一方は出口側の
スペーサー・リング10の部域に置かれている。
【0017】中央軸17は、貫通穴190が貫通する中
空軸として形成されているが、この貫通穴は出口側でね
じ蓋200で気密に密封され、21で示す電気発熱棒を
中に通す。この電気発熱棒の主フィード・ラインは入口
側のスリップ・リング22まで導かれている。
【0018】ハウジングに包囲された十二本の軸方向に
平行な衛星軸23が、特に図5、7から明らかなように
中央軸17の周りにリング状に配置されている。実施例
では、これらの衛星軸は、それぞれ多部品(multipar
t)・デザインとなっており、ハウジング・ジャケット
4の長さにほぼ対応する長手方向の部分わたって伸びる
螺旋24の形を有する加工手段を支持する。螺旋24に
代えて、例えばDE-C 3 030 541で開示されている混練板
のような加工ツールを衛星軸23に備えることもでき
る。さらに異なる種類の加工ツールを互いに組み合わせ
たり、螺旋と組み合わせたりすることも可能である。
【0019】螺旋24の直径は、リッジ25が、外側で
は円筒状ハウジング・ジャケット4の内壁との間に、内
側では円筒状軸ジャケット18との間に、約0.4mmの
小さな作業空間を保ちながら伸びるように選択する。作
業環状隙間は、運転中に有効な軸方向のシールがハウジ
ング・ジャケット4と軸ジャケット18の上に存在する
程度に小さく選択する。
【0020】入口側の衛星軸23の円筒部分26には、
特定の衛星軸23と一緒に回転するように積極的に接続
されたピニオン28、29からなる一対のピニオン27
がある。
【0021】図2で被加工材料の入口側に置かれた上部
ピニオン28は、中央歯車19と嵌合し、第二ピニオン
29はハウジング上に固定されたリングギヤ5の内側の
歯と噛み合う。図6に示すように、ピニオン28、29
には対向する勾配のはす歯が設けられており、中央歯車
19またはリングギヤ5上の対応するはす歯と結合して
いる。
【0022】ピニオン対27のピニオン28、29上の
対向する二組のはす歯は一緒にやま歯(二重はす歯)を
形成する。これらは、中央軸17と衛星軸23に働く軸
方向の力を歯を介してハウジング上に固定されたリング
ギヤ5の中に直接伝達するが、この軸方向の力の動きは
図2で軸方向力と半径方向力の流れを示す経路30によ
って示されているとおりである。同時に衛星軸23はこ
れらの歯によって自動的に半径方向に中心に寄せられ、
一方中央歯車19の付いた中央軸17はハウジングに固
定されたリングギヤ5の上のピニオン28、29を介し
て同様に半径方向に取り付けられる。従って中央軸17
または衛星軸23のいずれにもハウジングカバー2の部
域に別個の半径方向または軸方向の支点を必要としな
い。
【0023】ピニオン対27のピニオン28、29のは
す歯は、中央歯車19の平歯(スパー)またはリングギ
ヤ5の内歯との嵌合が最適になるようにそれぞれの状況
に適した異なるモジュールを選択する。モジュールの選
択に当たっては、各衛星軸23について、中央歯車19
の歯数、またはリングギヤ5の内歯の歯数が整数となる
ようにする。これは図5、6でIJおよびMNに対応する扇
形の中で示されており、隣接する二つの衛星軸23の間
に位置する歯の部分は、中央歯車19上が五つの歯、リ
ングギヤ5上が八つの歯となっている。
【0024】ピニオン28、29が回転中も特定の衛星
軸23としっかり結合しているように、後者には円筒部
分26に軸方向のセレーション31が設けられており
(図6)、これが二つのピニオンの内側に設けられたセ
レーションと噛み合うようになっている。セレーション
31のモジュールの選択は、歯の傾斜勾配(アンギュラ
ーピッチ)の整数倍が隣接する二本の衛星軸23の間の
傾斜勾配に相当するようにする。実施例の場合、隣接す
る二本の衛星軸23の間の傾斜勾配は30°(12本の
軸で360°)であり、36歯のセレーション31の傾
斜勾配は10°である。
【0025】衛星軸23の螺旋24は二重螺旋としても
よいため、セレーション31の歯数は4で割り切れる数
でなければならない。
【0026】上記説明したセレーション31およびピニ
オンの歯のデザインによれば、組み立ての際、ピニオン
28、29を、個々の衛星軸23が図7から明らかなよ
うに中央軸17の回りを回転するときに常に互いに正し
い空間関係を保つような衛星軸23に対する角度で、セ
レーション31上で滑らせることができる。即ち、図7
で32で示した螺旋24の半径方向の基準軸はその空間
的なアライメントを維持する。これによって、隣接する
螺旋24を各々の場合に正しく常に正確に嵌合した状態
に置くことができる。同時に、同じデザインのピニオン
28、29を全ての衛星軸23(これも同じデザイン)
に用いて、衛星軸23のセレーション31上で異なる角
度で滑らせることもできる。
【0027】図4で特に明らかなように、第二のピニオ
ンの対34が被加工材料の出口側で衛星軸23の円筒端
部33に置かれている。この対は、例えばセレーション
31に対応するセレーションによって特定の衛星軸とし
っかりと結合している同軸ピニオン35、36からなる
(図6)。ピニオン35、36はリングギヤ9の内側ま
たは中央歯車20の外側の対応する平歯と嵌合するため
の平歯を有している。
【0028】平歯は、例えば、これらの軸の長さが熱で
少しくらい変化しても問題なく補正されるように、この
出口部域で衛星軸23と中央軸17にある程度の軸方向
移動性を許す。同時に中央軸17と衛星軸23はハウジ
ング上に固定されたリングギヤ9上にピニオン35、3
6を介して半径方向に取り付けられているため、被加工
材料の出口側でカバー3に別の軸方向の支点または半径
方向の支点を配置する必要もない。
【0029】第一のピニオン27対の両ピニオン28、
29の間、および第二のピニオン34対の両ピニオン3
5、36の間には、それぞれバッフル・プレート37が
あり、その構造は特に図8と9に見ることができる。
【0030】円形円筒状のバッフル・プレート37は、
細い環状隙間を置いて軸ジャケット18を取り囲み、外
周が同様に細い隙間を置いてスペーサー・リング6(図
2)または10(図1)の内面まで伸びるところの、同
軸円筒状開口部38を有するリング・プレートとして形
成される。これには軸方向に平行な複数の円筒状の貫通
穴39が設けられており、それを通って衛星軸の円筒部
26または33(図2、4)が伸びる。セレーションが
設けられたリング軸受40(図2)がセレーション31
(図6)をシールし、貫通穴39の内壁に対して正しい
運動状態になる。
【0031】軸方向に平行な被加工材料用のフロー・チ
ャンネル41は、中央開口部38と同軸の共通円上で隣
接する貫通穴39に鋏まれて軸方向にくり抜かれてい
る。図5、6に特に明らかなように、フロー・チャンネ
ル41は、隣接する衛星軸のピニオン歯が互いに最も近
づく場所付近で、隣接する衛星軸23のピニオン28、
29または35、36(図2、4)の互いに離れた歯の
間に開口する。
【0032】直立した、軸方向に平行な複数のパッキン
42がバッフル・プレート37の上面および下面に形成
されている。パッキンの表面は共通の水平面上にあり、
パッキンは、交差し、軸方向に平行な円筒面によって実
質的に横方向に寸法限定されている。パッキン42の断
面は、ピニオン対28、29または36、37の歯と、
それに対応する中央歯車19または20、さらにはハウ
ジング上に固定された対応するリングギヤ5または9と
の間の、フロー・チャンネル41の各側にある楔をほぼ
満たすような形状となっている(図2、4)。この目的
のため、パッキン42は、図6で示す実施例からわかる
ように、46で中央軸17の円周面まで伸びて細い環状
隙間を形成するが、47では、スペーサー・リング6の
内側円筒面に細い環状隙間を形成するように円筒面と一
緒にシールする。48、49では、パッキン42に対応
する円筒面は半径方向に後退し、中央歯車19またはリ
ングギヤ5の歯のためのスペースを作る。
【0033】同じことは第二のピニオン対34に挿入さ
れたバッフル・プレート37についても当て嵌まる(図
4)。
【0034】バッフル・プレート37の第一の機能は、
被加工材料が特定のピニオン対27または34を通って
一定に制御されながら流れるようにすることである。第
二の機能は、材料が中央軸17のピニオンと外側の包囲
ハウジング部分の間に堆積すると、それ以上移動せずに
固まってしまい、時間の経過と共に装置全体の信頼性を
損なってしまうため、それを防ぐことである。
【0035】ピニオン27、34から見て被加工材料の
流れ方向の上流側には、各衛星軸23ごとに軸のセレー
ション31上にそれと一緒に回転するように置かれたス
クリュー・コンベヤ50のような輸送部材が置かれる。
スクリュー・コンベヤ50はウォーム・スリーブとして
形成され、その中に対応するセレーションの付いたエン
ドピース51が入口側で突出する。このエンドピース
は、特定の衛星軸23の円筒部26に対してガイドブッ
シュ52で中心に寄せられ、円筒の頭部53に十字型に
配置された分配溝54を有している(図5のCDで表わす
扇形参照)。
【0036】被加工材料の出口側の構造デザインは図4
から分かるように、基本的に似ている。ここでもガイド
ブッシュは52で示してある。第二スクリュー・コンベ
ヤ50が、各衛星軸23上で対になったピニオン34の
下流に置かれ、カバー3の中の中央排出口56に通じる
出口チャンネル55の中に被加工材料を流すように組み
立てられている。
【0037】各衛星軸23は中空軸として形成されてお
り、エンドピース51、540にねじ止めされて全部の
衛星軸を一体につなぐ連続タイロッド560を有する。
【0038】各衛星軸のスクリュー・コンベヤ50に
は、基本的にバッフル・プレート37(図8、9)と同
じ構造の、図14に示すバッフル・プレート37aが付
属している。唯一の違いは、パッキン42aがバッフル
・プレート37aの片方だけに配置されていることであ
る。パッキン42aは、図2、4に示すように、その交
差する円筒状の表面がスクリュー・コンベヤ50を実質
的にその軸方向の全長にわたって包囲するように、横方
向にパッキンを寸法制限するような形状になっている。
衛星軸23の円筒部分33の貫通穴39aの間で軸方向
に鋏まれた共通同軸円上に置かれた被加工材料用のフロ
ー・チャンネル41aは、スクリュー・コンベヤによっ
て第一のピニオン対27のピニオン28、29または第
二のピニオン対34のピニオン36、37のいずれかに
移送される特定の材料を導く。出口側の特定の衛星軸2
3上に置かれた端部スクリュー・コンベヤ50を包囲す
るパッキン42aのみが出口チャンネル55の方を向い
ているが、これによって、材料は、ここではピニオン対
34より上流側に置かれるバッフル・プレート37aの
状態に比較して反対方向にバッフル・プレート37aの
中を流れる。
【0039】出口側のピニオン対34より上流側に置か
れるバッフル・プレート37aは、螺旋24によって材
料の処理に必要な逆圧を発生させるが、一方バッフル・
プレート37aのパッキン42aは、中央軸17とハウ
ジングおよびこの部域にある歯との間の楔型の空間を上
記の方法で満たし、材料の流路内に隙間空間ができるの
を防ぐ。
【0040】二つの同軸クリーニング・リング58が、
出口側のピニオン対34より上流側に置かれたバッフル
・プレート37aのパッキン42aの上に置かれてい
る。内側クリーニング・リング58は軸ジャケット18
の円周面に回転可能に取り付けられており、より直径が
大きい外側クリーニング・リングはハウジング・ジャケ
ット4の内側表面部に取り付けられている(図4、1
2)。
【0041】図13に示すように、クリーニング・リン
グ58は、衛星軸23が中央軸17の回りを回転すると
逆方向に摩擦嵌合されて駆動されるが、これはクリーニ
ング・リングが特定の衛星軸の回転軸の外側または内側
で摩擦嵌合によってスクリュー・コンベヤ50と結合さ
れているからである。クリーニング・リング58の機能
は螺旋24とスクリュー・コンベヤ50またはバッフル
・プレート37aのパッキン42aとの間の変わり目部
分で隙間空間を除去することと、パッキン42aの面が
確実に自動的に連続洗浄されるようにすることである。
【0042】出口側のピニオン対34より上流側に置か
れたスクリュー・コンベヤ50は下流側に置かれた二枚
のバッフル・プレート37aとピニオン対34の流れの
抵抗に打ち勝つだけの寸法を持つ。
【0043】入口側では、ピニオン対27の下流に三つ
の部分からなる分配板60が続くが、その構造は図10
に示すとおりである。
【0044】リング・プレートとして形成された分配板
60は、それを各衛星軸23の円筒状カラー62(図
2)にあそびがほとんどないように取り付けるために、
衛星軸23の数に対応する数の貫通穴61を共通の同軸
円上に持つ。
【0045】貫通穴61が設けられた上記円に囲まれた
空間には、平面より上を向いた同軸環状溝63があり、
その上には各貫通穴61ごとに側穴64が分配板の背面
への貫通穴として同一半径円上に開けられている。環状
溝63は半径方向に内側で円筒状内側シール・リング6
5によって幅を限定されているが、同リングは軸ジャケ
ット18上に回転可能に取り付けられており、環状溝6
3と共にもう一方の円周側で細い軸受隙間を制限する。
【0046】第二外側シール・リング66は、分配板6
0の外側円筒状円周面67にほとんど軸受のあそびを持
たさずに置かれ、同様にほとんどあそびを持たずにハウ
ジング部分4の円筒状内側面と境界を接する。
【0047】衛星軸23が中央軸17の回りを回転する
とき、シール・リング65、66は、図10で矢印で示
すように反対方向に回転運動をするが、これは螺旋24
を支持する衛星軸の面から摩擦嵌合駆動によって与えら
れる。反対方向の回転運動は図11から明らかなように
発生するが、この図ではまた、二つのシール・リングが
ハウジングと軸ジャケット18の間、および隣接する衛
星軸23間の内側および外側の楔型部分70、71をカ
バーするのがわかる。
【0048】図2から特に明らかなように、分配板60
の貫通穴61の内側の側穴64の配置は、この側穴を特
定の衛星軸内で螺旋24上に直接開くようにさせる。こ
れによって、材料は各衛星軸の内側作業室(図11の7
3)内に確実に正確に定義された分量が入っていく。こ
の作業室は、隣接する衛星軸23の軸ジャケット18と
螺旋24および特定の衛星軸23そのものによって空間
を限定されている。運転中は、いわゆる厚層側が内側作
業室73の部域に来る。
【0049】各衛星軸23ごとに内側作業室73の反対
側には外側作業室74があるが、これは隣接する衛星軸
23のハウジング・ジャケット4、螺旋24および特定
の衛星軸23そのものによって空間を限定されている。
外側作業室74内では、被加工材料が運転中に効果的に
ガス補給およびガス抜きができるように螺旋24のすく
い面上で薄い層へと広げられ、同時に、隣接する衛星軸
の螺旋24の間の細い隙間を連続的、かつ反復的に通過
する間にちょうど良い具合に均質化し、混ぜられる。外
側作業室74とつながっている側は、したがって衛星軸
または装置全体のリングのいわゆる薄層側である。
【0050】被加工材料は衛星軸23上の螺旋24によ
って形成された加工手段へとカバープレート2で形成さ
れた供給手段を介して供給される(図1、2参照)。こ
れらの供給手段は、中央軸17と同軸上にカバープレー
ト2内に配置され、その全長にわたって連続的に減少す
る軸方向の高さを持つところの、横方向に配置された半
径方向材料供給チャンネル76から始まるリング・チャ
ンネル75を有する。リング・チャンネル75はそれと
同軸の環状溝77の中に開く。環状溝77は衛星軸23
のエンド・ピース51を横方向のあそびと共に受け入れ
る。運転中、衛星軸23もまたスクリュー・コンベヤ5
0の部域で材料の中に埋め込まれる。材料は、特定のエ
ンド・ピース51上に横方向に配置された溝77を介し
てスクリュー・コンベヤ50の螺旋に流れることができ
る。面上に配置された溝は材料の配分を改善し、材料が
エンド・ピース51の表面に堆積するのを防ぐ。
【0051】スクリュー・コンベヤ50は、被加工材料
がバッフル・プレート37、ピニオン対27および分配
板60で遭遇する流れに対する抵抗に打ち勝つような寸
法にする。
【0052】中央軸17と衛星軸23はピニオン対2
7、34を介して軸方向および半径方向に取り付けられ
ているため、カバープレート2の部域には特に軸方向の
土台は設けていない。中央軸17はカバープレート2の
中の中央円筒軸受開口部78を貫通するが、この開口部
の直径は軸ジャケット18の円筒状外壁と共に薄い軸受
隙間を制限するように選択する。軸受穴78の部域には
移送ねじ山79が軸受ジャケット18の外側に設けら
れ、衛星軸23上のスクリュー・コンベヤ50の部域に
軸方向に突出している。このねじ山のピッチは、運転中
に常時一定量の材料をカバープレート2内の軸受隙間を
通して軸方向に運ぶようなものとする。軸受隙間を満た
すこの自由に流れる材料がハウジング内部を外側から気
密に密封する。
【0053】中央軸17と軸ジャケット18間の環状隙
間を通って真空が失われるのを防ぐため、軸ジャケット
18は中央軸17の円筒状ジャーナル17aに対して二
つのシール・リング80、81を嵌めて密封されてい
る。この二つのシール・リング80はスラスト・リング
84、85に対して作動する圧力ねじ82、83によっ
て軸方向に支えられる。
【0054】最後に、一般的に非常に熱伝導率が良い金
属からなり、外側円周面に発熱体87を持つ、加熱可能
な同軸冷却リング86がカバープレート2の外側に置か
れている。冷却リング86は製作上の理由から二分割に
なっているが、その中に同軸リング・チャンネルを包含
しており、それに冷却材接続部89がつながっている。
この同軸リング・チャンネルの半径方向内側は、外側冷
却リング・メンバー86bに液密に溶接されている冷却
リング・メンバー86aによって限定されている。冷却
リング・メンバー86a、bは、内側冷却リング・メン
バー86aのみが非常に熱を良く伝導するようにすれば
様々な材料で作ることができる。
【0055】軸受のあそびを設けた軸ジャケット18を
包囲する内壁の部域には、冷却リング86が環状溝90
を軸側に開けて設けられている。
【0056】冷却リング86の直近くの軸受穴78の部
域で、リング・チャンネル75から少なくとも一本の側
チャンネル91がカバープレート2に向かって開くよう
に分岐しており、これによってカバープレート2と軸ジ
ャケット18の中でリング・チャンネル75から冷却リ
ング86と軸受穴78の間の軸受隙間に材料が自由に流
れる。
【0057】発熱体87の対応する制御と89での冷却
材への露出によって、運転中の冷却リング86の温度は
被加工材料の融点より低く抑さえられ、軸受隙間を満た
す材料の密封手段としての機能が確実に発揮できるよう
になる。
【0058】洗浄目的のため、軸ジャケット18上の移
送ねじ山79にも供給チャンネル76の反対側に置かれ
たサイド・チャンネル(図2には示さず)から被加工材
料を供給することができる。
【0059】図2、4に示す装置の入口側と出口側の二
つの端部の間に、ハウジング・ジャケット4が配置され
ており、実質的に中央に図1、3および7に図示するガ
ス補給/ガス抜き手段を持っている。
【0060】これらのガス補給/ガス抜き手段は、螺旋
24によって形成された加工手段の部域に配置され、円
周方向の斜めスロットとして形成されたガス補給/ガス
抜きポートを有する。ハウジング・ジャケット4の外側
に開くこの斜めスロットは、中央軸17の軸を基準に出
口側に向って鋭角を構成する円錐壁部96、97によっ
て両側が限定されている。
【0061】斜めスロット95は外側において、ハウジ
ング・ジャケット4(図3)を包囲しハウジング・ジャ
ケット4に固定されたハウジング部分99によって空間
を限定されているガス補給/ガス抜き室98の中に開い
ている。ハウジング部分99には平面ビューグラス10
0が密封状態で挿入されており、結果的に正方形のガス
補給/ガス抜き空間を構成している。片側ではビューグ
ラスに代えて接続スリーブ101が密封状態で嵌められ
て、電気発熱体102に包囲されて真空または超過圧力
源につながっている。被加工材料の処理方法によって
は、集合容器または凝縮器につなげることもできる。
【0062】本装置は次のように作動する。例えば低圧
で供給チャンネル76を経由してチャンネル75に連続
的に供給される高分子溶融重合体物質のような被加工材
料は、上記のような方法で、リング・チャンネル75か
ら入口側のスクリュー・コンベヤ50に進む。スクリュ
ー・コンベヤは材料をバッフル・プレート37およびピ
ニオン対27のフロー・チャンネル41を通して分配板
60まで移送する。材料はそこから側穴64を経由して
各衛星軸23の半径方向内側に明確に案内される。
【0063】厚層側は衛星軸23のねじ山24の作業室
73の半径方向内側に形成し、そこから材料は衛星軸が
一回転するごとに、嵌合するねじ山の間の隙間を通って
反対側の半径方向外側、すなわち薄層側に作業室74と
一緒に連続的に移送される(図11)。
【0064】ねじ山24の全長にわたってこのように移
送される材料は、例えば入口側および出口側のほぼ中間
に配置された斜めスロット95を経由して外側薄層の真
空にさらされる(材料をガス抜きする場合)。真空は薄
い層に広げられた材料の上に広い表面積で作動するた
め、極めて有効にガス抜きを行なうことができる。
【0065】材料は螺旋24を通過した後、バッフル・
プレート37aと第二のピニオン対34を通って出口側
のスクリュー・コンベヤ50によって出口チャンネル5
5の中に移送され、そこから接続部56を経由して次の
加工手段に到達する。
【0066】実施例では、衛星軸23の長さは材料の所
要逗留時間と衛星軸の数を考慮すると比較的短い(衛星
軸の直径の15倍)。また、加工室は一つだけが螺旋2
4の部域にピニオン対27、34の間に置かれている。
【0067】図15は、比較のため図1の実施例をaに
示しているが、ここに示すように、本装置は軸方向の長
さをもっと長くして設計することもできる。その場合、
複数の処理または加工室をそのピニオン対およびバッフ
ル・プレートによって互いに分離して軸方向に順に並べ
る。
【0068】実施例a、bは図1、3のガス補給または
ガス抜き手段を装置の全長にわたって複数個、それぞれ
が図6のガス補給/ガス抜き室98とそれに対応する接
続スリーブ101を備えて設けることができることを示
している。装置の対応する部分は、図3に詳細を示すよ
うに設計される。
【0069】それぞれがガス補給またはガス抜き室98
を持つ二つの部分の間で、装置はそれぞれ別の、好まし
くは平歯の付いたピニオン対110によってそれぞれ別
の処理部分または処理室へと分割され、これらは軸方向
に前後して並べられる。中央軸17と衛星軸23はハウ
ジング・ジャケット4に対して半径方向に同時に支えら
れており、装置を水平に置いたときに軸に過剰な弛みの
出ない適当な軸土台が得られる。
【0070】図15の実施例aおよびbからわかるよう
に、例えば一個以上の加工部分または加工室を直列につ
なぐことができる。
【0071】本装置においてそれぞれピニオン対110
を持つ中間部分の構造デザインは図16から明らかであ
る。同図は基本的に図4に示すピニオン対34の構成に
対応している。
【0072】平歯の付いた中央歯車20は中央軸17と
一緒に回転するように同軸上に置かれ、平歯付きピニオ
ン36と嵌合しているが、同ピニオンは衛星軸23の対
応する部分にあるセレーションの設けられた円筒部分3
30と一緒に回転するようにそれの上に置かれている。
ピニオン対110のもう一つの平歯付きギヤ35は、隣
接するスペーサー・リング10がつながっているハウジ
ング上に固定されたリングギヤ9の内歯と嵌合する。ピ
ニオン35、36の間には、バッフル・プレート37が
あるが、そのフロー・チャンネル41は図4にあるよう
に配置されている。
【0073】材料の流れでピニオン対110の下流には
図10に示す二つのシール・リング65、66が付いた
分配板60がある。この分配板は各々の場合において側
穴64を介して材料を内側、すなわち衛星軸23の次の
部分の厚層側に案内する。これにより、既に図1、2を
参照しながら入口側の装置第一部分について詳細に説明
したように、ピニオン対110に続く加工部分について
は同じ材料供給状態が得られる。
【0074】ピニオン対110の材料供給側には、それ
ぞれの場合に、特定の距離を置いたリング9と対応する
ハウジング・ジャケット4の隣接フランジ13との間に
密封状態で取り付けられたハウジング・リング111に
よって包囲されたバッフル・プレート37aがある。バ
ッフル・プレート37aのパッキン42aはそれぞれ、
衛星軸23の上流部分のセレーション31が設けられた
円筒部分331に置かれたねじコンベア50を包囲す
る。ガイドブッシュ52はすくい面が隣接する二つの同
軸衛星軸部分が互いに中央に寄っていくのに影響する。
【0075】特定の衛星軸23の上流部分(図16の頂
部)から流入してくる材料は、図12の洗浄板58を通
過してねじコンベア50の部域に進み、そこからフロー
・チャンネル41aを通過してピニオン対110に進
む。ピニオン対110を通過した後、材料は上で説明し
たように分配板60を通って衛星軸23の下の部分の厚
層側へと進む。
【0076】ハウジング111は中に半径方向供給チャ
ンネル112を形成して持っているが、これはバッフル
プレート37aの外側に形成されたリングチャンネル1
13とリングチャンネル113から発生するサイドチャ
ンネル114を経由してバッフルプレート37a内の個
々の衛星軸23のフロー・チャンネル41aと接続して
いる。供給チャンネル112はこうしてピニオン対の前
の部域に開くため、加えられた物質または材料を続く処
理部分に導入して次の処理工程、例えば第三の物質の混
和などを行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の細部を側方より見た軸方向の断
面図である。
【図2】図1の装置の一部分を被加工材料の入口側から
異なる縮尺で描いた断面図である。
【図3】図1の装置の中間部分で、ガス抜き室を同じ方
向から異なる縮尺で描いた断面図である。
【図4】図1の装置の一部分を被加工材料の出口側から
異なる縮尺で描いた断面図である。
【図5】図1の装置を上から見た断面図で、図2、3、
4、16の装置を様々な切断線ABからWXで切り取った断
面を扇形で示したものである。
【図6】図5の一部を異なる縮尺で詳細表示したもの
で、セレーションを示したののである。
【図7】図1の装置を図3のYZの線に沿って切断したも
のを異なる縮尺で上から見たものである。
【図8】図1の装置のバッフル・プレート(そらせ板)
を上から見た斜視図である。
【図9】図1の装置のバッフル・プレート(そらせ板)
を下から見た斜視図である。
【図10】図1の装置の分配板と対応する密封ディスク
を異なる縮尺で見た部分斜視図である。
【図11】衛星軸と中央軸および包囲ハウジングの間の
楔形部分を図9と同じ縮尺で描いた概略詳細斜視図であ
る。
【図12】図1の装置の2枚のクリーニング・プレート
(清掃板)を示す部分斜視図である。
【図13】図12の清掃板が摩擦嵌合駆動している状態
を示す概略図である。
【図14】片側パッキングを備えた図1の装置のバッフ
ル・プレートを異なる縮尺で見た斜視図である。
【図15】図1の装置の二つの異なった実施態様を示す
もので、軸方向に接続された加工部分の数が異なる二つ
の態様をそれぞれ横から見た軸方向の断面図である。
【図16】図15の装置の中間部分であって、衛星軸の
放射状土台を設けたものを異なる縮尺で横から見た軸方
向の断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 23 衛星軸 28,29 入口側のピニオン 60 分配板 61 貫通穴 63 環状溝 64 材料の案内手段 65、66 リング状シール・リング

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高粘度の液体および物質、特に溶融プラ
    スチック物質および高分子重合体を連続的に加工する装
    置であって、ハウジング内でリングに配置された複数の
    軸方向に平行な衛星軸を有し、付随するピニオンを介し
    て同方向に駆動される各軸が、隣接する衛星軸上で互い
    に嵌合し被加工物を特定の部域で薄い層に広げる加工手
    段を支持する装置であって、前記複数の衛星軸に囲まれ
    た空間の中心に置かれ、かつ該軸と軸方向に平行に駆動
    される中央軸を有し、該中央軸が、一緒に回転する少な
    くとも一個の駆動ギヤを支持し、該衛星軸はそれぞれの
    ピニオンを介して中央駆動ギヤとハウジング上に固定さ
    れた少なくとも一個のリングギヤの内歯とにギヤ連結さ
    れており、中央軸が回転すると衛星軸も中央軸の回りを
    共通回転運動を行なうようになっている装置が、さら
    に、被加工材料を入口側で加工手段の作動範囲内に導入
    し出口側でそこから取り除く供給除去手段も有している
    高粘度の液体および物質、特に溶融プラスチック物質お
    よび高分子重合体を連続的に加工する装置において、 前記衛星軸(23)が入口側において供給手段と連通す
    る被加工材料の分配板(60)を有してなり、さらに、
    全ての衛星軸上の加工手段の部域において、衛星軸(2
    3)の包囲ハウジング(1)と反対側にある厚層側に開
    く材料の案内手段(64)を有してなることを特徴とす
    る高粘度の液体および物質、特に溶融プラスチック物質
    および高分子重合体を連続的に加工する装置。
  2. 【請求項2】 前記分配手段が入口側のピニオン(2
    8、29)の下流側に挿入された分配板(60)を有
    し、該分配板が衛星軸(23)用の貫通穴(61)を設
    けられた上、案内手段(64)を有することを特徴とす
    る請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記分配板(60)が、入口側に向かっ
    て開き供給手段と連通する少なくとも一本の環状溝(6
    3)と、該環状溝から始まる案内手段を形成するチャン
    ネル(64)とを有してなることを特徴とする請求項2
    記載の装置。
  4. 【請求項4】 二個のリング状シール・リング(65、
    66)が前記円形分配板(60)に続いて半径方向に両
    側に配置されて、中央軸(17)と同軸上で回転可能に
    取り付けられており、前記分配板(60)とシール・リ
    ング(65、66)が、隣接する衛星軸(23)、中央
    軸(17)およびハウジング(4)の間で実質的に部域
    (70、71)をカバーしてなることを特徴とする請求
    項2または3記載の装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも一個のガス補給またはガス抜
    きポート(95)が加工手段(24)の部域でハウジン
    グ(4)上に形成され、該ポートが真空または超過圧力
    源用の接続手段(101)と連通していることを特徴と
    する請求項1から4のいずれかに記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記ポートが、衛星軸(23)を包囲す
    る前記ハウジング(4)の全周において衛星軸(23)
    に垂直な、少なくともいくつかの衛星軸(23)上に伸
    びる細いスロット(95)として形成されていることを
    特徴とする請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記スロットが、外側に向かって開きそ
    れを囲む壁部によって空間を限定されている、中央軸
    (17)の軸を基準に出口側に向って鋭角を構成する斜
    めスロット(95)として形成されていることを特徴と
    する請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記ポート(95)が開き、接続部(1
    01)が配置されているガス補給またはガス抜き室(9
    8)が、ハウジング(4)上に設けられていることを特
    徴とする請求項5から7のいずれかに記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記ポート(95)が衛星軸(23)の
    入口側と出口側のほぼ中間に配置されていることを特徴
    とする請求項5から8のいずれかに記載の装置。
  10. 【請求項10】 中央軸(17)またはそれを包囲する
    部材(18)が衛星軸(23)上の加工手段(42)か
    ら0.1mmから0.7mm半径方向に離れて形成されている
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の装
    置。
  11. 【請求項11】 加工手段がハウジング、または加工手
    段を包囲するハウジング部分(4)の内壁からら0.1m
    mから0.7mm半径方向に離れて形成されていることを特
    徴とする請求項1から10のいずれかに記載の装置。
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