JPH0796469A - オープンエンドレンチ - Google Patents

オープンエンドレンチ

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Publication number
JPH0796469A
JPH0796469A JP24334993A JP24334993A JPH0796469A JP H0796469 A JPH0796469 A JP H0796469A JP 24334993 A JP24334993 A JP 24334993A JP 24334993 A JP24334993 A JP 24334993A JP H0796469 A JPH0796469 A JP H0796469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
socket
nut
ratchet
wrench body
ratchet wheel
Prior art date
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Pending
Application number
JP24334993A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Ishiko
唯雄 石子
Akinobu Sakaguchi
昭信 坂口
Hiromichi Shinoda
弘道 篠田
Hironobu Ogushi
宏信 大櫛
Eiji Maeda
英二 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP24334993A priority Critical patent/JPH0796469A/ja
Publication of JPH0796469A publication Critical patent/JPH0796469A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オープンエンドレンチにおいて、ナットを低
トルクで素早く回転させるとともに、ナットから延びる
配管を通過させるべくソケット及びレンチ本体にそれぞ
れ設けた開口部を容易に一致させる。 【構成】 レンチ本体2の先端に回転自在に設けられた
ソケット7は、レンチ本体2の開口部31 ,41 と協働
して配管を通過させる開口部73 を備える。ハンドル1
5により回転するラチェットホイール14は、ギヤ列1
1を介してソケット7の外歯ギヤ71 に連結され、且つ
ラチェット部材18によりロック可能である。ラチェッ
ト部材18をラチェットホイール14から外してハンド
ル15を操作すれば、ソケット7を自由に回転させるこ
とができ、またラチェット部材18をラチェットホイー
ル14に係合させれば、操作レバー1の往復動によりナ
ットを大きなトルクで駆動することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属管や可撓性ホース
が接続されたナットを締め付けたり弛めたりする場合に
使用されるオープンエンドレンチに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、金属管や可撓性ホースのような
配管の端部をナットで固定する場合、レンチのソケット
をナットに係合させるために、該ソケットに前記配管を
通過させる開口部を形成する必要がある。また、ソケッ
トはレンチ本体に形成した支持孔に回転自在に支持され
ているため、このレンチ本体にも前記支持孔を外部に連
通させる開口部を形成して配管を通過させる必要があ
る。このようにソケット及びレンチ本体に開口部を形成
したオープンエンドレンチとして、実開昭60−361
65号公報に記載されたものが公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかるオー
プンエンドレンチでは、ソケットの開口部とレンチ本体
の開口部とを一致させないと配管を通過させることがで
きない。特に、狭い空間でナットの締め付けを行った後
にナットからレンチを取り外すべく前記両開口部を一致
させようとしても、指が容易に届かないために作業が困
難になる場合がある。
【0004】また、従来のオープンエンドレンチでナッ
トを締め付けようとすると、ナットをボルトに係合させ
てから締め付けが完了するまでの間、オープンエンドレ
ンチを小刻みに往復動させる必要があるため、多くの労
力と時間を要する問題がある。従って、ナットをボルト
に係合させた直後の締め付けトルクが小さい間、オープ
ンエンドレンチ自体を往復動させることなくナットを回
転させることができれば、作業性を大幅に向上させるこ
とができる。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、ソケットの開口部とレンチ本体の開口部とを容易に
一致させることが可能であり、且つナットの回転トルク
が小さい間は該ナットを容易に回転させることが可能な
オープンエンドレンチを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、被駆動ナットに係合可能なソケットをレ
ンチ本体の先端に回転自在に支持し、ソケット及びレン
チ本体に相互に重合可能な開口部を形成するとともに、
ソケットの一方向への回転をラチェット部材により規制
するオープンエンドレンチにおいて、ハンドルに接続さ
れて回転駆動されるラチェットホイールをレンチ本体に
支持し、ラチェットホイールとソケットとをギヤ列を介
して連結するとともに、ソケットの一方向への回転をラ
チェットホイールに係合するラチェット部材により規制
することを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0008】図1〜図3は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1はオープンエンドレンチの全体平面図、図2
は図1の2−2線断面図、図3は作用の説明図である。
【0009】図1及び図2に示すように、オープンエン
ドレンチWは作業者が握る操作レバー1と、この操作レ
バー1の前端に接続されたレンチ本体2とを備える。レ
ンチ本体2は下面が開放する断面コ字状のアッパー部材
3と、このアッパー部材3の下面開口を閉塞する平板状
のロアー部材4とからなり、レンチ本体2はアッパー部
材3の基端上面に重ね合わされた台座5と共に4本のボ
ルト6…で操作レバー1に固定される。
【0010】レンチ本体2の先端には金属管や可撓性ホ
ース等の配管を通過させるための開口部31 ,41 を有
する支持孔32 ,42 が形成されており、この支持孔3
2 ,42 にソケット7が回転自在に支持される。ソケッ
ト7は外周に外歯ギヤ71 を備えるとともに内周にソケ
ット溝72 を備えており、更にソケット7が所定の位相
にあるときにレンチ本体2の開口部31 ,41 に重なり
合う開口部73 を備える。
【0011】レンチ本体2を上下に貫通してナット8…
で固定された4本のギヤ軸9…と、レンチ本体2を上下
に貫通して台座5により保持された1本のギヤ軸10と
に、アッパー部材3及びロアー部材4間に配設されて相
互に噛合する5個のスパーギヤ111 ,112 …115
が回転自在に支持される。前記5個のスパーギヤ1
1 ,112 …115 はギヤ列11を構成する。台座5
の内部に設けたボールベアリング12には回転軸13が
支持されており、この回転軸13の下端に固着したラチ
ェットホイール14がギヤ列11の基端側に位置するス
パーギヤ111 に噛合するとともに、ソケット7に形成
した外歯ギヤ71 がギヤ列11の先端側に位置するスパ
ーギヤ115 に噛合する。回転軸13の上端は台座5の
上面から突出し、そこにハンドル15がピン16で固定
される。
【0012】図3を併せて参照すると明らかなように、
ロアー部材4、操作レバー1及びアッパー部材3を貫通
して台座5に螺着された支軸17に、第1ラチェット爪
18 1 、第2ラチェット爪182 及び係止突起183
備えたラチェット部材18が枢支される。操作レバー1
を左右方向に貫通する支持孔11 に摺動自在に支持され
た切換ピン19には、前記ラチェット部材18の係止突
起183 が係合する切欠き191 が形成される。切換ピ
ン19は更に円弧状の切欠き192 と、この切欠き19
2 の左右両側に形成された一対の三角形状の切欠き19
3 ,194 とを備える。操作レバー1の内部に摺動自在
に支持されてスプリング20により付勢された係止ピン
21の半球状先端部が、前記3個の切欠き192 ,19
3 ,19 4 に選択的に係合可能に対向する。
【0013】次に、前述の構成を備えたオープンエンド
レンチWの作用を説明する。
【0014】先ず、オープンエンドレンチWを使用する
に先立って、図3(A)に示すように切換ピン19の切
欠き192 を係止ピン31に係合させ、ラチェット部材
18の第1、第2ラチェット爪181 ,182 が何れも
ラチェットホイール14に係合しないニュートラル位置
とする。この状態から、ハンドル15を左右任意の方向
に回転させると、ラチェットホイール14の回転がギヤ
列11を介してソケット7に伝達され、図1に示すよう
にソケット7の開口部73 をレンチ本体2の開口部
1 ,41 に一致させることができる。その結果、締め
付けるべきナットから延びる配管を前記開口部31 ,4
1 ,73 を通過させることにより、前記ナットをソケッ
ト7のソケット溝72 に嵌合させることができる。
【0015】続いて、ハンドル15を所定の方向に回転
させてラチェットホイール14及びギヤ列11を介して
ソケット7を回転駆動することにより、ナットの締め付
けトルクが大きくなるまで該ナットを仮締めする。ナッ
トが最終締付位置に近づいてハンドル15の操作が重く
なると、ナットが左ねじである場合には、切換ピン19
を図3(B)の位置に矢印A方向に移動させて係止ピン
21を切欠き193 に係合させる。これにより、切換ピ
ン19の切欠き191 に係止突起183 を押圧されたラ
チェット部材18は矢印B方向に回動し、その第1ラチ
ェット爪181がラチェットホイール14に係合する。
【0016】この状態からナットを本締めすべく操作レ
バー1を矢印C方向に回動させると、ラチェットホイー
ル14とラチェット部材18の第1ラチェット爪181
とはa点において当接し、ラチェットホイール14から
ラチェット部材18に矢印Dで示す荷重が作用する。し
かしながら、この荷重Dはラチェット部材18を枢支す
る支軸17の軸線上を通るために、該ラチェット部材1
8は回転することなく図示位置にロックされる。その結
果、ラチェットホイール14及び該ラチェットホイール
14にギヤ列11を介して連結されたソケット7もレン
チ本体2に対してロックされるため、矢印C方向に回動
する操作レバー1と共にソケット7が回転してナットを
大きなトルクで締め込むことができる。
【0017】続いて操作レバー1を矢印C′方向に回動
させると、ラチェットホイール14とラチェット部材1
8の第1ラチェット爪181 とはb点において当接し、
ラチェットホイール14からラチェット部材18に矢印
D′で示す荷重が作用する。この荷重D′によってラチ
ェット部材18が矢印B′方向に回転すると、ラチェッ
ト部材18の係止突起183 に切欠き191 を押圧され
た切換ピンが矢印A′方向に付勢され、切欠き193
比較的に傾斜の小さい斜面cが係止ピン21に乗り上げ
て切換ピン19が矢印A′方向に僅かに移動する。その
結果、ラチェット部材18は矢印B′方向に僅かに回転
し、ラチェット部材18の第1ラチェット爪181 がラ
チェットホイール14上を滑動することにより、操作レ
バー1及びレンチ本体2はソケット7にトルクを与える
ことなく原位置に復帰する。
【0018】而して、操作レバー1をC方向及びC′方
向に往復動させるだけでナットを締め込むことができ
る。
【0019】ナットの締め込みが完了してソケット7を
ナットから外したとき、ソケット7の開口部73 がレン
チ本体2の開口部31 ,41 に一致していなければ、切
換ピン19をニュートラル位置に戻した後にハンドル1
5を回転させることにより両開口部31 ,41 ,73
一致させ、そこから配管を通過させてオープンエンドレ
ンチWを分離させることができる。
【0020】尚、右ねじを弛める場合には、前述した左
ねじを締め込む場合と同様に、切換ピン19を図3
(B)の矢印A方向に移動させて切欠き193 を係止ピ
ン21に係合させれば良く、逆に右ねじを締め込む場合
と左ねじを弛める場合には、切換ピン19を図3(B)
の矢印A′方向に移動させて切欠き194 を係止ピン2
1に係合させれば良い。
【0021】ところで、第1実施例のオープンエンドレ
ンチWはソケット7に形成した外歯ギヤ71 にスパーギ
ヤ115 が噛合しているため、ソケット7の開口部73
が前記スパーギヤ115 に対向すると両者の噛合が外れ
ることがある。その結果、ハンドル15でソケット7を
回転させる操作や、操作レバー1を往復動させてナット
を駆動する操作がスムーズに行えなくなる可能性があ
る。
【0022】図4に示す第2実施例は、かかる不具合を
解消すべく、ソケット7の外歯ギヤ71 とスパーギヤ1
5 との間に、一対の補助ギヤ221 ,222 を介装し
たものである。この実施例によれば、ソケット7の開口
部73 が例えば一方の補助ギヤ221 に対向して噛合が
外れても、他方の補助ギヤ222 を介してソケット7と
スパーギヤ115 との連結関係が保持されるため、前述
した不具合の発生を確実に回避することができる。
【0023】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0024】例えば、本発明のオープンエンドレンチW
は、金属管や可撓性ホース等の配管が接続されたナット
だけでなく、電気コード等の配線が接続されたナットの
締め付け作業や弛め作業にも適用することができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ハンド
ルを操作することによりラチェットホイール及びギヤ列
を介してソケットを回転させることができるので、ソケ
ットの開口部とレンチ本体の開口部とを重合させる作業
や、必要なトルクが小さい状態でナットを素早く回転さ
せて仮締め作業等を効率的に行うことが可能となる。ま
た、ラチェット部材をラチェットホイールに係合させて
ソケットの一方向への回転を規制することにより、レン
チ本体を往復動させるだけで、大きなトルクでナットの
締め付け作業あるいは弛め作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例によるオープンエンドレンチの全体
平面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】作用の説明図
【図4】第2実施例によるオープンエンドレンチの全体
平面図
【符号の説明】
2 レンチ本体 31 開口部 41 開口部 7 ソケット 73 開口部 11 ギヤ列 14 ラチェットホイール 15 ハンドル 18 ラチェット部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大櫛 宏信 三重県鈴鹿市平田町1907番地 本田技研工 業株式会社鈴鹿製作所内 (72)発明者 前田 英二 三重県鈴鹿市平田町1907番地 本田技研工 業株式会社鈴鹿製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被駆動ナットに係合可能なソケット
    (7)をレンチ本体(2)の先端に回転自在に支持し、
    ソケット(7)及びレンチ本体(2)に相互に重合可能
    な開口部(31 ,41 ,73 )を形成するとともに、ソ
    ケット(7)の一方向への回転をラチェット部材(1
    8)により規制するオープンエンドレンチにおいて、 ハンドル(15)に接続されて回転駆動されるラチェッ
    トホイール(14)をレンチ本体(2)に支持し、ラチ
    ェットホイール(14)とソケット(7)とをギヤ列
    (11)を介して連結するとともに、ソケット(7)の
    一方向への回転をラチェットホイール(14)に係合す
    るラチェット部材(18)により規制することを特徴と
    する、オープンエンドレンチ。
JP24334993A 1993-09-29 1993-09-29 オープンエンドレンチ Pending JPH0796469A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24334993A JPH0796469A (ja) 1993-09-29 1993-09-29 オープンエンドレンチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24334993A JPH0796469A (ja) 1993-09-29 1993-09-29 オープンエンドレンチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0796469A true JPH0796469A (ja) 1995-04-11

Family

ID=17102512

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24334993A Pending JPH0796469A (ja) 1993-09-29 1993-09-29 オープンエンドレンチ

Country Status (1)

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JP (1) JPH0796469A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0614895U (ja) * 1992-07-24 1994-02-25 ニチアス株式会社 ガス浸炭炉
TWI560029B (en) * 2015-12-31 2016-12-01 Drive type open wrench

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0614895U (ja) * 1992-07-24 1994-02-25 ニチアス株式会社 ガス浸炭炉
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