JPH0796214A - 電気集塵装置用電極板の更新工法及びその装置 - Google Patents

電気集塵装置用電極板の更新工法及びその装置

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JPH0796214A
JPH0796214A JP26575393A JP26575393A JPH0796214A JP H0796214 A JPH0796214 A JP H0796214A JP 26575393 A JP26575393 A JP 26575393A JP 26575393 A JP26575393 A JP 26575393A JP H0796214 A JPH0796214 A JP H0796214A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】更新作業時に風の影響を受けにくいと共に安全
作業を行うことができ、且つ更新工期を大幅に短縮でき
る電気集塵装置用電極板の更新工法及びその装置を提供
する。 【構成】電極板起立架台28に水平に載置した新しい電
極板14を、電極板起立架台28と一体に略垂直状態ま
で起立させた後、電極板14の下端を振止用ワイヤ24
にスライド可能に支持しながらクレーンで電極板14
を、ケーシング12の上部側面に予め形成した開口16
まで吊り上げる。次に、開口16から電極板14を滑走
ガイド18を滑らせながらクレーンで吊り下ろす。次
に、電極板14をクレーンから電動チェーンブロックに
受け継がせて、所定の据付位置まで横送りしてから据付
用の鉄骨に据え付ける。古い電極板14を取り外し、ケ
ーシング12外に搬出する操作は、上記とは逆の操作手
順で行う。これにより、風の影響を受けにくく、且つケ
ーシングの天井を取り外さなくても電極板をケーシング
内に搬入・ケーシング外に搬出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気集塵装置用電極板の
更新工法及びその装置に係り、特に、劣化した電極板を
電気集塵装置内から搬出すると共に、新しい電極板を電
気集塵装置内に搬入して電極板を更新する工法及びこの
工法を行うのに好適な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気集塵装置のケーシング内には、集塵
極板と放電極が組合わさった複数の電極板がケーシング
内上部の鉄骨に所定間隔で吊設され、大型の電気集塵装
置の場合、前記電極板の大きさは、横の長さが数m、縦
の長さが十数mにもなる。そして、電極板が電気集塵装
置の長時間運転で劣化した場合は新しい電極板に更新す
る必要がある。
【0003】従来の電気集塵装置用電極の更新工法とし
ては、電気集塵装置のケーシングの天井を一時的に取り
外して開口し、クレーンで電極板を吊りながら、天井開
口から搬出・搬入させる工法が通常行われている。ま
た、別の更新工法としては、電気集塵装置のケーシング
の天井開口の他にケーシング下部のホッパ下端を一時的
に開口させ、クレーンに吊った電極板をケーシング内で
吊り上げたり、吊り下したりして、電極板をホッパ下端
の開口から搬出・搬入する工法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ケーシ
ングの天井開口から電極板を搬出・搬入する電気集塵装
置用電極板の更新工法は、風の影響を受け易く、電極板
が風で揺らいでケーシング等に衝突して破損する危険が
あると共に、風で振られた電極板が作業員に衝突する等
の安全性の面でも問題がある。この為、この工法を行う
には、風速が2〜3m/秒のような殆ど無風に近い状態
でないと作業ができない欠点がある。
【0005】また、ケーシングの天井を取り外し、再び
復帰させる手間と時間を要する為、更新工期が長くかか
るという欠点がある。一方、ホッパー下端の開口から電
極板を搬出・搬入する電気集塵装置用電極板の更新工法
は、風の影響を受けにくい利点はあるものの、ホッパに
設けられたスクリュウコンベア等の灰処理機器、点検用
の歩廊、及び電気機器等の設備を一時撤去し、更新作業
後は再び復帰させなくてはならない。この為、天井の取
り外し、取付けの他に、設備の撤去作業及び復帰作業に
長時間を要する為、更新工期が更に長くかかるという欠
点がある。即ち、この工法は、電気集塵装置を新設する
場合にメリットがあるが、更新工法として採用すること
は難しい。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、更新作業時に風の影響を受けにくいと共に安全
作業を行うことができ、且つ更新工期を大幅に短縮でき
る電気集塵装置用電極板の更新工法及びその装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、先ず、電気集塵装置のケーシング上部側面
に電極板を搬入・搬出する開口を形成し、前記開口下端
からケーシング内下方に所定の傾斜角度を有して滑走ガ
イドを配設すると共に、前記開口下端からケーシング外
下方に所定の傾斜角度を有して紐部材を張設する前準備
を行い、次に、前記電極板の下端を前記紐部材にスライ
ド可能に支持しながら、電極板の上端を支持した揚重手
段で電極板を前記開口まで吊り上げ、次に、前記電極板
を紐部材から外した後、前記電極板を前記滑走ガイドに
沿って滑らせながら揚重手段でケーシング内の所定高さ
まで吊り下ろし、次に、前記電極板を揚重手段から横送
り手段に受け継がせて電極板の据付位置まで横送りして
据付部材に据え付ける各操作から成り、電極板をケーシ
ング内に搬入して据付部材に据え付ける場合には上記操
作手順に従って行うと共に、電極板を据付部材から取り
外してケーシング外に搬出する場合には上記操作手順と
は逆の手順に従って行うことにより電極板を更新するこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、電気集塵装置のケーシング上
部側面に形成された開口下端からケーシング外下方に所
定角度を有して紐部材を張設し、電極板の上端を支持し
て揚重手段で電極板を前記開口まで吊り上げる際に、電
極板の下端を前記紐部材にスライド可能に支持する。こ
れにより、風によって電極板が揺らがないようにでき
る。
【0009】また、前記開口下端からケーシング内下方
に所定の傾斜角度を有して滑走ガイドを配設し、揚重手
段で電極板をケーシング内の所定高さまで吊り下ろす際
に、前記電極板を前記滑走ガイドに沿って滑らせる。こ
れにより、ケーシングの天井を取り外さなくても電極板
をケーシング内にスムーズに搬入することができる。上
記作用は、電極板をケーシング内に搬入する流れである
が、電極板をケーシング外に搬出する場合には電極板を
逆の流れで移動させる。
【0010】また、電極板が大型の場合には、電極板起
立架台を用いて、電極板起立架台に水平に載置された電
極板を電極板起立架台と一体に略垂直になるまで起立さ
せてから、上記操作を行って電極板をケーシング内に搬
入する。これにより、大型の電極板を起立させる時に自
重で電極板が撓み変形するのを防止できる。
【0011】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る電気集塵
装置用電極板の更新工法及びその装置の好ましい実施例
を詳述する。図1は本発明の電気集塵装置用電極板の更
新工法の実施例を示す全体斜視図であり、図2、図3及
び図4は更新工法の操作の一部を示す斜視図である。
【0012】図1に示すように、電気集塵装置10のケ
ーシング12内上部には、集塵極板と放電極とが組合わ
さった多数の電極板14が図示しない鉄骨に約300m
mのピッチで吊設されている。そして、大型の電気集塵
装置10の場合、電極板の大きさは幅が約5m、長さが
約15mにもなる為、電気集塵装置10の長時間運転に
より劣化したこのような大型の電極板14を、安全確実
に、且つ短期間で更新することが重要になる。
【0013】次に、前記した大型の電極板について、本
発明の電気集塵装置用電極板の更新工法の操作手順及び
この工法に用いる装置について説明する。前準備とし
て、図1に示すように、前記ケーシング12の上部側面
に電極板14の幅よりも広く、電極板14を斜め上方に
搬出したり、斜め上方から搬入したりできる程度の開口
16を形成する。尚、図1は、ケーシング内での電極板
の配列が2列になっている場合で、開口16が2個形成
されている。また、図2に示すように、開口16下端か
らケーシング12内の所定高さに仮設した仮設床22ま
で所定の傾斜角度を有して滑走ガイド18を配設する。
滑走ガイド18は逆L字形の梯子構造を有し、その上端
部は前記開口16下端を跨いでケーシング12外部の作
業ステージ20に固定し、その下端部は仮設床22に固
定する。また、図1に示すように、滑走ガイド18の上
端部から地上まで所定の角度を有して一対の振止用ワイ
ヤ24、24を張設する。振止用ワイヤ24の下端は錘
用の鉄板26に固定して張設状態が緩まないようにす
る。前記した大型の電極板14の場合でも1.5トン程
度の鉄板であれば十分実用に耐えるが、勿論コンクリー
ト基礎に固定してもよい。
【0014】以上の前準備を行った後、次の手順で電極
板14を更新する。尚、説明は新しい電極板14をケー
シング12内に搬入して鉄骨に据えつける搬入・据付作
業の場合で説明し、古い電極板14を鉄骨から取り外し
てケーシング12外に搬出する取外し・搬出作業は、搬
入・据付作業の逆の操作手順で行えばよいため省略す
る。
【0015】先ず、図3に示すように、前記鉄板26付
近に配置した電極板起立架台28の上で集塵極と放電極
を結束した電極板14を組み立てる。この場合、別の場
所で予め組み立てた電極板14を電極板起立架台28に
水平に載置してもよい。次に、図示しないクレーンの主
巻ワイヤ30先端に設けられたフック32を、電極板起
立架台28片端の両端部を繋ぐロープ34に引っ懸け
る。同様に、補巻ワイヤ36先端に設けられたフック3
8を、電極板の上端側縁鉄39の両端部を繋ぐロープ4
0に引っ懸ける。この場合、電極板起立架台28及び電
極板14を支持するワイヤは主巻ワイヤ30、補巻ワイ
ヤ36の何方でもよく、また、主巻ワイヤ30だけしか
ないクレーンの場合は2台のクレーンで行ってもよい。
【0016】次に、クレーンで電極板14及び電極板起
立架台を牽引することにより、電極板14を電極板起立
架台28と一体に略垂直になるまで起立させる。起立さ
せる角度は、クレーンで電極板14だけを吊るしても電
極板14の自重で変形しない程度を目安とする。次に、
電極板14を電極板起立架台28から離すように更に起
立させ、一方、電極板起立架台20を支持する主巻ワイ
ヤ30を緩めて電極板起立架台28を元の位置まで倒し
た後、主巻ワイヤ30のフック32を電極板起立架台2
0から外す。尚、小型の電極板14のように、自重で電
極板14が変形しない場合には、電極板起立架台28を
用いなくてもよい。
【0017】次に、図1及び図4に示すように電極板1
4の下端側縁鉄40の両端部にフック付き安全帯42、
42の一方側のフック44を夫々取付け、他方側のフッ
ク46を前記一対の振止用ワイヤ24、24に夫々スラ
イド可能に取り付ける。次に、電極板14の下端をフッ
ク付き安全帯42を介して振止用ワイヤ24に支持させ
た状態で、クレーンで電極板14を振止用ワイヤ24に
沿って前記開口16まで吊り上げる。
【0018】次に、フック付き安全帯42を電極板14
から取り外した後、電極板14を滑走ガイド18の上端
水平部に沿って人力で横引きして、開口16からケーシ
ング12内に搬入する。この場合、電極板14はクレー
ンで吊られた状態にあるので、大型の電極板14でも人
力で容易に横引きできる。そして、図1及び図2に示す
ように滑走ガイド18に沿って滑べらせながらクレーン
で電極板14を仮設床22まで吊り下ろす。
【0019】次に、電極板14の上端側縁鉄39に、電
極板14を吊設する鉄骨にスライド可能に設けられた図
示しない電動チェーンブロックのフックを引っかけてか
らクレーンのフックを取り外し、電極板14を電動チェ
ーンブロックで吊るす。電動チェーンブロックは通常、
既設されているが、既設されていない場合には仮設す
る。
【0020】次に、電動チェーンブロックで電極板14
を所定の据付位置まで横送りし、電極板14を鉄骨に吊
設する。尚、古い電極板14を鉄骨から取り外してケー
シング12外に搬出する取外し・搬出作業は、搬入・据
付作業の逆の操作手順で行い、一般的に搬入・据付作業
の前に全て完了させておく。
【0021】以上の取外し・搬出作業及び搬入・据付作
業を電極板14の枚数だけ行うことにより電極板14を
更新することができる。また、更新作業が終了したら、
ケーシング12に形成した開口を閉鎖しておく。尚、予
め、電気集塵装置10を新設する時に、ケーシング12
の上部側面に開閉式の扉を設けるようにして、電極板1
4の更新の際に簡単に開口16を形成できるようにして
おくと便利である。
【0022】次に、上記した本発明の電気集塵装置用電
極板の更新工法において、電極板起立架台28、滑走ガ
イド18及び振止用ワイヤ24を用いたことによる作用
・効果について説明する。上記したような大型の電極板
14は、電極板14の長手方向の両端を単純支持するよ
うな平面的な曲げ力に対して撓み易い。この為、電極板
14だけで水平状態から垂直状態に起立させようとする
と、風の影響や電極板14の自重で撓み、永久歪みを生
じる。このことから本発明では、電極板起立架台28上
に水平に載置した電極板14を、電極板起立架台28と
一体に起立させるようにしたので、風の影響や自重で電
極板14が変形しないようにできる。
【0023】また、ケーシング12の上部側面に形成さ
れた開口16下端から地上まで所定角度を有して振止用
ワイヤ24を張設し、クレーンで電極板14を開口16
まで吊り上げる際に電極板14の下端を振止用紐部材2
4にスライド可能に支持するようにした。これにより、
電極板14の吊上げ作業の際に電極板14が風で揺らが
ないようにできるので、電極板14がケーシング12等
の障害物に衝突して破損することを防止できると共に、
風で振られた電極板14が作業員に衝突する等の危険を
回避できるので、作業の安全性を向上できる。従って、
余程の強風でないかぎり更新作業を行うことができる。
【0024】また、開口16下端からケーシング12内
下方に所定の傾斜角度を有して滑走ガイド18を配設
し、クレーンで電極板14をケーシング12内の仮設床
22まで吊り下ろす際に、滑走ガイド18に沿って電極
板14を滑らせるようにした。これにより、電極板14
を開口16からケーシング12内にスムーズに搬入・搬
出することができる。従って、従来の電気集塵装置用電
極板の更新工法のように、ケーシング12の天井を取り
外したり、ホッパ50に設けられた図示しないスクリュ
ウコンベア等の灰処理機器、点検用の歩廊、及び電気機
器等の設備を撤去しなくてよいので、更新工期を大幅に
短縮することができる。
【0025】以上説明したように、本発明の電気集塵装
置用電極板の更新工法を採用すれば、簡単な装置を準備
するだけで、更新作業時に風の影響を受けにくいと共に
安全作業を行うことができ、且つ更新工期を大幅に短縮
するできる。尚、本実施例では、集塵極と放電極を結束
させた電極板14について、本発明の更新工法を行うよ
うにしたが、集塵極と放電極を別々に本発明の更新工法
を適用してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電気集塵
装置用電極板の更新工法及びその装置によれば、紐部材
及び滑走ガイドを用いて電極板の搬入・搬出を補助しな
がら、電気集塵装置のケーシング上部側面に形成した開
口から揚重手段で電極板を搬入・搬出するようにした。
【0027】これにより、更新作業時に風の影響を受け
にくいので、電極板が揺らいで損傷することがないと共
に、安全作業を行うことができる。また、従来の電気集
塵装置用電極板の更新工法のように、ケーシングの天井
を取り外したり、ホッパに設けられた設備を撤去しなく
てよいので、更新工期を大幅に短縮することができる。
【0028】また、大型の電極板の場合は電極板起立架
台を用いて、電極板を電極板起立架台と一体に起立させ
るようにしたので、大型の電極板でも自重で変形するこ
となく起立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る電気集塵装置用電極板の更
新工法の実施例を示した全体斜視図
【図2】図2は本発明に係る電気集塵装置用電極板の更
新工法のうち、滑走ガイドで電極板を滑らせながらケー
シング内に搬入する操作を示した斜視図
【図3】図3は本発明に係る電気集塵装置用電極板の更
新工法のうち、電極板起立架台で電極板を起立させる操
作を示した斜視図。
【図4】図4は本発明に係る電気集塵装置用電極板の更
新工法のうち、紐部材に電極板の下端を支持させながら
クレーンで吊り上げる操作を示した斜視図
【符号の説明】
10…電気集塵装置 12…ケーシング 14…電極板 16…開口 18…滑走ガイド 24…振止用ワイヤ 28…電極板起立架台 30…クレーンの主巻ワイヤ 36…クレーンの補巻ワイヤ 32、38…フック
フロントページの続き (72)発明者 加藤 直正 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先ず、電気集塵装置のケーシング上部側面
    に電極板を搬入・搬出する開口を形成し、前記開口下端
    からケーシング内下方に所定の傾斜角度を有して滑走ガ
    イドを配設すると共に、前記開口下端からケーシング外
    下方に所定の傾斜角度を有して紐部材を張設する前準備
    を行い、 次に、前記電極板の下端を前記紐部材にスライド可能に
    支持しながら、電極板の上端を支持した揚重手段で電極
    板を前記開口まで吊り上げ、 次に、前記電極板を紐部材から外した後、前記電極板を
    前記滑走ガイドに沿って滑らせながら揚重手段でケーシ
    ング内の所定高さまで吊り下ろし、 次に、前記電極板を揚重手段から横送り手段に受け継が
    せて電極板の据付位置まで横送りして据付部材に据え付
    ける各操作から成り、 電極板をケーシング内に搬入して据付部材に据え付ける
    場合には上記操作手順に従って行うと共に、電極板を据
    付部材から取り外してケーシング外に搬出する場合には
    上記操作手順とは逆の手順に従って行うことにより電極
    板を更新することを特徴とする電気集塵装置用電極板の
    更新工法。
  2. 【請求項2】先ず、電気集塵装置のケーシング上部側面
    に電極板を搬入・搬出する開口を形成し、前記開口下端
    からケーシング内下方に所定の傾斜角度を有して滑走ガ
    イドを配設すると共に、前記開口下端からケーシング外
    下方に所定の傾斜角度を有して紐部材を張設する前準備
    を行い、 次に、電極板起立架台に水平に載置された電極板を電極
    板起立架台と一体に略垂直になるまで起立させ、 次に、前記電極板の下端を前記紐部材にスライド可能に
    支持しながら、電極板の上端を支持した揚重手段で電極
    板を前記開口まで吊り上げ、 次に、前記電極板を紐部材から外した後、前記電極板を
    前記滑走ガイドに沿って滑らせながら揚重手段でケーシ
    ング内の所定高さまで吊り下ろし、 次に、前記電極板を揚重手段から横送り手段に受け継が
    せて電極板の据付位置まで横送りして据付部材に据え付
    ける各操作から成り、 電極板をケーシング内に搬入して据付部材に据え付ける
    場合には上記操作手順に従って行うと共に、電極板を据
    付部材から取り外してケーシング外に搬出する場合には
    上記操作手順とは逆の手順に従って行うことにより電極
    板を更新することを特徴とする電気集塵装置用電極板の
    更新工法。
  3. 【請求項3】前記電極板は放電極若しくは集塵極又は放
    電極と集塵極を結束させたものであることを特徴とする
    請求項1又は請求項2の電気集塵装置用電極の更新工
    法。
  4. 【請求項4】前記電極板の上端を支持して吊り上げる揚
    重手段と、 電気集塵装置のケーシング上部側面に形成された開口下
    端からケーシング外下方に所定の傾斜角度を有して張設
    され、前記揚重手段で前記起立させた電極板を前記開口
    まで吊り上げる際に電極板の下端をスライド可能に支持
    する紐部材と、 前記開口下端からケーシング内下方に所定の傾斜角度を
    有して配設され、前記揚重手段で前記開口まで吊り上げ
    た電極板をケーシング内の所定高さまで吊り下ろす際に
    電極板を滑らせる滑走ガイドと、 ケーシング内に吊り下ろされた電極板を前記揚重手段か
    ら受け継いで電極板の据付位置まで横送りする横送手段
    と、 から成ることを特徴とする電気集塵装置用電極板の更新
    装置。
  5. 【請求項5】水平に載置した電極板を一体に略垂直状態
    まで起立させる電極板起立架台と、 起立させた前記電極板の上端を支持して吊り上げる揚重
    手段と、 電気集塵装置のケーシング上部側面に形成された開口下
    端からケーシング外下方に所定の傾斜角度を有して張設
    され、前記揚重手段で前記起立させた電極板を前記開口
    まで吊り上げる際に電極板の下端をスライド可能に支持
    する紐部材と、 前記開口下端からケーシング内下方に所定の傾斜角度を
    有して配設され、前記揚重手段で前記開口まで吊り上げ
    た電極板をケーシング内の所定高さまで吊り下ろす際に
    電極板を滑らせる滑走ガイドと、 ケーシング内に吊り下ろされた電極板を前記揚重手段か
    ら受け継いで電極板の据付位置まで横送りする横送手段
    と、 から成ることを特徴とする電気集塵装置用電極板の更新
    装置。
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Cited By (8)

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