JPH079593Y2 - 高電圧用電子部品 - Google Patents

高電圧用電子部品

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JPH079593Y2
JPH079593Y2 JP1478188U JP1478188U JPH079593Y2 JP H079593 Y2 JPH079593 Y2 JP H079593Y2 JP 1478188 U JP1478188 U JP 1478188U JP 1478188 U JP1478188 U JP 1478188U JP H079593 Y2 JPH079593 Y2 JP H079593Y2
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capacitor
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circuits
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克己 西山
清行 堂西
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、CRTの周辺回路として採用される高電圧用電
子部品に関し、特に部品の小型化が図れるようにした構
造に関する。
〔従来の技術〕
従来、例えばオシロスコープ用のCRT周辺回路におい
て、高電圧の多倍圧整流回路、例えばアノード出力回路
等と、該回路と比較して低電圧の回路で、かつ電位の安
定性が要求される回路、例えばカソード回路等を配置す
る場合、アノード出力回路からカソード回路への交流的
誘導等による悪影響が実用上差し支えない程度に小さく
なるよう、両回路を離して配置するのが一般的である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで最近では、電子機器の小型化の要請に応じて、
上記高電圧用電子部品においても小型化が強く要請され
ている。しかしながら、上記従来構造の高電圧用電子部
品では、上記両回路間にある程度の距離を要することか
ら、基板上における該両回路の専有面積が大きくなり、
上述の小型化の要請には応え難いという問題がある。ま
た、上記カソード回路が低電圧であるとはいっても、こ
れはアノード出力回路と比較して低電圧ということであ
るから、当然このカソード回路自体の絶縁も考慮する必
要があり、この点からも部品形状が大きくなる。
そこで形状の小型化を図るため、上記アノード,カソー
ド両回路を同一の外装用ケース内に収容することが考え
られるが、この場合、両回路が近接することから、アノ
ード出力回路による交流的誘導が生じ、カソード回路の
リップル電圧が大きくなる問題がある。
そこで本考案の目的は、上記従来の問題点に鑑み、リッ
プル電圧を抑制しながら小型化を達成できる高電圧用電
子部品を提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、平板型コンデンサを有する高電圧の多倍圧整
流回路と、平板型コンデンサを有し、上記高電圧の多倍
圧整流回路に比較して低電圧で、かつ安定電位を要する
低電圧回路とを備えた高電圧用電子部品において、上記
高電圧の多倍圧整流回路及び低電圧回路を同一の外装用
ケース内に収容配置するとともに、上記いずれかの回路
の平板型コンデンサを両回路の境界部に沿って配設する
とともに、該各コンデンサの低電圧側電極面を相手側回
路に向けたことを特徴としている。
〔作用〕
本考案に係る高圧用電子部品によれば、平板型コンデン
サを、高電圧の多倍圧整流回路と低電圧回路との境界部
に沿って、かつ低電圧側電極が相手回路側に向くよう配
設したので、このコンデンサが遮蔽壁として作用し、高
電圧の多倍圧整流回路からの交流的誘導が抑制され、両
回路を近接させても低電圧回路への悪影響があまり生じ
ない。従って、両回路を1つの小型ケース内に収容配置
でき、その結果リップル電圧を低くしながら、部品の小
型化を達成できるとともに、低電圧回路の絶縁も実現で
きる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図および第2図は本考案の一実施例による高電圧用
電子部品としてのオシロスコープ用電源回路を説明する
ための図である。
本考案において、1はオシロスコープ用電源回路であ
り、これは1つの外装用ケース2内に、高電圧の多倍圧
整流回路としてのアノード出力回路3及び低電圧回路と
してのカソード回路4を近接した状態で収容配置して構
成されている。
上記アノード出力回路3は、交流の高電圧は入力され、
これを整流してアノード出力用高電圧を発生させるため
のもので、IN,OUT間に多数のダイオード7,平板型コンデ
ンサ8a,8bを接続して構成されている。
上記カソード回路4は、安定電位を必要とする回路で、
カソード電圧(グリッド電圧)を発生するためのもので
あり、例えば、プリント配線基板(図示せず)上に多数
の平板型コンデンサ10a等を配設して構成されている。
なお、特に図示していないが、ケース2内には、絶縁性
樹脂が充填されている。
そして本実施例は、アノード出力回路3を第1図に示す
ように配設した点に特徴がある。即ち、該アノード出力
回路3において、GND,OUT間コンデンサ8bを、カソード
回路4との境界部に沿って、かつ該コンデンサ8bの低電
位側電極8cを相手側回路、即ちカソード回路4側に向け
て配設している。
なお、本実施例においては、理解を容易にするため、説
明に不要な部品の図示を省略するとともにコンデンサ8
a,8bの外装材を除いて図示している。
次に本実施例の作用効果について説明する。
上述のように、従来のCRT周辺回路では、アノード出力
回路とカソード回路とを近接して配置した場合、アノー
ド出力回路からの交流的誘導によりカソード回路側の電
位が安定せず、該回路の電圧特性に悪影響を及ぼす問題
があり、両回路を離して配置せざるを得ないことから、
小型化の要請に応えることができなかった。これに対し
て本実施例では、コンデンサ8bを、アノード出力回路3
とカソード回路4との境界部に沿って、かつ該コンデン
サ8bの低電位側電極8cをカソード回路4側に向けて配設
したので、該電極8cが低インピーダンスであり、遮蔽効
果があることから、上記アノード出力回路3による交流
的誘導が抑制され、従ってアノード,カソード両回路3,
4を近接して配設してもカソード回路4の電圧特性に悪
影響が生じることはほとんどない。その結果、1つの小
型の外装用ケース2内に上記両回路3,4を配設でき、部
品の小型化を図ることができる。しかも、本実施例で
は、コンデンサ8bの配設位置の変更だけで低インピーダ
ンスによる遮蔽効果を実現しており、構造が複雑になる
こともない。
ところで、上記実施例では、高電圧の多倍圧整流回路で
あるアノード出力回路3のコンデンサを利用して上記低
インピーダンスの遮蔽壁を実現したが、この遮蔽壁の実
現には、低電圧回路のコンデンサを利用してもよい。
第3図および第4図は低電圧回路側のコンデンサを利用
した第2実施例を示し、図において、カソード回路4の
コンデンサ10aは、該カソード回路4とアノード出力回
路3との境界部に沿って、かつ、これの低電位側電極10
cをアノード出力回路3側に向けて配設されている。本
実施例においても、上記実施例の場合と同様の効果が得
られる。なお、本実施例についても、理解を容易にする
ため説明に不要な部品およびコンデンサ10aの外装材は
除いて図示している。
なお、上述した高電圧整流回路であるアノード出力回路
3のコンデンサ8bおよび低電圧回路であるカソード回路
4のコンデンサ10aの双方の低電圧側電極8c,10cを互い
に向きあうように配置すれば、より一層特性の向上をは
かることができる。
また、上記実施例ではオシロスコープ用電源回路を例に
とって説明したが、本考案の適用範囲はこのような回路
に限定されるものでないのは勿論であり、要は平板型コ
ンデンサを備え、交流を扱う高電圧の多倍圧整流回路
と、安定した電位を要する低電圧回路とを配設する必要
がある電子部品であればいずれにも適用できる。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案に係る高電圧用電子部品によれ
ば、高電圧の多倍圧整流回路又は低電圧回路の何れかの
回路のコンデンサを、両回路の境界部に沿って、かつ該
コンデンサの低電圧側電極を相手側回路に向けて配設し
たので、上記両回路の境界部に低インピーダンスの遮蔽
壁が形成され、高電圧の多倍圧整流回路からの交流的誘
導による悪影響を抑制でき、その結果上記両回路を1つ
の小型ケース内に配設して部品の小型化を達成できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の第1実施例によるオシロ
スコープ用電源回路を説明するための図であり、第1図
はその平面図、第2図はその等価回路図、第3図及び第
4図は本考案の第2実施例を示し、第3図はその平面
図、第4図はその等価回路図である。 図において、1はオシロスコープ用電源回路(高圧用電
子部品)、2は外装用ケース、3はアノード出力回路
(高電圧の多倍圧整流回路)、4はカソード回路(低電
圧回路)、7はダイオード、8a,8b,10aは平板型コンデ
ンサ、8c,10cは低電位側電極である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板型コンデンサを有する高電圧の多倍圧
    整流回路と、平板型コンデンサを有し、上記高電圧の多
    倍圧整流回路に比較して低電圧でかつ安定電位を要する
    低電圧回路とを備えた高電圧用電子部品において、上記
    高電圧の多倍圧整流回路及び低電圧回路を同一の外装用
    ケース内に収容配置し、該両回路の何れかの平板型コン
    デンサを、該両回路の境界部に沿って、かつ該各コンデ
    ンサの低電位側電極面が相手側回路に向くように配置し
    たことを特徴とする高電圧用電子部品。
JP1478188U 1988-02-05 1988-02-05 高電圧用電子部品 Expired - Lifetime JPH079593Y2 (ja)

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JP1478188U JPH079593Y2 (ja) 1988-02-05 1988-02-05 高電圧用電子部品

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Publication Number Publication Date
JPH01120792U JPH01120792U (ja) 1989-08-16
JPH079593Y2 true JPH079593Y2 (ja) 1995-03-06

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