JPH0795467B2 - 面状発熱体の製造方法 - Google Patents

面状発熱体の製造方法

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JPH0795467B2
JPH0795467B2 JP61281930A JP28193086A JPH0795467B2 JP H0795467 B2 JPH0795467 B2 JP H0795467B2 JP 61281930 A JP61281930 A JP 61281930A JP 28193086 A JP28193086 A JP 28193086A JP H0795467 B2 JPH0795467 B2 JP H0795467B2
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heating element
resistance wire
metal resistance
conductive adhesive
power supply
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雅史 長沢
勉 力石
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Nihon Dennetsu Co Ltd
Nagata Seiki Co Ltd
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Nihon Dennetsu Co Ltd
Nagata Seiki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、金属抵抗線条と絶縁性繊維糸条とを緯編みに
編組して得られる筒状の発熱主体を利用し、この発熱主
体に給電電極部を形成して緯編み面状発熱体を製造する
技術に関する。
〔従来技術〕 近年、人体等の所望部を直接加温するものとして、たと
えば、特開昭59−146183号にも記載されているように、
メリヤス編み面発熱体(面状発熱体)がある。
このメリヤス編み面状発熱体1は、第10図に示されるよ
うに、金属抵抗線2と非導電性の繊維糸条とを捩じ合わ
せた糸を複数本揃えてメリヤス編みすることによって製
造される。また、前記金属抵抗線2の各編み始めと編み
終わり部分にあっては、金属抵抗線2のみが延長されて
取り出され、それぞれの金属抵抗線2には共通の給電端
子3が電気的に接続される。この給電端子3は複数本の
導電線によって構成されている。金属抵抗線2と給電端
子3とは、接触状態で接続されている。
〔発明の目的〕
前述のようにして作られたメリヤス編み面状発熱体1
は、メリヤス面の各編み始めと編み終わり部分におい
て、金属抵抗線2のみを延長して取り出し、これらに接
触する共通の給電端子3を設けるため作業に手間がかか
るという問題がある。すなわち、給電端子3はかならず
複数本が用意されなければならない。
前記給電端子3に接続される金属抵抗線2は、面状発熱
体1から延長して取り出すという極めて困難な作業を伴
う。
さらに、これらの金属抵抗線2と給電端子3とは、接触
によって給電がなされるため、電気的な接続状態におい
ても好ましくない。
本発明の目的は、金属抵抗線への給電手段が確実な面状
発熱体を提供することにある。
本発明の他の目的は、金属抵抗線への給電手段を容易に
形成できる面状発熱体の製造方法を提供することにあ
る。
〔発明の構成〕
絶縁性繊維糸条と、金属抵抗線または絶縁性繊維糸条と
複合させた金属抵抗線との編組みによって構成された筒
状の発熱主体を作り、次いで前記金属抵抗線と電気的に
接触し、かつ金属抵抗線に交差する方向に導電性接着剤
を塗布し、導電性接着剤に沿って導電性接着剤上を切断
した発熱主体の両端縁に給電電極部を形成する面状発熱
体の製造方法からなる。
〔作 用〕
上述の手順によって製造された面状発熱体は、給電電極
部16と金属抵抗線12との接触状態が給電電極部16が導電
性接着剤で形成されていることから強く、給電状態が良
好でかつ安定する。また、面状発熱体11の製造にあって
は、緯編みによって得られた発熱主体18に導電性接着剤
を塗布するだけで給電電極部16を形成できるため、作業
性もよく、生産コストの低減も達成できる。また、給電
電極部16を一条設けた場合には、前記給電電極部16の中
央に沿って筒状の発熱主体18を切断することによって、
両端に給電電極部16を有する平板状の面状発熱体11を製
造できるため、面状発熱体11の製造が容易となる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の一実施例について説明す
る。
第1図は本発明の一実施例による緯編み面状発熱体を組
み込んだ採暖用具を示す平面図、第2図は同じく採暖用
具の回路図、第3図は同じく緯編み面状発熱体の一部を
示す拡大平面図、第4図乃至第6図は緯編み面状発熱体
の製造方法の一実施例を示す図であって、第4図は緯編
みによって形成された筒状の発熱主体を示す斜視図、第
5図は同じく母線に沿って切断された面状発熱体を示す
斜視図、第6図は同じく展開状態の面状発熱体を示す平
面図である。
本発明の面状発熱体を組み込んだ採暖用具は、第1図に
示されるように、矩形の生地10と、この生地10の主面に
固定された面状発熱体11と、この面状発熱体11の各金属
抵抗線12の一端に電気的に接続される2本のリード線13
と、このリード線13に接続されたコネクタ14とからなっ
ている。
前記面状発熱体11は、複数の給糸口を有する緯編機(図
示せず)を用いて編成される伸縮可能な緯編編み物であ
る。この面状発熱体11に使用する素材は、天然繊維また
は天然繊維と合成化学繊維とで作られた複合繊維、もし
くは合成化学繊維の繊維糸条が用いられている。面状発
熱体11は、第3図に示されるように、原理的には、絶縁
性繊維糸条15と金属抵抗線12で編組する適宜のコース間
に、この金属抵抗線12を編込むことによって編組された
構造となっている。また、この編組は、金属抵抗線12と
繊維糸条15との複合体を含む金属抵抗線条を、繊維糸条
15で編組する適宜のコース間に、編込むことによって編
組することもできる。
また、前記面状発熱体11の相対向する二辺には、金属抵
抗線12の端部を電気的に接続した給電電極部16が形成さ
れている。
このような採暖用具は、第2図に示されるような回路構
成となっている。したがって、コネクタ14を電池やACア
ダプター等の電源17に接続することによって、面状発熱
体11の金属抵抗線12に電流が流れて発熱するため、採暖
用具は暖を取るために使用できるようになる。
つぎに、このような面状発熱体11の製造方法について、
第4図乃至第6図を参照しながら説明する。
本考案による面状発熱体11の製造にあっては、最初に、
前述のように図示されていない複数の給糸口を有する緯
編機によって編組みし、第4図に示されるような筒状の
発熱主体18を形成される。この編組時、緯編機の適宜の
コース間に金属抵抗線12が編込まれるように編組される
結果、金属抵抗線12は破線で示されるように、円周方向
に延在する構造となる。そこで、この筒状の発熱主体18
の母線に沿いかつ端から端に亘って一定幅の給電電極部
16を設ける。給電電極部16は、発熱主体18に導電性接着
剤を塗布したりあるいは部分的に含浸させることによっ
て形成される。したがって、給電電極部16の形成は簡単
である。また、給電電極部16と各金属抵抗線12との電気
的接続は良好となる。
つぎに、第5図に示されるように、前記給電電極部16の
中央に沿って発熱主体18を切断する。この結果、前記給
電電極部16の中央に沿う切断によって、第5図および第
6図に示されるように、平板状の発熱主体18の両端に相
互に独立した給電電極部16を有する面状発熱体11が得ら
れる。第6図は展開して平板状となった面状発熱体11で
ある。また、この一対の給電電極部16間には、複数の金
属抵抗線12が並び、全体で並列回路を構成する。
したがって、この面状発熱体11を前述のように、生地10
に固定するとともに、固定した面状発熱体11の一対の給
電電極部16に別々にリード線13を電気的に接続し、かつ
これらリード線13にコネクタ14を取り付けることによっ
て採暖用具を製造することができる。
前記生地10は伸縮可能に編組されている。したがって、
面状発熱体11の金属抵抗線12は、生地10や面状発熱体11
の最大引伸しに対して充分に耐える伸縮が得られる。ま
た、金属抵抗線12は、銅,銅合金またはステンレス線等
の単線、もしくは撚線等が用いられる。金属抵抗線12を
撚線とした場合には、直径が30μm〜80μmの単線を撚
合わせて用いることが望ましい。このうような緯編み面
状発熱体においては、金属抵抗線12が細線であるため、
繊維糸条15に埋設した状態になる。
このような面状発熱体11にあっては、緯編みによって金
属抵抗線12をリング状に配した筒状の発熱主体18を製造
した後、導電性接着剤を金属抵抗線12と交差する方向
(母線方向)に帯状に塗布し、さらに、この給電電極部
16の中心に沿って筒状の発熱主体18を切断することによ
って、両端に給電電極部16を設けた面状発熱体11を製造
するため、給電電極部16の製造が容易となり、面状発熱
体11の製造コストを低く抑えることができる。
また、この面状発熱体11にあっては、金属抵抗線12に直
接導電性接着剤が塗布される結果、従来のような金属抵
抗線2と給電端子3との単なる接触による給電状態に比
較して、密着度が高くなり、給電性能も良好となり安定
する。
〔発明の効果〕 .絶縁性繊維糸条と金属抵抗線を筒条に編組みして発
熱主体を作り、これを絶縁性繊維糸条および金属抵抗線
と交差するごとく切断しさえすれば面状発熱体が一挙に
できるので面状発熱体の生産性を向上することができ
る。
.筒状に編組みして作った発熱主体に、金属抵抗線と
電気的に接触し、かつ金属抵抗線に交差する方向に導電
性接着剤を塗布してその導電性接着剤に沿ってその上を
切断しさえすれば、自然に2つの給電電極部が得られる
ので給電電極部の形成を効率よく行うことができる。
.絶縁性繊維糸条と金属抵抗線を筒状に編組みして発
熱主体を作り、これを絶縁性繊維糸条および金属抵抗線
と交差するごとく切断しても、導電性接着剤を塗布し、
その導電性接着剤上を切断するから、塗布した接着剤の
作用により編組みした発熱主体はほつれたりせず強固な
発熱主体を得ることができると共に、一挙に2つの給電
電極部を作ることができる。
.本発明の導電性接着剤は導電材としての効果とほつ
れ防止の効果とを一挙に奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による緯編み面状発熱体を組
み込んだ採暖用具を示す平面図、第2図は同じく採暖用
具の回路図、第3図は同じく緯編み面状発熱体の一部を
示す拡大平面図、第4図乃至第6図は緯編み面状発熱体
の製造方法の一実施例を示す図であって、第4図は緯編
みによって形成された筒状の発熱主体を示す斜視図、第
5図は同じく母線に沿って切断された面状発熱体を示す
斜視図、第6図は同じく展開状態の面状発熱体を示す平
面図である。 10……生地、11……面状発熱体、12……金属抵抗線、13
……リード線、14……コネクタ、15……繊維糸条、16…
…給電電極部、17……電源、18……発熱主体、19……筒
型面状発熱体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−111653(JP,A) 実開 昭61−38791(JP,U) 特公 昭44−24828(JP,B1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性繊維糸条と、金属抵抗線または絶縁
    性繊維糸条と複合させた金属抵抗線との編組みによって
    構成された筒状の発熱主体を作り、次いで前記金属抵抗
    線と電気的に接触し、かつ金属抵抗線に交差する方向に
    導電性接着剤を塗布し、導電性接着剤に沿って導電性接
    着剤上を切断した発熱主体の両端縁に給電電極部を形成
    する面状発熱体の製造方法。
JP61281930A 1986-11-28 1986-11-28 面状発熱体の製造方法 Expired - Lifetime JPH0795467B2 (ja)

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