JPH0795402B2 - ヘツドランプ用の複合反射鏡 - Google Patents

ヘツドランプ用の複合反射鏡

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JPH0795402B2
JPH0795402B2 JP62101622A JP10162287A JPH0795402B2 JP H0795402 B2 JPH0795402 B2 JP H0795402B2 JP 62101622 A JP62101622 A JP 62101622A JP 10162287 A JP10162287 A JP 10162287A JP H0795402 B2 JPH0795402 B2 JP H0795402B2
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耕一 増山
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車等の車輌に取付けて使用されるヘッドラ
ンプの放物面反射鏡で、特に複数の反射面を有する複合
反射鏡に関するものである。
〔従来の技術〕
一般にこの種の複合反射鏡としては、特開昭58−145002
号公報に開示された構成のものが公知である。この公知
の反射鏡の要部を第14〜15図に示してある。これら図に
おいて、10は複合反射鏡、11は前面レンズであり、複合
反射鏡10はその反射面が縦方向に複数に分割された放物
柱面10aおよび10bを有している。第16図は公知の反射鏡
により得られるすれ違いビームの配光パターンであり、
イは10aからの光、ロは10bからの光でありハはその谷間
である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記従来例の複合反射鏡は、10a及び10bにおいて大きな
段差があり、特に水平部の段差ライン10cにおいて境界
部分でグレアー光が発生するという問題点がある。
又、第16図のすれ違いビームの15゜上りのスポットパタ
ーンにおいても、水平に拡がった部分との間に谷間ハが
でき、その部分が暗部となる問題点及び各反射領域にお
ける段差が著しいのでその製造に係る金型の加工が複雑
であるという種々の問題点を有している。
〔問題点を解決するための手段〕
前記問題点を解決する具体的手段として本発明は、多数
の放物柱面で形成された複合反射鏡において、中心を通
る水平線よりも下部で且つその一部に一葉双曲面または
円すい面を形成したことを特徴とするヘッドランプ用の
複合反射鏡を提供するものであって、一葉双曲面または
円すい面群を形成したことにより、段差がなくグレアー
光が発生しないばかりでなく、すれ違いビームにおける
15゜上りの部分に切目がなくなるのである。
〔実施例〕
次に本発明を図示のいくつかの実施例に基き更に詳しく
説明すると、まず第1〜4図に示した第1実施例におい
て、1は複合反射鏡であり、該反射鏡は多数の放物柱面
2を縦に隣接状態に配列させて形成されている。この複
合反射鏡の略中央部には光源取付部3が設けられてお
り、正面から見て中央部を通る垂直線Vと水平線Hとで
反射面を上下左右に区別して見ることができる。
このような複合反射鏡1において、水平線の近傍よりも
下部で且つ反射鏡の一部に一葉双曲面4が形成される。
この一葉双曲面4は、第2図に示したように、反射鏡の
中心の近傍をO′としてX′,Y′,Z′の座標を作り、複
数の放物柱面2とX′Y′平面との複数の交線lをZ′
軸を中心にして矢印aで示す方向に回転させることによ
り複数の一葉双曲面4が形成される。また回転の中心
O′が反射鏡の中心Oと一致するとき、一葉双曲面は円
すい面になるので、以下一葉双曲面は円すい面を含むも
のとする。この一葉双曲面は適宜の位置で止めると下部
の放物柱面との間に段差が生じ、これが一葉双曲面4の
エンドラインl′となる。従って前記交線lは実質的に
上部の放物柱面のエンドラインということができる。こ
のとき、前記交線lは、複数の放物柱面とX′Z′との
交線なので、前記複数の放物柱面と同数の複数の直線群
であり、また、前記放物柱面の実質的なエンドラインで
あり、かつ前記複数の一葉双曲面のスタートラインでも
あるので、該交線lの位置で段差を生じることはない。
茲でいう一葉双曲面とは、XYZ座標の任意の点(a、
b、c)を通り、下記式で表される値を満足させる双曲
面のことである。
X2/a2+Y2/b2−Z2/c2=1 このように形成された一葉双曲面4におけるフィラメン
トの光像、即ち反射の状況を第3図及び第4図について
説明する。尚使用される光源としてはH4バルブのような
C−8/C−8Hバルブの例である。まず第3図において、
5は走行用フィラメント、6はすれ違い用フィラメント
であり、走行用フィラメント5を各放物柱面群の総合焦
点f上又はわずか、後方に配置すると、該走行用フィラ
メント5は放物柱面2のエンドラインl上においてフィ
ラメント像5aが得られ、これが反射して反射鏡の前面で
得られるフィラメントパターン5bは、一葉双曲面4が放
物柱面のエンドラインlをZ′軸を中心にして回転させ
て形成されたものであるので、フィラメント像5aがその
回転に対応して水平線Hから矢印a′に沿って回転する
ようにフィラメントパターン5bも移動するのである。
又、第4図に示したように、すれ違いフィラメント6は
放物柱面群の総合焦点fよりも前方に配置すると、放物
柱面2のエンドラインl上においてフィラメント像6aが
得られ、これが反射して反射鏡の前面で得られるフィラ
メントパターン6bは、円すい面がエンドラインをZ′軸
を中心にして回転させて形成されたものであるので、そ
の回転に対応して水平線Hから矢印a′に沿って回転す
るようにフィラメントパターン6bも矢印a″に沿って移
動するのである。
このような特性をもつ一葉双曲面4を反射領域Aとし、
水平線Hよりも上部を反射領域Bとし、水平線Hよりも
下部を反射領域Cとした場合に、走行用フィラメント5
を点灯した場合の配光パターンは第5図に示した通りで
ある。即ち、光源としてH4バルブ(ハロゲン電球)を使
用している関係上、光源が焦点位置上及びそれより後方
にある時は、垂直線Vに対して左右が反転し、一葉双曲
面4で形成された反射領域Aは左側にパターンA′が写
し出され、他の領域B,CのパターンB′,C′は夫々上下
に位置し、全体として横方向に拡がりをもつ配光パター
ンとなる。
すれ違い用フィラメント6を点灯させると、該すれ違い
用フィラメントは焦点位置よりも前方にあるため、水平
線Hに対して上下に反転する。従って、第6図に示した
ように、一葉双曲面4の反射領域Aでの反射は水平線H
よりも上方に略15゜の上りをもってパターンA′が形成
され、反射領域Bは水平線Hよりも下方にパターンB′
が形成される。尚、反射領域Cは、すれ違い用フィラメ
ントの下部にフードがあって、この領域への光が遮断さ
れているため、反射光はないのである。
いづれのフィラメントを点灯させても一葉双曲面4の反
射領域Aでの反射は、全体的に扇形のパターンになり、
光量を必要とする部分に適度の明るさをもって光を反射
させるのでる。そして、一葉双曲面4の形成は上部の放
物柱面2との境界、即ち放物柱面のエンドラインlが実
質的に段差のないものであり、すれ違いビームにおいて
グレアー光の発生がなくなるのである。
第7〜10図に示した第2実施例においては、一葉双曲面
4を垂直線Vに対して左右対称的に設けたものであり、
左側通行用及び右側通行用のいづれにも直ちに対応でき
るようにしたもである。尚、放物柱面2及び一葉双曲面
4の形成手段は前記第1実施例のものと実質的に同じで
ある。左右に設けた一葉双曲面4において右側の一葉双
曲面を反射領域A1とし、左側の一葉双曲面を反射領域A2
とした場合に、走行用フィラメントを点灯させると、各
領域のパターンA1′,A2′,B′,C′が集合して第8図に
示した配光パターンになり、すれ違い用フィラメントを
点灯させると、第9図又は第10図のいづれかの配光パタ
ーンになる。第9図に示した配光パターンは右側通行用
のものであり、反射領域A1,BのパターンA1′,B′のみが
生じ、反射領域A2及びCはすれ違い用フィラメントの下
部に設けたフードにより光が遮断されて反射光が生じな
いようになっている。又逆に第10図は左側通行用の配光
パターンであり、反射領域A2,BのパターンA2′,B′が生
じ他の領域の反射によるパターンは生じないのである。
この場合に、予め複合反射鏡を準備しておき、すれ違い
用フィラメントに取付けられるフードの取付角によって
右側通行或は左側通行が任意に選択できるのである。そ
して、一葉双曲面が対称位置にあっても、走行ビーム点
灯の際に何等支障を来たさないのである。
更に、第11〜13図に示した第3実施例について説明す
る。この実施例においては、走行ビームで強い光を中心
部に集中させるに際して一葉双曲面を利用したものであ
る。つまり、すれ違い用フィラメントの反射領域として
使用されない水平線Hよりも下部において、一葉双曲面
4を広く形成すれば良いのである。一葉双曲面4の形成
は前記第1実施例で述べた通り、Z′軸を中心にして回
転させて形成されるので、その面で反射した光は中心に
集中するようになるのである。
従って、第11図において、水平線Hの下部の両側の大部
分を一葉双曲面4として形成し、中間近傍に放物柱面
2′を残すように形成する。そして、円すい面4におけ
る反射領域をA1,A2,A3に区分すると共に、水平線Hより
上部を反射領域をBとし、下部を反射領域Cとして配光
パターンを見ると、走行用フィラメントを点灯させた場
合、第12図に示す配光パターンとなり、反射領域A1,A2
のパターンA1′,A2′が中央部に集光し、その集光部分
が水平線Hに一部が掛りながら中央部に照度の高い範囲
を形成する。
又、すれ違い用フィラメントを点灯させた場合に、第13
図に示したように、例えば右側通行では、左側の一葉双
曲面4で形成された反射領域A2がほとんど遮蔽され、右
側の反射領域A1の一部と反射領域A3とが斜め15゜のパタ
ーンA1′,A3′を形成して、すれ違い用ビームの配光パ
ターンとして理想的なものが得られる。
いづれの実施例においても、一葉双曲面の形成は放物柱
面がX′Z′平面においてZ′軸を中心に回転して形成
されるため、放物柱面とほとんど段差がなく連続して形
成されるために、すれ違い用フィラメント点灯時に、段
差によるグレアー光は全く発生しないのである。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係るヘッドランプ用複合反
射鏡は、多数の放物柱面で形成された反射面の一部に一
葉双曲面を形成したことにより、該一葉双曲面の反射領
域を、すれ違いビームにおける15゜傾斜の配光パターン
として効果的に使用でき、しかも、一葉双曲面は放物柱
面との間において一連で段差がないためグレアー光の発
生がないばかりでなく15゜上りの部分に切れ目がない配
光パターンが得られ、同時にその金型作成も容易になる
という種々の優れた効果を奏する。
又、一葉双曲面を左右対称に設けることにより、左側通
行用及び右側通行用のいづれにも兼用できるという優れ
た効果を奏する。
更に、一葉双曲面をすれ違い用フィラメントの光が反射
しない位置の大半に形成することにより、走行用フィラ
メントの点灯時に光が中央部に集光し、遠方照度の際に
遠くまで視認できるという優れた効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る第1実施例の複合反射鏡を示す正
面図、第2図は同実施例における一葉双曲面の形成手段
を説明するための説明図、第3図は同実施例における一
葉双曲面での走行用フィラメントの反射状況を説明する
ための説明図、第4図は同実施例における一葉双曲面で
のすれ違い用フィラメントの反射状況を説明するための
説明図、第5図は同実施例の走行ビームの配光パターン
図、第6図は同実施例のすれ違いビームの配光パターン
図、第7図は本発明に係る第2実施例の複合反射鏡を示
す正面図、第8図は同実施例の走行ビームの配光パター
ン図、第9図は同実施例の右側通行の場合のすれ違いビ
ームの配光パターン図、第10図は同じく左側通行のすれ
違いビームの配光パターン図、第11図は本発明に係る第
3実施例の複合反射鏡を示す正面図、第12図は同実施例
の走行ビームの配光パターン図、第13図は同実施例のす
れ違いビームの配光パターン図、第14図は従来例の複合
反射鏡の正面図、第15図は同反射鏡にレンズを取付けた
場合の第14図におけるXV−XV線に沿う断面図、第16図は
従来例のすれ違いビームの配光パターン図である。 1……複合反射鏡、2,2′……放物柱面 3……光源取付位置、4……一葉双曲面 5……走行用フィラメント 6……すれ違い用フィラメント H……水平線、V……垂直線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の放物柱面で形成された複合反射鏡に
    おいて、中心を通る水平線近傍よりも下部で且つその一
    部に、該複合反射鏡の中心の近傍をO′として、この複
    合反射鏡の光軸方向をZ′軸としたX′、Y′、Z′座
    標を作り、前記放物柱面とX′Z′平面との交線をZ′
    軸を中心に回転することにより得られる一葉双曲面また
    は円錐面を形成したことを特徴とするヘッドランプ用の
    複合反射鏡。
  2. 【請求項2】一葉双曲面または円錐面を垂直線に対して
    左右対称に設けた前記1項記載のヘッドランプ用の複合
    反射鏡。
  3. 【請求項3】一葉双曲面または円錐面をすれ違い用フィ
    ラメントの光が反射しない位置の大半にも形成した前記
    1項記載のヘッドランプ用の複合反射鏡。
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JP2604646B2 (ja) * 1991-01-28 1997-04-30 株式会社小糸製作所 車輌用前照灯の反射鏡
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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