JPH0794981B2 - 軸物センター穴の真円度簡易測定装置 - Google Patents

軸物センター穴の真円度簡易測定装置

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JPH0794981B2
JPH0794981B2 JP62015368A JP1536887A JPH0794981B2 JP H0794981 B2 JPH0794981 B2 JP H0794981B2 JP 62015368 A JP62015368 A JP 62015368A JP 1536887 A JP1536887 A JP 1536887A JP H0794981 B2 JPH0794981 B2 JP H0794981B2
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measuring
center
center hole
roundness
measuring device
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輝郎 山下
力 神田
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、軸物製品における加工基準であるセンター
穴の真円度を、軸物製品の両端を支持することにより仮
中心を定め、この仮中心から被測定部位までの距離、即
ちセンター穴の半径寸法の変化量を真円度の代用値とし
て測定する軸物センター穴の真円度簡易測定装置に関す
るものである。
従来の技術 軸物製品における加工基準であるセンター穴の真円度の
測定は、従来においては例えば第4図に示すように軸物
製品1に形成された角度センター穴1aの真円度を測定す
る場合には、ボールゲージ2を、また第5図に示すよう
に軸物製品3の球面センター穴3aの場合には円錐ケージ
4をそれぞれ用い、これらボールゲージ2および円錐ゲ
ージ4の外周面にブルーあるいは光明丹等の顔料を塗布
し、前記各センター穴1a,3a内で回転させて当りチェッ
クを行なって測定するのが一般的であった。
発明が解決しようとする問題点 しかし、前記した従来のセンター穴の真円度の測定法に
おいては、ボールゲージあるいは円錐ケージの外周面に
塗布された顔料が、センター穴の内周面に摺擦した部分
だけこの内周面に転移付着することにより、ゲージ側の
顔料が失われた部分の状態あるいはセンター穴の内周面
への顔料の付着状態を観察して前記センター穴の真円度
を測定することから、測定作業に熟練を要するととも
に、真円度の測定値を計量的に得ることができないとい
う問題点があった。
また、半径法により真円度を計量的に測定する装置もあ
るが、それらの装置の多くは製品の外形の真円度を測定
する装置のため、軸物製品のセンター穴の真円度を測定
するためには適さず、また三点法により円孔の真円度を
測定する装置として三脚ゲージを使用する装置もある
が、これらの装置は測定に時間がかかるとともに高価で
ある等の問題点があった。
この発明は上記問題点に鑑みなされたもので、軸物製品
のセンター穴の真円度を仮中心からの半径寸法の偏差値
により計量的にあらわすことにより短時間で容易に測定
できる軸物センター穴の真円度簡易測定装置の提供を目
的としている。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するための手段としてこの発明の測定
装置は、両端にセンター穴を備えた被計測物である軸物
製品の前記センター穴に係合してこれを支持する円錐形
をした測定用センター本体と、この測定用センター本体
から若干離隔して該測定用センター本体の母線と平行に
配設され、かつ平行移動して測定用センター本体に接近
離隔可能にその基端を測定用センター本体に支持された
細棒状の測定子と、前記測定用センター本体に取り付け
られて前記測定子の変位量を検出する検出器と、この検
出器の検出した変位量に基づいて偏差値演算を行なうと
ともに演算結果を出力する計測手段とを備えていること
を特徴としている。
作用 この軸物センター穴の真円度簡易測定装置は、軸物製品
の両端をセンターで支持することにより仮中心を定め、
両端の各センター穴の仮中心からの半径寸法の変化量を
測定し、その最大値と最小値から偏差値を求めて、この
値を真円度の代用値として用いて測定する装置である。
これは、従来の半径法による真円度の測定方法が、被測
定物を仮中心0のまわりに一定回転角θ=360゜/n
(nは4より大きい整数)ずつ回転させて測微器のふれ
Δri(i=1,2,………n)をよみとれば、Δri=a0+a1
cos(θ+β)+a2cos(2θ+β)+……とな
る。ここでa0は測微器の原点に対応する値a1cos(θ
+β)は仮中心の偏心量となる。したがって真円から
の狂いΔは、Δ=Δri−{a0+a1cos(θ+β)}
であらわされ、半径法の真円度がΔmax−Δminで規定さ
れるのに対して、本発明の真円度簡易測定装置において
は、仮中心の偏心量を求めずに、単に、各センター穴の
仮中心からの半径寸法の測定値のみから演算して偏差値
(最大値−最小値)を求め、この偏差値により簡便的
に、かつ計量的に真円度をあらわす方法を採用してい
る。
すなわち、この真円度簡易測定装置は、一端をセンター
に支持した軸物製品の他端のセンター穴にこの装置の測
定用センター本体および測定子を一体に係合させて仮中
心を定めた後に前記軸物製品を回転すると、仮中心から
センター穴の内周面までの距離の変化に伴って測定子が
平行移動し、この測定子の移動量を検出するとともに、
その検出されたデータが計測手段に送られ、この計測手
段において演算された偏差値が真円度の代用値として出
力される。
実 施 例 以下、この発明を第1図ないし第3図に基づき説明す
る。
第1図および第2図はこの発明に係る真円度簡易測定法
の原理を示す説明図、第3図はこの発明に係る測定法に
より真円度を測定する真円度簡易測定装置の一実施例を
示す説明図である。
第3図において、軸物製品センター穴の真円度を簡易的
に測定する測定装置11は、基部ブロック11aと、60゜の
円錐形をした測定用センター本体12と、この測定用セン
ター本体12に近接した位置に円錐形をした該測定用セン
ター本体12の母線と平行に配置された断面円形のピン状
の測定子13と、この測定子13の移動量を検出する検出装
置14と、演算機能を有する計測アンプ15と、前記測定用
センター本体12と対向位置に同軸上に配設された支持セ
ンター(図示せず)とを備えている。
前記測定用センター本体12は、その円錐頂部が装置の最
先端となるようにブラケット部11bを介して前記基部ブ
ロック11aに取付けられている。また、前記測定子13
は、その先端を測定用センター本体12の円錐頂部とほぼ
同じ位置に配設するとともに、その基端を平行板ばね16
を介して前記基部ブロック11a側に取付けて、測定用セ
ンター本体12の母線に対して平行を維持して移動可能に
配設されている。また、前記検出器14は、測定子13の移
動方向に対して垂直となるように前記ブラケット部11b
に取付けられ、その先端の検出部14aは前記測定子13の
側面に当接させて測定子13の変位量を検出できるように
配設されており、この検出器14に計測アンプ16がリード
線を介して接続され、この計測アンプ16は前記検出器14
からの検出データに基づいて偏差値演算を行なうととも
に演算結果を表示するようになっている。
次に上記のように構成される測定装置11を使用する本発
明の測定方法を第1図および第2図に基づき説明する。
センター穴の真円度を測定される軸物製品17は、その中
心線C上の両端にそれぞれセンター穴17a,17bが形成さ
れており、その一方のセンター穴17aに支持センター18
を係合させ、かつ他方のセンター穴17aに測定用センタ
ー本体12および測定子13を一体に差込んで両センター1
2,18により支持されて仮中心Oに芯出しされてセットさ
れる。このとき、前記測定子13はセンター穴17aの内周
面の測定基準部(一般にゲージ径と呼ばれる部位)に接
触し、仮中心Oからの測定基準部までの距離の変化に応
じて移動するように配設され、また検出器14は、前記測
定子13の移動量を、予め設定された基準半径に対する変
化量として検出するように配置されている(第1図参
照)。
次に、一端を支持センター18に他端を測定用センター本
体12により支持された軸物製品17を第2図において矢印
A方向に回転させると、センター穴17aの内径の形状
(第2図において太実線で示す)に応じて、測定子13が
測定用センター本体12から離反する方向もしくは接近す
る方向に移動し、その移動量は検出器14により基準半径
に対する変化量として検出されるとともに、検出された
データは計測アンプ15に送られ、該計測アンプ15におい
て予め設定された基準半径の寸法と送られてきたデータ
とにより仮中心Oからの半径寸法を算出し、先ず最大半
径Rmaxと最小半径Rminとを求め、この最大半径Rmaxと最
小半径Rminとの差、即ち偏差値を演算し、演算により得
られた偏差値は真円度の代用値として計測アンプ15の表
示装置に表示される。
そして、上記のように軸物製品17のセンター穴17aの真
円度を簡便かつ計量的に測定できることから、軸物製品
の製品検査時におけるセンター穴の真円度の精度誤差が
許容範囲内であるか、または許容範囲外であるかによる
合否判定等にバラツキがなくなり、品質の向上が図れ
る。なお、上記実施例においては、軸物製品17の一端の
センター穴17aに支持センター18を、他端のセンター穴1
7bに測定用センター本体12および測定子13をそれぞれ係
合させて真円度を測定する場合について説明したが、両
端のセンター穴17a,17bのそれぞれに測定用センター本
体12およ測定子13を予め係合させておき、各センター穴
17a,17bの真円度を測定するようにもできる。
発明の効果 以上説明したようにこの発明に係る測定装置は、両端に
センター穴を備えた被計測物である軸物製品の前記セン
ター穴に係合してこれを支持する円錐形をした測定用セ
ンター本体と、この測定用センター本体から若干離隔し
て該測定用センター本体の母線と平行に配置され、かつ
平行移動して測定用センター本体に接近離隔可能にその
基端を支持された細棒状の測定子と、前記測定用センタ
ー本体に取付けられて前記測定子の変位量を検出する検
出器と、この検出器の検出した変位量に基づいて偏差値
演算を行なうとともに演算結果を出力する計測手段とを
備えているので、構造が簡単であるとともに、真円度の
測定の操作が容易でかつ短時間に測定できる。また、被
計測物を支持する測定用センター本体と、この被計測物
の真円度を測定する測定子とが一体に設けられているた
め、コンパクトかつシンプルな構成とできるとともに、
測定精度の高い装置とすることができ、また装置のコス
トも安価である等の優れた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの発明に係る真円度簡易測定法
の原理を示す説明図、第3図はこの発明に係る測定法に
より真円度を測定する真円度簡易測定装置の一実施例を
示す説明図、第4図および第5図は従来の真円度測定法
の例を示すもので、第4図はボールゲージによる測定法
を示す説明図、第5図は円錐ゲージによる測定法を示す
説明図である。 11……測定装置、11a……基部ブロック、11b……ブラケ
ット部、12……測定用センター本体、13……測定子、14
……検出器、14a……検出部、15……計測アンプ、16…
…平行板ばね、17……軸物製品、17a,17b……センター
穴、18……支持センター、O……仮中心、Rmax……最大
半径、Rmin……最小半径。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端にセンター穴を備えた被計測物である
    軸物製品の前記センター穴に係合してこれを支持する円
    錐形をした測定用センター本体と、この測定用センター
    本体から若干離隔して該測定用センター本体の母線と平
    行に配設され、かつ平行移動して測定用センター本体に
    接近離隔可能にその基端を測定用センター本体に支持さ
    れた細棒状の測定子と、前記測定用センター本体に取り
    付けられて前記測定子の変異量を検出する検出器と、こ
    の検出器の検出した変位量に基づいて偏差値演算を行な
    うとともに演算結果を出力する計測手段とを備えている
    ことを特徴とする軸物センター穴の真円度簡易測定装
    置。
JP62015368A 1987-01-26 1987-01-26 軸物センター穴の真円度簡易測定装置 Expired - Lifetime JPH0794981B2 (ja)

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JPS5819504A (ja) * 1981-07-28 1983-02-04 Mitsutoyo Mfg Co Ltd 形状測定装置
JPS6090608U (ja) * 1983-11-28 1985-06-21 株式会社 東京精密 真円度測定装置

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