JPH0793829B2 - 振動波モーター装置 - Google Patents

振動波モーター装置

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JPH0793829B2
JPH0793829B2 JP61029790A JP2979086A JPH0793829B2 JP H0793829 B2 JPH0793829 B2 JP H0793829B2 JP 61029790 A JP61029790 A JP 61029790A JP 2979086 A JP2979086 A JP 2979086A JP H0793829 B2 JPH0793829 B2 JP H0793829B2
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/14Drive circuits; Control arrangements or methods
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/16Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors using travelling waves, i.e. Rayleigh surface waves

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は電歪素子、磁歪素子等の電気−機械エネルギー
変換素子を用い進行性振動波を発生させ、該振動波にて
ローターを駆動する超音波モーター(振動波モーター)
の駆動回路に関するものである。
<従来技術> 超音波モーター(以下SSMと称す。)にあっては、固定
子上の異なる位置に配された電歪素子にそれぞれ異なる
位相の周波電圧を印加して固定子表面に進行性振動波を
発生させ、該振動作にて固定子と摩擦接触する移動体を
駆動している。該SSMの電歪素子に上記周波電圧を印加
するに際して、駆動電極を配して、該電極にそれぞれ異
なる位相(90゜位相の異なる)の周波電圧を印加する必
要があるが、上記各電極への周波電圧を供給する信号源
での各供給信号が90゜位相が異なっているとしても各電
極に実際印加される周波電圧としては90℃位相ずれた状
態の電圧が印加される保証がない。
第1図はSSMの固定子1上に対する駆動電極1−1、1
−2及び共通電極1−4の配設形状を示す構成図であり
第2図は上記電極1−1、1−2への電圧印加回路を示
している。該第2図から明らかな如くSSMの駆動電極1
−1、1−2に周波電圧が印加されるに際し、アンプ
7、コイル10を介して電極1−1に対して上記周波電圧
が印加され、又アンプ8、コイル11を介して電極1−2
に対して周波電圧が印加される。ここでアンプ7、8へ
供給される周波電圧が互いに90゜位相差があったとして
もアンプ7、8、コイル10、11、電極1−1、電極1−
2、電極1−4、の電気的特性のばらつき等にて電極1
−1と1−2には90゜位相差の周波電圧が印加される保
証がない。このため、電極1−1と1−2の電圧波形を
検知して、これらの位相関係が90゜となる様帰還制御を
行なうことが考えられる。該方法によると電極1−1と
1−2には90゜位相差信号を印加することが出来るが、
実際には電極1−1と1−2への印加電圧の位相差は90
゜を中心として前後した信号が繰り返えし印加されるこ
ととなりSSMの回転むらの原因となるおそれが生じる。
即ち、固定子と摩擦接触する移動体との関係は理想的に
は均一であるが、実際問題として移動体と固定子の位置
関係は回転位置により異なっている。よって電極1−1
と電極1−4間の電気的特性と電極1−2と電極1−4
間の電気的特性は移動体の回転位置に大じて変化するこ
ととなる。この様に電極1−1と電極1−4間の特性と
電極1−2と電極1−4間の特性が回転時移動体の固定
子に対する位置により異なるため、上記の帰還制御方法
によると移動体の変化に応じて常に位相差関係が調定さ
れることとなる。
第3図は電極1−1と1−2に印加される周波電圧の位
相差関係を示す波形図である。
今、アンプ7と8と、コイル10と11の電気的特性が同一
であるものとする。この場合、移動体の固定子に対する
回転位置が電極1−1と1−4、電極1−2と1−4の
電気的特性の関係で同一の位置にある時には第3図の
〜の如く互いに90゜位相の異なる信号をそれぞれアン
プ7、8に印加すればこの間電極1−1、1−2には90
゜位相の異なる周波電圧が印加される。一方、移動体の
回転位置が電極1−1と1−4間の電気的特性と電極1
−2と1−4間の電気的特性とで異なった位置にある時
にはアンプ7と8への入力信号として第3図の(a)
(b)における〜の関係の信号を与えても電極1−
1と1−2には位相90゜異なる周波電圧は印加されない
こととなる。よって、この場合上記帰還制御がなされて
いるとするとアンプ7、8へ入力する信号の位相差を90
゜から変化させ結果的に、この期間における電極1−1
と1−2へ印加される周波電圧を90゜位相差に移行させ
る様制御される。即ち、上記移動体の位置により電極1
−1と1−4、電極1−2と1−4間づつの電気的特性
が異なる状態になった期間(第3図の〜)における
電極1−1と1−2間の90゜に対する位相差のずれ分に
応じた帰還制御にてアンプ7への印加電圧に対してアン
プ8への印加電圧の位相が正常時の90゜位相差に対し△
T分進ませることにて電極1−1と1−2間の周波電圧
を90゜位相差関係に保つことが出来るとすると、この期
間(第3図の〜)アンプ7、8への印加電圧は第3
図の(a)(b)における〜時点の状態となる上記
期間〜におけるアンプ8への印加信号のデユーテイ
及び周期は50%及びTであるのに対して期間〜にお
けるデューティ及び周期は 及びT−△Tとなる。この様に上記帰還制御を行なった
場合、デユーテイと周期の異なる信号がアンプ8に移動
体の回転によって次々繰り返えし供給され、これにて電
極1−2へは時々刻々レベルと周波数の異なる信号が印
加されることとなりSSMの回転むらの原因となる。
<目的> 本発明は上記の事項に鑑みなされたもので、その構成と
して、位相の異なる周波信号をそれぞれ振動体に配され
た電気−機械エネルギー変換素子に印加して、振動体を
励振させ、駆動力を得る振動波モーター装置において、 帰還制御回路にて前記エネルギー変換素子部に印加され
る周波信号間の位相差を検知して、該位相差を所定の値
に保持させるように位相差関係を所定期間帰還制御させ
た際における前記位相差関係の変化状態に基づいて位相
差データーを演算回路にて演算するとともに、該位相差
データーを設定する設定回路と、該設定回路に設定され
たデーターに応じた位相差にて前記周波信号を形成する
周波信号形成回路を設け、上記周波信号の位相差の帰還
制御にて得たデーターに応じた位相差に位相差を固定制
御し、上述の回転むらを防止せんとするものである。
<実施例> 第4図は本発明に係る超音波モーターの固定子の電極形
状を示す構成図で第1図示の構成と同構成となってい
る。尚1−3は固定子の共振状態を検出するためのモニ
ター電極を示しており共通電極1−4は電極1−1,1−
2,1−3の各電極に対向する電極に接続されている。
第5図は本発明に係る超音波モーター(以下SSMと称
す。)の駆動回路の一実施例を示す回路図である。
図において、1は表面上に電歪素子が配される固定子、
1−1,1−2,1−3は第4図示の電極、10,11はコイル、
7,8はアンプである。
16,17はそれぞれ電極1−2,1−1に接続され、被電極の
正弦波を整形してロジツクレベルのパルスに変換するコ
ンパレーターである。又2はモニター電極の出力波形
(正弦波)をロジツクレベルのパルスに変換するコンパ
レータである。12はその一方の入力端Rを前記コンパレ
ーター2の出力と接続すると共に他方の入力端Sをイン
バーター18と接続するフエイズコンパレーター(位相比
較回路)で例えばUSP4291274号等にて周知であり、その
詳細な説明は省略するが入力信号の位相差を検知して位
相差が存在する場合のみ出力を発生するものである。
該コンパレーター12のプロツク構成及び入力出力特性は
第6図及び第7図に示す通りであり、入力端Rへの入力
パルス(立上り信号)が入力端Sへの立上り信号より先
に入力された場合には立上り信号差の期間のみ出力はVc
c(ハイレベル信号以下Hと称す。)となり、上記入力
端Sへの立上り信号の入力にて出力はオープン状態(高
インピーダンス状態)となる。
又、入力端Sへの入力パルス(立上り信号)が入力端R
への立上り信号より先に入力された場合には立上り信号
期間出力はグランドレベル(ロウレベル以下Lと称す)
となる。
又、出力がH又はLを示す場合以外はオープン状態とな
るものである。よって、位相差がゼロの時には出力はオ
ープン状態のまま保持される。
4はローパスフイルターでコンパレーター12の出力を平
滑化している。5はデユティ比50%の信号を入力電圧に
応じた周波数で出力する電圧制御発振器(VCO)で、そ
の入力はローパスフイルター4の出力に接続されてい
る。
19はVCO5の出力を32分周する分周回路で、該分周回路の
出力はアンプ、コイル10を介して電極1−1に印加され
る。又分周回路19の出力は16段のシフトレジスター20の
D入力端に接続されている。該レジスター20のクロツク
端子には上記VCO5の出力がクロツクパルスとして入力さ
れている。分周回路19、出力パルスに対するVCO5の周波
数は32倍となっているため、シフトレジスター20の出力
Q1〜Q16はD入力信号(分周回路19の出力パルス)に対
して0゜から180゜まで11.25゜ずつ位相のずれた(遅れ
た)D入力信号と同一周期のパルスが出力されることと
なる。尚VCO5の発振周波数はSSMの共振周波数の32倍に
設定している。21はレジスター20の出力Q1〜Q16のうち
いづれか一つの出力をカウンター22の出力に基づき選択
するマルチプレクサーであり、該マルチプレクサー21の
出力はアンプ8、コイル11を介して電極1−2に印加さ
れる。25は8段のシフトレジスターで、該レジスターの
D入力端には上記コンパレーター17の出力が入力され、
又クロツク入力には上記VCO5の出力が入力されているた
め、出力端Q8からはD入力端への入力信号に対して90゜
遅れたパルスが出力される。即ち、分周回路19の出力パ
ルスとコンパレーター17のパルスは同一の位相関係であ
り、かつ同一周期のパルスとなるため、該パルスをD入
力として入力し、VCO5の出力をクロツクとして入力する
シフトレジスター25の8段目の出力Q8としてはD入力信
号、即ち電極1−1の信号に対して90゜遅れたパルスと
なる。
24は、フエイズコンパレーターで、該コンパレーター24
のブロツク構成及び入出力特性は第8,第9図に示す通り
であり、入力端Rへのパルスが入力端Sへのパルスより
も先に立上がった場合には入力端Sへのパルス立上がる
までj1をLとなす。
又、入力端Sへのパルスが入力端Rへのパルスよりも先
に立上がった場合には入力端Rへのパルスが立上るまで
j2をLとなすものである。
該コンパレーター24の入力端Sは上記コンパレーター16
の出力端に接続し、入力端Rは前記レジスター25の出力
端Q8に接続している。
上述の如くレジスター25の出力Q8からのパルスは電極1
−1の波形(コンパレーター17の出力(第10図(a))
に対して90゜遅れたパルス(第10図(c))であり、こ
れがコンパレーター24のR入力端に入力し、又コンパレ
ーター24のS入力端には電極1−2の波形と同位相のパ
ルス(コンパレーター16の出力(第10図(b))が入力
されている。
よって、電極1−1と1−2の波形が90゜ずれている状
態ではコンパレーター24のR、S入力として同位相のパ
ルスが入力されるためコンパレーター24のj1,j2は共に
Hを出力する。又、第10図(b)点線で示した如く電極
1−2の波形、即ちコンパレーター16のパルスが電極1
−1の波形、即ちコンパレーター17のパルスに対してそ
の位相関係が90゜以内となった場合は、コンパレーター
24のS入力端の立上りパルスのちがR入力端への立上り
パルスよりも先となるので、コンパレーター24は出力端
j2をLとなす。又、逆にコンパレーター17のパルスに対
してコンパレーター16のパルスの位相関係が90゜以上と
なった場合にはコンパレータ24の出力端j1をLとなす。
24はアツプダウンカウンターでアツプ入力及びダウン入
力端への立上り信号に応答して、1ステツプのアツプ及
びダウン動作を行なう。該カウンター22のアツプ入力端
はアンドゲート28を介してコンパレータ24の出力端j2
接続され又ダウン入力端はアドゲート27を介して出力端
j1と接続されているため、電極1−1と1−2の波形の
位相関係が90゜以内となった時にはカウンター22はアツ
プカウントを行ない、逆に90゜以上となった場合にはダ
ウンカウントを行なう。
該カウンター22の出力(4ビツト)は上記マルチプレク
サーに接続しており、マルチプレクサー21はカウンター
のカウント値が増加するほどレジスター20の後段ビツト
の出力を選択する様構成されている。これらのコンパレ
ーター24、カウンター22、マルチプレクサー21の構成に
て、電極1−1と1−2の波形の位相関係が90゜以内と
なった際にはカウンター22のカウントアツプがなされ、
レジスター20の該段出力が選択されるため、電極1−2
へ印加される波形が遅れ電極1−1と1−2の波形の位
置関係を90゜方向へ移行させる。又逆に電極1−1と1
−2の波形の位相関係が90゜以上となるとカウントダウ
ンがなされ電極1−2に印加される波形の位相を進ませ
るため、その位相関係を90゜方向に移行させることとな
り、常に電極1−1と1−2の波形の位相関係は90゜に
なる用制御される。
26は第11図示のプログラムフローに従って作動するマイ
クロプロセツサーで、該プロセツサーの入力ポートPA0
〜PA3は上記カウンター22の出力端Q0〜Q3に接続されて
いる。又該プロセツサー26の出力ポートPB0〜PB3はカウ
ンター22のデータ入力端子D0〜D3に接続され、該カウン
ター22はデータ入力端子D0〜D3を介して入力されたデー
ターを出力単Q0〜Q3に出力する。該プロセツサー26の出
力ポートPC0はカウンター22のラツチ入力端Lと接続しP
C0からの信号にて1カウンター22は上記データー入力端
D0〜D3への入力信号を取り込む。又出力ポートPC1はア
ンドゲート27,28の一方の入力端と接続し、該ポートPC1
からの信号にてアツプダウン入力端への入力を禁止す
る。尚、電極1−1と電極1−3の配置関係としては90
゜ずれた位置関係にあるものとする。
次いで、該第5図実施例の動作について説明する。
不図示の電源を投入することにてマイクロプロセツサー
26が作動し、第11図示のプログラムが実行される。該プ
ログラムではまず出力ポートPB0〜PB2に1をPB3に0を
出力し、次いで出力ポートPC0に0を出力した後1を送
出する。これにてカウンターのラツチ端子Lには0→1
の変化信号が入力し、カウンターはデーター端子D0〜D3
へ入力される信号をラツチする。これにてカウンター22
には初期値として「0、1、1、1」が設定される。こ
の状態でマルチプレクサー21はレジスター20の出力端Q8
を選択する。上述の如くレジスター20の出力端Q1〜Q8
そのD入力信号に対して11、25゜ずつ位相がずれた信号
をそれぞれ出力するため、出力端Q8が選択されることに
てD入力端のパルスに対して11、25×8=90゜遅れたパ
ルスが選択されることとなる。
又、プロセツサー26は出力ポートPC1から1を出力しア
ンドゲート27,28を開状態となし、更に内蔵のBレジス
ターに0を入力しBレジスターをリセツトした後、内蔵
のレジスターに16を入力する。上記各ステツプが行われ
た後プロセツサー26は所定時間(200vsec)待機状態と
なる。
一方、電源投入にてVCO5は作動を開始するため、該VCO5
からのパルスが分周回路19に入力し、分周回路19はVCO5
のパルスを32分周したパルスを出力し、該パルスをアン
プ7、コイル10を介して電極1−1に印加する。
一方、上述の如くマルチプレクサー21からはレジスター
20のQ8出力端のパルス、即ち分周回路19のパルスに対し
て90゜ずれたパルスがアンプ8、コイル11を介して電極
1−2に印加される。コイル10及び11、電極1−1,1−
2,1−4の作用で上記各パルスは90゜位相のずれた正弦
波として各電極1−1,1−2に印加され、これにて固定
子1の表面に進行性振動波が発生し、固定子の表面と摩
擦接触している移動体が回動し、SSMが作動する。該電
極1−1,1−2の波形のそれぞれコンパレーター16,17に
てパルスに変換され、コンパレーター16のパルスはコン
パレーター24のS入力端に印加される。
一方、コンパレーター17のパルスはレジスター25のD入
力端に伝わり、該レジスターはVCO5のパルスをクロツク
として作動しているため、出力端Q8からはコンパレータ
ー17の出力、即ち電極1−1の波形に対して90゜位相が
遅れたパルスが出力され、これが、コンパレーター24の
R入力端に入力する。今、電極1−1の波形に対して電
極1−2の波形が90゜遅れているものとすると、レジス
ター25の出力端Q8からのパルスは電極1−1の波形に対
して90゜遅れるので、コンパレーター24のR及びS入力
端には同一位相のパルスが入力される。よって、この状
態ではレジスター20の出力端Q8からのパルスが選択され
たままSSMが駆動され続ける。
上記駆動に際して、レジスター20の出力端Q8が選択され
た状態にてそれぞれ90゜位相の異なるパルスがアンプ7,
8に入力している状態にあっても、電極1−1と1−2
への駆動波形が90゜位相差関係を保っていない場合には
90゜位相差関係に対する位相ずれ方向に応じてカウンタ
ー22のカウント方向が決定される。
即ち、上記電極1−1と1−2の波形の位相差が90゜以
内となった際には即ち、第10図(a)と第10図(b)の
点線で示す位相関係となった際には、上述の如くしてコ
ンパレーター24のJ2出力端からの信号がアンドゲート28
を介してアツプ入力に伝わりカウンター2が1カウント
アツプされ、これにてマルチプレクサー21はレジスター
の出力端をQ8からQ9に切換え選択する。出力端Q9のパル
スは出力端Q8のパルスに対して11.25゜遅れた位相を有
するパルスであるため、アンプ7に印加されるパルスに
対してアンプ8へ印加されるパルスの位相差は90゜から
101.25゜へ移行する。よって、電極1−2の印加波形の
位相が遅れ、電極1−1と1−2へ印加される波形の位
相差が90゜方向にシフトされる。又、逆にアンプ7と8
へ印加されるパルスの位相差が90゜を保った状態で上記
電極1−1と1−2での位相差が90゜以上の場合にはカ
ウンター22は1カウントダウンされる。これにてマルチ
プレクサー21はレジスター20の出力端Q8に変って出力端
Q7を選択する。よってアンプ7へのパルスに対してアン
プ8に印加されるパルスの位相差は90゜から11.25゜進
んだ78,75゜となり電極1−2への印加波形も進み電極
1−1の1−2との波形の位相差は90゜方向へシフトさ
れる。
以上の如くして、電極1−1と1−2への印加波形の位
相差関係は常に90゜となる様制御される。
上述の如く、電極1−1と電極1−4間の電気的特性と
電極1−2と電極1−4間の電気的特性とが移動体の回
転位置に応じて変化するものとすると、上記90゜位相差
制御動作が連続的に短周期で繰り返えし実行される。よ
って、第3図にて説明した如く、アンプ8へ印加される
パルスは時々刻々デユーテイと周期の異なるものとな
り、電極1−2への印加電圧もレベルと周波数の異なる
ものとなるため回転むらが生じるおそれが生じる。
しかしながら、本発明では上記の動作を所定時間行な
い、その間の平均的な位相差パルスを求めアンプ8へ以
後、この算出パルスを印加することにて、上記の問題を
解消している。
即ち、上記の如く90゜位相差制御がなされている過程中
プロセツサー26は所定周期(200μsec)ごとに16回カウ
ンター22のカウント値を検知し、この間のカウント値の
平均値を求めている。
詳述するとマイクロプロセツサー26は上記200μsec待期
した後入力ポートPA0〜PA3に入力されるデーター、即ち
カンウター22のカウント値を内蔵アキユムレーター(A
レジスター)に入力し、このAレジスターの内容に対し
てBレジスターの内容を加算し、この加算値をBレジス
ターに入力し、更にCレジスターの内容から1を減算
し、この減算結果がゼロとなるまで上記動作を繰り返え
し実行する。
上述の如くCレジスターには初期値として16が設定され
ているため、上記動作が16回実行され、これにてBレジ
スターには200μsecごとのカウンター22の内容の総和が
記録される。上述の如くカウンター22の内容は上記90゜
位相差制御に際し、移動体の回転位置によって時々刻々
変化するアンプ8へのパルス位相を表わす値であるた
め、上記Bレジスターには90゜位相差制御に対して変化
するアンプ8への印加されるパルス位相の総和となる。
この後プロセツサー26はBレジスターの上記総和値をA
レジスターに入力し、Aレジスターの右シフトを4回行
なう。これにてAレジスターの内容に対して16で割った
値が得られることとなり、上記総和/16がなされ、上記9
0゜位相差制御に際するカウンター22の内容の平均値が
求められる。
この後マイクロプロセツサー26は上記Aレジスターの内
容を出力ポートPB0〜PB3に送出した後出力ポートPC1
出力を0となし、ゲート27,28を閉とし以後のコンパレ
ーター24の出力のカウンター22への入力を禁止する。
又、上記動作後プロセツサー26は出力ポートPC0を0と
し次いで1となし、カウンターにラツチ信号を伝え、上
記出力ポートPB0〜PB3に送出されているデータ、即ち、
上記平均値をカウンター22へラツチする。
これにてカウンター22には上記90゜位相差制御における
アンプ8への印加パルス(アンプ7へのパルスに対する
所定位相差関係のパルス)の平均値に対応するパルスを
決定するカウント値が固定され以後、この平均値の位相
差関係を有するパルスがアンプ8へ印加され続けること
となる。この様に本発明ではアンプ8へのパルスを上記
90゜位相差制御にて変化する位相差関係のパルスの平均
値となす様制御し以後このパルスをアンプ8へ印加する
ため、電極1−1と1−2への印加波形としてほぼ90゜
を保ったものが選ばれると共に上記の回転むらを防止す
ることが出来る。
以上の動作にて電極1−1と1−2における波形の位相
差制御がなされると共に、該実施例にあっては、常に共
振周波数にてSSMが駆動される様周波数制御がなされ
る。
以下に該周波数制御動作について説明する。
SSMを共振周波数で駆動するためには駆動電極1−1又
は1−2における駆動電圧波形とモニター電極1−3に
おけるSSMの駆動状態を表わすモニター波形との位相差
関係を常に一定の関係に保持すればよい。即ち、駆動電
極1−1とモニター電極1−3の位置関係に応じて電極
1−1と1−3の波形関係も位置関係と同一位相差関係
に保てば共振状態で駆動されることとなる。今電極1−
1と電極1−3とは90゜ずれて配設されているため、電
極1−1と1−3の波形も90゜ずれるよう制御すれば共
振駆動とすることが出来る。
上述の如くレジスター25の出力端Q8の出力は第10図
(c)の如く電極1−1の波形に対して位相が90゜遅れ
たパルスとなっている。該パルスインバーター18にて反
転され第10図(e)のパルス、即ち電極1−1の波形に
対して90゜進んだパルスとしてコンパレーター12のS入
力端に伝わる。
一方、電極1−3の波形はコンパレーター2にてパルス
に変換された上コンパレーター12のR入力端に伝わる。
上述の如くコンパレーター12のR入力端へのパルスの立
上り信号がS入力端へのパルスの立上り信号よりも先に
発生している場合は上記立上り信号差分コンパレーター
12の出力はHとなり、また逆にS入力端への立上り信号
がR入力端への立上り信号よりも先に発生している場合
は立上り信号差分コンパレーター12の出力はLとなり、
更にR及びS入力端への立上り信号が同時に入力する場
合はコンパレーター12はオープン状態となる。よってコ
ンパレーター2のパレス、即ち電極1−3からの波形の
位相がインバーター18からのパルスの位相に対して進ん
だ状態となると、即ち電極1−1と1−3の波形の位相
差が90゜以上となるとその位相差期間分コンパレーター
12の出力はHとなると該Hはローパスフイルター4を介
してVOC5に入力され、VOC5への入力電圧増加し、その分
VOC5の発振周波数が高くなる。VOC5の発振周波数、即ち
電極1−1,1−2への駆動周波数が高くなる程電極1−
1に入力される信号は電極1−3に発生する信号よりも
位相が進む方向に変化する特性を有しているため、上記
電極1−1と1−3との位相差が90゜方向へ制御され
る。
また、逆に電極1−1と1−3の位相差が90゜以内とな
るとコンパレーター12のS入力端への立上り信号の方が
R入力端への立上り信号に比して先に発生するため、そ
の位相差分コンパレーター12の出力はLとなりVCO5の発
振周波数が低下するため、電極1−1,1−2への駆動周
波数も低くなり、電極1−1と1−3の波形の位相が増
大、電極1−1と1−3との位相差が90゜方向へ移行す
る。
このように電極1−1と1−3の波形の位相差検知がな
され、この位相差が常に90゜となるようにSSMの駆動周
波数が制御され、SSMは常に共振状態にて駆動制御され
ることとなる。
第12図は第5図示のSSMの具体的構成を示す回路図で第
5図と同一ブロツク部には同一記号を附してある。
図中のフエーイズコンパレーター12において、12−1,12
−2,12−13,12−14,12−15,12−16はインバーター、12
−3,12−8はアンドゲート、12−4,12−5,12−6,12−7
はオアゲート、12−9,12−12はノアゲート、12−10,12
−11はナンドゲート、12−17はPチヤンネルMOS FET,1
2−18はNチヤンネルMOS FETである。
該コンパレーター12自体公知であるので、その詳細な説
明は省略するが、その入出力特性は上述の第7図にて述
べた通りであり入力パルスの立上り信号に位相差を検知
して、ハイ、ロウ、オープン状態を示すものである。
ローパスフイルター4は抵抗4−1と4−2及びコンデ
ンサ4−3で構成され、抵抗4−1はローパスフイルタ
ー4の入出力間に、また抵抗4−2とコンデンサー4−
3は出力とグランド(GND)間に直列に接続されてい
る。VCO5において5−1はオペアンプ、5−2,5−6,5−
7,5−8,5−9はNPN型トランジスタ、5−3,5−4,5−5
はPNP型トランジスタ、5−10,5−16は抵抗、5−11は
コンデンサ、5−14,5−15はナンドゲート、5−17は定
電流源をそれぞれ示している。VCO5の入力はオペアンプ
5−1の入力であり、該アンプ5−1の入力はトラ
ンジズタ5−2のエミツタと抵抗5−10の一方に接続さ
れ、また該抵抗5−10の他方は、GNDに接続されてい
る。上記オペアンプ5−1、トランジスタ5−2抵抗5
−10にて電圧電流変換回路を構成しアンプ5−1に入力
される電圧に応じた電流をトランジスタ5−2のコレク
ターに流す。
トランジスタ5−2のコレクターはトランジスタ5−3
のコレクターとベース、トランジスタ5−4,5−5のベ
ース、更には定電流源5−17に接続されており、トラン
ジスタ5−3,5−4,5−5はカレントミラー回路を構成し
ている。
また、トランジスタ5−4のコレクタは、トランジスタ
5−6および5−7のコレクタ及びトランジスタ5−7,
5−8,5−9のベースに接続されている。トランジスタ5
−5のコレクタはトランジスタ5−8,5−9のコレクタ
及びコンパレーター5−12の入力と5−13の入力、
更にはコンデンサー5−11と接続されている。コンパレ
ーター5−12の入力には基準電圧V1が、また5−13の
入力は基準電圧V2(V1>V2)が印加されコンパレータ
ー5−12の出力はナンドゲート5−14の一方の入力に、
またゲート5−14の他方の入力にはナンドゲート5−15
の出力が接続されている。コンパレーター5−13の出力
はナンドゲート5−15の一方の入力に、またゲート5−
15の他方の入力にはゲート5−14の出力につながれてい
る。
該ゲート5−14,5−15にてフリツプフロツプが構成さ
れ、フリツプフロツプのゲート5−15の出力は抵抗5−
16を介してトランジスター5−6のベースに印加されて
いる。
分周回路19において、19−1〜19−5はD型フリツプフ
ロツプで、これらにてVOC5からの入力パルスに対する32
分周回路を構成する。
アンプ7において、7−1,7−10,7−2,7−4,7−5はNPN
型トランジスタ、7−3はPNP型トランジスタ7−7,7−
8はダイオードを示している。またアンプ8はアンプ7
と同一構成となっている。
シフトレジスター20,25において、20−1〜20−16及び2
5−1〜25−8はクロツク端子を電気VCO5の出力と接続
すると共に前段の出力端子を後段のD入力端子と接続す
るD型フリツプフロツプである。
フエーズコンパレーター24において24−1,24−2,24−3,
24−4,24−5,24−6はインバーター、24−7,24−8はア
ンドゲート、24−9,24−10,24−11,24−12はオアゲー
ト、24−13,24−14はノアゲート、24−15,24−16はナン
ドゲートである。
該12図の回路動作は上述の第5図にて説明した通りであ
るので、その説明は省略するが、フイルター4及びVCO5
の動作について補足的に説明する。
フイルター4のコンデンサー4−3はコンパレータ12の
出力に接続されているため、コンパレータ12からHが出
力される期間が長くなる程充電され高電位となり、また
Lが出力される期間が長くなる程放電され低電位とな
る。尚コンパレーター12の出力がオープン状態にある時
には、コンデンサー4−3の電位はそのままの状態に保
持される。
即ち、フイルター4はコンパレーター12の出力を平滑化
するものであり、その結果コンデンサー4−3にはコン
パレーター12の出力状態に応じた出力が発生する。
詳述すると、前述の如くコンパレーター12のR,S入力へ
の位相差がゼロ、即ち電極1−1と電極1−3位相差が
90゜の場合にはコンパレーター12の出力はオープン状態
となっているため、ローパスフイルター4のコンデンサ
ー4−3の電位はそのままの状態を保持するが、電極1
−1の波形に対して電極1−3の波形が90゜位相進みよ
りも大なる位相進み状態となった場合には上述の如くコ
ンパレーター12の出力はその位相差に応じたデユーテイ
のハイ信号が送出され、フイルター4のコンデンサー4
−3の電圧が増大する。又逆に電極1−1の波形に対す
る電極1−3の波形が90゜より少ない位相だけ進み状態
となるとコンパレーター12の出力がその位相差に応じた
デユーテイのロウ信号(グランドレベル)となり、コン
デンサー4−3の充電電位がデユーテイに応じて低下す
る。
即ち、該フイルター4はコンパレーター12の出力状態を
電圧変換した上VCOに伝える機能を有している。
上記フイルター4の出力はVCOのアンプ5−1に入力さ
れるため、抵抗5−10にはフイルター4の出力電圧に応
じた電流が流れトランジスター5−2のコレクター端子
に該電流を形成する。即ちアンプ5−1,抵抗5−10,ト
ランジスター5−2はフイルタ出力を電流に変換する電
圧−電流変換回路を接続する。詳述するとフイルター4
の出力がVであったとすると、抵抗5−10には該電圧V
が印加されるので抵抗5−10の抵抗値をRとすると、 なる電流が流れ、この電流がトランジスター5−2のコ
レクター端子に形成される。又定電流源5−17の定電流
をi2とすると、このi2と上記i1との合成電流Iがトラン
ジスター5−3から供給されることとなりカレントミラ
ー回路を構成するトランジスター5−4,5−5の電流も
上記Iとなる。
今トランジスター5−6がオフであり、かつコンデンサ
ー5−11が充電状態にあるものとする。
この状態ではトランジスター5−4に流れる電流が全て
トランジスター5−7に流れるため、トランジスター5
−7とカレントミラー回路を構成するトランジスター5
−8,5−9にもそれぞれトランジスター5−7に流れる
電流値と同一の電流が流れる。この結果、トランジスタ
ー5−5に流れる電流値とトランジスター5−8,5−9
にそれぞれ流れる電流値が同一となるため、コンデンサ
ー5−11からは上記トランジスター5−5に流れる電流
値分の電流が流出、コンデンサー5−11は該トランジス
ター5−5に流れる電流値、即ち上記Iにて放電され
る。
これにてコンデンサー5−11の電位は低下、基準レベル
V2以下となるコンパレーター5−13の出力がLとなりフ
リツププロツプを構成するナンドゲート5−15の出力H
となる。このためトランジスター5−6がオンとなる。
該トランジスター5−6がオンとなることにてトランジ
スター5−4に流れていた電流が全てグランドに流れる
と共にトランジスター5−7,5−8,5−9がオフとなる。
よって、この場合はトンランジスター5−5に流れる電
流、即ち上記Iにてコンデンサー5−11が定電流充電さ
れコンデンサー5−11の電位が上昇し基準レベルV1に達
する。これにてコンパレーター5−12が反転、出力をL
となすため、ナンドゲート5−15の出力をLとなしトラ
ンジスター5−6を再びオフとなす。この後再び上記放
電が行われ以後上記の充放電が繰り返し実行される。
上述の如くコンデンサー5−11に対する充放電は、トラ
ンジスター5−4の電流値Iで実行され、該電流値Iは
フイルターのコンデンサー4−3の電圧、即ちコンパレ
ーター12の出力状態に応じて決定されるため、上記充放
電のスピードは電極1−1と電極1−3の波形の位相差
に応じて決定されることとなる。
詳述すると電極1−1に対する電極1−3の波形が90゜
位相進み状態にある時にはコンパレーター12の出力はオ
ープン状態であるため、コンデンサー4−3の電位は一
定のまま保持されているので、上記電流値Iも一定とな
る。よって、この場合には上記コンデンサー5−11に対
する充放電動作も一定スピードとなり、フリツプフロツ
プを構成するナンドゲート5−14の出力も上記一定スピ
ードで反転するため、該フリツプフロツプの出力パルス
の周波数が一定のまま保持されSSMはこの状態では一定
の共振周波数のまま駆動保持される。
又、何らかの原因にて電極1−1に対する電極1−3の
波形が90゜位相進みよりも大となると、コンパレーター
12の出力はハイとなると共にその期間が位相差が大とな
るほど長くなるため、コンデンサー4−3は充電されそ
の電位も位相差が大となる程高くなる。よって、上記電
流値もIも大となるため、上記フリツプフロツプの出力
周波数が増加方向へ移行する。これにて電極1−1,1−
2への駆動波形の周波数が増大し、駆動波形を上記の共
振周波数へ戻し、電極1−1と1−3の波形の位相差も
上記90゜位相差へ戻る。
又、逆に駆動波形が電極1−1の波形に対する電極1−
3と波形が90゜位相進みよりも小さくなるとコンパレー
ター12の出力はロウを示すと共にロウの期間は上記位相
差が大となるほど長くなる。よって、コンデンサー4−
3の放電量も上記位相差に応じるものとなりコンデンサ
ー4−3の電位も位相差が大となる程低下し、上記電流
値Iも小となるので上記フリツプフロツプの出力周波数
が低くなる方向へ移行する。これにて電極1−1,1−2
の駆動周波数も低下し、上記共振状態へ戻り、電極1−
1と電極1−3への波形も上記90゜状態となる。
この様にVCOはその出力パルス周波数をフイルター4の
コンデンサー4−3の電位に応じて決定し、上述の如く
電極1−1,1−2への駆動周波数を共振周波数へ移行さ
せるものである。
又、SSMの駆動初期にあっては、コンデンサー4−3の
電位がゼロであり、上記トランジスター5−2のコレク
ターには電流が流れることはないが、この場合には定電
流源5−17にて規制される一定電流値にてコンデンサー
5−11に対する充放電がなされSSMが駆動される。
第13図は第5図示の実施例における一点鎖線部の回路を
マイクロプロセツサーに代わってハード回路にて構成し
た実施例を示すものであり、該回路が第5図示実施例の
一点鎖線で囲まれた回路に置き換わるものである。
図において、22はアツプ及びダウン端子、UP,DNをそれ
ぞれアンドゲート28,27の出力に接続するアツプダウン
カウンターで、上記端子への立ち下り信号によりアツプ
又はダウンカウントを行なう。又、該カウンター22はロ
ード端子LOADを有し、該端子への立ち下り信号にてデー
タ端子D0〜D3への入力信号をロードし出力端Q0〜Q3に出
力する。
30は加算器で、入力端子D0a〜D3aとD0b〜D3bへの入力信
号をクロツク端子への立ち上り信号によりバイナリーに
て加算する。
又、該加算器にはリセツト端子RESTが設けられ、該端子
へのH信号の入力にて加算器は出力Q0〜Q7をLとなす。
該加算器の入力D0a〜D3aはカウンター22の出力端Q0〜Q3
に接続し、又入力D0b〜D3bは該加算器30の出力Q0〜Q3
帰還されており、該加算器は入力D0a〜D3aへ入力される
データーを順次加算することとなる。
29はシフトレジスターでロード端子LOADへの立ち上り信
号の入力にてデーター端子D0〜D7印加されるデータを入
力する。又、該レジスターのシフト動作はシフト端子SH
IFTへの立ち上り信号が入力するたびに行なわれる。
32は4ビツトバイナリーのアツプカウンターでリセツト
端子RESTにHが入力されると全出力はLとなる。
又、該カウンターのクロツク入力に立ち上りクロツクが
入力されると、カウントアツプ動作がなされる。
又、該カウンターのキヤリー出力▲▼は、カ
ウンタのカウント値が最終値である“15"の時にLを出
力し、その他のカウント値の時にはHを出力する。
33は2ビツトのアツプカウンターで該カウンターはカウ
ント値が“3"の時にキヤリー出力▲▼がLと
なり他のカウント値ではキヤリー出力は▲▼
Hを出力する。
31はセツト入力を有するフリツプフロツプ、35,36はリ
セツト入力を有するフリツプフロツプである。41,42,4
4,45はアンドゲートである。
38は、入力信号の立ち上りによってトリガされるパルス
発生回路でQ出力に一定時間Hを出力する。39も同様
で、入力の立ち下り信号によってトリガされ出力に一
定時間Lを出力する。
48は直流電源で、47は電源スイツチであり、40は例えば
1KHzにて発振する発振器である。
該第13図示の回路の動作を説明する。
まず、スイツチ47をオンとすると全回路に電源が供給さ
れ、同時にパワーオンリセツト信号を出力するためのパ
ルス発生回路38がトリガされる。該回路38の出力は一定
時間Hを出力する。
これによりフリツプフロツプ31のQ出力はHとなってア
ンドゲート28,27を開となしフエイズコンパレータ24か
らの信号をアツプダウンカウンタ22のクロツク入力に入
力可能とする。
又、フリツプフロツプ35,36のQ出力はLとなり、カウ
ンタ32,33へのクロック入力は停止されると同時に該カ
ウンタ32,33は全てリセツトされる。(内部状態が“0"
となる) 又、更に加算器30もリセツトされQ0〜Q7出力は全てLと
なる。
この後パルス発生回路38のQ出力がLにもどると、この
立ち下り信号にてパルス発生回路39が動作し、回路39の
出力は一定時間(例えば20msec)Lとなる。
上記一定時間の経過後パルス発生回路39の出力がHに
もどると、この時のL→Hの立ち上り信号がアンドゲー
ト44の片方の入力に入力される。
該アンドゲート44の他方の入力は、カウンタ32のキヤリ
入力に接続されており該カウンタ32は、内部状態が“0"
のリセツト状態となっているので、キヤリ出力にはHが
出力されている。
従って、回路39の出力は、アンドゲート44からそのま
ま出力され、フリツプフロツプ35のクロツク入力に入力
される。該フリツプフロツプ35は出力が入力Dに接続
されており、T−フリツプフロツプを構成しておりフリ
ツプフロツプ35のクロツク入力にアンドゲート44からの
上記出力(立ち上り信号)が入力されることで、フリツ
プフロツプ35のQ出力は反転してHとなる。
フリツプフロツプ35のQ出力がHになることにより、ア
ンドゲート41の出力には発振器40からのクロツク信号が
そのまま出力される。アンドゲート41の出力は、4ビツ
トアツプカウンタ32のアツプカウントクロツクとなると
同時に加算器30の加算クロツクになる。
一方、SSMは電源スイツチ47のオン以後作動しており、
第5図にて説明した如く電極1−1と1−2への印加電
圧の90゜位相差制御動作を行なわれている。即ち、上述
の如く電極1−1,1−2への印加電圧の位相差を90゜関
係に保持する様電源スイツチ47のオンにて開状態になっ
ているアンドゲート28,27を介してパルスがカウンター2
2へ入力し、アンプ8への印加パルスの位相を常時制御
している。よって、この状態ではカウンター22のカウン
ト値は上述の如くして上記90゜位相差制御が行なわれる
結果として常時カウント値を変化させている。
又、上述の如く、発振器40の出力パルスは加算器30の加
算クロツクとして加算器30に入力するため、加算器30は
上記カウンター22の出力、即ち、加算器30の入力D0a〜D
3aへの入力信号と該加算器30の出力Q0〜Q3、即ち該加算
器ので入力D0b〜D3bへの入力信号を上記加算クロツクに
同期して加算する、よって、上記90゜位相差制御による
カウンター22のカウント値変化に対する累積加算が行な
われる。
この様に加算器30による累積加算が行われると同時に上
述の如く発振器40からのパルスはカウンター32へ入力し
ているため、カウンター32はカウント動作を行ない、そ
のカウント値が15となると、カウンター32のキヤリー出
力はLを出力し、次の入力クロツクでキヤリ出力はHと
なる。4ビツトカウンタ32のキヤリ出力は、アンドゲー
ト44を通り、フリツプフロツプ35のクロツク入力に接続
されているので4ビツトカウンタ32のキヤリ出力がLか
らHになると、フリツプフロツプ35の出力Qは反転して
Lとなる。従って、発振器40の出力はアンドゲート41を
通過しなくなり、4ビツトカウンタ32はカウントを停止
すると同時に、加算器30も加算を停止する。この間に加
算器30の加算クロツクに入力されたクロツクの数は16コ
となっているので、加算器30はカウンター22のカウント
値を16回累積加算したこととなる。
一方4ビツトカウンタ32のキヤリ出力がHとなることに
より上述の如くフリツプフロツプ35のQ出力がLになる
と同時に出力はHとなると、該出力の立ち上り信号
は、フリツプフロツプ31のクロツクに接続されているの
でフリツプフロツプ31の出力Qは反転してLになる。従
って、フエイズコンパレータ24からの出力信号は、アン
ドゲート27,28を通過しなくなり、アツプダウンカウン
タ22は動作を停止する。また同時にフリツプフロツプ35
の出力は、シフトレジスタ29のロード端子LOADに接続
されているので上述の如く16回加算した結果を出力して
いる加算器30の出力をシフトレジスタは内部にロードす
ることになる。
又、上述の如く4ビツトカウンタ32のキヤリ出力がLか
らHになると、この立ち上り信号は、アンドゲート45を
通りフリツプフロツプ36のクロツクに入力される。従っ
てフロツプフロツプ36のQ出力は反転してHとなり、こ
れによりアンドゲート42を通り発振器40からのクロツク
が2ビツトカウンタ33のクロツク入力に入力されると同
時にシフトレジスタ29のシフトクロツクにも入力され
る。上記の如くしてカウンター33へのクロツクが入力を
開始しカウンターがカウント動作を行ないそのカウント
“3"になるとカウンター33のキヤリ出力がLとなり、次
のクロツクの入力でHとなる。このL→Hの信号変化は
アンドゲート45を通過して、フリツプフロツプ36のクロ
ツク入力に入力されフリツプフロツプ36のQ出力は反転
してLとなる。従って発振器40の出力はアンドゲート42
を通過できなくなり、2ビツトカウンタ33はカウントを
停止する。この間にアンドゲート42の出力に現われるク
ロツクは4コであり、このクロクウはシフトレジスタ29
のシフトクロツクとなっている。よってこのクロツクに
よりシフトレジスタ29にロードされたデータの上位4ビ
ツトが下位4ビツトに現われることになる。すなわち、
はじめにロードされたデータを16で割ったことになり、
レジスター29の値は上述の加算器出力の平均値となる。
又、一方フリツプフロツプ36のQ出力の上記Lへの変化
と同時にフリツプフロツプ36の出力はHとなる。該H
はアツプダウンカウンタ22のロードクロツク入力に接続
されているのでシフトレジスタ29の内容、即ち上記平均
値がアツプダウンカウンタにロードされる。
この様にしてカウンター22の内容が上述の90゜の位相差
制御における平均値となり、以後、この平均値に基づい
た位相差関係を有するパルスが第5図実施例と同様にし
てアンプ8へ印加されることとなる。
<効果> 以上の通り、本発明にあっては、駆動電極への印加周波
電圧の位相差を所定(特定)の関係となる様帰還制御を
行なうと共に、該帰還制御に追従して変化する上記位相
差関係のデーターに応じて平均値等の位相差データーを
求め、この位相差データーにて上記位相差関係をロツク
するものであるので、上記周波電圧をほぼ上記特定の関
係に保持することが出来ると共に、上記帰還制御による
回転むらを防止し得るものである。
尚、実施例にあっては、平均値を求めるに際しレジスタ
ーのシフト動作を利用しているが、これに代えてロジツ
クの割算回路を設けても良い。又、平均値を求めるに際
し、周期的にカウンター22へ入力するカウント値の入力
回数で割っているが、上記カウンター22へカウント値が
入力される時間を関数として割算を行なっても良い。
又、更に上記割算処理をアナログ演算で行なっても良
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は超音波モーターの固定子の電極形状を示す説明
図、 第2図は第1図の電極への駆動電圧印加回路部の構成を
示す回路図、 第3図(a),(b)は超音波モーターにおける電極へ
の周波電圧の制御状態を示す波形図、 第4図は本発明に係る超音波モーターの固定子の電極形
状を示す説明図、 第5図は本発明に係る超音波モータの駆動回路の一実施
例を示すブロツク図、 第6図は第5図示のコンパレーター12の構成を示すブロ
ツク図、 第7図(a),(b),(c)は第6図示のコンパレー
ターの特性を示す波形図、 第8図は第5図のコンパレーター24の構成を示すブロツ
ク図、 第9図(a),(b),(c),(d)は第8図示のコ
ンパレーターの特性を示す波形図、 第10図(a),(b),(c),(d),(e),
(f)は第5図示の実施例の動作を説明する波形図、 第11図は第5図示のプロセツサー26の動作を示す説明
図、 第12図は第5図実施例の具体的回路構成を示す回路図、 第13図は本発明に係る駆動回路の他の実施例を示す回路
図である。 19……分周回路 20,25……シフトレジスター 24……コンパレーター 22……アツプダウンカウンター 26……プロセツサー 21……マルチプレクサー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】位相の異なる周波信号をそれぞれ振動体に
    配された電気−機械エネルギー変換素子に印加して、振
    動体を励振させ、駆動力を得る振動波モーター装置にお
    いて、 帰還制御回路にて前記エネルギー変換素子部に印加され
    る周波信号間の位相差を検知して、該位相差を所定の値
    に保持させるように位相差関係を所定期間帰還制御させ
    た際における前記位相差関係の変化状態に基づいて位相
    差データーを演算回路にて演算するとともに、該位相差
    データーを設定する設定回路と、該設定回路に設定され
    たデーターに応じた位相差にて前記周波信号を形成する
    周波信号形成回路を設けたことを特徴とする振動波モー
    ター装置。
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