JPH0793782A - 光学ヘッド装置 - Google Patents
光学ヘッド装置Info
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- JPH0793782A JPH0793782A JP23849193A JP23849193A JPH0793782A JP H0793782 A JPH0793782 A JP H0793782A JP 23849193 A JP23849193 A JP 23849193A JP 23849193 A JP23849193 A JP 23849193A JP H0793782 A JPH0793782 A JP H0793782A
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- Japan
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- objective lens
- signal
- circuit
- head device
- optical head
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- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明の目的は、高速移動可能であって、磁
気回路を不要とした軽量な対物レンズ駆動機構を提供す
ることにある。 【構成】この発明の光学ヘッド装置3の対物レンズ8を
保持するボビンケース26は、圧電素子23a,23b及び23
cを含みボビンケース26を光ディスク1の記録面と直交
する方向に移動させる第一の支持手段23と、圧電素子24
a,24b及び24cを含みボビンケース26を光ディスク1
の記録面に含まれるトラックと直交する方向に移動させ
る第二の支持手段24とによって、光ディスク1の記録面
と直交する方向及び記録面のトラックと直交する方向
に、自在に移動される。
気回路を不要とした軽量な対物レンズ駆動機構を提供す
ることにある。 【構成】この発明の光学ヘッド装置3の対物レンズ8を
保持するボビンケース26は、圧電素子23a,23b及び23
cを含みボビンケース26を光ディスク1の記録面と直交
する方向に移動させる第一の支持手段23と、圧電素子24
a,24b及び24cを含みボビンケース26を光ディスク1
の記録面に含まれるトラックと直交する方向に移動させ
る第二の支持手段24とによって、光ディスク1の記録面
と直交する方向及び記録面のトラックと直交する方向
に、自在に移動される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光学的情報記録再生
装置に係り、特に、対物レンズをフォーカス方向及びト
ラック方向に移動可能に保持するレンズ保持機構並びに
レンズ駆動機構からなる光学ヘッド装置に関する。
装置に係り、特に、対物レンズをフォーカス方向及びト
ラック方向に移動可能に保持するレンズ保持機構並びに
レンズ駆動機構からなる光学ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8には、今日利用されている光学的情
報記録再生装置に組み込まれる光学ヘッド装置の一例が
示されている。図8によれば、レンズホルダ79に固定さ
れた対物レンズ71は、2枚の平行板バネ72,73を介して
水平方向に移動可能に保持されている。この板バネ72,
73は、中間支持金具74、及び、4枚の板バネ75により垂
直方向に移動可能に支持されている。
報記録再生装置に組み込まれる光学ヘッド装置の一例が
示されている。図8によれば、レンズホルダ79に固定さ
れた対物レンズ71は、2枚の平行板バネ72,73を介して
水平方向に移動可能に保持されている。この板バネ72,
73は、中間支持金具74、及び、4枚の板バネ75により垂
直方向に移動可能に支持されている。
【0003】この構成によれば、対物レンズ71 (レンズ
ホルダ79) は、マグネット77とコイル78にて構成された
磁気回路により、垂直方向即ち図8 (b) でm−nで示
される方向、及び、水平方向即ち図8 (b) でk−lで
示される方向に移動されることから、対物レンズ71のフ
ォーカシング及びトラッキングが可能となる。
ホルダ79) は、マグネット77とコイル78にて構成された
磁気回路により、垂直方向即ち図8 (b) でm−nで示
される方向、及び、水平方向即ち図8 (b) でk−lで
示される方向に移動されることから、対物レンズ71のフ
ォーカシング及びトラッキングが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示されているように、対物レンズ71を駆動させる機構と
して磁気回路 (マグネット77とコイル78) を用いた場
合、構造が複雑となるばかりでなく、光学系としての重
量が大きくなる問題がある。また、板バネ72,73及び75
では、対物レンズ71 (レンズホルダ79) が移動可能なダ
イナミックレンジ (移動量) を満足に確保できず、ま
た、レンズ移動速度が低下される問題がある。
示されているように、対物レンズ71を駆動させる機構と
して磁気回路 (マグネット77とコイル78) を用いた場
合、構造が複雑となるばかりでなく、光学系としての重
量が大きくなる問題がある。また、板バネ72,73及び75
では、対物レンズ71 (レンズホルダ79) が移動可能なダ
イナミックレンジ (移動量) を満足に確保できず、ま
た、レンズ移動速度が低下される問題がある。
【0005】さらに、板バネ72,73及び75では、傾きに
対して剛性が弱いすなわち不所望な振動が生じやすいと
いう問題がある。この発明の目的は、高速移動可能であ
って、磁気回路を不要とした軽量な対物レンズ駆動機構
を提供することにある。
対して剛性が弱いすなわち不所望な振動が生じやすいと
いう問題がある。この発明の目的は、高速移動可能であ
って、磁気回路を不要とした軽量な対物レンズ駆動機構
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、光を記録媒体に向かって集光
させる対物レンズと、この集光手段を任意の方向に移動
可能に保持する保持手段と、圧電素子を含み、上記保持
手段を上記記録媒体の記録面と直交する方向に移動させ
る第一の支持手段と、圧電素子を含み、上記保持手段を
上記記録媒体の記録面に含まれるトラックと直交する方
向に移動させる第二の支持手段とを有する光学ヘッド装
置を提供するものである。
に基づきなされたもので、光を記録媒体に向かって集光
させる対物レンズと、この集光手段を任意の方向に移動
可能に保持する保持手段と、圧電素子を含み、上記保持
手段を上記記録媒体の記録面と直交する方向に移動させ
る第一の支持手段と、圧電素子を含み、上記保持手段を
上記記録媒体の記録面に含まれるトラックと直交する方
向に移動させる第二の支持手段とを有する光学ヘッド装
置を提供するものである。
【0007】また、この発明によれば、光を記録媒体に
向かって集光させる対物レンズと、この集光手段を任意
の方向に移動可能に保持する保持手段と、圧電素子を含
み、上記保持手段を上記記録媒体の記録面と直交する方
向に移動させる第一の支持手段と、圧電素子を含み、上
記保持手段を上記記録媒体の記録面に含まれるトラック
と直交する方向に移動させる第二の支持手段とを有する
光学ヘッド装置と、上記対物レンズを介して取り出され
た上記記録媒体からの反射光に基づいて、上記記録媒体
に記録されている情報を再生する信号処理回路とを有す
る光学的情報記録再生装置が提供される。
向かって集光させる対物レンズと、この集光手段を任意
の方向に移動可能に保持する保持手段と、圧電素子を含
み、上記保持手段を上記記録媒体の記録面と直交する方
向に移動させる第一の支持手段と、圧電素子を含み、上
記保持手段を上記記録媒体の記録面に含まれるトラック
と直交する方向に移動させる第二の支持手段とを有する
光学ヘッド装置と、上記対物レンズを介して取り出され
た上記記録媒体からの反射光に基づいて、上記記録媒体
に記録されている情報を再生する信号処理回路とを有す
る光学的情報記録再生装置が提供される。
【0008】
【作用】この発明の光学ヘッド装置によれば、対物レン
ズを保持する保持手段は、圧電素子を含み、上記保持手
段を上記記録媒体の記録面と直交する方向に移動させる
第一の支持手段と、圧電素子を含み、上記保持手段を上
記記録媒体の記録面に含まれるトラックと直交する方向
に移動させる第二の支持手段とによって、上記記録媒体
の記録面と直交する方向及び上記記録媒体の記録面のト
ラックと直交する方向に、自在に移動される。この場
合、上記保持手段は、圧電素子を介して保持されるのみ
で、保持手段及び対物レンズからなる移動光学系の重量
が低減される。
ズを保持する保持手段は、圧電素子を含み、上記保持手
段を上記記録媒体の記録面と直交する方向に移動させる
第一の支持手段と、圧電素子を含み、上記保持手段を上
記記録媒体の記録面に含まれるトラックと直交する方向
に移動させる第二の支持手段とによって、上記記録媒体
の記録面と直交する方向及び上記記録媒体の記録面のト
ラックと直交する方向に、自在に移動される。この場
合、上記保持手段は、圧電素子を介して保持されるのみ
で、保持手段及び対物レンズからなる移動光学系の重量
が低減される。
【0009】
【実施例】以下図面を参照してこの発明の実施例を説明
する。図1には、この発明の実施例が組み込まれる光学
ヘッド装置と信号処理回路の一例が示されている。図1
によれば、光ディスク1は、モータ2を介して線速一定
で回転される。光ディスク1は、たとえば、ガラスもし
くはプラスティク等で円型に形成された基盤の表面に、
テルル、ビスマスといった金属皮膜が層状にコーティン
グされている。
する。図1には、この発明の実施例が組み込まれる光学
ヘッド装置と信号処理回路の一例が示されている。図1
によれば、光ディスク1は、モータ2を介して線速一定
で回転される。光ディスク1は、たとえば、ガラスもし
くはプラスティク等で円型に形成された基盤の表面に、
テルル、ビスマスといった金属皮膜が層状にコーティン
グされている。
【0010】光学ヘッド装置3は、光源としての半導体
レーザ発振器4、レーザ4からの光を平行光に変換する
凸レンズ5、レーザ4からの光を光ディスク1に向かっ
て反射するとともに光ディスク1で反射された光を後述
する光検出器に向かって通過させる偏光ビームスプリッ
タ6、レーザ4から光ディスク1に向かう光と光ディス
ク1で反射された光のアイソレ−ションを整合させる1
/4波長板7、レーザ4からの光を光ディスク1の記録
面のトラックに収束させる対物レンズ8、光ディスク1
で反射された光を後述する光検出器に分配するハーフミ
ラー9、集光レンズ10,11、トラックずれ (トラッキン
グ) 光検出器12、焦点ぼけ (フォ−カシング) 光検出器
13などにより構成される。尚、光学ヘッド装置3は、図
示しない粗動モータを介しい、光ディスク1の半径方向
にシークされる。また、ハーフミラー9と集光レンズ11
との間には、焦点検出 (フォ−カシング) のために光の
一部を抜出す遮光板16が設けられている。
レーザ発振器4、レーザ4からの光を平行光に変換する
凸レンズ5、レーザ4からの光を光ディスク1に向かっ
て反射するとともに光ディスク1で反射された光を後述
する光検出器に向かって通過させる偏光ビームスプリッ
タ6、レーザ4から光ディスク1に向かう光と光ディス
ク1で反射された光のアイソレ−ションを整合させる1
/4波長板7、レーザ4からの光を光ディスク1の記録
面のトラックに収束させる対物レンズ8、光ディスク1
で反射された光を後述する光検出器に分配するハーフミ
ラー9、集光レンズ10,11、トラックずれ (トラッキン
グ) 光検出器12、焦点ぼけ (フォ−カシング) 光検出器
13などにより構成される。尚、光学ヘッド装置3は、図
示しない粗動モータを介しい、光ディスク1の半径方向
にシークされる。また、ハーフミラー9と集光レンズ11
との間には、焦点検出 (フォ−カシング) のために光の
一部を抜出す遮光板16が設けられている。
【0011】トラックずれ光検出器12は、集光レンズ10
によって結像される光を電気信号に変換する光検出セル
12a,12bによって構成される。これらの光検出セル12
a,12bによって、それぞれ、γ信号、δ信号が出力さ
れる。焦点ぼけ光検出器13は、集光レンズ11によって結
像される光を電気信号に変換する光検出セル13a,13b
によって構成される。焦点ぼけ光検出器13には、集光レ
ンズ11によって収束力が与えられ、遮光板16を介して一
部が抜き出された光が結像される。これらの光検出セル
13a,13bによって、それぞれ、α信号、β信号が出力
される。
によって結像される光を電気信号に変換する光検出セル
12a,12bによって構成される。これらの光検出セル12
a,12bによって、それぞれ、γ信号、δ信号が出力さ
れる。焦点ぼけ光検出器13は、集光レンズ11によって結
像される光を電気信号に変換する光検出セル13a,13b
によって構成される。焦点ぼけ光検出器13には、集光レ
ンズ11によって収束力が与えられ、遮光板16を介して一
部が抜き出された光が結像される。これらの光検出セル
13a,13bによって、それぞれ、α信号、β信号が出力
される。
【0012】図2ないし図4には、図1に示されている
光学ヘッド装置3の対物レンズ8を駆動する対物レンズ
駆動機構が詳細に示されている。対物レンズ駆動機構20
は、レ−ザからの光が通過できる開口と4本の角柱部材
21a〜21dを有するベース21と、角柱部材21a−21b間
に掛け渡された支持部材23、及び、角柱部材21c,21d
のそれぞれから垂直に突き出された支持部材24により構
成される。
光学ヘッド装置3の対物レンズ8を駆動する対物レンズ
駆動機構が詳細に示されている。対物レンズ駆動機構20
は、レ−ザからの光が通過できる開口と4本の角柱部材
21a〜21dを有するベース21と、角柱部材21a−21b間
に掛け渡された支持部材23、及び、角柱部材21c,21d
のそれぞれから垂直に突き出された支持部材24により構
成される。
【0013】支持部材23は、支点23pを介して、それぞ
れ、角柱部材21a,21bの上面を、所定の範囲で旋回可
能に配置されている。また、支持部材24が変形されるこ
とによる変位は、自身の変形或いは伸長によって吸収で
きる。支持部材24は、同様に、自身の変形或いは伸長に
よって、支持部材23が変形されることによる変位を吸収
できる。
れ、角柱部材21a,21bの上面を、所定の範囲で旋回可
能に配置されている。また、支持部材24が変形されるこ
とによる変位は、自身の変形或いは伸長によって吸収で
きる。支持部材24は、同様に、自身の変形或いは伸長に
よって、支持部材23が変形されることによる変位を吸収
できる。
【0014】対物レンズ8は、レンズ保持枠25に固定さ
れ、さらにボビンケース26を介して支持部材23及び支持
部材24の間に配置されている。ボビンケース26は、中空
の立方体型であって、支持部材23及び支持部材24の変形
により所定の位置に移動可能に保持されている。支持部
材23,24は、それぞれ、バイモルフ素子 (圧電樹脂) に
より形成され、印加される電圧に応じて任意に変形され
る。ここで、支持部材23は、対物レンズ8を上下方向即
ちフォ−カシング方向に、また、支持部材24は、 (対物
レンズ8を) 左右方向即ちトラッキング方向に、それぞ
れ、移動できる。
れ、さらにボビンケース26を介して支持部材23及び支持
部材24の間に配置されている。ボビンケース26は、中空
の立方体型であって、支持部材23及び支持部材24の変形
により所定の位置に移動可能に保持されている。支持部
材23,24は、それぞれ、バイモルフ素子 (圧電樹脂) に
より形成され、印加される電圧に応じて任意に変形され
る。ここで、支持部材23は、対物レンズ8を上下方向即
ちフォ−カシング方向に、また、支持部材24は、 (対物
レンズ8を) 左右方向即ちトラッキング方向に、それぞ
れ、移動できる。
【0015】支持部材23及び24は、詳細には、図5
(a) に示されているように、例えば、リン青銅やカー
ボンファイバなどの板状弾性体23c (24c) を、2枚の
ピエゾ素子 (ピエゾ抵抗効果素子) 23a (24a) ,23b
(24b) の間に、挟み込んだ状態で貼り合わせたもので
ある。従って、2枚のピエゾ素子23a (24a) 或いは23
b(24b) の一方が縮んで、もう一方が伸びることによ
りボビンケース26が所定の方向及び位置に移動される。
(a) に示されているように、例えば、リン青銅やカー
ボンファイバなどの板状弾性体23c (24c) を、2枚の
ピエゾ素子 (ピエゾ抵抗効果素子) 23a (24a) ,23b
(24b) の間に、挟み込んだ状態で貼り合わせたもので
ある。従って、2枚のピエゾ素子23a (24a) 或いは23
b(24b) の一方が縮んで、もう一方が伸びることによ
りボビンケース26が所定の方向及び位置に移動される。
【0016】より詳細には、支持部材23は、図6 (b)
または図6 (c) に示されているように、印加される電
圧に応じて変形することで、対物レンズ8を矢印g或い
はh方向に移動できる。例えば、ピエゾ素子23aが伸び
ピエゾ素子23bが縮むことにより、図6 (a)の状態か
ら図6 (b) の状態に対物レンズ8が上方へ屈曲変位さ
れる。また、ピエゾ素子23bが伸びピエゾ素子23aが縮
むことにより、図6 (a) の状態から図6 (c) の状態
に対物レンズ8が下方へ屈曲変位される。このことか
ら、ボビンケース26が上下 (垂直) 方向、即ち、図1に
おいて光ディスク1の記録面に直交する方向に移動さ
れ、対物レンズ8のフォーカシングが制御される。即
ち、光ディスク1の面振れに追従してセンシングされ
る。
または図6 (c) に示されているように、印加される電
圧に応じて変形することで、対物レンズ8を矢印g或い
はh方向に移動できる。例えば、ピエゾ素子23aが伸び
ピエゾ素子23bが縮むことにより、図6 (a)の状態か
ら図6 (b) の状態に対物レンズ8が上方へ屈曲変位さ
れる。また、ピエゾ素子23bが伸びピエゾ素子23aが縮
むことにより、図6 (a) の状態から図6 (c) の状態
に対物レンズ8が下方へ屈曲変位される。このことか
ら、ボビンケース26が上下 (垂直) 方向、即ち、図1に
おいて光ディスク1の記録面に直交する方向に移動さ
れ、対物レンズ8のフォーカシングが制御される。即
ち、光ディスク1の面振れに追従してセンシングされ
る。
【0017】この場合、支持部材23のバイモルフ素子上
側のピエゾ素子23a及び下側のピエゾ素子23bの電圧値
に応じて、ボビンケース26即ち対物レンズ8のg,h方
向の移動位置に対応する検出信号がη信号とθ信号とし
て出力される。従って、ボビンケース26がベース21に対
して平行であって、本来の適正な位置に位置されている
場合、ピエゾ素子23a及び23bからは、それぞれ等しい
大きさのη信号とθ信号が出力される。また、ボビンケ
ース26が適正な位置より下方向へずれている時には、ピ
エゾ素子23a,23bより「η信号 < θ信号」という
関係の電圧信号がそれぞれ出力される。一方、ボビンケ
ース26が上方向へずれている時には、ピエゾ素子23a,
23bより「η信号 > θ信号」という関係の電圧信号
がそれぞれ出力される。
側のピエゾ素子23a及び下側のピエゾ素子23bの電圧値
に応じて、ボビンケース26即ち対物レンズ8のg,h方
向の移動位置に対応する検出信号がη信号とθ信号とし
て出力される。従って、ボビンケース26がベース21に対
して平行であって、本来の適正な位置に位置されている
場合、ピエゾ素子23a及び23bからは、それぞれ等しい
大きさのη信号とθ信号が出力される。また、ボビンケ
ース26が適正な位置より下方向へずれている時には、ピ
エゾ素子23a,23bより「η信号 < θ信号」という
関係の電圧信号がそれぞれ出力される。一方、ボビンケ
ース26が上方向へずれている時には、ピエゾ素子23a,
23bより「η信号 > θ信号」という関係の電圧信号
がそれぞれ出力される。
【0018】また、支持部材24は、図7 (b) または図
7 (c) に示されているように、印加される電圧に応じ
て変形することで、対物レンズ8を矢印i或いはj方向
に移動できる。例えば、ピエゾ素子24aが伸びピエゾ素
子24bが縮むことにより、図7 (a)の状態から図7
(b) の状態に対物レンズ8が左方へ屈曲変位される。
また、ピエゾ素子24bが伸びピエゾ素子24aが縮むこと
により、図7 (a) の状態から図7 (c) の状態に対物
レンズ8が右方へ屈曲変位される。このことから、ボビ
ンケース26が左右 (水平) 方向、即ち、図1において光
ディスク1の記録面にと平行な方向に移動され、対物レ
ンズ8のトラッキングが制御される。
7 (c) に示されているように、印加される電圧に応じ
て変形することで、対物レンズ8を矢印i或いはj方向
に移動できる。例えば、ピエゾ素子24aが伸びピエゾ素
子24bが縮むことにより、図7 (a)の状態から図7
(b) の状態に対物レンズ8が左方へ屈曲変位される。
また、ピエゾ素子24bが伸びピエゾ素子24aが縮むこと
により、図7 (a) の状態から図7 (c) の状態に対物
レンズ8が右方へ屈曲変位される。このことから、ボビ
ンケース26が左右 (水平) 方向、即ち、図1において光
ディスク1の記録面にと平行な方向に移動され、対物レ
ンズ8のトラッキングが制御される。
【0019】この場合、支持部材24のバイモルフ素子左
側のピエゾ素子24a及び右側のピエゾ素子24bの電圧値
に応じて、ボビンケース26即ち対物レンズ8のi,j方
向の移動位置に対応する検出信号がε信号とζ信号とし
て出力される。従って、ボビンケース26がベース21に対
して直立した状態であって、本来の適正な位置に位置さ
れている場合、ピエゾ素子24a,24bからは、それぞれ
等しい大きさのε信号とζ信号が出力される。また、ボ
ビンケース26が適正な位置より左方向へずれている時に
は、ピエゾ素子24a,24bより「ε信号 < ζ信号」
という関係の電圧信号が出力される。一方、ボビンケー
ス26が右方向へずれている時には、ピエゾ素子24a,24
bより「ε信号 > ζ信号」という関係の電圧信号が
それぞれ出力される。
側のピエゾ素子24a及び右側のピエゾ素子24bの電圧値
に応じて、ボビンケース26即ち対物レンズ8のi,j方
向の移動位置に対応する検出信号がε信号とζ信号とし
て出力される。従って、ボビンケース26がベース21に対
して直立した状態であって、本来の適正な位置に位置さ
れている場合、ピエゾ素子24a,24bからは、それぞれ
等しい大きさのε信号とζ信号が出力される。また、ボ
ビンケース26が適正な位置より左方向へずれている時に
は、ピエゾ素子24a,24bより「ε信号 < ζ信号」
という関係の電圧信号が出力される。一方、ボビンケー
ス26が右方向へずれている時には、ピエゾ素子24a,24
bより「ε信号 > ζ信号」という関係の電圧信号が
それぞれ出力される。
【0020】光学ヘッド装置3の光検出セル12a,12
b,13a及び13の出力は、それぞれ、増幅器30,31,34
及び35に供給される。また、バイモルフ素子23,24の各
ピエゾ素子23a,23bと24a,24bの出力は、それぞ
れ、増幅器32,33,52及び53に供給される。増幅器30,
31の出力は、それぞれ、減算回路36、加算回路37に供給
され、増幅器32,33の出力は、減算回路38に供給され
る。また、増幅器52,53の出力は、減算回路54に、増幅
器34,35の出力は、それぞれ、減算回路39、加算回路40
に供給される。
b,13a及び13の出力は、それぞれ、増幅器30,31,34
及び35に供給される。また、バイモルフ素子23,24の各
ピエゾ素子23a,23bと24a,24bの出力は、それぞ
れ、増幅器32,33,52及び53に供給される。増幅器30,
31の出力は、それぞれ、減算回路36、加算回路37に供給
され、増幅器32,33の出力は、減算回路38に供給され
る。また、増幅器52,53の出力は、減算回路54に、増幅
器34,35の出力は、それぞれ、減算回路39、加算回路40
に供給される。
【0021】減算回路36は、光検出セル12a,12bから
の検出信号の差 (γ信号−δ信号)を算出することで、
通常のトラックずれに応じた信号を出力する。加算回路
37は、光検出セル12a,12bからの検出信号の和を算出
することにより、読みとり信号 (再生出力) として出力
するものである。減算回路38は、ピエゾ素子23a,24a
と23b,24bからの検出信号の差 (η信号−θ信号) を
算出することにより、高速アクセス時における対物レン
ズ8の位置ずれ (g,h方向) に応じた信号を出力す
る。ここで、比較回路53は、増幅器52からの値が所定値
より大か小かに応じて、対物レンズ8の位置ずれ (i,
j方向) に応じた信号を出力する。尚、上記所定置は、
対物レンズ8が定位置に位置されている際に増幅器52か
ら出力される値と等しい数値に設定される。
の検出信号の差 (γ信号−δ信号)を算出することで、
通常のトラックずれに応じた信号を出力する。加算回路
37は、光検出セル12a,12bからの検出信号の和を算出
することにより、読みとり信号 (再生出力) として出力
するものである。減算回路38は、ピエゾ素子23a,24a
と23b,24bからの検出信号の差 (η信号−θ信号) を
算出することにより、高速アクセス時における対物レン
ズ8の位置ずれ (g,h方向) に応じた信号を出力す
る。ここで、比較回路53は、増幅器52からの値が所定値
より大か小かに応じて、対物レンズ8の位置ずれ (i,
j方向) に応じた信号を出力する。尚、上記所定置は、
対物レンズ8が定位置に位置されている際に増幅器52か
ら出力される値と等しい数値に設定される。
【0022】減算回路39は、光検出セル13a,13bから
の検出信号の差 (α信号−β信号)を算出することによ
り、焦点ぼけに応じた信号を出力する。加算回路40は、
光検出セル13a,13bからの検出信号の和を算出するこ
とにより読みとり信号 (再生出力) として出力する。減
算回路36,39の出力、及び、加算回路37出力は、CPU
41に供給され、それぞれ、駆動回路47、駆動回路46、及
び、図示しない信号再生回路に出力されて、トラッキン
グ、フォーカシング、及び、信号再生に利用される。
の検出信号の差 (α信号−β信号)を算出することによ
り、焦点ぼけに応じた信号を出力する。加算回路40は、
光検出セル13a,13bからの検出信号の和を算出するこ
とにより読みとり信号 (再生出力) として出力する。減
算回路36,39の出力、及び、加算回路37出力は、CPU
41に供給され、それぞれ、駆動回路47、駆動回路46、及
び、図示しない信号再生回路に出力されて、トラッキン
グ、フォーカシング、及び、信号再生に利用される。
【0023】CPU41は、光ディスク装置全体を制御す
るものであって、特に、イニシャル時、スイッチング回
路42に対してイニシャル引き込み信号を出力すると同時
にスイッチング回路42を切り換える。また、CPU41
は、高速アクセス時には、スイッチング回路42,43に対
して切り換え信号を出力する。ここで、波形整形回路44
で整形された減算回路39の出力、及び、波形整形回路54
で整形された減算回路38の出力は、それぞれ、スイッチ
ング回路42に供給される。一方、波形整形回路51で整形
された比較回路53の出力、及び、波形整形回路45で整形
された減算回路36の出力上記スイッチング回路43に供給
される。
るものであって、特に、イニシャル時、スイッチング回
路42に対してイニシャル引き込み信号を出力すると同時
にスイッチング回路42を切り換える。また、CPU41
は、高速アクセス時には、スイッチング回路42,43に対
して切り換え信号を出力する。ここで、波形整形回路44
で整形された減算回路39の出力、及び、波形整形回路54
で整形された減算回路38の出力は、それぞれ、スイッチ
ング回路42に供給される。一方、波形整形回路51で整形
された比較回路53の出力、及び、波形整形回路45で整形
された減算回路36の出力上記スイッチング回路43に供給
される。
【0024】これによりスイッチング回路42は、CPU
41からの切り換え信号により、イニシャル時に、CPU
41から供給されるイニシャル引き込み信号を駆動回路46
へ出力するとともに、通常時には、波形整形回路44から
供給される信号を駆動回路46へ出力する。また、高速ア
クセス時には、波形整形回路54からの信号を駆動回路46
へ出力する。一方、スイッチング回路43は、通常時、波
形整形回路45から供給される信号を駆動回路47へ出力
し、CPU41から切り換え信号が供給されている間 (即
ち、高速アクセス時) 、波形整形回路51から供給される
信号を駆動回路47へ出力するようになっている。
41からの切り換え信号により、イニシャル時に、CPU
41から供給されるイニシャル引き込み信号を駆動回路46
へ出力するとともに、通常時には、波形整形回路44から
供給される信号を駆動回路46へ出力する。また、高速ア
クセス時には、波形整形回路54からの信号を駆動回路46
へ出力する。一方、スイッチング回路43は、通常時、波
形整形回路45から供給される信号を駆動回路47へ出力
し、CPU41から切り換え信号が供給されている間 (即
ち、高速アクセス時) 、波形整形回路51から供給される
信号を駆動回路47へ出力するようになっている。
【0025】駆動回路46は、スイッチング回路42から供
給される信号に応じて、バイモルフピエゾ素子23a,23
bのそれぞれに、高速アクセス時及び通常アクセス (フ
ォ−カシング) 時のそれぞれに対応する電圧を供給す
る。同様に、駆動回路47は、スイッチング回路43から供
給される信号に応じて、バイモルフピエゾ素子24a,24
bのそれぞれに、高速アクセス時及び通常アクセス (ト
ラッキング) 時のそれぞれに対応する電圧を供給する。
給される信号に応じて、バイモルフピエゾ素子23a,23
bのそれぞれに、高速アクセス時及び通常アクセス (フ
ォ−カシング) 時のそれぞれに対応する電圧を供給す
る。同様に、駆動回路47は、スイッチング回路43から供
給される信号に応じて、バイモルフピエゾ素子24a,24
bのそれぞれに、高速アクセス時及び通常アクセス (ト
ラッキング) 時のそれぞれに対応する電圧を供給する。
【0026】次に、図1を参照して、光学ヘッド装置3
の動作を詳細に説明をする。半導体レーザ発振器4から
発せられるレーザ光束は、凸レンズ5によって平行光束
に切り換えられ偏光ビームスプリッタ6に導かれる。こ
の偏向ビームスプリッタ6に導かれた光束は反射された
後、1/4波長板7を介して対物レンズ8に入射され、
この対物レンズ8によって光ディスク1上に集束され
る。この状態において、情報の記憶を行う際には、強光
度のレーザ光束 (記憶ビーム光) の照射によって、光デ
ィスク1上のトラックにピットが形成され情報の再生を
行う際には、弱光度のレーザ光束 (再生ビーム光) が照
射される。この再生ビーム光に対する光ディスク1から
の反射光は対物レンズ8によって平行光束に変換され、
1/4波長板7を介して偏向ビームスプリッタ6に導か
れる。この偏向ビームスプリッタ6に導かれた光束は、
1/4波長板7を2回通過されることで、偏向ビームス
プリッタ6で反射された際に比べて偏波面が90゜回転
している。これによりそのレーザ光束は、偏向ビームス
プリッタ6で反射されずに通過し、ハーフミラー9に導
かれる。
の動作を詳細に説明をする。半導体レーザ発振器4から
発せられるレーザ光束は、凸レンズ5によって平行光束
に切り換えられ偏光ビームスプリッタ6に導かれる。こ
の偏向ビームスプリッタ6に導かれた光束は反射された
後、1/4波長板7を介して対物レンズ8に入射され、
この対物レンズ8によって光ディスク1上に集束され
る。この状態において、情報の記憶を行う際には、強光
度のレーザ光束 (記憶ビーム光) の照射によって、光デ
ィスク1上のトラックにピットが形成され情報の再生を
行う際には、弱光度のレーザ光束 (再生ビーム光) が照
射される。この再生ビーム光に対する光ディスク1から
の反射光は対物レンズ8によって平行光束に変換され、
1/4波長板7を介して偏向ビームスプリッタ6に導か
れる。この偏向ビームスプリッタ6に導かれた光束は、
1/4波長板7を2回通過されることで、偏向ビームス
プリッタ6で反射された際に比べて偏波面が90゜回転
している。これによりそのレーザ光束は、偏向ビームス
プリッタ6で反射されずに通過し、ハーフミラー9に導
かれる。
【0027】このハーフミラー9を通過するレーザ光束
は、集光レンズ10を介して光検出器12即ち光検出セル12
a,12bに照射される。また、ハーフミラー9で反射さ
れたレーザ光束は、集光レンズ11を介して光検出器13即
ち13a,13bに照射される。従って、光検出セル12a,
12b及び13a,13bから照射光に応じた信号が出力さ
れ、それらの信号は、それぞれ、増幅器30,31,34及び
35を介して増幅されたのち、それぞれ、減算回路36、加
算回路37、減算回路39及び加算回路40に出力される。こ
れにより加算回路37は、光検出セル12a,12bからの検
出信号の和を算出して、読取り信号としてCPU41へ出
力する。従って、CPU41により、加算回路37からの読
み取り信号に対応するデータが再生される。
は、集光レンズ10を介して光検出器12即ち光検出セル12
a,12bに照射される。また、ハーフミラー9で反射さ
れたレーザ光束は、集光レンズ11を介して光検出器13即
ち13a,13bに照射される。従って、光検出セル12a,
12b及び13a,13bから照射光に応じた信号が出力さ
れ、それらの信号は、それぞれ、増幅器30,31,34及び
35を介して増幅されたのち、それぞれ、減算回路36、加
算回路37、減算回路39及び加算回路40に出力される。こ
れにより加算回路37は、光検出セル12a,12bからの検
出信号の和を算出して、読取り信号としてCPU41へ出
力する。従って、CPU41により、加算回路37からの読
み取り信号に対応するデータが再生される。
【0028】上記の状態においてフォーカシング動作の
説明をする。イニシャル時、CPU41は、スイッチング
回路42を介してイニシャル引き込み信号を駆動回路46に
供給する。これにより、駆動回路46は、バイモルフピエ
ゾ素子23に所定の電圧を供給し、ボビンケース26すなわ
ち対物レンズ8をg或いはh方向へ移動する。
説明をする。イニシャル時、CPU41は、スイッチング
回路42を介してイニシャル引き込み信号を駆動回路46に
供給する。これにより、駆動回路46は、バイモルフピエ
ゾ素子23に所定の電圧を供給し、ボビンケース26すなわ
ち対物レンズ8をg或いはh方向へ移動する。
【0029】CPU41は、減算回路36の減算結果が
「0」となったときに対物レンズ8が適正焦点位置に対
応したと判断を下し、スイッチング回路42を切り換え
る。これにより、減算回路39から出力される焦点ぼけに
応じた信号即ち光検出セル13a,13bからの差を算出す
ることにより得られる信号が波形整形回路44及びスイッ
チング回路42を介して駆動回路46に供給される。従っ
て、駆動回路46は、波形整形回路44からの信号に応じて
バイモルフピエゾ素子23に所定の電圧を供給し、対物レ
ンズ8をg,h方向へ移動し、通常のフォーカシングを
行う。
「0」となったときに対物レンズ8が適正焦点位置に対
応したと判断を下し、スイッチング回路42を切り換え
る。これにより、減算回路39から出力される焦点ぼけに
応じた信号即ち光検出セル13a,13bからの差を算出す
ることにより得られる信号が波形整形回路44及びスイッ
チング回路42を介して駆動回路46に供給される。従っ
て、駆動回路46は、波形整形回路44からの信号に応じて
バイモルフピエゾ素子23に所定の電圧を供給し、対物レ
ンズ8をg,h方向へ移動し、通常のフォーカシングを
行う。
【0030】次にトラッキング動作について説明する。
減算回路36からの通常のトラッキング時のトラックずれ
に応じた信号、つまり光検出セル12a,12bからの検出
信号の差をとることで得られる信号が波形整形回路45及
びスイッチング回路43を介して駆動回路47に供給され
る。これにより、駆動回路47は、波形整形回路45からの
信号に応じてバイモルフピエゾ素子24に対応する電圧を
供給し、対物レンズ8がi及びj方向へ移動されトラッ
キングが行われる。
減算回路36からの通常のトラッキング時のトラックずれ
に応じた信号、つまり光検出セル12a,12bからの検出
信号の差をとることで得られる信号が波形整形回路45及
びスイッチング回路43を介して駆動回路47に供給され
る。これにより、駆動回路47は、波形整形回路45からの
信号に応じてバイモルフピエゾ素子24に対応する電圧を
供給し、対物レンズ8がi及びj方向へ移動されトラッ
キングが行われる。
【0031】次に高速アクセス時の動作について説明す
る。CPU41により高速アクセスが判断された場合、C
PU41はスイッチング回路43を切り換える。これによ
り、比較回路53からの対物レンズ8の位置ずれ (i,j
方向) に応じた信号、つまりピエゾ素子24a,24bから
の得られる信号が所定値よりも大か小かに応じた信号が
スイッチング回路43を介して駆動回路47に供給される。
従って、駆動回路47は、比較回路53からの信号に応じて
電圧を供給して対物レンズ8を定位置となるようにi或
いはj方向へ移動する。例えば、比較回路53の出力が正
の時、ボビンケース26をi方向へ移動し、出力が負の時
はj方向へ移動させる。
る。CPU41により高速アクセスが判断された場合、C
PU41はスイッチング回路43を切り換える。これによ
り、比較回路53からの対物レンズ8の位置ずれ (i,j
方向) に応じた信号、つまりピエゾ素子24a,24bから
の得られる信号が所定値よりも大か小かに応じた信号が
スイッチング回路43を介して駆動回路47に供給される。
従って、駆動回路47は、比較回路53からの信号に応じて
電圧を供給して対物レンズ8を定位置となるようにi或
いはj方向へ移動する。例えば、比較回路53の出力が正
の時、ボビンケース26をi方向へ移動し、出力が負の時
はj方向へ移動させる。
【0032】また、CPU41により高速アクセスが判断
された場合、CPU41は、スイッチング回路42を切り換
える。波形整形回路54からの対物レンズ8の位置ずれ
(g,h方向) に応じた信号即ちピエゾ素子23a,23b
との差を算出することにより得られる信号がスイッチン
グ回路42を介して駆動回路46に供給される。これによ
り、駆動回路46は、波形整形回路54からの信号に応じて
ピエゾ素子23a,23bに対応する電圧を供給し、対物レ
ンズ8を定位置となるようにg或いはh方向へ移動す
る。例えば、波形整形回路54の出力が大の時、ボビンケ
ース26をh方向へ移動し、出力が小の時は、g方向へ移
動させる。
された場合、CPU41は、スイッチング回路42を切り換
える。波形整形回路54からの対物レンズ8の位置ずれ
(g,h方向) に応じた信号即ちピエゾ素子23a,23b
との差を算出することにより得られる信号がスイッチン
グ回路42を介して駆動回路46に供給される。これによ
り、駆動回路46は、波形整形回路54からの信号に応じて
ピエゾ素子23a,23bに対応する電圧を供給し、対物レ
ンズ8を定位置となるようにg或いはh方向へ移動す
る。例えば、波形整形回路54の出力が大の時、ボビンケ
ース26をh方向へ移動し、出力が小の時は、g方向へ移
動させる。
【0033】従って、高速アクセス時にボビンケース26
すなわち対物レンズ8が振動している場合、その対物レ
ンズ8に対する適正位置への移動制御 (g,h方向、及
び、i,j方向) が行われる。つまり、トラックジャン
プによる残留振動を短時間で減衰させることが可能とな
る。
すなわち対物レンズ8が振動している場合、その対物レ
ンズ8に対する適正位置への移動制御 (g,h方向、及
び、i,j方向) が行われる。つまり、トラックジャン
プによる残留振動を短時間で減衰させることが可能とな
る。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
対物レンズを光ディスクに追従させる駆動機構の小型軽
量化が可能となる。また、磁気回路が不要となることか
ら、追従速度の高い光学ヘッド装置が提供される。
対物レンズを光ディスクに追従させる駆動機構の小型軽
量化が可能となる。また、磁気回路が不要となることか
ら、追従速度の高い光学ヘッド装置が提供される。
【図1】この発明の実施例が組み込まれた光学ヘッド装
置及び信号処理回路の一例を示す概略図。
置及び信号処理回路の一例を示す概略図。
【図2】図1に示されている光学ヘッド装置に組み込ま
れる対物レンズ駆動機構を詳細に示す拡大図。
れる対物レンズ駆動機構を詳細に示す拡大図。
【図3】図2に示されている対物レンズ駆動機構の概略
正面図。
正面図。
【図4】図2に示されている対物レンズ駆動機構の概略
平面図。
平面図。
【図5】図2ないし図4に示されている対物レンズ駆動
機構の支持部材の特徴を示す概略図。
機構の支持部材の特徴を示す概略図。
【図6】図5に示されている支持部材の屈曲変形と対物
レンズの位置が変化される状態を示す概略図。
レンズの位置が変化される状態を示す概略図。
【図7】図5に示されている支持部材の屈曲変形と対物
レンズの位置が変化される状態を示す概略図。
レンズの位置が変化される状態を示す概略図。
【図8】従来から利用されている光学ヘッド装置の対物
レンズ駆動機構の一例を示す概略図であって、 (a) は
平面図、及び、 (b) は正面図。
レンズ駆動機構の一例を示す概略図であって、 (a) は
平面図、及び、 (b) は正面図。
1…光ディスク、2…モータ、3…光学ヘッド装置、4
…半導体レーザ、5…凸レンズ、6…偏光ビームスプリ
ッタ、7…1/4波長板、8…対物レンズ、9…ハーフ
ミラー、10,11…集光レンズ、12,13…光検出器、16…
遮光板、20…対物レンズ駆動機構、21…ベース、23…支
持部材 (フォーカス) 、23a,23b…ピエゾ素子、23c
…板状弾性体、24…支持部材、24a,24b…ピエゾ素
子、24c…板状弾性体、25…レンズ保持枠、26…ボビン
ケース。
…半導体レーザ、5…凸レンズ、6…偏光ビームスプリ
ッタ、7…1/4波長板、8…対物レンズ、9…ハーフ
ミラー、10,11…集光レンズ、12,13…光検出器、16…
遮光板、20…対物レンズ駆動機構、21…ベース、23…支
持部材 (フォーカス) 、23a,23b…ピエゾ素子、23c
…板状弾性体、24…支持部材、24a,24b…ピエゾ素
子、24c…板状弾性体、25…レンズ保持枠、26…ボビン
ケース。
Claims (3)
- 【請求項1】光を記録媒体に向かって集光させる対物レ
ンズと、 この集光手段を任意の方向に移動可能に保持する保持手
段と、 圧電素子を含み、上記保持手段を上記記録媒体の記録面
と直交する方向に移動させる第一の支持手段と、 圧電素子を含み、上記保持手段を上記記録媒体の記録面
に含まれるトラックと直交する方向に移動させる第二の
支持手段と、を有する光学ヘッド装置。 - 【請求項2】前記第一及び第二の支持手段の前記圧電素
子は、それぞれ、板状弾性体の両面に第1及び第2のピ
エゾ素子が貼合わせられた構造を有することを特徴とす
る請求項1記載の光学ヘッド装置。 - 【請求項3】光を記録媒体に向かって集光させる対物レ
ンズと、この集光手段を任意の方向に移動可能に保持す
る保持手段と、圧電素子を含み、上記保持手段を上記記
録媒体の記録面と直交する方向に移動させる第一の支持
手段と、圧電素子を含み、上記保持手段を上記記録媒体
の記録面に含まれるトラックと直交する方向に移動させ
る第二の支持手段とを有する光学ヘッド装置と、 上記対物レンズを介して取り出された上記記録媒体から
の反射光に基づいて、上記記録媒体に記録されている情
報を再生する信号処理回路と、を有する光学的情報記録
再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23849193A JPH0793782A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 光学ヘッド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23849193A JPH0793782A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 光学ヘッド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0793782A true JPH0793782A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17031042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23849193A Pending JPH0793782A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 光学ヘッド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0793782A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010016684A (ko) * | 1999-08-02 | 2001-03-05 | 박영필 | 광픽업의 대물렌즈 구동장치 |
KR100319520B1 (ko) * | 1997-12-17 | 2002-02-19 | 이형도 | 픽업 엑츄에이터의 미세 요철 패턴 인식 및 판독구조 |
US7627877B2 (en) * | 2004-12-15 | 2009-12-01 | Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. | Objective lens actuator and optical pickup unit employing the same |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP23849193A patent/JPH0793782A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100319520B1 (ko) * | 1997-12-17 | 2002-02-19 | 이형도 | 픽업 엑츄에이터의 미세 요철 패턴 인식 및 판독구조 |
KR20010016684A (ko) * | 1999-08-02 | 2001-03-05 | 박영필 | 광픽업의 대물렌즈 구동장치 |
US7627877B2 (en) * | 2004-12-15 | 2009-12-01 | Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. | Objective lens actuator and optical pickup unit employing the same |
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