JPH0793763B2 - 電気車の制御装置 - Google Patents

電気車の制御装置

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JPH0793763B2
JPH0793763B2 JP9099187A JP9099187A JPH0793763B2 JP H0793763 B2 JPH0793763 B2 JP H0793763B2 JP 9099187 A JP9099187 A JP 9099187A JP 9099187 A JP9099187 A JP 9099187A JP H0793763 B2 JPH0793763 B2 JP H0793763B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は電気車の制御装置に関わり、特にフィルタコン
デンサ充電抵抗器あるいは過電圧時フィルタコンデンサ
短絡抵抗器の焼損防止に関するものである。
(従来の技術) 従来の電気車の制御装置について図面を用いて説明す
る。第6図に電気車の主回路を示す。
集電器1には第1の断流器2,高速度しゃ断器3及び第2
の断流器4が順に接続する。高速度しゃ断器3及び第2
の断流器4にはそれぞれ減流抵抗5及び充電抵抗6が接
続する。電力変換器であるインバータ回路7はフィルタ
リアクトル8及びフィルタコンデンサ9を介して第2の
断流器に接続する。このインバータ回路7は交流出力側
に誘導電動機10を接続する。フィルタコンデンサ9には
サイリスタ11が抵抗器12を介して接続する。集電器1と
第1の断流器2との接続部には集電器の電圧を検出する
第1の電圧検出器13が接続する。また、フィルタコンデ
ンサ9には第2の電圧検出器14が接続する。
上述の構成による従来の電気車においては、起動指令が
入ると、第1の電圧検出器13によって集電器1の電源電
圧を確立していることを確認して断流器2がオンする。
そうすると、パンタグラフ1−断流器2−高速度しゃ断
器3−充電抵抗6−フィルタリアクトル8−フィルタコ
ンデンサ9の経路で電流が流れ、フィルタコンデンサ9
が充電される。断流器2がオンしてから所定時間、たと
えば0.8秒、経過すると断流器4がオンされ充電抵抗6
が短絡され、インバータ回路7の制御が開始されて定常
運転状態に入る。運転時は電圧検出器14がフィルタコン
デンサ9の電圧を常に監視し、回生ブレーキ時など、フ
ィルタコンデンサ電圧が所定電圧値、たとえば2000V以
上になったような時にはサイリスタ11をオンし、抵抗器
12を通してフィルタコンデンサ9の蓄積電荷を放電させ
る。また、高速度しゃ断器3は常時オン状態であり、異
常時のみオフして事故電流を一瞬減流抵抗5に移し電流
を抑えてから断流器2をオフする。
尚、架線の電圧が1500Vの場合、一般的に充電抵抗6は2
0Ω,抵抗12は5Ω,減流抵抗5は0.5Ω程度である。架
線電圧が1500Vの場合を考えると、電気車がカ行状態に
ある時フィルタコンデンサ9の電圧VFCはほぼ1500Vとな
っているが、集電器の離線あるいはデッドセクションな
どで停電したような場合にはフィルタコンデンサ9は急
速に放電して電圧VFCは低下する。このように、電圧VFC
が性能上必要とする最低レベル以下(たとえば900V以
下)にまで下がると電圧検出器14がフィルタコンデンサ
の低電圧を検知して保護回路を動作させる。保護回路は
カ行指令が入ったままの状態にあっても断流器2,断流器
4を開放して主回路をオフする。
しかし、集電器の離線あるいはデッドセクションの通過
などは一般的には比較的短い時間のものであるため、カ
行指令が入ったままの状態で断流器が開放し、その後も
カ行指令が入ったままになっていれば、その状態で電源
電圧が復帰したときには主回路は再び形成され、自動的
に制御が開始されてカ行を再開するようになっている。
ここで、フィルタコンデンサ電圧低下の検出は断流器4
がオンして制御開始の準備ができてから行なわれるよう
になっている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、何らの原因によりサイリスタ11が故障し導通状
態になった場合を考えると、この時次のような問題が発
生する。
制御装置にカ行指令が与えられると断流器2がオンして
フィルタコンデンサ9が充電されるのであるが、充電電
流は、集電器1−断流器2−高速度しゃ断器3−充電抵
抗6−フィルタリアクトル8−フィルタコンデンサ9の
経路で流れる。また、抵抗12−サイリスタ11にも電流が
流れる。そのためフィルタコンデンサ9に充電される電
圧VFCはたとえば、充電抵抗6の抵抗値が20Ωで、抵抗1
2の抵抗値が5Ωとすると、次の式(1)より300Vとな
る。
フィルタコンデンサ9が300Vに充電された状態で断流器
2がオンし、0.8秒後に断流器4が入ると、充電抵抗6
が短絡されるためフィルタコンデンサ9は300Vの状態か
ら1500Vに急速に充電されることになる。しかし、断流
器4が入った直後フィルタコンデンサ9の電圧値が900V
以下であるのでフィルタコンデンサ9の充電途中で断流
器2がオフしてしまい、回路が断たれる。
しかし、電源電圧は正常であるから、カ行指令が入った
ままになっていると再度断流器2が投入され、主回路が
形成されるが、再度電圧検出器14により断流器2が開か
れ、断流器2は開閉を繰り返すことになる。
このような断流器2の開閉は1秒に1回程度の周期で繰
り返されるが、充電抵抗6,抵抗12などは通常は1秒程度
しか電流が流れることはなく短時間定格で作られている
ため、断流器2の開閉の繰り返しが何度も続くと充電抵
抗6あるいは抵抗12が焼損してしまうことになる。
第7図はフィルタコンデンサ9の電圧VFCの変化を示し
た図である。実線Aはサイリスタ11が故障し導通状態と
なった場合のものであり、破線Bは正常に動作した場合
のものである。
本発明の目的はフィルタコンデンサの過電圧を防止する
ためにこのフィルタコンデンサに抵抗器を介して接続さ
れた半導体スイッチが故障した際に生じる抵抗器の焼損
を防止することのできる電気車の制御装置を提供するも
のである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 集電器に直列接続する第1の断流器と、この第1の断流
器に直列接続し、抵抗器を並列接続する第2の断流器
と、第1の断流器及び前記第2の断流器に接続するフィ
ルタコンデンサと、このフィルタコンデンサに接続し負
荷に電力を供給する電力変換装置と、集電器の電圧が第
1の所定値より大きくなったことを検出した際に電源電
圧確立信号を出力する第1の電圧検出器と、フィルタコ
ンデンサの電圧が第2の所定値より小さくなったことを
検出した際に信号を出力する第2の電圧検出器と、フィ
ルタコンデンサに抵抗器を介して並列接続し、フィルタ
コンデンサが過電圧になるのを防止する半導体スイッチ
ング素子と、第1の電圧検出器による電源電圧確立信号
及び起動信号との論理積により第1の断流器に閉信号を
出力する第1の論理回路と、この第1の論理回路より閉
信号が出力された後所定時間経過後に第2の断流器の閉
信号を出力する遅延回路と、第1の論理回路より閉信号
が出力された後の所定時間帯に前記第2の電圧検出器の
信号を入力した際に起動信号を無効にすることにより第
1の断流器及び第2の断流器に開信号を出力する第2の
論理回路とを設ける。
(作 用) 第1の論理回路は第1の電圧検出器による電源電圧確立
信号及びカ行指令信号との論理和により第1の断流器に
閉信号を出力する。
遅延回路はこの第1の論理回路より閉信号が出力された
後所定時間経過後に第2の断流器の閉信号を出力する。
さらに、第2の論理回路は第1の論理回路より閉信号が
出力された後の所定時間帯に前記第2の電圧検出器の信
号を入力した際に起動信号を無効にすることにより第1
の断流器及び第2の断流器に開信号を出力する。
(実施例) 本発明に基づく一実施例を図面を用いて説明する。第1
図は本発明に基づく電気車の制御装置のブロック図を示
す。第1図中、第6図に示されるものと同一のものには
同一符号を付する。
電圧検出器13の検出電圧ESは比較器15に入力される。起
動指令の1つであるカ行指令16はフリップフロップ回路
17のセット端子Sに入力される。電圧検出器14の検出電
圧VFCは比較器18に入力される。比較器15及びフリップ
フロップ回路17の出力はアンド回路19に入力される。一
方、比較器18の出力信号はアンド回路20に入力される。
このアンド回路20の出力信号は反転回路21を介してアン
ド回路19に入力される。比較器15は検出電圧ESが900V以
上のときに‘H'レベルの論理信号をアンド回路19に出力
する。また、比較器18は検出電圧VFCが900V以下のとき
に‘H'レベルの論理信号をアンド回路20に出力する。ア
ンド回路19は断流器2の閉信号22として‘H'レベルの論
理信号を出力し、開信号として‘L'レベルの信号を出力
する。またアンド回路19の出力信号は遅延回路23に入力
される。この遅延回路23はアンド回路19により‘H'レベ
ルの信号を入力し0.8秒経過後に断流器4の閉信号24と
して‘H'レベルの論理信号を出力する。この遅延回路23
は断流器の開信号として‘L'レベルの信号を出力する。
遅延回路23の出力信号はシングルショット回路25に入力
される。このシングルショット回路25は‘H'レベルの信
号を入力した後1秒間‘H'レベルの論理信号をアンド回
路26に出力する。また、シングルショット回路25の出力
信号は反転回路27を介してアンド回路20に入力される。
アンド回路26はシングルショット回路25の出力信号を入
力すると同時に比較器18の出力信号をも入力する。この
アンド回路26の出力信号はフリップフロップ回路17のリ
セット端子Rに入力される。
次に上述の構成に基づく電気車制御装置の作用について
説明する。
まず、サイリスタ11が正常である場合について説明す
る。検出電圧ESが900V以上であれば比較器15より‘H'レ
ベルの信号が出力される。さらにカ行指令16が与えられ
るとフリップフロップ回路17の出力Qは‘H'レベルとな
る。従って、アンド回路19の出力は‘H'レベルとなり、
断流器2の閉信号22が出力される。断流器2の閉信号22
が出力された後0.8秒後に断流器4の閉信号24が出力さ
れる。フィルタコンデンサ9は閉信号22が出力された後
0.8秒以内に架線電圧である1500Vまで充電される。
次に、断流器4の閉信号が遅延回路23より出力されてか
ら1秒以内、すなわち断流器2の閉信号が出力された後
の0.8秒後から1.8秒以内にフィルタコンデンサの電圧が
900Vより小さいことを検出した場合について説明する。
断流器24の出力信号が“H"レベルとなってから1秒以内
にフィルタコンデンサ電圧VFC<900Vであることを検知
すると、比較器18の出力は“H"レベルとなり、論理積26
の出力も“H"レベルとなってサイリスタ異常表示信号が
出力される。また、これと同時にフリップフロップ回路
17のリセット端子Rが“H"レベルとなり、フリップフロ
ップ回路17の出力Qは“L"レベル、アンド回路19の出力
も“L"レベルとなって断流器2の開信号が出力される。
また、断流器4の開信号も遅延回路23より出力される。
ここで、フリップフロップ回路17は端子Rが“L"レベル
の時、端子Sに入る入力信号の立上りで出力Qに“H"レ
ベルの信号を出力するものである。このような場合、ア
ンド回路26の出力はすぐに“L"レベルに戻り、フリップ
フロップ回路17の端子Rも“L"レベルになるが端子Sに
入るカ行指令16が“H"レベルのままでもフリップフロッ
プ回路17の出力Qは“L"レベルを維持している。従っ
て、断流器2及び4はカ行指令16を1度オフして再度投
入しない限り再びオンすることはない。
次に断流器4の閉信号24が出力されてから1秒以上たっ
てからフィルタコンデンサVFCが900Vより小さくなった
ことを検知した場合について説明する。
遅延回路23の出力が“H"レベルになった時点からシング
ルショット回路25は“H"レベルの信号を1秒間出力す
る。その後再び“L"レベルに戻り、反転回路27の出力は
“H"レベルとなる。反転回路27の出力が‘H'レベルとな
った後、集電器の離線あるいはデッドセクションの通過
によってフィルタコンデンサ電圧VFCが低下し900Vより
小さくなり、比較器18の出力が“H"レベルとなると、ア
ンド回路20の出力は“H"レベル、反転器21の出力は“L"
レベルとなり、アンド回路19の出力も“L"レベルとなっ
て断流器2の閉信号、断流器4の閉信号が出力される。
上述の説明ではサイリスタ11が故障し、導通状態になっ
た場合を考えているが、このような状態はたとえばイン
バータ電気車の場合、回生ブレーキ中に過電圧となりサ
イリスタ11をオンし、フィルタコンデンサ9の電荷を放
電して主回路を開放しても、サイリスタ11の特性と誘導
電動機10の特性によってはインバータ回路7をオフさせ
ていても誘導電動機10の残留磁束の影響でサイリスタ11
にごくわずかな電流、たとえば100mA程度、が流れ続け
サイリスタ11が消弧できない状態になることがあり得
る。このような場合は断流器4がオンしてフィルタコン
デンサ電圧低下検知回路が動作開始するやいなや検知す
るため、特に断流器4が投入されてから1秒以内と1秒
以降とに検出モードを分けたものである。
このようにすれば通常運転時の停電再送電に対してはカ
行指令が入ってくる状態では自動リセットとし、サイリ
スタ11が導通したままの状態でカ行指令を与えたような
場合にはカ行指令オフリセット(ノッチオフリセット)
として、自動リセットにした場合に起こり得る抵抗器の
焼損事故を防止することができる。
以上はカ行時について説明してあるが回生ブレーキ時に
ついても全く同様である。
第2図は断流器4がオンした後1秒以内に異常を検出し
た際の各部の波形図を示す。(a)は集電器1の電源電
圧波形、(b)はカ行指令、(c)は断流器2の閉信
号、(d)は断流器4の閉信号、(e)はフィルタコン
デン9の電圧波形図である。
第3図は断流器4がオンした後1秒以上経過した後に集
電器1の離線などが生じた場合の各部の波形図を示す。
第3図中、(a)(b)(c)(d)(e)は第2図と
同一のものである。
(他の実施例) 本発明に基づく他の実施例を図面を用いて説明する。第
4図は本発明に基づく電気車の制御装置のブロック図を
示す。第図中、第1図及び第6図に示されるものと同一
のものには同一符号を付する。
電圧検出器13の検出電圧ESは比較器15に入力される。カ
行指令16はフリップフロップ回路17のセット端子Sに入
力される。電圧検出器14の検出電圧VFCは比較器18に入
力される。比較器15及びフリップフロップ回路17の出力
はアンド回路19に入力される。一方、比較器18の出力信
号はアンド回路20に入力される。このアンド回路20の出
力信号は反転回路21を介してアンド回路19に入力され
る。比較器15は検出電圧ESが900Vより大きくなったとき
に‘H'レベルの論理信号をアンド回路19に出力する。ま
た、比較器18は検出電圧VFCが900Vより小さくなったと
きに‘H'レベルの論理信号をアンド回路20に出力する。
アンド回路19は断流器2の閉信号22として‘H'レベルの
論理信号を出力し、開信号として‘L'レベルの信号を出
力する。またアンド回路19の出力信号は遅延回路23に入
力される。この遅延回路23はアンド回路19より‘H'レベ
ルの信号を入力し0.8秒経過後に断流器4の閉信号24と
して‘H'レベルの論理信号を出力する。
また、アンド回路19の出力は遅延回路28に入力される。
この遅延回路28はアンド回路19より‘H'レベルの信号を
入力した後0.5秒経過後に‘H'レベルの信号をアンド回
路29に出力する。さらに、アンド回路29は遅延回路23の
出力信号を反転回路30を介して入力するとともに比較器
18の出力信号をも入力する。このアンド回路29の出力は
反転回路31を介してアンド回路20に入力されるとともに
フリップフロップ回路17のリセット端子Rに入力され
る。
次に上述の構成に基づく電気車制御装置の作用について
説明する。
先の実施例においては断流器4がオンした後1秒以内に
おいて、フィルタコンデンサの電圧VFCが低電圧になっ
た際にカ行指令を無効とし断流器4及び2をオフする制
御が行なわれた。これに対し、以下に説明する他の実施
例においては断流器2がオンしてから0.5秒経過した時
点から断流器4がオンするまでの間にフィルタコンデン
サの電圧VFCが低電圧になった際にカ行指令を無効とし
断流器2及び4をオフすることが行なわれる。
カ行指令16が出るとフリップフロップ回路17のリセット
端子Rは“L"レベルとなっており、断流器2の閉信号が
出力され、0.5秒後に遅延回路28の出力が‘H'レベルと
なる。反転回路30の出力は、断流器2が‘H'レベルとな
った時から0.8秒の間までは遅延回路23の出力が‘L'レ
ベルとなっているため‘H'レベルを出力する。従って、
断流器2の閉信号が出力されて0.5秒後から0.8秒後の間
にフィルタコンデンサ電圧VFC<900Vであることを検知
すると比較器18の出力は‘H'レベルとなり、アンド回路
29の出力も‘H'レベルとなってVCRf異常表示が出され
る。
また、これと同時にフリップフロップ回路17の端子Rが
‘H'レベルとなり、フリップフロップ回路17の出力Qは
“L"レベル、アンド回路19の出力も“L"レベルとなって
断流器2の閉信号、断流器4の閉信号が出力される。こ
こで、フリップフロップ回路17は端子Rが“L"レベルの
時端子Sに入る入力信号の立上りで出力Qに“H"レベル
信号を出力するものである。このような場合、アンド回
路29の出力はすぐに‘L'レベルに戻り、フリップフロッ
プ回路17の端子Rも‘L'レベルになるが端子Sに入るカ
行指令16が“H"レベルのままでもフリップフロップ回路
17の出力Qは‘L'レベルを維持している。従って、断流
器2及び4はカ行指令16を1度オフして再度投入しない
限り再びオンすることはない。
上述の説明においてはサイリスタ11が導通したままの状
態になった場合を考えているが、このような状態はたと
えばインバータ電気車の場合、回生ブレーキ中に過電圧
となりサイリスタ11をオンし、フィルタコンデンサ9の
電荷を放電して主回路を開放しても、サイリスタ11の特
性と誘導電動機10の特性によってはインバータ7をオフ
させていても誘導電動機10の残留磁束の影響でサイリス
タ11にごくわずかな電流、たとえば100mA程度が流れ続
けサイリスタ11が消弧できない状態になることがあり得
る。このような場合を考慮しサイリスタ11が消弧状態に
あることを確認するため、特に断流器が投入されて0.5
秒から0.8秒後の間にフィルタコンデンサ電圧低下検知
モードを設けたものである。
このようにすれば通常運転時の停電再送電に対してはカ
行指令が入ている状態では自動リセットとし、サイリス
タ11が導通したままの状態でカ行指令を与えたような場
合にはカ行指令オフリセット(ノッチオフリセット)と
して、自動リセットにした場合に起こり得る抵抗器の焼
損事故を防止することができる。
以上はカ行時について説明してあるが回生ブレーキ時に
ついても全く同様である。
第5図は第4図の制御装置の各部の波形図を示す。
(a)は集電器1の電源電圧波形、(b)はカ行指令、
(c)は断流器2の閉信号、(d)は断流器4の閉信
号、(e)はフィルタコンデンサ9の電圧波形図であ
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、フィルタコンデンサ充電開始後から充
電抵抗短絡用の断流器がオンするまでの期間においてフ
ィルタコンデンサ電圧により半導体スイッチ素子の状態
を判定することができるので、この半導体スイッチ素子
が主回路がオフしているにもかかわらず導通状態となっ
ている場合には、起動後充電抵抗短絡用断流器が入る前
後の所定時間内でフィルタコンデンサ電圧低下を検出し
て主回路をオフし、それと同時に乗務員に警告し、かつ
起動指令を1度オフして再度投入するまでは断流器は再
び投入されることがなくなるため、抵抗器が焼損すると
いう危険性をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に基づく一実施例の電気車の制御装置の
構成図、第2図及び第3図は第1図に示される制御装置
の各部の波形図、第4図は本発明に基づく他の実施例の
電気車の制御装置の構成図、第5図は第4図に示される
制御装置の各部の波形図、第6図は電気車の主回路図、
第7図は第6図に示される主回路におけるフィルタコン
デンサの電圧の波形図を示す。 13,14……電圧検出器、15,18……比較器 16……カ行指令 17……フリップフロップ回路 19,20,26……アンド回路、22……断流器2閉信号 24……断流器4閉信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集電器に直列接続する第1の断流器と、 この第1の断流器に直列接続し、抵抗器を並列接続する
    第2の断流器と、 この第2の断流器に接続するフィルタコンデンサと、 このフィルタコンデンサに接続し負荷に電力を供給する
    電力変換装置と、 集電器の電圧が第1の所定値より大きくなったことを検
    出した際に電源電圧確立信号を出力する第1の電圧検出
    器と、 前記フィルタコンデンサの電圧が第2の所定値より小さ
    くなったことを検出した際に信号を出力する第2の電圧
    検出器と、 前記フィルタコンデンサに抵抗器を介して並列接続し、
    前記フィルタコンデンサが過電圧になるのを防止する半
    導体スイッチング素子と、 前記第1の電圧検出器による電源電圧確立信号及び起動
    信号との論理積により前記第1の断流器に閉信号を出力
    する第1の論理回路と、 この第1の論理回路より閉信号が出力された後所定時間
    経過後に前記第2の断流器の閉信号を出力する遅延回路
    と、 前記第1の論理回路より閉信号が出力された後の所定時
    間帯に前記第2の電圧検出器の信号を入力した際に、前
    記起動信号を無効にすることにより前記第1の断流器及
    び前記第2の断流器に開信号を出力する第2の論理回路
    と を有する電気車の制御装置。
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