JP3560766B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、変換部を2回路有し、それぞれの出力を負荷それぞれを個別に供給し、また一方の変換部が故障した時には出力側の接触器の切換えによって健全な変換部からの出力を両方の負荷に同時に供給するようにした電力変換装置として、図7に示す構成のものが知られている。
【0003】
この従来の電力変換装置は、パンタグラフ1から集電する直流電力を接触器2A,2B、リアクトル3A,3B、抵抗4A,4Bを経て変換部5A,5Bそれぞれに入力するようにしている。そして接触器2A,2Bそれぞれを投入すると、リアクトル3A,3B、充電用抵抗器4A,4Bを通して変換部5A,5Bそれぞれの入力コンデンサ(図示せず)を充電する。この充電が完了すると、ゲート回路6A,6BによってGTOサイリスタ7A,7Bそれぞれをオンして充電用抵抗器4A,4Bそれぞれを短絡し、変換部5A,5Bに対する直流電力の供給を開始し、この変換部5A,5Bの変換電力を出力側接触器8A,8Bを介してそれぞれの負荷9A,9Bに供給する。
【0004】
そしてこの従来の電力変換装置には、変換部5A,5Bそれぞれの入力側にサイリスタ10A,10Bと、これらのサイリスタ10A,10Bそれぞれがオンした時に電流制限をかけるための抵抗器11A,11Bを設け、また変換部5A,5Bそれぞれの入力電圧を検出するために電圧検出器12A,12Bそれぞれを設置している。また負荷9A,9Bの入力側を接続するための接触器13が負荷9A,9Bの入力側に設けてあって、変換部5A,5Bのいずれか、たとえば変換部5Aが停止した時に、その出力側の接触器8Aをオフすると共にこの接触器13をオンすることによって健全な変換部5B側から負荷9Aに電力を供給するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来の電力変換装置では、2台の変換部を備えるだけでなく、ほとんど構成を共通にする直流入力回路をも2系統備えていたため、装置全体として大型化する問題点があった。
【0006】
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、直流入力回路を1系統にすることによって小型化が図れる電力変換装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の電力変換装置は、電源入力系統を共有するように並設された変換部と、前記並設された変換部それぞれの第1のゲート回路に対するゲート電源回路と、前記並設された変換部それぞれの入力側に挿入された切離し接触器と、前記並設された変換部それぞれのゲート電源回路の停止を検出し、当該停止したゲート電源回路側の変換部に接続された前記切離し接触器をオープンさせる変換部切離し制御部とを備えたものである。
請求項1の発明の電力変換装置はさらに、前記変換部が保護動作した時に前記変換部の入力側に接続された入力コンデンサの電荷を放電させるためのスイッチング素子のゲート制御を行う第2のゲート回路と、前記ゲート電源回路のいずれかに前記第2のゲート回路を接続する電源切換え手段とを備え、前記変換部切離し制御部が、前記第2のゲート回路に接続されている前記ゲート電源回路の停止を検出した時に当該停止したゲート電源回路側の変換部に接続された前記切離し接触器をオープンさせると共に、前記電源切換え手段により前記第2のゲート回路を健全な他のゲート電源回路側に切換えて接続させるようにしたものである。
【0008】
この請求項1の発明の電力変換装置では、正常時には電源入力系統に並設された変換部それぞれが電源入力を変換してそれぞれの負荷に変換電力を供給する。いま一方の変換部のゲート電源回路が故障した場合、変換部切離し制御部が停止したゲート電源回路と接続されている変換部の切離し接触器をオープン動作させて電源入力系統から切離し、健全な側の変換部だけで両方の負荷に変換電力を供給する。
【0009】
この請求項1の発明の電力変換装置ではさらに、第2のゲート回路に接続されているゲート電源回路が停止した時には、電源切換え手段が停止したゲート電源回路側の変換部に接続された切離し接触器をオープンさせると共に、第2のゲート回路を健全な他のゲート電源回路側に切換えて接続し、残された健全な変換部だけ継続して運転して両方の負荷へ変換電力を供給する。
【0011】
請求項2の発明の電力変換装置は、電源入力系統を共有するように並設された変換部と、前記並設された変換部それぞれの第1のゲート回路に対するゲート電源回路と、前記並設された変換部それぞれの入力側に挿入された切離し接触器と、前記電源入力系統に含まれる充電用抵抗器を短絡する自己消弧型スイッチング素子のゲート制御を行う第2のゲート回路と、前記ゲート電源回路のいずれかに前記第2のゲート回路を接続する電源切換え手段と、前記並設された変換部それぞれのゲート電源回路の停止を検出して当該停止したゲート電源回路側の変換部に接続された前記切離し接触器をオープンさせ、前記第2のゲート回路に接続されている前記ゲート電源回路の停止を検出した時に、前記電源切換え手段により前記第2のゲート回路を健全な他のゲート電源回路のいずれかに切換えて接続させる変換部切離し制御部とを備えたものである。
【0012】
この請求項2の発明の電力変換装置では、正常時には電源入力系統に並設された変換部それぞれが電源入力を変換してそれぞれの負荷に変換電力を供給する。いま一方の変換部のゲート電源回路が故障した場合、変換部切離し制御部が停止したゲート電源回路と接続されている変換部の切離し接触器をオープン動作させて電源入力系統から切離し、健全な側の変換部だけで両方の負荷に変換電力を供給する。また、第2のゲート回路に接続されているゲート電源回路が停止した時には、電源切換え手段がこの第2のゲート回路を、停止したゲート電源回路からいずれかの変換部のゲート回路に接続されている健全なゲート電源回路に切換えて接続し、運転を継続する。
【0013】
請求項3の発明の電力変換装置は、電源入力系統を共有するように並設された変換部と、前記電源入力系統に設けられた、電源中断時の運転時間を延長するための入力フィルタコンデンサと、前記変換部が保護動作した時に前記変換部の入力側に接続された入力コンデンサの電荷と前記入力フィルタコンデンサの電荷とを放電させるためのスイッチング素子と、前記並設された変換部それぞれの入力側に挿入された切離し接触器と、前記切離し接触器それぞれを開閉動作させる接触器コイルと、前記接触器コイルと並列に接続された、抵抗器とコンデンサとを直列接続した回路と、前記変換部のいずれかの故障を検出して、前記スイッチング素子を導通させ、かつ前記故障の発生した変換部に接続されている前記切離し接触器に対する接触器コイルへの通電をカットする変換部切離し制御部とを備えたものである。
【0014】
この請求項3の発明の電力変換装置では、変換部の片側が故障した場合、その切離し接触器に対する接触器コイルへの通電をカットして切離し接触器をオープンさせるが、その前にコンデンサ放電用のスイッチング素子を導通させて入力フィルタコンデンサと変換部の入力コンデンサの電荷を放電させる。この際に、切離し接触器の接触器コイルに並列に接続されているコンデンサと抵抗器との直列回路から電荷を接触器コイルに引続き供給して接触器コイルの釈放時間を一時的に遅らせ、その釈放時間の延長されている間にコンデンサ放電用のスイッチング素子を通して入力フィルタコンデンサと変換部の入力コンデンサの電荷を完全に放電させ、その後に切離し接触器をオープンさせて故障した変換部を切離す。
【0015】
これによって故障した変換部をその入力側の切離し接触器をオープンさせることによって切離す際に、切離し接触器の主接点に過電流が流れることがない。
【0016】
請求項4の発明の電力変換装置は、電源入力系統を共有するように並設された変換部と、前記電源入力系統に設けられた、電源中断時の運転時間を延長するための入力フィルタコンデンサと、前記変換部が保護動作した時に前記変換部の入力側に接続された入力コンデンサの電荷と前記入力フィルタコンデンサの電荷とを放電させるためのスイッチング素子と、前記並設された変換部それぞれの入力側に挿入された第1の切離し接触器と、前記変換部それぞれの入力コンデンサの中間点と前記入力フィルタコンデンサの中間点との間に挿入された第2の切離し接触器と、前記第1、第2の切離し接触器それぞれを開閉動作させる接触器コイルと、前記接触器コイルと並列に接続された、抵抗器とコンデンサとを直列接続した回路と、前記変換部のいずれかの故障を検出して、前記スイッチング素子を導通させ、かつ前記故障の発生した変換部に接続されている前記第1、第2の切離し接触器それぞれに対する前記接触器コイルへの通電をカットする変換部切離し制御部とを備えたものである。
【0017】
この請求項4の発明の電力変換装置では、変換部の片側が故障した場合、その第1、第2の切離し接触器に対する接触器コイルへの通電をカットして第1、第2の切離し接触器をオープンさせるが、その前にコンデンサ放電用のスイッチング素子を導通させて入力フィルタコンデンサと変換部の入力コンデンサの電荷を放電させる。この際に、第1、第2の切離し接触器の接触器コイルに並列に接続されているコンデンサと抵抗器との直列回路から電荷を接触器コイルに引続き供給して接触器コイルの釈放時間を一時的に遅らせ、その釈放時間の延長されている間にコンデンサ放電用のスイッチング素子を通して入力フィルタコンデンサと変換部の入力コンデンサの電荷を完全に放電させ、その後に切離し接触器をオープンさせて故障した変換部を切離す。これによって故障した変換部をその入力側の切離し接触器をオープンさせることによって切離す際に、切離し接触器の主接点に過電流が流れることがない。
【0018】
また入力フィルタコンデンサの中間点と変換部それぞれの入力コンデンサの中間点とを接続しているために、片側の変換部に短絡故障が発生すれば入力フィルタコンデンサも同時にその中間点から片側が短絡され、同時にコンデンサ放電用のスイッチング素子がオンしてコンデンサの電荷を放電する。したがって、入力フィルタコンデンサの電圧は短絡されない片側のコンデンサ電圧に抑えられ、変換部側の入力コンデンサの短絡していない側に入力フィルタコンデンサから急激な電荷の移動が発生せず、入力コンデンサの電圧が故障発生時以上になることはなく、短絡されていない側の入力コンデンサに過電圧が印加されることがない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。図1は本発明の第1の実施の形態の回路を示しており、この実施の形態の電力変換装置は、並設された2台の変換部5A,5Bそれぞれに対して、パンタグラフ1からの直流電力を入力する入力回路に、接触器2、リアクトル3、充電用抵抗器4、この充電用抵抗器4を短絡するためのGTOサイリスタ7、変換部5A,5Bそれぞれが保護動作した時に入力コンデンサ5A1,5A2;5B1,5B2の電荷を放電させるためのサイリスタ10とこのサイリスタ10に流れる電流を制限するための電流制限用抵抗器11、及びサイリスタ10の両端電圧を検出するための電圧検出器12を共通に1組だけ設けてあり、この直流入力回路の直流電力は変換部5A,5Bそれぞれに対して切離し接触器15A,15Bを介して入力するようにしてある。
【0020】
変換部5A,5Bの負荷9A,9Bそれぞれに対する出力側回路は図7に示した従来例と同じ構成であり、変換部5A,5Bそれぞれの変換交流電力を接触器8A,8Bを介して負荷9A,9Bそれぞれに供給し、また一方の変換部が停止した時に他方の変換部から電力を受けるように電源系統を切換えるための接触器13が負荷9A,9Bの入力側に接続してある。
【0021】
この実施の形態の電力変換装置はまた、変換部5A,5Bそれぞれのゲート回路(図示せず)を駆動するためのゲート回路用電源16A(AVR1),16B(AVR2)と、GTOサイリスタ7及びサイリスタ10のゲート制御を行う制御ユニット17A(CTR−A),17B(CTR−B)を備えている。
【0022】
制御ユニット17Aには、直流入力回路上の接触器2を作動させるコイル20と、変換部5Aの直流入力部の接触器15Aを作動させるコイル15Cが接続してある。制御ユニット17Bには、後述するリレー接点18a,18bを切換えるためのリレー18と変換部5Bの直流入力部の接触器15Bを作動させるコイル15Dと、接触器2のコイル20が接続してある。そしてゲート回路用電源16Aにはリレー18のb接点18bと変換部5Aのゲート回路(図示せず)が接続してあり、ゲート回路用電源16Bにはリレー18のa接点18aと変換部5Bのゲート回路(図示せず)が接続してある。
【0023】
次に、上記の構成の第1の実施の形態の電力変換装置の動作について説明する。正常時にはリレー18はオフで、そのb接点18bを介してゲート回路用電源16Aがゲート回路6と変換部5Aのゲート回路(図示せず)に接続されている。また接触器13はオープン状態、接触器8A,8Bはクローズ状態で、変換部5A,5Bそれぞれの出力は負荷9A,9Bそれぞれに供給されている。そしてゲート回路6はGTOサイリスタ7、サイリスタ10を共にオフさせている。
【0024】
この状態で制御ユニット17Aがコイル20を作動させると、接触器2がクローズ状態にしてパンタグラフ1からの直流電力が接触器2、リアクトル3、充電用抵抗器4を通じて変換部5A,5Bそれぞれに供給され、それらの入力コンデンサ5A1,5A2;5B1,5B2を充電する。そして充電が完了すると、ゲート回路6はGTOサイリスタ7をオンさせて充電用抵抗器4を短絡し、直流電力を変換部5A,5Bそれぞれに供給し、変換部5A,5Bは直流−交流変換した交流電力を負荷9A,9Bそれぞれに供給開始する。
【0025】
いま片方のゲート回路用電源16Aが故障になれば、ゲート回路用電源16Aの故障信号21Aが制御ユニット17Aに入力される。この故障信号21Aを受けて、制御ユニット17Aはゲート回路用電源16Aの故障信号をゲート電源故障信号22Aとして制御ユニット17Bに出力する。制御ユニット17Aはさらに、故障信号21Aを受け付けると故障シーケンスにしたがって回路動作するが、それでも故障状態が復旧しない場合にはロックアウト信号23Aを制御ユニット17Bに出力する。
【0026】
これを受けて制御ユニット17Bは図2に示す論理で、つまり故障信号22Aとロックアウト信号23AとのAND論理でリレー18を駆動する。この結果、リレー18はリレーb接点18bからリレーa接点18aに接続を切換えて、GTOサイリスタ7とサイリスタ10のゲート電源がゲート回路用電源16Aから16Bに切換えられる。
【0027】
これと共に、制御ユニット17Aは接触器コイル20をいったん停止させて接触器2をオープン状態にし、また切離し接触器コイル15Cを作動させて切離し接触器15Aをオープン状態にして変換部5Aを直流入力回路から切離す。なお、変換部5A,5Bの出力側でも接触器8Aはオープン状態、切換え用接触器13はクローズ状態にされる。
【0028】
こうして、パンタグラフ1からの直流電力が変換部5Bだけに供給されるようになり、負荷9A,9Bに対して変換部5Bから電力が同時に供給されることになる。
【0029】
このようにして、この第1の実施の形態の電力変換装置では、2台の並設された変換部5A,5Bに対して共通する1組の直流入力回路によって直流電力を供給するようにした電力変換装置において、いずれかの変換部5Aまたは5Bが停止するようなことがあっても引続き健全な変換部側だけで両方の負荷9A,9Bに電力を供給することができ、このために直流入力回路を1組にして回路構成をシンプルにし、小型化が図れる。
【0030】
次に、本発明の第2の実施の形態の電力変換装置を、図3に基づいて説明する。この第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態の電力変換装置に対してゲート回路用電源を1台追加した構成で、GTOサイリスタ7及びサイリスタ10とのゲート回路6専用のゲート回路用電源16Aと、変換部5Aのゲート回路用のゲート回路用電源16Bと、さらにもう1つ、変換部5Bのゲート回路用のゲート回路用電源16Cを設けてあり、またリレー24を設け、そのb接点24bによってゲート回路用電源16Bをリレー18のa接点18aに接続し、そのa接点24aによってゲート回路用電源16Cをリレー18のa接点18aに接続)切換えるようにしてある。このリレー18と追加されたリレー24とは、制御ユニット17Bがゲート回路用電源16Aの停止を検出した時にリレー18を作動させ、制御ユニット17Bがさらにゲート回路用電源16Bの停止を検出した時にリレー24を作動させるようにしてある。
【0031】
次に、上記の構成の第2の実施の形態の電力変換装置の動作について説明する。正常時にはリレー18,24は共にオフで、リレーb接点18bを介してゲート回路用電源16Aがゲート回路6に接続され、リレーb接点24bを介してゲート回路用電源16Bが変換部5Aのゲート回路(図示せず)に接続され、さらにゲート回路用電源16Cが変換部5Bのゲート回路(図示せず)に接続されている。その他の部分の状態は第1の実施の形態と同様である。
【0032】
この状態で制御ユニット17Aがコイル20を作動させると、接触器2がクローズ状態にしてパンタグラフ1からの直流電力が接触器2、リアクトル3、充電用抵抗器4を通じて変換部5A,5Bそれぞれに供給され、それらの入力コンデンサ5A1,5A2;5B1,5B2を充電する。そして充電が完了すると、ゲート回路6はGTOサイリスタ7をオンさせて充電用抵抗器4を短絡し、直流電力を変換部5A,5Bそれぞれに供給し、変換部5A,5Bは直流−交流変換した交流電力を負荷9A,9Bそれぞれに供給開始する。
【0033】
いまゲート回路用電源16Aが故障になれば、ゲート回路用電源16Aの故障信号21Aが制御ユニット17Aに入力される。この故障信号21Aを受けて、制御ユニット17Aはゲート回路用電源16Aの故障信号をゲート電源故障信号22Aとして制御ユニット17Bに出力する。制御ユニット17Aはさらに、故障信号21Aを受け付けると故障シーケンスにしたがって回路動作するが、それでも故障状態が復旧しない場合にはロックアウト信号23Aを制御ユニット17Bに出力する。
【0034】
これを受けて制御ユニット17Bは図4に示すように、故障信号22Aとロックアウト信号23Aとの2入力のAND論理25でリレー18を駆動し、リレーb接点18bからリレーa接点18aに接続を切換え、GTOサイリスタ7とサイリスタ10のゲート電源をゲート回路用電源16Aからゲート回路用電源16Bに切換える。
【0035】
これ以降の動作は第1の実施の形態と同様で、パンタグラフ1からの直流電力が変換部5Bだけに供給されるようになり、負荷9A,9Bに対して変換部5Bから電力が同時に供給されることになる。
【0036】
ゲート回路用電源16Aが停止し、さらにゲート回路用電源16Bも停止した場合には、故障信号21Bが制御ユニット17A,17Bに入力され、この信号21Bを受けて制御ユニット17Aはゲート回路用電源16Bの故障信号21Bをゲート電源故障信号22Aとして制御ユニット17Bに出力する。制御ユニット17Aはさらに、故障信号21Bを受け付けると、故障シーケンスにしたがって回路動作し、それでも故障状態が復旧しない場合にはロックアウト信号23Aを制御ユニット17Bに出力する。
【0037】
そこで制御ユニット17Bは図4に示すように、ゲート回路用電源16Bからの故障信号21Bと、制御ユニット17Aからの故障信号22Aとロックアウト信号23Aとの3入力のAND論理26でリレー24を駆動し、リレーb接点24bからリレーa接点24aに接続を切換え、GTOサイリスタ7とサイリスタ10のゲート電源をゲート回路用電源16Bからさらにゲート回路用電源16Cに切換える。
【0038】
この結果、この第2の実施の形態で追加されたゲート回路用電源16Cの1台でGTOサイリスタ7とサイリスタ10とのゲート回路6と健全な変換部5Bのゲート回路とに電力を供給し、片側運転で負荷9A,9Bに共に電力を供給し続けることになる。
【0039】
このようにして、この第2の実施の形態の電力変換装置では、2台の並設された変換部5A,5Bに対して共通する1組の直流入力回路によって直流電力を供給するようにした電力変換装置において、いずれかの変換部、たとえば変換部5Aが停止するようなことがあっても健全な変換部5B側だけで両方の負荷9A,9Bに引続き電力を供給することができ、このために直流入力回路を1組にして回路構成をシンプルにし、小型化が図れる。
【0040】
次に、本発明の第3の実施の形態を図5に基づいて説明する。第3の実施の形態の電力変換装置は、図1に示した第1の実施の形態において、さらに電力中断時の動作時間を延長するための入力フィルタコンデンサ31を直流入力回路に設け、また制御ユニット17A,17Bそれぞれによって制御される切離し接触器コイル15C,15Dに対して並列に、抵抗器32A,32Bとコンデンサ33A,33Bとを直列に接続した回路を設けている。また変換部5A,5Bそれぞれの入力側電圧を検出するために電圧検出器12A,12Bを入力コンデンサ5A1,5A2;5B1,5B2と並列に設けてある。
【0041】
なお、この第3の実施の形態では、GTOサイリスタ7、入力コンデンサ5A1,5A2;5B1,5B2の電荷放電用のサイリスタ10のゲート制御のためのゲート回路6、ゲート回路用電源については表示していないが、特にゲート回路用電源については第1の実施の形態、第2の実施の形態の構成と同じである。
【0042】
次に、上記構成の第3の実施の形態の動作について説明する。通常時には上記第1、第2の実施の形態と同様に両方の変換部5A,5Bが動作して直流入力を交流変換し、負荷9A,9Bそれぞれに供給する。
【0043】
いま変換部5Aの内部の主回路素子が短絡故障すれば、入力コンデンサ5A1,5A2のどちらか片方が短絡される。このコンデンサの短絡が発生すれば、電圧検出器12Aによって検出して制御ユニット17Aにその出力信号を入力する。制御ユニット17Aはこの信号を受けて制御ユニット17Bに故障信号35Aを出力し、制御ユニット17BはGTOサイリスタ7のゲートオン信号を切り、同時にサイリスタ10にゲートオン信号を出力する。またコイル20への出力をカットすることによって接触器2もオープン状態にし、また接触器コイル15Cへの出力もカットする。なお、この出力カットにより切離し接触器15Aをオープン状態にするのであるが、後述するように切離し接触器15Aがオープン状態になるまでには所定の遅れがある。
【0044】
サイリスタ10がオンすれば変換部5A,5Bそれぞれの入力コンデンサ5A1,5A2;5B1,5B2に蓄積されていた電荷と入力フィルタコンデンサ31に蓄積されていた電荷はすべてサイリスタ10を通って抵抗器11に放電される。制御ユニット17Aはこのコンデンサの放電後に切離し接触器コイル15Cを作動させて切離し接触器15Aをオープン状態にし、変換部5Aを入力コンデンサ5A1,5A2と共に切離す。
【0045】
この後、制御ユニット17Aは再度接触器コイル20に通電して接触器2をクローズ状態にする。これによって健全な側の変換部5Bだけの運転が再開して、負荷9A,9Bそれぞれに変換部5Bから交流電力を供給するようになる。
【0046】
こうして変換部5Aを停止する際にはそのゲート回路用電源(図示せず。図1における電源16Aに対応する)をオフにするが、切離した変換部5Aにおいて入力フィルタコンデンサ31の電荷で入力コンデンサ5A1,5A2が急速充電されることになり、コンデンサ31,5A1,5A2及び切離し接触器15Aに過電流が流れる。そこで、これを防止するために、切離し接触器15A,15Bのコイル15C,15Dそれぞれと並列に抵抗器32A,32Bとコンデンサ33A,33Bとを直列に接続した回路を設けることにより、制御ユニット17Aが切離し接触器コイル15Cへの給電をカットして切離し接触器15Aをオープン状態にしようとする時にその給電カット後の釈放時間を延長させることができ、この間にサイリスタ10にオン信号が制御ユニット17Bから出力されて入力フィルタコンデンサ31及び入力コンデンサ5A1,5A2の電荷が放電され、この放電後に切離し接触器15Aがオープン状態になり、切離し接触器15Aの主接点に過電流が流れることはない。
【0047】
なお、変換部5B側に短絡故障が発生した場合には、電圧検出器12Bが制御ユニット17Bに短絡信号を入力し、上記と同様の動作がB系統において実行されて変換部5B側を切離し接触器15Bによって切離し、健全な側の変換部5Aだけの運転を継続し、両方の負荷9A,9Bに電力を供給することになる。
【0048】
このようにして第3の実施の形態によれば、第1及び第2の実施の形態と同様に直流入力回路を2台の変換部5A,5Bに共通の1組の回路要素で構成することができて回路の小型化、シンプル化が図れる。
【0049】
しかもこの第3の実施の形態の場合には、入力フィルタコンデンサ31を設けてパンタグラフ1の離線による電源入力の一時的な中断時にも途切れることなく安定して負荷9A,9Bに交流電力を供給することができるようにしているが、切離し接触器15Aまたは15Bの開放動作のために接触器コイル15Cまたは15Dへの通電をカットしても直ちに切離し接触器15Aまたは15Bがオープン状態にならないようにこれらの接触器コイル15Cおよび15Dに並列に抵抗器32A,32Bとコンデンサ33A,33Bとの直列回路を接続し、制御ユニット17A,17Bから接触器コイル15C,15Dへの電力カット後もこれらのコンデンサ33A,33Bからコイル15C,15Dに電圧を供給して切離し接触器15A,15Bがオープン状態になるまでの時間を遅らせるようにしているので、クローズ状態にあった切離し接触器15Aまたは15Bがオープン状態になる前にサイリスタ10がオンして入力フィルタコンデンサ31の電荷を放電し、故障で切離される変換部5Aまたは5Bの入力コンデンサ5A1,5A2または5B1,5B2が入力フィルタコンデンサ31の電荷によって急速に充電されるのを防止することができる。
【0050】
次に、本発明の第4の実施の形態を図6に基づいて説明する。この第4の実施の形態の電力変換装置は、図5に示した第3の実施の形態における入力フィルタコンデンサ31に代えて直列に接続した2個の入力フィルタコンデンサ41,42を設け、変換部5A,5Bそれぞれの入力コンデンサ5A1,5A2;5B1,5B2の接続点をそれぞれ入力フィルタコンデンサ41,42の接続点に切離し接触器15E,15Fを経由して接続し、またこれらの追加的に設けた切離し接触器15E,15Fのオープン/クローズを制御する接触器コイル15G,15Hを接触器コイル15C,15Dそれぞれに並列に接続した構成である。さらに、このようにして入力コンデンサ5A1,5A2の接続点と入力フィルタコンデンサ41,42の接続点との間、また入力コンデンサ5B1,5B2の接続点と入力フィルタコンデンサ41,42の接続点との間を接続したために、入力コンデンサ5A1,5A2,5B1,5B2それぞれの電圧を検出するために電圧検出器12A1,12A2,12B1,12B2を設けている。なお、その他の構成要素については図5に示した第3の実施の形態と共通する。
【0051】
次に、上記構成の第4の実施の形態の電力変換装置の動作を説明する。通常時には上記第3の実施の形態と同様に両方の変換部5A,5Bが動作して直流入力を交流変換し、負荷9A,9Bそれぞれに供給する。
【0052】
いま変換部5Aの内部の主回路素子が短絡故障すれば、入力コンデンサ5A1,5A2のどちらか片方が短絡される。この時、同時に入力フィルタコンデンサ41,42のどちらかが短絡されることになる。
【0053】
このコンデンサの短絡が発生すれば、電圧検出器12A1または12A2によって検出して制御ユニット17Aにその出力信号を入力する。制御ユニット17Aはこの信号を受けて制御ユニット17Bに故障信号35Aを出力し、制御ユニット17BはGTOサイリスタ7をオフさせ、同時にサイリスタ10にオンさせる。またコイル20への出力をカットすることによって接触器2もオープン状態にし、また接触器コイル15C,15Gへの出力もカットする。なお、この出力カットにより切離し接触器15A,15Eをオープン状態にするのであるが、後述するように切離し接触器15A,15Eがオープン状態になるまでには所定の遅れがある。
【0054】
サイリスタ10がオンすれば変換部5A,5Bそれぞれの入力コンデンサ5A1,5A2;5B1,5B2に蓄積されていた電荷と入力フィルタコンデンサ41,42に蓄積されていた電荷はすべてサイリスタ10を通って抵抗器11に放電される。制御ユニット17Aはこのコンデンサの放電後に切離し接触器コイル15Cを作動させて切離し接触器15Aをオープン状態にし、変換部5Aを入力コンデンサ5A1,5A2と共に切離す。
【0055】
この後、制御ユニット17Aは再度接触器コイル20に通電して接触器2をクローズ状態にする。これによって健全な側の変換部5Bだけの運転が再開して、負荷9A,9Bそれぞれに変換部5Bから交流電力を供給するようになる。
【0056】
こうして短絡故障が発生した変換部5Aを停止する際にはそのゲート回路用電源(図示せず。図1における電源16Aに対応する)をオフにするが、切離された変換部5Aの入力コンデンサ5A1,5A2がコンデンサ41,42の電荷で急速充電されることになり、コンデンサ41,42,5A1,5A2及び切離し接触器15A,15Eに過電流が流れる。そこで、これを防止するために、切離し接触器15A,15E;15B,15Fそれぞれに並列接続されたコイル15C,15G;15D,15Hそれぞれと並列に、抵抗器32A,32Bとコンデンサ33A,33Bとを直列に接続した回路を設けることにより、制御ユニット17Aが切離し接触器コイル15C,15Gへの給電をカットして切離し接触器15A,15Eをオープン状態にしようとする時にその給電カット後の釈放時間を延長させることができ、この間にサイリスタ10にオン信号が制御ユニット17Bから出力されて入力フィルタコンデンサ41,42及びコンデンサ5A1,5A2の電荷が放電され、この放電後に切離し接触器15A,15Eがオープン状態になり、切離し接触器15A,15Eの主接点に過電流が流れることはない。
【0057】
なお、変換部5B側に短絡故障が発生した場合には、電圧検出器12B1または12B2が制御ユニット17Bに短絡信号を入力し、上記と同様の動作がB系統において実行されて変換部5B側を切離し接触器15B,15Fによって切離し、健全な側の変換部5Aだけの運転を継続し、両方の負荷9A,9Bに電力を供給することになる。
【0058】
このようにして第4の実施の形態によれば、第3の実施の形態と同様に直流入力回路を2台の変換部5A,5Bに共通の1組の回路要素で構成することができて回路の小型化、シンプル化が図れ、またクローズ状態にあった切離し接触器15A,15Eまたは15B,15Fがオープン状態になる前にサイリスタ10がオンして入力フィルタコンデンサ41,42の電荷を放電し、故障で切離される変換部5Aの入力コンデンサ5A1,5A2または変換部5Bの入力コンデンサ5B1,5B2が入力フィルタコンデンサ41,42の電荷によって急速に充電されるのを防止することができる。
【0059】
さらに第4の実施の形態では、入力フィルタコンデンサ41,42の接続点と変換部5A,5Bそれぞれの入力コンデンサ5A1,5A2;5B1,5B2の接続点とを接続しているために、たとえば変換部5Aの主回路素子に短絡故障が発生した場合には入力コンデンサ5A1または5A2と共に入力フィルタコンデンサ41または42も短絡され、これと同時にサイリスタ10がオンされてこれらのコンデンサの電荷を放電開始するようになり、フィルタコンデンサ41,42の直列の電圧は短絡されていない片側のコンデンサ電圧だけに抑えることができ、したがって変換部5Aにおける短絡されない側の入力コンデンサ5A1または5A2に対してフィルタコンデンサ41,42から急速な電荷の移動がなく、コンデンサ電圧が短絡故障発生時以上に上昇することがなく、短絡されていない側の入力コンデンサ5A1または5A2に過電圧が印加される恐れがない。
【0060】
【発明の効果】
以上のように請求項1の発明によれば、一方の変換部のゲート電源回路が故障した場合、変換部切離し制御部が停止したゲート電源回路と接続されている変換部の切離し接触器をオープン動作させて電源入力系統から切離し、健全な側の変換部だけで両方の負荷に変換電力を供給することができ、電源入力系統を2つの変換部で共通とするために回路構成が小型、シンプルなものになる。
【0061】
さらに請求項1の発明によれば、第2のゲート回路に接続されているゲート電源回路が停止した時には、電源切換え手段が停止したゲート電源回路側の変換部に接続された切離し接触器をオープンさせると共に、この第2のゲート回路を健全な他のゲート電源回路側に切換えて接続し、残された健全な変換部だけ継続して運転して両方の負荷へ変換電力を供給するので、電源入力系統を2つの変換部で共通とするために回路構成が小型、シンプルなものになる。
【0062】
請求項2の発明によれば、自己消弧型スイッチング素子のゲート制御を行う第2のゲート回路に接続されているゲート電源回路が停止した時には、電源切換え手段がこの第2のゲート回路を、停止したゲート電源回路から他の健全なゲート電源回路のいずれかに切換えて接続し、運転を継続するので、ゲート電源回路の耐故障性能を向上させることができる。
【0063】
請求項3の発明によれば、変換部の片側が故障した場合、その切離し接触器に対する接触器コイルへの通電をカットして切離し接触器をオープンさせるが、その前にコンデンサ放電用のスイッチング素子を導通させて入力フィルタコンデンサと変換部の入力コンデンサの電荷を放電させ、この際に、切離し接触器の接触器コイルに並列に接続されているコンデンサと抵抗器との直列回路から電荷を接触器コイルに引続き供給して接触器コイルの釈放時間を一時的に遅らせ、その釈放時間の延長されている間にコンデンサ放電用のスイッチング素子を通して入力フィルタコンデンサと変換部の入力コンデンサの電荷を完全に放電させ、その後に切離し接触器をオープンさせて故障した変換部を切離すので、故障した変換部を切離す際に切離し接触器の主接点に過電流が流れることがなく、円滑に片側運転に移行できる。
【0064】
請求項4の発明によれば、請求項3の発明と同様に故障した変換部を切離す際に切離し接触器の主接点に過電流が流れることがなく、円滑に片側運転に移行でき、また入力フィルタコンデンサの中間点と変換部それぞれの入力コンデンサの中間点とを接続しているために、片側の変換部に短絡故障が発生すれば入力フィルタコンデンサも同時にその中間点から片側が短絡され、同時にコンデンサ放電用のスイッチング素子がオンしてコンデンサの電荷を放電させることができ、入力フィルタコンデンサの電圧を短絡されない片側のコンデンサ電圧に抑え、変換部の短絡していない側の入力コンデンサに入力フィルタコンデンサからの急激な電荷の移動がなくて過電圧の印加を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の回路ブロック図。
【図2】上記の実施の形態における制御ユニットの制御動作を示すブロック図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の回路ブロック図。
【図4】上記の実施の形態における制御ユニットの制御動作を示すブロック図。
【図5】本発明の第3の実施の形態の回路ブロック図。
【図6】本発明の第4の実施の形態の回路ブロック図。
【図7】従来例の回路ブロック図。
【符号の説明】
1 パンタグラフ
2 接触器
3 リアクトル
4 充電用抵抗器
5A,5B 変換部
5A1,5A2,5B1,5B2 入力コンデンサ
6 ゲート回路
7 GTOサイリスタ
8A,8B 接触器
9A,9B 負荷
10 サイリスタ
11 電流制限用抵抗
12,12A1,12A2,12B1,12B2 電圧検出器
13 接触器
15A,15B,15E,15F 切離し接触器
15C,15D,15G,15H 接触器コイル
16A,16B,16C ゲート回路用電源
17A,17B 制御ユニット
18 リレー
20 接触器コイル
24 リレー
31 入力フィルタコンデンサ
32A,32B 抵抗器
33A,33B コンデンサ
41,42 入力フィルタコンデンサ

Claims (4)

  1. 電源入力系統を共有するように並設された変換部と、
    前記並設された変換部それぞれの第1のゲート回路に対するゲート電源回路と、
    前記並設された変換部それぞれの入力側に挿入された切離し接触器と、
    前記変換部が保護動作した時に前記変換部の入力側に接続された入力コンデンサの電荷を放電させるためのスイッチング素子のゲート制御を行う第2のゲート回路と、
    前記ゲート電源回路のいずれかに前記第2のゲート回路を接続する電源切換え手段と、
    前記並設された変換部それぞれのゲート電源回路の停止を検出して当該停止したゲート電源回路側の変換部に接続された前記切離し接触器をオープンさせ、前記第2のゲート回路に接続されている前記ゲート電源回路の停止を検出した時に当該停止したゲート電源回路側の変換部に接続された前記切離し接触器をオープンさせると共に、前記電源切換え手段により前記第2のゲート回路を健全な他のゲート電源回路側に切換えて接続させる変換部切離し制御部とを備えて成る電力変換装置。
  2. 電源入力系統を共有するように並設された変換部と、
    前記並設された変換部それぞれの第1のゲート回路に対するゲート電源回路と、
    前記並設された変換部それぞれの入力側に挿入された切離し接触器と、
    前記電源入力系統に含まれる充電用抵抗器を短絡する自己消弧型スイッチング素子のゲート制御を行う第2のゲート回路と、
    前記ゲート電源回路のいずれかに前記第2のゲート回路を接続する電源切換え手段と、
    前記並設された変換部それぞれのゲート電源回路の停止を検出して当該停止したゲート電源回路側の変換部に接続された前記切離し接触器をオープンさせ、前記第2のゲート回路に接続されている前記ゲート電源回路の停止を検出した時に、前記電源切換え手段により前記第2のゲート回路を健全な他のゲート電源回路のいずれかに切換えて接続させる変換部切離し制御部とを備えて成る電力変換装置。
  3. 電源入力系統を共有するように並設された変換部と、
    前記電源入力系統に設けられた、電源中断時の運転時間を延長するための入力フィルタコンデンサと、
    前記変換部が保護動作した時に前記変換部の入力側に接続された入力コンデンサの電荷と前記入力フィルタコンデンサの電荷とを放電させるためのスイッチング素子と、
    前記並設された変換部それぞれの入力側に挿入された切離し接触器と、
    前記切離し接触器それぞれを開閉動作させる接触器コイルと、
    前記接触器コイルと並列に接続された、抵抗器とコンデンサとを直列接続した回路と、
    前記変換部のいずれかの故障を検出して、前記スイッチング素子を導通させ、かつ前記故障の発生した変換部に接続されている前記切離し接触器に対する接触器コイルへの通電をカットする変換部切離し制御部とを備えて成る電力変換装置。
  4. 電源入力系統を共有するように並設された変換部と、
    前記電源入力系統に設けられた、電源中断時の運転時間を延長するための入力フィルタコンデンサと、
    前記変換部が保護動作した時に前記変換部の入力側に接続された入力コンデンサの電荷と前記入力フィルタコンデンサの電荷とを放電させるためのスイッチング素子と、
    前記並設された変換部それぞれの入力側に挿入された第1の切離し接触器と、
    前記変換部それぞれの入力コンデンサの中間点と前記入力フィルタコンデンサの中間点との間に挿入された第2の切離し接触器と、
    前記第1、第2の切離し接触器それぞれを開閉動作させる接触器コイルと、
    前記接触器コイルと並列に接続された、抵抗器とコンデンサとを直列接続した回路と、
    前記変換部のいずれかの故障を検出して、前記スイッチング素子を導通させ、かつ前記故障の発生した変換部に接続されている前記第1、第2の切離し接触器それぞれに対する前記接触器コイルへの通電をカットする変換部切離し制御部とを備えて成る電力変換装置。
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