JPH079367Y2 - 点火コイル - Google Patents

点火コイル

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JPH079367Y2
JPH079367Y2 JP10060389U JP10060389U JPH079367Y2 JP H079367 Y2 JPH079367 Y2 JP H079367Y2 JP 10060389 U JP10060389 U JP 10060389U JP 10060389 U JP10060389 U JP 10060389U JP H079367 Y2 JPH079367 Y2 JP H079367Y2
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JP
Japan
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iron core
coil
ground terminal
primary coil
eyelet
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JP10060389U
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JPH0339815U (ja
Inventor
成行 根田
Original Assignee
池田デンソー株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案はエンジンの始動等に用いられる点火コイルに関
する。
<従来の技術> 点火コイルには、第12図に示すように鉄心41と、この鉄
心41に巻回された1次コイル42及び2次コイル43とを備
え、1次コイル42及び2次コイル43の各一端を鉄心41に
電気的に接続してアースするようにしたものがある。
この種の従来の点火コイルでは、コイル42,43と鉄心41
との接続は、第13図に示すように、コイル42,43の一端
が接続されるアース端子44を鉄心41上に配置し、リベッ
ト45をアース端子44の取付孔46に通すと共に、鉄心41に
積層方向に形成した取付孔47に圧入し、これにより、コ
イル42,43の一端をアース端子44及びリベット45を介し
て鉄心41に接続していた。
<考案が解決しようとする課題> しかし、鉄心41には一般に電磁鋼板が用いられ、この電
磁鋼板には表面処理が施されており、第13図に示す接触
部a2での導通は困難である。従って、アース端子44、接
触部a1、リベット45、接触部b1,b2,b3、鉄心41の回路
で導通する(なお、b2,b2……の数はリベット45の長さ
により決まる複数である)。
従って、従来では接触部a1と接触部b1,b2,b3とのいず
れが接触不良になってもコイル42,43のアースが困難に
なり、このため接触不良要因が2ケ所あり、アース不良
が生じ易いという問題があった。
本考案は上記問題点に鑑み、1次コイル及び2次コイル
をより確実にアースし得るようにしたものである。
<課題を解決するための手段> この技術的課題を解決する本考案の技術的手段は、鉄心
2と、該鉄心2に巻回された1次コイル6及び2次コイ
ル8とを備え、この1次コイル6及び2次コイル8の一
端を鉄心2に電気的に接続してアースするようにした点
火コイルにおいて、前記1次コイル6及び2次コイル8
の一端が接続されるアース端子13に、筒状の鳩目部14を
一体に設け、前記鉄心2の積層方向に取付孔19を設け、
アース端子13を鉄心2に接続するように、前記アース端
子13の鳩目部14を鉄心2の取付孔19に圧入嵌合した点に
ある。
<作用> アース端子13の鳩目部14を、鉄心2の取付孔19に圧入嵌
合することにより、アース端子13に接続した1次コイル
6及び2次コイル8がアース端子13を介して鉄心2に電
気的に接続されると共に、アース端子13を鉄心2に対し
て簡単に位置決め固定できる。このとき、1次コイル6
及び2次コイル8のアースは、第1図に示す如くアース
端子13、接触部b1,b2,b3,b4……、鉄心2の回路で導
通し、接触不良の要因の1つである従来例(第13図)に
おける接触部a1がなくなり、それだけアースが確実にな
る。
<実施例> 以下、本考案を図示の実施例に従って説明すると、第5
図及び第6図において、1はケース、2は鉄心で、第3
図及び第4図にも示す如く電磁鋼板を多数枚積層して成
り、中央脚部3と一対の側脚部4,5とを有し、ケース1
内に収納されている。6は1次コイルで、鉄心2の中央
脚部3にコイルボビン7を介して巻回されている。8は
2次コイルで、鉄心2の1次コイル6上にコイルボビン
9を介して巻回されている。
11はケース1内に真空充填した絶縁樹脂で、鉄心2と1
次コイル6との間、1次コイル6と2次コイル8との
間、ケース1と鉄心2及びコイル6,8との間を夫々絶縁
している。
13はアース端子で、帯板状に形成され、鉄心2の中央脚
部3上に配置されている。このアース端子13に、第3
図、第4図、第7図及び第8図に示すように角筒状の一
対の鳩目部14がしぼり加工等により一体に形成され、長
手方向の一端には、係止溝15を有するコイル端接続部16
が一対のくびれ部17を介して設けられている。コイル端
接続部16は第6図に示すようにくびれ部17で直角に折曲
される。前記鉄心2の中央脚部3には、第1図及び第2
図に示すように鳩目部14に対応して長手方向一対の円形
の取付孔19が層積方向に貫通形成され、この取付孔19に
アース端子13の鳩目部14が圧入嵌合され、これによりア
ース端子13は鉄心2の中央脚部3上に添うように固定さ
れると共に、アース端子13は鳩目部14を介して電気的に
接続されている。
6aは1次コイル6の巻き初め端、6bは1次コイル6の巻
き終り端で、巻き初め端6aは、アース端子13のコイル端
接続部16の係止溝15に挟み込まれてコイル端接続部16に
半田付けされている。巻き終り端6bは、絶縁樹脂11に埋
設したインサート端子21に挟み込んで半田付けされ、こ
のインサート端子21を介して外部回路に接続されるよう
になっている。
8aは2次コイル8の巻き初め端、8bは2次コイル8の巻
き終り端で、巻き初め端8aは、1次コイル6と2次コイ
ル8との間に挿通され、前記1次コイル6の巻き初め端
6aと同様に係止溝15に挟み込まれてコイル端接続部16に
半田付けされている。巻き終り端8bはピン22に半田付け
され、このピン22を介して外部回路に接続されるように
なっている。
従って、1次コイル6の巻き初め端6aと2次コイル8の
巻き初め端8aとは、アース端子13を介して鉄心2に接続
されてアースされるようになっている。
なお、上記点火コイルは、例えば1次コイル6側に流れ
る1次電流を急激に遮断して、2次コイル8に高電圧を
発生するように構成され、エンジンの点火装置に使用さ
れる。
第9図及び第10図は他の実施例を示し、第9図はアース
端子13の鳩目部14を円筒状に形成すると共に、鉄心2の
取付孔19を角状の貫通孔としたものである。また第10図
は鳩目部14を円筒状とすると共に、取付孔19を円形と
し、これら鳩目部14と取付孔19とを互いに同一形状とし
たものである。
なお、前記実施例ではアース端子13に鳩目部14を2個設
けているが、鳩目部14の個数はこれに限定されず、第11
図に示すように1個設けるようにしてもよいし、また3
個以上設けるようにしてもよい。
また、前記実施例では1次コイル6の巻き初め端6a及び
2次コイル8の巻き初め端8aをアース端子13に接続して
いるが、これに代え、1次コイル6の巻き終り端6b、2
次コイル8の巻き終り端8bをアース端子13に接続するよ
うにしてもよい。
<考案の効果> 本考案によれば、アース端子13に一体に設けた鳩目部14
を鉄心2の取付孔19に圧入嵌合したので、鳩目部14と鉄
心2の取付孔19内壁とが接触していれば、1次コイル6
及び2次コイル8を鉄心2を介してアースすることがで
き、接触不良要因が少なくて済み、アースをより確実に
なし得る。しかも、鳩目部14を取付孔19に嵌合すること
によって、アース端子13を鉄心2に対して簡単に位置決
め固定できるし、またアース端子13への鳩目部14の形成
はしぼり加工等によって簡単になし得、その実用的効果
は著大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は要部の拡大断面図、第2図は第1図のA−A線
断面図、第3図は鉄心及びアース端子部分の平面図、第
4図は第3図のB−B線断面図、第5図は点火コイル全
体の平面図、第6図は第5図のC−C線断面図、第7図
はアース端子の平面図、第8図は同正面図である。第9
図及び第10図は夫々他の実施例を示す鳩目部部分の断面
図、第11図は他の実施例を示すアース端子の斜視図であ
る。第12図は従来例を示す構成図、第13図は同断面図で
ある。 2……鉄心、6……1次コイル、8……2次コイル、13
……アース端子、14……鳩目部、19……取付孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄心(2)と、該鉄心(2)に巻回された
    1次コイル(6)及び2次コイル(8)とを備え、この
    1次コイル(6)及び2次コイル(8)の一端を鉄心
    (2)に電気的に接続してアースするようにした点火コ
    イルにおいて、 前記1次コイル(6)及び2次コイル(8)の一端が接
    続されるアース端子(13)に、筒状の鳩目部(14)を一
    体に設け、前記鉄心(2)の積層方向に取付孔(19)を
    設け、アース端子(13)を鉄心(2)に接続するよう
    に、前記アース端子(13)の鳩目部(14)を鉄心(2)
    の取付孔(19)に圧入嵌合したことを特徴とする点火コ
    イル。
JP10060389U 1989-08-28 1989-08-28 点火コイル Expired - Lifetime JPH079367Y2 (ja)

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JPH0339815U JPH0339815U (ja) 1991-04-17
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JPWO2003071562A1 (ja) * 2002-02-21 2005-06-16 株式会社日立製作所 内燃機関用点火コイル

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JPH0339815U (ja) 1991-04-17

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