JPH079351U - 温灸具 - Google Patents

温灸具

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JPH079351U
JPH079351U JP3935893U JP3935893U JPH079351U JP H079351 U JPH079351 U JP H079351U JP 3935893 U JP3935893 U JP 3935893U JP 3935893 U JP3935893 U JP 3935893U JP H079351 U JPH079351 U JP H079351U
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JP
Japan
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moxibustion
opening
hot moxibustion
hot
bottle
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Application number
JP3935893U
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English (en)
Inventor
栄一 柳澤
Original Assignee
日本中国温灸株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 煙を発生することなく使用することができ、
且つモグサが灰として残存するのを防止することのでき
る温灸具を提供することを目的とする。 【構成】 モグサ等の温灸材を収納する凹状部5が形成
された温灸具本体1と、該温灸具本体1の上面部に立設
され、且つ内部にシアン系化合物が充填され、且つ底部
に開口部12が形成されたボトル体10とからなり、しかも
前記ボトル体10の開口部12には、該開口部12を常時は閉
塞すべく閉塞手段が設けられてなることにある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は温灸具、さらに詳しくは、モグサ等の温灸材を利用した温灸具であっ て、火を用いずに発熱することのできる温灸具に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、モグサは温灸材として優れた効果を示し、従来より、温灸時に おける点火材料として使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このようなモグサは、火を用いて発熱させていたため、煙が生じて使 用者に不快感を与え、また使用後に灰が残る等の問題点が生じていた。
【0004】 本考案は、このような問題点を解決するためになされたもので、煙を発生する ことなく使用することができ、且つモグサが灰として残存するのを防止すること のできる温灸具を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような課題を解決するためになされたもので、モグサ等の温灸 材を収納する凹状部5が形成された温灸具本体1と、該温灸具本体1の上面部に 立設され、且つ内部にシアノ系化合物が充填され、且つ底部に開口部12が形成さ れたボトル体10とからなり、しかも前記ボトル体10の開口部12には、該開口部12 を常時は閉塞すべく閉塞手段が設けられてなることにある。
【0006】
【作用】
そして、上記のような温灸具を使用する場合は、先ず温灸具本体1を人体の皮 膚の一部に設置せしめ、その後立設したボトル体7の底部に形成され閉塞手段に より閉塞された開口部12を開放することで、該ボトル体7の内部に充填されたシ アノ系化合物が開口部12より流出して前記温灸具本体1の凹状部5に収納された モグサ等の温灸材と接触することとなる。 この際、前記シアノ系化合物はモグサ等の温灸材中の成分又は大気中の成分と アニオン重合することとなるので、該モグサ等の温灸材は反応エネルギ−により 熱を発することとなる。
【0007】 従って、火を使用することなく、凹状部5内のモグサ等の温灸材を発熱させる ことが可能となり、そのモグサ等の温灸材の発熱により、温灸具を取り付けた部 分が治療されることとなるのである。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面に従って説明する。
【0009】 図1または2において、1は略楕円状に形成された温灸具本体で、紙製の胴部 2と、該胴部2の下面に固着されたセラミック紙からなる底板3と、該底板3の 下面に貼着された離型紙4とから構成されている。5は前記温灸具本体1の上面 に切欠形成された略円形の凹状部で、該凹状部5内には温灸材としてのモグサ6 が収納されている。7は前記胴部2の上面に突起して形成された突起部を示し、 8は温灸具本体1の上面で凹状部5及び突起部7の外側に接着された略U字状の 外枠体で、内側面に略U字状の溝部9が形成されている。
【0010】 10は内部にα−シアノアクリレート11が充填され、下面に開口部12の設けられ た筒状のボルト体で、該開口部12側には外側に延出した円形の延出片13が設けら れ、常時は前記温灸具本体1の突起部7の上方より該延出片13を前記溝部9に係 入して開口部12を該突起部7により閉塞した状態で前記温灸具本体1の上面に取 り付けられている。
【0011】 次に、上記構成からなる温灸具14を使用する場合について説明する。
【0012】 先ず、温灸具本体1の下面に貼着された離型紙4を剥離して貼着面をお灸をす る所定の箇所に接着せしめ、その後図3(イ)に示すように、ボトル体10を該温 灸具本体1の取付体8に形成された溝部9に沿ってスライドすることで、前記ボ トル体10は温灸具本体1の突起部7より離脱して開口部12を開放した状態で、モ グサ6の収納された凹状部5の上方に位置することとなる。
【0013】 次に同図(ロ)に示すように、前記ボトル体10の外周面を、例えば図4に示す ような挟持具14a で挟持し左右より押圧することで、該ボトル体10内に充填され たα−シアノアクリレート11を開口部12より凹状部5に流出して空気及びモグサ 6に接触して発熱させ該モグサ6を約30秒〜1分で約65℃の温度まで加熱するこ とができることとなるのである。
【0014】 これをより詳細に説明すると、発熱剤としてのα−シアノアクリレート11が、 モグサ6中及び大気中のH2O,Na,K,Ca等と反応して発熱し、アニオン 重合することで前記モグサ6が上記の温度まで加熱されることとなるのである。
【0015】 また、この場合において、前記温灸具本体1の胴部2が紙で構成されているた め、発熱したモグサ6の不用意な放熱が防止されることとなり、また、温灸具本 体1の底部には、セラミック紙からなる底板3が設けられているため、モグサ6 や発熱剤がこの底板3で遮断されてそのモグサ6や発熱剤の皮膚への不用意な固 着も防止されることとなるのである。
【0016】 尚、上記実施例では、α−シアノアクリレートの下方へ流出を阻止するための 閉塞手段を温灸具本体1の上面に形成された突起部と、該温灸具本体1の正面で 凹状部及び前記突起の外側に設けられ、内側面に溝部の形成された外枠体と、該 溝部に係入すべくボトル体の下面に形成された延出片とにより構成したが、本考 案の閉塞手段はこれに限定されるものでなく、例えば図5(イ),(ロ)に示す ようにボトル体の開口部をメルト材よりなる蓋体15で閉塞して構成し、使用する 際は該ボトル体の外周面を押圧して前記メルト材を離脱させ、内部に充填された α−シアノアクリレートを流出してもよい。要は、ボトル体の開口部を常時は閉 塞し使用時は閉塞を開放すべく構成していればその閉塞手段は問うものでない。
【0017】 又、上記実施例では、ボトル体を筒状に形成したが、本考案のボトル体の形状 はこれに限定されるものでなく、例えば球状に形成してもよい。要は内部にシア ン化系化合物を充填することができるならその形状は問うものでない。
【0018】 更に、上記実施例では、胴部2が紙で構成されているため、モグサ6の不用意 な放熱が防止されるという好ましい利点が得られたが、胴部2の材質はこれに限 定されるものではない。
【0019】 又、底板3の材質は該実施例のセラミック紙に限定されるものではなく、例え ば一般の紙,繊維,アルミ箔からなるもので底板3を構成することも可能である 。
【0020】 更に、上記実施例では、発熱剤としてα−シアノアクリレートからなる発熱剤 を使用したが、発熱剤の種類はこれに限定されるものではなく、たとえばα−シ アノソルビン酸エステルやビニリデンシアニド等からなる発熱剤を使用すること も可能である。要は、アニオン重合可能なシアノ系化合物が発熱剤として用いら れていればよいのである。
【0021】 又、上記実施例では、温灸材としてモグサを使用したが、温灸材の種類もこれ に限定されるものではなく、たとえば麻材等のものであってもよく、要はアニオ ン重合可能なシアノ系化合物との接触によって発熱しうるようなものであればよ いのである。
【0022】
【考案の効果】
叙上のように、本考案は、モグサ等の温灸材を収納する凹状部の設けられた温 灸具本体の上面部に、シアノ系化合物を充填し底部に開口部の設けられたボトル 体が常時は閉塞手段により該開口部を閉塞してなるために、使用時は前記開口部 を開放してボトル体の内部に充填されたシアノ系化合物を流出させモグサ等の温 灸材と接触することで、該モグサ等の温灸材を発熱させてお灸が行なえるので、 従来のモグサを直接用いる場合のように火を必要とすることなく、また灰が残存 することもなく使用することができ、使用者に不快感を与えることがなくお灸を 行なえるという効果がある。
【0023】 また、閉塞手段を温灸具本体の上面に形成された突起部と、前記温灸具本体の 上面で凹状部及び突起部の外側に設けられ、且つ内側面に溝部の形成された外枠 体と、前記溝部に係入すべくボトル体の下面に設けられた延出片とから構成する ことにより、ボトル体の開口部が前記突起部により容易に閉塞することができ、 しかも該溝部に沿ってボトル体をスライドするだけで該ボトル体の開口部を開放 することができるので、内部に充填されたシアノ系化合物を容易に流出すること ができるという利点がある。
【0024】 さらに、閉塞手段をメトル材よりなる蓋体で構成することにより、使用する際 はボトル体を押圧するだけで蓋体を離脱して充填されたシアノ系化合物を流出す ることができるので、内部に充填されたシアノ系化合物を容易に流出して使用す ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての温灸具を示す斜視
図。
【図2】(イ)は図1のA−A線断面図、(ロ)は平面
図。
【図3】(イ),(ロ)は温灸具の使用例を示す一部断
面正面図。
【図4】温灸具の挟持具を示す斜視図。
【図5】他実施例を示し、(イ)は一部断面正面図、
(ロ)は一部断面平面図。
【符号の説明】
1…温灸具本体 7…突起部 8…外枠体 9…溝部 10…ボトル体 12…開口部 13…延出片 15…蓋体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モグサ等の温灸材を収納する凹状部(5)
    が形成された温灸具本体(1) と、該温灸具本体(1) の上
    面部に立設され、且つ内部にシアノ系化合物が充填さ
    れ、且つ底部に開口部(12)が形成されたボトル体(10)と
    からなり、しかも前記ボトル体(10)の開口部(12)には、
    該開口部(12)を常時は閉塞すべく閉塞手段が設けられて
    なることを特徴とする温灸具。
  2. 【請求項2】 前記閉塞手段が、温灸具本体(1) の上面
    に形成された突起部(7) と、前記温灸具本体(1) の上面
    で凹状部(5) 及び突起部(7) の外側に設けられ、且つ内
    側面に溝部(9) の形成された外枠体(8) と、前記溝部
    (9) に係入すべくボトル体(10)の下面に設けられた延出
    片(13)とから構成されてなる請求項1記載の温灸具。
  3. 【請求項3】 前記閉塞手段が、メトル材よりなる蓋体
    (15)である請求項1記載の温灸具。
JP3935893U 1993-07-19 1993-07-19 温灸具 Pending JPH079351U (ja)

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