JP3152946U - フェイスマスク及びアイマスク - Google Patents
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Abstract
【課題】顔面に当てるだけで皮膚が温まり、血行が促進されリラックスできるとともに繰り返し使用可能なフェイスマスク及びアイマスクの提供を目的とする。【解決手段】目の部分と口の部分を切り抜いたフェイス形状の、第1樹脂シートと第2樹脂シートとを周縁部にて接合したフェイス形状の密封袋体の中に、酢酸ナトリウム水溶液と、反転可能又は復元可能な湾曲形状の金属片とを封入したことを特徴とする。【選択図】 図1
Description
本考案は、顔面を温めて血行を促進するためのフェイスマスク又はアイマスクに関する。
パック化粧液が含浸された不織シート製のフェイスマスクは公知である(特許文献1)。
しかし、携帯性に優れ、繰り返し使用可能な温熱のフェイスマスク又はアイマスクは知られていない。
しかし、携帯性に優れ、繰り返し使用可能な温熱のフェイスマスク又はアイマスクは知られていない。
本考案は、顔面に当てるだけで皮膚が温まり、血行が促進されリラックスできるとともに繰り返し使用可能なフェイスマスク及びアイマスクの提供を目的とする。
本考案にかかるフェイスマスクは、目の部分と口の部分を切り抜いたフェイス形状の、第1樹脂シートと第2樹脂シートとを周縁部にて接合したフェイス形状の密封袋体の中に、酢酸ナトリウム水溶液と、反転可能又は復元可能な湾曲形状の金属片とを封入したことを特徴とする。
また、本考案に係るアイマスクは、目の部分を覆うアイマスク形状の、第1樹脂シートと第2樹脂シートとを周縁部にて接合したアイマスク形状の密封袋体の中に、酢酸ナトリウム水溶液と、反転可能又は復元可能な湾曲形状の金属片とを封入したことを特徴とする。
ここで第1樹脂シートと第2樹脂シートとは概ね形状が同じで、水密性の合成樹脂シートである。
樹脂シートは不透明でもよいが、酢酸ナトリウムの結晶化状態が判別しやすい点から透明又は半透明がよい。
また、樹脂シートの材質は酢酸ナトリウム水溶液が透過しないものであればポリエチレン、ポリプロピレン、ポリオレフィン、ポリエステル等制限はないが、顔面に当てた際に顔面形状にフィットし、安価な塩化ビニールシートが好ましい。
また、接合方法は接着剤を用いてもよいが、溶着法が製作しやすく好ましい。
樹脂シートは不透明でもよいが、酢酸ナトリウムの結晶化状態が判別しやすい点から透明又は半透明がよい。
また、樹脂シートの材質は酢酸ナトリウム水溶液が透過しないものであればポリエチレン、ポリプロピレン、ポリオレフィン、ポリエステル等制限はないが、顔面に当てた際に顔面形状にフィットし、安価な塩化ビニールシートが好ましい。
また、接合方法は接着剤を用いてもよいが、溶着法が製作しやすく好ましい。
酢酸ナトリウム水溶液は60〜65℃以上に加熱すると融解して液体になり、その後、常温に冷却すると過冷却状態の液体になる。
この液体に結晶化を誘起する刺激(起爆)を与えると数秒の間に結晶化し、温熱体になる。
この温熱体は蓄熱された熱を徐々に放熱する。
温熱温度は酢酸ナトリウム溶液の濃度に依存し、フェイスマスク又はアイマスクとして使用するのに38〜42℃に設定してある。
酢酸ナトリウム水溶液中の酢酸ナトリウムの濃度としては、0.5〜0.55g/g程度である。
放熱が完了したフェイスマスク又はアイマスクは沸騰水等にて数分間加熱するだけで液体に戻り、繰り返し使用できる。
この液体に結晶化を誘起する刺激(起爆)を与えると数秒の間に結晶化し、温熱体になる。
この温熱体は蓄熱された熱を徐々に放熱する。
温熱温度は酢酸ナトリウム溶液の濃度に依存し、フェイスマスク又はアイマスクとして使用するのに38〜42℃に設定してある。
酢酸ナトリウム水溶液中の酢酸ナトリウムの濃度としては、0.5〜0.55g/g程度である。
放熱が完了したフェイスマスク又はアイマスクは沸騰水等にて数分間加熱するだけで液体に戻り、繰り返し使用できる。
反転可能又は復元可能な湾曲形状の金属片は結晶化を誘発するトリガーとしての役割を有するものであり、湾曲形状の金属片を数回反転させたり、湾曲部を押圧復帰させる動作を数回行うことで過冷却状態の酢酸ナトリウム水溶液に刺激を与える。
これにより結晶化し凝固することで発熱を開始する。
これにより結晶化し凝固することで発熱を開始する。
本考案に係るフェイスマスク又はアイマスクにあっては、携帯性に優れ、発熱温度が結晶化する凝固温度に依存することから安定しているため、顔面に当てた際に危険がない。
フェイスマスク又はアイマスクとして使用することで顔面の血行を促進し、リラックス効果がある。
フェイスマスク又はアイマスクとして使用することで顔面の血行を促進し、リラックス効果がある。
図1に基づいて本考案に係るフェイスマスク10の例を説明する。
塩化ビニールの第1樹脂シート1と第2樹脂シート2をフェイス形状の袋状に部分開口部4を残して溶着し、密封袋体を形成する。
目の部分1a、口の部分1b、必要に応じて鼻の部分1c及び周縁切込み部1dを形成することで顔面に当てやすくしてある。
この密封袋体の部分開口部4から酢酸ナトリウム水溶液5と金属片3を入れて、部分開口部4を密封する。
なお、酢酸ナトリウム水溶液は酢酸ナトリウム無水物、酢酸ナトリウム水和物、酢酸ナトリウム3水和物のいずれかと水を混合して密封袋体に封入した後に加熱して溶液状に完全に溶解してもよい。
塩化ビニールの第1樹脂シート1と第2樹脂シート2をフェイス形状の袋状に部分開口部4を残して溶着し、密封袋体を形成する。
目の部分1a、口の部分1b、必要に応じて鼻の部分1c及び周縁切込み部1dを形成することで顔面に当てやすくしてある。
この密封袋体の部分開口部4から酢酸ナトリウム水溶液5と金属片3を入れて、部分開口部4を密封する。
なお、酢酸ナトリウム水溶液は酢酸ナトリウム無水物、酢酸ナトリウム水和物、酢酸ナトリウム3水和物のいずれかと水を混合して密封袋体に封入した後に加熱して溶液状に完全に溶解してもよい。
金属片3はトリガーとしての役割を有し、図4に示すように湾曲形状の一部に絞り加工部3a,3bを施し、凸部(図4の例では上部が凸部の円盤状になっている)を押圧すると反転振動するようになっている。
図2には鼻部1cとして切り込みを入れた形状のフェイスマスク10の例を示す。
図3はアイマスク20の例を示し、第1樹脂シート21と第2樹脂シート22との周縁部を部分開口部4を残して溶着し、密封袋体を形成し、この中にフェイスマスクと同封に金属片3と酢酸ナトリウム水溶液5を入れ、部分開口部4を溶着密封する。
アイマスク20は、上縁部21aの両側から側部21bを形成し、下縁部21cの中央部には鼻に対応した切欠部21dを形成してある。
アイマスク20は、上縁部21aの両側から側部21bを形成し、下縁部21cの中央部には鼻に対応した切欠部21dを形成してある。
このように製作したフェイスマスク及びアイマスクは常温で過冷却状態になっている。
金属片を数回反転振動させると数秒間で全体が結晶化し、約38〜42℃の温熱体になる。
金属片を数回反転振動させると数秒間で全体が結晶化し、約38〜42℃の温熱体になる。
1 第1樹脂シート
2 第2樹脂シート
3 金属片
2 第2樹脂シート
3 金属片
Claims (2)
- 目の部分と口の部分を切り抜いたフェイス形状の、第1樹脂シートと第2樹脂シートとを周縁部にて接合したフェイス形状の密封袋体の中に、
酢酸ナトリウム水溶液と、反転可能又は復元可能な湾曲形状の金属片とを封入したことを特徴とするフェイスマスク。 - 目の部分を覆うアイマスク形状の、第1樹脂シートと第2樹脂シートとを周縁部にて接合したアイマスク形状の密封袋体の中に、酢酸ナトリウム水溶液と、反転可能又は復元可能な湾曲形状の金属片とを封入したことを特徴とするアイマスク。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009003817U JP3152946U (ja) | 2009-06-06 | 2009-06-06 | フェイスマスク及びアイマスク |
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JP2009003817U JP3152946U (ja) | 2009-06-06 | 2009-06-06 | フェイスマスク及びアイマスク |
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JP (1) | JP3152946U (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013075022A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Daio Paper Corp | 温熱具 |
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2009
- 2009-06-06 JP JP2009003817U patent/JP3152946U/ja not_active Expired - Fee Related
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