JPH0793406A - クレジット売上処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】クレジットカードでの売買取引時にキーボード
やカードリーダからの入力情報と署名等のイメージ情報
を組合せて売上情報とし、クレジット会社別に送信する
ことにより、売買に関するトラブル発生時の検証データ
とする。 【構成】各クレジット加盟店に設置してあるクレジット
加盟店端末１０１でクレジットカードでの売買取引時に
キーボード３０１でクレジットカードのリードや売上金
額等を入力し、カードの所有者がイメージ入力装置３０
２で署名をすることにより、キーボードからの売上情報
とペン型入力装置で入力した署名情報のイメージデータ
を一つのクレジット売上情報としてクレジット売上情報
ファイル３０４にクレジット会社別に蓄積する。クレジ
ット売上情報ファイル３０４に蓄積したデータは、クレ
ジット会社ごとにチャネル番号を登録したクレジット会
社テーブル３０５により各チャネル番号に対応した公衆
回線網１０２の回線に接続し、クレジット会社端末１０
４に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、クレジットカードを用
いてクレジット売上取引を行うクレジット売上処理装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】クレジットカードの普及により、小売店
におけるクレジット取引が増加している。これに伴いク
レジットカード加盟店のクレジット取引に対する手間の
軽減を目的としたクレジット端末やＰＯＳ端末が普及し
ている。

【０００３】図１は、従来のクレジット装置の一例を示
している。図１において、１０１はクレジットカード加
盟店にクレジットカードでの売買取引を行うために設置
されているクレジット加盟店端末、１０２はクレジット
加盟店端末とクレジット情報処理センタ１０３又はクレ
ジット会社のホストコンピュータ１０４を接続するため
の公衆回線網であり、１０３はクレジット加盟店端末１
０１からの信用照会等に対する回答や情報提供を行なう
クレジット情報処理センタであり、１０４は各クレジッ
トカードを発行しているクレジット会社のホストコンピ
ュータであり、１０５はクレジット売上情報を記憶した
磁気テープであり、１０６はクレジット取引の結果を印
刷したクレジット売上票を示している。クレジット加盟
店端末１０１で、クレジットカードの売上処理を行うと
クレジット加盟店端末１０１より公衆回線網１０２を通
じて、クレジット情報処理センタ１０３を経由するか、
直接クレジット会社１０４に対して信用照会チェックを
行い、承認回答を受けてクレジット売上票１０６を発行
してクレジット売上処理を行う。売上情報は、クレジッ
ト加盟店端末１０１内に蓄積しておき、閉店後、クレジ
ット会社１０４別に分類して磁気テープ１０５に記録
し、磁気テープ１０５にクレジット売上票１０６を添付
して、クレジット会社に対して配送し、売上代金を請求
する。この売上代金請求の作業には、クレジット売上票
１０６の人手による集計作業も含むので効率が悪かっ
た。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のよう
に、磁気テープ１０５を用いる場合は、クレジット売上
票１０６をクレジット会社別に人手による選り分けを行
ない、加盟店でクレジット売上情報をクレジット会社別
に分類して磁気テープ１０５に入力し、クレジット売上
票１０６を磁気テープ１０５に添付して配送する為に膨
大な手間を必要としていた。

【０００５】本発明は、クレジットカードでの売買取引
時の署名情報等のイメージ情報を付加した売上情報を、
使用したカードのクレジット会社別に送信できるように
したクレジット売上処理装置を提供することを目的とす
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明はクレジット加盟店の端末から公衆回線網を
介して、各クレジット会社のホストコンピュータにクレ
ジット売上情報を送信する装置において、クレジット加
盟店の端末にペン型入力装置もしくはイメージスキャナ
などのイメージ情報入力手段を設けることにより、クレ
ジットカードでの売買取引時にクレジットカードの所有
者が署名（サイン）した署名情報やカードの表面情報、
指紋情報等といった個人を識別するための情報をイメー
ジ情報入力手段でイメージ情報として読み取ることによ
り、イメージ情報とキーボードやカードリーダから読み
取った売上情報を一つのクレジット売上情報として記憶
手段に蓄積する。さらに、クレジット加盟店の端末には
カード会社ごとに公衆回線網の論理チャネルに接続する
ためのカード会社別のチャネル番号を登録したデータテ
ーブルを設けることにより、各クレジット会社ごとの通
信回線に接続し、クレジット会社別に分類して送信す
る。これにより、万一事故発生時の検証データとして利
用することが出来る。

【０００７】

【作用】クレジットカードでの売上取引時にクレジット
加盟店の端末の入力手段でカードを読み取り、価格等の
情報を入力し、署名等の個人を識別する情報をイメージ
情報としてイメージ情報入力手段より入力し、クレジッ
ト加盟店の端末の記憶手段に格納する。売上情報をクレ
ジット会社のコンピュータへ送信する際に、データテー
ブルに登録されているチャネル番号をキーにして、送信
先となるクレジット会社ごとに回線網に接続し、入力手
段より読み取った売上情報のクレジット会社を回線の接
続先のクレジット会社分のクレジット売上情報を記憶手
段より、送信することにより、クレジット売上票の選り
分け、配送作業の廃止、磁気テープ作成・配送作業の廃
止が可能となる。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図２から図５によ
り説明する。

【０００９】図２は本実施例に係るクレジット売上装置
のハードウェア構成の一実施例を示す図である。クレジ
ットカードによる売買取引が実際に行われるクレジット
カード加盟店に設置してあるクレジット加盟店端末１０
１は、制御手段を含む中央処理装置３０３と、クレジッ
トカードの読み取りを行うためのカードリーダを含んで
構成し、売上情報の入力を行うキーボード３０１と、ク
レジットカードでの売買取引をする際にクレジットカー
ドの所有者の署名情報をイメージ入力するためのイメー
ジ入力装置３０２と、クレジット売上情報を蓄積するた
めの蓄積手段３０４と、クレジット加盟店端末１０１と
クレジット会社ホストコンピュータ１０４を通信する公
衆回線網１０２の各論理チャネルを対応させるクレジッ
ト会社テーブル３０５とから構成され、このクレジット
加盟店端末１０１は、公衆回線網１０２を通じてクレジ
ット会社のホストコンピュータ１０４と接続されてい
る。ここでいう、イメージ入力装置３０２は例えば手書
き入力が可能なペン型入力装置で実現できる。

【００１０】図３は、蓄積手段３０４に蓄積されるクレ
ジット売上情報４００のデータ構成を示す図である。一
取引分のクレジット売上情報４００は、クレジット取引
時に使用したクレジットカードのカード会社を識別する
ためのクレジット会社コード４０１と、クレジットカー
ドの所有者の会員番号やクレジット取引の売上額やクレ
ジット支払方法等を示すクレジット情報４０２と、クレ
ジット取引時にクレジットカードの所有者がイメージ入
力装置３０２で入力する署名情報を含むイメージ情報４
０３とから構成する。イメージ情報４０３には、クレジ
ットカードリーダ５０８で読み取るクレジットカードの
表面のイメージデータであるイメージ情報４０３とから
構成する。

【００１１】次に、図４から図７を用いて、クレジット
処理装置の動作を説明する。図６はクレジット加盟店端
末１０１のキーボード３０１のキーの配列を示すキーボ
ードレイアウトの一実施例を示す図であり、一括払い、
ボーナス払い、ボーナス併用払い、分割払い、リボルビ
ング払い等のクレジット取引の支払区分を指定するため
のクレジット支払区分キー５０１と、数字を指定するた
めのテンキー５０２と、クレジット会社テーブル３０５
を設定するためのプリセットキー５０３と、クレジット
売上情報４００をクレジット会社ホストコンピュータ１
０４に送信するための送信キー５０４と、取引種別やプ
リセット等業務の終了を指示する合計キー５０５と、売
上、訂正、返品等各種取引種類を指定するための取引区
分キー５０６と、現金、クレジットカード、商品券等各
種支払方法を指示する支払方法キー５０７と、クレジッ
トカードに記憶されているクレジットカード使用者の会
員番号やクレジットカードの有効期限等のクレジットカ
ード情報４０２とクレジットカードの表面のイメージデ
ータを読み込むためのクレジットカードリーダ５０８と
で構成される。

【００１２】図４は本発明のクレジット売上処理装置の
売上処理の動作を示すフローチャートである。クレジッ
ト加盟店端末１０１は、テンキー５０２と取引区分キー
５０６から売上金額が入力され（ステップ６０１）、テ
ンキー５０２と支払方法キー５０７から支払方法と支払
金額を読み込み（ステップ６０２）、支払方法がクレジ
ット支払であるか判定する（ステップ６０３）。クレジ
ット支払であればクレジットカードリーダ５０８により
クレジットカードに記憶されているクレジットカード情
報を読み込むと同時に、クレジットカードの表面の情報
もクレジットカードリーダ５０８により読み込む。その
クレジットカード情報より、クレジット会社コード４０
１、クレジットカード使用者の会員番号、クレジットカ
ードの有効期限等の情報を読み込み（ステップ６０
４）、次に、クレジット支払区分キー５０１を読み込み
（ステップ６０５）、イメージ入力装置３０２を用いて
署名情報であるイメージ情報を読み込み（ステップ６５
０）、ステップ６０４で得たクレジット会社コード４０
１と、ステップ６０２とステップ６０４で得た支払金
額、クレジットカードに記載されているクレジットカー
ド使用者の会員番号、有効期限等のクレジット情報４０
２と、ステップ６５０で得たイメージ情報４０３を合わ
せて一取引分のクレジット売上情報４００を作成して
（ステップ６０６）、クレジット売上情報４００をクレ
ジット売上情報ファイル３０４に格納する（ステップ６
０７）。ステップ６０３での判定がクレジット支払でな
ければクレジット支払以外の処理を行う（ステップ６０
９）。

【００１３】図５は本発明のクレジット売上処理装置の
送信処理の動作を示すフローチャートである。クレジッ
ト加盟店は一日分のクレジット売上情報４００が全て蓄
積手段３０４に蓄積されると、クレジット会社テーブル
３０５に従ってクレジット会社に対応するチャネル番号
の論理回線を使用して、公衆回線網の回線の接続を要求
する（ステップ６１０）。回線の接続に成功したか否か
を判定し（ステップ６１１）、接続に失敗していればエ
ラー処理（ステップ６１５）を実施した後、ステップ６
１４に進む。接続に成功していれば、接続中のクレジッ
ト会社分の未送信のクレジット売上情報４００がクレジ
ット売上情報ファイル３０４の中に有るかを判定し（ス
テップ６１２）、有るならば当該クレジット会社分のク
レジット売上情報４００の伝送を開始する（ステップ６
１３）。クレジット売上情報ファイル３０４内のまだ送
信されていない他のクレジット会社分のクレジット売上
情報４００の送信が全て終了したかを判定し（ステップ
６１４）、終了していなけれればステップ６１０に戻
り、再び接続要求をする。ステップ６１４の判定で全ク
レジット会社分のクレジット売上情報４００の送信が終
了していると判定したならば、送信処理を終了する。

【００１４】図７はクレジット加盟店の端末に設けられ
るイメージ入力装置３０２にイメージスキャナを採用し
た場合、イメージスキャナで読み取るためにカード所有
者が用紙にサインする署名情報の一実施例を示した図で
ある。クレジット取引のあった日付とカード所有者の氏
名をボールペン等の筆記具で所定の用紙に書き込み、該
クレジット取引に関するトラブルが発生した際の検証デ
ータとしてイメージスキャナで読み取る。セキュリティ
を高めるために、氏名や日付の他に署名項目を付加する
ことも考えられる。

【００１５】

【発明の効果】クレジット加盟店の端末にイメージ情報
入力装置を設け、クレジットカードでの売買取引時にク
レジットカードの利用者の署名（サイン）や指紋等をイ
メージ情報入力装置でイメージ情報として読み取り、端
末のキーボードやカードリーダから入力される情報と共
に組み合わせ、一つの売上情報として記憶手段に蓄積す
る。売上情報の送信時にクレジット会社別に売上情報を
分類し、公衆回線網を介して複数のクレジット会社のホ
ストコンピュータに売上情報を送信することにより、ク
レジット売上票１０６の振り分け作業の廃止、磁気テー
プ１０５作成・運搬作業の廃止、伝送時間の低減が可能
となるとともにイメージ情報入力装置３０２を接続する
ことによりクレジット売上票１０６の運搬作業の廃止が
可能となり、クレジットカードによる売買取引に関する
トラブル発生時の検証データとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来のクレジット装置の一実施例を示す図。

【図２】クレジット売上処理装置のハードウェア構成の
一実施例を示す図。

【図３】クレジット売上情報のデータ構成の一実施例を
示す図。

【図４】クレジット売上処理装置の売上処理の動作を示
すフローチャート。

【図５】クレジット売上処理装置の送信処理の動作を示
すフローチャート。

【図６】本発明のキーボードのレイアウトの一実施例を
示す図。

【図７】本発明における売上処理時の署名の一実施例を
示す図。

【符号の説明】

１０１ クレジット加盟店端末 １０２ 公衆回線網 １０４ クレジット会社ホストコンピュータ ３０１ キーボード ３０２ イメージ入力装置 ３０３ 中央処理装置 ３０４ メモリ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】クレジットカードを扱ってクレジット売上
   取引を行い、クレジット会社のホストコンピュータと接
   続されたクレジット売上処理装置において、 クレジットカードに記憶された情報を読み取る入力手段
   と、クレジットカード使用時の署名情報を入力するため
   のイメージ情報入力手段と、前記入力手段と前記イメー
   ジ情報入力手段から入力された売上情報を関連づけて蓄
   積する記憶手段を設け、 前記記憶手段に蓄積された情報をクレジット会社のホス
   トコンピュータに送信することを特徴とするクレジット
   売上処理装置。