JPH079332Y2 - 蛍光表示管 - Google Patents

蛍光表示管

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JPH079332Y2
JPH079332Y2 JP8316988U JP8316988U JPH079332Y2 JP H079332 Y2 JPH079332 Y2 JP H079332Y2 JP 8316988 U JP8316988 U JP 8316988U JP 8316988 U JP8316988 U JP 8316988U JP H079332 Y2 JPH079332 Y2 JP H079332Y2
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JP
Japan
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electron beam
control mechanism
fluorescent
grid
beam control
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正健 林
敏治 松下
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Sony Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は螢光表示管、特にそれぞれ複数個の螢光表示管
を水平及び垂直方向に配列して全体として大画面表示を
行なうようにした表示装置に用いられて好適な螢光表示
管に関する。
〔考案の概要〕
本考案は螢光表示管において、さらに詳しくは、相対向
する前面及び背面のパネルと周側壁とを有する平面型容
器内に、上記前面のパネルの内面に被着形成された螢光
面の螢光体セグメントに対して電子ビームを衝撃させる
電子ビーム制御機構を挿入し、かつ封着する場合におい
て、電子ビーム制御機構の側面に弾性的な突起を設ける
とともに、該突起を上記周側壁の内面に当接させること
により、平面型容器内に電子ビーム制御機構を挿入する
際、容易に位置決めができ、螢光面に対して適正な位置
に保持できるため、組立て作業効率が著しく向上させる
ことができるとともに、封着時、電子ビーム制御機構の
螢光面に対する位置ズレが防止されるため、電子ビーム
の隣接セグメントへの衝撃・発光による画質の低下が防
止され、高画質の画面表示を提供することができる。
〔従来の技術〕
大画面表示、例えばカラー大画面表示を行う表示装置に
おいて、例えば第6図にその正面図を示すように、それ
ぞれ例えば赤、緑及び青の各螢光体セグメントR,G及び
Bを1組、すなわち1トリオとして例えば2ライン
(行)8列に16トリオ、したがって48の螢光体セグメン
トR,G,Bが配列された螢光面を有する螢光表示管を、行
及び列方向(すなわち垂直方向Y及び水平方向X)にそ
れぞれ複数本配列して表示情報に応じて各螢光体セグメ
ントの発光をなして全体として大画面のカラー画像表示
を行うようにした表示装置が提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
一方、出願人は、先に多素子化した螢光表示管の構造の
簡素化及び製造を容易にするために、電子ビーム制御機
構の各電極を平板状に構成した螢光表示管を開発した
(特願昭63−77211号参照)。
この螢光表示管は、第7図に示すように相対向する前面
及び背面のパネル(11)及び(12)と周側壁(13)とを
有する平面型容器(15)内に、その前面のパネル(11)
の内面に被着形成された例えば螢光体セグメントR,G,B
のトリオの配列による螢光面(16)に対向して、各セグ
メントR,G,Bに電子ビームを衝撃させる電子ビーム制御
機構即ち、平板状の各電極及びカソードを一体化して成
る電子ビーム制御機構(17)を螢光面(16)に対して所
定の位置で保持するように挿入し、電子ビーム制御機構
(17)から外方に延びるリード(24L)を背面パネル(1
2)と周側壁(13)の背面側端面(13a)とで挟持した状
態でフリット封着して構成される。
しかしながら、かかる螢光表示管においては、電子ビー
ム制御機構(17)を平面型容器(15)内に挿入する場
合、電子ビーム制御機構(17)を螢光面(16)に対して
適正に位置決めしてから行なわれるが、その際通常、位
置決め用として治具等を使用して行なうことが考えられ
る。ところが、電ビーム制御機構(17)はフリット封着
時には、ガラスパネルの組合せによる平面型容器(15)
内に存することとなるため、該電子ビーム制御機構(1
7)を直接支持することは不可能である。そのため、電
子ビーム制御機構(17)を適正な位置に配置したとして
も、リード(24L)を背面パネル(12)と周側壁(13)
とで狭持する際、またはパネル間のフリット(14)を溶
融させるとともに適正に結晶化させてパネル同志を固着
して電子ビーム制御機構(17)を封着する際にズレてし
まうため、螢光表示管の使用時、電子ビーム制御機構
(17)からの各電子ビームが螢光面の規定の螢光体セグ
メントだけでなく隣接する螢光体セグメントをも衝撃・
発光させるため、表示画面の画質が著しく低下するとい
う不都合があった。
尚、電子ビーム制御機構(17)の平面型容器(15)内へ
の挿入時、電子ビーム制御機構(17)を所定の位置に保
持でき、その保持が維持できるよう電子ビーム制御機構
(17)のある一つの側面を張り出させて形成し、該側面
を周側壁(13)の一つの内面に当接させるという方法が
考えられるが、封着時、電子ビーム制御機構(17)が熱
膨脹によって全体的に伸びが生じるため、再び低温にな
ったとき、適正位置に対する精度が不充分になるとい不
都合がある。
本考案は、このような点に鑑み成されたもので、その目
的とするところは、構造が簡単で、容易に、かつ適正に
電子ビーム制御機構を螢光面に対して位置決めができる
とともに該位置を確実に維持できるようにして組立て作
業効率の向上及び高画質の画面表示を行なうことのでき
る螢光表示管を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の螢光表示管は相対向する前面及び背面のパネル
(11)及び(12)と周側壁(13)とを有する平面型容器
(15)内に、前面のパネル(11)の内面に螢光体セグメ
ントR,G,Bが配列されてなる螢光面(16)を有し、各螢
光体セグメントR,G,Bに対してそれぞれ電子ビームを衝
撃させる電子ビーム制御機構(17)が螢光面(16)に対
向して配されて成り、上記電子ビーム制御機構(17)の
一方の相対向する側面に弾性的に形成された第1の突起
(TX)を設けるとともに、他方の相対する側面の弾性的
に形成された第2の突起(TY)を設け、また、第1の突
起(TX)と第2の突起(TY)の前面及び背面パネル(1
1)及び(12)の対向方向の高さ位置を互いに異にし、
さらに、第1の突起(TX)及び第2の突起(TY)を周側
壁(13)の内面に当接させることである。
〔作用〕
上述の本考案の構成によれば、電子ビーム制御機構(1
7)に弾性的に形成された突起(T)を設けて、該突起
(T)を周側壁(13)の内面に当接するようにしたの
で、電子ビーム制御機構(17)の平面型容器(15)内へ
の挿入時、突起(T)が挿入に対する一種の案内の役目
をするとともに、突起(T)の弾性力が電子ビーム制御
機構(17)及び周側壁(13)の内面に対して均等にかか
るため、電子ビーム制御機構(17)を挿入した時点で、
螢光面(16)に対する位置決めが自動的に行なわれると
ともに、電子ビーム制御機構(17)を所定位置に保持す
ることができる。
また、平面型容器封着時の電子ビーム制御機構(17)の
熱膨脹による伸びまたは乾燥(自然冷却)時の縮みに対
しても、突起(T)の弾性により、該伸び又は縮みを吸
収するため、封着後、電子ビーム制御機構(17)の螢光
面(16)に対する位置ズレが生じない。
またさらに、上記突起(T)即ち電子ビーム制御機構
(17)の一方の側面に設けた第1の突起(TX)と他方の
側面に設けた第2の突起(TY)は前面及び背面パネル
(11)及び(12)の対向方向に関し、それぞれ高さ位置
が異なっているため、位置決めの際、螢光面(16)に対
して、まず一方向に関し確実に位置決めされ、次いで他
方向に関し確実に位置決めされることとなる。従って、
位置決めの段階で位置ズレすることがないと共に、ただ
挿入するだけで電子ビーム制御機構(17)を適正位置に
配置することができる。
〔実施例〕
第1図〜第5図を参照して本考案の一実施例を説明す
る。
例えばそれぞれ長方形をなす前面及び背面のガラスパネ
ル(11)及び(12)間に4側壁を構成する例えば同様に
ガラス壁よりなる周側壁(13)を配して3者間をフリッ
ト(14)によって封着して平面型容器(15)を構成す
る。
前面のパネル(11)の内面には、例えば赤、緑及び青の
各螢光体セグメントR,G,Bよりなる螢光体トリオが複数
組例えば2行8列に、したがって48セグメントが配列さ
れ、また各セグメントR,G,B間にはカーボン塗膜等の光
吸収層(20)が被着され全面的にAl蒸着膜等のメタルバ
ック層(図示せず)が形成されて、螢光面(16)が被着
形成される。
そして、この螢光面(16)の前方には各螢光体セグメン
トR,G,B間の前方空間を区分し、各螢光体セグメントR,
G,Bへの電子ビームの相互の干渉を回避する区間壁(19
A)を有するセパレータ電極(19)が配置される。この
セパレータ電極(19)はその周縁から取付け片(21)が
突設され、これが例えばガラスフリット(50)によって
パネル(11)にフリット付けされて支持される。
螢光面(16)に対向して設けられる電子ビーム制御機構
(17)は、第2図にその要部の一部を切り欠いた斜視図
を示し、第3図にその分解斜視図を示すように、カソー
ドKと第1グリットG1と第2グリッドG2と第3グリット
G3が順次平面的に螢光面(16)側に向かって配列された
構成をとる。
第3グリッドG3は、例えば金属板より成る第3グリッド
フレームF3と、金属薄板よりなる第3グリッド本体M3
が重ね合せられてなる。フレームF3は螢光面(16)の
赤、緑及び青の螢光体セグメントR,G,Bのトリオに対し
て共通の透孔HF3が穿設され、周縁部には立上がり片L1
〜L16が該周縁部に沿って配設されている。即ち、X方
向(第3グリッドフレームF3の長辺方向)に関して互い
に対向する側面には、それぞれ1個ずつ配設され(L1
L2)、とY方向(第3グリッドフレームの短辺方向)に
関して互いに対向する側面には、それぞれ7個ずつ配設
されている(L3〜L16)。これら立上がり片(L1〜L16
は、弾性的に形成されて例えば板バネとしても機能する
ようになっている。
各立上がり片(L1〜L16)のうち、X方向(長辺方向)
に対して直角に設けられた立上がり片(L1),(L2
と、Y方向(短辺方向)に対して直角に設けられた立上
がり片(L4),(L8),(L11),(L15)には、外方に
突出する突起(T)が例えばプレス加工などにより一体
に設けられている。これらの突起(T)のうち、立上が
り片(L1)(L2)の突起(TX)は、第3グリッドフレー
ムF3の下面から距離(nx)の位置に突設され、立上がり
片(L4),(L8),(L11),(L15)の突起(TY)は第
3グリッドフレームF3の下面から距離(nY)の位置に突
設されている。距離(nX)と距離(nY)の関係はnX<nY
とされて、突起(TX)が突起(TY)よりも図面上下方に
位置している。尚、本実施例での突起(TX)と突起
(TY)との相対距離(nX〜nY)は約2mmに設定してあ
る。
また、第3グリッド本体M3はフレームF3の各透孔HF3
対向する位置にそれぞれ各螢光体セグメントR,G,Bに対
向してメッシュ状の電子ビーム透過孔H3R,H3G及びH3B
がフットリソグラフィ等によって穿設されてなる。この
第3グリッド本体M3は、第3グリッドフレームF3にそれ
ぞれ透過孔H3R,H3G及びH3Bが対応する透孔HF3に合致す
るように載せられ、さらにこの上に例えば隣り合う2列
4組のトリオに対して共通のセラミック等の第1の絶縁
スペーサS1が重ねられて配置される。この第1の絶縁ス
ペーサS1はフレームF3の各透孔HF3に対応する透孔HS1
穿設され、共通の列すなわち垂直方向Y上の透孔(図示
の例では対の透孔)HS1間に2本の突条(231)(232
がそれぞれ垂直方向Yに延在して形成される。
そして、第3グリッド本体M3上にそれぞれスペーサS1
介して第2グリッドG2が配置される。第2グリッドG2
第3グリッド本体M3の各メッシュ状電子ビーム透過孔H
3R,H3G,H3Bの共通の列上に対して共通に帯状の電極
(24R)(24G)(24B)が平衡配列され、各帯状電極(2
4R)(24G)(24B)に、フレームF3のY方向の共通の列
上の各対の透過孔H3R,H3G,H3Bに対応してそれぞれ各
2個のメッシュ状電子ビーム透過孔H2R,H2G,H2Bが、
フォトリソグラフィ等によって形成される。そして、こ
こに各電子ビーム透過孔H2R,H2G,H2Bは、例えばH2B
メッシュを最も密にして単位面積当りの電子ビームの透
過率を低め、次にH2Rを粗にし、H2Gを最も粗にして電子
ビーム透過率を高める。そして、帯状電極(24R)(24
G)(24B)の両端は、それぞれリード(24L)となり、
これらがその外端において枠部(24F)によって連結さ
れて組立前の状態ではリードフレームが構成される。こ
のリードフレームは、フォトリソグラフィ等によって形
成される。このリードフレームは、各帯状電極(24R)
(24G)(24B)間にスペーサS1の突条(231)(232)が
入り込むように各スペーサS1を介在させて第3グリッド
G3の本体M3上に配置され、電子ビーム制御機構(17)の
組立後にその枠部(24F)が取り去られて各電極(24R)
(24G)(24B)が電気的に分離される。
そして、この第2グリッドG2のリードフレーム上には、
同様にセラミック等の絶縁材よりなるカソード支持体を
兼ねる第2の絶縁スペーサS2を介して第1グリッドG1
配置する。
この第2の絶縁スペーサS2は、第1の絶縁スペーサS1
同様に例えば隣り合う2行2列4組の螢光体トリオに対
してそれぞれ共通に配置され、第3のグリッドG3のフレ
ームF3の各透孔HF3に対応する透孔HS2が設けられ、各透
孔HS2の両側に水平方向Xに関する両側に垂直方向Yに
沿って延在する各対の突条(251)及び(252)が一体に
突設されてなり、各突条(251)及び(252)には、カソ
ードK側の端面に解放する透孔ないしは溝よりなるカソ
ードの支持嵌合部(26)が形成されてなる。
第1グリッドG1は、第1グリッド本体M1とシールド板S
H1と第1グリッドフレームF1とが順次積層されてなる。
第1グリッド本体M1は、第3グリッドG3及び第2グリッ
ドG2の各メッシュ状透孔H3R,H3G,H3B及びH2R,H2G,H
2Bに対して同様の例えばメッシュ状透孔H1R,H1G,H1B
が例えばフォトリソグラフィによって穿設されて成る。
第1グリッドG1のシールドSH1は、例えばメッシュ状透
孔H1R,H1G,H1Bを1組とする4組のトリオすなわち隣
り合う2行2列の4組のトリオに対して共通にそれぞれ
例えば金属板の打ち抜き、折り曲げ加工によって形成さ
れ、各シールド板SH1には各第1グリッド本体M1のメッ
シュ状透孔H1R,H1G,H1Bと対向する位置に透孔HSH1R
HSH1G,HSH1Bが穿設されてなる。そして、これら透孔H
SH1R,HSH1G,HSH1Bのトリオの水平方向X方向に関する
両側に垂直方向Yに沿って延長する側壁(271)及び(2
72)を折り起こして形成するとともに、これら外端間に
同様に側壁(273)を折り起こして形成する。第1グリ
ッドのフレームF1は、複数のシールド板SH1に対して共
通に同様に金属板の打ち抜き、折り曲げ加工によって形
成し得る。
これら第1グリッドG1を構成する第1グリッド本体M1
シールド板SH1及びフレームF1は、順次第2の絶縁スペ
ーサS2上に重ね合わせられて各透孔のトリオ間に、その
スペーサS2の突状(251)及び(252)が突出するように
なされて配置される。そして、このスペーサS2の各突条
(251)及び(252)の各嵌合部(26)にカソードの取着
に供する金属片(28)が例えば、互いに隣り合う他の透
孔HS2の突条(251)及び(252)の端面上に跨るように
嵌入配置される。
一方、カソードKは、例えば直線状に延びるスパイラル
状ヒータ上に、カソード材が吹き付け等によって被着さ
れた構成をとり、その両端が金属片(28)に直接溶接さ
れるか、あるいは例えば予めカソード保持体(29)に架
張してカソード材の吹き付けがなされた状態でこのカソ
ード保持体(29)のカソードヒータの両端において金属
片(28)に溶接し、その後カソード保持体(29)をその
各カソードKの両端間において切断して各カソードKに
ついてYの両端間の電気的分離を行う。
これら第3グリッドG3を構成するフレームF3、第3グリ
ッド本体M3、第1の絶縁スペーサS1、グリッドG2を構成
するリードフレームF2、第2の絶縁スペーサS2、第1の
グリッドG1を構成する第1グリッド本体M1、シールド板
SH1、フレームF1は順次重ね合わせられてこれらに穿設
した各透孔を通じて互いに金属のはとめ(図示せず)に
よってかしめつけて合体する。この場合、そのかしめつ
けのはとめの挿通孔は、第1グリッドG1と第3グリッド
G3で交互に大になるようにすることによって金属はとめ
によって各グリッドG1〜G3が電気的に連結することがな
いようにする。
このようにしてカソードK、第1〜第3グリッドG1〜G3
が一体化されてなる電子ビーム制御機構(17)を、その
第2グリッドG2のリード(24L)をパネル(12)と周側
壁(13)との間のフリット付け部を通じて外部に導出す
ることによって機械的に支持すると共に、容器(15)外
へのリード導出を行なう。
また、第3図に示すように、第2グリッドG2を構成する
リードフレームには、カソードKの端子、また第3及び
第1グリッドG1に連結するリード(31)が枠部(24F)
内に突設して設けられ、電子ビーム制御機構(17)の組
立てに当って、これを各対応する電極G1,G3あるいはカ
ソード保持体(29)ないしは金属片(28)に電気的に連
結するように溶接されてそれぞれの容器(15)外にその
フリット付け部を通じてリード(24L)と共に端子導出
を行なうようになされる。
この場合、第4図及び第5図に示すように、電子ビーム
制御機構(17)を平面型容器(15)内に挿入してリード
(24L)を背面パネル(12)と周側壁(13)とで狭持し
てフリット(14)にて封着するものであるが、電子ビー
ム制御機構(17)の第3グリッドG3に設けた突起、正確
には第3グリッドフレームF3の周縁部に設けた板バネの
機能を有する立上がり片(L1〜L16)のうちX方向(長
辺方向)の立上がり片(L1),(L2)とY方向(短辺方
向)の立上がり片(L3〜L16)のうち立上がり片
(L4),(L8),(L11),(L15)にそれぞれ突起
(TX)及び突起(TY)を設け、さらに第3図に示すよう
に、突起(TX)を突起(TY)よりも図面上下方に位置さ
せてあるため、電子ビーム制御機構(17)を平面型容器
(15)内に挿入するときは、まずX方向の立上がり片
(L1),(L2)に設けた突起(TX)により螢光面(16)
に対してX方向(トリオの配列方向)の位置決めが自然
に行なわれ、(第4図A,B参照)、更に挿入するとY方
向の立上がり片(L4),(L8),(L11),(L15)に設
けた突起(TY)により、Y方向(螢光体セグメントのス
トライプ方向)の位置決めが自然に行なわれて(第5図
A,B参照)、挿入が完了するとともに、突起(TX),(T
Y)により電子ビーム制御機構(17)は螢光面(16)に
対して適正な位置に確実に保持される。
尚、上例では立上がり片(L1),(L2)の突起(TX)の
位置と立上がり片(L4),(L8),(L11),(L15)の
突起(TY)の位置を上下方向にズラして設けたが、上下
方向同じ高さに設けることも考えられる。しかし、この
場合、電子ビーム制御機構(17)を平面型容器(15)内
に挿入する際、全ての突起(T)が平面型容器(15)に
同じタイミングで接触することになるが、Y方向に突出
する突起即ち立上がり片(L4),(L8),(L11),(L
15)の突起(TY)の方が、X方向に突出する突起即ち立
上がり片(L1)(L2)の突起(TX)よりも数が多いた
め、Y方向に対する弾性力がX方向の弾性力よりも強く
なり、そのため、X方向に対する位置決めが自然に行な
われなくなり、挿入時、力のかげんを調整する必要がで
てくる。即ち、一旦挿入するとY方向の弾性力が強いた
め、X方向の弾性力が打消されてしまい、結果的にY方
向のみ位置決めがなされ、X方向の位置ズレを招来して
しまうこととなる。X方向で位置ズレが生じると螢光表
示管の使用時、電子ビームが隣接セグメントを衝撃して
しまい画質が著しく低下する。
従って、本実施例のように、X方向の突起(TX)をY方
向の突起(TY)よりも電子ビーム制御機構の挿入方向に
対し下方に位置させればX方向(トリオの配列方向)、
即ち画質の高低を左右する重要な方向の位置決めを確実
にした後に、Y方向(螢光体セグメントのストライプ方
向)の位置決めが行なわれるため、上記のような不都合
が生じない。
次に、第2のパネル(12)の内面には、背面電極(32)
が例えばカーボン塗膜等によって形成され、これに電子
ビーム制御機構(17)の例えば第1グリッドG1に取着さ
れた金属弾性片(33)が弾性的に接触して背面電極(3
2)と第1グリッドG1)に電気的に連結されるようにす
る。
一方、平面型容器(15)の例えば中央には高電圧リード
(34)が貫通されて、これの内端がセパレータ電極(1
9)に電気的に連結するようになされて端子導出がなさ
れる。
このような構成において、高電圧リード(34)を介して
螢光面(16)及びセパレータ電極(19)に高圧の例えば
5KVが印加される。また第1グリッドG1と背面電極(3
2)には、リード(31)を通じて例えば10Vが、また第3
グリッドG3には、0Vが与えられる。また、第2グリッド
G2にはオン状態で15V、オフ状態で−2Vがリード(24L)
を通じて選択的に与えられ、これら第2グリッドG2の帯
状電極(24R)(24G)(24B)へのオン、オフの電圧の
切換えと、カソードKへの印加電圧の選択によって各螢
光体セグメントR,G,Bに向かう各電子ビームの変調を行
って例えばライン順次に各螢光体セグメントの発光を行
なう。
このような本考案による螢光表示管は、第6図で説明し
たように多数平面的に配列することによって全体として
大画面のカラー表示を行なうことができる。
また、上述した例においては、カラー表示を行なう場合
に本考案を適用した場合で、各螢光体セグメントが赤、
緑及び青の螢光体セグメントR,G,Bによって形成した場
合であるが、単色をはじめとして各種の色の表示に適用
することもできる。
また、上述した例においては、複数のセグメントに対応
して1本のカソードを用いたが1セグメントに1本のカ
ソードを対応させる場合においても、セグメント内での
発光の均一性を向上する目的で同様に適用することがで
きる。
更にまた、上述した例では、平面型容器(15)が、前面
及び背面パネル(11)及び(12)と周側壁(13)との3
者のフリット付けによって構成した場合であるが、周側
壁(13)を例えば前面パネル(11)と一体構成とするな
ど種々の変形変更を行なうことができる。
以上の如く本例の螢光表示管によれば、電子ビーム制御
機構(17)の第3グリッドフレームF3の周縁部に該周縁
部に沿って設けられた多数の立上がり片(L1〜L16)の
うち、適宜の位置に有する立上がり片(L1),(L2),
(L4),(L8),(L11),(L15)に、例えばプレス加
工等を用いて外方に突出する突起(T)を設け、さらに
X方向の突起(TX)をY方向の突起(TY)よりも下方に
位置させたので、電子ビーム制御機構(17)を平面型容
器(15)内に挿入する際、まずX方向に対する位置決め
が自然に行なわれ、次にY方向の位置決めが自然に行な
われるため、容易に螢光面(16)に対して適正な位置に
位置決めできるとともに、立上がり片の弾性力により、
電子ビーム制御機構(17)を上記適正な位置に確実に保
持することができる。
〔考案の効果〕
本考案に係る螢光表示管は、相対向する前面及び背面パ
ネル(11)及び(12)と周側壁(13)とを有する平面型
容器(15)内に、前面パネル(11)の内面に螢光体セグ
メントR,G,Bが配列されてなる螢光面(16)を有し、螢
光体セグメントR,G,Bに対してそれぞれ電子ビームを衝
撃させる電子ビーム制御機構(17)が、螢光面(16)に
対向して配列されて成り、該電子ビーム制御機構(17)
の側面に複数の弾性的に形成された突起(T)を突設方
向によって高さ位置をたがえて設けるとともに、該突起
(T)を周側壁(13)の内面に当接するように構成した
ので、平面型容器(15)内に電子ビーム制御機構(17)
を挿入する際、容易に位置決めができ、螢光面(16)に
対して適正な位置に保持できるため、組立て作業効率を
著しく向上させることができる。また封着時、電子ビー
ム制御機構(17)の螢光面(16)に対する位置ズレが防
止されるため、電子ビームの隣接セグメントへの衝撃・
発光によって生じる画質の低下という現象を防止するこ
とができ、高画質の画面表示を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に係る螢光表示管の一部破断側面図、
第2図は電子ビーム制御機構の一部を切欠した斜視図、
第3図は電子ビーム制御機構の分解斜視図、第4図は螢
光表示管のX方向に関する作用及び断面を示すものであ
り、同図Aは分解断面図、同図Bは組立て断面図、第5
図は螢光表示管のY方向に関する作用及び断面を示すも
のであり、同図Aは分解断面図、同図Bは組立て断面
図、第6図は大画面表示装置の正面図、第7図は従来例
を示す作用断面図である。 (11)は前面パネル、(12)は背面パネル、(13)は周
側壁、(14)はフリット、(15)は平面型容器、(16)
は螢光面、(17)は電子ビーム制御機構、(G3)は第3
グリッド、(F3)は第3グリッドフレーム、(L1
L16)は立上がり片、(T)は突起、(24L)はリードで
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対向する前面及び背面のパネルと周側壁
    とを有する平面型容器内に、 前記前面のパネル内面に螢光体セグメントが配列されて
    なる螢光面を有し、 前記螢光体セグメントに対してそれぞれ電子ビームを衝
    撃させる電子ビーム制御機構が、前記螢光面に対向して
    配されて成り、 電子ビーム制御機構の一方の相対向する側面に弾性的に
    形成された第1の突起が設けられると共に、他方の相対
    する側面に弾性的に形成された第2の突起が設けられ、 上記第1の突起と第2の突起は互いに上記前面及び背面
    パネルの対向方向の高さ位置が異なり、 上記第1及び第2の突起が上記周側壁内面に当接されて
    成る螢光表示管。
JP8316988U 1988-06-23 1988-06-23 蛍光表示管 Expired - Lifetime JPH079332Y2 (ja)

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