JPH079255A - 放電加工装置 - Google Patents

放電加工装置

Info

Publication number
JPH079255A
JPH079255A JP5162727A JP16272793A JPH079255A JP H079255 A JPH079255 A JP H079255A JP 5162727 A JP5162727 A JP 5162727A JP 16272793 A JP16272793 A JP 16272793A JP H079255 A JPH079255 A JP H079255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
machining
capacitor
electric discharge
inductance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5162727A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2914103B2 (ja
Inventor
Takuji Magara
卓司 真柄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP5162727A priority Critical patent/JP2914103B2/ja
Priority to KR94015254A priority patent/KR0119481B1/ko
Priority to CH02070/94A priority patent/CH688578A5/de
Priority to DE4422820A priority patent/DE4422820C2/de
Priority to CN94107707A priority patent/CN1058435C/zh
Priority to US08/269,350 priority patent/US5580469A/en
Publication of JPH079255A publication Critical patent/JPH079255A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2914103B2 publication Critical patent/JP2914103B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H1/00Electrical discharge machining, i.e. removing metal with a series of rapidly recurring electrical discharges between an electrode and a workpiece in the presence of a fluid dielectric
    • B23H1/02Electric circuits specially adapted therefor, e.g. power supply, control, preventing short circuits or other abnormal discharges
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H1/00Electrical discharge machining, i.e. removing metal with a series of rapidly recurring electrical discharges between an electrode and a workpiece in the presence of a fluid dielectric
    • B23H1/02Electric circuits specially adapted therefor, e.g. power supply, control, preventing short circuits or other abnormal discharges
    • B23H1/022Electric circuits specially adapted therefor, e.g. power supply, control, preventing short circuits or other abnormal discharges for shaping the discharge pulse train
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/14Electric circuits specially adapted therefor, e.g. power supply
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H2300/00Power source circuits or energization
    • B23H2300/20Relaxation circuit power supplies for supplying the machining current, e.g. capacitor or inductance energy storage circuits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工速度の向上、電極消耗の低減、加工面あ
らさの向上を図る。 【構成】 加工電流を供給する直流電源2と、該直流電
源2に直列に接続された10Ω以上の電流制限素子3
と、該直流電源2および電流制限素子3に直列に接続さ
れたスイッチング素子4と、加工間隙に対して並列に設
けられた、50〜500μHのインダクタンス7と0.
02〜2μFのコンデンサ8からなる直列回路を備える
構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、仕上げ加工並びに鏡
面加工に係る放電加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は従来の放電加工装置を示す図で
ある。図において、1は電極・工作物から形成される極
間、2は極間1に加工電流を供給する直流電源であり、
通常80〜100V程度の直流電源である。また3は電
流制限用の抵抗、4は電圧の印加および出力電流の遮断
を行うスイッチング素子、5はスイッチング素子4を駆
動する駆動回路、6は極間1の電極・工作物の対向部分
に形成される静電容量である。
【0003】次に動作について説明する。加工中、電極
・工作物により形成された極間1に電圧が印加され、加
工が行われる。即ち、まず駆動回路5によりスイッチン
グ素子4がONされることにより、極間1に電圧が印加
される。極間1においてはこの印加電圧により放電が発
生するが、図示されない放電検出回路により放電が検出
された後、所定の電流パルス継続時間(パルス幅)経過
後にスイッチング素子4はOFFされ、所定のパルス幅
の電流パルスが供給される。その後、所定の休止時間の
後再びスイッチング素子4がONされ、電圧が印加され
る。以上の動作を繰り返しながら、加工が行われる。
【0004】なお、上記の加工において、加工の能力、
加工面あらさは、極間1に供給される電流パルスの電流
値により左右される。即ち、電流パルスの電流値が高く
なると加工速度は増大するが、加工面あらさは悪化す
る。また、電流パルスの電流値が低くなると加工面あら
さは改善されるが加工速度が低下する。即ち、電流パル
スの電流値を変化させることにより、所望の加工特性を
得ることができる。極間1に供給されるパルス電流値
は、直流電源2の電圧および電流制限抵抗3の値により
決定されるが、パルス電流値の制御は一般に電流制限抵
抗3の切り替えにより行われる。
【0005】良質な加工面を要する仕上加工において
は、電流制限抵抗3の値は大きな値が選択されるが、こ
の場合、極間1における電極・工作物の対向面積が変化
することにより、電流パルスの波形は大きく変化する。
即ち、極間1の対向面積が大きくなると、極間に静電容
量6が形成されるが、こうした静電容量の増加は、図1
4(a)に示すように直流アーク成分30に先立つコン
デンサ放電成分31を増大させるとともに、図14
(b)のようにコンデンサ放電31の後のアークが遮断
された、直流アーク成分30のない電流波形の発生を招
く。こうした、直流アークの遮断は一般にパルス割れ現
象と呼ばれるが、パルス幅のきわめて短いコンデンサ放
電成分31による加工となるため、加工速度が低下する
とともに、電極の消耗が著しく増大する。また、電極消
耗により電極表面が荒らされ、加工面あらさも低下する
傾向にある。直流アークの遮断、即ちパルス割れ現象
は、一般に、コンデンサ(静電容量)が大きいほど、ま
た電流制限抵抗値が大きいほど発生しやすい。具体的に
は、直流電源2が80V、制限抵抗3が10Ω以上(電
流値8A以下)、かつ、極間に形成される静電容量が1
000pF以上の場合には、パルス割れに移行し易く、
加工特性が著しく劣化する傾向にあり、特に電流値が5
A以下の場合は、その傾向が著しい。
【0006】一方、電極消耗、および加工速度を改善す
る方法として、特開昭50−78993号公報に開示さ
れているように、極間に並列に20μH以下のインダク
タンスと2μF以下のコンデンサの直列回路を接続した
ものが開示されている。この引例では、加工電流が20
Aの条件において、特にインダクタンスが20μH以上
の場合は加工速度がかえって低下するため、インダクタ
ンスは15μH以下が望ましいとしている。この公報に
示されているような電流値が高い(20A以上)の加工
条件下においては、もともとパルス割れ現象が発生しに
くいため、インダクタンスが20μH以上になると上記
のようにかえって加工特性の劣化を招く。しかしなが
ら、発明者の研究によれば、電流値が8A以下(仕上げ
電流値)と低い場合、インダクタンスが20μH以下の
場合はパルス割れ現象が発生し、電極消耗の増大、加工
速度の低下するため、インダクタンスを大きくしたほう
が加工特性が向上することが明かとなった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の放電加工装置
は、上記のように構成されており、加工電流が低く、且
つ電極・工作物の対向面積が増大すると、直流アークが
遮断されたパルス割れが頻発するため、加工速度の低
下、電極の消耗の増大、加工面あらさの低下を招くなど
の問題があった。また、特開昭50−78993号公報
のように20μH以下のインダクタンスとコンデンサの
直列回路を極間に並列に接続した場合においても、特に
パルス電流値が8A以下の仕上条件にて電極面積の大き
な加工を行った際にはパルス割れ現象が多発し、電極消
耗の増大、加工速度の減少を招くなどの問題があった。
なお、他の従来例として特開昭50−103791号公
報があり、この公報には、加工間隙に直列または並列に
リアクタンスを有する回路を接続し、好ましい放電の放
電電流中に含まれる交流成分の基調波もしくは高調波に
同調共振するように加工を行うことにより、加工面荒さ
が向上する例が開示されているが、100pF程度のコ
ンデンサを用いるために電流パルス幅が極めて小さくな
るため、電極消耗が著しく増大する等の問題があった。
【0008】この発明は上記のような従来のものの課題
を解消するためになされたもので、電極面積の大きな場
合の仕上加工においても、パルス割れの発生を抑制し、
電極消耗の低減、加工速度の向上、加工面品質の向上を
図ることのできる放電加工装置を提供することを目的と
するものである。
【0009】またこの発明は、特に鏡面加工を行う際に
は、低ピークでパルス幅の短い電流パルスを安定して供
給し、大面積での最良面あらさの向上を図ることのでき
る放電加工装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】さらに、電極面積・加工条件の変化に対し
て常に最適な仕上加工を行うことのできる放電加工装置
を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る放電加工装
置は、加工電流を供給する直流電源と、該直流電源に直
列に接続され、加工電流を仕上げ加工電流(8A以下)
に制限する電流制限素子と、該直流電源および電流制限
素子に直列に接続されたスイッチング素子と、加工間隙
に対して並列に設けられ、コンデンサ放電電流成分に引
き続く直流パルス電流成分の中断を抑制する、インダク
タンス(50〜500μH)とコンデンサ(0.02〜
2μF)との直列回路と、を備える構成としたものであ
る。
【0012】また本発明に係る放電加工装置は、加工電
流を供給する直流電源と、該直流電源に直列に接続さ
れ、加工電流を鏡面加工電流(2A以下)に制限する電
流制限素子と、該直流電源および電流制限素子に直列に
接続されたスイッチング素子と、加工間隙に対して並列
に設けられ、コンデンサ放電電流成分に引き続く直流パ
ルス電流成分の継続を抑制する、インダクタンス(20
〜50μH)とコンデンサ(0.001〜0.02μ
F)との直列回路と、を備える構成としたものである。
【0013】また本発明に係る放電加工装置は、直流電
源、リアクトル、ダイオード、および第1のスイッチン
グ素子を有し、仕上げ加工電流(8A以下)を供給する
定電流供給手段と、第2のスイッチング素子を有する出
力電流断続手段と、加工間隙に対して並列に設けられ、
コンデンサ放電電流成分に引き続く直流パルス電流成分
の中断を抑制する、インダクタンス(50〜500μ
H)とコンデンサ(0.02〜2μF)との直列回路
と、を備える構成としたものである。
【0014】また本発明に係る放電加工装置は、直流電
源、リアクトル、ダイオード、および第1のスイッチン
グ素子を有し、鏡面加工電流(2A以下)を供給する定
電流供給手段と、第2のスイッチング素子を有する出力
電流断続手段と、加工間隙に対して並列に設けられ、コ
ンデンサ放電電流成分に引き続く直流パルス電流成分の
継続を抑制する、インダクタンス(20〜50μH)と
コンデンサ(0.001〜0.02μF)との直列回路
と、を備える構成としたものである。
【0015】更にまた、本発明に係る放電加工装置は、
上記放電加工装置において、インダクタンスとコンデン
サの直列回路を、極間に対して複数並列接続するととも
に、該複数の直列回路を切り替える切り替え手段を設け
たものである。
【0016】
【作用】本発明によれば、コンデンサ放電電流成分に引
き続く直流パルス電流成分の中断を抑制しつつ仕上げ加
工を行うことができる。
【0017】また、本発明によれば、コンデンサ放電電
流成分に引き続く直流パルス電流成分の継続を抑制しつ
つ鏡面加工を行うことができる。
【0018】更にまた、本発明に係わる放電加工装置
は、インダクタンスとコンデンサからなる複数の直列回
路を切り替えるながら加工を行うことにより、電極面積
・加工条件の変化などに対して最適な電流波形を発生さ
せつつ加工を行うことができる。
【0019】
【実施例】
実施例1.以下、本発明の一実施例を図1〜図4に基づ
き説明する。図1は本発明の一実施例を示す図であり、
1は電極・工作物により形成される極間、2は極間1に
加工電流を供給する直流電源、3は電流制限用の抵抗器
であり、直流電源2として80Vのものが用いられる場
合、仕上げ加工電流(8A以下)を得るため、10Ω以
上の値とされる。4は電圧の印加および出力電流の遮断
を行うスイッチング素子、5はスイッチング素子4を駆
動する駆動回路、6は極間1の電極・工作物の対向部分
に形成される静電容量、7は極間1に対して並列に接続
されたコイル、8はコイル7に直列に接続されるコンデ
ンサ、15a,15b,16a,16bは極性切り替え
スイッチであり、本実施例ではスイッチ15a,15b
を閉状態とすることにより、電極極性が(+)となるよ
う接続される。
【0020】次に、動作について説明する。従来例同
様、電極・工作物により形成された極間1に電圧が印加
され、加工が行われる。即ち、駆動回路5によりスイッ
チング素子4がONされることにより、極間1に電圧が
印加されるとともに、図示されない放電検出回路により
放電が検出された後、所定の電流パルス継続時間(パル
ス幅)経過後にスイッチング素子4はOFFされ、所定
のパルス幅の電流パルスが供給される。その後、所定の
休止時間の後再びスイッチング素子4がONされ、電圧
が印加される。以上の動作を繰り返しながら、加工が行
われる。
【0021】従来例同様、極間1の対向面積が大きくな
ると、極間に静電容量6が形成されるため直流アーク成
分30に先立ってコンデンサ放電成分31がまず極間に
放出されるが、コンデンサ8に充電されていた大きな静
電エネルギーがコイル7を介して極間に供給されるとと
もに、それに引き続いて直流アーク成分が継続した電流
波形が供給される。図2は本実施例における電流波形を
示したものであり、波形としては直流パルス成分30に
コンデンサ8による電流成分32が重畳された波形が得
られる。なお、図2(a)は加工面積が小の場合、図2
(b)は加工面積が大の場合を示す。コンデンサ8の電
流成分32はコイル7のインダクタンスのためになまさ
れた波形となっており、電流ピークが低く抑えられると
ともに、パルス割れがなく確実に直流アーク成分30に
継続された波形が安定して得られる。コンデンサ8の静
電容量は、極間1に形成される静電容量(通常数千pF
程度)に比較して十分に大きく取っているため、加工面
積が増大しても確実にパルス割れを防止することが可能
である。
【0022】図3に、印加電圧として80V、コイル7
のインダクタンスとして400μH、コンデンサ8の静
電容量として1μF、電流制限抵抗として20Ω(電流
値4A)の場合において、加工面積に対する加工速度
(重量加工速度)、重量消耗比(電極消耗量/加工量)
を、従来の場合と比較した実験結果を示す。図より、パ
ルス割れ防止を行うことにより、加工速度、電極消耗と
もに従来に比較して大幅に改善されており、特に加工面
積が大きな加工の場合における効果が著しいことがわか
る。
【0023】上記のように、特に電流値が8A以下の仕
上げ電流パルスでの加工においてコンデンサ放電成分3
1の後のパルス割れを防止し、コンデンサ放電の後の確
実に直流パルスを連続させ加工を行うためには、コイル
7のインダクタンスとして50〜500μH、コンデン
サとして0.02〜2μF程度とすると良い。図4に、
インダクタンス・コンデンサ容量と、パルス割れ発生確
率の関係を示す。図より、インダクタンス、コンデンサ
容量の組み合わせにより、パルス割れ発生確率が異なる
ことがわかり、特にインダクタンスが50〜500μ
H、コンデンサが0.02〜2μFの範囲の適切な値の
組み合わせにより、加工特性が大幅に改善されることが
わかる。
【0024】実施例2.次に、本発明の第2の実施例を
図5〜図7に基づき説明する。図5において、1は電極
・工作物により形成される極間、2は極間1に加工電流
を供給する直流電源であり、第1の実施例とは逆の極
性、即ち電極が(−)、工作物が(+)となるよう極間
1に対して接続される。3は電流制限用の抵抗であり、
直流電源2として80Vのものが用いられる場合、鏡面
加工電流(2A以下)を得るため、40Ω以上の値とさ
れる。4は電圧の印加および出力電流の遮断を行うスイ
ッチング素子、5はスイッチング素子4を駆動する駆動
回路、6は極間1の電極・工作物の対向部分に形成され
る静電容量、7は極間1に対して並列に接続されたコイ
ル、8はコイル7に直列に接続されるコンデンサであ
る。ここでは、コイル7のインダクタンスとして20〜
50μH、コンデンサ8の静電容量として0.001〜
0.02μFが設定されている。また15a,15b,
16a,16bは極性切り替えスイッチであり、本実施
例ではスイッチ16a,16bを閉状態とすることによ
り、電極極性が(−)となるよう接続される。
【0025】次に、動作について説明する。実施例1と
同様、電極・工作物により形成された極間1に電圧が印
加され、加工が行われる。即ち、駆動回路5によりスイ
ッチング素子4がONされることにより、極間1に電圧
が印加されるとともに、図示されない放電検出回路によ
り放電が検出された後、所定の電流パルス継続時間(パ
ルス幅)経過後にスイッチング素子4はOFFされ、所
定のパルス幅の電流パルスが供給される。その後、所定
の休止時間の後再びスイッチング素子4がONされ、電
圧が印加される。以上の動作を繰り返しながら、加工が
行われる。
【0026】実施例1と同様、極間1の対向面積が大き
くなると、極間に静電容量が形成されるため直流アーク
成分30に先立ってコンデンサ放電成分31がまず極間
に放出される。次いで、コンデンサ8に充電されていた
大きな静電エネルギーがコイル7を介して極間に供給さ
れるが、本実施例のように電流制限抵抗3の値として4
0Ω以上(電流値2A以下)の場合には、コイル7およ
びコンデンサ8の値を小さく取ることにより、実施例1
とは逆に直流アーク成分30が継続しない低ピーク、短
パルス幅の電流波形を得ることができる。図6は本実施
例における電流波形を示したものであり、波形としては
直流パルス成分30が継続しないほぼコンデンサ8によ
る電流成分32のみの波形が得られる。コンデンサ8の
電流成分32はコイル7のインダクタンスのためになま
された波形となっており、電流ピークが低く抑えられる
とともに、確実に直流アーク成分30が遮断された波形
が安定して得られる。本実施例のように電極(−)の極
性にて、このように電流ピークが低く、パルス幅が短い
波形にて仕上加工を行うことにより、大面積においても
鏡面に近い加工を行うことが可能となる。実験によれ
ば、50mm角の銅電極による仕上加工加工において、
50μHのインダクタンス,0.005μFのコンデン
サとし、上記の波形により加工を行うことにより、面あ
らさ1μmRmax以下の鏡面が得られた。
【0027】上記のように、特に電流値が2A以下の電
流パルスでの加工においてコンデンサ放電成分32の後
確実に直流パルスを遮断しつつ加工を行うためには、コ
イル7のインダクタンスとして20〜50μH、コンデ
ンサとして0.001〜0.02μF程度とすると良
い。図7に、インダクタンス・コンデンサ容量と、加工
面あらさの関係を示す。図より、インダクタンス、コン
デンサ容量の組み合わせにより、加工面あらさが異なる
ことがわかり、特にインダクタンスが20〜50μH、
コンデンサが0.001〜0.02μFの範囲の適切な
値の組み合わせにより、加工面あらさが大幅に改善され
ることがわかる。特にコンデンサが0.001〜0.0
05μFの場合は、鏡面加工条件である数μs以下のパ
ルス幅が得られる。
【0028】実施例3.以下、本発明の一実施例を図8
及び図9に基づき説明する。図8は本発明の一実施例を
示すものであり、図において1は電極・工作物により形
成される極間、2は直流電源、100は第1のスイッチ
ング素子101、ダイオード102、リアクトル103
により構成され、仕上げ加工電流(8A以下)を供給す
る定電流供給部であり、第1のスイッチング素子101
とダイオード102、リアクトル103による降圧チョ
ッパにより構成され、出力と入力の間にはダイオード1
04が接続されるとともに、リアクトル103の電流を
検出する電流検出器105を備えている。また、出力電
流断続部110は、第2のスイッチング素子111とダ
イオード112と電圧源113との直列回路、およびダ
イオード114により構成される。106、115はそ
れぞれ第1のスイッチング素子101および第2のスイ
ッチング素子111を駆動する駆動回路である。また、
6は極間1の電極・工作物の対向部分に形成される静電
容量、7は極間1に対して並列に接続されたコイル、8
はコイル7に直列に接続されるコンデンサである。ここ
では、コイル7のインダクタンスとして50〜500μ
H、コンデンサ8の静電容量として0.02〜2μFが
設定されている。また115a,115b,116a,
116bは極性切り替えスイッチであり、本実施例では
スイッチ115a,115bを閉状態とすることによ
り、電極極性が(+)となるよう接続される。
【0029】次に、動作について説明する。放電が発生
すると、第1のスイッチング素子101、リアクトル1
03、第2のスイッチング素子111、ダイオード11
4を通り直流電源2から極間1に電流が供給される。図
9にその電流波形を示す。この電流はリアクトル103
のインダクタンスにより決まる電流増加率により増加す
る。電流検出器105は、電流が上限値に達した際には
第1のスイッチング素子101をオフする。この後出力
電流はダイオード102、リアクトル103、第2のス
イッチング素子111、ダイオード114を通り極間1
に供給されて電流は減少する。電流検出器105により
電流が下限値まで低下したことが検出されると、第1の
スイッチング素子101は再びオンされる。この後出力
電流は第1のスイッチング素子101、リアクトル10
3、第2のスイッチング素子111、ダイオード114
を通り極間1に供給され電流は増加する。このような動
作を繰り返し出力電流は図9(a)のような波形に制御
される。なお、実際の極間1における電流波形は、極間
に並列に接続されたコンデンサ8の静電エネルギーがコ
イル7を介して極間に放出されるため、図9(b)のよ
うな波形が極間に供給される。所望のパルス幅に相当す
る時間だけ上記の動作を繰り返した後、出力電流遮断部
110の第2のスイッチング素子111をオフすること
により、電流が遮断され、所望の休止時間だけ電流の供
給が停止される。以上の動作を繰り返すことにより、放
電加工が行われる。
【0030】本実施例においては、実施例1のような電
流制限用の抵抗3を必要としないため、電源が小型にで
き、抵抗器の発熱・ロスのない電源が構成できる反面、
コイル7、およびコンデンサ8がない場合は、図9
(a)に示すように電流リップルのある電流が極間に供
給されるため、特に仕上加工電流領域においては電流値
が0に近づき、直流アークが途切れる、所謂パルス割れ
現象が発生し易い。即ち、電流制限抵抗を用いた従来の
方式と比較すると、特に仕上電流領域においてパルス割
れによる加工特性の劣化が発生し易い問題がある。。
【0031】本実施例においては、極間1の対向面積が
大きくなると、極間に静電容量が形成されるため図9
(a)の直流アーク成分に先立ってコンデンサ放電成分
31がまず極間1に放出されるが、コンデンサ8に充電
されていた大きな静電エネルギーがコイル7を介して極
間に供給されるとともに、それに引き続いて直流アーク
成分が継続した図9(b)に示すような電流波形が供給
される。波形としては直流パルス成分30にコンデンサ
8による電流成分32が重畳された波形が得られる。コ
ンデンサ8の電流成分32はコイル7のインダクタンス
のためになまされた波形となっており、電流ピークが低
く抑えられるとともに、電流リップルに起因するパルス
割れがなく確実に直流アーク成分30に継続された波形
が安定して得られる。なお、コンデンサ8の静電容量
は、極間1に形成される静電容量(通常数千pF程度)
に比較して十分に大きく取っているため、加工面積が増
大しても確実にパルス割れを防止することが可能であ
る。
【0032】本実施例において、パルス割れ防止による
効果は実施例1に示した図3の実験結果とほぼ同等の結
果が得られた。加工速度、電極消耗ともに従来に比較し
て大幅に改善されており、特に加工面積が大きな加工の
場合における効果が著しい。
【0033】上記のように、特に電流値が8A以下の仕
上げ電流パルスでの加工においてコンデンサ放電成分3
1の後のパルス割れ、および電流リップルによるパルス
割れを防止し、コンデンサ放電の後の確実に直流パルス
を連続させ加工を行うためのコイル7のインダクタンス
およびコンデンサの容量は、実施例1の場合と同様にそ
れぞれ50〜500μH、0.02〜2μF程度とする
と良い。
【0034】実施例4.以下、本発明の一実施例を図1
0及び図11に基づき説明する。図10は本発明の一実
施例を示すものであり、図において1は電極・工作物に
より形成される極間、2は極間1に加工電流を供給する
直流電源であり、第3の実施例とは逆の極性、即ち電極
が(−)、工作物が(+)となるよう極間1に対して接
続される。100は第1のスイッチング素子101、ダ
イオード102、リアクトル103により構成され、鏡
面加工電流(2A以下)を供給する定電流供給部であ
り、第1のスイッチング素子101とダイオード10
2、リアクトル103による降圧チョッパにより構成さ
れ、出力と入力の間にはダイオード104が接続される
とともに、リアクトル103の電流を検出する電流検出
器105を備えている。また、出力電流断続部110
は、第2のスイッチング素子111とダイオード112
と電圧源113との直列回路、およびダイオード114
により構成される。106、115はそれぞれ第1のス
イッチング素子101および第2のスイッチング素子1
11を駆動する駆動回路である。また、6は極間1の電
極・工作物の対向部分に形成される静電容量、7は極間
1に対して並列に接続されたコイル、8はコイル7に直
列に接続されるコンデンサである。ここでは、コイル7
のインダクタンスとして20〜50μH、コンデンサ8
の静電容量として0.001〜0.02μFが設定され
ている。また115a,115b,116a,116b
は極性切り替えスイッチであり、本実施例ではスイッチ
116a,116bを閉状態とすることにより、電極極
性が(−)となるよう接続される。
【0035】次に、動作について説明する。実施例3と
同様に放電が発生すると第1のスイッチング素子10
1、リアクトル103、第2のスイッチング素子11
1、ダイオオード114を通り直流電源2から極間1に
電流が供給される。電流検出器105は、電流が上限値
に達した際には第1のスイッチング素子101をオフす
る。この後出力電流はダイオード102、リアクトル1
03、第2のスイッチング素子111、ダイオード11
4を通り極間1に供給されて電流は減少する。電流検出
器105により電流が下限値まで低下したことが検出さ
れると、第1のスイッチング素子101は再びオンされ
る。この後出力電流は第1のスイッチング素子101、
リアクトル103、第2のスイッチング素子111、ダ
イオード114を通り電極120に供給され電流は増加
する。このような動作を繰り返し出力電流は図11
(a)のような波形に制御される。所望のパルス幅に相
当する時間だけ上記の動作を繰り返した後、出力電流遮
断部110の第2のスイッチング素子111をオフする
ことにより、電流が遮断され、所望の休止時間だけ電流
の供給が停止される。以上の動作を繰り返すことによ
り、放電加工が行われる。
【0036】実施例3と同様、極間1の対向面積が大き
くなると、極間に静電容量が形成されるため直流アーク
成分30に先立ってコンデンサ放電成分31がまず極間
1に放出される。次いで、コンデンサ8に充電されてい
た大きな静電エネルギーがコイル8を介して極間に供給
されるが、本実施例のように電流値が2A以下の場合に
は、コイル7およびコンデンサ8の値を小さく取ること
により、実施例3とは逆に直流アーク成分30が継続し
ない低ピーク、短パルス幅の電流波形を得ることができ
る。図11(b)は本実施例における電流波形を示した
ものであり、波形としては直流パルス成分30が継続し
ないほぼコンデンサ8による電流成分32のみの波形が
得られる。コンデンサ8の電流成分32はコイル7のイ
ンダクタンス8のためになまされた波形となっており、
電流ピークが低く抑えられるとともに、確実に直流アー
ク成分30が遮断された波形が安定して得られる。本実
施例のように電極(−)の極性にて、このように電流ピ
ークが低く、パルス幅が短い波形にて仕上加工を行うこ
とにより、実施例2と同様に大面積においても鏡面加工
を行うことが可能となる。実験によれば、60mm角の
銅電極による仕上加工加工において、上記の波形により
加工を行うことにより、面あらさ0.7μmRmax以
下の鏡面が得られた。
【0037】上記のように、特に電流値が2A以下の電
流パルスでの加工においてコンデンサ放電成分31の後
確実に直流パルスを遮断しつつ加工を行うためには、コ
イル7のインダクタンスおよびコンデンサの容量は、実
施例2の場合と同様にそれぞれ50〜500μH、0.
02〜2μF程度とすると良い。既に説明したように、
図7より、インダクタンス、コンデンサ容量の組み合わ
せにより、加工面あらさが異なり、特にインダクタンス
が20〜50μH、コンデンサが0.001〜0.02
μFの範囲の適切な値の組み合わせにより、加工面あら
さが大幅に改善される。特にコンデンサが0.001〜
0.005μF場合は、鏡面加工条件である数μs以下
のパルス幅が得られる。
【0038】実施例5.なお、上記実施例においてはコ
イル7、コンデンサ8からなる直列回路を1つ極間に接
続した例を示したが、図12に示すように、コイル、コ
ンデンサ、スイッチからなる複数の直列回路(コイル7
a、コンデンサ8a、スイッチ9aからなる直列回路、
コイル7b、コンデンサ8b、スイッチ9bからなる直
列回路)を設けるとともに、抵抗とスイッチとからなる
複数の直列回路(抵抗3aとスイッチ9aとの直列回
路、抵抗3bとスイッチ9bとの直列回路、抵抗3cと
スイッチ9cとの直列回路)を設け、スイッチ9a,9
b,9cを切り替えることにより所望する加工電流値を
得るとともに、切り替え手段を構成するスイッチ9a,
9bによりコイル、コンデンサからなる直列回路を切り
替えることにより、加工条件・電極面積が異なる際や変
化する際に、常に最適な加工特性を得ることが可能であ
る。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、加工電流
を供給する直流電源と、該直流電源に直列に接続され、
加工電流を仕上げ加工電流に制限する電流制限素子と、
該直流電源および電流制限素子に直列に接続されたスイ
ッチング素子と、加工間隙に対して並列に設けられ、コ
ンデンサ放電電流成分に引き続く直流パルス電流成分の
中断を抑制する、インダクタンスとコンデンサとの直列
回路とを備える構成としたので、仕上げ加工電流領域に
おいて、電極面積の大きな場合においても、パルス割れ
現象の発生を防止でき、また電極極性を(+)とした
際、電極消耗が大幅に低減するとともに、加工速度が著
しく向上するなどの効果がある。また、電極表面の消耗
による加工面品質の低下を防止することができるなどの
効果もある。
【0040】また、本発明によれば、加工電流を供給す
る直流電源と、該直流電源に直列に接続され、加工電流
を鏡面加工電流に制限する電流制限素子と、該直流電源
および電流制限素子に直列に接続されたスイッチング素
子と、加工間隙に対して並列に設けられ、コンデンサ放
電電流成分に引き続く直流パルス電流成分の継続を抑制
する、インダクタンスとコンデンサとの直列回路とを備
える構成としたので、コンデンサ放電の後に直流パルス
を連続させずに加工を行うとともに、コンデンサ放電波
形の電流ピークを抑えた波形を発生させて加工を行うこ
とができ、特に電極極性を(−)とした際、鏡面加工を
行う際において、低ピークでパルス幅の短い電流パルス
を安定して供給でき、ひいては大面積での最良面あらさ
が著しく向上するなどの効果がある。
【0041】また、本発明によれば、直流電源、リアク
トル、ダイオード、および第1のスイッチング素子を有
し、仕上げ加工電流を供給する定電流供給手段と、第2
のスイッチング素子を有する出力電流断続手段と、加工
間隙に対して並列に設けられ、コンデンサ放電電流成分
に引き続く直流パルス電流成分の中断を抑制する、イン
ダクタンスとコンデンサとの直列回路とを備える構成と
したので、仕上げ加工電流領域において、電極面積の大
きな場合においても、極間静電容量の増大や電流リップ
ルに起因するパルス割れ現象の発生を防止でき、また電
極極性を(+)とした際、電極消耗が大幅に低減すると
ともに、加工速度が著しく向上するなどの効果がある。
また、電極表面の消耗による加工面品質の低下を防止す
ることができるなどの効果がある。また、電流制限用抵
抗が不要なため、電源が小型かつ安価にでき、エネルギ
ーロスや発熱のない電源が得られる効果がある。
【0042】また、本発明によれば、直流電源、リアク
トル、ダイオード、および第1のスイッチング素子を有
し、鏡面加工電流を供給する定電流供給手段と、第2の
スイッチング素子を有する出力電流断続手段と、加工間
隙に対して並列に設けられ、コンデンサ放電電流成分に
引き続く直流パルス電流成分の継続を抑制する、インダ
クタンスとコンデンサとの直列回路とを備える構成とし
たので、コンデンサ放電の後に直流パルスを連続させず
に加工を行うとともに、コンデンサ放電波形の電流ピー
クを抑えた波形を発生させて加工を行うようにしたた
め、特に電極極性を(−)とした際の、鏡面加工を行う
場合において、低ピークでパルス幅の短い電流パルスを
安定して供給でき、ひいては大面積での最良面あらさが
著しく向上するなどの効果がある。また、電流制限用抵
抗が不要なため、電源が小型かつ安価にでき、エネルギ
ーロスや発熱のない電源が得られる効果もある。
【0043】また、本発明によれば、インダクタンスと
コンデンサからなる直列回路を、極間に対して複数並列
に設けるとともに、該複数の直列回路を切り替える切り
替え手段を設け、この切り替え手段により、該複数の直
列回路を切り替えるながら加工を行うことができるよう
にしたため、電極面積・加工条件の変化などに対して最
適な電流波形を発生させつつ加工を行うことができ、電
極消耗が大幅に低減するとともに、加工速度が著しく向
上するなどの効果がある。また、電極表面の消耗による
加工面品質の低下を防止することができるなどの効果が
ある。さらに、特に鏡面加工を行う際において、低ピー
クでパルス幅の短い電流パルスを安定して供給でき、ひ
いては大面積での最良面あらさが著しく向上するなどの
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例における電流波形を示す
図である。
【図3】本発明の第1の実施例における加工速度と加工
面積、重量消耗比と加工面積の各関係を示す図である。
【図4】本発明の第1、第3の実施例におけるインダク
タンス・コンデンサ容量とパルス割れ発生確立の関係を
示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例の構成を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例における電流波形を示す
図である。
【図7】本発明の第2、第4の実施例におけるインダク
タンス・コンデンサ容量と面あらさの関係を示す図であ
る。
【図8】本発明の第3の実施例の構成を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施例における電流波形を示す
図である。
【図10】本発明の第4の実施例の構成を示す図であ
る。
【図11】本発明の第4の実施例における電流波形を示
す図である。
【図12】本発明の第5の実施例の構成を示す図であ
る。
【図13】従来の放電加工装置の構成を示す図である。
【図14】従来の放電加工装置における電流波形を示す
図である。
【符号の説明】
1 極間 2 直流電源 3 電流制限抵抗 4 スイッチング素子 5 駆動回路 6 静電容量 7、7a、7b コイル 8、8a、8b コンデンサ 9a、9b リレー 100 定電流供給部 101 第1のスイッチング素子 102 ダイオード 103 リアクトル 104 ダイオード 105 電流検出器 110 出力電流断続部 111 第2のスイッチング素子 112 ダイオード 113 電圧源 106 駆動回路 115 駆動回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極と被加工物間に電圧を印加しつつ加
    工を行う放電加工装置において、加工電流を供給する直
    流電源と、該直流電源に直列に接続され、加工電流を仕
    上げ加工電流に制限する電流制限素子と、該直流電源お
    よび電流制限素子に直列に接続されたスイッチング素子
    と、加工間隙に対して並列に設けられ、コンデンサ放電
    電流成分に引き続く直流パルス電流成分の中断を抑制す
    る、インダクタンスとコンデンサとの直列回路と、を備
    えてなる放電加工装置。
  2. 【請求項2】 電極と被加工物間に電圧を印加しつつ加
    工を行う放電加工装置において、加工電流を供給する直
    流電源と、該直流電源に直列に接続され、加工電流を鏡
    面加工電流に制限する電流制限素子と、該直流電源およ
    び電流制限素子に直列に接続されたスイッチング素子
    と、加工間隙に対して並列に設けられ、コンデンサ放電
    電流成分に引き続く直流パルス電流成分の継続を抑制す
    る、インダクタンスとコンデンサとの直列回路と、を備
    えてなる放電加工装置。
  3. 【請求項3】 電極と被加工物間に電圧を印加しつつ加
    工を行う放電加工装置において、直流電源、リアクト
    ル、ダイオード、および第1のスイッチング素子を有
    し、仕上げ加工電流を供給する定電流供給手段と、第2
    のスイッチング素子を有する出力電流断続手段と、加工
    間隙に対して並列に設けられ、コンデンサ放電電流成分
    に引き続く直流パルス電流成分の中断を抑制する、イン
    ダクタンスとコンデンサとの直列回路と、を備えてなる
    放電加工装置。
  4. 【請求項4】 電極と被加工物間に電圧を印加しつつ加
    工を行う放電加工装置において、直流電源、リアクト
    ル、ダイオード、および第1のスイッチング素子を有
    し、鏡面加工電流を供給する定電流供給手段と、第2の
    スイッチング素子を有する出力電流断続手段と、加工間
    隙に対して並列に設けられ、コンデンサ放電電流成分に
    引き続く直流パルス電流成分の継続を抑制する、インダ
    クタンスとコンデンサとの直列回路と、を備えてなる放
    電加工装置。
  5. 【請求項5】 インダクタンスとコンデンサの直列回路
    を、極間に対して複数並列接続するとともに、該複数の
    直列回路を切り替える切り替え手段を設けたことを特徴
    とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の放電加工装
    置。
  6. 【請求項6】 仕上げ加工電流値が8A以下であり、且
    つ直列回路のインダクタンスの値を、50〜500μH
    とするとともに、直列回路のコンデンサの値を、0.0
    2〜2μFとしたことを特徴とする請求項1、請求項
    3、請求項5の何れかに記載の放電加工装置。
  7. 【請求項7】 鏡面加工電流値が2A以下であり、直列
    回路のインダクタンスの値を、20〜50μHとすると
    ともに、直列回路のコンデンサの値を、0.001〜
    0.02μFとしたことを特徴とする請求項2、請求項
    4、請求項5の何れかに記載の放電加工装置。
JP5162727A 1993-06-30 1993-06-30 放電加工装置 Expired - Fee Related JP2914103B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5162727A JP2914103B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 放電加工装置
KR94015254A KR0119481B1 (en) 1993-06-30 1994-06-29 Equipment and method for electric discharge machine
CH02070/94A CH688578A5 (de) 1993-06-30 1994-06-29 Elektroerosions-Maschine.
DE4422820A DE4422820C2 (de) 1993-06-30 1994-06-29 Elektrische Funkenerodiermaschine
CN94107707A CN1058435C (zh) 1993-06-30 1994-06-29 放电加工装置及采用该装置的放电加工方法
US08/269,350 US5580469A (en) 1993-06-30 1994-06-30 Electrical discharge machine with prevention of pulse crack phenomenon

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5162727A JP2914103B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 放電加工装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10242679A Division JP2984664B2 (ja) 1998-08-28 1998-08-28 放電加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH079255A true JPH079255A (ja) 1995-01-13
JP2914103B2 JP2914103B2 (ja) 1999-06-28

Family

ID=15760130

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5162727A Expired - Fee Related JP2914103B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 放電加工装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5580469A (ja)
JP (1) JP2914103B2 (ja)
KR (1) KR0119481B1 (ja)
CN (1) CN1058435C (ja)
CH (1) CH688578A5 (ja)
DE (1) DE4422820C2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020090073A1 (ja) 2018-10-31 2020-05-07 株式会社牧野フライス製作所 放電加工機の電源装置

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005246551A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Fanuc Ltd 放電加工用電源装置
US8735763B2 (en) * 2008-09-02 2014-05-27 Mitsubishi Electric Corporation Power supply device for electrical discharge machine
US9278399B2 (en) * 2011-04-12 2016-03-08 Mitsubishi Electric Corporation Power supply device for electric discharge machining apparatus and electric discharge machining method
JP5804056B2 (ja) * 2011-06-06 2015-11-04 三菱電機株式会社 高周波電源装置
CN104066540B (zh) * 2012-10-30 2016-04-20 三菱电机株式会社 放电加工装置
CN103433577B (zh) * 2013-08-12 2015-08-12 清华大学 应用于电火花放电加工的脉冲电源
CN107276405B (zh) * 2017-05-27 2019-06-04 南京理工大学 微细电火花脉冲电源及基于该电源的分段控制方法
CN107086810A (zh) * 2017-06-29 2017-08-22 张玉炜 一种高能脉冲电源控制电路
CN108672851B (zh) * 2018-06-08 2019-11-08 中国工程物理研究院机械制造工艺研究所 一种甚高频自振式微能电加工脉冲源
JP7135723B2 (ja) * 2018-10-29 2022-09-13 トヨタ自動車株式会社 車両用シートベルトの制御装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2895080A (en) * 1958-05-21 1959-07-14 Republic Aviat Corp Pulse generator
US3054931A (en) * 1959-03-17 1962-09-18 Inoue Kiyoshi Electric power supply apparatus for electric discharge machining
US3536881A (en) * 1967-10-21 1970-10-27 Inoue K Constant current density edm system capable of automatically responding to changing machining area
US3539755A (en) * 1967-11-14 1970-11-10 Inoue K Electrical discharge machining pulse control method and apparatus
US3624338A (en) * 1970-08-06 1971-11-30 Ibm Electrical discharge machining pulse-polarity-reversing control
JPS5078993A (ja) * 1973-11-16 1975-06-27
JPS5944170B2 (ja) * 1974-01-23 1984-10-27 株式会社井上ジヤパツクス研究所 放電加工装置
JPS5652133A (en) * 1979-10-04 1981-05-11 Fanuc Ltd Electric source for wire-cut electric spark machining
JPS59161230A (ja) * 1983-03-02 1984-09-12 Mitsubishi Electric Corp ワイヤカツト放電加工装置用加工電源
US5126525A (en) * 1988-11-01 1992-06-30 Sodick Co., Ltd. Power supply system for electric discharge machines
ES2085869T3 (es) * 1988-11-16 1996-06-16 Sodick Co Ltd Circuito de control para la corriente de mecanizado de una maquina de electroerosion.
JPH0578993A (ja) * 1991-09-19 1993-03-30 Lion Corp 抄紙用フエルト洗浄剤
JP2954774B2 (ja) * 1992-01-28 1999-09-27 三菱電機株式会社 放電加工機用電源装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020090073A1 (ja) 2018-10-31 2020-05-07 株式会社牧野フライス製作所 放電加工機の電源装置
US11794263B2 (en) 2018-10-31 2023-10-24 Makino Milling Machine Co., Ltd. Power source device for electric discharge machine

Also Published As

Publication number Publication date
JP2914103B2 (ja) 1999-06-28
KR950000278A (ko) 1995-01-03
DE4422820A1 (de) 1995-01-19
CH688578A5 (de) 1997-11-28
CN1058435C (zh) 2000-11-15
DE4422820C2 (de) 1997-12-11
KR0119481B1 (en) 1997-10-17
CN1101869A (zh) 1995-04-26
US5580469A (en) 1996-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2006046630A1 (ja) 放電加工用電源装置及び放電加工方法
JPH079255A (ja) 放電加工装置
TWI442985B (zh) 金屬線放電加工機
US20100294743A1 (en) Electric discharge device
US20070051618A1 (en) Method and apparatus for electrochemical machining
JP2692510B2 (ja) 放電加工装置
EP0026072B1 (en) A generator of high current pulses
JP5642810B2 (ja) 放電加工用電源装置
WO2005072900A1 (ja) 放電加工装置及び放電加工方法
JPH0313014B2 (ja)
KR100242402B1 (ko) 극성이 변하는 펄스로 피가공체를 전식 가공하는 프로세스 및 이 프로세스를 실시하기 위한 펄서
JP2682276B2 (ja) 放電加工装置の電源
JP2984664B2 (ja) 放電加工装置
JP2001162444A (ja) 放電加工用のプロセス及び装置
JP3638062B2 (ja) 放電加工用電源装置
JP3557908B2 (ja) 放電加工装置
JPH0367476B2 (ja)
JPH0558845B2 (ja)
CN1039207C (zh) 钨极惰性气体保护焊机的反极性直流电源
JP4425056B2 (ja) 放電加工電源装置
JP3739473B2 (ja) ワイヤ放電加工機の制御装置
JP3360619B2 (ja) 放電加工装置
CN114043020B (zh) 一种电火花加工间隙电蚀产物的清除电路及其控制方法
RU1773243C (ru) Устройство дл электроискрового упрочнени
JPH059209B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080416

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120416

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120416

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees