JPH0792413A - 円筒内面走査装置 - Google Patents

円筒内面走査装置

Info

Publication number
JPH0792413A
JPH0792413A JP5259036A JP25903693A JPH0792413A JP H0792413 A JPH0792413 A JP H0792413A JP 5259036 A JP5259036 A JP 5259036A JP 25903693 A JP25903693 A JP 25903693A JP H0792413 A JPH0792413 A JP H0792413A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
holder
plate material
scanning
cylindrical inner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5259036A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2742006B2 (ja
Inventor
Yukihiko Inagaki
幸彦 稲垣
Hideki Matsuura
秀樹 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP5259036A priority Critical patent/JP2742006B2/ja
Priority to US08/310,716 priority patent/US5592324A/en
Publication of JPH0792413A publication Critical patent/JPH0792413A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2742006B2 publication Critical patent/JP2742006B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems

Abstract

(57)【要約】 【目的】 版素材の種類(版厚)いかんに拘わらず、光
ビームを常に版素材上に結像可能とし、所望の解像度を
満足する様に光ビームのビーム径を可変できることとす
る。 【構成】 円筒内面ドラムの中心軸27に沿って移動可
能な走査ヘッドのベース部22の貫通孔22A内に、ボ
ールガイド13を介してホルダ10を移動自在に挿入す
る。ベース部22の突出部25、ホルダ10の突出部1
0Bをボールネジ15によって連結する。更に貫通孔1
0E内にレンズホルダ2を挿入・支持し、レンズホルダ
2内に結像用のレンズ1を固設する。ボールネジ15に
連結されたパルスモータ24は印加されたパルス数分だ
け回転する。その結果、ホルダ10およびレンズホルダ
2は中心軸27方向に移動し、これに伴ないレンズ1の
結像位置も移動する。レンズホルダ2の入射側の端面上
にはレンズ1に隣接してアイリス16が固設されてお
り、その絞り径はDCモータ18によって可変される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、印刷・製版用のCT
P(Computer To Plate :直接製版システム)に適用さ
れる円筒内面走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】円筒内面走査装置は、既知の通り、円筒
内面ドラム、当該ドラムの内面に装着された感材、当該
ドラムの中心軸に沿って副走査方向へ移動する走査ヘッ
ド、当該走査ヘッドに配設され上記中心軸の周りに回転
する主走査用の偏向器、及び結像用のレンズ等を有する
装置であって、画像信号等によって変調された光ビーム
を上記レンズを介して偏向器によって偏向し、以って感
材上の主走査方向へ走査・露光するものである。本装置
のより詳細な構成は、例えば、特開昭63−15858
0号公報や特公昭62−19724号公報や特開平5−
27190号公報や特開平5−5846号公報等に開示
されている。最近では、この円筒内面走査装置は、いわ
ゆるCTPと呼ばれる直接製版システムに適用されてい
る。ここで、CTPとは、文字・図形・絵柄等が統合さ
れたディジタル画像データに基づいて、網点フィルムを
作ることなく、感光材としての版素材に直接に網点画像
を形成して印刷版を作成する装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した通り、CTP
においては、版素材上を直接に光ビームで走査して露光
を行っている。この版素材にはいくつかの種類があり、
実際に使用される版素材の厚み(以下、版厚と称す)は
150μm〜300μm程度の範囲にわたっている。そ
のため、ある種類の版素材について結像用レンズによる
結像位置を当該版素材上に設定したとしても、使用する
版素材が別種類のものとなれば、その版厚が異なるた
め、結像用レンズの結像位置がこの新たな版素材上に位
置しないこととなってしまう。
【0004】この状態を模式的に例示したのが、図14
である。同図において、結像用レンズによる結像位置は
版厚Tの版素材61上に設定されており、この状態に設
定された結像用レンズをそのまま使用して、版厚T’
(T’>T)の新たな版素材62上へ光ビームILを走
査するときには、ぼけた状態での像が当該新版素材62
上に生じることとなり、所定の解像度が得られなくなる
という不都合が生じる。なお、図14において32は円
筒内面ドラムの内面であって、ここに版素材61,62
が真空装着等により装着されている。
【0005】そこで、版素材の種類にかかわらず結像用
レンズの結像位置が常に版素材上に位置する様に、当該
結像用レンズの位置を制御することが求められるところ
ではあるが、従来CTPにおいては係る問題点が認識さ
れていなかったこともあって、その様な問題点を解決し
うる手段が施されたCTPは実現されていなかった。
【0006】又、版素材の種類が同一であったとして
も、網点画像によってはその解像度が様々な値に設定さ
れる必要が生じる。従って、この様な各具体的状況下に
おいて所望される解像度をも一つ一つ実現できる機能を
備えたCTP用の円筒内面走査装置の実現も又強く要望
される所であった。しかしながら、係る機能をも兼ね備
えた円筒内面走査装置が開発・実現されていないのが実
情である。
【0007】本発明はこの様な問題認識の上に立って初
めてなされたものであり、上記要望に応えるべく、次の
様な目的を有している。
【0008】 版素材の種類(版厚)いかんに係わら
ず、常に光ビームを版素材上に結像することができるレ
ンズ位置制御機能を、円筒内面走査装置に備えること。
【0009】 係る機能に加えて、解像度を要望さ
れる様々な値に可変することができる制御機能をも、円
筒内面走査装置に兼備させること。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明で
は、円筒内面ドラムの中心軸に平行な副走査方向に移動
可能な走査ヘッドに取付けられた主走査用の偏向器によ
って、中心軸方向から入射した光ビームを円筒内面ドラ
ムの内面に装着された版素材の主走査方向に走査して、
版素材を露光し印刷版を作成する円筒内面走査装置にお
いて、偏向器への入射光路上にあって走査ヘッドに形成
された副走査方向の貫通孔に移動可能に挿入された中空
のホルダと、走査ヘッドに取付けられ、ホルダの副走査
方向への移動のための駆動力を発生してホルダへ伝達す
る駆動手段と、入射光路上にあってホルダ内に同軸状に
支持されており、光ビームを偏向器を介して版素材上に
結像させるレンズと、レンズの結像位置が版素材上に位
置するように版素材の版厚に応じて駆動手段を制御する
制御手段とを備える。
【0011】請求項2に係る発明では、制御手段が、版
素材の版厚毎に、レンズの結像位置が版素材上に位置す
るのに必要な駆動量データを格納した記憶手段と、現に
装着されている版素材の版厚値を与える版厚データを入
力する入力手段とを含み、入力手段より受けた版厚デー
タをアドレスデータとして記憶手段から対応する駆動量
データを読みだし、当該駆動量データに基づいて駆動手
段を制御する手段である。
【0012】請求項3に係る発明では、更に、絞り径可
変の絞りがレンズに隣接して配設されている。なお、こ
の発明における版素材とは、光ビームの熱によっても像
形成する材料をも含むものとする。
【0013】
【作用】請求項1に係る発明では、ドラム内面に装着さ
れた版素材の版厚に応じて制御手段が駆動手段を制御す
る。そして、この駆動手段がホルダを副走査方向へ移動
させるため、ホルダ内に支持されたレンズも同じく移動
する。このレンズの移動によって光ビームの結像位置が
版素材の表面となるように調整される。
【0014】請求項2に係る発明では、入力手段から入
力された版素材の版厚データ記憶手段へ与える。ここで
記憶手段は、各版厚データをアドレスデータとして、必
要な駆動量データを格納している。制御手段は、入力さ
れた版厚データに対応する駆動量データを記憶手段より
受取り、この駆動量データに基づいて駆動手段の動作を
制御する。これにより駆動手段は、当該駆動量データに
応じた量だけホルダを副走査方向へ移動させる。この移
動に伴い、ホルダ内に支持されたレンズもまた同一量だ
け副走査方向へ移動し、レンズを出射した光ビームの結
像位置が版素材上となる。
【0015】ここで、版素材が異なる種類のものに取り
換えられると、新たな版厚データに対応した駆動量デー
タが読出され、この新たな駆動量データに応じた量だけ
ホルダも移動する。これにより、レンズの副走査方向の
位置が調整されて、光ビームは再び上記異種の版素材上
に結像されることとなる。
【0016】請求項3に係る発明では、絞りは、その絞
り径に応じて回折効果により光ビームのビーム径を変化
させる。その結果、版素材上に生じる結像の大きさを、
その絞り径の可変に応じて調整できることとなる。
【0017】
【実施例】図1は、円筒内面走査装置の一実施例の外観
を示す斜視図である。同図において、円筒内面ドラム3
1の内面32には、図示はしないが、版素材が真空吸着
等により装着されている。ここで版素材としては、0.
15mm〜0.3mm程度の範囲内にその厚み(版厚)
を有するものが用いられる。その代表的な版厚値として
は、0.2mm、0.24mm、0.3mm等の値を挙
げることができる。又、円筒内面ドラム31の中心軸2
7に平行となる様に、2本のレール34が副走査ベース
33上に敷設されている。ここで副走査ベース33は、
円筒内面ドラム31の側面に固設された支持台37上
に、調整ねじ35との螺合を介して、搭載されている。
従って、上記レール34の平行調整は、調整ねじ35を
用いて、副走査ベース33をその面内で微動させること
により行われる。尚、中心軸27に平行な方向が副走査
方向となる。
【0018】一方、走査ヘッド36は本装置の核となる
部分であり、その一端には、中心軸27上に突出し副走
査方向に対向する2つのベース部22、28から成る取
付ベース29が固定されている。その一方のベース部2
2には副走査方向の貫通孔22A(図4,図5参照)が
形成されており、この貫通孔22A内に、後述する様
に、結像用のレンズとその調整機構を含むホルダ10
(図4,図5参照)が移動自在に挿入されている。又、
他方のベース部28にも、同じく貫通孔がベース部22
のそれと同軸となる様に設けられており、この貫通孔中
には偏向器30が挿入されている。当該偏向器30は、
中心軸27の方向からの入射光(光ビーム)を内面32
へと向う方向へ反射させる偏向面30A(図3参照)を
有しており、しかも当該偏向面30Aをその中心軸のま
わりに回転させる機構(図示せず)を備えるものであ
る。その具体的な構成は、前述した公報(特開平5−2
7190号,特開平5−5846号等)に開示されたも
のと同一である。又、走査ヘッド36の他端側は、前述
した両ベース部22、28の貫通孔の中心軸が共に中心
軸27に一致する様に、2本のレール34に遊嵌されて
いる。そして、走査ヘッド36は、レール34に沿っ
て、中心軸27の方向、つまり副走査方向へ移動する。
【0019】又、図2は、図1の円筒内面走査装置に於
ける光学系の配置をより詳細に示した斜視図である。レ
ーザ光源46から出射した光ビーム(入射光IL)をレ
ンズ52によって微細なビーム径に絞った上、変調器4
8(音響光学変調器等)に入射する。その後、変調器4
8から出射した光ビームILをミラー47Aを介してレ
ンズ53に入射し、更に微細なビーム径に形成する。そ
して、この微小ビームのビームウェストの位置PAから
距離fの位置に、ミラー47Bを介して焦点距離fのレ
ンズ50を配設する。これにより、光ビームILは近似
的な平行光となる。この平行化された光ビームILの光
軸(ビームの中心軸)が前述の副走査方向になる様に当
該光ビームILを全反射ミラー49A、49Bで反射さ
せ、走査ヘッド36内の結像用レンズ1にアイリス16
を介して入射させる。これにより、レンズ1からその焦
点距離fだけ離れた位置、即ち版素材上の位置に、前述
の位置PAに於けるビーム径が再現される。その際、ベ
ース部22に設けられた後述の調整機構が重要な働きを
なす。
【0020】図3は、図1及び図2の円筒内面走査装置
の電気的構成を示したブロック図である。本図では、便
宜上、走査ヘッド36内の構成は簡略的に記載されてい
る。又、ミラー47A、47Bはミラー47として、同
じくミラー49A、49Bはミラー49として総称して
記載されている。前述した偏向器30の回転機構に駆動
力を与える部分が主走査駆動回路40であり、走査ヘッ
ド36の副走査方向への駆動を与える機構部分はモータ
39、ボールネジ38であり、その駆動回路は副走査駆
動回路41である。そして、これらの主走査及び副走査
方向の駆動制御系の統括部分をなすのがCPU44であ
り、その間に走査系制御回路42と入力ポート43とが
ある。又、CPU44と変調器48との間には、出力ポ
ート45がインターフェースとして設けられている。
【0021】変調器48は、CPU44が出力する変調
信号(画像信号等)に応じて入射光ILを変調する。変
調された入射光ILは、その後、ミラー47、49によ
って反射され、レンズ50を介して、結像用としてのレ
ンズ1へ入射する点は、既述した通りである。そして、
レンズ1は入射光ILを内面32上の版素材(図示せ
ず)上に集光し、結像する。その際、入射光ILとレン
ズ1との配置関係によっては、BOWが生ずる。BOW
とは、本来、主走査方向に平行に生ずべき焼付けライン
が副走査方向へと湾曲して生ずる現象であり、入射光I
Lの光線方向とレンズ1の光軸との軸ずれ等によって発
生するものである。
【0022】図4及び図5は、それぞれ本実施例の要部
である結像用のレンズ1とその調整機構とを示した斜視
図及び側面に関する断面図であり、当該調整機構の取付
け状態を示すために、ベース部22が描写されている。
以下、両図4、5を基に、調整機構の具体的な構成につ
いて説明する。
【0023】ベース部22の中央部分には、前述した副
走査方向の貫通孔22Aが設けられている。この貫通孔
22Aの中心軸は、中心軸27と一致している。そし
て、ベース部22の上面22C上には、その端面22B
側の端部において突出部25が形成されており、更に突
出部25には、ボールネジ15を挿嵌するための貫通孔
26が形成されている。さらに、上面22C上には、パ
ルスモータ24が搭載されている。このパルスモータ2
4の回転軸は、貫通孔26に挿嵌されたボールネジ15
の一端に連結されている。
【0024】又、ベース部22の側面下部22Dの下部
には、原点センサ23(図5参照)が取付けられてい
る。この原点センサ23は、パルスモータ24によるホ
ルダ10(後述する)の駆動に際して基準となる原点位
置を検出するものであり、その概略構成と検出原理とを
図6に示す。図6は、原点センサ23を+x方向(図
4、図5参照)から眺めた底面図に該当している。コの
字状の原点センサ23の一方端には発光ダイオード等の
投光器23Aが組み込まれており、他方端には投光器2
3Aより出射した光を検出するための受光器(フォトダ
イオード等)23Bが組み込まれている。そして、後述
する被検知板21が投光器23Aからの光を遮断したと
きを受光器23Bが検出することによって(この場合、
検出信号がoffとなる)、本原点センサ23は前述の
原点位置を検出している。
【0025】一方、ホルダ10は、2段の円筒形部材で
あり、外径の大きな円筒部分10Aと、その側面上に設
けられた突出部分10B(図4,図5の+x方向に突
出)と、円筒部分10Aよりも外径の小さな同軸の円筒
部分10Cと、貫通孔10E(両円筒部分10A、10
Cの内径は同一)とから成る。上記円筒部分10Aの側
面上には、図4に示すように、+x及び−y方向側にネ
ジ穴11が形成されている。このネジ穴11は、マイク
ロメータ8を取り付けるためのものである。同じく円筒
部分10Aの側面上には、−x方向及び+y方向側にネ
ジ穴12(図5参照)が形成されている。このネジ穴1
2は、押えバネ6とバネ押え7とをこの順序で円筒部分
10Aに取り付けるためのものである。これらのマイク
ロメータ8及び押えバネ6は、前述したBOWの修正を
目的としてレンズ1の位置調整に用いられる。ここで、
x及びy方向は、中心軸27に垂直な平面内の相互に直
交した方向である。
【0026】一方、上記突出部分10Bは、当該部分1
0Bに形成されたネジ穴14を介して、前述のボールネ
ジ15と螺合されている。又、上記小径の円筒部分10
Cは、ベース部22の貫通孔22A中に嵌入されたボー
ルガイド13に遊嵌されている。これにより、ホルダ1
0の貫通孔10Eの中心軸が中心軸27と同軸となる。
従って、パルスモータ24が駆動されると、その駆動力
はボールネジ15を介してホルダ10の突出部分10B
に伝達され、これによりホルダ10は中心軸27方向
(副走査方向)にボールガイド13内を移動可能とな
る。従って、ホルダ10の大径の円筒部分10Aの下部
突出部10Dに固設された被検出板21もまた、パルス
モータ24の駆動に応じて中心軸27方向に移動する。
このホルダ10の移動は、使用する版素材の種類に応じ
てレンズ1の結像位置を版素材上に適切に位置合わせす
るために用いられる。この点については、後ほど更に詳
述する。
【0027】レンズホルダ2は、同じく円筒形部材であ
り、その端面には+y及び−y方向に突出部分2Bが形
成されている。そして、当該突出部分2Bには、貫通孔
19が形成されている。レンズホルダ2の側面円筒部分
2Aの内、前述のマイクロメータ8と押えバネ6とがそ
れぞれ接触する部分は、部分的にカットされ、フラット
面となっている。レンズホルダ2のホルダ10への取り
付け・支持は、次の通りにして行われる。
【0028】先ず側面円筒部分2Aをホルダ10の貫通
孔10Eに挿入し、両突出部分2Bを、前述の貫通孔1
9とホルダ10の端面に形成されたネジ穴20とを介し
て、ホルダ10の端面にネジにより仮止めをする。その
際、貫通孔19は、ネジ穴20よりも大きな径の孔に、
いわゆるバカ穴として加工されており、レンズホルダ2
は、貫通孔19の口径寸法の範囲内でx及びy方向に移
動することができる。
【0029】そして、ホルダ10の円筒部分10Aに螺
合されたマイクロメータ8とバネ押え7とを右ネジ方向
へと回わすと、マイクロメータ8及び押えバネ6の先端
がレンズホルダ2のフラット面と接触することとなる。
これにより、レンズホルダ2はホルダ10に仮止めでは
あるが取り付けられたことになり、レンズホルダ2の貫
通孔2Cの中心軸は中心軸27方向に平行となる。その
後、BOW修正のためマイクロメータ8を作動させてレ
ンズホルダ2をxy平面内で微動させる。そして、レン
ズ1の結像位置が主走査方向の走査線上に位置した時点
でマイクロメータ8の作動を終え、当該位置調整完了後
に上記ネジによって突出部分2Bをホルダ10の端面に
完全に固定する。
【0030】一方、レンズ1は、図5に示す通り、所定
の機械加工精度でレンズホルダ2内に同軸にセットされ
ている。即ち、Oリング3、スペーサ4及び押えネジ5
からなる支持部材によって、レンズホルダ2の貫通孔2
C内に固定・配置されている。
【0031】更に、突出部分2Bを含むレンズホルダ2
の入射側の端面には、アイリスギヤ17が配設されてお
り、そのアイリスギヤ17にはアイリス(絞り)16が
取り付けられている。又、アイリスギヤ17はDCモー
タ18のギヤと歯合している。レンズ1の入射側に隣接
するアイリス16の絞り径は、DCモータ18の駆動力
によって、上記アイリスギヤ17を介して調整される。
これらの調整機構16〜18は、所望の解像度を実現す
るために用いられる。尚、これらの調整機構16〜18
をベース部22に取り付けたときの概略状態を、参考と
して図7に示す。なお、図示の都合上、図7と図5とで
はDCモータ18の向きが異なるが発明の本質に影響す
るものではない。
【0032】図8は、ホルダ10の移動制御系統を示し
たブロック図である。同図中、操作装置56はキーボー
ド等の入力手段であり、内面32に現在装着されている
版素材の版厚値がオペレータの操作によって入力される
と、当該装置56は上記版厚値を版厚データV1として
CPU44へ送信する。尚、符号55はモニタである。
【0033】メモリ54は、版厚データV1をアドレス
データとして、各版厚データ毎に必要な駆動量データを
保有している。例えば、図9の例示では、版厚TA、T
B、TCに対して駆動量データNA、NB、NCが格納
されている。ここで、駆動量データとは、ホルダ10が
原点位置にあるときのレンズ1を、その位置から現在装
着中の版素材の表面から焦点距離fだけ離れた位置まで
移動させるために必要なパルスモータ24の駆動信号
(ここでは、パルス数)を表わすデータである。この点
については、図10を基に説明すると、より一層明かな
ものとなる。
【0034】即ち、ホルダ10が原点位置にセットされ
たときは、レンズ1は内面32から焦点距離fだけ離れ
た位置(距離DO)にある。これは丁度、内面32上に
版素材が装着されていないケースに相当している。今、
版厚TAの版素材Aを内面32上に装着するならば、レ
ンズ1を内面32から距離DAだけ離れた位置に移動し
なければならない。つまり、距離差(DA−DO)に相
当する回転量をパルスモータ24に発生させる必要があ
る。そのための駆動量(パルス数)が上記駆動量データ
NAである。版素材Aに変えて版素材B(版厚TB)を
用いる場合も同様である。即ち、距離差(DB−DO)
に相当する回転量を与えるための駆動量データ(パルス
数データ)NBが必要となる。
【0035】CPU44は、操作装置56から指示され
た版厚データV1をアドレスデータとして、対応する駆
動量データをメモリ54から読取り、そのデータをホル
ダ移動制御部57へ出力する。ホルダ移動制御部57
は、これに応じて、パルス信号V2を当該パルス数分だ
けパルスモータ24へ出力する。又、原点センサ23の
検出信号V3がoff状態になったときを検出したホル
ダ原点検知部58は、ホルダ10が原点位置に達したと
判断して、その判断結果をCPU44へ出力する。これ
により、CPU44は、前述の版厚データV1を受け入
れる状態にセッティングされる。
【0036】図11は、本調整機構を用いたレンズ1の
結像位置調整方法を示すフローチャートである。先ず、
初期状態として、ホルダ10を原点位置まで移動させる
(ステップS1)。ここで原点位置の検出は、前述した
通りである。そして、版厚の異なる版素材を新たに内面
32に装着したときには、オペレータは、操作装置56
を介して、新たな版厚データV1を入力・指示する(ス
テップS2、S3)。これにより、CPU44は、指示
された版厚データV1に対応する駆動量データをメモリ
54から読み出し(ステップS4)、その駆動量データ
をホルダ移動制御部57へ供給する(ステップS5)。
その結果、パルスモータ24は、ホルダ移動制御部57
によってコントロールされつつ、当該駆動量データが示
すパルス数分だけ回転し、停止する(ステップS6)。
これに伴い、レンズ1の結像位置も変化し、レンズ1の
停止位置は、丁度、新たな版素材の表面から距離fだけ
離れた位置となる。従って、レンズ1から出射した入射
光ILは、新たな版素材上に結像されることとなる(入
射光ILのビームウェストの位置が版素材上となる)。
【0037】一方、図12は、アイリス16の絞り制御
系統を示したブロック図である。上述したレンズ1の一
連の位置調整が終了すると、次に所望の解像度が得られ
る様にするため、アイリス16の絞り制御を行う。これ
は、同じく操作装置56を用いてオペレータによってC
PU44へ与えられた所望のビーム径値(これは所望の
解像度を与える)と、レンズ1を出射した入射光ILの
ビーム径測定値(当該値はビーム径測定器60により測
定される)とを用いて制御される。その制御の中心とな
る部分が絞り制御部59であり、本制御部59は両ビー
ム径値に基づいてDCモータ18の回転を制御する。D
Cモータ18の回転はアイリスギヤ17を介してアイリ
ス16へ伝達されることは、既述した通りである。これ
により、アイリス16の絞り径は自動的に可変され、そ
れに伴って回折の効果により入射光ILのビーム径も変
化しつつ結像用レンズ1へ入射する。その結果、版素材
を露光する入射光のビーム径も可変される。そして、最
終的には、アイリス16の絞りは所望の解像度(従っ
て、所望のビーム径値)を与える適切な絞り径に調整・
設定される。
【0038】尚、絞り径と露光時のビーム径との関係を
図13に示す。
【0039】
【発明の効果】請求項1および2に係る発明は、現に装
着されている版素材の版厚に応じて、駆動手段がホルダ
を副走査方向へ移動させ、ホルダ内に同軸に支持された
レンズも移動する。これにより、光ビームを版素材上に
常に結像させることが可能となる。
【0040】又、請求項3に係る発明は、結像用のレン
ズに隣接する絞りが絞り径可変としてあり、版素材上に
結像される光ビームのビーム径を、所望の解像度に応じ
た最適なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の円筒内面走査装置の一実施例の外観
を示す斜視図である。
【図2】円筒内面走査装置における光学系の詳細を示す
斜視図である。
【図3】円筒内面走査装置の全体の電気系を示すブロッ
ク図である。
【図4】結像用のレンズとその調整機構とを示す斜視図
である。
【図5】結像用のレンズとその調整機構とを示す断面図
である。
【図6】原点センサの構成を示す底面図である。
【図7】絞り部を示す斜視図である。
【図8】ホルダの移動制御系を示すブロック図である。
【図9】メモリ内に格納されているデータを示す説明図
である。
【図10】駆動量データの意味を示す説明図である。
【図11】レンズの結像位置の調整の手順を示すフロー
チャートである。
【図12】絞り制御系を示すブロック図である。
【図13】絞りとビーム径との関係を示す説明図であ
る。
【図14】従来の問題点を指摘する説明図である。
【符号の説明】
1 結像用のレンズ 2 レンズホルダ 10 ホルダ 10B 突出部分 10E 貫通孔 13 ボールガイド 15 ボールネジ 16 アイリス(絞り) 18 DCモータ 22 ベース部 22A 貫通孔 23 原点センサ 24 パルスモータ 25 突出部 27 中心軸 30 偏向器 30A 偏向面 31 内筒内面ドラム 32 内面 36 走査ヘッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒内面ドラムの中心軸に平行な副走査
    方向に移動可能な走査ヘッドに取付けられた主走査用の
    偏向器によって、前記中心軸方向から入射した光ビーム
    を前記円筒内面ドラムの内面に装着された版素材の主走
    査方向に走査して、前記版素材を露光し印刷版を作成す
    る円筒内面走査装置において、 前記偏向器への入射光路上にあって前記走査ヘッドに形
    成された副走査方向の貫通孔に移動可能に挿入された中
    空のホルダと、 前記走査ヘッドに取付けられ、前記ホルダの副走査方向
    への移動のための駆動力を発生して前記ホルダへ伝達す
    る駆動手段と、 前記入射光路上にあって前記ホルダ内に同軸状に支持さ
    れており、前記光ビームを前記偏向器を介して前記版素
    材上に結像させるレンズと、 前記レンズの結像位置が前記版素材上に位置するように
    当該版素材の版厚に応じて前記駆動手段を制御する制御
    手段と、を備えたことを特徴とする円筒内面走査装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 前記版素材の版厚毎に、前記レンズの結像位置が前記版
    素材上に位置するのに必要な駆動量データを格納した記
    憶手段と、 現に装着されている版素材の版厚値を与える版厚データ
    を入力する入力手段と、を含み、 前記入力手段より受けた前記版厚データをアドレスデー
    タとして前記記憶手段から対応する駆動量データを読出
    し、当該駆動量データに基づいて前記駆動手段を制御す
    る手段であることを特徴とする請求項1記載の円筒内面
    走査装置。
  3. 【請求項3】 絞り径可変の絞りが前記レンズに隣接し
    て配設されたことを特徴とする請求項1または2記載の
    円筒内面走査装置。
JP5259036A 1993-09-22 1993-09-22 円筒内面走査装置 Expired - Fee Related JP2742006B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5259036A JP2742006B2 (ja) 1993-09-22 1993-09-22 円筒内面走査装置
US08/310,716 US5592324A (en) 1993-09-22 1994-09-22 Cylindrical inner surface scanner and imaging control method in cylindrical inner surface scanner

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5259036A JP2742006B2 (ja) 1993-09-22 1993-09-22 円筒内面走査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0792413A true JPH0792413A (ja) 1995-04-07
JP2742006B2 JP2742006B2 (ja) 1998-04-22

Family

ID=17328448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5259036A Expired - Fee Related JP2742006B2 (ja) 1993-09-22 1993-09-22 円筒内面走査装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5592324A (ja)
JP (1) JP2742006B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07311356A (ja) * 1994-01-14 1995-11-28 Bayer Corp 自走式直線運動キヤリツジを有する走査装置
KR100316653B1 (ko) * 1998-10-21 2002-02-19 윤종용 광학계의 렌즈 위치 조정장치_

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19515887A1 (de) * 1995-04-29 1996-10-31 Hell Ag Linotype Lichtstrahl-Ablenkvorrichtung
DK9500172U3 (da) * 1995-05-02 1996-08-02 Krause Danmark A S Lasereksponeringsapparat
US6046868A (en) * 1997-03-17 2000-04-04 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Translation system for directing an optical signal to predetermined coordinates
US5932151A (en) * 1997-09-29 1999-08-03 Imation Corp. Method of making a flexible lens
US6002524A (en) * 1997-09-29 1999-12-14 Imation Corp. Flexible lens
US5900963A (en) * 1997-09-29 1999-05-04 Imation Corp. Optical scanner system
US6108025A (en) * 1997-09-29 2000-08-22 Eastman Kodak Company Optical scanner system having a laser beam power attentuation mechanism
US6057537A (en) * 1997-09-29 2000-05-02 Eastman Kodak Company Optical scanner feedback system having a reflected cylinder lens
US6094287A (en) * 1998-12-03 2000-07-25 Eastman Kodak Company Wobble correcting monogon scanner for a laser imaging system
JP2003149575A (ja) * 2001-11-09 2003-05-21 Pentax Corp 走査光学系
US20080110052A1 (en) * 2006-11-11 2008-05-15 South Cone, Inc. Novelty footwear item with concealed wax comb
US20080110060A1 (en) * 2006-11-11 2008-05-15 South Cone, Inc. Dba Reef Novelty footwear item with stash
US8056269B2 (en) * 2008-05-02 2011-11-15 Nike, Inc. Article of footwear with lighting system

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6219724A (ja) * 1985-07-18 1987-01-28 Minolta Camera Co Ltd 炎検知器
IL80241A (en) * 1986-10-07 1991-03-10 Scitex Corp Ltd Internal drum plotter
JPH01242346A (ja) * 1988-03-24 1989-09-27 Minolta Camera Co Ltd シート材検出装置
JP2546708B2 (ja) * 1988-09-14 1996-10-23 富士写真フイルム株式会社 光ビーム走査装置
JP2599046B2 (ja) * 1991-07-18 1997-04-09 大日本スクリーン製造株式会社 円筒内面走査型画像記録装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07311356A (ja) * 1994-01-14 1995-11-28 Bayer Corp 自走式直線運動キヤリツジを有する走査装置
KR100316653B1 (ko) * 1998-10-21 2002-02-19 윤종용 광학계의 렌즈 위치 조정장치_

Also Published As

Publication number Publication date
JP2742006B2 (ja) 1998-04-22
US5592324A (en) 1997-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5844591A (en) Multibeam laser recording apparatus
JP2742006B2 (ja) 円筒内面走査装置
US5774248A (en) Optical scanning apparatus
KR100327999B1 (ko) 투영노광방법및장치
EP0456355B1 (en) Laser scanning apparatus
JPH04287011A (ja) 光走査装置及び該光走査装置を使用した記録装置
US6043843A (en) Computerized control of multi-size spot beam imaging
US6330020B1 (en) Multiple light beam scanning optical system
CA2067887C (en) Raster output scanner with process direction spot position control
EP0324364B1 (en) A laser optical apparatus
US6163333A (en) Multi-beam scanning optical apparatus
US6166376A (en) Multi-beam scanning device
US5663554A (en) Weak lens focus adjusting mechanism based upon thickness of scanned material and imagesetter using same
JP2001142021A (ja) 光源装置
US5818496A (en) Exposure device of electrophotographic apparatus with optical path position deciding device
US4876568A (en) Focusing method for printer
JPH1128833A (ja) イメージング装置およびイメージング方法ならびに印刷装置
JPH0580260A (ja) 描画装置
JP4107790B2 (ja) 光書込装置
JPH0258016A (ja) 走査光学装置
JP4197806B2 (ja) 走査光学系およびその焦点位置調整方法
JP2000267032A (ja) 光源装置
JPH0792416A (ja) 円筒内面走査装置
JP2002139686A (ja) 画像形成装置
JPH11277793A (ja) ビーム走査装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees