JPH1128833A - イメージング装置およびイメージング方法ならびに印刷装置 - Google Patents

イメージング装置およびイメージング方法ならびに印刷装置

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JPH1128833A
JPH1128833A JP8406198A JP8406198A JPH1128833A JP H1128833 A JPH1128833 A JP H1128833A JP 8406198 A JP8406198 A JP 8406198A JP 8406198 A JP8406198 A JP 8406198A JP H1128833 A JPH1128833 A JP H1128833A
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JP
Japan
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imaging
medium
imaging apparatus
focus
focus position
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JP8406198A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Iwao
浩明 岩生
Yoshinori Inoue
良規 井上
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Laser Beam Printer (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】イメージングヘッドとイメージング媒体の間隔
の調整を容易に実行できるイメージング装置を提供する
こと。 【解決手段】イメージング媒体支持手段に装着されるイ
メージング媒体上にイメージングデータに応じて変調さ
れたエネルギービームを照射するイメージング装置にお
いて、イメージング媒体上の位置に対応した前記エネル
ギービームが通過しうる開口部を備えた焦点位置検出部
材を設け、さらに前記エネルギービームを測定する測定
手段を備えたイメージング装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザ光源に代表さ
れるビーム照射源を用いたイメージング装置に関し、よ
り好ましくはデジタル的に制御されたレーザ光源を用い
てイメージングフィルム、イメージングプレート等のイ
メージング媒体にイメージングデータに対応した凹凸ま
たは溶媒に対する可溶性の変化などといった物理特性の
変化を生じさせる装置および方法に関するものである。
またかかるイメージング装置を用いた印刷装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】代表的なビーム照射源であるレーザ光源
を用いたイメージング装置の例を図6に示す。このイメ
ージング装置9は、特開平6-186750号公報に記載されて
いるようにイメージング媒体98を外表面に巻き付ける
ための媒体支持ドラム91、レーザ光源とそのレーザ光
源から出射されるビームを集光させるための光学系を含
むイメージングヘッド92、レーザ光源制御ユニット9
6、イメージングヘッド92とレーザ光源制御ユニット
96を接続するケーブル95を備えている。さらに、イ
メージングヘッド92は媒体支持ドラム91の軸方向に
対して平行移動を実現するリニアステージ94の上に固
定されている。また、イメージングヘッド92はリニア
ステージ94上に媒体支持ドラム91とイメージングヘ
ッド92の間隔の微調整を可能にするマイクロメータ付
きXステージなどの焦点調整手段(図示せず)を介して
取り付けられており、イメージングヘッド92とイメー
ジング媒体98の間隔は、イメージング媒体表面にビー
ムが集光されるように調整される。また、レーザ光源の
出力はイメージング媒体98のビームの照射部と非照射
部で物理的な凹凸または溶媒に対する可溶性の変化とい
った物理特性の変化を生じさせるに十分な出力となるよ
うに調整されている。そして、イメージングを実施する
際にはイメージング媒体98を巻き付けた媒体支持ドラ
ム91をパルスモータ等のモータ93を用いて図中の矢
印R方向に回転させるとともに、リニアステージ94上
に固定されたイメージングヘッド92を媒体支持ドラム
の軸に平行な図中の矢印S方向に動かしながら、イメー
ジングデータに対応するようにレーザ光源をスイッチン
グさせることにより、イメージング媒体表面に2次元の
イメージングデータに対応した物理的な凹凸または溶媒
に対する可溶性の変化等の物理特性の変化を生じさせ
る。一般に媒体支持ドラム91の回転によりイメージン
グされるラインの方向Rを主走査方向、イメージングヘ
ッド92が平行移動することによりイメージングされる
ラインの方向Sを副走査方向と定義する。
【0003】このようなイメージング装置の性能向上の
方法として、独立に駆動できる複数のレーザ光源を使用
することが容易に考えられる。ここでいうイメージング
装置の性能向上とはイメージング速度の向上および解像
度の向上を意味しており、イメージング速度と解像度は
トレードオフの関係にある。ここで解像度とは、単位長
あたりにいくらのドットが形成できるかを示すもので、
その単位は一般にdpi(dots per inch)が用いられる。
たとえば、2540dpiは100dots/mmに対応する。一例とし
て、レーザ光源がi個設けられたイメージングヘッドを
用いてi個のレーザ光源により同時に主走査方向に連続
したi本のラインをイメージングすることを考える。こ
のとき、所定の解像度rを実現するドット間隔dpは1
/rである。そして主走査方向に一周分のイメージング
が終了した後に、イメージングヘッドが所定の距離だけ
移動する。この所定の距離はイメージング媒体上のドッ
ト間隔dpのi倍である。その後、次のi本のラインを
イメージングし、これらの一連の動作を繰り返して、イ
メージング領域全面のイメージングを完了する。レーザ
光源をi個にすることで、イメージングに要する時間は
解像度が同じ場合で1/iに短縮される。また解像度を
j倍にするには、ドット間隔をdp/jにし、イメージ
ングヘッドの移動距離をdpi/jにする必要があり、
イメージングに要する時間はj/i倍となる。
【0004】複数のレーザ光源を使用する方法のひとつ
にレーザダイオードアレイがある。その一般的な外観図
を図7に示す。このレーザダイオードアレイ8は1つの
チップの中に独立に駆動可能な8個のレーザダイオード
を含んでおり、その各々にレーザ光出射端81a〜81
hと駆動側電極82a〜82hおよび、全レーザダイオ
ードに共通の裏面コモン電極83がある。この駆動側電
極82a〜82hに所定の電流を流すことにより、対応
したレーザ光出射端81a〜81hからレーザ光が出射
される。ここで所定の電流とは、レーザダイオードがレ
ーザ発振を開始するしきい値以上の電流値を意味する。
【0005】複数のレーザ光源を使用する別の方法にフ
ァイバアレイがある。図8にファイバ出力のレーザ装置
の外形図を示す。このレーザ装置6は少なくとも1つの
発光端を有するレーザダイオードチップ、ダイオードチ
ップの電極と外部との電気的な接触を実現するための導
電性部材、ダイオードチップからの発熱を外部に逃がす
ための熱伝導部材およびレーザダイオードからレーザ光
を光ファイバに入射させるための光学系により構成され
たパッケージ部61とレーザ光を外部に導く光ファイバ
62により構成されている。そして、ファイバの出射端
63よりレーザ光が出射される。さらに、ファイバの出
射端を図9に示す。出射端63は、コア部64とクラッ
ド部65により構成され、レーザ光はコア部64より出
力される。そして複数のファイバ出力のレーザ装置のフ
ァイバの出射端63をアレイ状に配列し固定したものが
ファイバアレイである。なお、ファイバアレイをレーザ
光源として使った場合のレーザ光源の間隔の最小値はク
ラッド部65の外形寸法により制限される。
【0006】レーザダイオードアレイ、ファイバアレイ
のいずれの方法にしてもレーザ光源、すなわち、それぞ
れの出射端を隙間なく近接して配置することは不可能で
あることが多いため、イメージング媒体のイメージング
範囲に隙間なくイメージングするためには、多くの場
合、アレイを図10のように副走査方向Sに対して所定
の角度θだけ傾ける。このアレイ7は71a〜71hの
8個のレーザ光源から構成されており、その傾き角θ
は、次式で規定される角度である。
【0007】(式1) cosθ=ds/a
【0008】ここで、aはレーザ光源の間隔であり、光
源面ドット間隔dsは副走査方向Sの所定の解像度を得
るために形成されるべきドットの中心間隔をレーザ光源
面での寸法に換算したものであり、媒体面ドット間隔d
pを光学系の倍率で除したものである。たとえば、解像
度が2540dpiのときdp=10μmで光学系の倍率が1/4
の場合ds=40μmとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のイメージング装置においては、レーザ光源を
含むイメージングヘッドとイメージング媒体の間隔の調
整は微妙であり、イメージング媒体表面に良好にビーム
が集光され、良好なイメージングが行われるように調整
するには非常に手間がかかる。この調整作業は、実際に
はイメージング結果を拡大鏡などで観測し、その結果を
みて焦点調整手段により前記間隔を調整して再びイメー
ジングを行うといった試行錯誤の作業である。また、イ
メージング媒体によっては、イメージング結果だけでは
判断できず、そのイメージング媒体を刷版として印刷を
行って初めて評価可能な場合も多くあり、この場合には
イメージング後処理や印刷工程がさらに必要となり、さ
らにコストと時間のかかる作業となる。また、イメージ
ング媒体の厚さが変更になった場合にもイメージングヘ
ッドとイメージング媒体の間隔を再調整する必要があ
る。さらに、厚さの違う複数の種類のイメージング媒体
を1台のイメージング装置でイメージングするといった
ことは、面倒なイメージングヘッドとイメージング媒体
の間隔の調整作業を頻繁に行う必要があるため不可能で
あることが多い。
【0010】本発明の目的は、イメージングヘッドとイ
メージング媒体の間隔の調整を容易に実行できるイメー
ジング装置およびイメージング方法ならびにかかるイメ
ージング装置を内包した印刷装置を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、ビーム照射源を用いてイメージング
媒体上にイメージングデータに応じた物理的変化を生成
するイメージング装置において、イメージング媒体支持
手段と、該イメージング媒体支持手段に装着されるイメ
ージング媒体上にイメージングデータに応じて変調され
たエネルギービームを照射するビーム照射手段と、前記
イメージング媒体上の位置に対応して前記イメージング
媒体支持手段に設けられた焦点位置検出手段と、ビーム
照射手段とイメージング媒体との位置関係を調整する焦
点位置調整手段と、を備えたことを特徴とするイメージ
ング装置が提供される。
【0012】また、本発明の別の態様によれば、ビーム
照射源を用いてイメージング媒体上にイメージングデー
タに応じた物理的変化を生成するイメージング装置にお
いて、イメージング媒体支持手段と、該イメージング媒
体支持手段に装着されるイメージング媒体上にイメージ
ングデータに応じて変調されたエネルギービームを照射
するビーム照射手段と、前記イメージング媒体上の位置
に対応して前記イメージング媒体支持手段に設けられ
た、前記エネルギービームの合焦状態に応じて前記エネ
ルギービームの通過状態が変化するエネルギー通過路を
備えた焦点位置検出部材と、前記焦点検出部材を通過し
たエネルギービームを測定するディテクタと、ビーム照
射手段とイメージング媒体との位置関係を調整する焦点
位置調整手段と、を備えたことを特徴とするイメージン
グ装置が提供される。
【0013】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記焦点位置検出手段の出力値に応じて前記焦点位置調整
手段の動作を制御する焦点位置制御手段をそなえたこと
を特徴とするイメージング装置が提供される。
【0014】また、本発明の別の態様によれば、前記エ
ネルギー通過路がエネルギー通過用の実質的に矩形の開
口部であり、焦点位置調整時には前記開口部の副走査方
向の辺の一方の副走査方向の位置がエネルギービームの
中心軸にほぼ等しい位置に設定されるイメージング装置
が提供される。
【0015】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記エネルギー通過路がエネルギー通過用の円形の開口部
であり、前記開口部の径が焦点位置のエネルギービーム
のビーム径の0.9〜1.1倍であるイメージング装置が提供
される。
【0016】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記エネルギー通過路が主走査方向に周期的に設けられた
イメージング装置が提供される。
【0017】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記測定手段がエネルギービームの中心軸を基準に副走査
方向に分割されたエネルギー検出素子を有し、前記エネ
ルギー検出素子のそれぞれの部分に入射するエネルギー
ビームの出力を別々に測定可能であるイメージング装置
が提供される。
【0018】また、本発明の別の態様によれば、ビーム
照射源を用いてイメージング媒体上にイメージングデー
タに応じた物理的変化を生成するイメージング装置にお
いて、イメージング媒体支持手段と、該イメージング媒
体支持手段に装着されるイメージング媒体上にイメージ
ングデータに応じて変調されたエネルギービームを照射
するビーム照射手段と、前記ビーム照射手段と一体とな
って移動する焦点位置検出手段と、前記ビーム照射手段
とイメージング媒体との位置関係を調整する焦点位置調
整手段と、を備えたことを特徴とするイメージング装置
が提供される。
【0019】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記焦点位置検出手段がレーザ式変位センサであるイメー
ジング装置が提供される。
【0020】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記焦点位置検出手段が渦電流式変位センサであるイメー
ジング装置が提供される。
【0021】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記焦点位置検出手段が静電容量式変位センサであるイメ
ージング装置が提供される。
【0022】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記焦点位置調整手段がビーム照射手段をイメージング媒
体支持手段に固定されたイメージング媒体に対して主走
査方向と副走査方向とのいずれにも直交する方向に動作
させてビーム照射手段とイメージング媒体との位置関係
の調整を実施するイメージング装置が提供される。
【0023】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記焦点位置調整手段がマイクロメータ付きXステージで
あるイメージング装置が提供される。
【0024】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記焦点位置調整手段がステッピングモータにより駆動さ
れるXステージであるイメージング装置が提供される。
【0025】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記焦点位置調整手段がリニアモータにより駆動されるX
ステージであるイメージング装置が提供される。
【0026】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記イメージング媒体支持手段がドラムであるイメージン
グ装置が提供される。
【0027】また、本発明の好ましい態様によれば、独
立に駆動可能な複数の前記ビーム照射源を用いるイメー
ジング装置が提供される。
【0028】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記ビーム照射源が化合物半導体により形成されたレーザ
装置の出射端であるイメージング装置が提供される。
【0029】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記ビーム照射源が光ファイバの出射端であるイメージン
グ装置が提供される。
【0030】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記イメージング装置によりイメージングを実施するイメ
ージング方法が提供される。
【0031】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記イメージング装置によりイメージングしたイメージン
グ媒体を用いて印刷を行う印刷装置が提供される。
【0032】また、本発明の好ましい態様によれば、印
刷装置において前記イメージング装置を内部に包含し、
イメージング動作を装置内部で実施する印刷装置が提供
される。
【0033】本発明においてイメージング媒体とは、レ
ーザ光源などのビーム照射源の照射に対して特定の反応
を示す層を含む多層構造のフィルム又はプレート等をさ
す。その反応の違いにより、大半の場合はフォトンモー
ドとヒートモードとのいずれかに分類される。フォトン
モードの場合には、その層すなわち感光層は特定の溶剤
に対する可溶性などの物理化学特性がビームの光エネル
ギーにより変化する。すなわち、たとえば、可溶性であ
ったものが不溶性に変化するか、あるいは不溶性であっ
たものが可溶性に変化する。また、光透過率や表面の特
定液体との親和性といった特性の変化をもたらすものも
あり得る。そして、イメージングプロセスの後にこの特
定の溶媒による現像処理を施すことにより、原版フィル
ムあるいは刷版が形成される。一方、ヒートモードの場
合には、その層すなわち感熱層がビームの熱エネルギー
により除去されるか、あるいは除去されやすくなる。ビ
ームによる照射だけで完全に除去されない場合には、そ
の後の物理的な後処理により完全に除去される。このよ
うにしてイメージング媒体表面に物理的な凹凸が生じ、
刷版が形成される。このほか、イメージング媒体として
は印刷用の刷版、原版フィルムに限らず、たとえば、最
終的に印刷したい記録媒体(たとえば、印画紙など)そ
のものであってもよいし、電子写真プリンタ等の感光体
など、画像を一旦形成し、これを最終の記録媒体に転写
するためのものであってもよい。また、表示素子などで
あってもよい。なお、印刷用の刷版としては、上記特開
平6-186750号公報に記載されているような、基板と、そ
の上に形成された感熱層(または感光層)と、この感熱
層の上に形成された表面層とを備え、感熱層と表面層と
がインキまたはインキ反撥性の液(湿し水)等の印刷用
液体に対して異なる親和性を有しているものが好ましく
用いられる。また、感熱層(感光層)と基板との間にプ
ライマ層等を設け、このプライマ層と表面層との間に上
記のような親和性の差異を与えてもよい。ヒートモード
用の感熱層としては、ニトロセルロースにカーボンブラ
ックを分散させたものや、酸化チタンなどの金属膜が好
ましく用いられる。上記のように、イメージング媒体に
おけるビーム照射を受けた部分と受けなかった部分との
あいだで形状、化学的親和性、光透過率等の光学特性と
いった特性を本明細書ではイメージング媒体の物理特性
といい、特にその変化を物理的変化という。
【0034】本発明において、「ビーム照射源」とはレ
ーザビームのような光(紫外線、可視光、赤外線等の電
磁波をすべて含む)のビームを発生させるもののほか、
電子線等の粒子ビーム等の発生源も含む。また、明確に
指向性を有するビーム以外に、静電プリンタ等に用いら
れるスタイラス電極等の放電等により、結果的にイメー
ジング媒体の微小部位に上記のような物理特性の変化を
起こさせることのできるものは、すべて本発明における
「ビーム照射源」に含まれる。なお、最も好適なビーム
照射源は、レーザ光源や光源の出射端に光ファイバを接
続して結合させたその光ファイバの出射端などである。
装置を小型化するためには、レーザ光源として半導体レ
ーザを用いるのが好ましく、大きなパワーを得たいとき
には、アルゴンイオンレーザや炭酸ガスレーザのような
ガスレーザあるいはYAGレーザといった固体レーザが好
ましく用いられる。また、ビーム照射手段とは、ビーム
照射源と、ビーム照射源から得られるビームをイメージ
ング媒体に上に照射する光学系とを含むものを指し、ビ
ーム照射源以外には、反射板、レンズ系、ロッドレンズ
系等の光学ガイド類が含まれうる。
【0035】本発明において、「焦点位置検出手段」と
は、ビーム照射源を含むイメージングヘッドとイメージ
ング媒体の間隔を検出する手段である。実際には変位セ
ンサを用いてイメージング媒体あるいはイメージング媒
体支持部材と変位センサヘッドの間の距離を測定し、変
位センサとイメージングヘッドおよびイメージング媒体
またはイメージング媒体支持部材との位置関係から、イ
メージングヘッドとイメージング媒体の間隔を算出する
ものである。変位センサの距離測定原理としては、光干
渉、ビート等を利用するレーザを用いた光学式、渦電流
の変化を検出する渦電流式、静電容量の変化を検出する
静電容量式などがある。このほかに、後述するイメージ
ング用のビームの合焦状態を直接検出する、エネルギー
透過路を用いた方式もある。焦点位置検出手段はイメー
ジング用のビーム照射源と一体となっていてもよく、イ
メージング媒体またはその支持手段と一体となっていて
もよい。上記いずれの焦点位置検出手段もいずれの態様
もとりうるが、光学式、渦電流式および静電容量式はビ
ーム照射源と一体となっている場合が使いやすく、エネ
ルギー通過路を用いる方式では透過式ではイメージング
媒体または支持手段側に、反射式ではビーム照射源と一
体となっている場合が使いやすい。
【0036】本発明において、「エネルギー通過路」と
は、その部分に照射されたエネルギービームの一部また
はすべてを透過あるいは反射させるものであり、その時
の透過エネルギーあるいは反射エネルギーの大きさ、方
向、位相などが焦点が合っている状態と焦点が合ってい
ない状態で変化するものである。具体例としては、開口
部があり、これはたとえば合焦状態ではすべてのエネル
ギービームを透過させ、焦点がずれると一部のエネルギ
ービームの通路が開口部からずれるためにエネルギービ
ームの透過状態が変化する。また、レンズや反射鏡など
もエネルギー通過路として使用可能である。この場合に
も、透過あるい反射するエネルギービームの大きさや方
向が合焦状態により変化する。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明のイメージング装置の実施
態様の一例の概略図を図1に示す。なお、この図には図
6に示した従来技術と同じ部分には同じ記号を付して共
通部分の説明は省略する。本発明のイメージング装置9
には、従来技術のイメージング装置に加えてエネルギー
ビームが通過しうる開口部99を備えイメージング媒体
支持ドラム91のイメージング媒体98が巻き付けられ
ていない部分に取り付けられた焦点位置検出部材34、
前記開口部99を通過した前記レーザ光を測定する測定
手段(図示せず)が備えられている。前記開口部とイメ
ージング媒体の位置関係は、イメージングヘッドが開口
部に対向したときの開口部とイメージングヘッドの距離
が、イメージングヘッドがイメージング媒体に対向した
ときのイメージング媒体の焦点の合わせられるべき位
置、すなわちヒートモードのイメージング媒体の場合に
は感熱層の位置とイメージングヘッドとの距離に等しく
なるような位置関係である。本実施態様のイメージング
装置9における焦点位置検出の基本原理は一般的なナイ
フエッジ法である。実際に焦点調整を行う時には、イメ
ージングヘッド92は図1に破線で示した、開口部99
を介して前記測定手段に対面する位置に移動する。この
時のイメージングヘッド92、焦点位置検出部材34、
前記測定手段のエネルギービームの中心軸と媒体支持ド
ラム91の軸を含む面での断面図を図3に示す。測定手
段31は、エネルギービームの中心軸を基準に副走査方
向Sに分割された受光素子を有し、前記受光素子のそれ
ぞれの部分32aおよび32bに入射するエネルギービ
ームの出力を別々に検知可能である。また、この図で開
口部99の紙面上での下端がナイフエッジとして働く。
この図3は焦点が合った状態を示しており、イメージン
グヘッド92から出射されるエネルギービーム33は焦
点位置検出部材34の開口部99を通過して、ほとんど
が受光素子32aおよび受光素子32bに入射する。こ
のとき受光素子32aの出力信号から受光素子32bの
出力信号を差し引いた信号をはほぼ0となる。以下この
信号を合焦信号と称する。次にイメージングヘッド92
と媒体支持ドラム91が近すぎる場合を図4に示す。こ
のときには、ナイフエッジによりエネルギービーム33
の一部が遮断され、受光素子32aにはほとんどエネル
ギービームが入射されなくなる。このとき前記合焦信号
は負の値となる。逆にイメージングヘッド92と媒体支
持ドラム91が遠すぎる場合を図5に示す。このときに
も、ナイフエッジによりエネルギービーム33の一部が
遮断され、受光素子32bにはほとんどエネルギービー
ムが入射されなくなる。このとき前記合焦信号は正の値
となる。以上示したように、受光素子32aの出力信号
から受光素子32bの出力信号を差し引いた信号、すな
わち合焦信号を測定することにより、焦点が合っている
か、現在のイメージングヘッド92の位置が焦点位置か
らどちらの方向にずれているかを知ることができる。そ
こで、この合焦信号をモニタして焦点調整手段を動作さ
せて、この合焦信号の絶対値が小さくなるように調整を
行う。なお、焦点調整手段は、図18に示したようなマ
イクロメータ付きXステージ51であり、イメージング
ヘッド92が副走査手段すなわちリニアステージ94に
前記Xステージ51を介して固定されている。そして、
焦点調整時には、このXステージのマイクロメータの付
いたの調整つまみ52を回転させることにより、図中の
矢印の方向にイメージングヘッド92を動かしてイメー
ジングヘッド92とイメージング媒体支持ドラム91に
装着された焦点位置検出部材34の開口部99との距離
を調整できるようになっている。本実施態様では、手動
の焦点調整手段を示したが、焦点調整のためのイメージ
ングヘッドの移動にステッピングモータあるいはリニア
モータ付きXステージなどを用いて自動調整としてもよ
い。この焦点調整動作は、装置の初期調整時、長期休止
後の焦点位置確認、イメージングヘッドなどの部品の交
換後、イメージング媒体の厚さが変更になったときの再
調整時、などに行う。また、イメージング媒体の厚さが
変更になった場合にはそれに合わせて焦点位置検出部材
も交換する必要がある。もちろん、イメージング媒体支
持ドラムのブランキング部に焦点位置検出部材を設ける
などして、イメージング動作時にリアルタイムで焦点位
置調整を実施しても良い。本実施態様では、図3に示し
たように開口部の上端(紙面上)がナイフエッジとして
働くように設定しても良い。なお、この時には合焦信号
の符号は反転する。また、開口部を周方向に複数設ける
ことにより、ドラムが一回転する間に得られる合焦信号
のデータ数が多くなり、焦点調整の精度が向上する。ま
た、偏心による周期的な合焦状態の変化を検出できるの
で、この結果に基づいてイメージング中の焦点位置の周
期的な調整を実施することにより、偏心のあるドラムで
も常に良好な合焦状態を得ることも可能である。また、
本実施態様においてはイメージング媒体支持手段がドラ
ム形状のものについて説明したが、前記イメージング媒
体支持手段はフラットベッド型であっても良い。なお、
前記媒体支持がフラットベッド型であっても合焦状態の
確認方法はドラム形状の場合と同様である。
【0038】本発明のイメージング装置の別の実施態様
の一例の概略図を図19に示す。なお、この図には図6
に示した従来技術と同じ部分には同じ記号を付して共通
部分の説明は省略する。本発明のイメージング装置9に
は、従来技術のイメージング装置に加えてイメージング
ヘッド92および焦点位置検出手段53がXステージ5
1を介してリニアステージ94に固定されており、イメ
ージングヘッド92と一体となって移動する。リニアス
テージ部を上部から見た図を図20に示す。前記焦点位
置検出手段53には光学式、渦電流式、静電容量式など
の変位センサが組み込まれており、この変位センサによ
り前記焦点位置検出手段53と媒体支持ドラム91との
間隔を測定できる。イメージングヘッドとイメージング
媒体の距離は、前記焦点位置検出手段53に組み込まれ
ている変位センサにより得られた前記焦点位置検出手段
53と媒体支持ドラム91との間隔に、前記イメージン
グヘッドと焦点位置検出手段53との主走査方向と副走
査方向の両方に垂直な方向の位置の差を足し、イメージ
ング媒体の厚みを引いた値として計算できる。なお、焦
点調整手段は、リニアモータで駆動されるXステージ5
1であり、イメージングヘッド92および焦点位置検出
手段53が副走査手段すなわちリニアステージ94に前
記Xステージ51を介して固定されている。そして、焦
点調整時には、このXステージ51のリニアモータを駆
動して、図中の矢印の方向にイメージングヘッド92お
よび焦点位置検出手段53を動かしてイメージングヘッ
ド92と媒体支持ドラム91に装着されたイメージング
媒体との距離を調整できるようになっている。本実施態
様では、リニアモータを使用した自動の焦点調整手段を
示したが、焦点調整のためのイメージングヘッドの移動
にステッピングモータなどを用いても良いし、マイクロ
メータ付きのXステージを使った手動の調整としてもよ
い。この焦点調整動作は、装置の初期調整時、長期休止
後の焦点位置確認、イメージングヘッドなどの部品の交
換後、イメージング媒体の厚さが変更になったときの再
調整時、などに行う。また、イメージング媒体の厚さが
変更になった場合にも、合焦位置を表す信号レベルをイ
メージング媒体の厚さの変化分だけずらせばよい。もち
ろん、イメージング中にも適当なタイミングで焦点位置
検出手段を動作させ、リアルタイムで焦点位置調整を実
施しても良い。
【0039】
【実施例】次にレーザ光源を利用したドラム外面記録方
式のイメージング装置で本発明の具体的な実施例を示
す。
【0040】図1に第1の実施例のイメージング装置の
概略図を示す。なお、この図には図6に示した従来技術
と同じ部分には同じ記号を付して、共通部分の説明を省
略する。本実施例のイメージング装置ではビーム照射源
として40個のファイバ出力の半導体レーザ装置を使っ
たファイバアレイを使用する。このレーザ光源は、波長
が815nm〜845nmの赤外領域、光出力はファイバ出射端で
約450〜550mWであり、レーザ光のビーム径は同じくファ
イバの出射端で約60μmである。このイメージング装置
9は従来技術のイメージング装置に加えてレーザ光出力
調整用受光素子97、レーザ光が通過しうる開口部99
を備えイメージング媒体支持ドラムのイメージング媒体
98が巻き付けられていない部分に取り付けられた焦点
位置検出部材34、前記開口部99を通過した前記レー
ザ光を測定する測定手段(図示せず)が備えられてい
る。この開口部99の形状については様々なものが考え
られるが、詳しくは後述する。また、従来技術と同様に
イメージングヘッド92はリニアステージ94上に媒体
支持ドラム91とイメージングヘッド92の間隔の微調
整を可能にするマイクロメータ付きXステージなどの焦
点調整手段(図示せず)を介して取り付けられており、
イメージングヘッド92とイメージング媒体98の間隔
は、イメージング媒体表面にレーザ光が集光されるよう
に後述する焦点位置調整方法にて調整されている。この
ように焦点が合っている時の光学系とイメージング媒体
との間隔すなわちワーキングディスタンスは約10mm程度
である。また、この光学系は、倍率が1/3、透過率は
90%であるため、イメージング媒体上でのレーザビーム
径は約20μm、光出力は約400mW〜500mWとなる。また、
媒体支持ドラム91はイメージング装置の図示しないフ
レームに支持され、標準的なモータ93により図中の矢
印Rの方向に回転し、その角度位置はエンコーダ(図示
せず)により常時モニタされる。さらに、イメージング
ヘッド92は平行移動を実現する標準的なリニアステー
ジ94の上に固定され、図中の矢印Sの方向に平行移動
する。また、イメージング装置のブロック図を図2に示
す。このイメージング装置1は、主制御装置11、デー
タ保存用メモリ12、40個のレーザ光源駆動装置1
3、40個のレーザ光源14、主走査方向制御装置1
5、媒体支持ドラムを回転させ主走査を実現するモータ
93、副走査方向制御装置16、イメージングヘッドを
平行移動させ副走査を実現するリニアステージ94によ
り構成されている。主制御装置11にはイメージングデ
ータ保存用記憶装置12、40個のレーザ光源駆動装置
13、主走査方向制御装置15、副走査方向制御装置1
6が接続されており、主制御装置11から各ユニットに
対して制御信号が伝達される。さらに、40個のレーザ
光源駆動装置13にはそれに対応する40個のレーザ光
源14が、主走査方向制御装置15にはモータ93が、
副走査方向制御装置16にはリニアステージ94が接続
されており、それぞれの装置を駆動するための信号が伝
達される。
【0041】実際に焦点位置調整を行う際には、イメー
ジングヘッド92は図1に破線で示したように開口部9
9を介して前記測定手段に対面する位置に移動する。そ
の後レーザ光源14の内の光学系の光軸に最も近い1個
を点灯させて、前記測定手段から出力される信号をモニ
タしてマイクロメータ付きXステージの調整つまみを回
転させることによりXステージを動かして、焦点位置の
調整を行う。イメージングヘッド内の光学系はすべての
レーザ光源が同様に集光されるように設計されているた
めそれらレーザ光源のうちの1個で焦点調整をすれば十
分である。
【0042】次に本実施例のイメージング装置を用いた
イメージング方法について説明する。電源を投入する
と、イメージングヘッド92を搭載したリニアステージ
94は、媒体支持ドラム91にイメージング媒体を巻き
付けた際の焦点距離に相等しい位置に設置されたパワー
調整用受光素子97にレーザ光を集束できる位置まで移
動する。この受光素子97はレーザ光を受けてその光出
力に対応した信号を主制御装置11に対して出力する。
まず、主制御装置11からレーザ光源駆動装置13にレ
ーザ光源を制御する信号が伝達され、レーザ光源を1個
ずつ点灯させ、そのときに受光素子97の信号を参照し
てすべてのレーザ光源の光出力が調整される。この時の
光出力はイメージング媒体表面に2次元のイメージング
データに対応した物理的な凹凸または溶媒に対する可溶
性の変化等の特性の変化を生じさせるに十分な出力であ
る。出力調整後、焦点位置の確認を行う。イメージング
ヘッド92は図1に破線で示したように開口部99を介
して前記測定手段に対面する位置に移動し、レーザ光源
14の内の光学系の光軸に最も近い1個を点灯させて、
前記測定手段から出力される信号による焦点が合ってい
ることを確認する。この段階でもしも焦点が合っていな
い場合にはマイクロメータ付きXステージの調整つまみ
を回転させることによりXステージを動かして、焦点位
置の調整を行う。
【0043】以上のような初期調整動作が終了し、か
つ、イメージング開始の命令が主制御装置に入力される
と、まず、媒体支持ドラム91の回転が開始され、イメ
ージング状態に必要な安定した回転速度になった後に、
エンコーダより出力される主走査方向の基準位置信号を
基準にして各レーザ光源のイメージングする主走査方向
のラインの主走査方向の位置が揃うようにイメージング
のタイミングを各レーザ光源ごとに調整する。このと
き、主制御装置11はイメージングデータ保存用メモリ
12に保存されているイメージングデータを参照して、
レーザ光源駆動装置13に各レーザ光源14をイメージ
ングデータに対応してスイッチングするための信号を伝
達する。この動作により主走査方向の40本分のイメー
ジングが完了する。そして、次の40本分のイメージン
グが開始されるまでの間、すなわち、イメージングヘッ
ドが媒体支持ドラムのブランク部分を通過する時間にイ
メージングヘッドを搭載したリニアステージが図中の矢
印S方向に次の40本分のイメージングが実行できる位
置に移動する。この一連の動作がイメージングヘッドが
イメージング領域の副走査方向の端に達するまで繰り返
される。このイメージング動作の結果としてイメージン
グ媒体上には、2次元のイメージングデータに対応した
物理的な凹凸または溶媒に対する可溶性の変化等の特性
の変化が生じる。
【0044】なお、前記焦点調整動作は、上述の装置始
動前の調整時のほかに、装置を組み立てた後の初期調整
時、長期休止後の焦点位置確認時、イメージングヘッド
などの部品の交換後などに行う。その際はいずれも受光
素子97によりレーザパワーの調整を実施した後に行
う。もちろん、イメージング媒体の厚さが変更になった
ときの再調整時にも焦点調整を行う必要があるが、この
場合にはさらにイメージング媒体の厚さに対応した焦点
位置検出部材に交換する。また、イメージング媒体の厚
さが2〜4種類程度に限定されており、イメージング媒
体の厚さの変更が頻繁であり、イメージング媒体支持ド
ラムのイメージング媒体を装着されない部分に余裕があ
る場合には、各イメージング媒体の厚さに対応した複数
の焦点位置検出部材をあらかじめすべてイメージング媒
体支持ドラムに装着しておけば、焦点位置検出部材を交
換する手間を省略することも可能である。
【0045】次に、開口部の形状および焦点調整方法を
説明する。
【0046】(1)矩形開口部 まず、矩形の開口部を有する焦点位置調整部材について
説明する。
【0047】開口部のサイズはたとえば、主走査方向の
長さが0.1〜0.5mm程度、副走査方向の長さが1〜5mm程
度である。開口部の主走査方向の長さは、開口部を通過
したレーザ光を受光素子32で検出するのに十分な長さ
であればよい。ヒートモードのイメージング媒体の場
合、1ドットのイメージングに要する時間は1〜5μs
程度なので解像度を2540dpi(1ドットが10μm)とする
とイメージング媒体支持ドラム表面の移動速度は2〜10
m/s程度である。開口部を通過したレーザ光を標準的な
受光素子32で検出するのに要する時間を数10μsとす
ると、開口部のサイズは主走査方向の長さを0.1〜0.5mm
程度とすればよい。一方、副走査方向の長さは焦点がず
れたときにもレーザ光が開口部を通過できるのに十分な
長さたとえば1mm以上であればよく、イメージング媒体
支持ドラム上の設置スペースや焦点検出部材の作成上の
利便性から5mm程度以下が望ましい範囲である。また、
この形状の開口部を利用した焦点調整はイメージング媒
体支持ドラムを回転させた状態でも適当な位置に停止さ
せた状態のいずれの場合にも実施することができる。
【0048】焦点調整時のイメージングヘッド92、焦
点位置検出部材34、前記測定手段のレーザ光の光軸と
媒体支持ドラム91の軸を含む面での断面図を図3に示
す。測定手段31は、レーザ光の光軸を基準に副走査方
向に分割された受光素子を有し、前記受光素子のそれぞ
れの部分32aおよび32bに入射する光を別々に検知
可能である。また、この図で開口部99の紙面上での下
端がナイフエッジとして働くように設定されている。こ
の図3は焦点が合った状態を示しており、イメージング
ヘッド92から出射されるレーザ光33は焦点位置検出
部材34の開口部99を通過して、ほとんどが受光素子
32aおよび受光素子32bに入射する。このとき受光
素子32aの光強度信号から受光素子32bの光強度信
号を差し引いた信号はほぼ0となる。以下この信号を合
焦信号と称する。次にイメージングヘッド92と媒体支
持ドラム91が近すぎる場合を図4に示す。このときに
は、ナイフエッジによりレーザ光33の一部が遮断さ
れ、受光素子32aにはほとんどレーザ光が入射されな
くなる。このとき前記合焦信号は負の値となる。逆にイ
メージングヘッド92と媒体支持ドラム91が遠すぎる
場合を図5に示す。このときにも、ナイフエッジにより
レーザ光33の一部が遮断され、受光素子32bにはほ
とんどレーザ光が入射されなくなる。このとき前記合焦
信号は正の値となる。以上示したように、受光素子32
aの光強度信号から受光素子32bの光強度信号を差し
引いた信号、すなわち合焦信号を測定することにより、
焦点が合っているか、現在のイメージングヘッド92の
位置が焦点位置からどちらの方向にずれているかを知る
ことができる。そこで、この合焦信号をモニタして焦点
調整手段を手動または自動で動作させて、この合焦信号
の絶対値が小さくなるように調整を行う。
【0049】なお、本実施例では、レーザ光の光軸と焦
点検出部材が垂直となる場合について説明したが、反射
光を検出して合焦状態を確認したり、レーザ光源への戻
り光を防ぐために、焦点検出部材をレーザ光の光軸に垂
直な方向から所定の角度だけ傾けて配置してもよい。
【0050】(2)円形開口部 次に円形の開口部を有する焦点位置調整部材について説
明する。
【0051】開口部の径はレーザ光の焦点位置でのビー
ム径の0.9〜1.1倍とするのが望ましい。また、開口部の
中心がレーザ光の光軸のほぼ中央の位置に来るように設
定する。この形状の開口部を使った焦点調整はイメージ
ング媒体支持ドラムを停止させて実施することが望まし
い。この焦点調整のための前準備は、まず副走査手段に
より開口部に対向する位置にイメージングヘッドが来る
ように移動させる。次にレーザ光源を点灯させてイメー
ジング媒体支持ドラムを回転させて受光素子32により
検出されるレーザ光の強度が最大となる位置でイメージ
ング媒体支持ドラムを停止させる。
【0052】焦点調整時のイメージングヘッド92、焦
点位置検出部材34、前記測定手段のレーザ光の光軸と
媒体支持ドラム91の軸を含む面での断面図を図11に
示す。この場合には、開口部の全周がナイフエッジとし
て働く。測定手段31は、入射する光の強度を検知可能
な受光素子32を有している。この図11は焦点が合っ
た状態を示しており、イメージングヘッド92から出射
されるレーザ光33は焦点位置検出部材34の開口部9
9を通過して、ほとんどが受光素子32に入射する。こ
のとき受光素子32の光強度信号は最大となる。次にイ
メージングヘッド92と媒体支持ドラム91が近すぎる
場合を図12に示す。このときには、ナイフエッジによ
りレーザ光33の一部が遮断され、受光素子32に入射
するレーザ光が減少する。この時の光強度信号の絶対値
は、焦点位置からのずれが大きいほど小さくなる。逆に
イメージングヘッド92と媒体支持ドラム91が遠すぎ
る場合を図13に示す。このときにも、ナイフエッジに
よりレーザ光33の一部が遮断され、受光素子32に入
射するレーザ光が減少する。この時の光強度信号の絶対
値も、焦点位置からのずれが大きいほど小さくなる。以
上示したように、受光素子32の光強度信号を測定する
ことにより、焦点が合っているかどうか、焦点位置から
どの程度ずれているかを知ることができる。そこで、焦
点調整手段を動かしたときにこの信号がどのように変化
するかをモニターして、この信号が最大値となるように
焦点調整手段を手動または自動で動作させて焦点位置の
調整を行う。以上にしめした、(1)矩形(2)円形の
開口部の形状は代表例であり、同様の機能を実現するも
のであれば、どのような形状であっても構わない。ま
た、それらの形状を混合して使用しても構わない。
【0053】次に、図1に示した位置に焦点調整部材3
4を装着する場合のイメージング媒体支持ドラムの軸と
レーザ光の光軸を含む面でのイメージング媒体周辺の断
面図を図15に示す。本実施例のイメージング装置9の
イメージング媒体支持ドラム91には軸36が固定され
ており、この軸36はフレーム38に固定された操作側
支持部材37aおよび駆動側支持部材37bに回転自在
に取り付けられている。また、軸36の駆動側にはドラ
ム駆動用のモータ(図示せず)が取り付けられている。
さらに、イメージング媒体支持ドラム91のイメージン
グ媒体が巻かれていない部分(支持ドラムの操作側端)
には開口部99をもつ焦点位置検出部材34が装着され
ている。また、イメージング媒体91の焦点位置検出部
材34の開口部99の下地となる部分には開口部99よ
りも大きな穴があけられており、イメージングヘッドか
ら出射されたレーザ光は焦点位置検出部材34の開口部
99に達し、その開口部99を通過した光が測定手段3
1に取り付けられた受光素子に達するようになってい
る。この測定手段31は光出力調整用の受光素子97と
同様に取り付け金具35により操作側支持部材37aに
固定されており、媒体支持ドラム91が回転しても常時
静止しているため媒体支持ドラム91の回転による振動
の影響は受けにくい。
【0054】(3)リアルタイム焦点調整 次にリアルタイムでの焦点調整が可能な構成について説
明する。
【0055】リアルタイムでの焦点調整が可能なイメー
ジング装置の実施例の概略図を図14に示す。なお、こ
の図には図1に示した本発明のイメージング装置の実施
態様の一例と同じ部分には同じ記号を付して共通部分の
説明は省略する。本実施例のイメージング装置9には、
レーザ光が通過しうる開口部99を備えた焦点位置検出
部材34が、イメージング媒体支持ドラム91のイメー
ジング媒体98のブランキング部分に取り付けられてい
る。この開口部99は、前述の(1)矩形の形状である
ことが望ましいが、同等の機能を実現可能であればそれ
以外の形状であってもかまわない。本実施例の場合に
は、イメージング動作中にも焦点位置の自動調整が可能
である。その方法は、イメージング媒体支持ドラム91
のブランキング部分がイメージングヘッド92に対面す
る主走査方向の位置にきたときに、前記開口部99の副
走査方向の位置に対応するレーザ光源をオンする。そし
て、その開口部99を通過したレーザ光を受光素子(図
示せず)により測定して焦点位置の確認および必要に応
じて微調整を実施する。この時の信号の処理およびその
信号による焦点ずれの判断はすでに(1)に述べたよう
な開口部の形状により適当な方法を用いる。なお、副走
査方向の開口部99の間隔は10〜50mm程度であり、これ
は焦点確認または微調整を行うのに十分な間隔である。
さらに、この開口部99は主走査方向にも5〜10mm程度
ずらして配置されているが、これは開口部99を通過し
たレーザ光を合焦状態を検出する受光素子(図示せず)
へ導くのに好ましいためである。
【0056】次に、図14に示した位置に焦点調整部材
34を装着する場合のイメージング媒体支持ドラム91
の軸とレーザ光の光軸を含む面でのイメージング媒体周
辺の断面図を図16に、焦点位置検出部材34がイメー
ジングヘッドに対向する位置にきた時のイメージング媒
体支持ドラム91のイメージングヘッド側から見た正面
図を図17に示す。本実施例のイメージング装置9のイ
メージング媒体支持ドラム91には軸36が固定されて
おり、この軸36はフレーム38に固定された操作側支
持部材37aおよび駆動側支持部材37bに回転自在に
取り付けられている。また、軸36の駆動側にはドラム
駆動用のモータ(図示せず)が取り付けられている。さ
らに、イメージング媒体支持ドラム91のブランキング
部には図14及び図17に示したように開口部99をも
つ焦点位置検出部材34が装着されている。また、イメ
ージング媒体支持ドラム91の焦点位置検出部材34の
開口部99の下地となる部分には開口部99よりも大き
な穴があけられており、さらに媒体支持ドラム91の内
部にはミラー41a〜41fが固定されている。そし
て、イメージングヘッドから出射されたレーザ光は焦点
位置検出部材34の開口部99に達し、その開口部99
を通過した光がドラム内部のミラーにより反射され、さ
らに媒体支持ドラム91のレーザ光通過窓43を通過し
て測定手段31に取り付けられた受光素子に達する。イ
メージングヘッドの副走査方向の位置によってどのミラ
ーによって反射されるかは変わるが、これらのミラー4
1a〜41fは、お互いに他のミラーにより反射される
レーザ光の光路を遮らないように、イメージング媒体支
持ドラム91の周方向の距離にして5〜20mm程度ずらし
て配置されている。この測定手段31は光出力調整用の
受光素子97と同様に取り付け金具35により操作側支
持部材37aに固定されており、媒体支持ドラム91が
回転しても常時静止しているため回転による振動の影響
は受けにくい。上記態様では測定手段31を1個とし、
ミラー41a〜41fを用いてビームを導いたが、開口
部99ごとに測定手段を設けるようにしても良い。
【0057】また、イメージング媒体支持ドラムのスペ
ースが許せば、図1に示した焦点検出部材による焦点調
整と図14に示した焦点検出部材による焦点調整を合わ
せて実行すると偏心のあるドラムでもリアルタイムで良
好な合焦状態を得ることが可能である。
【0058】本発明のイメージング装置の第2の実施例
の概略図を図19に示す。なお、この図には図6に示し
た従来技術およびと第1の実施例と同じ部分には同じ記
号を付して共通部分の説明は省略する。本実施例のイメ
ージング装置9には、従来技術のイメージング装置に加
えてイメージングヘッド92および焦点位置検出手段5
3がXステージ51を介してリニアステージ94に固定
されており、イメージングヘッド92と一体となって移
動する。リニアステージ部を上部から見た図を図20に
示す。前記焦点位置検出手段53には光学式、渦電流
式、静電容量式などの変位センサが組み込まれており、
この変位センサにより前記焦点位置検出手段53と媒体
支持ドラム91との間隔を測定できる。イメージングヘ
ッドとイメージング媒体の距離は、前記焦点位置検出手
段53に組み込まれている変位センサにより得られた前
記焦点位置検出手段53と媒体支持ドラム91との間隔
に、前記イメージングヘッドと焦点位置検出手段53と
の主走査方向と副走査方向の両方に垂直な方向の位置の
差、5.000mmを足し、イメージング媒体の厚み0.150mmを
引いた値として計算できる。合焦状態での、イメージン
グヘッドとイメージング媒体の距離が6.000mmの場合、
焦点位置検出手段53と媒体支持ドラム91との間隔は
1.150mmである。なお、焦点調整手段は、リニアモータ
で駆動されるXステージ51であり、イメージングヘッ
ド92および焦点位置検出手段53が副走査手段すなわ
ちリニアステージ94に前記Xステージ51を介して固
定されている。そして、焦点調整時には、このXステー
ジ51のリニアモータを駆動して、図中の矢印の方向に
イメージングヘッド92および焦点位置検出手段53を
動かしてイメージングヘッド92と媒体支持ドラム91
に装着されたイメージング媒体との距離が調整できるよ
うになっている。焦点位置検出手段の変位センサの値が
1.150mmに対応するような値となるようにリニアモータ
によりXステージを動かし調整すればよい。この焦点調
整動作は、装置の初期調整時、長期休止後の焦点位置確
認、イメージングヘッドなどの部品の交換後、イメージ
ング媒体の厚さが変更になったときの再調整時、などに
行う。また、イメージング媒体の厚さが変更になった場
合にも、合焦位置を表す信号レベルをイメージング媒体
の厚さの変化分だけずらせばよい。
【0059】なお、本発明のイメージング装置を内部に
包含し、印刷手段をも備える印刷装置としては、たとえ
ば、特公平2−8585号公報に記載の自動給排版装置
付きの平版印刷機や特公平5−37112号公報に記載
の平版印刷機の版胴を上記実施例における媒体支持ドラ
ム91として利用し、その周囲に、上記実施例における
イメージングヘッドや走査手段を設けることにより実現
する。かかる装置は、自動給排版装置により未処理の刷
版を版胴に巻装し、イメージングヘッドによりイメージ
ングを行い、必要に応じて版の表面に残った表面層のカ
スなどをウェス等の拭き取り手段により拭き取ったり、
ブラシ等のカス取手段により除去したりする。このよう
にして形成されたイメージング処理済み刷版にインキユ
ニットよりインキを供給し、以下は通常の平版印刷機の
ごとく使用すればよい。印刷後は版を上記自動給排版装
置により取り除く。この場合、印刷機上での版の位置合
わせ(見当合わせ)が必要なくなるか大幅に簡単になる
ため、印刷の段取り時間を大幅に低減できる。
【0060】
【発明の効果】本発明のイメージング装置によれば、従
来のイメージング装置では時間と手間のかかる作業であ
ったイメージングヘッドとイメージング媒体の間隔の調
整を容易に実行できる。
【0061】また、イメージング動作中においても合焦
状態の確認および微調整を実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のイメージング装置の一実施態様の概略
図である。
【図2】本発明のイメージング装置の一実施態様のブロ
ック図である。
【図3】本発明のイメージング装置の一実施態様の焦点
調整方法を示す概略図である。
【図4】本発明のイメージング装置の一実施態様の焦点
調整方法を示す概略図である。
【図5】本発明のイメージング装置の一実施態様の焦点
調整方法を示す概略図である。
【図6】従来技術のイメージング装置の概略図である。
【図7】本発明のイメージング装置の一実施態様のレー
ザダイオードアレイの外観図である。
【図8】本発明のイメージング装置の一実施態様のファ
イバ出力レーザダイオードの外観図である。
【図9】本発明のイメージング装置の一実施態様のファ
イバ出力レーザの出射端の外観図である。
【図10】本発明のイメージング装置の一実施態様のビ
ーム照射源の傾斜実装を示す配置図である。
【図11】本発明のイメージング装置の一実施態様の焦
点調整方法を示す概略図である。
【図12】本発明のイメージング装置の一実施態様の焦
点調整方法を示す概略図である。
【図13】本発明のイメージング装置の一実施態様の焦
点調整方法を示す概略図である。
【図14】本発明のイメージング装置の一実施様態の概
略図である。
【図15】本発明のイメージング装置の一実施様態の断
面図である。
【図16】本発明のイメージング装置の一実施様態の断
面図である。
【図17】本発明のイメージング装置の一実施様態の焦
点検出方法の概略図である。
【図18】本発明のイメージング装置の一実施様態の焦
点調整手段の概略図である。
【図19】本発明のイメージング装置の一実施様態の概
略図である。
【図20】本発明のイメージング装置の一実施様態のリ
ニアステージ部の概略図である。
【符号の説明】
1 イメージング装置 11 主制御装置 12 イメージングデータ保存用メモリ 13 レーザ光源駆動装置 14 レーザ光源 15 主走査方向制御装置 16 副走査方向制御装置 31 測定手段 32 受光素子 32a,32b 受光素子 33 エネルギービーム 34 焦点位置調整部材 35 取り付け金具 36 軸 37a 操作側支持部材 37b 駆動側支持部材 38 フレーム 41a〜41f ミラー 43 レーザ光通過窓 51 Xステージ 52 調整つまみ 53 焦点位置検出手段 6 レーザ装置 61 パッケージ部 62 光ファイバ 63 ファイバの出射端 64 コア部 65 クラッド部 7 アレイ 71a〜71h ビーム照射源 8 レーザダイオードアレイ 81a〜81h レーザ光出射端 82a〜82h 駆動側電極 83 裏面コモン電極 9 イメージング装置 91 媒体支持ドラム 92 イメージングヘッド 93 モータ 94 リニアステージ 95 ケーブル 96 ビーム照射源制御ユニット 97 受光素子 98 イメージング媒体 99 開口部

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビーム照射源を用いてイメージング媒体上
    にイメージングデータに応じた物理的変化を生成するイ
    メージング装置において、イメージング媒体支持手段
    と、該イメージング媒体支持手段に装着されるイメージ
    ング媒体上にイメージングデータに応じて変調されたエ
    ネルギービームを照射するビーム照射手段と、前記イメ
    ージング媒体上の位置に対応して前記イメージング媒体
    支持手段に設けられた焦点位置検出手段と、ビーム照射
    手段とイメージング媒体との位置関係を調整する焦点位
    置調整手段と、を備えたことを特徴とするイメージング
    装置。
  2. 【請求項2】ビーム照射源を用いてイメージング媒体上
    にイメージングデータに応じた物理的変化を生成するイ
    メージング装置において、イメージング媒体支持手段
    と、該イメージング媒体支持手段に装着されるイメージ
    ング媒体上にイメージングデータに応じて変調されたエ
    ネルギービームを照射するビーム照射手段と、前記イメ
    ージング媒体上の位置に対応して前記イメージング媒体
    支持手段に設けられた、前記エネルギービームの合焦状
    態に応じて前記エネルギービームの通過状態が変化する
    エネルギー通過路を備えた焦点位置検出部材と、前記焦
    点検出部材を通過したエネルギービームを測定するディ
    テクタと、ビーム照射手段とイメージング媒体との位置
    関係を調整する焦点位置調整手段と、を備えたことを特
    徴とするイメージング装置。
  3. 【請求項3】前記焦点位置検出手段の出力値に応じて前
    記焦点位置調整手段の動作を制御する焦点位置制御手段
    をそなえたことを特徴とする請求項1または2に記載の
    イメージング装置。
  4. 【請求項4】前記エネルギー通過路がエネルギー通過用
    の実質的に矩形の開口部であり、焦点位置調整時には前
    記開口部の副走査方向の辺の一方の副走査方向の位置が
    エネルギービームの中心軸にほぼ等しい位置に設定され
    る請求項2に記載のイメージング装置。
  5. 【請求項5】前記エネルギー通過路がエネルギー通過用
    の円形の開口部であり、前記開口部の径が焦点位置のエ
    ネルギービームのビーム径の0.9〜1.1倍である請求項2
    に記載のイメージング装置。
  6. 【請求項6】前記エネルギー通過路が主走査方向に周期
    的に設けられた請求項2、4および5のいずれかに記載
    のイメージング装置。
  7. 【請求項7】前記測定手段がエネルギービームの中心軸
    を基準に副走査方向に分割されたエネルギー検出素子を
    有し、前記エネルギー検出素子のそれぞれの部分に入射
    するエネルギービームの出力を別々に測定可能である請
    求項2、4および5のいずれかに記載のイメージング装
    置。
  8. 【請求項8】ビーム照射源を用いてイメージング媒体上
    にイメージングデータに応じた物理的変化を生成するイ
    メージング装置において、イメージング媒体支持手段
    と、該イメージング媒体支持手段に装着されるイメージ
    ング媒体上にイメージングデータに応じて変調されたエ
    ネルギービームを照射するビーム照射手段と、前記ビー
    ム照射手段と一体となって移動する焦点位置検出手段
    と、前記ビーム照射手段とイメージング媒体との位置関
    係を調整する焦点位置調整手段と、を備えたことを特徴
    とするイメージング装置。
  9. 【請求項9】前記焦点位置検出手段がレーザ式変位セン
    サである請求項1または8に記載のイメージング装置。
  10. 【請求項10】前記焦点位置検出手段が渦電流式変位セ
    ンサである請求項1または8に記載のイメージング装
    置。
  11. 【請求項11】前記焦点位置検出手段が静電容量式変位
    センサである請求項1または8に記載のイメージング装
    置。
  12. 【請求項12】前記焦点位置調整手段がビーム照射手段
    をイメージング媒体支持手段に固定されたイメージング
    媒体に対して主走査方向と副走査方向とのいずれにも直
    交する方向に動作させてビーム照射手段とイメージング
    媒体との位置関係の調整を実施する請求項1〜11のい
    ずれかに記載のイメージング装置。
  13. 【請求項13】前記焦点位置調整手段がマイクロメータ
    付きXステージである請求項12に記載のイメージング
    装置。
  14. 【請求項14】前記焦点位置調整手段がステッピングモ
    ータにより駆動されるXステージである請求項12に記
    載のイメージング装置。
  15. 【請求項15】前記焦点位置調整手段がリニアモータに
    より駆動されるXステージである請求項12に記載のイ
    メージング装置。
  16. 【請求項16】前記イメージング媒体支持手段がドラム
    である請求項1〜15のいずれかに記載のイメージング
    装置。
  17. 【請求項17】独立に駆動可能な複数の前記ビーム照射
    源を用いる請求項1〜16のいずれかに記載のイメージ
    ング装置。
  18. 【請求項18】前記ビーム照射源が化合物半導体により
    形成されたレーザ装置の出射端である請求項1〜17の
    いずれかに記載のイメージング装置。
  19. 【請求項19】前記ビーム照射源が光ファイバの出射端
    である請求項1〜17のいずれかに記載のイメージング
    装置。
  20. 【請求項20】請求項1〜19のいずれかに記載のイメ
    ージング装置によりイメージングを実施するイメージン
    グ方法。
  21. 【請求項21】請求項1〜19のいずれかに記載のイメ
    ージング装置によりイメージングしたイメージング媒体
    を用いて印刷を行う印刷装置。
  22. 【請求項22】印刷装置において前記イメージング装置
    を内部に包含し、イメージング動作を装置内部で実施す
    る請求項21に記載の印刷装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6999109B2 (en) 2003-04-30 2006-02-14 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Light beam scanning apparatus with an image head
JP2008250058A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 画像記録装置
WO2009093700A1 (ja) 2008-01-25 2009-07-30 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha シームレスモールドの製造方法

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