JPH0792238B2 - 空調用送風ユニット - Google Patents

空調用送風ユニット

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JPH0792238B2
JPH0792238B2 JP2339049A JP33904990A JPH0792238B2 JP H0792238 B2 JPH0792238 B2 JP H0792238B2 JP 2339049 A JP2339049 A JP 2339049A JP 33904990 A JP33904990 A JP 33904990A JP H0792238 B2 JPH0792238 B2 JP H0792238B2
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州三 秋田
正典 木戸
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は空調用送風ユニットに関し、特にたとえば中
央式の空調機から送風された空気を複数の給気ダクトに
分配する、空調用送風ユニットに関する。
〔従来技術〕
従来は、たとえば第10図に示すような、ケーシング2の
側面に流入口3と複数の送風口4とを有する空調用送風
ユニット1が用いられていた。この空調用送風ユニット
1では、流入口3から取り込まれる風量が一定であれ
ば、各送風口4から図示しない各給気ダクトを通して室
内に送風される風量は常に一定であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の空調用送風ユニット1では、各送風口4から送風
される風量が一定であるため、室内気流にゆらぎ(変
動)を生じさせることができず、したがって、室内に空
気が滞留する部分が生じてしまい、室内全域をむらなく
空調することが困難であるという問題点があった。
この問題点を解決するために、本件出願人は、先に、各
送風口にダンパを設置し、各ダンパの開度を制御するこ
とによって室内気流にゆらぎ(変動)を与え、室内全域
をむらなく空調できるようにした空気分配装置(特願平
2-262745号)を提案した。
しかし、この空気分配装置では、クランク軸の回転によ
る連接棒の往復運動によってダンパを開閉するようにし
ているため、その内部構造が煩雑であるという問題点が
あった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、簡単な構造で室
内気流にゆらぎを与えることができる、空調用送風ユニ
ットを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、1つの流入口とその下流に形成された複数
の送風口とを有するケーシング、ケーシング内に送風口
のそれぞれに対応して形成され、かつ流入口からの空気
を送風口のそれぞれに導く複数の送風室、複数の送風室
に共通に設けられる実質的に1つの回転軸、および複数
の送風室のそれぞれにおいて実質的に1つの回転軸に互
いに角度がずれて取り付けられ、かつ実質的に1つの回
転軸の回転に伴って開閉される複数の分配ダンパを備え
る、空調用送風ユニットである。
〔作用〕
複数の送風室に共通に設けられる実質的に1つの回転軸
に、それぞれの送風室において互いに角度をずらして分
配ダンパが取り付けられる。したがって、回転軸を回転
すると、それぞれの分配ダンパは互いに位相差を有して
開閉され、各送風室を通して各送風口から送風される風
量の変化に位相差が生じる。
〔発明の効果〕
この発明によれば、実質的に1つの回転軸に取り付けら
れた複数の分配ダンパによって、各送風口から送風され
る風量を変化させることができるので、より簡単な構造
で室内気流にゆらぎを与えることができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
〔実施例〕
第1A図および第1B図を参照して、この実施例の空調用送
風ユニット10は、矩形のケーシング12を含む。ケーシン
グ12の右側面には、後述する中央式の空調機14(第3
図)からの空調された空気を取り込むための流入口16が
形成される。また、ケーシング12の奥側面、左側面およ
び手前側面には、流入口16から取り込まれた空気を後述
する空調すべき部屋18(第3図)内へ送風するための送
風口20〜26が形成される。すなわち、奥側面左端に第1
送風口20が、左側面奥に第2送風口22が、左側面手前に
第3送風口24が、手前側面左端に第4送風口26が、それ
ぞれ形成される。流入口16および各送風口20〜26は、そ
れぞれダクト80(第3図)を接続するために、ケーシン
グ12の側面からやや突出して、略円筒状に形成される。
そして、ケーシング12の内部は、仕切壁28によって左右
方向に2分され、右側にファンユニットセクション30
が、左側に空気分配セクション32がそれぞれ形成され
る。
ファンユニットセクション30には、流入口16から空気を
取り込み、空気分配セクション32へ送風するための送風
機34が配置され、送風機34の手前にはこれを駆動するた
めのモータ36が配置される。送風機34の吹出口38は、仕
切壁28に形成された開口40と連通される。また、ファン
ユニットセクション30の内部であって、流入口16の直下
流には、風速センサ42が設けられる。この風速センサ42
としては、たとえばカルマン渦を利用するものが用いら
れる。
一方、空気分配セクション32には、仕切壁44〜48によっ
て、送風口20〜26のそれぞれに対応する送風室50〜56が
形成される。仕切壁44〜48は、送風室50〜56のそれぞれ
の入口部において、ケーシング12の奥側面および手前側
面と平行に形成される。また、それぞれの入口部と仕切
壁28との間には、分配室58が設けられる。
そして、それぞれの送風室50〜56の入口部を空気の流れ
る方向に対して垂直方向に貫通して、回転軸60が設置さ
れる。回転軸60の一方端は、ケーシング12の奥側面に形
成される図示しない軸受けによって支持され、他方端
は、ケーシング12の手前外側面に配置されるモータ62に
接続される。なお、回転軸60はモータ62の回転に伴って
全体が回転し得るように実質的に1つのものであればよ
く、したがって、たとえば複数の短い回転軸を長さ方向
に連結したものが用いられてもよい。
また、回転軸60には、送風室50〜56のそれぞれにおい
て、分配ダンパ64〜70が取り付けられる。この実施例で
は、第1B図および第2図からよくわかるように、分配ダ
ンパ64〜70は、45°ずつ角度をずらして取り付けられ
る。しかしながら、その角度は適宜変更されてもよい。
さらに、ケーシング12の手前外側面には、インバータ72
およびコントローラ74が配置される。コントローラ74に
は、第2図に示すように、風速センサ42、モータ62、イ
ンバータ72、電源、外部指令手段および室18(第3図)
内に設置される温度センサ76等が接続される。インバー
タ72には、モータ36が接続される。そして、コントロー
ラ74は、風速センサ42から与えられる信号によって求め
られる合計風量Qの平均と温度センサ76から与えられる
信号によって求められる要求送風量Q′とがほぼ等しく
なるように、送風機34(モータ36)の回転数を制御す
る。なお、要求送風量Q′は、外部指令手段から与えら
れる信号によって求められてもよい。
インバータ72およびコントローラ74ならびにモータ62
は、カバー78によって保護される。
このような空調用送風ユニット10は、第3図に示すよう
に、たとえば空調すべき部屋18の天井裏等に設置され
る。そして、流入口16には、中央式の空調機14からの空
調された空気を導く図示しないダクトが接続され、送風
口20〜26のそれぞれには、空調された空気を空調すべき
部屋18に導く給気ダクト80が接続される。
モータ36によって送風機34を駆動し、モータ62によって
回転軸60を回転すると、流入口16から取り込まれた空気
が、空気分配セクション32(分配室58)内に送出され、
ダンパ64〜70の開度に応じて各送風室50〜56に分配さ
れ、各送風口20〜26および各給気ダクト80を介して各吹
出口82から空調すべき室18内へ送風される。
流入口16から取り込まれる合計風量Qと第1送風口20〜
第4送風口26のそれぞれから送風される風量Q1〜Q4とを
縦軸に、各分配ダンパ(回転軸60)の回転角度(第1A図
および第1B図ならびに第2図で示す状態を0°とす
る。)を横軸にとれば、送風機34の回転数を一定に保っ
て合計風量Qを一定にした場合、風量Q1〜Q4の変化は、
第4図に示すように、それぞれ45°ずつ位相のずれた同
一の波形で表すことができる。
また、送風機34の回転数を時間とともに変化させると合
計風量Qが変化するが、合計風量Qの変化周期を風量Q1
〜Q4の変化周期(回転軸60の回転周期)と等しくした場
合には、風量Q1〜Q4はたとえば第5図のように変化す
る。
そして、合計風量Qの変化周期を風量Q1〜Q4の変化周期
(回転軸60の回転周期)よりも短くした場合には、風量
Q1〜Q4はたとえば第6図のように変化する。
なお、送風機34の回転数は合計風量Qを変化させた場合
であっても、合計風量Qの平均と要求送風量Q′とがほ
ぼ等しくなるように制御される。
この実施例によれば、実質的に1つの回転軸60に取り付
けられた分配ダンパ64〜70によって各送風口から送風さ
れる風量Q1〜Q4を変化させることができるので、簡単な
構造で室内気流にゆらぎを与えることができる。
しかも、送風機34の回転数を制御することにより合計風
量Qをも変化させることができるので、より複雑な空気
の流れを生じさせることができる。また、合計風量Qの
平均と要求送風量Q′とがほぼ等しくなるように制御さ
れるので、温度制御が可能になり、より快適な空調環境
を実現できる。
そして、送風機34は、使用している部屋のみ運転すれば
よいので、全体として省エネルギとなる。
また、モータ62の回転数を時間とともに変化させるよう
にすれば、さらに複雑に送風量を変化させることができ
る。
他の実施例の空調用送風ユニット10′では、第7A図およ
び第7B図からよくわかるように、先の実施例における送
風機34に代えてダンパ84が設置される。ダンパ84は、回
転軸86を含み、回転軸86の一方端は、ケーシング12の奥
側面に形成された図示しない軸受けによって支持され、
他方端は、ケーシング12の手前外側面に設置されたモー
タ88に接続される。そして、ダンパ84の開度は、風速セ
ンサ42から与えられる信号によって求められる合計風量
Qの平均と温度センサ76あるいは外部指令手段から与え
られる信号によって求められる要求風量Q′とがほぼ等
しくなるように、コントローラ76によって制御される。
したがって、この実施例によれば、先の実施例よりも簡
単な装置で全体風量Qを変化させることができる。
なお、上述のそれぞれの実施例において、送風口、送風
室および分配ダンパは、それぞれ4つずつ形成された
が、その数は適宜増減されてよく、送風口が3つ形成さ
れる場合には、各送風室はたとえば第8図に示すように
形成され、また、送風口が5つ形成される場合には、各
送風室はたとえば第9図に示すように形成される。
【図面の簡単な説明】
第1A図および第1B図はこの発明の一実施例を示す図解図
であり、第1A図は第1B図におけるIA-IA線断面図、第1B
図は正面図である。 第2図は第1A図および第1B図実施例の回路図である。 第3図は第1A図および第1B図実施例の使用状態を示す斜
視図である。 第4図〜第6図はそれぞれ合計風量の変化と各送風口か
ら送風される風量の変化との関係を示す図解図である。 第7A図および第7B図はこの発明の他の実施例を示す図解
図であり、第7A図は第7B図におけるVIIA-VIIA線断面
図、第7B図は正面図である。 第8図および第9図はそれぞれ送風口の数を変更した状
態を示す図解図である。 第10図は従来技術を示す図解図である。 図において、10,10′は空調用送風ユニット、12はケー
シング、16は流入口、20は第1送風口、22は第2送風
口、24は第3送風口、26は第4送風口、34は送風機、36
はモータ、42は風速センサ、50〜56は送風室、60は回転
軸、64〜70は分配ダンパ、84はダンパを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 晴彦 栃木県宇都宮市平出工業団地28 クボタト レーン株式会社栃木工場内 (72)発明者 鈴木 正 栃木県宇都宮市平出工業団地28 クボタト レーン株式会社栃木工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つの流入口とその下流に形成された複数
    の送風口とを有するケーシング、 前記ケーシング内に前記送風口のそれぞれに対応して形
    成され、かつ前記流入口からの空気を前記送風口のそれ
    ぞれに導く複数の送風室、 前記複数の送風室に共通に設けられる実質的に1つの回
    転軸、および 前記複数の送風室のそれぞれにおいて前記実質的に1つ
    の回転軸に互いに角度がずれて取り付けられ、かつ前記
    実質的に1つの回転軸の回転に伴って開閉される複数の
    分配ダンパを備える、空調用送風ユニット。
JP2339049A 1990-11-30 1990-11-30 空調用送風ユニット Expired - Fee Related JPH0792238B2 (ja)

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KR20040076618A (ko) * 2004-02-24 2004-09-01 동서이엔택 주식회사 아파트의 환기용 덕트 구조
KR100851589B1 (ko) * 2007-06-27 2008-08-12 미투엔지니어링 주식회사 공기 조화 시스템

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JPH04208323A (ja) 1992-07-30

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